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不飽和脂肪酸との比較一

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(1)

鹿児 島純心女子大学看護栄養学部紀要 Vol13:7〜 16,2009

鰹 節が コ レステ ロール摂取 ラ ッ トの血 中脂質低下及 び 不安行 動 に及 ぼす影 響

n‑6系

不飽和脂肪酸との比較一

坂井 恵子,宮 千尋,橋 由佳 海老原綾子,竹田千重 乃

    

鰹 節が コ レステ ロール を摂取 した ラ ッ トの血漿脂質 と不安行動 に及 ぼす影響 について 検 討 を行 った。 ラ ッ トは6群に分 け られ,2群づつ鰹節,コー ン油,大豆油 に分 け,そ

れぞれ の群で コ レステ ロール添加 の有無 によって飼育 された。

コ レステ ロール を摂取 した ラッ トの血 中の トリグ リセ ライ ドは,鰹節群 の方が コー ン 油群や大豆 油群 よ り有意 に低 いのが認 め られ た。HDL― コ レステ ロールは コー ン油群 と大豆油群は ヨ レステ ロール添加 によ り減少 を示 したが,鰹節群 は ヨ レステ ロール添加 によ り影響 を受 けなか った。血漿 中の総 コ レステ ロール は コ レステ ロール添加 によ り コー ン油群は有意 に増加 したが,鰹節群 は増加せず コ レステ ロール無添加群 の レベル を 維持 して いた。一方,肝臓 中の総 コ レステ ロール は どの群で もコ レステ ロール添加 によ

リコ レステ ロールエステル の増加 によ り有意 に上昇 した。

不安行動実験 では,鰹節群 のコ レステ ロール無添加 の場合 は,コー ン油群や大豆油群

よ り消極的な傾 向で あったが,コレステ ロール を添加す る ことによ リコー ン油群や大豆 油群 と同 じよ うに積極性 が 出て くる傾 向が認 め られ た。

体重 は 自由に餌 を摂取 した鰹節群 コ レステ ロール)にお いて,コー ン油群や大豆 油群 に比べ増加 の傾 向で あったが有意差 は認 め られ なか った。 一方,1日に摂取す る餌 の量 を各群 とも同量 に制限 した場合 には,各群 間 に体重 の有意 な差 は認 め られ なか った。

以上 の結果 よ り魚 の加 工保 存食 品である鰹節は,魚油 と同 じよ うな血漿脂質低下作用 が認め られ,さらに行動 にも影響 を及 ぼす ことが明 らか となった。特 にコ レステ ロール 摂取 ラッ トの血漿脂質 を増加 させ ない効果,さ らにコ レステ ロール添加が ラッ トの行動 を活発 にさせ る ことは興味 を惹 き,ヒ トで も同様 の作用がある ことが示唆 された。

キー ワー ド:血中脂質低下,不安行動, n‑3系不飽和脂肪酸,鰹,

コ レステ ロール摂取 ラッ ト

  

鹿児 島は脳血管疾患,心疾患,精神疾患 の受 病 率 が全 国平 均 よ り非 常 に高 い現 実 が あ る1)。

また食生活では魚 よ りも豚 肉な ど動物性食品の 摂取量が多 く,野菜や果物 の摂取量 が少 ない傾

(7)

向が み られ る2)。 血栓性疾患 の予防 にはn‑3

系脂肪酸 の摂取は有効で ある3)。 n̲3系 脂 肪 酸 は体 内では合成 されな いのでα― リル 酸 として紫蘇油,えごま油,亜麻仁油な どか ら 摂 取 す るか,ある いは魚 介類 か らエイ コサ ペ ンタエ ン酸 (以EPAと呼ぶ)や ドヨサ ヘ キ サ エ ン酸 (以DHAと呼ぶ)として摂取でき

鹿児島純心女子大学看護栄養学部健康栄養学科

(2)

(8) 鹿児島純心女子大学看護栄養学部紀要 Vol13,2009

実験 1の 飼料 (g/100g)

     V  かつお節

カゼ イン コー ンスターチ スク ロー ス しそ 油 コー ン油 大豆 油 コ レステ ロー ル

tルロー ス ミネラルミックス ビタミンミ ックス コ リン

267

0 54 10

32

0 0 0

35

1

()25

267

0 54 10

12

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35

1

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54 10 0 6

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0

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1

025

0 20 54 10 0 4 0

5

35

1

025

実験12の飼 米斗(g/100g)   

動物実験:実1では,Sprague―Dawley(以

SD)系雌 ラ ッ ト (SLC,静 )の4週齢 を 無作為 に6群 (各5匹)に分 け,実 験飼料 (表

1)に11週間飼 育 した。実験飼料 は脂質6%

を含 むコー ン油群,大豆油群 と鰹節群 の3群

これ らの群 の脂質2%をコ レステ ロール に置 き 換 えた3群で行 った。 たんぱ く質 は20%と て鰹節群は鰹節 由来 のたんぱ く質であ り,そ

他 の群 はカゼイ ンを用 いた。 これ ら以外 の栄養 素 は全群共 通 で調 製 した の ち, ‑20℃に保存 , 1週間以 内に消費 した。 尚,餌と水は 自由

に与えた。

実験2で,SD系雄 ラ ッ トの4週齢 を無作

為 に4群に分 け実験飼料 (表2)に13週 飼 育 した。 実 験 飼 料 は脂 質6%を魚 油:EPA

‑18G(EPA18%,DHA13%含 日本 化 学飼 料 (株))とコー ン油 の2群これ らの 脂質 の2%をヨ レステ ロール と置換 した2群 行 った。たんぱ く質 は魚 油群 とコー ン油群 とも にカゼイ ン20%で行 い,脂質以 外 はす べ て 同 じ栄養素組成で調製 し,実1と同様 に保存 を

行 い使用 した。 尚,実2で, 1日 に与 える 食餌量 は4群とも同量 とす る制限 を行 った。実 1及び 実 験 2の動 物 実 験 は室 温25度,12

時 間の明暗周期 の条件下で行 った。本報 の動物 I           R「

コー ンスター チ スク ロー ス カセ イン ミ不ラルミックス ビタミンミックス セ ル ロー ス

コ リン コー ン油

しそ油 魚 油

コ レステ ロール

る。 α― リル ン酸はコレステ ロール を含 まな い植物油か ら供給 され るが,体内で代謝 されて EPAや DHAに変 換 され る効 率 は低 い といわ れ て い る4)。 血漿脂質 の改善 にはn‑3系 脂 肪 酸 で あれ ば 良 いの だが,EPAを直 接 多量 に摂 取 で き る魚 が効 率 的 で あ る。DHAは脳 に非常 に多 く存在 し構成材料 として,さ らに脳機能 に

必要な脂肪酸である5)。

本 実 験 は,動物 性 食 品 の摂 取 に対 す るn―

3系脂肪酸 の機能評価 のモデル として, n‑3

系脂肪酸 を含 み,鹿児 島県 の特産 品で ある鰹 節 が コ レステ ロール を添加 された食餌 を摂取 した ラ ッ トの血漿脂質 と行動 に及 ぼす影響 について 検 討 を行 った。

(3)

鰹節が コ レステ ロール摂取 ラッ トの 血││1脂質低 下及び 不安行動 に及 ぼす影響

実験 は鹿 児島純心女 子大学動物実験指針 に従 っ て行われた。

体重 測定 :1週間 に1回,最終週 まで測定 を 続 けた。

生化学的測定 :ラ ソトは実験飼料で飼育後 ネ ンブタールで麻酔 した後,抗凝 固剤 のヘ ハ リン の存在下心臓採血 によ り失血死 した。その後肝 臓 を摘 出 し,測定 す る まで‑80℃ にて 保 存 し た。

トリア シ ル グ リセ ロー ル (TG)の定 量 は Vakoの TG―Eテス ト, HDL― ヨ レステ ロー

ル の定量はWakoの HDL―コ レステ ロールE

―テス トをそれぞれ会社のプロ トコール に従 っ て行 った。総 コ レステ ロール はZak―Henly変

,総グル コー スはア ンスロ ン法F'にて測定 を行 った。

行動実験 :実 験飼料で飼育後4週国よ リオー フンフ ィール ドによる (図1)行動実験 を実験

1で11週目まで,実2で13週目まで 行 った。 箱 (60cnl× 60cm)の底面 には A,B,C 3領域 が あ り,A領域 の 中心 に餌 を1粒 いた。 ラッ トを測定 前 日か ら12時間の絶食 に

した後C領域 に放 し,5分間 のB領 (A領

域 を含む)での滞留時間,及び行動 を測定・観 察 を行 った。

  

体 重 :実1で自由 に餌 を摂取 させ た場 合 鰹 節群 にお いて,コー ン油群や大豆油群 に比べ て体重 の増加傾向が 見 られたが,有意 な差 は認

め られ なかった (図2‑A,B)。

食餌制限 を行 った実験2では魚油群 とコー ン 油群間 にコレステ ロールの有無 に関わ らず有意 差 は認 め られ なか った (data not shown)。 肝 臓重 量では コー ン油群 にお いて コ レステ ロール 添加 によ り有意 に重 くな って いた のが観察 され (表3)。

(9)

脅 軸 甕 置 の 態 覇

行 動 実験 オ ープ ン フ ィール ド A領域の中心に餌を置 く、 B領域の滞留時間を測定、

C領域 にラッ トを放つ

血 漿 中 のTG量 :鰹節 群 が コ ー ン油 群 や 人 豆 油 群 に比 べ て低 い傾 向 が み られ,特に コ レス

テ ロー ル 添 加 群 で は有 意 に低 いのが認 め られ た (図 3)。

血 漿 中 のHDL― ヨ レ ステ ロー ル量 :コ レス テ ロー ル無 添 加 の場 合は コー ン油 群 や 大 豆 油 群 が鰹 節群 に比 べ て有 意 に高 か った がコ レステ ロー ル 添 加 した 場 合,有意 に減 少 した。  方 、 鰹 節 群 で は 添 加 され て も無 添 加 と同 じHDL―

ヨ レステ ロール レベル を保持 して いるのが認 め られ た (図4)。

総 コ レステ ロール 量:血漿 で は,コ レステ ロー ル 添 加 の コー ン油 群 がそ の他 の群 よ り顕 著 に多 い の が 認 め られ た (図 5‑A)。 干臓 で は,す

べ て の食餌群 で コ レステ ロー ル添加 によ り著 し く増 加 した の が 認 め られ た (図 5‑B)。 これ は ヨ レステ ロー ル エ ステル の増 加 によ る もので あ った。 (Data not showl■)

血糖 量 とた ん ば く質 量 :血 中 の総糖 質 (図6

‑A)及 び た ん ば く質 (図6‑B)に 食餌 群 問 の 差 は認 め られ な か った。

行 動 実 験:鰹節群 の コ レステ ロー ル無 添 加 は,

コー ン油群 よ りも消│,,て的 な 傾 向 が 見 られ た が. ヨ レステ ロー ル 添 加 によ リコー ン油群 の行 動 に 近 づ く│ヒ良向 で あ る こ とが 認 め られ た (図 7‑

A)。 人豆 油 群 は コ ー ン油 群 と非 常 に よ く似 た

8

■●1蓬

(4)

(10)

―‐ ―系列1かっ お節

―駐 ―係 列2コ

・▲ 系夕113 :大:,由

鹿児 島純心女子大学看護栄養学部紀要 Vol13,2009

コ レステ ロー ル 添 加 群

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̲■̲̲4

―← 系列1かっ お節

―鬱… 系列2コー ン油

…▲¨ 系列3大:,自

大豆 (V、 Ⅵ)

´L̲:

¨

,  1,週

―‐― 系列4 Cho一

― ● ―系列2 Cho+

3 0 0

5 C

3 5 0 3 0 0

5 0

2‑A  体重変動 コレステロール無添加群 と添加群

かつお節(I、 I) コーン油 〈Ⅲ、Ⅳ)

― 《一 系列

'ch。 ̲

― ● ―系列2 Cho+

実験2におけるラ ッ トの体重及び肝臓の 重量変化

傾 向で あった (Data not shown)。 次 に,鰹 群 の行動 の違 いが鰹 節 中のたんぱ く質 にある可 能性 も考 え られ たた めに,実2で,たんぱ

く質 をすべてカゼイ ンで統一 しこれ に魚油 を 加 えた群 とコー ン油群 との比較 を行 った。そ の 結果,たんぱ く質 をカゼイ ンに変えて も魚油群 はかつおぶ し群 と同様な傾 向が認め られた (図

7‑B)。

一゛― 系 列l ch。̲

― ● ―系列2 Cho+

0 1  3  5 7 9  11週     0  1  3  5 7  9  11週    0 1  3  5 7  9  11週

2‑B  体重変動 同 じ食餌群 におけるコレステ ロール有無 体 重 変 動

かつお節群(コ レステ ロール無:I、 :Ⅱ )、 コーン油群(無 :Ⅲ、有 :Ⅳ)、 大豆油群 (無 :V、 :Ⅵ)

食餌群 コレステロール

I  I     :[V

+ +

最初 の体 重(g) 最終体 重(g) 体 重増 加量(g) 飼 料効率 肝 臓重量(g)

86.7 811.,1 8 1.6 82.6

;08.3 516.7 ;12.5 507.0

121.ri ,1iJ13.3 .1:40.9 421..1

7.06 7 .02 7.12 7 .1,1

-l., -.,., ,

-,1. I i.,.i Stucients ttest : p(0.05

コレステ ロー ル 無 添 加 群

(5)

鰹 節が コ レステ ロール摂取 ラッ トの血 中脂質低下及び 不安行動 に及 ぼす影 響

 

魚油が血漿脂質 のTGやコ レステ ロール を低 下 させ る効果 が ある ことは知 られ て いる8)。 か しなが ら,現実 の食生活 では,動物性食 品 と 植 物 性 食品 は 同時 に摂 取 され る ので,EPAや DHA単独 の効 果 が そ の ま ま機 能 され る のか,

(11)

あるいは変化す るのか不 明な点が多い。

本研究 では,動物性食 品か らの コ レステ ロー ル摂取が脂肪酸 の機能 に及 ぼす影響 について検 討 を行 った。鰹節の摂取では,コレステ ロール

添加 による血 中のTGや総 コ レステ ロール を低 い レベル に維持 し,HDL― コ レステ ロール レ 血漿 中の トリグ リセライ ド

ラットを実験飼料にて 11週 間飼育後の血漿中の トリグ リセライ ド量

︵一E

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鰹節       コーン油 Sudent'st ted:〜0∞ta.:K〕01:1),3),国)05:り,o,6)

大 豆 油

血漿 中のHDL― コレステ ロール

ラットを実験飼料にて 11週 間飼育後の血漿中のHDL―コレステロール量

︵一E σ

Su nt'stied P●1:3),p00■ 4),iメ05:1),a,5)

調 簿

(6)

(12) 鹿 児島純心女子大学看護栄養学部紀要 Vol■ 3,2009

■lCho‐

EICho+

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25

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︵ ¨︶ミ 0

かつ縁節    コーン油     史禦油

Student'st● st:pく001 1).2).3),4)

5‑A  血液 中の総 コ レステ ロール

2)

cho   

2) 3)

鰹 節       コーン油       大 豆 油 Student̀st― test:pく001  1),2),3)

5‑B  肝臓中の総 コレステロール

ラッ トを実験飼料にて 11週 間飼育後の血漿中の総 コレステ ロール量

ベル も維持す る ことが明 らか となった。対照的 にコー ン油や大豆油ではヨ レステ ロール無添加 の場合,血中のTGや総 コ レステ ロール を低 い レベル に保つが,コレステ ロールが存在す る と 上昇 させ,さらにHDL― ヨ レステ ロール レベ ル は減少す るのが明 らか となった。 これ らの結 果 よ り,鰹節で も魚油 と同 じく血 中脂 質 を正常 に保つ効果が認め られ,ヒ トに対 して も同様 の 効果 の可能性が示唆 された。

近年,鰹節か ら抽 出 した ヒスチ ジ ンを濃縮 し たサ プ リメン トが体重減少効果が ある9)として

ダイ エ ッ トに提供 されて いる。 しか し,本研 究 で の鰹節群 ラッ トではコー ン油群や大豆油群 よ りも餌 をよ く食べ体重は増加傾向であった。 こ れ は,本実験 では鰹 節 を削 り粉 に して与 えたた めア ミノ酸 のグル タミン酸な どの旨味効果 によ り食欲が増 したためであろうと考 え られ る。 ア ミノ酸 のヒスチジンそ のものだ と旨味は感 じら れ な い。

ところで,精神状態 に油脂 の摂取 が関係 して い る ことが 明 らか にな って きて いる)。 そ の 中でn‑3系脂 肪酸 とうつ病 との関係 も報告 さ

(7)

鰹 節が コ レステ ロール摂取 ラッ トの血 中脂質低下及 び 不安行動 に及 ぼす影響

(13)

Ю

V

大 豆 油

Cho‐ +‐ +‐ +

かつお節      コーン,由       大豆油 6‑B  血 漿 の た ん ぱ く質 総 糖 質 、 た ん ぱ<質

ラッ トを実験飼料 にて 11週 間飼育後の血漿中の総糖質量及びたんぱく質量

I    I          かつお節      コーン油

6‑A  血 漿 の総 糖 質

︵一O一や

れて いるが効果 に関 してはまだ統一 された見解 は で て いな い11)。 本 報 で は,コ レス テ ロール

無添加 の鰹節群や魚油群ではオー プンフィール ドで の動 きが非常 に少ないのが コー ン油群や大 豆油群 と比べて 目立 った。動 きが少な いのを 不 安行 動がない"と判定す るか,あるいは お と

な しい",̀̀消 極的"と判定す るかは議論 の分か れ る ところで ある。対照的 にコー ン油群や大豆 油群 は,オー プンフィール ドの真ん中へ移動す る行動が,鰹節群 あるいは魚 油群 よ り多 い傾 向 で あった。 これ を 不安行動がある"と判定す

るのは ラッ トの表情・行 動つ ま り歩 く時 の姿, 髭 の動 き,シッポの位置,毛並 みの手入れ

回数,立ち上が り回数やそ の領域 な どの様子な どか らして異なる と考 え られた。 活発で ある"

あるいは 積極 的"とい う表現 の方が適 当であ る と本実験では判断 した。行動実験 に関 しては さ らに方法や解釈 について今後検討 してい く必 要が ある。

本実験 にお ける結論 として,鰹節が魚 油 と同 様 に脳 の機能 に影 響 を及 ぼ して いるのが 明 らか とな りヒ トで も同様の効果があると示唆 され

(8)

(14) 鹿児島純心女子大学看護栄養学部紀要 Von 3,2009

(秒)

140

120

100

80

60

40

20

0

……◆ ― I

―■警■―I

…▲・・ Ⅲ

"‐

ン油 ン油+cho

8

ヽ 、 ヽ ヽヽ、

ヽヽ 4

10週

7‑A  行動実験1

̲Tヽ 一 一 4

た。 コ レステ ロール添加 におけるn‑3系脂肪 酸 が脳 の情動機能 に及 ぼす機能 のメカニズム に ついては今後さらに検討を行っていく必要がある。

 

本研 究 にあた り,魚油 を提供 して下 さつた 日 本化 学飼 料 株 式 会 社 様 に深 く感 謝 申 し上 げ ま す。

‑0‑系魚油 二鮮―系列2魚+cho

系列3コ -*- 7.5tl4 :-)iH*cho

参考文献

1)厚生労働省,患者調査,平17年 2)海老原綾子,森 逢香,大営康代,坂井恵

:鹿児 島の食生活 と健康 につ いて,鹿

女大看栄紀要 (投 稿 中),2009年

3)H.Okuyama,Y.Ichikawa,Y.Sun,

.Harrlazaki,V√.E.ゝ4.Lands:Prevention of CoronaryHeart iDisease, Karger,

70 60 50 40

30 20 10

0

6      9     12週

7‑B  行動実験1 行 動 実験

ラッ トを実験飼料にて飼育 しなが ら、4週日か ら 12週 日にかけてオープ ンフィール ド行動実験を各食餌群で 行 つた。実験 1で は鰹節群 とコーン油群、実験 2で は魚油群 とコーン油群。

颯 主・.```ヽ、、̲

      

:`ヽ 、

(9)

鰹節がコレステロール摂取 ラッ トの血中脂質低下及び 不安行動 に及ぼす影響

Switzerland,2006,123‑126

4)J.I)yerberg:IJnlocking the Eskilnos′ s Nutritional′I`reasure,1 5th lnternational Congress of I)ieteticsノ bstract,2008,7

5)A.M.Urquiza,S.Liu,M.Sjoberg:

]])ocosahexaenoic acid,a ligand for the retinoid X receptor in rnouse brain, Science,2000,290:2140‑2144

6)石 戸 谷 豊 ,伊 藤 忠 一 ,菅 野 久 美 江 :血

清 CholesteЮl定量 法 の 検 討 ,Japanese Circtllation Journal,1965,29:485

7)A.C.Good,H.Krarnlner and M.Solnogyi:

(15)

I`he deterinination of glycogen,J.Biol.

Chein,1933,100:485‑491

8)笹岡誠 一,後藤 浄 子,時高 正 明,滝沢 未 来,

田 中 ,小川 真 紀 子,中  :鰹節抽 出

の短期投 与 によ って ラ ッ トの摂 取 量お よび脂 肪 蓄 積 量 の 検 討,栄養 学 雑 誌,2008,127

‑132

9)S.Chalon:C)In e g a‑3 fatty acids and rnonoarnine neurotranslnission,

Prostagrandin,Leukotrienes and Essential

F`atty■cids,2006,75:259‑269

(10)

(16) 鹿児 島純心女 子大学看護栄養学部紀要 Vol13,2009

Dietary Katsuobushi Changes in Plasma and Liver Lipid Level and Mood in Rats Fed a Cholesterol-rich Diet

- Comparison with n-6 Fatty Acids -

Keiko Sakai,Chihiro Miyawaki,Yuka Hashiguchi,

A、yako Ebihara,Chieno′rakeda

Deparlment of Nutritiori, traculty of Nursing and Nulrition, Kagoshima Immacttlate Heart l]niversity

Key words : hypolipidemic, fear behavior, n 3 series fatty acids, katsuobushi, cholesterol-rich diet

Abstract

To investigate the effect of intake of both n 3 fatty acids and cholesterol at the same time to improve h:,perlipidaemia and mood, we examined the effect of dietary Katsuobushi which contained n-3 fatty acids on plasma and liver lipid 1evels and mood in rats fed experimental diets.The rats were divided into six groups with 6% (w/w) lipids: Katsuobushi, corn oi1, soybean oil for each group ( + 2% cholesterol). Katsuobushi with cholesterol feeding showed a low level of TG and Total cholesterol levels of plasma compared with corn oil and soybean

oil groups. Katsuobushi with cholesterol also maintained HDl-cholesterol level instead of decreasing like corn oi1 and soybean oil groups. In contrast, total cholesterol 1eve1s in liver increased dramatically in all groups due to the production of cholesterol esters.

In the open field behavior experiment, Katsuobushi group showed less movement than corn

o11 or soybean oi1 groups. However, Katsuobushi with cholesterol group observed increasing movement to the same level as corn oi1 and soybean oil groups. We confirmed these results for Katsuobushi by replacing with fish oil and then got the same results.

These results indicate that Katsuobushi has the same lipid lowering effect as fish oi1 and affects mood behavior in rats fed rich cholesterol diet.

図 4  血漿 中の HDL― コレステ ロール

参照

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