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食物分配に着目した社会的知性仮説の 再検討

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(1)

は じ め に

社会的知性仮説

わたしたちヒトには生物としてユニークな点がある。それは脳の大きさ である。脳の重量だけで比較すればクジラやゾウのほうが大きいが,身体

食物分配に着目した社会的知性仮説の 再検討

Reexamination of Social Intelligence Hypothesis Based on Food Transfer

花 塚 優 貴

要   旨

本論文では社会的知性仮説と呼ばれる,大脳新皮質の進化の要因を説明する ための仮説の再検証を試みた。具体的には従来指摘されてきた種の平均集団サ イズという数の要因に加え,新たに食物分配という社会関係の質を反映する要 因を組み込み,新たなモデル作成を試みた。霊長類21種を対象とし重回帰分析 を用いて検証した結果,霊長類の成体間同士で食物分配が見られる種ほど,大 脳新皮質のサイズが大きいことが明らかになった。このことは成体時に他個体 と関係形成・維持のために食物を利用できる種ほど大脳新皮質の相対サイズが 大きいことを示している。つまり食べ物を消費するという短期的な利益だけで なく仲間との関係を築くという長期的な利益を享受する能力が脳の発達を促し た可能性が示唆された。

キーワード

社会的知性仮説,霊長類,食物分配,大脳新皮質,社会関係の質

(2)

に占める相対的な脳重量ではヒトの脳は極めて大きいことが知られてい 1)。しかしながら脳が大きいことには高いリスクを伴う。それはエネル ギー消費の効率が悪い点である。ヒトの場合,脳重量は体重の 2 %程度で あるにもかかわらず,その消費エネルギーは食事から得られる総エネル ギーの約20%である2)。つまり食物資源が少ない環境に晒されたときヒト の大きな脳は生き延びるうえで非常に不利な形質であるといえる。このよ うな不利な形質がある場合,進化生物学ではその不利な面を上回る利益が あると推定する3)。ではヒトの脳のエネルギー効率の悪さを補う利益とは 一体何であろうか。

Humphrey

(1976)

Byrne & Whiten

(1989)はヒトの脳の大きさを説 明する要因として社会集団における複雑さに対処する能力を挙げてい 4), 5)。社会集団では食物資源や配偶相手を獲得できるという利益を享受 できる一方,様々な社会的な問題に対処する必要性がある。それは集団内 の仲間と食物資源や配偶相手の獲得をめぐってときには欺き,ときには協 力する場面が生じるためである。霊長類はこのような社会交渉を日常的に 繰り返し,その中で生じる社会的な問題に対処することで知性を進化さ せてきたと考えられる。このように主張する仮説が社会的知性仮説であ 6)。社会的知性仮説を支持する研究は,霊長類における日常場面の観察 が数多く報告されている。例えば欺きについての野外観察の研究として チャクマヒヒの事例がある7)。あるとき,チャクマヒヒのオスはともに遊 んでいたコドモを泣かせてしまい,それに怒った母親が数頭のメスととも にこのオスを追い回した。その際,このオスは後ろ足で立ち上がりあたか も捕食者の存在を示すような行動を行った。すると追いかけていた母親た ちはオスを攻撃するのをやめ,オスが向いている方向に注意を向けた。こ れはオスが自身への攻撃行動を回避するため意図的に行った欺きの事例と 考えられている。一方他個体との協力の事例では,チンパンジーが第三者

(3)

と同盟を結び,自身の地位を向上させたり,維持したりすることがあるこ とも報告されている8)

以上のように観察ベースの事例報告は蓄積されていたものの定量的な データから社会的知性仮説を支持した研究はほとんどなされていなかっ た。そこで

Dunbar

(1992)は実証的なデータとして霊長類の平均集団サ イズと社会的知性の発達を反映していると考えられる大脳新皮質の相対サ イズ(新皮質の容量/(脳の総容量-新皮質の容量))の間に,正の相関がある ことを示した9)。社会集団における個体数が多くなるほど個体間の関係性 は幾何学的に増加する。つまり個体同士で形成される関係性を個別に把握 し,それに応じた行動をとる必要性が認知的な負荷を高め,その結果とし て社会的な知性が発達したと考えられる知見である。

Dunbar

(1992)の課題とその解決策

しかし

Dunbar

(1992)の研究にはいくつかの課題も残されている。そ

の一つに霊長類の一種であるオランウータンについて説明ができない点が 挙げられる。オランウータンは脳の相対的なサイズが大きいにもかかわら 10),社会集団を作らないという特徴を有している11)。したがってオラン ウータンは社会的知性仮説を支持する

Dunbar

(1992)の知見において例 外的な種であるといえる。このような背景もあり近年では社会集団を形成 する個体数ではなく,社会関係の質的な深さに注目が集まっている。例え

Shultz, & Dunbar

(2007)は食肉類,有蹄類,コウモリ,鳥類において,

特定の個体(配偶相手)と関係を継続する配偶関係を有する種(一夫一妻の ペア型)のほうがそうでない種よりも脳の相対サイズが大きいという知見 を示している 12)。特に鳥類においては築いた関係性を長期に維持する種に おいて相対的な脳サイズが大きいという知見も報告されている。長期にわ たって関係を維持するためには配偶相手と食物資源や活動時間を共有し,

(4)

自身と相手の行動を調整することが必要となる。このような知見から特定 の個体との深い社会的なやりとりが認知的な負荷を高め,脳の拡大に寄与 したと考えられている。

霊長類においても社会集団とは長期に渡って継続されていく集合体であ り,それぞれの個体が自身と他個体の間で生じる葛藤を解決する必要があ る。そのため認知的な負荷が高まっていったと捉えることができる13)。言 い換えれば社会的な関係性を構築し,それを長い間継続して維持する能力 を必要とする環境が個体の知性を支えている可能性を指摘できる。この考 えは社会関係を構築・維持し,社会的なつながりを深めることで個体の適 応度が向上することからも裏付けられる。例えばヒヒのメスは毛づくろい によって,他個体と親密な関係性を築けた個体のほうが,そうでない個体 よりも自身のコドモの生存率が高くなることが示されている 14)。またアッ サムモンキーのオスも毛づくろいによって形成した社会的な絆から他のオ

図 1  社会集団において見られる,他個体との社会関係を表す模式図。Dunbar

(1992)は社会集団の要素を切り分けずに検討していた(左)。本論文では「他 個体と関係性を形成・維持する能力」に焦点を合わせ,この知性の進化要因 の特定を試みる(右)。

(5)

スと同盟関係を結ぶことで自身の繁殖率が高くなる 15)。いずれの研究も良 好な社会関係が自身の子孫を残すうえで有利に働くことを示している。つ まり社会交渉のための能力を有することは,個体の適応度を高めることに 貢献する。このような利益はエネルギーの消費効率の悪い脳を持つことの コストを上回ることも十分考えられる。ただしこれらの社会関係の質の側 面から社会的知性仮説を直接検証した研究はこれまでなされてきていな い。そこで本論文では社会関係の質を反映する行動として食物分配に着目 し,この観点から霊長類のおける大脳新皮質の相対サイズを説明できるか 検討する(図 1 )

食物分配に関する研究レビュー

食物分配とは個体から個体へ食物が渡る行動のことを指す 16)。食物分配 はヒトにおいてのみ観察される行動ではなく,動物界では広く認められ る行動である 17)。特に霊長類における食物分配は血縁個体に対するものと 非血縁個体に対するものに大別される。血縁個体間の分配は養育者(特に 母親)からコドモへの分配が大半である。これはコドモへ高い栄養価の食 物を与え,離乳を促しているとする栄養付与仮説とコドモが食物レパート リーを学んだり,採食が困難な食物の食べ方を学ぶのに役立つという情報 付与仮説などから説明される18)。栄養付与仮説の例としてはマーモセット の食物分配が挙げられる。マーモセットでは離乳時期になると,両親やヘ ルパーとなる兄や姉からコドモへ対して食物の分配を行う19),20)。一方情 報付与仮説の例ではチンパンジーにおいて観察されている。チンパンジー では離乳の前にコドモが母親の食べている食物を横から取っていくという 観察が多く見られるが,これはコドモが採食できる食物を学習するのに役 立つと考えられている 21)

このように血縁個体によるコドモへの分配はその目的が明確である。食

(6)

物を分配することでコドモの生存が維持され22),ひいては自身の適応度も 上がるためである。しかし非血縁間での分配はそのような説明はできな い。それにもかかわらず霊長類においては非血縁の食物分配がよく観察さ れる(Feistner, & McGrew, 1989)。非血縁の分配を説明する仮説は主に 2 つ 提唱されている。「ハラスメントの回避仮説」と「互恵性仮説」の 2 つで ある。ハラスメントの回避仮説については即時に利益を得ることができる ためであると考えられている。食物を与える側にとって他個体からの執拗 な要求行動に晒されるよりはわずかな食物を分けることで追求を避けるこ とのほうが利益となる。チンパンジーでは獲得した食物が多く,自身だけ ではすぐに消費できない際は,それらの食物を他個体に取られないよう振 る舞うよりも,あえて渡すことでコストを抑えている可能性が指摘されて いる 23)。霊長類で見られる食物分配の95%以上がこのような受動的な食物 分配である24)

一方でハラスメントの回避という理由では説明ができないタイプの分配 もある。それらは互恵性仮説でよく説明される25)。例えばチンパンジーで は,肉や果実ではオスからメスへ分配される。オスはメスよりも身体サイ ズが小さいため,容易にメスの要求を拒絶することができる。しかし分配 しないことはオスが不利益を被る。分配しないことによってメスが離れて しまうとオスは交尾の機会を失うという不利益を被ることになる。このよ うな社会的コストを避けるためにチンパンジーは社会的に重要な個体に対 して食物分配を行う。社会的に順位の高い個体は狩りを行って肉を得ると 長い間関係を築いてきた個体にのみ食べ物を持っていくのを許容する26) そして肉を受け取った個体は分配した個体に対して将来的に毛づくろいや 同盟関係の維持を行う。このような社会的なサービスを互恵的に交換する ことによって互いの関係が維持される。これが非血縁間での食物分配の説 明になるのである。また

Jaeggi, & van Schaik

(2011)によれば霊長類では

(7)

オトナで食物分配が認められる種ではコドモへの分配が必ず確認されてい 27)。一方コドモへの分配があるからといってオトナ間での分配が認めら れない。このことから霊長類における食物分配にはコドモへの分配を基盤 としてオトナ間での分配が成立すると考えられているが,コドモへの分配 は栄養を与えたりや採食項目を学習させるという機能があるのに対し,成 体間での分配は社会関係を強化するという機能がある。そのため同じ食物 の分配という行為であっても,両者は質的に異なるものとして扱う必要が ある。

本研究の目的

以上のような関係から本論文では個体関係における社会関係の質を反映 する行動として食物分配を取り上げた。さらに食物分配の有無,また食物 分配が確認されている場合には,親子間での食物分配と成体間での食物分 配を区別した。本論文ではこれら 2 つの変数に加え,従来大脳新皮質の相 対サイズを説明してきた社会集団の数を本論文におけるモデルの中に組み 込み,社会的知性仮説を真に説明する要因について明らかにすることを目 的とする。

方   法

対   象

本論文で扱う変数は霊長類種における「大脳新皮質の相対サイズ」,「集 団の平均サイズ」,「親子間での食物分配の有無」,「成体間での食物分配の 有無」の 4 つである。そこで

Lehmann, Korstjens, & Dunbar

(2007)から

「大脳新皮質の相対サイズ」,「集団の平均サイズ」を,また

Jaeggi, & van

Schaik

(2011)から「親子間での食物分配の有無」,「成体間での食物分配

の有無」のデータを集めこれら 2 つの研究において重複する種,計21種を

(8)

分析対象とした28), 29)(表 1 )

分 析 方 法

霊長類の大脳新皮質の相対サイズを目的変数とし,集団平均サイズと親 子間での食物分配の有無,成体間での食物分配の有無を説明変数とした重

表 1  本研究で分析対象とした霊長類21種とその特徴

No.

種名

目的変数 説明変数

大脳新皮質の

相対サイズ 社会集団の 平均サイズ

親子間での 食物分配の 有無*1

成体間での 食物分配の 有無*2

1 インドリ 1.24

4.3

0 0

2 ベローシファカ 1.1

5.1

0 0

3 ワオキツネザル 1.18 12.2 0 0

4 サバンナモンキー 2.17 19.7 0 0

5 ダイアナモンキー 2.29 28.75 0 0

6 ブルーモンキー 2.42 22.65 0 0

7 キャンベルモンキー 2.21

9

0 0

8 カニクイザル 2.23 82.45 1 0

9 アカゲザル 2.6 32 0 0

10 ニホンザル 2.45 36.5 1 0

11 ホオジロマンガベイ 2.39 15 0 0

12 アニビスヒヒ 2.76 58.8 1 1

13 チャクマヒヒ 2.81 28.07 0 0

14 ゲラダヒヒ 2.55 144.7 0 0

15 ニシアカコロブス 2.22 42.5 1 0

16 アビシニアコロブス 2.32

9.04

0 0

17 シロテテナガザル 2.08

3.4

1 0

18 オランウータン 3.17

1

1 1

19 ローランドゴリラ 2.65 11 1 0

20 ニシチンパンジー 3.22 40.33 1 1

21 ボノボ 3.02 27.8 1 1

* 1 * 2 親子間および成体間における食物分配は食物分配が確認されている場合は 1 ,確認

されていない場合は 0 と表記した。

(9)

回帰分析(強制投入法)を行う。なお分析には統計ソフト(SPSS ver.23) 用いた。

結果と考察

表 2 に重回帰分析の結果を示した。その結果,成体間での食物分配の有 無の要因は,今回分析対象とした霊長類種の大脳新皮質の相対サイズを有 意に説明できることが示された(F (3, 17)

= 4.39, p < 0.05)(表 2 )

。一方集団 平均サイズと親子間での食物分配の有無の要因では大脳新皮質の相対サイ ズを説明できないことが示された。

本研究では食物分配に着目し,社会的知性仮説の再検証を行った。その 結果,成体間での食物分配の有無が知性の源と考えられる大脳新皮質の相 対サイズをよく説明できることが明らかになった。食物分配には他個体と の社会関係を構築し,維持するという機能がある 30),31)。このような社会 的なやりとりの指標は今回分析対象とした霊長類21種の大脳新皮質の相対 サイズを説明することが可能であることが示された。つまり社会関係を構 築,維持する能力は霊長類の大脳新皮質の相対サイズを説明するうえでも 有用な指標と考えられる。これは食肉類や偶蹄類,コウモリ,鳥類にお 表 2   目的変数を大脳新皮質の相対サイズ,説明変数を社会集団の平均サイズ,

親子間,成体間での食物分配の有無とした重回帰分析の結果

目的変数 説明変数

B SEB

β

t値

調整済みR2

大脳新皮質の相対 サイズ

.34

F (3,17)=4.39, p<0.05

社会集団の平均サイズ

.00 .00 .22

1.22

親子間での食物分配の有無

.19 .25 .17 .75

成体間での食物分配の有無

.73 .32 .50

2.29

*p < .05

(10)

いて見られた関係とも一致する 32)。したがって他個体との関係を構築する ような能力は社会的な知性の発達に寄与していると考えられる。さらに

これまで

Dunbar

(1992)では例外的な種として扱われてきたオランウー

タンを組み込んだうえで,大脳新皮質の相対サイズを説明できた。van

Noordwijk, & van Schaik

(2009)による野生オランウータンの観察によれ ば,オスが自身の持っている食物をメスが取ることを許した場合には比較 的長期に渡ってオスの傍におり,その結果オスは交尾をする機会を得られ ることが報告されている33)。オランウータンは他の霊長類と比較して,毛 づくろいをすることが極めて少ないうえに顔の表情も乏しい。そのため他 個体との社会関係を築くための行動レパートリーが豊富ではない。そこで その代わりとなる手段として食物を介したやりとりを行うことで互いの関 係性を築いている可能性がある。このように食物分配に着目し,これまで 説明が困難だったオランウータンを含めた説明ができる点は,本論文で提 案したモデルの有用性を示すうえで重要な側面である。

一方親子間での食物分配では大脳新皮質の相対サイズを説明できないこ とが示された。親子間での分配は成体間での食物分配の基盤とはなるもの 34),その目的はコドモに離乳を促したり採食レパートリーを学習させる ことである。そのため個体間の社会関係を強化するという目的で食物分配 が行われない限り,大脳新皮質の相対サイズを説明できないと考えられ る。つまり親子間での食物分配が大脳新皮質の相対サイズを説明できない ことは,単に食物分配がなされているかいないかという点ではなく社会関 係を形成・維持するという側面が重要であるとする点を強調する知見であ る。

しかし従来指摘されてきた大脳新皮質と社会集団サイズでは今回対象 とした霊長類種の大脳新皮質の相対サイズを説明することができなかっ た。これには 2 つの理由が考えられる。第 1 にサンプリング数の少なさ

(11)

である。Dunbar(1992)は38属における種を対象に大脳新皮質の相対サイ ズと平均集団サイズの関連を示しているが,本研究では対象とできたのは 21種に限られていた。これは霊長類の大脳新皮質の相対サイズをまとめた

Dunbar

(1992)と食物分配のデータをまとめた

Jaeggi, & van Schaik

(2011)

において重複していた種が21種のみだったためであるが,モデルの有用性 を示すためにはより多くの種を対象とした分析を行う必要がある。また第 2 の課題としてサンプリングの偏りの問題が挙げられる。本研究では食物 分配を社会性の指標としたため,食物分配についての研究がなされていな い種については分析から除外されていた。しかし研究がされていないこと はその種において分配が認められないことを意味しない。よって分配がそ の種において社会交渉の手段となっていないのであれば毛づくろいなど他 の社会関係の質を反映する指標を含め,大脳新皮質の相対サイズを説明で きる精度の高いモデル作りをしていく必要があると考えられる。

1)

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2)

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4)

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5)

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7)

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26) 西田・保坂,前掲注。

27)

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28)

Ibid.

29)

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31) 岩田有史,田島知之「贈与以前―ヒト科類人猿の食物分配」岸上伸啓(編)

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32)

Shultz, S., & Dunbar, R. I., op. cit.

33)

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34)

Jaeggi, A. V., & Van Schaik, C. P., op. cit.

(14)

参照

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