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Academic year: 2021

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別紙3              厚生労働科学研究費補助金(こころの健康科学研究事業)

(分担)研究報告書

高次脳機能障害者の地域生活支援の推進に関する研究

研究分担者  永廣信治  徳島大学脳神経外科教授

研究要旨 

四国ブロックでは、全県で活動が定着、専属コーディネーターが配置され、研修会・講演会も 継続的に開催されており、支援体制が整いつつある。成果をまとめ、学会や誌上で発表した。 

A.研究目的 

  医科歯科連携による支援体制強化を図る。問題 点の抽出解析により、対策を検討する。講演会・

研修会等の啓蒙活動を継続して行う。支援施設の 実態調査、スクリーニングテスト実施結果をまと め、リハビリ等支援に役立てる。 

 

B.研究方法 

1.医科歯科連携による支援体制を充実させ、医科 歯科連携パス検討委員会を継続的に開催する。 

2.四県一斉アンケート調査を実施、課題を把握し、

解消に向けて検討を行う。 

3.受入協力病院に専任の担当者・コーディネータ ー等の配置を依頼し、支援体制の強化を図る。 

4.共通データベースに症例データを登録し、障害 の程度と帰結を解析、対策を明らかにする。 

5.徳島版スクリーニングテスト試用結果を収集・

解析し、支援に役立てる。 

6.講演会等による啓蒙活動を引き続き行い、社会 の理解を深める。 

7.

  家族会の活動支援を行う。

 

 

(倫理面への配慮) 

  相談件数、活動状況調査、アンケート調査、テ スト結果は個人の情報を登録・公開することはな く、倫理面について問題はない。 

 

C.研究結果 

 

 各県において講習会・研修会、委員会の開催等 啓蒙活動を継続し、相談件数の増加、精神障害者 手帳の発行増加等成果が見られた。事例を共通デ ータベースに登録して対策を図り、徳島版スクリ ーニングテスト実施を継続している。四国一斉調 査の結果、問題点をまとめ、関係機関に情報を公 開する予定である。一部の協力施設では、外来に おけるグループ訓練を開始している。当事者・家 族会と支援機関が協力、講習会やイベントの開催 を行っている。成果をまとめ論文化した。日本脳 神経外傷学会での注文を契機に、徳島家族会が「南 天九猿」の制作、販売に向け活発に活動している。 

 

D.考察 

  講演会・研修会等の継続的な開催が定着、各県 で専属コーディネーターが配置される等、研究成 果が見られた。スクリーニングテスト、共通デー タベース登録により、障害の状態把握が可能とな り、治療やリハビリ、支援に役立てることができ るようになっている。医科歯科連携により支援体 制の強化を図ることができた。 

 

E.結論 

F.健康危険情報    該当無し   

G.研究発表   

 1.  論文発表 

(1) 溝渕佳史、永廣信治、中村和己、長束友香、

福島直美、高次脳機能障害スクリーニングテスト Hibrid‑STT作成の試みと有用性について、神経外 傷、36、172‑179、2013 

(2) Kawai N, Kawanishi M, Kudomi N, Maeda Y,  Yamamoto Y, Nishiyama Y, Tamiya T, Detection of  brain amyloid β deposition in patients with    neuropsychological impairment after traumatic  brain injury:   PET evaluation using   

Pittsburgh Compound‑B. , Brain njury,27(9),  1026‑1031, 2013 

 

 2.  学会発表 

(1) 中村和己、河野光宏、もやもや病により高次脳機 能障害を呈した小児例の就学支援について、第 14 回日 本言語聴覚学会総会、2013.6.28‑29、札幌 

(2) 河井信行、宍戸肇、畠山哲宗、川西正彦、田宮隆、

脳外傷後高次脳機能障害患者におけるフルマゼニル PET を用いた大脳皮質神経細胞障害部位の検出、第 36 回日本脳神経外傷学会、2013.3.8‑9、名古屋 

(3) 河井信行、畠山哲宗、新堂敦、川西正彦、田宮隆、

脳外傷後高次脳機能障害患者におけるフルマゼニル PET を用いた大脳皮質神経細胞障害部位の検出、日本 脳神経外科学会第 72 回学術総会、2013.10.16‑18、横 浜 

(4) 河井信行、河北賢哉、黒田泰弘、田宮隆、脳神経 外科医が知っておくべき高次脳機能障害の特徴と診 断、第 19 回日本脳神経外科救急学会、2014.1.10‑12、

富山 

(5)中村和己、日野志乃布、大谷尭広、河野光宏、包括 的支援により復職に至った交通外傷による高次脳機能 障害の1例、第 15 回日本言語聴覚士学会総会、2014 年 6 月 28,29 日 

(6)中村和己、立花恵理、北出修子、河野光宏、行政区 域の枠を越えたシームレスな支援を要した高次脳機能 障害の1例、第 38 回日本高次脳機能障害学会総会、

2014 年 11 月 28,29 日   

H.知的財産権の出願・登録状況    該当無し 

  今後も継続的な支援活動が必要である。 

 

参照

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