九州大学学術情報リポジトリ
Kyushu University Institutional Repository
アミノ酸のエドマン型蛍光試薬の開発
今給黎, 修
Graduate School of Pharmaceutical Sciences, Kyushu University
https://doi.org/10.11501/3075410
出版情報:Kyushu University, 1993, 博士(薬学), 課程博士 バージョン:
権利関係:
」【ユ 4-(2ーフェナンスラオキサゾリル)フェニルイソチオシア不
第 2章
ートによるアミノ酸のプレカラム蛍光誘導体化とHPLC
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-43-
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p-POPICもm-POPICと同様にフェナンスラオキサゾールiこフェニル
m-POPICと同様に塩基性条件下でチオカルパモイル誘導体(p-POPTC-
p-POPICの最適誘導体化反応条
トニ
1000Cで10分間
氷冷して反応を止め,
水層20μ1をHPLCに付し トリエチルアミ
反応液に ン酸 塩緩衝液
トリル
バイ了 トイ さらに酸性条件下でチオヒダントイン 誘導体
②p-POPTHーアミノ酸生成反応:上記の水層100μ1を10M 塩酸50 μlに加え1000Cで20分間加熱する.
rnMアミノ酸溶液(g0児アセ
ルを約10回強く振り混ぜ遠心分離したのち,
第1章で検討したm-POPICのチオヒダン また
1. 5mM p-POP
1C (アセトニ
さらに四塩化炭素300μlを加える.
逆相HPLCにおける分離及び検出感度を検討した.
ージオキサン ,
1-1) .
トを導入して合成した(実験の部参照) .v/v)50μlをパイアル管iことり,
トリノレーピリジンー (p-PO PTHーアミノ酸)に導かれると予想される(Ch
a r
t反応液iこ20
mM
①p-POPTCーアミノ酸生成反応:O. 05
-42- ン誘導体化反応条件の検討と同様に,
v/v)50μ1,
氷冷して反応を止める.
2-1 )
トニ アセ (1)蛍光誘導体化反応(Fi g.
8.5)250μlを加え,
ン混液(90:8.75:1.25,
トリル水溶液)100μ1,
p-POPIC についても,
1 :
1.アミノ酸)を形成し,
イソチオシア不一
基準操作
加熱する.
件を求め,
2
- 1
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アこ.
(2)
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門同副Y
自ロ巨刊Mω巨ロOJ判ω
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その20μ1 ;をHPLCに付し 4M水酸化ナトリウム水溶液50μlを加える.
Tこ.
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(民国)
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(目白)
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ドロフラン及び
蛍光励起及び発光極大波長
p-POPTH-アミノ酸のピークを前述のpHの異なる2種の溶離液で分離分
-44-
トニ トリ
p-POPICと p-POPTC-アミノ酸及び このpHの変化によって蛍光励起及び発光 ル溶液をpHの異なる2種の溶液(1-2-(1)を参照)で10倍希釈して蛍光
m-POPICの メタノール 試薬が可溶な溶媒に溶かしスペク
p-POPICの ジオキサ ンーアセ トニ この時得られた蛍光励起及び発光極大波長を
(2)p-POPTCーアミノ酸及び‘p-POPTH-アミノ酸の蛍光スペクトル
A
1a,
またp-POPICのジオ牛サンーアセ
これから,
His及びAsn
(1
mM)を基準操作にしたが って,トラヒ トニトリル,
この反応液を逆相HPLCに付し,
トルと比較して大きな違いはなかった.
ア
2-2A'こ示す.
1-2-(2)と同じ条件で行った.
トルと安定性
p-POPICもm-POPICと同様にジオキサン,
アセ
いずれの溶媒中でも,
水,
極大波長に大きな違いはなかった.
スペク
クロロホルムには可溶であるが,
及びベンゼンには難溶であ った.
トリル溶液のスペクトルをFi g.
トノレ
に大きな違いはなかった.
トルを測定 したが,
(l)p-POPICの蛍光スペク 蛍光スペク
2-1に示す.
トルを測定した.
Hyp,
反応させた.
スペク
2 - 2
Tab 1
eomq
2-2に示す.
各分画の蛍光励起及び発光極大波長をTable 取した.
m-POPICの場合と同じようにp-POPTC-Ala 及びp-POPTH -Alaから得た蛍 検討し またpHによる違いも認 た他の3種のア
トルの形は類似し てい められなかった
m-POPICと比較すると, スペク
2 -2) .
(Table
m-POPICはm-POPTHーアミノ酸の方が励起波長が長波長域に ある たが,
p-POPICはp-POPTC-アミノ酸の方が励起波長が長波長域に のに対し,
p-POPTH
p-POPTCーアミノ酸は約3時間,あるという違いが見られた.
ロ
守4
EH.otωロi明日ωHhzuωJ判MHV
MWHdt出向・仏O仏t仏(U)匂同MW
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匂 吋Uω
・叶ロ
(田口)
UJ判判ωUω、、,,,ρし nD
トルはいずれも良く似た形を示し(Fi g.
2-2
ミノ酸による違いもなかった.同向け宇田口ω同ω〉ez
00守
光スペク
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同百
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OUN
伺刊〈t出h・仏O仏1仏(υ)
またm-POPICの場合と問機にアミ ーアミノ酸は約1時間安定であった.
ノ酸との誘導体の励起波長が試薬の それ と違いがあるのでHPLC検出 p-POPIC及びその蛍光アミノ酸誘導体はHPLCにおいて n m及び発光波長4 00
図から明らかなようにm-
2 -3).
p-POPTH-アミノ酸を分離した(Fi g.
POPICの場合と同様に一部のアミノ酸で相互分離のできないものがあ
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ミノ酸を分離したHPLC条件(1-3参照)に従い, 21種の nmで、蛍光検出した.
アミノ酸誘導体のHPLC分離
m-POPTH-ア に適している.
励起波長340
円。 っ“
.(凶.∞
出向 ) 切口ωロOa判ハギのけVJ明UMnω
同州判。ロω叶ω〉の3
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以下m-POPICの場合と同様に10種類と11種類のア したがっ て,
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同� 。山内
ミノ酸のグループに分けてそれらの混液を反応させ分離検出した 各アミノ酸についてそれぞれ単一のピーク これから,
(F
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・叶切 弘
UH仏O仏la(〈) OUN
p-POPICはp-POPTC-アミノ酸からp-POPTH-アミ
G 1
u,
保持時間 2分から6分の聞に残存す
A
sn,
早く溶出する数種(Asp,
-47- しか し ,
ノ酸への変換が円滑に進行せず,
るp-POPTC -アミノ酸が認められ,
が得られた.
{ヰτun五..IE.:I�τq.:IE) Á�τsua�uτ a::Jua::JsaJOnT..!l
-46-
p-POPTH-amino p-POPTC- and
of f1 uorescence the
of emission maxima and
2-2 Excitation Tab1 e
8.5 and 5.0 pHs with so1 utions
acids in
8.5) So1 ution
b)(pH
5.0) So1 ution
・)(pH
acid derivative Amino
(run)
Emダmax(nm) Ex/max
(nm) Em/max
(run) Ex/max
395 344
395
p-POPTC-Ala
344335 402 335 402
p-POPTH-Ala
lhH∞l
395 344
395
p-POPTC-Hyp
344403
394 335
343 402
395 335
344
p-POPTH-Hyp
p-POPTC-His
p-POPTH-His
335 402 335403
344 395 344 395
p-POPTC-Asn
402
3354
02 p-POPTH-Asn
335F luorescence response
5.0
8.5
pH pH mixture
mixture acid
acid
司UFO-Mlω
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acetic acetic
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triethylamine triethylamine
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またp-POPTH-Proの Lys)のアミノ酸のピークと重なった.
Cys,
G
1n,
(ω且ロuv
的寸」
ω ∞ L
ピークが試薬由来のプランクピークと重なった.
ロO刊HVUMWωH
誘導体化反応条件
2
-
4Mω仏
ぷUMWω
(ロJ明巨)
o N
1 1 e)に
Lys,
Trp,
Met,
モデル化合物として5種のアミノ酸(G1 y,
ついて誘導体化反応条件を検討した.
(1)試薬濃度
J【O自民的)
ω匂
刊Uω
ω巨」明以
ロO刊以ロωμω出
o rl 811
le^、‘
a瓜i .(l�
mMのp-POPICを用いてp-POPTHーアミノ酸の生成ピークを調
0.5-1. 5
m-POPICの場合と同様に濃 この結果上記の濃度範囲において,
べた.
度を高くするにしたがってp-POPTlトアミノ酸の生成量が多くなった のp-POPICを用いることにした.
mM
よって1.5(F i
g.Oロ寸EMWE出hF仏O仏t仏
、、 ‘、 •
Cコa;)ua::JsaJonτa asuodsaJ
ピリジン及びトリエチルアミンの濃度
( 2)
ピリジンの2 種について反応 塩基性触媒としてトリエチルアミン,
トリル50μl中の1.25%トリエチルアミン アセトニ
条件を検討した.
及び8.75%ピリジンを用いたとき大部分のアミノ酸において,
この反応条 p-POPTCーアミノ酸の生成量が巌大であった(Fi g.
件はm-POPICのそれと同じだった.
(ロ刊巨)
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p-POPTC-アミノ酸生成反応の反応時間
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ミノ酸のp-POPTC -アミノ酸生成反応における温度を p-POPICとア
各温度における反応時間( 2-30分 )の影響を調 m-POPICと同様に1000Cでは最大のピークを得るのに約10分間
-51-
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1000Cと500Cに設定し,
べた.
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(HV.判ロロ
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HVZm判ωぷ
如何MWMMJ判AH巾)
(リVJ判ロロM-ωω仏
。
amino tube) of
reaction 5
reaction per
4 (も,vjv)
triethylamine coupling
nmol each 7 (も,vjv)
1 2 3
Triethylamine
nぺur円U
9 8
Py工idine
and the p-POPIC(5 pyridine concentrations on
10
。
with of 2-6 Fig.
Effect acids 1.5
formation reaction 1.25
the per on
each
(rnM)
concentration acids (5
内FLHrhd
nmol 1_0
p-POP工C 0.75
c
I o p n o - p m p Pゐ O P T H -
p
hu e
f u o t
of
「 0_5
2-5
。
Fig.
Effect
500Cでは同じピーク高さを
2-7A),
の反応時聞を必要 としたが(Fi g.
したがって基準 操作では反応温度と時閣をそれぞれ1000C及び 10分間に設定した.
(4 )抽出溶媒
p-POPICもrn-POPICと同様にp-POPTCーアミノ酸からp-POPTH-アミノ 副産物や試薬の分解物などの妨害物 クロロホルムではrn-POPICの場合と同様
rn-POPICの場合と異 1000Cにおいて20分
1
-5一(1 )の基 準操作にしたがってOPA-MCE試液を用いてp-POPICとア
ミノ酸の反応収率を求めた.2-7B).
得るのに長時間の反応が必要であった(Fi g.
10Mの 10Mと5Mの時の1000Cにおける反応時間を検討した.
L.
、,
Phe)も抽出される
rn-POPICの場合と同じように10Mの塩酸を用いる方がp-POPTH-アミノ
2
-
5妨害物質を効率よく
未反応のアミノ酸を定量した結果を
r「U Ed
rn-POPICの場合と同様に四塩化炭素を使用することにした.
基準操作においては,
1000Cにおいて20分間の反応時間を設定した.
反応収率,
p-POPTH-アミノ酸生成における反応温度と塩酸濃度
1 1
e,
しかし,
なりp-POPTHーアミノ酸への変換に長時間を要し,
p-POPTCーアミノ酸をほぼ完全に残し,
塩酸を用い,
妨害物質 と共にp-POPTC-アミノ酸(Leu,
検量線及び検出限界 したがって,
酸の高い生成率が得られた(Fi g.
酸へ変換してHPLCに付す前に,
質を除去する必要があった.
間で最大の生成量を得た.
抽出することができた.
塩酸の濃度が,
の結果,
ので,
、、,,,rhu ,,‘‘、
lこ,
山明O口O叶判伺巨MOU明 (ωAロリV
ロO叶川VU巾ωM
ωhHD川干のMω向自ωリvq口の
HωazU伺ω
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ロOJ判UVU伺ω-H
制OUMUωい閉山相同・0叶h凶 ωUJ判Uω10ロヨ同伺1uhLO仏t仏 o σ3
(ロ叶巨)
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トlN
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ω巨叶リV O
r
。
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O
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。
ー噌ーー
OOF 。
=lq6τaq l{ead
=lq6下aq l{ead
-54-
(ヰτun瓦.re.:I=lτq.I'e) (ヰτun .li..J.E.:I=lτqJ.e)
� � ε4
UVωエ
OOF ドO的(回)ρOOH (〈)
Met M HCl
(B)
5100
(川相 吋ロロ hH屑WM川相吋AM伺) 川相耳切判ωZ M{のω内出
M HCl (A) 10
100
川相nmJ明ωぷ
hMMWMHM」判AM伺)
M-cω仏 (川市」明白ロ
にy、
て3、
ら 1b 20 30
。 。
(min) time
6 1b 2b 3b
o s r d d
・l y c h a o n
4ム ) m
B
(CT P
o p
p M 5 and
Reaction
(HCl) from acid hydrochloric
p-POPTH-amino M
10 (min)
(A) formation
in time time
reaction Reaction
of Fig. 2-8
Effect
acids of
tube) the
reaction on
per acid each
2-3 chloric
nmol
Table (5
the after reaction
七he in unreacted remained
that acids
aml.no of
Amounts
p-POPIC tube) wi七h
reaction per
nmol acids (5
aml.no of
reaction coupling
(nmol) Amount
acid Amino
Amount(nmol ) acid
Amino
0.21 0.21 0.15
。
。
。
。
。
Proa) Hyp・}
Leu Ile Val Phe Trp Tyr Gly
Ala
0.12 0.04 0.25 0.14 0.15
0.19
。
。
。
。
Cys川
Ser
His Arg Thr Gln Glu
Lys Met Asn Asp
C.M
�
with reaction
fluorescence reagent.
could
o-ph七halaldehyde-2-mercaptoethanol(OPA-MCE) the by detected be
acids not aUll.no
The the a)
nmolであり,
反応に用いたアミノ酸は反応液中S 2-3に示す.
Table
100
200
Fig.
Calibration graphs of amino acids detected as p-POPTH-amino acids
-59-
150
(pmol) injected
100
acid 50
Amino
2-9
。
(以吋ロロhM6HリザJ判AMMW)川相耳切J判ωZMωω仏
。
p-POPICとアミノ酸の
検量線
検出限界(S/N=3)はO. 2
m-POPICの場合より またrn-POPICに比べ,
POPICの方が m- POPICに比べ1. 5-3倍高いという利点があった.
-58 -
p-
それぞれ いずれの検量線も原点を通る直線を示したしかし検出限界においては,
また基準操作に従ってアミノ酸をp-POPTH-アミノ酸とし,
。-POPICもm-POPICと同様にp-POPTH-アミノ酸へ導くと,
反応収率は少なくとも95-100%であることが分かった.
p-POPTH-アミノ酸への変換には長時間を要した.
2-4) .
のアミノ酸に対し単一の蛍光ピークを示したが,
nmolであるので,
各n=2プロ ッ pmo l/HPLCl注入量であった(Table
試薬由来のブランクピークも高い.
未反応のアミノ酸は0-0. 25
(相関係数r=O. 992 -0. 998,
を作成した(Fi g.
2 - 6 小括
-2. 4
ンドリル)フェニルイソチオシアネート 4-(2ーシアノイソイ
第3章
によるアミノ酸及びジペプチドのプレカラム蛍光誘導体化 とHPLC
ペフ。
アセ
本章ではCIPICとアミノ酸及びジペプチドの蛍光誘導体化条件の
1
ト基に変換させたCIPIC を合成し
Leu-Ala ) (アセ アミノ酸との蛍 分子内にイソチオシアネート基を有
3に示すようにシ またシアン
ペプチド)生成反応 第一アミンと反応し強い蛍光性のシアノイソ
塩基触媒としてアセ
トリエチルアミン
1. 25
円4U
100
しているのでPITCと同様な反応機構になると考えられる(Chartドを導入し,
アミノ酸,
トリル溶液
8.
75
チドあるいはタンパク質と反応して鋭敏に蛍光を呈し,化物イオ ンの存在下,
アミノ酸 溶液あるいはジペフチド(Ala-Gly,
トリエチルアミン混液(90 OPA はMCEのような還元剤の存在下で第一アミン,
トアニリ
CIPICもPOPICの場合と同様に,
そこで著者らはChart
トニ トリルー
①チオカルパモイル誘導体(CIPTC-アミノ酸 ・
v /vの溶液) 50μlに,
アセ アン 化カ リウム存在下 OPAにpーアミノ アセ
トニ v/v)50μl及び10mM CIPIC
1i nhu
チル化後フェニルイソチオシアネー
ペプチド 溶液にはアセ 検討とHPLCへの応用を検討 した.
光誘導体は単離していないが,
(1) 蛍光誘導体化反応(Fi g.
イ ンドールを生成する1 5 )
トリノレーピリジン ー
混液(9
た(実験の部参照).
基準操作
トリル-
71<.
v/v)50μ1 ,
: O. 1 rnM
円。
トニ トニ
• 、‘a,,44ム
∞.0 mhHd m.0 ω
H H
門.Hω吋出 的.0d-.0
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ロωJ
司.0門.0
制
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ト.0
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日制.明日付叶リV刊日J明付
OロJ明日4 旬刊UMW ロOJ判リVUωリザω口匂J判U川町OロづMJNロO刊以Uω判ωロ ω匂刊Uの
Oロ」明田伺1出LFn凶O
仏1a(門"2\ω)叩lN
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+
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-
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党
問
。
1-T。
42岡山。seロ件。zpユモ急さ(の弓吋一回・母国防図。"
の向島)
Fig. 3-1
lmNl
preco1umn by
peptides and
acids anll.no
CIPIC of determination derivatization with
HPLC for
f1uorescence Procedure
も �c�Qnitri1e). 50μl (in 90
peptides or
acids Amino
v/v) or (90:8.75:1.25,
Acetonitri1e-pyridine-triethy1amine
l v/v) 50μ
l (90:10,
100 acetonitri1e) acetonitri1e-triethylamine
CIPIC (in
10 mM μ
m1n 80X; , 5
l
HPLC 200μ
to l HaO
App1y 20μ 8.5) or
l (pH
\
200μ buffer tetrach10rideCentrifuge Aqueous layer
Phosphate Carbon
Mix 25 mM
10ωl
50μ エ acid Hydroch1oric
HPLC M
to 2.5 1)
min
1 App1y 20μ
μ
5 (100
サ
80X; ,
(日ロ)
、ωω
匂刊以
内凶ω
白
M円
ω自\民凶
(凶.∞
氷冷して反応を止める. 次にア 5分間加熱する.
800Cで μ1を加え,
aody
∞ody
。。略
的04Y同同副y mwO叩
HHdy OHdy
HH叩 ∞O叩
(自己)
国仏
)【
aロol判以ロ叶Oω
匂ロ伺
ペフチ ン酸塩緩衝液(pH 8.5) 200μlを、
ミノ酸の反応液には25mM
ω匂J判Uの
四塩化炭素200μlを加 ド の反応溶液には水200μlを加えたものに,
,ー‘、 ,国司、
的.∞0.ω 出向
田仏
、�、�
ωMロリザM門叶自叩」明udw ωMロけVM内付属匂l判UMW(巨口) OHdy 。。叩 OH叩
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(0.的
出
向) U叶判ωU
MW
U叶け干ωU
MW(Eロ)
� 叶・.0」【.0 m.∞切口MW0.mω出白ZUVJ判3Oロ叶巨伺lu←仏Hυ刷OωUロωUωωhHOロ叶刷ω足以
水層20μ1をHPLCに付した.
遠心分離し,
え激しく振り混ぜ,
ン誘導体(CIPTH-アミノ酸)生成反応:上記の水
②チオヒダントイ
ト@内。川WN
∞mN m@内
∞mN N由内
∞mN N@N
mmN ∞市山内
Mn伺巨\M門凶
800Cで5分間加熱する. 氷冷 反応液20μlをHPLCに付した.
HPLC
( 2)
粒径
i. d. .
m m
x
4.6
ODS-120Tカラム( 150gel
逆相分配型のTSK
ド トニトリル, テトラヒ
溶離液にはア セ 東ソー)を使用した.
m μ phu
記
ト@N的。N
小山内∞@N
∞mN NmwN
mmN 内申N
mmN
h・由内"の巨\M内同
【-ロOJ判判ロHoω
酢酸混液(pH 8.5)及び水 ンー0.1M
トリエチルアミ
O.
1M
ロフラン,ωロ吋民伺HhnuMω」明旬以ωロJ判官MWH加点以ωJ判旬以
H
.0 z同 O .
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記
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Mω
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口O叶ωω叶自ω OロJ明日岡山l出向・仏HU匂ロの同M同園川口OJ判以MWけ苧叶UM門凶
」【l内ω叶nHMwh
(v /v)の (v /v)及び80
10
65 20 10
の容量比が,
トリル濃度を40 分 トニ
アセ で,
ml/min
流速は 1.02種類を用いた.
励 検出は,
操作は室温(22 +
トルと安定性 40C)で行った.
蛍光スペク
0. 0.
ω ω
< <
I ,
U 出8 8 仏 ø..
ト4 ト4
u u
ω叶出t同LF白HUω
叶出』uhn同HU 向何回t出LFn同HU 仏何回lυ←仏HU
MW
」門41出LF仏HU
剖WH41ULF仏HU
ω〉叶川VMW〉J判制ω旬
匂J判Uの
Leu-Ala(各1mM)を基準操 Hyp及び Ala-Gly,
Asp,
H i s,
A 1 a,
G
1y,
CIPTC-アミ この反応液をHPLCに付し,
作に従いCIPICと反応させた.
OロJ判民〈
ノ酸 ・ ペプチド及びCIPTHーアミノ酸のピークをpHの異なる2種の溶離
,戸、,ー、
"' ..Q
内《UV
トル及びCIPTC-
r「u nhU
- 4やー←←
-E・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・圃E 可 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
層100μlに2.5Mの塩酸50μlを加えて,
して反応をとめ,
閣で20ト80児まで変化させる直線グラジエントで行った.
nmで行った.
260 nm及び発光波長410 起波長
3
-
2各分画の蛍光励起及び発光極大波長をTable CIPTH-Ala の蛍光スペク
まTこCIPTC-Ala,
-64-
液で分離分取した.1に示す.
他のアミノ酸及びペプ 3-2'こ示す.
トルをFig.
Ala-Glyの蛍光スペク
Ex Em
またpH変化 トルも互いに類似していた.
チドの誘導体の蛍光スペク
室温でCIPTCーアミノ ノ酸はそれぞれの反応液中で約 よってCIPIC及びその誘導体 はH PLC検出に適し
CIPICとのカップリング反
3 )が ,
' • 唱aA
それぞれのアミノ酸で遅
3' )は各アミノ酸に したがって基準操作では反応溶液中の妨害物質を取り除く たCI PTCーアミノ酸 はアンモニア及び試薬由来のブランクより早く溶
上記のアミノ酸に対しそれぞれ
CIPTH-アミノ酸に変換 CIPICとアミノ酸とのカップリング反応によって生成し
その 保持時聞が14-30分であるそのフランクピーク
20種のア ングリング反応後iこ四泊化炭素で抽出した(Fi g.
3-3A
トグラムをFi g.3-3B 及び C).
CIPTH-アミノ酸の蛍光ピークの検出 を困難にした(Fi g.
副反応物 は酸変換反応後も分解しな いで反応液中に残り,
ミノ酸からそれぞれ 検出された.
-67-
応及びそれに続く酸変換反応後の反応液のクロマ
及び によるスペクトルの違いも認められなかった.
由来する副反応物であることが分かった(Fi g
. B)
• をモデル化合物として,及び 及び CIPTC-ペプチド及びCIPTH-アミ
アミノ酸誘導体のHPLC分離
早く検出されるピーク(peak CIPICとのカップリング反応では
3-3A 2本のピークを与えた(Fig.
く 検出されるピーク(peak ていることが分かった.
1時間安定であった.
3-3A).
カップリ
Leu A
1a,
出した(Fi g.
に示す .
C).
3-3B).
ために,
G ly,
QU
Qυ
され ,
and
酸,は,
nベU
500
Fig.
Fluorescence excitation and emission spectra of HPLC fractions of (A) CIPTC-Ala,
(B)
CIPTH-Ala(C) CIPTC-Ala-Gly.
-66-
500
500 400
Em
400 (nm)
400
Em
300
300
Wavelength
300
Ex
Ex
220
220
220
有100?1ω ロ ( ω +J
� ・刊 訂 正ゴ
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記 o
日(けて吋ロ3
hhHMmhHHV叶nMLH伺)
O
K向けが叶mGωHVG叶
ωυロωoωω
hHOロパ仏
3-2 (B)
and (C)
トグラムを示す.
3-4に20種のアミノ酸の最終反応液のクロマ
F i g.
20種全てのCIPTCーアミノ酸は酸変換反応によってそのアミノ酸に相 各アミノ酸 当する各単一ピークを示すC1 P TH-アミノ酸lこ導かれた.
の副反応物は 分解及び変換せずに保持時間5-15分に検出された. し Metと Proの蛍光ピーク(CIPTH-アミノ酸)がそ かしながらGl nとHi s,
九伺叶ロO巨民ω"“可 リVUロ匂仏hH仏1K門店"'J【
hHOU明
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斗40 切口刊点ω伺3Mω川炉心明MW ωHロuvu内」明巨
\0 v、
Cコc"1
山口ωJ
30 v/v,
トリル濃度(20-74完,
移動相中アセトニ れぞれ重なり,
ト溶離でそれらの誘導体を完全に分離するこ min)の直線グラジエン
Aspと Asn及びGluと 良好な点が観察された.
ジペプチド誘導体のHPLC分離
3
-
4hHoh明日hHOUH
リザUロ句OMaIhA“-内
.(ωnHロ
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ロO刊HVUωωhH
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(同)
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N r寸
ゃ、
u
しかしPOPICと比較すると , Glnの蛍光ピークが分離でき るなど,
とはできなかった.
“ωuAωω仏 ロOJ判的Mω〉口OU
uコc"1
(〈)
ωMロ川VM内J門医
(に叶巨 山口ωA“門
Ala-Gly及び Leu-AlaもCIPICと反応しCIPTC-Ala-Gly及びCI PTC-
h・伺H4 カップリング反応
2).
及びpeak 1 3-5A,
Leu-Alaを生成した(F i g.それぞれ のジペプチドに対し副 ではアミノ酸のと きと同じように,
酸変換反応 次に,
• 、‘,J ,
内,bpeak
l' 及び3-5A,
反応物を与えた(F i g.
及びCIPTC-Leu- Alaの 反応時間とと もにCIPTC- Ala-Gly
を行なうと,
peak 3 C,
及び 3-5B N末端アミノ酸(F i g.
蛍光ピークは減少し ,
これらの誘導体 及びCIPTH-Leuが生成された.
4)のCIPTH-Ala 及び
これによりジペ プチドのN末端アミノ酸の決定が可能であることが分かった.
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1 1
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N r寸
(同) ぷU伺ω
uコ c"1 c>
c"1 J【O百回
基準操作に従い各ペプチドで確認した.
の生成は,
"のHd"N ω例VJ明U伺Oロ吋ロ司 伺
ω
æ
�� 0 切』o �
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<<s 0 E 0
・ M 01.ロ
-M U 11c
足以J明言
門1門
1 1 1
1
、、 ‘、 、、 、、 ‘、
1 1
、1
、1 1 1
1 、
、、
、、 1 1
1 1 1 、
、
、
e、a F、
、1 1 、
1 、
、、
\ 、
,→
4
誘導体化反応条件
3
-
5『ミ=
Leu)及びジペプ
Trp,
Val.
Arg,
A
1a,
Gly,
7種のアミノ酸( G1 u,
asuoasa� aouaosa�onTd
nu.u Fhu
-68-
,戸、
。ρhh〆\〉)
65
ωa【叶HけV叶ロouvω04
aF 4F , aF dF aF JF 戸
2
1
4+5
�----__,�ζ
(
。ρ
hk〆\〉)
74
2
20
6
mi玄ture
2'=
for
冒ム
a n--
- vu m
市ム e G
-
t一
a N 唱ム
= A 3
Ala-Gly tube) m1n (A)
reaction
Leu-Ala;
of (B)
(C)
reaction 5 coupling
reaction mi玄ture
Leu.
4
reaction
Ala;
(C) for
(B)
andPeaks: l=Ala-Gly; l'=by-product Leu-Ala: 2・=by-product for
4=N-terminal
41よ門,f
3
r e n
pi m
20
(min)each 2 a 2
Time
(A) nmol convers1on
10
of of
r
(5 times Fig.
Chro皿.atograms Leu-Ala its
ωωロO仏ωωHωυロ
3-5
ωυωωhH03叶ι阿
and and
ω同叶hHHV刊ロOけが
ω04
20
reaction.
reagent 18=Ile;
blank.
6=Ser;
13=
19=
nmol
.,. E Y
.,Tn
=
円羽 市4
q4
n G l
・- 一-
5 1
p
u o cand
18
20
36
(5
convers1on
4=His;
7=Thr; 8=Arg;
14=Met; 15=Val; 16=Trp;
others=by-product
nuu 円,t
acids
11=Ala;
17=Phe:
〆...19
30
C IPTH
-
aminotube)
9=Gly:
15
, 、,
司 lid --EEE・E・-aa-- aJ 唱ム,a'EE- 守,
Leu;
the gthe n
y
n s
H i
A
= w
=
nu
0 3 1
可ム 唱A
ozι
7
8 11
9
12
1n
20
却
(min)
the 3
2=Glu;
Tìme
mixture reaction
of
2
10 1
s
却
r g o t a m 0. r g h i
F
cl=Asp;
20=Lys;
per reaction 3-4
Peaks:
each
。
Pro;
ωmGonhωωね
ωOロωoωωhH03叶』
Leu-Al a)をモデル化合物としてCIPICとの誘導体 化反 チド(Ala-Gly,
5 7 1 9 8 2 100
{UVJ明白ロ討しHωHUVJ判AMMW)
けvnhuJ明ω耳MMWω仏
応条件を検討した.
( 1)試薬濃度
アミノ酸に トニトリルに 約15 rnMまで可溶であった.
CIPICはアセ
ペプチド に対しては7. 5 rnMの濃度を用いたとき 対しては5 mMで,
また過剰j試薬による反応阻 害は観察されなかったのでCIPICの基準操作では10 rnMに設定した.
、‘,,, nJu r'E‘、
CIPICとアミノ酸の反応もPOPIC同様にトリエチルアミン及びピリ 基準操 。
それらの塩基が存在しないときは,
ジン存在下で進行した.
10
そこでトリエチルアミン及びピリジンの濃 生成は約1/20であった.
2.5 。 V/V) (毛,
5 pyridine 7.5
CIPTCーアミノ酸の蛍光ピークはアミノ酸の場 10
度について検討した.
the
6=
Fig. 3-6
Effect of triethylamine and pyridine
concentrations on the coupling reaction of amino acids and dipeptides (5 nmol each per reaction tube).
Curves: l=Gly; 2=Ala;
Glu; 7=Trp; 8=Ala-Gly;
8.
75
アセトニトリルー ピリジンートリエチルアミン(90A 仁J
,
ジペプチド v/v)50μlを用いたときで最大であった. しかし,
1. 25
塩基触媒としてトリエチルアミンとピリジンの混液を用い の場合,
トリエチルアミンのみを用いたときの方がより高いピ たときより,
5=Leu;
3=Arg; 4= Val;
9=Leu-Ala.
そこでアセトニトリル50μl中トリエ ーク高さを得るこ とができた.
チルアミンの濃度を0-20先まで変化させカップリング条件を検討し
v /v)
アセトニトリルートリエチルアミン(9010
50μlを用いたとき最も高い ピーク高さが得られた.
反応温度と反応時間
、‘,,,n《けV,,‘、、 円4U円ff
一ι-
CIPTC蛍光体の生成がほぼ最大に達した.
3- 6)
塩基濃度(Fi g.7.5 (も, vjv)
2.5 5
Triethylamine
。
作で 反応した場合に比べCIPTCー アミノ酸 ・ ペプチドの蛍光ピークの
その結果,
た.
nJ白円,f
M 11
N ζコ
CHduN
ωZHVい明
lI"I
句ロωM
hHOUH
。ω 匂J判UMW
ω
{GJ明記) 匂吋UC
。 ωω〉いロυ
OロJ何回MW
ロ刊百ω1ULF
ro ロωA"。
O∞μ
ω
ω£ JhLF
Cコr-i
. M
ρ千
九hHω1ωHJH
(ωnHロリVG
吋EH
Hm a
ωUV12切口伺
(〈)
u∞ O刊リギω匂
刷OCO刊以ωghHO似 J明UMW
内同HU
u、
0\
カップリング反応及び酸変換反応において 50-1000Cの範囲で反応 温度が高いほど反応が早く進むことが分か 時間を検討したところ,
酸変換反応では2-3分間の各 カップリング反応では2-4分間,
っ7こ.
ほぼ最大のピーク高さが得 反応時間で反応温度を1000C'こしたとき,
また 500Cでは最大のピーク高さを得るのに60分以上の反応 られた.
800Cでは両反応とも。C5分間で最大のピーク高さ 時間を必要とした.
アミノ酸とジペ いずれも800C5分に設 よって基準操作では,
プチドのカップリング反応 及び酸変換反応は,
定した.
A及びB)
•
を得た(Fi g.3-7
Cコ
(同)
=lq6τaq l(l?aa o
(=lτun瓦.:Il?.:I=lτq.:IE)OOH
( 4}酸変換反応Cコr、a
CIPTC-アミノ酸 ・ ペプチドからCIPTH-アミノ酸への変換反応に用
九円凶い
UMWω
0 ロ .c: ω
酢酸及びトリフルオロ酢酸 過塩素酸,
いる酸として各2.5Mの塩酸,
� E-4 H ト11 ω 刊日伺t 以ロ
O
酢酸及びトリフルオロ酢酸では樋酸, 過塩素酸 について検討した.
山口ωAH凶 叶O民民的)ωω (国)HVロω
‘ωω
ωω巨吋μロO刊HVUωωhH
白 川口 .c: r・4
u ω ro 11 ω uコ
国LFh凶HU
“、 r-i
塩酸と過塩素酸ではほぼ同じ結果を得ベースラインの乱れがより少ない塩酸の2. 5Mを反応に用いた.
に比べ変換に 時間を要した.
fこカf, (ロ叶E)
Cコr-i 白ωE吋 ング反応における副反応物
(5 )
カップリ九州伺
カップリング反応液中の水の量が副反応物の収率に影響している
〉"凶Y
。刊以匂叶川相
外40 +J
トー内
アミノ酸のカップリング反応溶液200
u、
3-8) .
ことが分かった(Fi g.hm H
aω仏Jh
仏ω白J明
Uωん刑制.回
CI PTCーアミノ酸の生成 μl中の水の量を2.5-50%(v/ v)まで増やすと,
4 匂 匂 cil
.�
b‘(dH)
副反応物は増加した(約十20 が減少していく(約2/3倍)のに反し,
Cコ
'l o
(ヰτun五.:Il?.:I=lτq.:IE)roOOH
ペプチドでは上述の範囲でCIPTCーペプチドの生成は同様 倍) . 一方,
=lq6τaq l(l?aa
高IJ反応物も減少した(約2/3-1/2倍)iこ 減少したが(約2/3-1/2倍) ,
また塩基触媒としてピリジンのみを用いると, 副反応
3 -9).
(F
i g.。
。 25 50
Water (毛, v/v)
Fig. 3-8
Effect of amounts of water on the coupling
reaction mi玄ture of amino acids (5 nmol each per reaction tube) with CIPIC.
Curves: l=Gly; 1・=by-product for Gly; 2=Ala; 2'=
by-product for Ala; 3=Arg; 3・=by-product for Arg 4=Val; 4'=by-product for Val; 5=Leu; 5'=by
product for Leu; 6=Glu; 6'=by-product for Glu;
7=Trp; 7'=by product for Trp.
-76-
。
。 25
Water (毛, v/v)
Fig. 3-9
50 1 2
l'
2'
Effect of amounts of water on the coupling
reaction mixture of dipeptides (5 nmol each per reaction tube) with CIPIC.
Curves: l=Leu-Ala; 1・=by-product for Leu-Ala; 2=
Ala-Gly; 2'=by-product for Ala-Gly.
-77-
その副反応物の構造については未確認であ 物は減少した(第4章) .
泊泊.0
トm.0。ザ.0
副可門.0
同門.0AW4y.0
山w@.0
。門.0川w門.0
H門.0(Hog仏)
ロO刊以UωHVω白HV」明日刊同
検量線及び検出限界 反応収率,
る.
匂刊 U伺
ωH
H
ロωA
」【〉伺 ωぷ仏
ohH仏
HhLF
仏臼ιF
伺
」【4
向K門 出
hHO
Oロ吋EJH
m匂J明U
Mw od刊回ωt出札F仏HU刷。
3
-
6CIPICとのカップリング反応によるアミノ酸及び2種のジペプチド
のCIPTC-Ala-Gly及びCIPTC-Leu-Ala(各5nmol反応液中)の生成 収率は POPICと同様にOPA-MCE試液を用いるプレカラム誘導体化法で測定し
その結果反応液中に未反応のアミノ酸及びペプチ た(1-5-(1)参照) .
アミノ酸及びペプチドはほぼ それゆえ,
ドは検出されなかった.
(門"Z\ω)
しかし反応 生成物がすべ 100 %CIPICと反応するものと考えられる.
それに てCIPTC-アミノ酸及びペプチド であるということではなく,
muv刊gJ明付
基準操作iこしたがって得ら は副反応物も含まれるものと思われる.
。門.0
副司何.0
∞門.0
dy門.0
同門.0。ト.0
小切.0∞dy.0
。門.0
同凶.0
(
HOE白
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的、円A
dHO
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ロO刊以Uω判ω口旬刊UωO口刊巨4
ロO刊HVUωuvωロ
少なくともO. 025- れるアミノ酸及び2種のジペプチドの検量線は,
nmol(HPLC注入量)までは原点を通る直線を示した(相関係数r=
2. 5
N1門
pmol/HPLC注入量であ 結果未掲載).
O. 7 O. 3 -
ト,アミノ酸の検出限界(S/N=3)は,
3
-
7各n=2プロ ッ
0.994-0.999
小括 っTこ(Tab 1 e.
ωHA
ωLF
ドマン試薬であるP1 TCと同様な反応条件 新規に合成したCIPICはエ
それらの蛍光誘導体化に適していた . アミノ酸と反応し,
下で,
-79-
uv検出HPLCでのPITC試薬を用いたときょm-POPICより高くp-POPICとは同等であった.
円ハv円,z
HPLCでの蛍光検出感度は,
少なくとも2桁高く,
り,
またCIPICのアミノ酸及びペプチドとの反応性は極めて高く, CIPIC を用いたこの反応条件によって, ジペプチドのN末端アミノ酸 の決定が可能であった. よって蛍光エドマン分解への応用が期待で きる.
-8 0-
第4章 4-(2ーシアノ イソ インドリル)フェニルイソチオシ アネート を用いたトリペプチドの蛍光エドマン分解
エドマン分解を行うに あ たって, 試薬がペプチドあるいはタンパ ク質と完全に カップリンクーすること がまず重要な条件となる. しか し, これまで報告されている大部分のエドマン類似試薬はペプチド とのカップリング反応における収率が十分ではない. また合水条件
下では, 通常エドマン分解時にペプチドの解裂を引き起こすので , 無水有機溶媒中でチ アゾリノン誘導体を形成させエドマン分解させ ている. この場合煩雑な脱水操作を必要 とする.
CIPICは第3章で述べたようにペプチドとほぼ完全に 反応するので,
カップリング反応においてPITCによるダブルカップリング法を 必要 としないこと が予期される. また第3章でCIPICとペプチドとの反応 条件を検討した際, 塩基触媒と して ピリジンを用いるとトリ エチル アミンを用いたときに比較して, C 1 PTC-ペプチドの生成量は少ない が副反応物が 極端に減少するという知見が得られた .
そこで本章では, カップリン グ反応においてピリジンを塩基触媒 として用いた反応条件につ いて検討し, またエドマン分解における 操作を従来の方法より簡便にする目的で , 含水条件下にN末端アミ ノ酸を切断すると同時にCIPTH-アミノ酸に変換するという新しいエ ドマン分解操作について検討した(Chart 4-1).