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初めてでも簡単!基礎からわかるリアルタイムPCR

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(1)

誰でも簡単!基礎から分かるリアルタイム PCR

株式会社キアゲン 瀬藤 拓也

(2)

本日お話しさせていただく内容

リアルタイムPCRの原理

1

2

定量方法

リアルタイムPCRで良い結果をだすポイント

3

RNA精製

逆転写酵素

リアルタイムPCR試薬

SYBR GreenリアルタイムPCR用Primer

(3)

リアルタイムPCRの原理

1

2

定量方法

リアルタイムPCRで良い結果をだすポイント

3

RNA精製

逆転写酵素

リアルタイムPCR試薬

SYBR GreenリアルタイムPCR用Primer

(4)

リアルタイム PCR による遺伝子発現解析の流れ

例)がん細胞特異的に多いRNAは、どんなRNAか?

高品質 RNA 定量

効率的な サンプル破砕 正常細胞

がん細胞

サンプルタイプごとに 応じたRNA精製

正確に定量できる リアルタイムPCR がん細胞で多く発現して いる遺伝子を探す

検体

RNA安定化 RNA精製

逆転写 リアルタイム

定量PCR

(5)

リアルタイム PCR とは

 PCR では

PCRによる目的断片の増幅

励起& 蛍光検出 リアルタイムで増幅産物をモニタリング

10 cycle 15 cycle 20 cycle 25 cycle

 リアルタイム PCR では

PCRによる目的断片の増幅

電気泳動

A

遺伝子

B

遺伝子

(6)

リアルタイム PCR とは 検出について

目的とする

RNA

量の多いサンプル 早く光る

立ち上がり早い

目的とするRNA量の少ないサンプル 遅く光る

立ち上がり遅い

→ サイクル数

蛍光強度

(7)

リアルタイム PCR 原理 ― 用語

Amplification Plot (増幅曲線)と threshold と C T

蛍光強度(対数目盛)

10

0 20 30 40

Cycle数 Cycle

10

0 20 30 40

蛍光強度(リニア目盛)

BaseLine

Threshold

(閾値)

Cycle Point値(C

T値)

Thresholdの設定:

バックグラウンドのノイズよりも上

蛍光強度を対数目盛りにしたときの直線内に設定

テンプレートが多いほど早く 検出され始める

サイクル数 サイクル数

(8)

ターゲットの定量

 Exponential phase 対数直線増幅領域

PCR産物分子の生産がサイクルあたりの

ターゲット分子に正比例する

 Plateau phsase プラトー領域

PCR

産物収量の増加が無いか殆どない

• PCR産物濃度 (PCR産物の蓄積による

DNAポリメラーゼの有 効濃度の低下)

• PCR基質の枯渇

• PCR

酵素の半減期

最終産物によるポリメラーゼ反応の阻害

(9)

リアルタイム PCR ― 検出方法

SYBR Green 法と Probe 法

 SYBR Green Ⅰ法

• 価格が安価

• 融解曲線(メルト)解析で非特異的増幅の有無を検出可能

• 非特異的な増幅も検出

• 特異的増幅が得られた場合、感度は TaqMan Probe 法より高い

• Primer デザインの自由度が高い

 TaqMan Probe 法

• 価格が高価

• Primer に加え、 Probe を使用することで特異性が高い

• デザインの自由度が低い

(10)

リアルタイム PCR 検出方法 蛍光検出方法

 SYBR Green 法  TaqMan Probe 法

(11)

融解曲線解析

融解曲線(メルト)解析とは

解離

(メルティング)

温度が上昇すると、DNAは二本鎖から一本鎖に

低温 高温

deg.

78.5 79.0 79.5 80.0 80.5 81.0 81.5 82.0 82.5 83.0 83.5 84.0 84.5 85.0 85.5 86.0 86.5 87.0 87.5 88.0

dF/dT

5.0

4.5

4.0

3.5

3.0

2.5

2.0

1.5

1.0

0.5

0.0

deg.

78.0 78.5 79.0 79.5 80.0 80.5 81.0 81.5 82.0 82.5 83.0 83.5 84.0 84.5 85.0 85.5 86.0 86.5 87.0 87.5 88.0

Fluorescence

80

70

60

50

40

30

20

10

2

本鎖

DNA 1

本鎖

DNA

蛍光値

-dF/dT

融解曲線(メルト)解析で分かること

 PCR 増幅産物の特異性確認

 プライマーダイマーなど非特異増幅の確認

特異的な増幅産物

(12)

リアルタイムPCRの原理

1

2

定量方法

リアルタイムPCRで良い結果をだすポイント

3

RNA精製

逆転写酵素

リアルタイムPCR試薬

SYBR GreenリアルタイムPCR用Primer

(13)

サイクル数

Threshold

蛍光強度

20 23 26 29

2 14 2 11

2 8 2 5

サイクル数

テンプレート量

コピー数、濃度、相対量など

23 20

2 5 2 8 2 11 2 14

Y = aX + b

a は増幅効率を表す 29

26 リアルタイム PCR の原理

どのように発現量を解析するのか ― 検量線

検量線(スタンダードカーブ法)

(14)

サイクル数

蛍光強度

サイクル数

テンプレート量 2 5 2 8 2 11 2 14

Y = aX + b

2 14 2 11

2 8 2 5

2 6 リアルタイム PCR の原理

どのように発現量を解析するのか ― 検量線

Threshold

20 23 26 29

23

20

29

26

(15)

リアルタイム PCR の定量方法

絶対定量法 相対定量法

スタンダードカーブ法 スタンダードカーブ法

ΔΔC

T

説明

核酸の絶対量を測定

既知のコピー数や重量の外部スタンダード による検量線が必要

サンプル間の遺伝子の発現量を相対的に 比較

目的サンプルの遺伝子が基準となるサン プルの遺伝子と比較し、どのくらい発現 量が変化したかを算出する

使用例

ウイルス量、細菌量など 遺伝子発現量比較

ex.)薬剤投与した培養細胞 :処理して

いない培養細胞

検量線 必要 必要 不要

スタンダード

DNAスタンダード ; ターゲット遺伝子を

クローニングしたPlasmidなど

RNAスタンダード ; in-vitro転写によって

合成した、ターゲット

mRNA

実験系において細胞内で恒常発現してい る遺伝子

ハウスキーピング遺伝子を使用すること がほとんど

キャリブレーター 不要 必要 必要

補正遺伝子 不要 必要 必要

(16)

サイクル数

蛍光強度

サイクル数

テンプレート量 2 5 2 8 2 11 2 14

Y = aX + b

2 14 2 11

2 8 2 5

2 6 リアルタイム PCR の定量方法 ― 絶対定量法 スタンダードカーブ法

Threshold

20 23 26 29

23

20

29

26

(17)

補正用遺伝子は細胞内で恒常発現をしている遺伝子 (ハウス キーピング遺伝子)を使用

恒常発現遺伝子と比較し、その後、コントロールサンプル

(キャリブレーター)と比較

コントロールサンプル

(キャリブレーター)

テストサンプル

補正 ; 4 ÷ 4 = 1

細胞内ターゲットmRNAはβ-actinの1倍

12 ÷ 6 = 2

細胞内ターゲットmRNAはβ-actinの2倍

ターゲット

mRNA β-Actin

÷

2 ÷ 1 = 2 ( fold change 2 )

テストサンプルのターゲットmRNAはコントロールサンプルの2倍発現している

リアルタイム PCR の定量方法 ― 相対定量法

(18)

 実験条件、条件の異なる組織、細胞株で発現レベルが変動しない遺伝子

 よく使われる GAPDH や β-actin は条件により変動する場合がある

 複数のハウスキーピング遺伝子測定し、変動の少ないものを使用

 補正遺伝子を選択するソフトウエア( BestKeeper, NormFinder など)もある

 補正に使用する遺伝子は、ノーマライズ遺伝子、リファレンス遺伝子やその まま ハウスキーピング遺伝子などと呼ばれる

リアルタイム PCR の定量方法-相対定量法

ハウスキーピング遺伝子の選び方

(19)

ハウスキーピング遺伝子

► ターゲット遺伝子と同レベルの発現量のハウスキーピング遺伝子を選択

(20)

リアルタイム PCR の定量方法-相対定量法

 ターゲットスタンダードカーブ法

検量線(スタンダードカーブ)を作成

遺伝子とリファレンス遺伝子の増幅効率が 異なる場合も使用できる

検量線は不要

ターゲット遺伝子とリファレンス遺伝子 の増幅効率が同じ場合にのみ使用できる

 ΔΔC T

Fold Change = 2 -ΔΔC T

ΔC

T

=

ターゲット

C

T-リファレンス

C

T

ΔΔC

T

= テストサンプル ΔCt

キャリブレータサンプル

ΔC

補正

ターゲット遺伝子の発現量

÷

リファレンス遺伝子の発現量

Fold Change

補正後テストサンプルでの発現量

÷

(21)

リアルタイム PCR のよい結果とは

 非特異的増幅がない

No Template Control & 融解( SYBR Green 法)

低濃度・低発現での測定が可能となる

 ゲノム DNA の増幅がない

No RT Control で増幅がない

 unknown サンプルの結果が検量線内(測定レンジ)に含まれる

ダイナミックレンジ(検量線が直線になる最大~最少の RNA 濃度)を 外れると増幅効率と相関係数の値が適切でない

 検量線の傾きが適切。検量線から離れている測定値は外す

適切な傾きの範囲の目安 約 –3.8 > x > – 3.3 ( 83.3% / 100% ) E = 10 (-1/S) -1

S: 傾き

E: 増幅効率

 検量線の相関係数の二乗が、 1 に近い(約 0.98 以上)

 再現性が高い

RNA の精製度、プライマーの設計・濃度、アニーリング温度の最適化

(22)

リアルタイムPCRの原理

1

2

定量方法

リアルタイムPCRで良い結果をだすポイント

3

RNA精製

逆転写酵素

リアルタイムPCR試薬

SYBR GreenリアルタイムPCR用Primer

(23)

リアルタイム PCR による遺伝子発現解析 の流れ

例)がん細胞特有に多いRNAは、どんなRNAか?

高品質 RNA 定量

効率的な サンプル破砕 正常細胞

がん細胞

サンプルタイプごとに 応じたRNA精製

正確に定量できる リアルタイムPCR がん細胞で多く発現して いる遺伝子を探す

検体

RNA安定化 RNA精製

逆転写 リアルタイム

定量PCR

(24)

採取後の検体中の核酸の安定性

DNA/RNA の安定化 DNA

時間

分解

RNA

時間 発現

分解

RNA

の発現プロファイルを変化させる要因

検体採取後の、RNA分解酵素による

検体採取後に起きる、遺伝子発現レベ ルのダウンレギュレーション・アップ レギュレーション

検体の凍結融解による、

RNA

の分解

解決方法

検体採取後、RNAを速やかに安定化

[検体のRNA安定化の方法]

凍結保存、安定化試薬の使用、ライセート

 RNA

安定化までは検体への負荷を少なくする

(25)

RNA 安定化

採取後の検体中の核酸の安定性

 組織摘出後の RNA 安定化

 摘出時の組織内 RNA をそのまま保存

 組織内の RNA を安定化

• 室温: 7 日間まで

• 4 ℃ : 4 週間まで

• – 20 ℃ ~ – 80 ℃:長期

 凍結解凍の繰返し可能

 RNA を安定化したまま検体を輸送可能

RNAlater™ RNA Stabilization Reagent

(26)

RNA 安定化

RNAlater の迅速な RNA 安定化

0 5 10 15 30 60 M 0 5 10 15 30 60

GAPDH

非安定化

RNAlater

による安定化

変性

アガロースゲル

ノーザンブロット

RNAlater を使用することで迅速に RNA を安定化

ラット腎臓組織

(27)

組織サンプル中の DNA 、 RNA 、タンパク質を迅速安定化

Allprotect Tissue Reagent

 採取した組織の DNA 、 RNA 、タンパク室を即座に安定化

 組織内の RNA を安定化

• 室温: 7 日間まで

• 4 ℃: 12 ヶ月まで

• 長期保存の場合は – 20 ℃もしくは – 80 ℃

 組織を安定化したまま検体を輸送可能

 DNA/RNA/ タンパク質を同一サンプルから精製可能な

キット( Allprep シリーズ)が使用可能

(28)

リアルタイム PCR による遺伝子発現解析 の流れ

例)がん細胞特有に多いRNAは、どんなRNAか?

高品質 RNA 定量

効率的な サンプル破砕 正常細胞

がん細胞

サンプルタイプごとに 応じたRNA精製

正確に定量できる リアルタイムPCR がん細胞で多く発現して いる遺伝子を探す

検体

RNA安定化 RNA精製

逆転写 リアルタイム

定量PCR

(29)

RNA 精製

最適な RNA 精製キットの選択

サンプル種やスタートサンプル量

最適なキット(手法)の選択

(30)

RNA 精製 サンプル破砕の重要性

培養細胞 動物組織

破砕  ボルテックス  液体窒素上で 乳鉢 / 乳棒

破砕+

ホモジナイズ *  機械的破砕  機械的破砕

ホモジナイズ *

 ボルテックス

(細胞数が少ない場合)

 注射器 / 注射針

 QIAshredder

 機械的破砕

 注射器/注射針

 QIAshredder

 機械的破砕

ホモジナイズ: gDNAのせん断をさす

(31)

RNA 精製

ホモジナイズの重要性:粘性を下げるプレカラム ; QIAshredder

 スピンダウン方式ホモジナイゼーション:

高分子量

DNA

のせん断

ライセート中のデブリスを除去

 乳鉢・乳棒で破砕した組織ライセートのホモジナイズ用

 細胞ライセートのホモジナイズ用( 3 x 10 7 cells まで)

細胞数:5 x 106 細胞種:Hela

精製・溶出:RNeasy、40 µlで2回溶出

RNA量・1レーン:10 µl

► 適切で効率的な破砕とホモジナイズにより、高収量の RNA が得られる

(32)

RNA 精製

QIIAGEN 破砕装置一覧

TissueLyser II TissueLyser LT

TissuRuptor

(33)

RNA 精製 RNA 精製

溶出 検体

フェノール中で サンプルを破砕

破砕・ホモジナイズ

・乳鉢・乳棒

・Proteinase K

・機械的破砕

クロロ

フォルム添加

イソプロパ ノール添加

ペレット 溶解 の洗浄

ホームメイド法

QIAGEN スピンカラム法

核酸の 結合

メンブレンの 洗浄 ペレット化

(34)

RNA 精製 RNA 精製

溶出 検体

フェノール中で サンプルを破砕

破砕・ホモジナイズ

・乳鉢・乳棒

・Proteinase K

・機械的破砕

クロロ

フォルム添加

イソプロパ ノール添加

ペレット 溶解 の洗浄

ホームメイド法

QIAGEN スピンカラム法

核酸の 結合

メンブレンの 洗浄 ペレット化

 下層・フェノールのコンタミ

 核酸ペレットの紛失

 フェノールのコンタミなし

 沈殿操作がない

 簡単・ペレット紛失なし

(35)

RNA 精製

フェノールのコンタミの影響 [Abs]

Wave length (nm)

0.4

0.0 0.0

0.3

220 320 220 320

水にフェノールを添加

[Abs]

260 280 260 280

フェノールがコンタミした

RNA (1/100,000)

精製済み

RNA

Phenol (1/5000)

275

► フェノールがコンタミすることで、ピークがずれる可能性

► フェノールがコンタミすることで実際より RNA 量を多く見積もる可能性

(36)

RNA 精製

フェノールのコンタミによる RT-PCR 反応の阻害

フェノール法

RNA中のフェノールに

よる増幅阻害

増幅早 増幅遅

RNA量少 RNA

量多

ラット 筋肉組織

RNeasy Fibrous Tissue Kitとフェノール法

(37)

同一サンプルから同時精製 Allprep シリーズ

mRNA

発現量 を調べたい

microRNA発現量を

調べたい

gDNAの変異

を調べたい

タンパク質の発現量 を調べたい

Allprep シリーズを使用することで同時精製が可能

(38)

同一サンプルから同時精製

Allprep DNA/RNA/miRNA Universal Kit

 同一 サンプルから高収量のDNA、RNA、

miRNA精製

 溶解困難なサンプル用に開発

 ダウンストリームですぐ使用可能な高品質 核酸

 様々なサンプルタイプ用に最適化された プロトコル

 フェノール不要の簡便操作

 QIAcube対応

(39)

リアルタイムPCRの原理

1

2

定量方法

リアルタイムPCRで良い結果をだすポイント

3

RNA精製

逆転写酵素、リアルタイムPCR酵素

リアルタイムPCR試薬

SYBR GreenリアルタイムPCR用Primer

(40)

One-Step リアルタイム PCR および Two-Step リアルタイム PCR

 簡単なハンドリング

 早いプロトコール

 高い再現性

 コンタミリスクが低い

 プライマーの高い自由度

 1 回の逆転写から複数の PCR

 cDNA での保存可能

Two-Step

One-Step

逆転写反応

リアルタイムPCR

逆転写反応 + リアルタイムPCR

(41)

リアルタイム PCR による遺伝子発現解析 の流れ

例)がん細胞特有に多いRNAは、どんなRNAか?

高品質 RNA 定量

効率的な サンプル破砕 正常細胞

がん細胞

サンプルタイプごとに 応じたRNA精製

正確に定量できる リアルタイムPCR がん細胞で多く発現して いる遺伝子を探す

検体

RNA安定化 RNA精製

逆転写 リアルタイム

定量PCR

(42)

RNA

42℃ 2分間インキュベート(gDNA除去)

Reverse Transcription Buffer, Primer Solution

(Oligo-dT + Random oligomers)

Reverse Transcription Mix 添加混合

42℃ 15分間インキュベート(逆転写)

95℃ 3分間インキュベート

(逆転写反応を不活性化)

リアルタイムPCR反応ミックスへ

cDNAを添加混合

Genome DNA Removal Buffer RNase-Free waterを添加

逆転写酵素: QunatiTect Reverse Transcription Kit

ゲノムDNA除去を含む、迅速で簡便なリアルタイムPCR用逆転写キット

cDNA 合成ステップがたった 20 分!

(43)

逆転写酵素: QunatiTect Reverse Transcription Kit 効果的なゲノム DNA 除去

QIAGEN

ゲノムDNA除去なし

ゲノムDNA除去ステップを行なった場合、逆転写反 応を行なわないコントロール(–RT;緑色のプロッ ト)でゲノムDNAによる増幅が無い

ゲノムDNAの除去を行なわない場合、逆転写反応を 行なわないコントロール(–RT;濃青色のプロット)

でゲノムDNAによる増幅が認められる

100ng トータルRNAを逆転写し、β-アクチンに特異的Primer、QiantiTect SYBR Green PCR Kitを用い検証した。

► 効率よく迅速にゲノム DNA を除去した cDNA 合成

+ RT→ + RT→

- RT ↓

- RT→

(44)

本日お話しさせていただく内容

リアルタイムPCRの原理

1

2

定量方法

リアルタイムPCRで良い結果をだすポイント

3

RNA精製

逆転写酵素

SYBR GreenリアルタイムPCR用Primer

リアルタイムPCR試薬

(45)

リアルタイム PCR による遺伝子発現解析 の流れ

例)がん細胞特有に多いRNAは、どんなRNAか?

高品質 RNA 定量

効率的な サンプル破砕 正常細胞

がん細胞

サンプルタイプごとに 応じたRNA精製

正確に定量できる リアルタイムPCR がん細胞で多く発現して いる遺伝子を探す

検体

RNA安定化 RNA精製

逆転写 リアルタイム

定量PCR

(46)

デザイン済 SYBR Green 用 Primer : QuntiTect Primer Assay

メルト解析およびNo template controlで非特異的な増幅の有無を確認

メルト解析により

PCR

特異性を確認

 No template controlよりPCR特異性を確認

► 非特異性増幅を抑えることが結果の妥当性を検討する際に重要

(47)

デザイン済 SYBR Green 用 Primer : QuntiTect Primer Assay

SYBR Green 検出によるリアルタイム PCR 用 Primer デザイン QuantiTect Primer Assays

標的遺伝子の 選択と注文

プライマーミックス の再懸濁

至適化なしに 良好な結果

ホームメード法

標的遺伝子を解析

(例:BLAST検索など)

プライマーデザイン プライマー注文 プライマーの再懸濁

品質管理 アッセイの最適化

最適化/至適化の後で のみ良好な結果

► 即使用可能なゲノムワイドなプライマーセット

(48)

デザイン済 SYBR Green 用 Primer : QuntiTect Primer Assay

QuntiTect Primer Assay

 ゲノムワイドなデザイン済プライマーで良好な実験結果

 エキソン/ エキソン境界にまたがるデザイン

 ほぼ 100% の PCR 効率で信頼できる相対定量

 高い感度と特異性

 幅広い濃度範囲で正確な定量

 SYBR Green 検出で時間と経費を節約

 QIAGEN ホームページで簡単に検索、オーダー可能

(49)

GeneGlobe 遺伝子研究用ポータルサイト ターゲット遺伝子の検索について

GeneGlobeをクリック

(50)

GeneGlobe 遺伝子研究用ポータルサイト

ターゲット遺伝子の検索について

例としてヒト

caps2

を検索

遺伝子名や ID を入力

生物種を選択 4

(51)

GeneGlobe 遺伝子研究用ポータルサイト

ターゲット遺伝子の検索について

例としてヒト

caps2

を検索

製品名をクリック

(52)

GeneGlobe 遺伝子研究用ポータルサイト

ターゲット遺伝子の検索について

例としてヒト

caps2

を検索

選択したQuantiTect Primerアッセイ 以外にもデザイン済siRNAの情報も

GeneIDやアンプリコンの長さなど

の情報

(53)

リアルタイムPCRの原理

1

2

定量方法

リアルタイムPCRで良い結果をだすポイント

3

RNA精製

逆転写酵素

SYBR GreenリアルタイムPCR用Primer

リアルタイムPCR試薬

(54)

リアルタイム PCR による遺伝子発現解析 の流れ

例)がん細胞特有に多いRNAは、どんなRNAか?

高品質 RNA 定量

効率的な サンプル破砕 正常細胞

がん細胞

サンプルタイプごとに 応じたRNA精製

正確に定量できる リアルタイムPCR がん細胞で多く発現して いる遺伝子を探す

検体

RNA安定化 RNA精製

逆転写 リアルタイム

定量PCR

(55)

QIAGEN のユニークな PCR Buffer システム

PCR buffer 中の陽イオンの影響

(56)

QIAGEN のユニークな PCR Buffer システム

PCR buffer 中の陽イオンの影響

アニーリングの条件検討

QIAGEN M 50 52 54 56 58 60

Supplier A

50 52 54 56 58 60

NH4+により、広範なアニーリング温度で特異的な増幅

► は、 の最適化条件検討が不要

(57)

QuntiNova シリーズ

QIAGEN の新しいリアルタイム PCR 試薬

 色素によるピペッティングコントロール

青いマスターミックスと黄色の希釈液により、ピペッティングの 視覚的確認の確実性と簡便性

 新規のホットスタートメカニズム

Taq DNA Polymerase 活性の高い特異性

 アンモニウムイオンによる高いアニーリング特異性

ミスマッチ結合を低減し、特異的な増幅

 超高速サイクリング

PCR にかける時間を低減

 高感度

わずか 1 コピー相当の遺伝子発現の検出

30 ℃で最高 100 時間まで安定

(58)

QuntiNova シリーズ

反応液のセットアップの確認を視覚化してミスのない分注

► 視覚的にテンプレートの入れ忘れを防止

マスターミックス:青

テンプレート希釈用 Buffer :黄色 混合すると 緑色に

(59)

QuntiNova SYBR Green PCR データ 幅広いダイナミックレンジ

10 µl qPCR 反応で 10 fg までの cDNA の高感度の検出

Hela cDNA 100 ng-10 fg β-actin

QuntiNova SYBR Green PCR

(60)

本日お話しさせていただいた内容

リアルタイムPCRの原理

1

2

定量方法

リアルタイムPCRで良い結果をだすポイント

3

RNA

精製

 SYBR Green

Ⅰ法と

TaqMan Probe

絶対定量と相対定量

ハウスキーピング遺伝子

 RNA安定化

サンプルのホモジナイズ、破砕

サンプルに応じた最適なキットの選択

同一サンプルから同時精製 Allprep DNA/RNA/miRNA Universal Kit

(61)

本日お話しさせていただいた内容

逆転写酵素

リアルタイムPCR試薬

SYBR GreenリアルタイムPCR用Primer

ゲノムDNA除去機能を併せ持つ迅速なリアルタイムPCR用逆転写酵素

QuantiTect Reverse Transciption Kit

 Primerの特異性

 SYBR GreenリアルタイムPCR用デザイン済みQunatiTect Primer Assay

 QIAGEN PCR Bufferの特長

反応セットアップを色で確認でき、高速サイクリングを実現

QuatiNova PCR シリーズ

(62)

参考資料: Critical Factors for Successful Real-Time PCR

QIAGENホームページよりPDF(英語版)がダウンダウンロード可能です

参照

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