FICオープンセミナー報告
著者 法政大学国際文化学部
出版者 法政大学国際文化学部
雑誌名 異文化. 論文編
巻 21
ページ 237‑278
発行年 2020‑04‑01
URL http://hdl.handle.net/10114/00023213
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異文化 21
イベント名:合評会 油井大三郎『平和を我らに─越境するベト ナム反戦の声』
開 催 日:2019 年 12 月 14 日(土)
場 所:外濠校舎 306 教室
発 表 者:油井大三郎(一橋大学名誉教授、東京大学名誉教授)
佐藤雅哉(一橋大学講師)
根本雅也(日本学術振興会 PD)
大野光明(滋賀県立大学准教授)
参 加 者 数:38 名 内 容:
日本における戦後のアメリカ合衆国の外交に関わる研究の第一人者 である油井大三郎氏の『平和を我らに』(岩波書店、2019 年)の 合評会を開催した。まず、著者の油井氏より、本書の目的や概要に ついて説明があった。とりわけ、今日、ベトナム反戦運動史を研究 する意義、ベトナム反戦運動の日米比較の意味、そして残された課 題を中心に説明がなされた。続いて、コメンテーターの佐藤氏(ア メリカ冷戦史)、根本氏(被爆者運動等の社会運動研究)、大野氏(反 基地運動等の社会運動研究)より、それぞれの研究の視点からコメ ントがあり、これに対して油井氏から返答がなされた。さらにフロ アも含めた質疑応答を通し、1)社会運動における比較の意義と方 法論的問題点、2)シングル・イシューとしてのベトナム反戦運動 が戦後日本における社会運動に及ぼした波及効果、3)社会運動に おける党派対立と大同団結の問題、などが浮かび上がってきた。活 発な議論の中で、世代を超えた共通の問題意識も明らかとなり、今 後のトランスナショナルな社会運動史研究の可能性も垣間見えた会 となった。
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異文化 21