音響管付二重防音壁の騒音低減効果 (株)大林組
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(2) 土木学会第71回年次学術講演会(平成28年9月). Ⅶ‑143. 4.実験方法 音源 実物に対して 1/4 の大きさの模型を用いて(写真-1)、防音 (高さ 1m) 壁タイプごとに各周波数帯域の騒音低減量を測定した(図-4)。. 二重防音壁および音響管の設置延長は実物寸法で 21.6m とし. 受音点 ①仮囲い(高さ 3m) (高さ 1.5m). ②防音パネル(高さ 5m). た。なお、以下に示す寸法はすべて実物大スケールに換算し た値で表す。 音響管付二重防音壁. ③二重防音壁(高さ 3m) 受音点 (マイク). 音源 (スピーカー). 音響管. ④音響管付二重防音壁(高さ 3m) 仮囲い. 10m. 5m. 10m. 20m. 図-4 実験ケース. 写真-1 無響室における模型の設置状況. 5.結果 図-5、図-6 に実験結果を示す。それぞれの値は、音源の音響パワーレベルが 106dB(周波数特性:音響学 会が示す建設機械騒音の代表的な周波数特性 1))とするときの受音点における騒音レベル、A 特性音圧レベル である。 図-5 では、防音壁タイプごとの受音点での騒音レベルを示す。音響管付二重防音壁は仮囲い(高さ 3m)に 対して最大 10dB の騒音低減効果が確認できた。また、高さ 5m の防音パネルに対しても、騒音低減効果が上 回った。 図-6 では、防音壁タイプごとの A 特性音圧レベルの周波数特性を示す。音響管が対象とした周波数帯域(250 ~500Hz)で A 特性音圧レベルが二重防音壁の場合よりも 2~6dB 低減した(赤色着色部)。音響管が対象とし た周波数帯域より低い周波数帯域では A 特性音圧レベルが大きくなっている箇所がある一方、対象とした周波 数帯域より高いところでは低減効果が認められる(青色着色部)。 受音点 (5m). 受音点 (10m). 60. 受音点 (20m). -10m. 騒音レベル(dBA). 0m. 5m. 10m. 15m. 50. 20m. 60 58 56 54 52 50 48 46 44. ①仮囲い ①防音壁(一 (高さ3m) 重、H=3m) ②防音パネル ②防音壁(一 (高さ5m) 重、H=5m) ③二重防音壁 (H=3m) (高さ3m). 0m. 5m. 10m. 15m. 20m. A特性音圧レベル(dB). 1.0m. 1.5m. 音源(106dB). ④音響管付二 ④音響管付 重防音壁 二重防音壁 (H=3m) (高さ3m). 防音壁からの距離. 40. 30. 20. 音響管が対象とした周波数帯域 10. 0. 図-5 防音壁タイプごとの騒音レベル測定結果. 62.5. 125. 250. 500. 1000 2000. 1/3オクターブバンド中心周波数(Hz). 6.まとめ 近隣の民家に対する騒音対策として、二重防音壁に音響管を組み込 んだ高性能防音壁の騒音低減効果を明らかにするため、模型実験を行 った。結果は、万能鋼板製の仮囲い(高さ 3m)に対して最大 10dB の 騒音低減効果があった。今後は、民家が近接しており、騒音低減が求 められている現場に積極的に適用していく。 参考文献 1)日本音響学会:建設工事騒音の予測モデル“ASJ CN-Model 2007”. ‑286‑. ①仮囲い(高さ3m) ②防音パネル(高さ5m) ③二重防音壁(高さ3m) ④音響管付二重防音壁(高さ3m ). 図-6 防音壁タイプごとの A 特性 音圧レベルの周波数特性 (受音点は防音壁から 5m). A.
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