2 / 87
目的
・実験レポートの書き方(グラフの書き方)、まとめ方を習得する パソコンでのレポートの書き方(グラフの書き方) ・プレゼンテーション資料の作り方、発表の仕方を習得する ・T-3 高温から低温への自然対流での伝熱 ・T-4 低温から高温へ冷凍機(ヒートポンプ)で熱を伝える (エアコンの動作原理)資料のまとめ方、発表の仕方
実験の内容の理解
実験前に教科書を読んでから実験に参加してください3 / 87
予定
諸注意+レポートの書き方 T-3の基礎知識の説明 T-4の基礎知識の説明 約30分 約30分 約30分4 / 87
成績の点数配分
シラバスより レポート 60%(6-2:40%,7-3:20%),プレゼンテーション 40%(7-4:40%) 6-2 実験結果を工学的に考察する能力を修得する 7-3 資料作成能力を修得する 7-4 プレゼンテーションのための基本能力を修得する 何故 何故その現象が起こったか5 / 87
注意事項
場所 実習工場南側 一番左の部屋 T-3 2F, T-4 1F パソコンの持ち込み可(計算シートは自分で作ること) ただし、実験室なので、狭いことと 汚れる可能性があります T-3は単純計算の繰り返しがあります 関数電卓・定規・レポート用紙を必ず持ってくること 服装 サンダルは履いてこない 赤ペンなどの色の違うペン(T-4) 持ち物6 / 87
注意事項
・時間を守る 授業の遅刻は認めません 椿レポートボックスへ金曜12:00までに 遅れた場合は受け取りません ・不正をしない 写していることが疑われる場合は、二人とも不可 データのコピーや、コピー機でのコピーは不可 (ウェブページからWord等へのワープロソフト へのコピーを除く) ・仕様を守る7 / 87
不正をしない
必ず自分で書くこと!! パソコンで作成したデータを人に渡さない 毎年内容を変えているので、過去のデータはすぐに わかります。明確に証拠の残る不正行為なので、厳 しく対処をします。8 / 87
不正をしない
・目的・方法・データ整理(ウェブページ) 実験前、遅くとも実験終了後すぐに終わらせること 自分で余裕を持ってレポートを完成させるために 自分で余裕を持ってレポートを完成させるために 佐賀大学 機械システム工学科のウェブページから、 教員一覧をたどって、私の教員ウェブページへ行くと 、機械工学実験のページを作っています。12 / 87
仕様を守る
書き方、用紙 パソコンと手描き可、用紙A4で左上一箇所でとじる 実験結果の記録表を配布するので、提出時には ボールペン等で清書すること コピー機でコピーしたレポート、のりで貼付け たレポートは一切受け取りません13 / 87
仕様を守る
14 / 87
仕様を守る 図表
図 1 実験装置概略 実験日 電圧 [V] 電流 [I] 6/8 5 2 10/9 10 4 表1 実験条件15 / 87
仕様を守る 図表
実験は3回、条件を変えて行う。用い た実験装置の概略を図1に示す。装 置は~ 図 1 実験装置概略 図や表の内容の 説明を本文中、 図の直前で必ず 記述する。 図や表は説明の直後 に記載する。用紙一 枚分の図や表でも、 必ず次のページに。16 / 87
仕様を守る 図表、式番号
グラフ1 温度分布 図1 温度分布 本文中に入るのは、図と表のみ レポートの先頭から同じ形式で通し番号 図番号・表番号・式番号 図 1 実験装置 図4.2 配線図 図3.3 温度分布 図1 実験装置 図2 配線図 図3 温度分布17 / 87
仕様を守る 参考文献
引用していない文献は入れない 3.3.6 参照すべき資料や文献 [1] 東京天文台編纂,「理科年表」,丸善,(1991). [2] 西川兼康・藤田泰伸,「伝熱学」,理工学社,(1982). [3] 吉田駿,「伝熱学の基礎」,理工学社,(1999). [4] 相原利雄,「伝熱工学」,裳華房,(1994). [5] 日本機械学会,「伝熱工学資料」,日本機械学会,(1986). [6] 日本機械学会,「伝熱ハンドブック」,日本機械学会,(1993). T-3の教科書のリスト 教科書のリストをそのまま写さない18 / 87
仕様を守る 参考文献
文献を参考にしたら、本文中に文献番号を示し引用する (引用しない場合は盗作です) 実験テキストは引用する必要はありません (もし引用のであれば、引用箇所を明記すること) (a) 温度の算出 熱電対の起電力の0℃から100℃のJIS規格の基準値[1]を用いて,起電力E [mV]と温度T [℃]との関係を表す2次の校正式を最小二乗法で求めると,次 式が得られる. [1] JIS規格 C 1602-1995, (1995), 日本工業標準調査会, http://www.jisc.go.jp, (2011/01/24). 本文中の記述 リストに追加 文献番号はレポート先頭から引用順に19 / 87
仕様を守る 参考文献
Webpageを引用する際は、タイトルとアドレス、参照日を示す リストはレポートの最後に載せる ダイキン工業webpage,http://www.daikin.co.jp/csr/ information/influence/index.html,2010年6月3日 例20 / 87
仕様を守る 考察
測定した内容+
測定結果からわかること 教科書のT-3、T-4の“報告書の書き方および課題” の項を読むこと 何故 何故その現象が起こったか 伝熱量が70Wから120Wに上がると熱伝達率が50W/mKから 95W/mKになった。これは伝熱量が上昇することで自然対流に よる流れが速くなったためである。 具体的な数値を示して変化を書く。21 / 87 本実験では,熱伝達率と自由対流熱伝達について,また流 れの状態(層流,乱流)が伝熱に与える影響について実験を 通して理解を深める.そのために,スピンドル油中にいれた 鉛直円管周りに発生する自由対流現象を観察するとともに, 流体中の温度分布の測定を行う.また,測定した実験データ から熱伝達率を算出し,自由対流熱伝達における鉛直鉛管 での熱伝達率の予測式を求める.
仕様を守る 結論
結論は目的に対して分かったこと 分かったことを簡潔に。考察と重なってもよい。 T-3 目的22 / 87
予定
諸注意+レポートの書き方 T-3の基礎知識の説明 T-4の基礎知識の説明 約30分 約30分 約30分 実験装置の使い方など具体的な説明は当日23 / 87
実験内容
熱の移動
高温 低温 高温 低温 仕事 冷凍機・ヒートポンプ T-3 T-424 / 87
T-3
T-3実験内容
本実験では,熱伝達率と自然対流熱伝達について,また流れの 状態(層流,乱流)が伝熱に与える影響について実験を通して理 解を深める.そのために,スピンドル油中にいれた鉛直管周りに 発生する自然対流現象を観察するとともに,鉛直管周りのスピン ドル油の温度分布の測定を行う.また,測定した実験データから 熱伝達率を算出し,自然対流熱伝達における鉛直管の熱伝達率 の予測式を求める. T-3 目的25 / 87
T-3
26 / 87
T-3 熱伝達率
静止流体 物体 物体Q
熱伝導<
Q
熱伝達 熱伝導 対流熱伝達熱の移動 伝熱(伝熱工学)
高温T
低温T
W27 / 87 対流熱伝達とはどんな現象か?
Q
hQ
hA
T
WT
T
T
高温の固体表面 低温の流体T-3 熱伝達率
28 / 87
T-3 熱伝達率
ニュートンの冷却法則Q
hQ
hA
T
WT
T
T
(3.3.1)Q
h
=
h A
(
T
w
−
T
∞
)
29 / 87
T-3 熱伝達率
ニュートンの冷却法則Q
hQ
hA
0°C or 19°C
0°C or 19°C
0°C or 19°C
温度差の影響 (3.3.1)20°C or 40°C
Q
h
=
h A
(
T
w
−
T
∞
)
30 / 87
T-3 熱伝達率
ニュートンの冷却法則Q
hQ
hA
T
WT
T
T
A / 2
面積の影響 (3.3.1)Q
h
=
h A
(
T
w
−
T
∞
)
31 / 87
T-3 熱伝達率
ニュートンの冷却法則熱伝達率
h ?
(3.3.1)Q
h
=
h A
(
T
w
−
T
∞
)
32 / 87
T-3 熱伝達率
ニュートンの冷却法則 Tw = 37 ℃ (体温) A 一定 (体表面積) 暑い! (3.3.1)Q
h
=
h A
(
T
w
−
T
∞
)
33 / 87
T-3 熱伝達率
ニュートンの冷却法則 Tw = 37 ℃ (体温) A 一定 (体表面積) 暑い!Q
hQ
h 体からの放熱量Qcを 大きくして、涼しく快適 にするには? (3.3.1)Q
h
=
h A
(
T
w
−
T
∞
)
34 / 87
T-3 熱伝達率
ニュートンの冷却法則 Tw = 37 ℃ (体温) A 一定 (体表面積)Q
hQ
h T(周囲温度)を変える (3.3.1)Q
h
=
h A
(
T
w
−
T
∞
)
35 / 87
T-3 熱伝達率
ニュートンの冷却法則 Tw = 37 ℃ (体温) A 一定 (体表面積)Q
hQ
h h変える 扇風機(強制対流) 水の中 流れや流体の特性の影響 (3.3.1)Q
h
=
h A
(
T
w
−
T
∞
)
36 / 87
T-3 流れの影響
Tw T∞ 温度分布 位 置 温度 速度分布 位 置 速度 T∞ Tw Tw T∞ 温度分布 位 置 温度 速度分布 位 置 速度 T∞ Tw 層流 乱流37 / 87
T-3 自然対流熱伝達
流れのおこり方
扇風機(ファン)やポンプなどに よる外部からの流れ 外部からの影響ではなく 温度差などの内部の要因で 発生する流れ強制対流
自然対流
38 / 87
T-3 自然対流熱伝達
実験で扱う装置での自然対流現象 電気ヒータにより円管を加熱 :壁面温度 Tw T:周囲温度39 / 87 電気ヒータにより円管を加熱 円管から油(周囲)へ熱が伝わる Q [W] Tw:壁面温度 T:周囲温度
T-3 自然対流熱伝達
実験で扱う装置での自然対流現象40 / 87 電気ヒータにより円管を加熱 円管から油(周囲)へ熱が伝わる 油の温度が上昇 Tw:壁面温度 T:周囲温度
T-3 自然対流熱伝達
実験で扱う装置での自然対流現象41 / 87 電気ヒータにより円管を加熱 円管から油(周囲)へ熱が伝わる 油の温度が上昇 油の密度が低下する(体積が膨張) Tw T :壁面温度 :周囲温度
T-3 自然対流熱伝達
実験で扱う装置での自然対流現象42 / 87 電気ヒータにより円柱を加熱 円柱から油(周囲)へ熱が伝わる 油の温度が上昇 油の密度が低下 浮力の発生 Fb [N] 浮力 Tw:壁面温度 T:周囲温度
T-3 自然対流熱伝達
実験で扱う装置での自然対流現象43 / 87
T-3 自然対流
加熱 浮 力 (社)佐賀県観光連盟 (フォトランド)44 / 87
T-3 自然対流
ファンのないコンピュータの冷却 スマートフォン、タブレット、小型ノートPC 加工したガラスの徐冷 雪花ガラス工房 生 hibi.shop-pro.jp45 / 87
T-3 自然対流
松川地熱発電所 Wikipedia ja.wikipedia.org
自然通風冷却塔
46 / 87
47 / 87
T-3 熱伝達率の予測
無次元数による予測式をつかって計算 Nu= h xλ 熱伝達率h の無次元化 Gr= gβ(Tw−T∞) x 3 ν2 自然対流の駆動力を表す無次元数 物性の影響 Pr= ν a 自然対流熱伝達の予測式 熱伝達率を求めることは実用上、非常に重要 冷やすことが多い(空気,水,油で) 熱伝達率hを求めたい 形状によって変わる定数Nu=C (GrPr)
m48 / 87
49 / 87
50 / 87
予定
諸注意+レポートの書き方 T-3の基礎知識の説明 T-4の基礎知識の説明 約30分 約30分 約30分 実験装置の使い方など具体的な説明は当日51 / 87
T-4実験内容
本実験では一般的に用いられる蒸気圧縮式冷凍機による空 気調和(空気の温度と湿度の調整)での,空気の温度と湿度 の変化を測定する.また,エアコン(冷凍機・ヒートポンプ)の 性能に熱源の条件がどのような影響を与えるかを明らかに する.実験装置は家庭用のエアコンに一般的についている冷 房機能および除湿機能と同じ動作をさせる. T-4 目的52 / 87
T-4 空気調和
エアコンでの除湿モードの動作と温度のコントロール
53 / 87
T-4 空気調和
空気調和 (Air conditioning) 「空気の温度、湿度、清浄度および気流分布を、空気調和を 必要とする空間の要求に合致するように、同時に処理するプ ロセス」 冷凍空調技術 空調編、日本冷凍空調学会、1998 温度と湿度をコントロールする 湿度のコントロールをするには? (エアコンの除湿方法は?) 温度のコントロールをするには? エアコン Air conditioner54 / 87 体感的な値 不快さなどに影響 湿度とは
T-4 湿度のコントロール
? 空気中に含まれる水蒸気(気体の水)の量 飽和状態100%から更に冷却すると凝縮がはじまる 相対湿度55 / 87 空気中に含まれる水蒸気量を 簡単に求められる 湿度とは
T-4 湿度のコントロール
? 空気中に含まれる水蒸気(気体の水)の量 冷却前後を比較することで空気中の 水蒸気量の変化(除湿されたか)が分かる 20℃での飽和状態での絶対湿度 0.015 kg/kg 10℃での飽和状態での絶対湿度 0.007 kg/kg 絶対湿度56 / 87
T-4 湿度のコントロール
湿度を減らす
空気中の水蒸気量を減らす
水蒸気を含む空気を冷却
水蒸気を凝縮させる(気体の水→液体の水)
冷却→相対湿度100%→さらに冷却61 / 87
T-4 温度のコントロール
熱 高温 低温 熱の伝わる方向冬
5℃
室内 20℃夏
36℃
室内 28℃ 熱 低温物体から高温物体へ熱を伝えなくてはいけない 暖房 冷房63 / 87
T-4 冷凍機・ヒートポンプ
エアコンや冷蔵庫の効率を良くする(電気代を安くする)方法
64 / 87
T-4 冷凍機・ヒートポンプ
冷却量(冷房・冷蔵庫) 加熱量(暖房) 消費電力 少ない消費電力で、たくさん冷やせる(暖められる) 冷凍機・ヒートポンプが効率がよい エアコン・冷蔵庫で大きい方がよい エアコン・冷蔵庫で小さい方がよい 冷凍機・ヒートポンプの効率 -成績係数(COP)ε
=
Q
EW
66 / 87
T-4 温度のコントロール
外気
36℃
室内
28℃
熱 夏季の冷房 室内機 T室内機 < 28℃ 高温 低温 熱の伝わる方向?
36℃ <?
T室外機 室外機 熱<
冷房 < 冷媒の循環67 / 87 室内機 T室内機 < 28℃ 36℃ < T室外機 室外機 < 冷媒の循環 室内空気 外気 冷媒の循環
68 / 87 T室内機 < 28℃ < 36℃ < T室外機 室内空気 外気 低圧低温の冷媒 高圧高温の冷媒 冷媒の圧力を下げる 冷媒の圧力を上げる 仕事
70 / 87 気体→液体 凝縮 液体→気体 蒸発・沸騰 相変化を伴う伝熱は熱伝達率が高い
71 / 87
沸騰 日本刀の焼き入れ
一閑人 刀鍛冶 福留房幸の日々 相原利雄 伝熱工学
79 / 87
T-4 冷凍機・ヒートポンプ
成績係数の良くなる運転条件を実験で求める 変更可能な実験条件 ・高温熱源凝縮器入口温度 ・水(高温熱源)流量 ・低温熱源蒸発器入口温度 ・空気(低温熱源)流速 一回目実験 班全員で 二回目の実験条件を決める 二回目実験 一回目・二回目の実験結果を班全員で検討し 三回目の実験条件を決める 三回目実験 三回目の実験結果を検討する80 / 87
T-4 冷凍機・ヒートポンプ
変更可能な実験条件 高温熱源凝縮器入口温度 水(高温熱源)流量 低温熱源蒸発器入口温度 空気(低温熱源)流速 温度(高温熱源) 速度(高温熱源) 温度(低温熱源) 速度(低温熱源)81 / 87 成績の良い冷凍機 圧縮機での仕事が小さい → 電気代が安い 伝熱量が大きい → よく冷える or よく暖まる 圧力差を小さくする → 温度差を小さくする 熱を伝えやすくする → 熱伝達率を上げる
82 / 87 高温冷媒 低温冷媒 外気 室内温度 温度差を小さくしたい 高温熱源 低温熱源 熱 熱 圧力差ゼロでは冷却できない 熱源の温度を変えると??
84 / 87
Q
c=
h A (T
w−
T
∞)
T-4 冷凍機・ヒートポンプ
空気 冷媒 蒸発器 ニュートンの冷却法則 Tw h, T 熱伝達率を大きくする 高熱源(水道水) 低熱源(空気) 熱交換器 速度の影響85 / 87
Q
c=
h A (T
w−
T
∞)
T-4 冷凍機・ヒートポンプ
ニュートンの冷却法則 熱伝達率を大きくする 熱交換器(凝縮器・蒸発器)での 温度差を小さくする 速度の影響 高温冷媒 低温冷媒 外気 室内温度 高温熱源 低温熱源 熱 熱88 / 87
T-4 効率をあげる
設定温度の変更
熱交換器(凝縮器・蒸発器)の熱交換性能の向上
利用する側で出来ること 製作する側で出来ること 実験条件:外気・室内空気を仮定した熱源水の温度を変える 実験条件:水や空気の速度(流量)を速く(大きく)する89 / 87
90 / 87
T-4 実験装置
冷媒: フロン(R22) 膨張弁 蒸発器 圧縮機 凝縮器91 / 87
T-4 実験装置
高熱源 水道水 低熱源 空気
92 / 87