供 給 方 法
応急仮設住宅の建設 公営住宅等での受入 民間賃貸住宅の活用
=借り上げ仮設住宅
災害からの住宅復興のプロセス
恒久的再建
改築・建替え 復興住宅等
被災 避難
避難所 旅館等
応急的対応
応急修理 仮設住宅等
本格的な生活再建 暮らしの基盤の再生 危険の回避
安全の確保
当面の生活の安定 生活空間の確保
直後~ 2,3ヶ月後~ 1,2年後~
仮 設 住 宅
• 自らの資力では住宅を 確保出来ない者に、簡 単な住宅を仮設し一時 的な居住の安定を図る
• 原則2年間、無償提供
プレハブ 建築協会
応急仮設住宅
プレハブ メーカー
建設
ハウス メーカー
建設
地元 業者
地元 業者 建設
発注 公募 発注
国交省
協力 要請
関係 機関
空室 提供
借り 上げ
公営 住宅
等
借り上げ仮設住宅
物件 情報
公営 住宅
等
借り 上げ
空室 提供
空室 提供
県外の 民間 賃貸 民間
賃貸 住宅 被災県
仮設住宅等の供給方法
• 災害救助法に基づき、都道府県が供給を行う
• 早期供給のため協会・団体等と事前に協定締結
他都道府県
不動産 業界 団体
東日本大震災での仮設住宅等の数
被災 仮設住宅等
3 県 以 外
計
113154戸
被 災 3 県
全壊4158戸
応急仮設住宅 完成52543戸
公営住宅等 5366戸
借り上げ仮設住宅 55245戸
応急仮設住宅 315戸
公営住宅等 14275戸
借り上げ仮設住宅 13298戸 計 27888戸 全壊125273戸
警戒区域等 居住者など
(2012年4月上旬の情報に基づく)
• 最も多いのは借り上げ仮設:建設戸数を上回る
• 被災3県以外で供給される量も多い
借り上げ仮設住宅とは
• 民間賃貸住宅を都道府県が借り上げて、応急仮設 住宅として取り扱う対応
…「みなし仮設住宅」「応急借上げ住宅」とも呼称
• 過去の震災でも実施されたが実績は少ない
… 阪神大震災 :借り上げ139戸/建設48300戸 新潟県中越地震:借り上げ177戸/建設3460戸
• 家賃等の条件満たし、家主が契約に応じる物件を、
原則2年借り上げて被災者に提供
• 入居の要件等は基本的に建設型の仮設と同じ
…住家が全壊・全焼・流失して居住する場所がなく、
自らの資力では住宅を確保出来ない者
(1)従来型
• 業界団体提供の物件リス トに対し申込を受けて契約
• 情報周知、ニーズとの不 一致等で十分に機能せず
業界 団体
不動産業者
家主
(物件)
県 市町村
被災 者
①協力要請
情報提 供依頼
相談
物件 情報
②物件リスト
③リスト 提供
物 件 情 報
④相談 入居 希望 希望者情報 仲
介
⑤契約
⑥入居
業界 団体
不動産業者
家主
(物件)
県 市町村
被災 者
④申請 (新規 は②) 仲介
⑤契約 切替え (新規は③)
③入居 (新規は④)
①物件探し
②契約
希望者 情報 仲介
とりまとめ 契約
書等
(2)特例型
• 自ら探して契約した物件 を切替、探して申請した 物件を新規に借上げ
• 入居する地域・物件選べ ることから利用が増加
借り上げ仮設住宅の運用手順
借り上げ仮設の供給状況(被災3県)
完成数 入居数 完成数 入居数 完成数 入居数
宮古市 585 2010 1708 仙台市 8580 1523 1496 福島市 211 - - 大船渡市 592 1811 1753 石巻市 6568 7297 7190 郡山市 960 9 9 久慈市 48 15 15 塩竃市 402 206 194 いわき市 2638 189 182 陸前高田市 125 2168 2136 気仙沼市 1679 3504 3357 白河市 183 140 107 釜石市 428 3164 2825 名取市 1283 910 884 須賀川市 497 177 166 大槌町 129 2146 2074 多賀城市 1407 373 373 相馬市 326 1000 918 山田町 308 1990 1957 岩沼市 452 384 372 南相馬市 3995 2908 2464
岩泉町 17 143 123 登米市 241 - - 鏡石町 127 100 99
田野畑村 24 186 176 東松島市 1299 1753 1712 矢吹町 56 85 84 野田村 88 213 190 大崎市 432 - - 広野町 792 754 685 その他 1122 138 136 亘理町 697 1126 1094 楢葉町 1517 1293 1183 計 3466 13984 13093 山元町 760 1030 1008 富岡町 3491 1902 1412 松島町 78 - - 大熊町 2534 1408 1123 七ヶ浜町 224 421 412 双葉町 1154 764 462 湧谷町 52 - - 浪江町 3942 2847 2238
美里町 90 64 61 新地町 50 573 561
女川町 451 1294 1274 川俣町 262 230 210 南三陸町 326 2195 2168 葛尾村 199 440 409 その他 1035 15 15 川内村 505 501 473 計 26056 22095 21610 飯舘村 1621 665 603 その他 434 479 447 計 25494 16464 13835
時点 4/3現在
時点
(注)戸数はそれぞれ以下を表す
岩手県:当該市町村の域内に位置する住宅 の入居戸数(借上分)及び完成・入居戸数
(建設分)
宮城県:当該市町村で申請受付し入居決定 した件数(借上分)、当該市町村で供給され る住宅の完成・入居戸数(建設分)
福島県:当該市町村の被災者向けに提供さ れる住宅の入居戸数(借上分)及び完成・入 居戸数(建設分)
10/7
現在 8/11
(全戸完成)
時点
福島県 借上 建設分 分
3/23 現在 10/7
現在
建設分
3/23
現在 11/4
(全戸完成)
岩手県 借上
分 宮城県 借上
分
建設分
• 宮城・福島では建設型を上回る市町村多い
• 都市部・近郊部で多く、沿岸部では少ない
• 津波被害ない内陸部も多い:沿岸部からの移転
借り上げ仮設の供給状況(被災3県外)
• 山形が最も多くて3県以外の総戸数の29%占める
• 福島県隣接の新潟・茨城、集団避難の埼玉が次ぐ
• 東日本が97%を占めるが、沖縄でまとまった数あり
都道府県 戸数 都道府県 戸数 都道府県 戸数
岩手県 3801 石川県 25 広島県 0
宮城県 25788 福井県 42 山口県 0
福島県 25033 山梨県 70 徳島県 0
被災3県小計 54622 長野県 114 香川県 0
北海道 0 岐阜県 4 愛媛県 0
青森県 91 静岡県 127 高知県 0
秋田県 254 愛知県 65 福岡県 68
山形県 3673 三重県 1 佐賀県 0
茨城県 1297 滋賀県 0 長崎県 5
栃木県 859 京都府 46 熊本県 8
群馬県 273 大阪府 0 大分県 0
埼玉県 1183 兵庫県 10 宮崎県 5
千葉県 633 奈良県 4 鹿児島県 8
東京都 538 和歌山県 0 沖縄県 233
神奈川県 687 鳥取県 4 3県以外小計 12063 新潟県 2248 島根県 12 合計 66685
富山県 0 岡山県 0 厚生労働省調べ(H24.2.2時点)
• プレハブ等の建設より民間賃貸の借上の方が多い
• 被災市町村内のみならず、全県的&県外でも活用 供給側からの評価
建設・解体不要
=早期供給、低コスト
→建設よりも効率的
需要側からの評価
適切に確保出来るか 安心して住めるか
…検証は十分でない 筆者が関わった3つの調査結果を元に中間的検証
①岩手県での借り上げ物件の契約書集計(4015件)
②仙台市内の借り上げ入居者アンケート(1369件)
③仙台市内での入居世帯へのヒアリング(20件)
借り上げ仮設住宅の供給の特徴
①岩手県:借り上げ入居の実態
632 610
553 540 433
226
153 121 111 106 103 88 62 277
0 100 200 300 400 500 600 700
宮 古 市
大 船 渡 市
盛 岡 市
一 関 市
釜 石 市
山 田 町
北 上 市
奥 州 市
花 巻 市
大 槌 町
陸 前 高 田 市
久 慈 市
遠 野 市
他 岩 手 県 計
(件)
609566
505 501 480 438
144 90 41 82 286
91 91 91 0
100 200 300 400 500 600 700
宮 古 市
大 船 渡 市
釜 石 市
大 槌 町
山 田 町
陸 前 高 田 市
一 関 市
野 田 村
久 慈 市
その 他 計
気 仙 沼 市
その 他 計
沿 岸 部 計
内 陸 部 計
(件)
岩手県 宮城県 福島県
【避難元=被災時の住所】
•
被害多大な沿岸南部の6市 町が77.2%占める•
県外(宮城・福島)からの移 転も13.9%と多い【避難先=物件の住所】
•
避難元の沿岸部6市町が 52.6%を占める•
内陸部でも数多く供給(上位 5市で36.8%)従前市町村内での確保58.0%
→半数弱は移転
県・貸主・入居者間での賃貸借契約書計4015件の内容を集計・分析
①岩手県:居住地の移動状況
•
宮古・釜石・大船渡 内部確保率高い大都市で賃貸物件ストック あり、被災なしエリアも残る
•
山田・大槌・陸前高田 内部確保率低い隣接するより大きな市に 100戸超が移転
•
大槌・山田・釜石・陸前高田 内陸部移転の割合大主に盛岡市へと転居
宮古市
市内509 (83.6%)
山田町
町内213 (44.4%)
大槌町
町内104 (20.8%)
釜石市
市内314 (62.2%)
大船渡市
市内477(84.3%)
陸前高田市
市内97(22.1%)
一関市
市内144 (100%)
住田 町 遠野 北上市 市
花巻市 盛岡市
102 64
95
107 107
53
41 24
23
3292
123 64
53
22
21
宮城県 気仙沼市
236
※数字は契約件数(20件以上を記載)、括弧内は同一市町内での確保率
•
比較的大きな沿岸の都市•
津波被害のない内陸部 へと移転①岩手県:契約の時期
•
貸主・入居者間で契約がなされた「契約期間の始期」を契約開始 日とみなして集計(県・貸主・入居者間での契約日ではなく)•
3月4月で全体の35.3%県による借り上げの本格 運用は5月から
→自己負担を想定?
•
累積では5/14に半数=5割、7/20には9割が確保
•
入居までの平均日数では、①沿岸部の同一市町村内 が最も早い。
•
②沿岸部の他市町村、③ 隣接部、④内陸部と、移転 先が遠くなると長くなる。334 1082
883 815 599
192 24 22 11 13 40 0
200 400 600 800 1000 1200(件)
56.6 63.8 66.0 79.4 90.2 95.2
81.4
173.9
71.7
0 30 60 90 120 150 180
① 沿岸部・
同一内
② 沿岸部→
沿岸部
③ 沿岸部→
隣接部
④ 沿岸部→
内陸部
⑤ 隣接部
⑥ 内陸部
⑦ 宮城県
⑧ 福島県
全体 (日)
49.5%
38.8%
20.4%
39.9%
5.0%
2.6%
6.8%
5.1%
44.9%
58.4%
72.7%
54.6%
0.6%
0.2%
0.1%
0.4%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
沿岸部 隣接部 内陸部
全体
一戸建 長屋建 共同建 その他
7.8%
8.1%
12.3%
9.2%
6.9%
14.5%
17.1%
11.2%
22.5%
38.4%
40.4%
30.4%
19.3%
23.1%
22.2%
20.7%
27.2%
9.5%
6.3%
18.1%
11.9%
5.1%
7.6%
4.4%
2.7%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
沿岸部 隣接部 内陸部 全体
築0-5年 築6-10年 築11-20年 築21-30年
築31-40年 築41-50年 築50年超
6.1%
3.9%
4.4%
5.3%
36.7%
45.2%
44.2%
40.2%
25.3%
34.5%
39.7%
30.9%
10.0%
4.6%
6.6%
8.2%
8.5%
5.1%
2.2%
6.1%
6.8%
3.5%
2.0%
4.9%
6.6%
3.2%
0.9%
4.4%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
沿岸部 隣接部 内陸部 全体
25㎡未満 25-50㎡ 50-75㎡ 75-100㎡
100-125㎡ 125-150㎡ 150㎡以上
地域によって特性が異なる
•
沿岸部:一戸建てが半数、築 年数古く、面積広いもの多い隣接部:両者の中間的
•
内陸部:共同建中心、築年数 新しく、面積は相対的に狭い①岩手県:建物及び住戸の状況
単独
27.5%
夫婦 のみ
18.2%
夫婦
+
子21.4%
一人 親
+
子7.7%
三世 代
12.3%
その 他
12.9%
(n=3989) 15.1%
5.5% 11.4%
25.4% 30.7% 23.3% 21.1% 28.6% 20.0% 14.3%
38.9% 52.4%
62.1% 48.1% 40.0% 49.5%
71.1%
71.4%
60.0%
49.4%
30.9% 23.3%
10.1% 12.3% 21.3% 16.5%
2.6%
0.0%
20.0%
20.7%
15.1% 18.7% 16.4% 14.2% 8.0% 10.7% 5.3% 0.0% 0.0%
15.6%
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
1
人2
人3
人4
人5
人6
人7
人8
人9
人 全体一般 型以 上 一般 型未 満 都市 型未 満 最低 未満
【世帯人数】
•
平均2.58人•
1人27.3%、2人28.4%:計半数【世帯構成】
•
単独+夫婦のみが計45.7%•
三世代も12.3%あり(平均5人)【居住面積水準】
•
最低未満は全体の14.3%4人以上世帯で割合高まる
•
都市型以上は全体の計36.3%1人2人では4割程度
→世帯と住戸のミスマッチも?
①岩手県:入居する世帯の状況
55.8%
81.2%
91.5%
69.6%
44.2%
18.8%
8.5%
30.4%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
沿岸部 隣接部 内陸部 全体
59.3%60.0%68.6%73.1%81.5%82.3%83.3%77.3%90.9%92.3%97.5%
69.5%
40.7%40.0%31.4%26.9%18.5%17.7%16.7%22.7%9.1% 7.7% 2.5%
30.5%
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
•
契約書への仲介業者へ の記載:69.5%… 記載あり:業者を 通じた物件探し
記載なし:業者関与 なし=知人経由?
•
物件の地域別:沿岸:4割で未記載 内陸:9割で記載
•
契約開始月別:3・4月:記載なし4割 以降:記載あり増える
→震災直後の被災地では 業者通じた確保困難?
①岩手県:仲介業者の関与
①岩手県:みなし仮設住宅と入居の特徴
■沿岸部・同一市町村内での移転
・早い段階で物件を確保 ・比較的大きな世帯で入居
・古いが広い一戸建が半数 ・最低居住面積水準未満割合高い
・仲介業者を介さず貸主から直接賃貸?
■沿岸部から隣接市町村への移転
・若干遅れて物件探した/同一市町村内で確保出来なかった場合
・住戸面積はより狭く、戸建も減り、最低水準未満がより増える
■沿岸部から内陸部への移転
・移動の時期は遅め ・比較的新しい集合住宅が受け皿
・仲介業者を通じて物件探し
・世帯規模小さい:単独・夫婦での移転/移転時に世帯分離?
近隣の古い戸建を親族・知人経由で借りることから確保が開始?
確保出来ないと隣接地や内陸部の集合住宅に遅れて分散移転?
②仙台市内:借り上げ仮設入居者アンケート
(社)パーソナルサポートセンターが2012.2-3に実施、支援物資を希望した入 居者2581世帯(市内の30.9%)に郵送調査、計1369件(回収率53.0%)
泉区
計100件
太白区
計82件
青葉区
計108件 宮城野区
計379件
若林区
計310件
28 50
区内272 (71.8%)
区内214 (69.0%) 15
47
17
12 30
28 区内78
(78.0%)
13 13
区内84 (77.8%)
区内67 (81.7%)
宮城県(仙台市外) 計261件
福島県計107件
74
64
29
64 30
34
10
22 35
※数字は件数 10件以上の 移転を記載
(28.4%)
(24.5%) (11.1%) (24.5%)
(11.5%)
(31.8%)
(9.3%)
(20.6%) (32.7%)
•
元々仙台市内に住んで いた人が全体の72.3%で、従前と同じ区内の民間賃 貸への入居が中心(各区 7~8割)
•
市外からの移転は計375 件・27.7%(石巻・気仙沼・南相馬等)、「親類・縁者 がいた」「職場・学校が あった」のが理由
②仙台市内:借り上げ仮設を選んだ理由
•
借り上げ仮設選んだ 理由(複数回答)は、「住む場所を自分で選 べる」「プレハブ等より 早く入居出来る」
•
入居時に重視したこと も「早さ」と「立地」質問 回答 件数 割合
プレハブ等よりも早く入居できるから 507 40.0%
プレハブ等よりも住宅の質がよいから 178 14.1%
住む場所を自分で選べるから 557 44.0%
プレハブ等よりも周囲の住環境がよいから 166 13.1%
プレハブ等のイメージが悪いから 35 2.8%
その他 433 34.2%
回答者合計 1266 100%
間取り・広さ 366 27.5%
住宅の設備 108 8.1%
立地場所(職場への近さ、元居住地への近さなど) 584 43.9%
周辺の環境 232 17.4%
防災性能 47 3.5%
とにかく早く入居できること 860 64.6%
その他 134 10.1%
回答者合計 1331 100%
1.借り上 げ仮設 住宅を 選んだ 理由
2.入居 する民 間賃貸 住宅を 選ぶ際 に特に 重視した
こと
120
296
262 282
216
101 33 11 2 1
0 50 100 150 200 250 300
3
月4
月5
月6
月7
月8
月9
月10
月11
月12
月(件)
•
3・4月の早期入居が 31.4%、5月までに全体 の半数以上が入居•
津波被害の沿岸区から の入居は早いが、仙台 市外からの移転は5月 以降が中心②仙台市内:入居世帯の居住水準
28.6% 26.0%
19.3% 20.1% 23.8% 27.4% 24.2%
44.4% 50.0%
0.0%
45.4% 53.8% 68.5% 69.5% 67.6% 66.3%
60.6%
44.4%
50.0%
100.0%
13.4%
12.8%
7.5% 6.8% 7.1% 5.3%
9.1% 0.0%
0.0% 0.0%
12.6% 7.3% 4.7% 3.6% 1.4% 1.1%
6.1% 11.1%
0.0% 0.0%
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
目安以上 目安合致 許容範囲 目安以下
•
目安合致+目安以上が86.3%→多くは妥当な間取りか
[入居時期]
•
3・4月入居:目安以上25%以上、許容範囲+目安以下20~25%
•
5~8月入居:目安合致が66~68%と多くなる
→早期入居では物件選べない
ワンルー
ム,1K 1DK 2K 1LDK,
2DK 2LDK 3K,
3DK 3LDK それ 以上
その 他
度数 135 56 45 35 16 14 3 0 1 305
% 44.3% 18.4% 14.8% 11.5% 5.2% 4.6% 1.0% 0.0% 0.3% 100%
度数 17 12 52 121 124 59 28 7 2 422
% 4.0% 2.8% 12.3% 28.7% 29.4% 14.0% 6.6% 1.7% 0.5% 100%
度数 8 3 22 56 70 69 29 5 0 262
% 3.1% 1.1% 8.4% 21.4% 26.7% 26.3% 11.1% 1.9% 0.0% 100%
度数 7 1 10 31 32 67 51 4 0 203
% 3.4% 0.5% 4.9% 15.3% 15.8% 33.0% 25.1% 2.0% 0.0% 100%
度数 1 2 3 4 8 22 25 12 0 77
% 1.3% 2.6% 3.9% 5.2% 10.4% 28.6% 32.5% 15.6% 0.0% 100%
度数 0 0 1 4 5 19 12 11 0 52
% 0.0% 0.0% 1.9% 7.7% 9.6% 36.5% 23.1% 21.2% 0.0% 100%
度数 168 74 133 251 255 250 148 39 3 1321
% 12.7% 5.6% 10.1% 19.0% 19.3% 18.9% 11.2% 3.0% 0.2% 100%
凡例: 310 23.5% 828 62.8%
115 8.7% 65 4.9%
合計
+:目安以上 ○:目安合致
△:許容範囲 -:目安以下
借り上げ仮設住宅の間取り
合計 世
帯 人 員
1人 2人 3人 4人 5人 6人
以上
[世帯人員]
•
多いほど許容範囲+目安以下 の割合高い→多人数では狭い[従前居住地]
•
宮城野・若林区:許容範囲+目 安以下が計15%程で大きい→津波被害区では物件少ない
②仙台市内:入居世帯の居住状況
【生活で困ること】
•
自由記述では「部屋 の設備」と「行政の 対応」への不満多い•
部屋への不満は「狭 さ」など→従前の持 家戸建との差?内容の類型 回答数 割合 部屋の設備への不満 回答数 割合 1部屋の設備が不満 191 34.1% 1a部屋が狭い 85 15.2%
2立地の不満 42 7.5% 1bペット不可 8 1.4%
3金銭面 82 14.6% 1c部屋の湿気・結露 13 2.3%
4家族の病気など 46 8.2% 1d収納がない 28 5.0%
5行政の対応が不満 124 22.1% 1e風呂の設備 20 3.6%
6子育て 28 5.0% 1fプライバシーがない 6 1.1%
7メンタル 77 13.8% 1g駐車場が狭い・高い 17 3.0%
8近所づきあい 87 15.5% 1h寒い 14 2.5%
9その他 6 1.1% 1iバリアフリーでない 20 3.6%
1j家族一緒に住めない 17 3.0%
(注)割合は回答総数(560件)に対する比率 1kその他 38 6.8%
64.2% 70.6% 65.4%
50.0%
39.7%
35.8% 29.4% 34.6%
50.0%
60.3%
0%
20%
40%
60%
80%
100%
全体 目安以上 目安合致 許容範囲 目安以下
住み続け たくない 住み続け たい
【継続居住の希望】
•
2年の期限後も住み 続けたい世帯が64.2%•
現在の住宅の居住水 準が低い(許容範囲+目安以下)と、住み 続けたくない割合高い
②仙台市内:借り上げ仮設の入居の特徴
■入居した理由
•
早期に入居出来ることと立地を事由に選択出来ることの2点から プレハブ応急仮設住宅よりも借り上げ仮設住宅を選択■入居の時期と移転
•
元々仙台市内に住んでいた世帯は従前居住区内で早期に確保•
市外からの世帯は、親類・縁者がいたので仙台市に移転するが、入居の時期が遅れる
■住宅の居住水準
•
大半は目安に見合った妥当な間取りだが、多人数/早期入居/津 波被害区/遠距離移転の世帯では適切な水準ではない可能性も•
入居は出来たが住宅・住環境に不満を持つ世帯もみられる市内被災者は同区内で早期確保、移転者は縁者頼って遅れて入居 世帯と住居のマッチングが適切ではないものもみられる
③仙台市内:入居世帯のヒアリング調査
仙台市内の復興まちづくりの現場で協力を得た11世帯+パーソナ ルサポートセンター調査で協力する旨を示したうちの9世帯の、計20 世帯へのヒアリングを実施。入居の過程や生活の実態などを質問。
•
世帯主:平均58.7
歳、職あ り13
人(従前と同じ10
人)•
世帯:平均2.9
人、高齢者 あり12
件、世帯分離11
件•
従前居住地:仙台沿岸部11
件、内陸部2
件、隣接市2
件、遠方市町5
件•
入居:5
月迄12
件、以降8
件。親類知人経由12
件、親類知人家主
8
件•
物件:集合16
件、戸建4
件。家賃平均
6.5
万円年 齢
性 別
人 数
世帯 類型
世帯の 分離
入居 日
(H23)
仲介者 家主 A 50後 男 5 三世代 3/15 親類 親類 B 60前 男 2 夫婦 3/16 親類 親類 C 60前 男 4 夫婦+子 あり(3人) 3/18 知人・不動産店
D 60後 男 6 三世代 あり(1人) 3/25 知人・不動産店 E 50後 男 4 三世代 あり(1人) 3/26 不動産店 F 50後 男 4 三世代 あり(4人) 4/1 JA・不動産店 G 40後 男 5 夫婦+子 あり(2人) 4/13 知人・不動産店
H 50後 男 3 その他 あり(1人) 4/22 知人 知人 I 50前 男 4 夫婦+子 あり(2人) 4/28 会社・不動産店
J 70前 女 1 単身 5/3 親類 親類 K 60後 男 1 単身 5/10 知人・不動産店 知人 L 70前 女 1 単身 あり(1人) 5/22 親類 親類 M 70後 男 2 夫婦 6/1 不動産店
N 20後 男 3 夫婦+子 あり(3人) 6/1 不動産店
O 50前 男 3 夫婦+子 あり(3人) 7月頃 知人 知人 P 60後 女 1 単身 7/25 不動産店
Q 70後 男 3 夫婦+子 8/1 知人(不動産店) 知人 R 50前 男 2 その他 8/7 不動産店
S 50後 女 3 その他 あり(1人) 8/25 不動産店 T 30後 男 1 単身 9/26 不動産店 入居の経緯 世
帯
世帯主 世帯の状況
③仙台市内:借り上げられた住宅の例
【2名居住】
60代男性
+60代女性
【1名居住】
70代女性
【5名居住】
50代男+50代女 +80代女
+20代男+20代女
【4名居住】
50代男 +50代女 +70代女 +20代女
③仙台市内:借り上げられた住宅の例
③仙台市内:借り上げ仮設の入居プロセス
①地域内で早期入居も世帯分離が発生したパターン(A,C,D,E,F,G)
・市内&近隣市から
3
~4
月に入居 ・親類・知人を頼って応急的に選択・間取りとのミスマッチで入居時・入居後に世帯分離が発生
②避難が長期化し遅れて入居したパターン(I,K,L,N,O)
・市内・近隣市だが
4
月下旬以降 ・親類宅や避難所でしばらく生活・物件探しが遅れて空室確保が困難に
C
N
③遠方からの移転で入居が遅れたパターン(J,M,P,R,S)
・遠方から仙台市内に転居 ・複数の避難先を経由して
5
月以降に入居・親族支援・物件・仕事等を求めて移転
R
【入居及び居住における問題】
入居の理由 (避難時の問題)
入居時の問題 入居後の 住環境の問題
入居後の生活 環境の変化
問題 課題
• 幼児・高齢者・
体調不良者の 存在
• ペットの存在
• 物件探し困難
• 高齢/ペット/借 り上げが理由 の入居拒否
• 戸建少ない
• 間取りの狭さ
→世帯分離も
• 建物・設備の 老朽化
• バリアフリー
• 外出の減少、
活動の低下
• 体調の悪化、
ストレス
• 寂しさ
③仙台市内:借り上げ仮設の入居プロセス
③仙台市内:入居世帯の居住状況
■早期に入居した世帯
•
避難所生活が困難だった世帯員を抱えるケースが多い•
親類・知人頼って物件を探し、応急的に空き家に入居•
物件選べず世帯規模と間取りのミスマッチで、世帯分離も発生■遅れて入居した世帯
•
空室が少なくなっている中で、物件確保に苦慮•
単身高齢者/ペット飼育世帯では入居を拒まれるケースも•
他と比べて賃貸市場が大きく就業環境も整う仙台市へと転入■入居後の問題
•
健康面等の状況が悪化するケースが多数みられる→物理的環境の変化、人間関係の変化による影響か
親族等経由で空家早期確保もミスマッチで狭小のため世帯分離も 事情あり遅れると確保困難で遠距離移転、環境変化による不調
借り上げ仮設住宅の実態(中間的検証)
初期(3~4月頃)の入居
親族・知人を通じて従前居住地 の近隣・同市町村内で探す
→ 空き物件を早急に確保
従前の世帯規模のまま入居 世帯と住宅のミスマッチが発生
→世帯の分離、不十分な住環境
後期(5月頃以降)の入居
近隣地域・同市町村内で探すも 物件不足で確保出来ず
→ 隣接・遠隔地で市場通じ探索 入居に際して世帯の分離も 確保に手間→物件選びで妥協 環境変化によるストレスの発生
•
従前居住地からの距離/入居できる時期/入居する世帯の規模/物件の住環境 などの要素が相互に関連しあっている状況
【居住者】ミスマッチやストレスの発生→事情に応じた転居の仕組み
【家主】契約の円滑な終了→住宅再建の促進、退居時の支援
【自治体】外部への移転者の増加→連絡や再建支援の体制 今後必要となる対応
今後の仮設住宅等の供給方法について
■現時点で意見・提案されている方向性
仮設住宅の建設より 借り上げ仮設住宅を
中心に供給(運用)
被災者(入居者)の 自助努力による 物件の選定・確保
都道府県の借り上げ
(現物支給)ではなく 家賃補助
■中間的検証から想定される状況・実態
資本(社会関 係等)を持た ない者は早期
確保が困難
世帯の規模 や特性と住居 とのミスマッチ
の発生
面識ない相手 や課題抱える
世帯への 賃貸の不安
物件を有する 都市部への
人口の 大幅な移動
建設型と借上型の 戸数のバランス
公的な関与や マッチングの必要性
地域の復興策を 踏まえた上での運用