Japan Telework Society
NII-Electronic Library Service
Japan Telework SOCIety
日本テ レ ワ
ー
ク学会誌 Vol
.
14No
」
,
p32016
頭 言
働
き方
改 革
と
テ レ
ワ
ー
ク
関 西 支
部長
下
崎
干
代
子
日
本社会
の
働
き方につ いての改
革
が最 近
、
唱えられ る よ うに なっ てきている
。
そ れで は
、
こ の働 き 方
と は
何
か
、
何を
変革
し よ うと して いるの かであ る
。
私 は
、
従 来
、
多 様 な 働 き 方に は
4
つ の方 向 が あるこ
とを 示 して きた
。
(
1
)就 労 者の多 様 化
、
(
2
)勤 務 形 態の多 様 化
、
(
3
)就 労 形 態の
多
様 化、
(4
)雇用 形
態
の
多
様 化であ る
。
(
1
)
就 労 者の多 様 化は
、
従 来の働 き手が 男 性
・
青 壮 年
期
とい う
範疇
か ら
、女
性
・
外 国 人 ・高 齢
者
と
い うよ うに
、
働 き手(就
労
者 )が広が るこ と を
意味
して い る
。
これは 生産 労 働 人口 の減 少から働
き手 を増 や す ため に は
、
従 来は潜 在
労働
力 で あっ た方々 を顕
在
化さ せ る とい う消 極 的 な 観 点 と
、
そ れ と は
異
なる
積極的
な
観点
もある
。
働 き 手 は
、
商 品 や サ
ー
ビス の提 供 者で も あるが
、
同時に
消
費
者で も あ る
。
かつ ては男 性が提 供 側
、
女 性が消 費 側 とい う垣 根があっ たが
、
提 供 側が消
費
者視
点を組 み 入 れ ること が不 可 欠 となっ て き た 現 在
、
消 費 者であっ た女 性が提 供側 に立っ
て、
本 来のニ
ー
ズの高い 商 品 や サ
ー
ビス の 提 供 をお こな うこ と が求め ら れてい る。
(
2
) 勤 務 形 態の 多 様 化は
、
働く場 合の 時 間と場 所の
柔軟
性 を高める とい うこ とで ある
。
これは
、
ま
さに テ レ ワ
ー
クその もの を意 味 してい る
。
工場 労 働が時と 場所を 同期 化し ない とい け ない 必 然
性で
、
同じ場 所で同 時に働 く とい う働き方が定
着
して き た 歴
史
を 知 る 必要があ る
。
情 報 化 社 会
の進展と ともに
、
その 制 約か ら 開 放 されるこ とがで きる はずで ある が、
一
度制度 化さ れ た
もの
を変 革 す るのは 大 変 難 しいもの となるe し か し
、
社 会 が 変 わっ てい るの である か ら
、働
き 方 も
変 わっ て 当 た り前 とい う意 識 変 革 をテ レ ワ
ー
クの 普及 とと も に広め る 必要が あ る
。
(
3
) 就 労 形 態の 多 様 化は
、
雇 われ て
働
く か雇 う側 になる かであ るe これも
、ICT
化の流 れの 中で
、
ネ
ッ トを活 用 する新しい ビジネス が成 功してい るこ と はご承 知の と お り で ある
。
古い ビジネス は
廃 業の
一
途を た どっ て き た が
、新
た なビジ
ネ
ス チャ ンス の芽はそこ こ こにある。 最 近
、
起
業数
が高 まっ てき た と もい わ れてお り
、
自営 型テ レ ワ
ー
クで ビジ ネス を 興 す 若者も増えっ っ ある
。
(
4
)
雇 用 形 態の 多 様 化は
、
正規 雇 用か非正規 雇 用か とい うこ とであ る。 これ は
、
勤
務
形態とくに勤
務 時 間 と大 き くか かわるもの である
。
1 週 間の 勤 務 を
1
日
8
時間 週
40
時 間に固 定して い る の は
正規 雇 用 者に多い わ けで
、
非正規 雇 用の 勤 務 時間の 柔 軟 性を 示すこ と も 必 要で あ る。 正規 雇用
でも
、
オ ラン ダでの 週
3
日勤 務
・4
日勤 務 な ど も
、
一
っ の 良い例 が ある。
リ ゾ
ー
トオフ
ィス も
、働
き方
改革
を進め る 上では
、
重 要 な 選 択 肢の
一
つ といえ よ う
。
場 所 や 時
間
に と
らわれずに働く テレ ワ
ー
クの普及 は
、
労
働
と余 暇の
境
界を
透
明 化 する可能 性が ある
。 新たな発想 や
想像
力は
、
思
考
が 自由なと き に生ま れ る
。
ビ
ー
チで海を見な が ら
、
山の 中で魚 を釣 りなが ら
、
夜 景 とと も に
ワイ ン を飲みなが ら
、
新たなもの が 生み 出 さ れて くる とい う
、
ゆっ た りとした社 会の
中で生 活が でき る
の が
、
今日求め られ てい る もの ではない で しょ う か。
ワ
ー
クとラ イフ を 分 離 して き た 社 会か ら
、
ワ
ー
ク と ラ イフを融
合
さ せる
社会
へ
の変革
が働 き方
の変 革
とい えよ う。 その 中心 に テ レ ワ
ー
ク が あ る
。
3
N工 工
一
Electronlc Llbrary