単元計画 (全20時間)
第1時
食材あてクイズをし、食べ物へんし
んブック作りに興味をもつとともに、
学習の見通しをもつ。 (1)
第2時 形式段落に分け、音読練習をする。
(2)
第3時 難語句について知り、内容をおおま
かにつかむ。 (1)
【評価規準】
食べ物へんしんブック作りのために必要な
「読みの観点」について知り、学習の見通しを
もつことができる。
第3学年国語科学習指導案 食べ物へんしんブックを作ろう
「すがたをかえる大豆」「食べ物はかせになろう」
指導者 1組 ○○ ○○
2組 ○○ ○○
○○ ○○
第 1 次
(4時間)
学習の見通しを持ち、教材文の内容をお
おまかに理解する。
子どもの実態について
本学年の子どもたちは、「ありの行列」で要点の
読み取り方を学習してきた。その中で、接続語や文
末表現、キーワードに着目して文の役割を考えた
り、中心文を見つけたりすることを学習している。
【1 組】本学級の子どもたちは、要点を読み取るた
めに、接続語や文末表現、キーワードに着目
することができるようになってきている。し
かし、学習後の実態調査で、中心文を読み取
れた子どもは 50%、要点をまとめることがで
きた子どもは 50%であり、まだ十分に定着し
ているとは言えない。また、段落の役割や段
落相互の関係など、文章構成を意識して読み
取ることができる子どもは少ない。自分で文
章を書く際も、思いつくままに文章を書くだ
けで、段落のまとまりや段落相互の関係を意
識して書くまでには至っていない。
【2 組】本学級の子どもたちは、「ありの行列」で中
心文を見つけ、要点をまとめる学習を行って
きた。その結果、学習後の実態調査で、中心
文を 46%の子どもたちが読み取れるように
なっていた。しかし、要点や文章構成につい
ては、ほとんどの子どもたちがまだ十分に読
み取ることができていない。また、形式段落
に分けることが、まだできていない子どもも
いた。そこで、本単元では、段落意識をもた
せながら、要点や文章構成を読み取らせてい
くことが大切であると考える。
読みの観点
要点 :大事なことは?
段落相互の関係:段落と段落の関係は?
教材について
本単元は、説明文教材を段落やキーワードなどに
注意しながら読み取る学習と、教材を参考にしなが
ら、自分の調べた食材について文章にまとめる学習
の複合教材でできている。
「すがたをかえる大豆」は、大豆が身近な食品に
変身する意外性や新たな発見の喜びがあり、興味を
もって読ませることができる教材である。また、段
落相互の関係が読み取り易く、文章の構成を学習す
るのに適した教材である。
「食べ物はかせになろう」は、「すがたをかえる
大豆」で学習した表現の工夫を使って自分で文章を
まとめる。ここで書く活動に取り組むことは、構成
の工夫や良さをさらに理解させ、普段の自分の表現
に活かす上でも、意義深いと考える。
指導にあたって
食材あてクイズをすることで、変身する食材
に興味をもたせ、学習への意欲を喚起する。ま
た、食べ物へんしんブックを作ることを知ら
せ、学習の見通しと、教材を読む目的をもたせ
るようにする。
本単元では、段落の要点や役割、その関わり
に目を向け、その構成をとらえていくことがね
らいである。そのため、1マス下がっていると
ころを目印に形式段落に番号を打たせ、段落意
識をもたせるようにする。
2次で教材文の内容や段落構成を十分に読
み取らせるために、1 次では、音読練習をしっ
かりと行う。また、その際、接続語・文末表現・
キーワード(題名または繰り返し出てくる語
句)に印を付けさせ、2次での読み取りの手が
かりとなるようにする。
「煮る・炒る」など、普段聞き慣れない言葉
が多く出てくるので、辞書で調べさせ、意味を
押さえるようにする。
第 1 時 全体を、初め・中・終わりの3構成
に分ける。 (1)
第2時 ①②段落の要点を読み取り、問いの
文を作る。 (1)
第3時 ③④段落の要点を読み取る。 (1)
第4時 ⑤⑥段落の要点を読み取る。 (1)
第5時 ⑦段落の要点を読み取る。 (1)
第6時
2 組
本時
③~⑦段落の順序の工夫について
読み取る。 (1)
第7時 ⑧⑨段落の要点を読み取る。 (1)
第8時 筆者の文章構成の工夫についてま
とめる。 (1)
【評価規準】
各段落の要点を読み取って文章構成表にま
とめ、段落相互の関係や段落構成の工夫を読み
取ることができる。
第1時 調べたい食材を決める。 (1)
第2時 初め・中・終わりの3構成になる
ように文章構成を決める。 (1)
第3時 食品にするための工夫について、
本で調べる。 (2)
第4時
1組
本時
食品を工夫ごとに分類し、中の段
落構成を決める。 (1)
第5時 食 べ 物 へ ん し ん ブ ッ ク を 作 る 。
(2)
第6時
できあがった食べ物へんしんブッ
クを読み合い、内容や構成について
感想を交流する。 (1)
【評価規準】
調べたことを文章構成表にまとめ、段落相
互の関係や段落構成の工夫を考えて、文章を
書くことができる。
第2次
(8時間)
各段落の要点をまとめ、段落相互の関係や段
落構成の工夫を読み取る。
目標
○ 身近な食べ物に興味をもち、進んでいろんな読み物を読もうとすることができる。(関心・意欲・態度)
○ 段落の要点をまとめ、段落相互の関係や段落構成の工夫を読み取ることができる。(読むこと)
○ 段落相互の関係や段落構成の工夫を考えて、文章を書くことができる。(書くこと)
指導にあたって
はじめに文章全体を、初め・中・終わりの3つ
に分け、文章全体の構成を大まかにとらえさせる。
キーワードや接続語に着目させながら分けるよう
にさせる。
次に、各段落の内容を読み取り、要点をまとめ
る。段落の役割や段落相互の関係をとらえやすく
するために、文章構成表に読み取ったことをまと
めさせる。中の段落では、大豆からできた食品の
名前や手の加え方を書きこんだ食品カードを表に
貼り、おいしく食べるための「くふう」によって、
段落が構成されていることに気付かせるようにす
る。また、中の段落を読み取った後で、③~⑦段
落の順序を入れ替えて提示するなどして、段落の
順序について考えさせる。段落が大豆を加工する
ときの時間のかけ方やすがたのかわり方の順に並
んでいることに気付かせ、段落構成の工夫を読み
取らせる。
最後に、各段落の要点をもとに、小見出しを付
け、文章構成表にまとめさせ、筆者の文章の構成
に気付かせる。
一人学びでは、要点の読み取り方を提示し、自
力で要点を読みとれるようにする。
協同学びでは、キーワードや接続語、指示語に
着目させ、根拠を明らかにしながら意見を交流さ
せることで話し合いが深まるようにする。
第3次
(8時間)
段落相互の関係や段落構成の工夫を考え
て、食べ物へんしんブックを作る。
指導にあたって
2次で学んだ文章構成を活用して、食べ物へ
んしんブックを作る。意見交流がしやすいよう
に、身の回りにある2つの食材の中から調べた
いものを決めるようにする。
ブック作りを、情報集め→文章構成表作り→
原稿書きの手順で行う。
情報集めでは、自分の知りたい食品の作り方
の工夫について、本から情報を集める活動を行
う。同じ食材を選んだ子ども3~4人でグルー
プ構成し、食材からできる食品の作り方につい
て分担して調べるようにする。
文章構成表作りでは、調べた情報を分類し、
順序を考える。その際、分類や順序を決める観
点を明確にする。
原稿書きでは、できた文章構成表をもとに、
食べ物へんしんブックを作る。順番・接続語な
ど、表をもとに作るように助言する。
一人学びでは、原稿ができるまでの手順や着
目する言葉等を提示し、自力で読み取れるよう
にする。
協同学びでは、分類や順番を決めるための観
点を明確にすることで、話し合うことをはっき
りさせるとともに、操作しやすいカードを用い
るなど、ワークシートを工夫する。
本時の学習
1 主眼
接続語や要点に着目し、中の段落の順番について考えることで、段落構成の工夫を読み取れるようにする。
2 展開
学習活動 指導上の留意点 評価の観点
1 本時学習の見通しをもつ。
(1) 前時の学習をふり返り、め
あてを確認する。
2 中の段落の構成の工夫を読み
取る。
(1) 文章構成表を見ながら、③
~⑦段落の順番を入れ替えて
良いか悪いかを考え、ノートに
自分の考えを書く。
一人学び
(2) 全体で意見交流をし、自分
の考えを見直す。
協同学び
3 本時学習のまとめをする。
4 次時の学習を知る。
○ ⑥④⑤③⑦の順に段落ごとのカー
ドを入れ替えて提示し、段落の並び方
に注目させるようにする。
○ 入れ替えてよいかどうかを○か×
で表すことで、自分の考えを表現しや
すくする。また、理由も書かせること
で、根拠を明らかにさせる。
○ 自分の考えをもつことが難しい子
どもには、接続語に着目して考えるよ
うに助言する。
○ まず、接続語に着目させ、並び方の
おかしさに気付かせる。その後で、接
続語だけを入れ替え、再度この段落の
並び方でよいかを問いかけ、段落ごと
に書かれている内容に目を向けさせ
るようにする。
○ ⑦段落の接続語「これらのほかに」
に着目させ、③~⑥段落と⑦段落の違
いに気付かせるようにする。
○ 次時は、⑧⑨段落の要点を読み取っ
ていくことを知らせる。
○ 中の段落構成の工
夫を読み取ることが
できる。
第3学年2組
指導者
○○ ○○
中の段落の順番のひみつを読み取ろう。
【読み方のまとめ】 ○ 段落はわかりやすいものから順番にならんでいる。
(時間のかけ方:短い→長い)
(すがたのかわり方:かわらない→かわっている)
○ 段落の順番は、接続語でわかる。
○ つけたしの段落は、最後に書いてある。
1 主眼
文章構成表をつくることで、食品を工夫別に分類し、説明の順番を考えて段落構成をすることができる
ようにする。
2 展開
学習活動 指導上の留意点 評価の観点
1 本時学習の見通しをもつ。
⑴ 本時のめあてを確認する。
⑵ 学習の進め方やポイントを
確認する。
2 文章構成表を作る。
⑴ 個で表作りをする。
一人学び
⑵ 同じ食材のグループ同士で
意見交流をする。
協同学び
3 本時学習のまとめをする。
4 次時の学習を知る。
T1 T2
○ 調べた食品を
工夫別に分類で
きる。
○ 段落の内容を
考えて、易→難
の順番に並べる
ことができる。
○食べ物へんしんブッ
クを作るために文章
構成表を作ることを
想起させ、本時学習
への意欲を喚起す
る。
○ 文章構成表の作り
方 を 確 認 す る こ と
で、本時学習の見通
しをもたせる。
○ 子どもたちが
確認しやすいよ
うに、作り方を
板書する。
たまごグループ 牛にゅうグループ
○ 1食品を1カードにまとめさせておく
ことで、分類したり、並べ替えたりしやす
くする。
○ とまどっている子どもには、工夫に着目
して分類するように助言する。
○ カードを自由に動かせるようにするこ
とで、話し合いの途中で考えが変わった場
合、表を作り替えることができるようにす
る。
○ 工夫ごとに分類されているか、段落が分
かり易い順に並んでいるかを話し合いの
視点にすることを確認し、何について話し
合うのかを明確にさせる。
○ 早くできたグループには、接続語を考え
させ、時間調節をする。
○ できた文章構成表を全体に紹介するこ
とで、分類・順番・接続語が適切であるか
を確認させる。
○ 分類・順番・接続語の3つを考えること
で、文章構成表が作れることを確認し、文
章構成表作りの方法を定着させるように
する。
○ 次時には、本時で
作った文章構成表を
もとに食べ物へんし
んブックを作ること
を知らせ、次時への
意欲をもたせる。
○ 本時学習での
子どもたちの頑
張りや発見を褒
め、次時学習の
意欲へとつなげ
るようにする。
第3学年1組
指導者
○○ ○○、○○ ○○
調べた食品を分類して、文章構成表をつくろう。
【文章構成表の作り方のまとめ】
1 調べた食品を工夫別に分類する。
2 わかりやすいものの順になるように、段落の順番を決める。
3 段落どうしをつなぎ言葉でつなぐ。