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JAIST Repository: 拡張性を考慮したコミュニティシミュレータの開発

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Academic year: 2021

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拡張性を考慮したコミュニティシミュレータの開発

Development of a Scalable Community Simulator

牧野義樹1,2 Yoshiki Makino 藤田浩3 Hiroshi Fujita 劉友超2 Youchao Liu2 リム勇仁2 Yuto Lim 丹康雄2 Yasuo Tan 情報通信研究機構1

National Institute of Information and Communications Technology

北陸先端科学技術大学院大学2

         Japan Advanced Institute of Science and Technology         

富士通北陸システムズ3

Fujitsu Hokuriku Systems

1 はじめに エアコンや給湯器など様々な機器を利用することで、 我々の生活はより便利で快適になってきた。さらに、電 力の安定供給をどのように行っていくか様々な議論がな され、太陽光発電や燃料電池、蓄電池といった発電や蓄 積を行う機器が注目され導入されつつある。 一方、このような機器を導入した際に、どのような効 果があるのか予測することは難しい。また、電力の安定 供給を実現するためには、隣接した複数の住宅や様々な 施設等を対象として、蓄電や発電やそれらの制御方法を 考えていく必要がある。 そこで、筆者らは発電や蓄電の装置や、その制御、ま た人間の行動まで含めたコミュニティシミュレータの開 発を行っている。本稿では、現在開発中であるコミュニ ティシミュレータの設計について述べる。 2 コミュニティシミュレータ 本シミュレータでは電力とその制御を行う通信に着目 し、以下のような要素をモデルとして持つコミュニティ のシミュレーションを実現する。 (1) 地域エネルギーマネージメント コミュニティ内の電力利用情報を収集し、コミュニ ティ全体の電力利用の制御を行う。 (2) 高圧受電 コミュニティに電力を配電する。 (3) 分散電源 コミュニティに存在する分散電源である。 (4) 中核施設 コミュニティの中心となる施設となる学校や病院等 の施設である。 (5) 住宅 人々が生活している住宅である。 (6) 配電網 コミュニティ内で電力を送受信する電力網である。 (7) 通信網 デマンドレスポンスや電力量の情報を送受信する通 信ネットワークである。 以上のコミュニティのモデルを実装したモジュール、 及び、シミュレータ管理モジュールを実装し、コミュニ ティシミュレータの構築を行っている。モジュール間は ネットワークを介した通信を行う。これにより、多数の !"#$%& '()*+,-$.& !"#$%& /01)+,-$.& 23)4567)4& !"#$%& 89:;+,-$.& !"#$%& <=>?.@$& A?$,BCD& +,-$.& !"#$%& 89:;+,-$.& !"#$%& EF+,-$.& !"#$%& EF+,-$.& !"#$%& EF+,-$.& !"#$%& EF+,-$.& !"#$%& EF+,-$.& !"#$%& EF+,-$.& 23)4& )4GH& I7)J523JK& !"#$%& L"+,-$.& )4JGH5& MNOPG H& QR-S$QTCUVGH& 図 1 コミュニティシミュレータの全体像 物理マシンを利用しシミュレーションの規模をスケール することも可能となっている。各モジュールは実装の全 体像を図 1 に示す。各モジュールは、時間ステップで計 算を行い情報の送受信を行う。本実装におけるモジュー ルの実装は必要に応じて変更可能である。より精度の良 い結果を得る必要があれば、元々のモジュールをより正 確な実装を行ったモジュールに置き換えることで実現可 能である。 本シミュレータでは電力情報やデマンドレスポンスは 実際に利用されるプロトコルにより情報の送受信を行っ ている。また実時刻に合わせた動作も可能であり、実際 に利用されている機器や制御ソフトウェアを用いたコミ ュニティの制御の実験も可能である。 シミュレータの利用者は、実験を行いたいコミュニテ ィの構成をテンプレートの形式で記述し、シミュレータ 管理システムに入力する。シミュレータ管理システムは 利用者の設定の通りシミュレータをセットアップし実行 を行う。実行結果は、実行を行ったノードのストレージ や情報収集データベースに蓄えられ、必要に応じて利用 者が確認を行う。 3 まとめ 本稿では、開発中であるコミュニティシミュレータの 設計と開発について述べた。本シミュレータは実際のプ ロトコルを利用しており、実際の機器も含めたシミュレ ーションも可能となる。本シミュレータは現在開発中で あり、一般的に利用可能なものとして公開予定である。 2015 年 電子情報通信学会総合大会 Copyright © 2015 IEICE 2015/3/10 〜 13 草津市 605

B-18-58

( 通信講演論文集 2 )

参照

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