授業科目名 (英文名) ものづくり経営学 (経営・国商・社情 /専門科目) (Manufacturing Manage ment (J)) 科目区分 対象学生 ※ 単位数 2.00 開講年次・ 学期 2年次・前期 担当教員 永里 賢治 所属 国際商経学部 オフィスアワー・場所 ※ 連絡先 ※ 講義目的及び到達目標 わが国の経済は製造業を中心とする「ものづくり」によって発展してきました。 日本発の「ものづくり経営」は「生産管理」「マーケティング」「戦略(標準化やル ール形成)」といった多岐に渡る分野から成り立っており、体系的な学問としてはま だまだ発展途上の段階にあります。 本講義では「ものづくり経営」の全体像を概観しながら、上記各分野からのアプロー チを行い、その本質に迫ります。 ものづくりに関して理解を深め、経営的な視点で考察や提言が可能となることを目的 とします。 講義内容・授業計画 講義内容 「ものづくり経営」について基本となる考え方やその全体像を概説する。また事例を もとに日本のものづくり経営の優位性や課題を浮き彫りにして、これからの日本の製 造業のあるべき姿について考えてみたい。 授業計画 第1回 オリエンテーション 第2回 ものづくり経営とは何か? 第3回 ものづくり経営と技術経営(MOT) 第4回 ものづくり経営論の基礎(ex. 製品の設計思想 ) 第5回 ゲスト講師による講演① 第6回 ものづくり経営における生産マネジメント(ex. トヨタ生産方式とは?) 第7回 ものづくり経営におけるマーケティング戦略(ex. プライベートブランドは儲 かるのか?) 第8回 中間テスト 第9回 ものづくりと環境経営(ex. 環境対応製品は儲かるのか?) 第10回 ものづくり経営における競争戦略①(標準化戦略) 第11回 ものづくり経営における競争戦略②(ルール形成戦略) 第12回 ゲスト講師による講演② 第13回 最近のトピックス① 第14回 最近のトピックス② 第15回 期末テスト ※ スケジュールと内容は変更になる可能性があります。 ※ ゲスト講師による講演やビデオ等を用いた授業も予定しております。 ※ 適宜、小テストを行う予定です。 テキスト 特に指定しない(プリントを配布予定) 参考文献 藤本隆宏(2007)『ものづくり経営学 製造業を越える生産思想』光文社 藤本隆宏(2017)『現場から見上げる企業戦略論−デジタル時代にも日本に商機はあ る』角川新書 藤本隆宏(2001)『生産マネジメント入門Ⅰ』『生産マネジメント入門Ⅱ』日本経済 新聞出版社
延岡健太郎(2006)『技術経営(MOT)入門』日本経済新聞出版社 新宅純一郎、江藤学、内田康郎(2008)『コンセンサス標準戦略:事業活用の全て』 日本経済新聞出版社 藤井敏彦(2012)『競争戦略としてのグローバルルール』東洋経済新報社 國分俊史、福田峰之、角南篤(2016)『世界市場で勝つルールメイキング戦略』朝日 新聞出版社 永里賢治(2021)『環境規制と企業行動』文眞堂 成績評価の基準・方法 評価基準は学部規程に基づく評価基準に従う。 評価項目 ・中間テスト、期末テストの成績 ・授業中や講演(ゲスト講師)での発言、コメントなど 履修上の注意・履修要件 遅刻・欠席する場合は、事前にメール等で担当教員に連絡すること。 実践的教育 本講義は海外でルール形成(環境規制に対するロビー活動)に携わった実務経験者が 、自らの経験をもとに実践的な教育を行う。 備考