鱗粉転写したチョウ 1 内容 「鱗粉転写」とは,チョウやガの翅にある鱗粉を紙に写し取り胴体部分を描く標本作成技術であ る。鱗粉転写の活動を通して,鱗粉のはたらきや鱗粉がつくる翅の模様の多様性や特徴にについて 興味や関心を高めるとともにそれらを観察する目を養うことを目的とする。 【鱗粉とは?】 日本でいうチョウやガのなかまをまとめて「鱗翅目」という。これは,翅の表裏の表面にある鱗 状の構造物である鱗粉をもつことに由来する。鱗粉は体表の毛が変化したものといわれ,ひとつひ とつが翅の表面に瓦が並ぶように重なって配置している。鱗粉はひとつひとつが独特の色合いをも ち,それらが組み合わさって翅の模様をつくる。モルフォチョウやミドリシジミのなかまなどの翅 は,特殊な構造の鱗粉が光を反射することにより,金属光沢が生まれ見る角度によって色合いが変 わる。また,鱗粉には水をはじく,温度調節をするなどのはたらきがある。シロチョウ科やシジミ チョウ科などのオスには臭いを発する鱗粉(発香鱗)をもつ種もおり,メスを引き寄せるはたらき があるとされる。発香鱗の臭いは人には感じられないものが多いが,スジグロシロチョウのなかま ではレモンのような強い香りを放つ種もいる。 2 準備物 チョウの乾燥標本,双眼実体顕微鏡,ラミネートはがき,ろうそく,薄い紙,はさみ,ピンセット, 色鉛筆,デジタル顕微鏡,モニター,昆虫標本(観察用) 3 手順 (1)さまざまな昆虫の標本をデジタル顕微鏡 で観察する。 (2)双眼実体顕微鏡でチョウの鱗粉のつくりを 観察する。 (3)チョウの鱗粉転写をする。 ①紙にろうそくを平らに塗る ②チョウの標本から翅を切り取る。この際, 鱗粉が手に付かないように注意する。 ③二つ折りにした紙にチョウの翅をはさみ, 指でしっかり押しつける。 ④鱗粉が転写された紙を切り取り台紙に貼り,胴体を描く。 ⑤種類を調べる。 ⑥ラミネートする。 (4)鱗粉転写したあとのチョウの翅を双眼実体顕微鏡で観察し,鱗粉転写前と比較する。 4 注意点 ・手順①では,しっかりとろうそくを塗ったほうがよい。 ・手順③では,翅がずれないようにしながらもしっかりとこすることが大事。 ・手順④では,表と裏で似たような翅をしている種では間違えないように組み合わせを注意する。
チョウの鱗粉転写をしよう
1
0
0
全文
関連したドキュメント
転倒評価の研究として,堀川らは高齢者の易転倒性の評価 (17) を,今本らは高 齢者の身体的転倒リスクの評価 (18)
The precursor-transfected LS180 cells were treated with 50 mM rifampicin or 0.1% DMSO for 24 h and the CYP3A4 mRNA levels were determined by real-time RT-PCR and normalized with
Effective Cooling and Accuracy Improvement in Injection Molding Using a Metal Mold with Cooling Channels Composed by Laser Sinteringlst Report -Fabrication.. of a Mold
PZTにアクセプターを添加した試料は、市販のPZT原料粉末(林化学工業㈱製
ADAR1 は、Z-DNA 結合ドメインを2つ持つ ADAR1p150 と、1つ持つ ADAR1p110 が.
私は,2 ,3 ,5 ,1 ,4 の順で手をつけたいと思った。私には立体図形を脳内で描くことが難
ポンプの回転方向が逆である 回転部分が片当たりしている 回転部分に異物がかみ込んでいる
48.10 項及び 48.11 項又は上記(Ⅱ)に属するものを除くものとし、ロール状又はシート状