• 検索結果がありません。

言語発達遅滞が顕著な精神遅滞児にかかわる縦断的研究(II) : 視覚-運動機能の指導

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "言語発達遅滞が顕著な精神遅滞児にかかわる縦断的研究(II) : 視覚-運動機能の指導"

Copied!
13
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)Title. 言語発達遅滞が顕著な精神遅滞児にかかわる縦断的研究(II) : 視覚− 運動機能の指導. Author(s). 森, 範行. Citation. 北海道教育大学紀要. 第一部. C, 教育科学編, 40(1): 81-92. Issue Date. 1989-10. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/5116. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 北海道教育大学紀要 (第1部C) 第40巻 第1号. 平成元年 10月. lof Hokka ido Un Journa ive i ion (Sect ty ofEducat i l rs on I C) Vo .40 .l , No. oc tober ,1989. 言語発達遅滞が顕著な精神遅滞児にかかわる縦断的研究 ( 1 1). L. --視覚-運動機能の指導 --. 森. 範. 目. 行. 次. 1. は じめ に …”… …・… …-… … … … … … … ←・…… …”i ‐… …” X I I 事例の概要 ……………………… × ……………………………… .. ・. 1) 生 育 歴 , ● 族 ● 2) 家 3) 学. … ’. ●. ・ 校 ・. .. L. m. 指導の経過 ……………………………………………………… × 1) 受 理 面 接 2) 指 導 期 間 3) 指 導 方 法 4) 指 導 内 容 i) フロスティッグ視知覚学習ブック i i) DLM 教材 w. 心理検査結果の推移 …………………………………………… × V. お わ り に … … … … … … … … … … … … … … … …… … … … … ×. 引 用,文 献 }…………………………………………… ×. 1. は じ め に. 森( 1 989 ) は, 母子分離不安の強い精神遅滞幼児に子供中心の遊戯療法を行い 社会性の発達を , 促した一例を報告した. 本児は5歳6ヵ 月 か ら6歳3カ月までの9カ月間で社会生活能力を向上さ せた. 当初の主訴であっ た構音の障害も, 7歳5カ月時の検査 では日常のコミュ ニケーショ ン活動 には支障がないほどに改善された. しかしながら,ITPA 言語学習能力診断検査(以後 ITPA と記 , す) が示すような認知能力には変化がみられなかっ たこと, 社会生活能力 の中では 言語能力との , 関連が強い 「意志交 換」 に伸び悩みがみられたことは問題として残っ た . 母親による 「名前の練習」 の特訓が功を奏し, 本児は間もなく念願 どおり の私立小学校に入学で きた. 元気に通学しているとのことで, その後1年間は特にかかわる必要はなかっ たが 徐々 に学 , 力の遅れが顕著 になっ てきたとのことで再び相談を受けた もとより 本児の認知 発達のレベルと . , 学校で課される教 科との間のギャッ プは当初から懸念されていたこと であり このギャッ プを埋め , るための学習レディ ネスの形成を目標として指導方針を立てた レディ ネス は 一般 に成熟に基づ . , いて形成されると考えられており, 指導の対象となること は希であるが 障害児教育の分野ではこ , の種 の指導プロ グラムと教材・教具が開発さ れてきた (Fro i t 987 ) s g ・川村, 1 ,1969; . 学習レディ ネ スを目標とする場合, 指導の中心は認知的側面に移ることになる・本児の認知能力 の特徴は ITPA . , 81.

(3) . 森. 範 行. ) に示すように聴 覚-音声回路の得点 が低いのに対し, 視覚-運動回路 9 の プロフィ ール (森, 198 は比較的良好である ことにある. にもかかわら ず, 視覚÷運動機能の指 導を中心に行い, 言語の指 導は組織的には行わなかっ た. その理由は, 当初構音障害を主訴 として各種相談機関を回っ た経緯 があるため, 本児が言語的課題に極度に回避的なためである. 今回は, 各種教材・教具を用いて視 覚-運動機能の指導 を行い, 指導の効果は個々 の指導内容の 達成状況と事前-事後の心理検査結果を比較する ことで評価し, 指導方法との関連を検討する.. 1 1. 事例 の概 要 A子. 女児. 昭和53年10月生れ (指導開始時7歳, 小学2年). 育 歴 000g の満期出産であっ たが, 生後7カ月に斜視が発見 胎生期, 出産時ともに異常はなく, 体重3 , され, これまで5回も手術を受けて きた. そのため遠視用の眼鏡を処方されている. この間, 歩行, そのため5歳時に当 方 言葉, 知恵づき等の遅れに気づき, 整形外科, 小児科等を転々 としてきた., に紹介されてきたときには, A子は病院等を極度に恐れるようになっ ており, 母子分離不安 が強い 状態であっ たが, 現在は嫌 がることなく小学校に通学してい●る. 非器質性の構音障害(置換)があっ たが軽快している. 注意が転導しやすく, 多動であることは依然続いている. 族 2) 家 36歳) は土建業を営んでおり, 夜も接待等で帰宅 が遅く, 父, 母, 兄, A子の4人家族. 父親 ( 37歳) が家事と育児を一手に引き受けてきた. こ A子と接する時間はあまりない. その分, 母親 ( の数年はA子の治療と養育にかけずりまわっ てきた.入学後はA子と一緒 にスクールバスで登校し, 授業中は担任の補助 としてA子を個別指導している. 最近は学力の面で他児との差が開いて いくこ とに焦りを感 じており, 家庭学習にも熱心す ぎる面がある. A子にとっ て父親は甘えさて くれる存 在である が, 母親には依存の対象であると同時に威圧感をもっ ているようである. 兄は小学5年で 最寄りの市 立小学校に通っている. 1) 生. 校 3) 学 ● 0名程度の複 式学級に して2年目である. 1’ 2年生合わせて1 シ ン系の私立小学校に入学 ミッ ョ 在籍する. 2年目である が, 学力の遅れが目立つため教科の内容 は1年生を重複している. 1年生 の課題もA子には困難である が, 他児と異なる課題を与えるとかえっ て不満を示 したので今は若干 の配慮 はしながらも特別扱い はしていないとの ことである. やり残りは宿題として家庭に持ち帰っ . ている. 多動で, 席を離れたり, 教室から飛 び出したりするため学校側の要請で母親 が付き添って いる. また注意が転導されやすく, 課題に集中しないため担任の補助 として個別指導に当っ ている.. 1 1 1 . 指導 の 経過. 1) 受 理 面 接 母親は他児との学力の差を目のあたりに見て おり, 遅れを家庭学習で取り戻そうとA子を叱噂し て宿題をやらせていたが, 効果 が上がらないというこ とで相談を受けた. 当方はこれまでの心理検 査の結果から学校でのやり残 しを家庭で全部消化するの は困難であること, 無理を通せ ば新たに2 82.

(4) . 言語発達遅滞が顕著な精神遅滞児にかかわる縦断的研究 ( 1 1). 次的障害を生み出す懸念があること, 情緒や社会性の発達にも目を向けることの必要性な どを説 明 し, とりあえずA子にとっ て抵抗感の少ない視覚-運動 の指導を開始することにした . 2) 指 導 期 間:昭和61年8月~昭和61年12月までの5カ月間. 計40回 .. 3) 指 導 方 法. 指導は, 原則として週2 回20分間行っ た. 時間を短くした のはA子が課題に集中できる時 間に限 りがあるからである. 指導者は筆者を含めて3名のうち2名 で担当し, 一方が指導しているとき は 他方は補助とA子の行動観察を行っ た.観察記録は課題 の性質と集中度の関係を調べるため である .. 4) 指 導 内 容. 使用教材は, フロスティ ッ グ視知覚学習 ブ ックを主とし, 補助教材として DLM 教材を用いた . i) フロスティッ グ視知覚学習 ブック (以後, 学習 ブック と記す) 「 初級, 中級, 上級の3種類があるが, そのうち初級と中級を用 いた 学習 ブックは , , 視覚-運動 . 「図形と素地」(FG) 「知覚の恒常性 (PC) 「空間における位置 (PS) 「空間関 の協応」(VM) 」 , 」 , , , 係」 (SR)の5つの視覚技能から構成され, この構成はフロスティッ グ視知覚発達検査(以後 フロ , スティッ グ検査と記す) の下位検査項目に対応する. 1ページ1課題で構成さ れており .同 一課題 , を成功するまで繰り返し指導 し, 学習 ブックの順序にしたがい, 1回4, 5ページ 20分程度を原 , 則としたが, A子の動機 づ けの状態や補助教材との関連によっ て臨機応変に対処した 課題の教示 . や指導上の注意 事項は, 教師用の 「視知覚能力促進法」 (Fros i ) に準拠した. 特に 「空 間に t g ,1972 おける位置」 (PS)と 「空間関係」 (SR) で ・は具体物を用いて直接操作させたり, 正誤が直 接目で確 かめられるよう透し紙を用 いて 指導した. ・クの技能別学習回数を表1 に示す そ 学習 ブッ 、「視覚-運動の協応」 (VM) の指導回 . ,れによると . 数が最も多く, 「空間における位置」 (PS) では最も少なかっ た このことは 「視覚-運動の協応」 . (VM)では失敗が多いために同一課題の繰り返しが増 したこと, 「空間における位 置」 (PS)では容 易に課題目標に達したことを 示すものである. 表- 学. 習. ペ. フロスティ ッ グ視知覚 学習 ブ ック 技. 能. 技能別学習 回数. VM. FG. PC. PS. SR. ジ. 数. 59. 34. 44. 18. 10. 回. 数. 144. 68. 65. 21. 20. 1ページ学習回数平均. 2.4. 2. O. 1.5. 1.2. 2.O. 学. 習. i i) DLM 教材 DLM 教 材r lopmenta (Deve ILearning Ma i l t ) の特徴は e r a s. じて, , 子供 の発達や障害の状況 に応, 必要な教材・教具を自由に選択して使用できるということ」 また遊びながら学習の基礎づく りがで きるように構成されていること である. この指導では下記 の教材を選択して使用 した 選択の基準 . は, 評価に用いた PREB 学習,レディ ネス診断検査(以後, PREB と記す)と工TPA との対応を考慮 した.. ・. ①基礎的な形の型紙, 動物型紙, 身体概念型紙 型紙 は,テンプレートとして輪郭を描いた・ り,塗り絵のはみ出し防止に使用した.PREB の 「塗り絵」 (B4) に対応するものであるが 身体概念型紙 は 「身体部位の命名 (B3) にも 」 , か か わ る. .. 83.

(5) . 森. 範 行. ②二人用鉄, らくらく鉄 前者 は指導者が直接介助できるよう設計されたものであり, 後者 は少しの力で切れるよう に 設 計 さ れ て い る. PREB,の 「切 り 絵」 (B 5) に対応する. ③視知力学習 ブッ ク, 視知覚配列トレーニ ングノート. 視覚の識別, 視覚配列の再生能力を養うように設計されている. 工TPA の「形の記憶」に概 ′ ね対応する . ④物さがしパズ ル 背景に埋没している特定の事物を探 しだす課題で, 視覚的注意力を養うよう設計されてい , る. A子はこ ,の課題には特に興味を示した. ITPA の 「絵さがし」 に対応する. ⑥ペグ, ペグボー ド, ペグボー ドデザイ ン集 デザイ ン集に描いてある幾何学図形をペグでボー ド上に構成する課題である. 手先の巧敵 ・う に設計されている. PREB の 「ペグによるデ 性, 図-地の区別, 空間関係の識別を養うよ .他にフロスティッ グ検査の 「空間関係」 (SR) にも ザイ ン構成」 (BIO ) に直接対応する が, か か わ る.. 5) 指導内容と逸脱行動 ,毎回の指導内容と逸脱行動の記録の一部を表2に示す. 「 課題に対する回避行動は 「色塗り」 , 縁 どり」 などの嫌いな課題や同一 課題を繰り返したときに 「 「 「 多くみられ, 終わりたい」 , できない」などの言語反応や寝そ べるなどの行動に示され , いやだ」 た.. 転換行動は, 教示に反する教材の使用 を意味するものであり, 指示された以外の場所に線を引い たり, 色を塗っ たりすることなどに示され, 補助教材を用い たときにはそれで遊ぶといっ た行動が 多くみられた. 非転導行動は, どの課題においても, サイ レンの音, 宣伝カーの音, 風や雨の音に反応 し, 外を 見ようとする行動として現れた.. 「 指導者に対する攻撃行動は, 説明が長かっ たときに 「うるさい」 , しゃ べらないでよ」 などの言 語反応として示された. 愛着行動は, ほめてもらいたがっ たり, 抱きついてきたりな どの言動として示された. 気分イライラ行動は, 気分の基調を示すものであり, 課題場面と直接関係 はないが, 体の不調や 指導の直前まで外で遊んでいた ときな どに現れた. 上記のような逸脱行動をできるだけ防止するため, 指導に際しては次の ことに留意工夫した. 注意を転導させないために, 学習 ブックを使用する ときにはどの課題も プリ ントのみを呈示し, 教示した後, 筆記用具等を渡すように した. A子の嫌う課題について は指導時間の どの場面 (最初- 最後, 中間) で行うかの時間的工夫や好 「 り」 きな課題の間にはさむな どの内容的な工夫を行っ た. 「色塗● , 縁 どり」ではテン プレ← トを用い , てはみだしを防止し, 成功感を体験さ せるようにした. ゲー 同一課題 が連続するときには, 課題の順序をかえたり● , 補助教材を用いたり,課題呈示方法を・ ム形式にするな どして変化をもたせた. 「図形と素地」 では単純なものから複雑 なものへとステ ッ プを細かく して指導した. 「空間におけ る位置」 と 「空間関係」 では具体物を用いて直接繰作させたり, プリントを用いる場合には透し紙 を当てて直接正誤が確認できるように工夫した,. 84.

(6) . 言語発達遅滞が顕著な精神遅滞児にかかわる縦断的研究 ( 1 1 ). 表2 指導内容と逸脱行動 回 数 日 場. 7. 時 所. 8. 9. 8月2 5日 (月) 1 6:2 8~ 大学. 8月2 9日 (金) 1 5:4 0~ 大学. 9月1日 (月) 1 6:3 0~ 大学. 指導時間 指導者. 髪分間. 馨分間. 馨分間. 指導課題. P2 ‐1, P3 9 0 ‐2, P3 1 -2, P3 2 -3, P3 3 -3, P3 -3, P3 4 ‐3, P3 5 6 ‐2. 斜め, 上下, 横, 列車の各概念. P3 5 ‐1, P3 ‐2, P3 6 ‐2, P3 7 8 ‐2, P3 9 ‐2. 輪郭, 対の各概念 言葉 (動物, 季節, 衣類). P4 0 ‐1, P4 1 ‐2, P4 2 ‐2, P4 3 -2. の上, の下, 上へ, 下へ, 前に後ろに, 中に, 一番上に, 一番下にの各概念, 言 葉 (動物, 食器). 指導内容. 回 避 「終わりたい」を繰り返すが表情は笑って 行 動 いる.. 後半 「終わりたい」 を繰り返す.. 転 換 行 動. 用紙を机の間から下へ落とす.. させながら外を見てい 転 警 議 色塗りで介助を る. バイク, サイレンの音で外を見る.. 指導中の非常ベルとサイレンの音におび 「テスト中」 の札に注意がいく . える.. 薯霧 愛 着 行 動. 備. 考. PCの弁別はできるが縁どりが雑.(縁ど 特定の音に対する強迫的なおびえがある りの指導を徹底させることも必要か) 様子. いつもの元気はなかったが課題には素直 に応じる. 抑制がかかったためか, 色塗 りをいつもよりていねいにする.. 回 数. l o. 「ゾウ」「ネコ」「アヒル」の概念化と弁別 は可能であり, PCは成立しているが, 色塗りが雑.(クレヨンの握り方の指導も 必要か). 1 1. 1 2. 9月5日 (金) 1 5:4 0~ 大学. 9月8日 (月) 1 6:2 6~ 大学. 9月1 2日 (金) 1 5:5 0~ 大学. 指導時間 指導者. 1 0分間 森. 幾分間. 禦分間. 指導課題. P4 3 - 2 .. P4 3 1 ‐ 4 ‐1, P4 5 ‐3, P4 -3, P 6 , P4 4 7 ‐2, P4 8 ‐4, P4 “4, P5 9 -3, P 0 5 1 ‐1. 同じ・違う, 果物の各概念. 言葉(植物) . 数えること・数字書き (5まで). P4 4 ‐2, P5 2 -1, P5 3 ‐1, P5 -1, 4 P5 5 ‐1, P5 6 ‐1. 大小, 同じ・違う, 動物の各概念. 言葉 (列車) . 数えること・数字書き(9まで) . たし算. 暴 露. 指導内容. 回 避 初めから 「終わりたい」 と言う. ク一ヨ 後半 「終わりたい」 と言う . 行 動 ンを故意に折る.. 「終わりたい」 と言う .. 転 換 背後の教材をいじる. 行 動. 指示以外の場所に色を塗る.. 被転導 行 動. 外の音を気にして手を止め,外を眺めた. 立って窓の方へ行く .. 薯霧 . 愛 着 行 動. 備. 考. ′. 前回の色塗りから導入. 苦手課題から始 めたため回避的. クレヨンを故意に折っ たので叱ったらしょんぼりした. 次回続 きをしっかりやることを約束し終わりを 告げると喜ぶ.. 道路の線引きの繰り返しはいやがらな 色塗りから導入 他はPCの課題が大部 . ) し 分でPCは難なく通過する.(苦手の色塗 ・ 外部の音に敏感に反応するので, 窓を閉 りは毎回最初にやらせたらどうか) めた.. 85.

(7) . 範 行. 森. W. 心理検査結果の推移 ここで報告する検 査項目は, TK 式田研・田中 ビネー知能検査(以後, ビネー検 査と記す) ,工TPA, フロスティッ グ検査, PREB, 新版S-M社会生活能力検 査(以後, S-M検査と記す)である. その 他に学校場面 での適応状況を調 べるためにチ ェックリ ・ストを自作 し, 担任教師に指導の前後の2度 にわ たっ て記入してもらっ たので, その結果も合わせて報告する. ビネー検 査, ITPA, S‐M検査は前回も施行 している. 今回の指導前(CA:7歳5カ月)と指導 後 (CA:8歳2カ月) の結果の概要を表3に示す. り上昇せず,IQ, PLQ は下降傾向にあるようにみえる. 特に MA, PLA 共にこの9カ月 間にあま● MA は全く変化しなかっ たが, 各項目をみる と, (得点には結 びつかないが)正答に近 づいた解答が )においては13個の碁石のカ ウ ントを指導前では指で対応させる 41 多かっ た. 例え ば, 「数概念」 ( 47 ) ことができなかっ たが, 指導後は半分以上対 応づけられるようになっ た. また 「ひもとおし」 ( ( 1カ所間違 では球, 立方体, 円筒状の ビー ズをほとんどラ ンダムに通 していたものが, 指導後は, えたため得点に はならなかっ たが) ほぼ見本 どおりに配列 できるようになっ た. 他方, 前回は正答 したにもかかわらず, 今回は誤答 したものもあり, 知能活動の不安定さがうか がえた. 他方, S-M 検査は SA で1年2カ月の伸 びを示し, SQ も88に上昇した. ITPA のプロフィ ールは,図1のSS 表示に示すように,指導の前後共に同様の パタ 「 ンを描いて ) から一 貫している. 表4に示すよ 198 9 いる. 聴覚-音声回路の得点が落ち込むパター ンは, 森 ( . うに, この9カ月 間での伸 びは視覚-音声回路の PLA で5カ月,SS でもわずかに増加しているが, 聴覚-音声回 路では4カ月の伸 びで,SS は低下している. したがっ て, 両回路の差はさ らに大きく なっ たといえる. 指導後の変化 は 「絵さがし」 に現れている. 図1はSS 表示であり, 「絵さがし」 表3 発達の概要 (下段は増分を示す) TK 式田中ビネー検査. P LQ. SA. SQ. 4歳02月. 56. 6歳00月. 81. 52. 4歳06月. 55. 7歳02月. 88. -5. 0年04月. -I. 1年02月. +7. MA. IQ. 7歳05月. 4歳03月. 57. 8歳02月. 4歳03月. 0年09月. 0年00月. 表4 1TPA. S-M社会生活能力. ITPA 検 査 , P !LA. 回路別 PLA と SS の平均値. ( ) は標準偏差, 下段は増分を示す 聴覚-音声回路. 86. 視覚-運動回路. 差 (前項」後項). PLA. SS. P LA. SS. PLA. SS. 7歳05月. 3歳07月 ( 8.8 ). 14. ( ) 9.3. 5歳02月 ) ( 7.9. 25 ( ) 5.4. - 1年7月. -11. 8歳02月. 3歳11月 ( 10.0). 12 ) ( 10.0. 5歳07月 ( 9.0 ). 26 ) ( 5.3. - 1年8月. -14. 十9カ月. 十 4カ月. -2. 十 5カ月. +I. -1カ月. -3.

(8) . . のSS は22から30に上昇した」図2はPLA 表示であり,指導前の4歳10カ月から指導後の6歳7 カ月へと1年9カ月 の伸 びを示した.. 形 の記 憶. 数 の記 憶. 絵 さ がし. 文 の構 成. 動作の表現. とばの表現. 絵 の類推. とばの類推. 絵 の理 解. 年 齢帆. とばの理解. 暦. 齢. 言語学習年齢眼. 年. 他の検査 TK式 田 中 社会生活 ビネー能 力鮭 MA SA. I T. P A 得 点 表・ 象 自 動 水 準 水 準 受 容 能 力 連 合 能 力 表 現 能 力 構 成 能 力 配列記憶能力. 1 ^e l o ‐0 9 - ‐6. い . 、 \. ※ ′ ′. 、 、 、. ′/. 、 \ .. ′/. グ. も. じ一. V ^. :. : r J^ v. 《. ^. 、‐ ヂ ′ ′. ヂ へ. /. ″ へ /′ 、\ /′ へ ′′ 、》/. ′. ・/ イクク ′ハ. 、 ’. 、 \. ′/. ′ー. メ. ′/. \. ,/. \ ′ /. X. 、ダ V. .●●.・ . ・‘ ●●● . . ●, ’. ・ ●、 . .. ハ 0^ = V( vr h U^ = V h Vn --ー -- ー n x Un h U 丁ハ x U7 17 h V( 5ーC. 6 4 6 0 5 6 2 5 4 8 4 4 4 0 3 6 2 3 2 8 2 4 2 0 1 6 1 2 8 4. CA:7歳5カ月 ーーーーーー CA・8歳2カ月 X へ. メ . ・. 評 価 点$. 発 達 年 齢. 図- ITPA言語学習能力診断検査 SS(評価点) の推移. 発 達 年 齢. 暦. 形 の記 憶. 数 の記 憶. 自 動 水 準 構 成 能 力 配列詩情能力 絵 さ がし. 動作 の表現. とばの表現. 絵 の類 推. 準 表 現 能 力. 文 の構 成. 象 水 連 合 能 力 とばの類推. 絵 の理 解. TK式 田 中 社会生活 ビネー 能 力経 MA SA. とばの理解. 年 齢鉱. 齢. 学習年齢眼. 年 ・. 他の検査. I T P A 得 点 表 受 容 能 力. . 1^ r. : XX 9-6 9-0 8- ‐6 8-O x 、 7-6 、 -0 い 7- 6- -6 一 ・ 6- -O 、 、 5-6. CA:7歳5カ月 ←→---→ CA:8歳 2カ月 X ^. 、 、 、. ※ ′ ′. 5-O ‐6 4- 4- ‐ O 3-6 3-O. ′/. ▼ ,. \ !. / ん. 〆. じ、イ. 苓. △ ′\ /. ′ ″. ゞゲ /. 、. .へ. メ グ x′ノ \. 〉. 、. x ′、 ′ 、 ′ 、 ′ ¥、 、 ^ \ 、‐ ′ 、 ′/. 7 } , ゾ \・ つ 、 ′/ 、. グ .. \ 7 ′ 、. . ● . ・ . . ,. ・ ● .●● . ● . ● . ・ .. .. ●.・ ● ●. ・ ●. ● . ● .・. . . ●. ● .● ●●● ●● r ・. ●● ‘. 言語発達遅滞が顕著な精神遅滞児にかかわる縦断的研究 ( 1 1 ). 「. W. ▽. 図2 1TPA言語学習能力診断検査 PLA (言語学習年齢) の推移 87.

(9) . 森. 範 行. 「絵さがし」 の伸 びは, 補助教材 と・ して用いた 「物さがしパスル」 にA子 が興味をもって取り組ん だことに関連すると思われる. PREB のC得点 は7歳までしか換算できないため粗点で比較する (表5) . 「 PREB の粗点で伸 びを示したものは 「身体部位の命名」 (B3), 「塗り絵」 (B4) , 積木による 「 「 「 ) デザイ ン構成」 (BII , 十までの数概念」 , 最初の音節の想起」 (C2), 六 ま での勘定」 (DI) 「 「 (D3) である. これらの項目は, 積木によるデザイ ン構成」 , 最初の音節の想起」 を除くと直接 r扱っ たものである. また 「塗り絵」 を除く項目は指導時にあまり逸脱行動 がみら 今回の指導で取り れなかっ た課題であり,A子の動機 づけが比較的高かっ たともいえる.「塗り絵」は逸脱行動が多かっ たにもかかわらず, 上達が著しかっ た. 指導前では枠を無視 したなぐり書きの状態であっ たが, テ ンプレ÷ トを用いた縁 どりの指導により, はみ出すこ とが減少した. 色の塗り方がていねいに なっ たこと ば, 担任教師からも指摘さ れた,. 表 5 PREB 学習 レディ ネス 診断検査 下. ・位. 検 ・ 査. 粗点の推移. 事後検査. 事前検査. .. 比. 較. AI. 下肢による運動協応. 18. 17. - I. A2. 上肢による運動協応. 7. 10. 十1 31. 23.5. + I. .. 運動知覚粗点平均. 22.5. BI. 基本図形の命名. 11. 11. ・0 ±. B2. 色の命名. 14. 16. + 2. B3. 身体部位の命名. 22. ,. 28. + 6. 14. 十11. B4. 塗. り. 絵. 3. B5. 切. り. 絵. 10. 11. + I ± 0 - 1,. B6. 基本図形の模写. 12. 12. B7. 文字の模写. 34. 33. B8. 描. 5. 7. + 2. 12. 14. + 2. BIO ペ グによる デザイ ン構成. 7. 6. - I. BII 積木による デザイ ン構成. 26. 34. 1 十12. 視知覚粗点平均. 14.2. 16.9. + 3.1. CI. 音を出す対象の想起. 10. 10. ± 0. C2. 最初の音節の想起. 23. 33. 十10. 0. ± 0. B9. , 画 ズルの解答 パ. C3. 最初の音節から始まる単語の想起. 0. C4. 言葉の意味の理解. 0. I. + I. 11. ± 0. C5. 短文の傾聴理解. 11. C6. 文章の傾聴理解. 0. D1. 六までの勘定. 7.3 0. D2. 百までの順唱. 4. 聴知覚粗点平均. D3 十までの数概念 数概念粗点平均 88. 1 1.7. ・ .. / 9.2 6. ’. /. + 1.8 ,. + 6. 6. + 2. 7. +6. 6.3. + 4.7.

(10) . . . , . ●, . ● .・● ● ● ● .・ . . ● . ・ ● ● .● 、. 言語発達遅滞が顕著な精神遅滞児にかかわる縦断的研究 (1 1 ). . 生活年齢. 年 齢. CA. 9-0. .・. .8-6. .ー. 8-0 .・ , 7-6. ” .ー. 6- ‐6. .ー. 6-0. .ー. 5-6. .・. 5-0. .・. 4-6. .ー. 検査1 1. 検査1 1 1. 検査W. 検査V. VM. FG. PC. PS. SR. 、. ● ・ C A :.7歳 5カ 月.. ー. C A : 8 歳 2 カ月. ^. . 、 、. 7- ‐0. 検査1. ,X. ′ 、 . / \. 1 .. 4-0. ・ー. 3-6. .ー. 3-0. ・ー. 2-6. .-. /. 、. ・. . /. . \.. /. .”〆; ”.. *. \ーーーー7. F. 2-0 ‐・ー. 図3 フロスティッグ視知覚発達検査 PA (知覚年齢) の推移. 域. 領. !. s日 も乱喜ぶ L. 0. C. 移. 動. Locomot ion 作. 業. occupat ion. 領 域 別 社 会 生 活 年 齢 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15歳 ー , ー , 1 , - - 1 , Lー ー ー 1 レ ー . 1 I , . - . ・ - 1 ‐ ー. ,,,,,,,,,,. /. /. -. \ , , , , , ,. , , , , , ,, ,. ふ. 蔓ぶ三遮 ,,,,,,,, \. ‘ ,, ,,,,,,,,,, - ,, -. - ,,,,. ‘ :;. - C A : 7 歳- 月 - 成5カ さ 霧員 Cえ名 A : 8歳 歳 2カ月 \ × X 。 1 . ー - 1 1 1 1 1 . 1 、J , s も雷 , ,豊三 、 、 sD. 晶← 亀島霊 X. -. - , I , ー , ー , - , - , IL 1 , 1 , 1 , 1 , 1 , 1 , 1 . 1. 図4 新版S‐M社会生活能力検査 領域別SA (社会生活年齢) の推移 フロスティ ッ グ検査 のSS は23から29に上昇した 下位検査項 目をみると(図3) ÷ 「視覚-運動 . の協応」 (VM) 以外は伸びを示す- 特に発達の著しかっ たものは 「空間における位置」 (PS) であ り, これは3歳3カ月から6歳6カ月 へとこの9カ月間で3年3カ月 の伸 びを示 した . 89.

(11) . . 森 表6. 範 行. 学校場面 にお けるチ ェッ クリス ト. 番 号. 2月2 1年1 0日 1年7月3 0日 事後=昭和6 事前=昭和6 A=全くない, B=少しある, C=かなりある, D=非常にある, *=事前, ○=事後. : 程度・頻度 問 題 行 動 項 目. A. B. D. *O. I 授業中勝手に席を離れる. O. 2 授業中勝手にしゃべる 3. 授業中机をたたいたり, イスをがたがたさせたりする. 4. じっ としていられず, 動きが激しい. *O. ○. O. *. けんか早い. . 7. よそ見などして, 注意集中が悪い. 8. 先生から指名 されると緊張しやすい. 9 他児の言動に敏感で気にしやすい. O ‐O. *. *○. 1 1 気分が激変する. O. *. 12 ものの扱いが乱暴である. *O. 13 ものの扱いが不器用である. *O. 14 教科の好き嫌いがある. 16 学級での役割 (当番) を遂行しない. *O. 17 他児を支配したがる (支配性). O *. 18 思いやりに欠け, 利己的である (自己中心性). *O. 19 他児から敬遠される 20 児童集団内で浮いてしまう. *O. 21 他児の注目を引こうとする (顕示性) ,. *. 23 簡単なルールの集団遊びに参加できない (ルールの理解). O. 24 他児の言う内容を理解できない (言語理解). O *. 25 自分の意思を言葉で伝達できない (日額表出). *. *O *O *. 27 他児に追従する (追従性) .・. ′. *. ;. *O. 29 先生の指示に従わない 30 先生に対して攻撃的な言動がある. *O. 1 先生の注目を引こうとする 3. * *O ,. 2 先生の顔色を気にする 3 .. 90. O. O *. 22 クラスメートの好き嫌いがある. 33 先生との接触を回避する. 事前→役割は持っていない. O. 1. *O. 事前→好:音楽,嫌:国語,図工. O. *. 15 学級のきまりに無関心で従わない. 28 倣慢な態度で先生に指図する. *O. *O ・. o 思い通りにならないと, めそめそしたり, 不機嫌になる l. 26 他児との接触を回避する (非社会性). 事後→おせっかいをやく. *O. 5 他児の学習活動に干渉する 6. C. O.

(12) . 言語発達遅滞が顕著な精神遅滞児にかかわる縦断的研究 ( 1 1 ). 「視覚-運動の協応」 (VM) の指導回数が最も多か ったにもかかわらず (表1) 指導効果が 現れ , なかっ たのは, この課題がA子の苦手な手 の巧撤性と注意 の持続を必要とするからであろう 他方 , . 「空間における位 置 (PS )は指導回数が最も少なかっ たにもかかわらず, 伸 びが最も大きかっ たの 」 は, 透し紙を用いて直接確認させたことの他に, 視覚的判断を求める 課題であるため 解決は瞬時 , になされ, 巧撤運動を要しないからであろうと思われる . S【M検査のSA はこの9カ月 間で1年2カ月間 の伸 びを示し SQ も81から88に上昇した 領 , . 域別プロフィ ールは図4 に示す. 「身辺自立」 (SH),で1 ・年6カ月, 「移動」 (L) で1年10 、カ月 の伸びを各々示 したが, 特に伸び ● が大きかった領域は「作業」● (0)であり, SA で5歳1 0カ月から9歳6カ 月 へと3年8カ月 の伸 び を示した↓作業能力 の発達は一連の視覚-運動機能 の指導の成果と思われる 他方 「意志交換 (C) 」 , , . 「集団参加」 (S) 「自己統制 ( 」 SD)にはほとんど伸 びがみられなかっ た. 「意志交換(の一が特に , 低いの はITPA の聴覚-音声回路の落ち込みに対応する . 学校場面にお ける チェッ クリス ト (表6) はConne r s . K.の多 動 行動 チェックリ ス ト を林 ,C 19 ( 80 ) が翻訳したものを参考にしてA子の行動特性に合うように質 問項目を修正したものである . 「 「 質問項目を 「教室場面」 , 集団参加」 , 教師に対する反応」 に分け, 各々 の質問に対して担任教 「 「 「 師に「全くない」 , 少しある」 , かなりある」 , 非常にある」の4段階に分けて指導 の前後にチェッ クしてもらっ た. これをみると指導の前後共に 「かなりある」 「非常にある」 が全体の3 分の2を , 占める. 指導後に少しでも改善されたものは 「思いや りに欠け 自己中心的 である (自己中心ゞ性) , 」 「クラス〆」トの好き嫌いがある ( 「 ( 1 8 ) 2 2 ) 簡単なルールの 集団遊びに参加できない (ルール , 」 , 「 の理解)」 ( 23 ) ( 24 ) の項目である. この中では遊 , 他児の言う内容 を理解できない (言語理 解)」・ びのルールの理解が進んだことが注目される むしろ指導前よ りも問題行動の度合いが増 した項 目 . 「 が多く, その中で 「けんか早い」 (6) 「 12 ) , ものの扱いが乱暴 である」 ( , 先生の注目を引こう と する」 ( 31 )等の傾向が強まっ ており, 教師を独占し, 他児に攻撃的なところが見受けられる この . ことはA 子が個別指導を当然 のこととして受けとめ 集団の中で協調すること に慣れていないこと , に関連すると思われる.. V. お わ り に 本児にとって比較的抵抗感 の少ない視覚-運動を中 心に課題を設定 し 指導を開始した 指導の , . 効果は, 各々の課題の達成状況のみならず, 心理検査 の得点上にも現れてお り 直接指導した内容 , は学習レディ ネスの形成に十分寄与 したものと思われる このレベルが定着し 指導後も維持でき . , るかは今後の推移を見守る 必要がある. 本児はこれまでの失敗経験 の蓄積により学習活動に対 して負の動機づけが形成さ れている その . ため苦手な課題を回避したり, 失敗を目立たせないようにするための固有 の防衛様式を発達させて いる. 例えば, 「色塗り」では, 特定の色を指定しても白色で塗りたがっ た 白色 ははみ出しが目立 . たないため である. それ故に, 今回の指導ではできるだけ失敗感を味わわせないよう に留意し 今 , 後の指導につなげるよう にした. ITPA の聴覚-音声回路の得点が一貫して低いことは 認知機能の中でも特に言語処理 の不全が , 根底にあることを推測せしめるものである 比 較的良好な社会生活能力 の中で 意志交換の能力が . , 停滞していること はこのことと関連しているものと思われる 今後年齢が進むにつれて要求される . 91.

(13) . 森. 範 行. 社会生活能力の中で意志交換能力の果たす役割が増すことを考えると, 今後は本児の最も嫌う言語 の指導を開始することになろう. 課題に集中させられるような指導の内容と方法が当面の課題とな ●. る.. -. 引用文献 i l i [ tPubl ng ComPany shi et ig on oven l enteducat 1. t ‐Grow‐Learn--一 M . ove I Fros ,1969 .Fol .:M[ ,ル4. 8 4 茂木茂八 (監):MGLプログラム -- ムーブメ ント教育, 日本文化科学社, 19 . ,. ’ )1972 terns(Revesed Ed ide - - Pi turesand pat l l c ig 2. Fros . t er . ,A.:Teacher sgu , Mi ,Horne ,D. , M.. 97 7 日本心理適性研究所 (訳):フロスティッグ視知覚能力促進法, 日本文化科学社, 1 , ) 80 3一 林邦雄:知覚訓練を中心とした指導事例 (坂本龍生, 林邦雄:多動児の治療教育, 学苑社, 19 98 7 慶応通信 プログラム -- 3~5歳レベルを中心に ) :発達障害児の就学前期指導 ( 編著 川村秀忠 4. , ,1 . 音 遊戯療法による社会性の発達と構 ( 1 ) -- 究 が顕著な精神遅滞児にかかわる縦断的研 森範行:言語発達遅滞 5. 1 9 8 9 一 3 9 2 ) ( 教育科学編 部C 北海道教育大学紀要第 の改善, . , , ,. 付. 記. 1987 )において発表したものに加筆したものである. 当時の養護学校 この報告は, 日本特殊教育学会第25回大会( 小学校教諭 ) ん ( 現斜里 教員養成課程4年目学生, 高橋由美子さ . , 古谷忠之君 (現桐生みやま園指導員) には指導の一 部を担当してもらった. 記して感謝の意を表します. (本 学 講 師. 92. 函館 分校).

(14)

参照

関連したドキュメント

No ○SSOP(生体受入) ・動物用医薬品等の使用記録による確認 (と畜検査申請書記載) ・残留物質違反への対応(検査結果が判

調査の概要 1.調査の目的

(問5-3)検体検査管理加算に係る機能評価係数Ⅰは検体検査を実施していない月も医療機関別係数に合算することができる か。

), Die Vorlagen der Redaktoren für die erste commission zur Ausarbeitung des Entwurfs eines Bürgerlichen Gesetzbuches,

「地方債に関する調査研究委員会」報告書の概要(昭和54年度~平成20年度) NO.1 調査研究項目委員長名要

FSIS が実施する HACCP の検証には、基本的検証と HACCP 運用に関する検証から構 成されている。基本的検証では、危害分析などの

採取容器(添加物),採取量 検査(受入)不可基準 検査の性能仕様や結果の解釈に 重大な影響を与える要因. 紫色ゴムキャップ (EDTA-2K)

さらに, 会計監査人が独立の立場を保持し, かつ, 適正な監査を実施してい るかを監視及び検証するとともに,