講師:木田 修(東京会)
建設業の社会保険未加入問題と
社労士の相談指導のポイント(1)
目 次 1.建設業の社会保険未加入問題と国土交通省による対策の概要 (1)建設業の社会保険未加入問題とはなにか (2)どのような対策が行われるのか (3)建設業の許可及び更新について ① 許可・更新書面への社会保険加入書類添付の義務化 ② 建設業の許可の要件 ③ 建設業は 28 の許可業種に区分されている ④ 建設業の許可を受けるために必要な書類 ⑤ 社会保険への未加入の場合の処置 ⑥ 許可申請・更新の際の添付書類 2.経営事項審査と建設業者の役割と責任① (1)経営事項審査について ① 社会保険未加入企業は経営事項審査において減点評価される ② 経営事項審査における保険未加入企業の減点幅の拡大 (2)元請建設業者の役割と責任 (3)特定建設業者の下請指導義務 ① 特定建設業者の下請指導義務 ② 特定建設業者が下請負人を指導すべき内容 ③ 特定建設業者の施工体制台帳等による下請指導義務 ④ 施工体制台帳とはなにか ⑤ 再下請負通知書とはなにか ⑥ 作業員名簿とはなにか 3.経営事項審査と建設業者の役割と責任② (1)施工体制台帳の作成を必要としない工事の取扱い (2)下請企業の役割と責任 (3)法定福利費の取扱い ① 法定福利費の適正な負担義務 ② 法定福利費は「現場管理費」の一部に含まれる 4.社会保険未加入対策に関する調査・指導・処分等 (1)事務所・工事現場への立入調査 (2)相互通報制度の設置 (3)不良・不適格業者の排除に関すること (4)不正行為に対する監督処分の基準 5.資料 平成24年10月29日付年管管発1029第2号 「建設業の許可行政庁との連携による適用の適正化について」
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1.建設業の社会保険未加入問題と国土交通省による対策の概要
(1)建設業の社会保険未加入問題とはなにか
平成 23 年 6 月に、国土交通省の建設産業戦略会議が発表した「建設産業の 再生と発展のための方策 2011」において「建設産業が直面する課題」として 提言された内容の中に、建設業では下請を中心に「健康保険」「厚生年金保険」 「雇用保険」などの年金制度や医療保険制度に、加入していない企業や一部の 労働者の未加入があると指摘されている。 ◇このことは結果的に次のような問題を招くことになる◇ (1)技能労働者の処遇が低下する (2)若年労働者の減少の一因となる (2)建設業の就労環境を悪化させる (3)技術や技能の承継が困難となる (4)熟練労働者の建設業離れを招く (5)建設業に必要な人材の確保を妨げる (6)未加入企業はその分低価格による入札が可能となり、受注競争 上は有利という不公平感を招くことになる(2)どのような対策が行われるのか
国土交通省では、建設業の社会保険未加入問題に対処するため、平成24 年 度を初年度として、平成 29 年度までに、建設業の許可業者の社会保険加入率 を 100%に引上げ、労働者の加入率を製造業並みに引上げるとしている。 <目標達成のための対策> (1) 建設業の許可・更新書面への保険加入書類の添付義務 (2) 経営事項審査時の保険未加入業者の減点幅の拡大 (3) 保険加入に関する特定建設業者の下請指導義務 (4) 保険加入に関する元請企業責任 (5) 下請企業の役割と責任の明確化 (6) 施工体制台帳への保険加入状況の記載義務 (7) 再下請負通知書による保険加入状況のチェック (8) 法定福利費の適正な確保 (9) 不良・不適格業者の排除 (10)建設業担当部局による指導監督 (11)建設業担当部局と社会保険担当部局による相互通報制度の設置 (12)監督処分基準の改定 <参考> 製造業の社会保険加入率 : 厚生年金保険87%、雇用保険93%2
(3)建設業の許可及び更新について
①許可・更新書面への社会保険加入書類添付の義務化
建設業の許可及び許可の更新を行う際には、申請書に社会保険の加入状況を 記載した書面を添付しなければならない。 ◇次の資料により保険加入状況の確認が行われる◇ (1)健康保険・厚生年金保険 ・「領収証書又は納入証明書」の写し等の提出又は提示 (2)雇用保険 ・「労働保険概算・確定保険料申告書」の提出又は提示 ・領収済通知書の控えの提出又は提示②建設業の許可の要件
建設業を営もうとする者は、政令で定める軽微な工事だけを請け負うことを 営業とする者を除き、建設業の許可を受けなければならない。 ◇許可を必要としない政令で定める軽微な建設工事◇ 工事 1 件の請負代金の額 (1)建築一式工事 ①1500 万円満たない工事 ②延べ面積が 150 ㎡に満たない木造住宅工事 (2)建築一式工事以外の建設工事 ①500 万円に満たない工事 (注)建設業の社会保険未加入対策では、建設業の許可を必要としない軽微な建設 工事のみを請負うことを営業とする者であっても例外とはされていない③建設業は 28 の許可業種に区分されている
建設業は 28 の許可業種に区分されている。建設業を営もうとする者はその 28 業種の中から請負おうとする業種を選ばなければならない。 建設業の許可の有効期限は 5 年間とし、更新しなければ失効する。 <参考> 1.土木一式工事 2.建築一式工事 3.大工工事 4.左官工事 5.とび・土工・コンクリート工事 6.石工事 7.屋根工事 8.電気工事 9.管工事 10.タイル・れんが・ブロック工事 11.鋼構造物工事 12.鉄筋工事 13.ほ装工事 14.しゅんせつ工事 15.板金工事 16.ガラス工事 17.塗装工事 18.防水工事 19.内装仕上工事 20.機械器具設置工事 21.熱絶縁工事 22.電気通信工事 23.造園工事 24.さく井工事 25.建具工事 26.水道施設工事 27.消防施設工事 28.清掃施設工事3
④建設業の許可を受けるために必要な書類
建設業の許可を受けるためには、次のような書類を提出して審査を受けなけ ればならない。 <審査書類等> (1)建設業の許可申請書(商号、代表者、営業所の所在地、許可を受けよ うとする建設業) (2)過去 1 年分の工事経歴書 (3)直前3年間に行った工事施工金額 (4)使用する技術関係者の人数 (5)欠格要件に該当しないことの誓約書 (6)経営業務の管理責任者としての資格要件を証明する書面 (7)専任の技術者がいることの証明ができる書面 (8)許可申請者の略歴書 (9)その他の証明書類・確認できる書面等(社会保険の加入証明書類)⑤社会保険への未加入の場合の措置
(1)文書による加入指導が行われ、加入状況の報告を求められる (2)指導が行われてもなお未加入の場合は、厚生労働省の「保険担当部 局」に通報される。 (3)保険担当部局では、保険関係法令に基づいた手続きが行われる (4)それでもなお未加入の場合は建設業法に基づく監督処分が行われる <参考> 建設業許可事務ガイドライン・建設業法第5条・第6条関係⑥許可申請・更新の際の添付書類
平成24年11月1日より建設業許可・更新等申請時に健康保険等の加入状 況を記載した書面の提出が必要となる。平成24年11月1日より建設業許可・更新等申請時に健康保
険等の加入状況を記載した書面の提出が必要となります!
険等の加入状況を記載した書面の提出が必要となります!
記載例
営業所一覧表に記 載した順に記載 役員又は個人事 業主を含め全ての 人数を記載 加入は1、未加入は 2、適用が除外される 場合は3を記載 事業所整理記号及び 事業所番号等を記載参 考
(出典:国土交通省 ホームページ) 4・目的は・・・ 建設産業においては、下請企業を中心に、雇用、医療、年金保険について、法定福利費を適正に負 担しない企業(すなわち保険未加入企業)が存在することから、技能労働者の公的保障が確保され ず、若年入職者減少の一因となっているほか、関係法令を遵守して適正に法定福利費を負担する 企業ほど競争上不利になるという状況が生じています。 このため、関係者を挙げた社会保険未加入問題への対策の一環として、建設業の許可に際しての 保険加入状況の確認・指導を進めることにより、技能労働者の雇用環境の改善や不良不適格業者 の排除に取り組み、建設産業の持続的な発展に必要な人材の確保と事業者間における公平で健全 な競争環境の構築を図ることを目的としています。 ・保険加入義務のある営業所(適用事業所)とは・・・保険加入義務のある営業所(適用事業所)とは 社会保険(健康保険・厚生年金保険)については、法人の事業所(営業所)及び個人経営で常時5人 以上の労働者を使用する事業所(営業所)が適用事業所に該当します。 雇用保険については、労働者を1人でも雇用する事業所(営業所)が適用事業所に該当します。 ・支店等が小規模な営業所等であるため人事管理部門がある本店で全ての保険加入の手続きを 行っている場合は(一括適用の承認や継続事業の一括の認可に係る営業所を除く)・・・ この場合、当該小規模な営業所等について、様式の「保険加入の有無」の欄は全ての保険について 「1」と記入し 「事業所整理記号等」の欄は本店に記入した内容と同一の内容を記載します 「1」と記入し、「事業所整理記号等」の欄は本店に記入した内容と同 の内容を記載します。 ・建設国保に加入している場合は・・・ 法人の営業所又は個人経営で常時5人以上の労働者を使用する営業所であっても、健康保険の被 保険者となるべき従業員が年金事務所長の承認を受けて全国土木建築国民健康保険組合等の国 民健康保険に加入している場合は、適用除外(「保険加入の有無」の「健康保険」の欄に3と記載)と なります。 確認資料として必要なものは ・確認資料として必要なものは・・・ 健康保険等の加入状況を記載した書面に併せて、「健康保険」及び「厚生年金保険」の加入状況の 確認については、申請時の直前の健康保険及び厚生年金保険の保険料の納入に係る「領収証書 又は納入証明書」の写し若しくはこれらに準ずる資料の提出又は提示が、「雇用保険」の加入状況 の確認については、申請時の直前の「労働保険概算・確定保険料申告書」の控え及びこれにより申 告した保険料の納入に係る「領収済通知書」の写し若しくはこれらに準ずる資料の提出又は提示が 必要となります。 書 提出 タイ グは ・書面の提出のタイミングは・・・ 新規許可、更新、許可換え新規、般・特新規、業種追加申請時に提出して頂き、確認をすることとな ります。 ・未加入の場合は・・・ 保険未加入が判明した場合は、指導等を実施していくこととなります。 ・様式(第二十号の三)の掲載先は・・・ 国土交通省ホームページ http://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/1_6_bt_000086.html ・問い合わせ先 国土交通省土地・建設産業局建設業課 建設業適正取引推進指導室 許可係 TEL03-5253-8111(内線24718) 国土交通省○○地方整備局建政部 建設産業課建設業係 TEL○○-○○○○-○○○○(内線○○○○) 5
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2.経営事項審査と建設業者の役割と責任①
(1)経営事項審査について
①社会保険未加入企業は経営事項審査において減点評価される
<経営事項審査とは> 経営事項の審査とは、国、地方公共団体などが発注する公共工事を直接請負 おうとする建設業の許可業者が必ず受けなければならない審査である。 ◇公共工事とは◇ ①国、地方公共団体が発注する工事 ②公共法人等(公団、公庫、事業団、基金、振興会、機構、 公社等)が発注する工事 公共工事の発注機関は、競争入札に参加しようとする建設業者の施工能力や 経営状況等の審査を行うことにより、欠格条件に該当していないかどうかを審 査したうえで、客観的事項と主観的事項の結果を点数化して順位をつけ、施工 能力等についての格付けを行う。②経営事項審査における保険未加入企業の減点幅の拡大
経営事項の審査においては、「雇用保険」「健康保険」「厚生年金保険」の3 保険に未加入の場合は、従来から減点評価されていたが、社会保険未加入対策 においては、その減点幅が拡大されることになった。 経営事項審査項目の中に「その他の審査項目(社会性等)」があり、それら は次の四つに区分し、最高点を 967 点として評価される。 ①労働福祉の状況(社会保険への加入状況) ②工事の安全成績 ③営業年数 ④建設業経理事務士等の数 ◇労働福祉の状況(社会保険への加入状況)審査における減点◇ 従来(未加入)の場合 改正後(未加入)の場合 雇用保険 30 点減点 雇用保険 40 点減点 健康保険 厚生年金保険 30 点減点 健康保険 40 点減点 厚生年金保険 40 点減点 (60 点) (120 点)7
(2)元請建設業者の役割と責任
元請企業には、請け負った建設工事に参加するすべての下請企業の「雇用、 労働条件の改善、福祉の充実」等について次のような義務が課せられている。 (1)元方事業主の下請指導義務 元方事業主は関係下請負人に対して雇用保険、福利厚生に関する事項の 適正な管理に関し助言、指導、援助に努めなければならない。(建設労働者 の雇用の改善等に関する法律) (2)協力業者組織を通じた指導等 元請企業の協力会や災害防止協会等の協力会社組織に所属する下請会社 に対しては、「保険未加入企業とは契約しないこと。」「保険未加入労働者の 現場入場を認めないこと。」等を将来的に見据えて指導に取り組んでいくこ と。(社会保険加入に関する下請指導ガイドライン) (3)下請企業選定時の確認・指導等 下請企業の選定に当たっては、契約に先立って社会保険の加入状況を確 認し、未加入の場合は早期に加入手続きを行うよう指導すること。(社会保 険加入に関する下請指導ガイドライン) (4)作業員名簿を活用した確認・指導 元請企業は、新規入場者の受入れに際して、作業員名簿の社会保険欄を 確認すること。(社会保険加入に関する下請指導ガイドライン)(3)特定建設業者の下請指導義務
①特定建設業者の下請指導義務
特定建設業者は、建設工事の施工に参加するすべての下請負人が建設工事の 施工に関する法律や、労働者の使用に関する法令に違反しないように指導に努 めなければならない。(建設業法第 24 条の 6) <特定建設業者とはなにか> 発注者から請け負った1件の建設工事が、3千万円(建築一式工事は4千5 百万円)以上の工事を下請負人に施工させて、営業する建設業者は特定建設業 の許可を受けなければならない。②特定建設業者が下請負人を指導すべき内容
特定建設業者は、発注者から直接請負った建設工事に参加しているすべての 下請負人が、その建設工事の施工に関し、建設業法や建設工事の施工に関する8 法令あるいは建設工事に従事する労働者の使用に関する法令の規定に違反し ないように指導に努めなければならない。 特定建設業者が指導すべき「建設工事に従事する労働者の使用に関する法 令」は次のとおり。 (1)労働基準法に関する事項(強制労働の禁止・中間搾取の排除・労働 者として使用できる最低年齢・18 歳未満者の坑内労働の禁止・安全、 衛生のために必要な措置) (2)職業安定法に関する事項(労働者供給事業の禁止・暴行等による職 業紹介、募集、労働者の供給禁止) (3)労働安全衛生法に関する事項(労働者の危険又は健康障害を防止す るための措置) (4)労働者派遣法に関する事項(労働者派遣事業の禁止) (5)社会保険加入状況の確認及び加入に関する指導(建設業法第24条 の6) 下請負人がこれらの規定に違反しているときは是正を求め、なお違反の事実 を是正しないときは、許可行政庁に速やかにその旨を通報しなければならない。 (建設業法第24条の6)
③特定建設業者の施工体制台帳等による下請指導義務
発注者から直接請負った建設工事の下請契約の総額が「3 千万円以上(建築 一式工事は 4 千 5 百万円以上)」の工事を施工する「特定建設業者」は、次の 方法により下請負人を指導しなければならない。 <確認するもの> (1)施工体制台帳により、社会保険加入状況を確認すること (2)再下請通知書により、社会保険加入状況を確認すること (3)作業員名簿等により、社会保険加入状況を確認すること <指導すべき事項> (1)未加入業者に対しては、保険加入を指導する (2)法令に違反している事実があれば、その事実を指摘し是正を求める (3)違反の事実を是正しないときは、許可行政庁に通報する④施工体制台帳とはなにか
特定建設業者が、発注者から直接建設工事を請負った場合に、その請負代金 の総額が 3 千万円(建築一式工事は 4 千 5 百万円)以上になるときは、その建 設工事についての下請負人の「商号、名称、下請負人に施工させる工事の内容、9 工期」その他の事項を記載した施工体制台帳を作成し、工事現場ごとに備え置 かなければならない。 施工体制台帳に記載しなければならない下請負人は、特定建設業者と直接下 請契約を締結した下請負人だけでなく、その建設工事の施工に携わるすべての 下請負人である。 施工体制台帳に記載すべき下請負人には、建設業の許可を受けている下請負 人はもちろん、許可を受けずに建設業を営む者のすべてを含むものである。
⑤再下請負通知書とはなにか
施工体制台帳の作成が義務づけられている建設工事に参加する下請負人は、 その請負った建設工事を、さらに下請負人に施工させるときに、下請負人が特 定建設業者に提出しなければならない書面を「再下請負通知書」という。⑥作業員名簿とはなにか
施工体制台帳や再下請負通知書への添付書類として、建設業の団体等が作成 している名簿で、その記載事項を見れば社会保険への加入業況の確認ができる。 <参考> 施工体制台帳 様式第1号 ≪下請負人に関する事項≫ 大臣 特定 知事 一般 大臣 特定 〒 知事 一般 ( ) 自 年 月 日 至 年 月 日 大臣 特定 知事 一般 大臣 特定 知事 一般 自 至 区 分 専 任 非専任 専 任 ※添付書類 非専任 (1) (2) (3) -12- -13-許可年月日 健康保険等の 加入状況 保険の種類 保険加入の状況 有 ・ 無 ・ 適用除外 ・ 一括承認 会 社 名 事業所名 第 号 許 可 業 種 許 可 番 号 工事業 建設業の 許 可 健康保険等 の加入状況 第 号 事業所整理記号等 有 ・ 無 ・ 適用除外 ・ 一括認可 ○適 用除 外( 健康 保険 ・厚 生年 金保 険): 従業 員が 4人 以下 であ る個 人事 業主 であ る場 合等 ○適 用除 外( 雇用 保険 ): 従業 員が 1人も 雇用 され てい ない 場合 等 ○一 括承 認: 健康 保険 法第 34 条第 1項及 び厚 生年 金保 険法 第8 条の 2第 1項 の規 定に よる 一括 適用 の承 認に 係る 営業 所 ( 一括 承認 及び 一括 認可 に係 る営 業所に つい ては 、事 業所 整理 記号 等は 、「 本店 (○ ○支 店等 )一 括」 と記 載す るこ と 建設業の 許 可 施 工 体 制 台 帳 年 月 日 健康保険 年 月 日 工事業 年 月 日 工事業 厚生年金保険 雇用保険 有 ・ 無 ・ 適用除外 ・ 一括承認 注 文 者 に 関する事項 名称又は商号 及 び 住 所 監 督 員 名 申 出 方 法権限・意見 会 社 名 代表者名 資格内容 資 格 内 容 担 当 工事内容 担 当 工事内容 資格内容 現 場 代理人名 権限・意見 申 出 方 法 監 理 (主 任) 技術者名 専 門 技術者名 専 門 技術者名 安 全 衛 生 責 任 者 名 資 格 内 容 担当工事内容 当該建設工事にかかる監理技術者が、監理技術者資格を有することを証する書面(当該監理技術者が建設業法 第26条第4項の規定により専任しなければならない者であるときは、監理技術者資格者証の写しに限る)及び当 該監理技術者が、作成建設業者に雇用期間を特に限定することなく雇用されている者であることを証する書面 又は写し(従業員証、健康保険証など) 安全衛生推進者名 住 所 電話番号 工事名称 及 び 工事内容 工 期 注文者との契 約 日 工事業 第 号 主任技術者名 資 格 内 容 作成建設業者が請け負った建設工事に関し主任技術者又は専門技術者を置いた場合、その者が、主任技術者資 格を有することを証する書面及び当該技術者が雇用期間を特に限定することなく雇用されている者であること を証する書面又は写し 雇用管理責任者名 専門技術者名 権限・意見 申 出 方 法 当該請負契約(下請契約を含む)に係る建設業法第19条第1項及び第2項の規定による書面の写し(公共工事外 の建設工事について締結される請負契約で、作成建設業者が注文主となった下請契約以外の下請契約に係るも のにあっては、請負代金の額に係る部分を除く) 工 期 年 月 日 名 称 元請契約 契 約 営 業 所 下請契約 工事名称 及 び 工事内容 年 月 日 契約日 年 月 日 発注者名 及 び 住 所 発 注 者 の 監督(職)員名 権限・意見 申 出 方 法 許 可 番 号 保険の種類 保険加入の状況 健康保険 有 ・ 無 ・ 適用除外 ・ 一括承認 住 所 第 号 事業所整理記号等 現場代理人名 厚生年金保険 有 ・ 無 ・ 適用除外 ・ 一括承認 雇用保険 有 ・ 無 ・ 適用除外 ・ 一括認可 許 可 年 月 日 年 月 日 年 月 日 施工に必要な許可業種10 再下請負通知書 様式第2号 2 下請負人に関する事項 再下請負通知人 住所 商号又は名称 〒 代表者 ㊞ ( ) 現場代理人 ㊞ 自 電話番号 至 建設業許可番号 大臣 特定 知事 一般 大臣 特定 知事 一般 専 任 非専任 ※ 添付書類 (注)*印欄は、不要なものを消して使用すること。 -14- -15- ○適用除外(健康保険・厚生年金保険):従業員が4人以下である個人事業主である場合等 ○適用除外(雇用保険):従業員が1人も雇用されていない場合等 ○一括承認:健康保険法第34条第1項及び厚生年金保険法第8条の2第1項の規定による一括適用の承認に係る営業所 (一括承認及び一括認可に係る営業所については、事業所整理記号等は、「本店(○○支店等)一括」と記載すること 健康保険等 の加入状況 に請け負わせたので、 施工に必要な許可業種 代表者名 権限・意見 申 出 方 法 監督員名 工事名称及び 工 事 内 容 工事業 工 期 所在地区分:該当部分に○を付けてください。 年 月 日 再 下 請 負 通 知 書 私が請け負った建設工事を次のとおり他の建設業を営む者(以下「下請負人」という。) (発注者から直接建設工事を請け負った建設業者) 様 健康保険等 の加入状況 保険の種類 保険加入の状況 健康保険 有 ・ 無 ・ 適用除外 ・ 一括承認 注 文 者 に 関する事項 会社名 下請契約締結年月日 建設工事の名称及び内容 注文者の商号又は名称 の規定により通知します。 1 建設工事に関する事項 住 所 電話番号 名称又は商号 及 び 住 所 安全衛生推進者名 通知人が下請負人と締結した請負契約に係る建設業法第19条第1項及び第2項の規定による書面の写 し(公共工事以外の建設工事について締結される請負契約の請負代金の額に係る部分を除く。) 雇用管理責任者名 現場代理人名 権限・意見 申出方法 注文者と の契約日 年 月 日 年 月 日 許 可 番 号 第 号 年 月 日 年 月 日 許可年月日 工事業 専門技術者名 建設業の 許 可 第 号 厚生年金保険 有 ・ 無 ・ 適用除外 ・ 一括承認 年 月 日 安 全 衛 生 責 任 者 名 担当工事内容 資格内容 保険加入の状況 事業所整理記号等 健康保険 雇用保険 有 ・ 無 ・ 適用除外 ・ 一括認可 資格内容 主任技術者名 雇用保険 有 ・ 無 ・ 適用除外 ・ 一括認可 保険の種類 有 ・ 無 ・ 適用除外 ・ 一括承認 事業所整理記号等 厚生年金保険 有 ・ 無 ・ 適用除外 ・ 一括承認 建 設 業 法 第 24 条 の 7 第 2 項 * 千葉県建設工事適正化指導要綱第9条の2第5項 作業員名簿 全建統一様式第2号 ( 年 月 日 作成) 平成 年 月 日 事業所の名称 所 長 名 年 年 年 月 日 年 年 年 月 日 年 年 年 月 日 年 年 年 月 日 年 年 年 月 日 年 年 年 月 日 年 年 年 月 日 年 年 年 月 日 年 年 年 月 日 年 年 年 月 日 (注)1.※印欄には次の記号を入れる。 2.経験年数は現在担当している仕事の経験年数を記入する。 現 … 現場代理人 主 … 作業主任者(正副2名選任すること) 女 … 女子作業員 未 … 18歳未満の男子作業員 3.各社別に作成するのが原則ですが、リース機械等の運転者は一緒でもよい。 技 … 主任技術者 職 … 職長 安 … 安全衛生責任者 能 … 能力向上教育 再 … 危険有害業務・再発防止教育 4.資格・免許等の写しを添付すること。 日 ~ 年 月 年 日 年 月 日 日 年 月 日 月 7 年 月 年 月 日 ~ 日 年 月 日 月 日 年 月 日 6 年 日 ~ 日 日 日 年 月 日 年 年 月 5 年 月 年 月 日 ~ 月 日 年 月 日 日 ~ 日 日 年 月 日 年 年 月 日 年 月 3 年 月 年 月 日 2 日 4 年 月 日 日 8 年 月 月 日 年 月 日 月 年 日 月 ~ 年 月 日 年 月 月 日 ~ 年 月 月 日 年 月 年 月 9 年 年 月 日 年 月 日 年 日 年 月 年 月 月 年 月 日 年 10 月 日 月 年 月 ~ 年 年 年 年 月 日 日 年 月 日 日 日 月 日 ~ 年 年 日 年 月 日 月 日 月 日 年 ~ 年 月 日 日 最 近 の 健康診断日 雇入年月日 生年月日 現住所(TEL) 家族連絡先(TEL) ふりがな 氏名 血 圧 特殊健康診断日 年 齢 経験年数 1 年 月 受入教育 実施年月日 雇入・職長 特別教育 技能講習 免許 種 類 血 液 型 一 次 会社名 ( 次) 会社名 作 業 員 名 簿 教育・資格・免許 入場年月日 元 請 確認欄 ※ 職種 番 号
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3.経営事項審査と建設業者の役割と責任②
(1)施工体制台帳の作成を必要としない工事の取扱い
(1)施工体制台帳の作成を必要としない元請建設業者においても、施工 体制台帳を作成することが望ましい。(建設省経建発第 147 号) (2)下請企業及び作業員の社会保険加入状況について適宜の方法によっ て把握し、未加入である場合は指導を行うことが望ましい。 (3)建設工事の施工現場において、社会保険の加入に関するポスターの 掲示、パンフレット等の資料・情報の提供を行うこと。 (4)協力会社組織を通じた社会保険の周知啓発や加入の奨励を行うこと。(2)下請企業の役割と責任
社会保険の加入を徹底するためには、建設労働者を雇用する下請企業自らが 次のような責任を果たすべきである。(社会保険の加入に関する下請指導ガイド ライン) <下請負人の役割と責任について> (1)雇用する労働者の社会保険加入手続きを適切に行うこと。 (2)労働者である社員と請負関係にある者の二者を明確に区別した上で、労 働者である社員については保険加入手続きを適切に行うこと。 (3)労働関係の諸経費の削減を意図して、雇用関係にあった労働者を個人事 業主として請負契約を結ぶことは避けるべきであること。 (4)職業安定法等、労働関係法に抵触するおそれのある行為をつつしむこと。 (5)元請企業の指導がすべての下請負人に行き渡るよう、元請企業による指 導の足りないところを指摘、補完、若しくは分担するとともに、再下請 負企業の対応状況についても、情報の提供をすることも必要である。(3)法定福利費の取扱い
①法定福利費の適正な負担義務
<法定福利費とは> (1)法定福利費とは、一般に「健康保険・厚生年金保険・雇用保険・労災保 険・介護保険」の 5 つをいう。 (2)法定福利費は事業主が義務的に負担しなければならない経費である。(労 働者も同じ) (3)法定福利費は、「通常必要と認められる工事に必要な原価」である。 (4)発注者及び受注者は見積時から法定福利費を必要経費として適正に考慮 すべきである。 (5)法定福利費相当額を含まない建設工事の請負契約を締結した発注者は、12 保険への加入義務を定めた法令の違反を誘発するおそれがある。 (6)法定福利費相当額を含まない建設工事の請負契約を締結した発注者は、 建設業法第 19 条の 3 に違反するおそれがある。
②法定福利費は「現場管理費」の一部に含まれる
国土交通省の直轄工事のうち、建築工事については以前から法定福利費を見 込んだ発注が行われていたが、土木工事についても「現場管理費」の一部とし てその率の見直しが行われた。 法定福利費が、発注者から元請企業、下請企業を経由して個々の技能労働者 まで適正に支払われるようにすることが重要である。(国土建整第 48 号) 元請負人及び下請負人は、見積時から法定福利費を必要経費として適切に確 保する必要がある。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 発注者 下請 下請 元請 下請 下請 下請13
4.社会保険未加入対策に関する調査・指導・処分等
(1)事務所・工事現場への立入調査
社会保険未加入対策にあたっては、国土交通省の建設業担当部局において営 業所及び工事現場への立入検査等により社会保険への加入状況を確認し、社会 保険未加入企業に対しては加入の指導が行なわれることになっている。(建設業 法第 31 条) (1)事業所への立入調査 ①賃金台帳(保険料の控除の状況) ②雇用保険被保険者資格取得等確認通知書(雇用保険) ③健康保険・厚生年金保険資格取得確認及び標準報酬決定通知書(健 康保険・厚生年金保険) (2)工事現場への立入調査 ①下請企業の保険加入の確認指導状況の聴取 ②特定建設業者として把握が行われているか作業員名簿等による確認 ③未加入企業に対し指導を行っているかの確認等 ④特定建設業者による下請指導が適正に行われていない場合(全く確 認していない、未加入企業が多い等)は、特定建設業者に指導を行う。(2)相互通報制度の設置
建設業の許可行政庁(国土交通省・地方整備局・都道府県)と、厚生労働省 所管の都道府県労働局及び日本年金機構ブロック本部は、両者間の相互通報制 度を確立し、建設業の社会保険未加入業者に対し指導及び加入の強化を図るこ ととなった。 ◇建設業者の社会保険等の未加入状況の通報について◇ <許可行政庁の対応> 立入調査において、社会保険関係法令違反に該当する事実があれば、建 設業法に基づく監督指導を行ない、指導してもなお未加入の企業に対して は、厚生労働省の社会保険担当部局に通報される。 <社会保険担当部局の対応> 保険未加入事業所に対して、厚生労働省では数次の加入指導を行ない、 指導を行なってもなお加入しない悪質な事業所に対しては、建設業の許可 行政庁に通報し、建設業法に基づいた営業停止などの監督処分が行なわれ る。 ※ 通報制度に関する通知・様式は本テキスト巻末の資料参照14