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問 3 医薬品の作用に関する以下の記述のうち 誤っているものはどれか 1 医薬品の副作用は 薬理作用による副作用 と アレルギー ( 過敏反応 ) に大別することができる 2 通常 医薬品は複数の薬理作用を併せ持つ 3 副作用は 医薬品を十分注意して適正に使用すれば生じることはない 4 医薬品は あ

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Academic year: 2021

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問 1 医 薬 品 の 本 質 に 関 す る 以 下 の 記 述 の う ち 、 正 し い も の の 組 み 合 わ せ は ど れ か 。 a 医 薬 品 が 人 体 に 及 ぼ す 作 用 は 複 雑 、 か つ 、 多 岐 に 渡 り 、 そ の す べ て は 解 明 さ れ て い な い 。 b 医 薬 品 は 人 体 に と っ て 異 物( 外 来 物 )で あ る た め 、好 ま し く な い 反 応( 副 作 用 ) を 生 じ る 場 合 が あ る 。 c 医 薬 品 は 人 体 に 直 接 使 用 さ れ な い 限 り 、 人 の 健 康 に 影 響 を 与 え る こ と は な い 。 d 一 般 用 医 薬 品 は 、 医 療 用 医 薬 品 と 比 較 す れ ば 保 健 衛 生 上 の リ ス ク が 相 対 的 に 高 い 。 1 ( a 、 b ) 2 ( a 、 c ) 3 ( b 、 d ) 4 ( c 、 d ) 問 2 医 薬 品 の 本 質 に 関 す る 以 下 の 記 述 の 正 誤 に つ い て 、正 し い 組 み 合 わ せ は ど れ か 。 a 医 薬 品 は 、 効 能 効 果 、 用 法 用 量 、 副 作 用 等 の 必 要 な 情 報 が 適 切 に 伝 達 さ れ 、 適 切 に 使 用 さ れ る こ と に よ り 、 そ の 役 割 を 発 揮 す る こ と が で き る 。 b 医 薬 品 は 、 市 販 後 に も 、 医 学 ・ 薬 学 等 の 新 た な 知 見 、 使 用 成 績 等 に 基 づ き 、 そ の 有 効 性 、 安 全 性 等 の 確 認 が 行 わ れ る 仕 組 み に な っ て い る 。 c 医 薬 品 は 、 人 の 生 命 や 健 康 に 密 接 に 関 連 す る も の で あ る た め 、 高 い 水 準 で 均 一 な 品 質 が 保 証 さ れ て い な け れ ば な ら な い 。 d 薬 事 法 で は 、 健 康 被 害 の 発 生 の 有 無 に か か わ ら ず 、 医 薬 品 に 異 物 等 の 混 入 、 変 質 等 が あ っ て は な ら な い 旨 が 定 め ら れ て い る 。 a b c d 1 正 正 誤 正 2 正 誤 正 正 3 正 正 正 正 4 誤 正 正 正 5 正 正 正 誤

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問 3 医 薬 品 の 作 用 に 関 す る 以 下 の 記 述 の う ち 、 誤 っ て い る も の は ど れ か 。 1 医 薬 品 の 副 作 用 は 、「 薬 理 作 用 に よ る 副 作 用 」 と 「 ア レ ル ギ ー ( 過 敏 反 応 )」 に 大 別 す る こ と が で き る 。 2 通 常 、 医 薬 品 は 複 数 の 薬 理 作 用 を 併 せ 持 つ 。 3 副 作 用 は 、 医 薬 品 を 十 分 注 意 し て 適 正 に 使 用 す れ ば 生 じ る こ と は な い 。 4 医 薬 品 は 、 あ る 疾 病 に 対 し て は 効 果 を も た ら す 一 方 、 別 の 疾 病 に 対 し て は 症 状 を 悪 化 さ せ る こ と も あ る 。 問 4 ア レ ル ギ ー ( 過 敏 反 応 ) に 関 す る 以 下 の 記 述 の 正 誤 に つ い て 、 正 し い 組 み 合 わ せ は ど れ か 。 a ア レ ル ギ ー を 引 き 起 こ す 原 因 物 質 を ア レ ル ゲ ン と い う 。 b 医 薬 品 に 含 ま れ る 添 加 物 は 、 ア レ ル ギ ー を 引 き 起 こ す 原 因 物 質 と は な ら な い 。 c 普 段 は 医 薬 品 に ア レ ル ギ ー を 起 こ し た こ と の な い 人 で も 、 病 気 等 に 対 す る 抵 抗 力 が 低 下 し て い る 状 態 な ど の 場 合 に は 、 医 薬 品 に よ る ア レ ル ギ ー を 生 じ る こ と が あ る 。 d ア レ ル ギ ー に は 遺 伝 的 な 要 素 も あ り 、 近 い 親 族 に ア レ ル ギ ー 体 質 の 人 が い る 場 合 に は 、 注 意 が 必 要 で あ る 。 a b c d 1 正 正 誤 誤 2 正 誤 正 正 3 正 正 正 正 4 誤 正 正 誤 5 誤 誤 誤 正

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問 5 医 薬 品 の 副 作 用 に 関 す る 以 下 の 記 述 の 正 誤 に つ い て 、 正 し い 組 み 合 わ せ は ど れ か 。 a 一 般 用 医 薬 品 は 、 通 常 、 そ の 使 用 を 中 断 す る こ と に よ る 不 利 益 よ り も 、 重 大 な 副 作 用 を 回 避 す る こ と が 優 先 さ れ る 。 b 副 作 用 の 重 篤 化 を 回 避 す る た め に は 、 医 薬 品 を 使 用 す る 人 が 副 作 用 を そ の 初 期 段 階 で 認 識 す る こ と が 重 要 と な る 。 c 副 作 用 は 、 容 易 に 異 変 を 自 覚 で き る も の ば か り で は な く 、 直 ち に 明 確 な 自 覚 症 状 と し て 現 れ な い こ と も あ る 。 d 登 録 販 売 者 は 、 購 入 者 等 に 対 し て 、 一 般 用 医 薬 品 の 情 報 提 供 を 適 切 に 行 っ て い れ ば 、 副 作 用 の 状 況 に か か わ ら ず 、 医 療 機 関 を 受 診 す る よ う に 勧 奨 す る 必 要 は な い 。 a b c d 1 正 正 正 誤 2 誤 正 誤 正 3 正 誤 正 正 4 誤 正 正 誤 5 正 誤 誤 正 問 6 一 般 用 医 薬 品 の 使 用 に 関 す る 以 下 の 記 述 の 正 誤 に つ い て 、 正 し い 組 み 合 わ せ は ど れ か 。 a 一 般 用 医 薬 品 は 、 購 入 者 等 の 誤 解 や 認 識 不 足 の た め に 適 正 に 使 用 さ れ な い こ と が あ る 。 b 一 般 用 医 薬 品 の 不 適 正 な 使 用 は 、 概 ね 「 使 用 者 の 誤 解 や 認 識 不 足 に 起 因 す る も の 」 と 「 本 来 の 目 的 以 外 の 意 図 で 使 用 す る も の 」 に 大 別 さ れ る 。 c 一 般 用 医 薬 品 に は 、 習 慣 性 や 依 存 性 が あ る 成 分 を 含 ん で い る も の は な い 。 d 一 般 用 医 薬 品 を 、 み だ り に 他 の 医 薬 品 や 酒 類 等 と 一 緒 に 摂 取 す る 等 の 乱 用 が な さ れ る と 、 過 量 摂 取 に よ る 急 性 中 毒 等 を 生 じ る 危 険 性 が 高 く な る 。 a b c d 1 正 誤 正 正 2 正 正 誤 正 3 誤 誤 正 誤 4 誤 正 誤 正 5 正 誤 誤 正

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問 7 一 般 用 医 薬 品 の 使 用 等 に 関 す る 以 下 の 記 述 の 正 誤 に つ い て 、 正 し い 組 み 合 わ せ は ど れ か 。 a 医 薬 品 の 乱 用 の 繰 り 返 し に よ っ て 慢 性 的 な 臓 器 障 害 等 を 生 じ る お そ れ が あ る 。 b 適 正 な 使 用 が な さ れ る 限 り は 安 全 か つ 有 効 な 医 薬 品 で あ っ て も 、 乱 用 さ れ た 場 合 に は 薬 物 依 存 を 生 じ る こ と が あ る 。 c 薬 物 依 存 が 形 成 さ れ て も 、 一 定 期 間 、 薬 物 の 使 用 を 中 止 す る こ と で 容 易 に 依 存 は 消 失 す る 。 d 医 薬 品 の 販 売 に 従 事 す る 専 門 家 は 、 必 要 以 上 の 大 量 購 入 や 頻 回 購 入 を 試 み る 不 審 な 購 入 者 等 に は 慎 重 に 対 処 す る 必 要 が あ る 。 a b c d 1 正 正 誤 正 2 正 誤 正 正 3 誤 誤 正 誤 4 誤 正 誤 正 5 正 誤 誤 誤 問 8 他 の 医 薬 品 と の 相 互 作 用 に 関 す る 以 下 の 記 述 の 正 誤 に つ い て 、 正 し い 組 み 合 わ せ は ど れ か 。 a 一 般 用 医 薬 品 は 、 一 つ の 医 薬 品 の 中 に 必 ず 作 用 の 異 な る 複 数 の 成 分 を 組 み 合 わ せ て 含 ん で い る 。 b か ぜ 薬 、 解 熱 鎮 痛 薬 、 鎮 静 薬 、 鎮 咳が い去 痰た ん薬 、 ア レ ル ギ ー 用 薬 で は 、 作 用 が 重 複 す る こ と が 多 い 。 c 相 互 作 用 の リ ス ク を 減 ら す 観 点 か ら 、 緩 和 を 図 り た い 症 状 が 明 確 で あ る 場 合 に は 、 な る べ く そ の 症 状 に 合 っ た 成 分 の み が 配 合 さ れ た 医 薬 品 が 選 択 さ れ る こ と が 望 ま し い 。 d 複 数 の 疾 病 を 有 す る 人 で は 、 疾 病 ご と に そ れ ぞ れ 医 薬 品 が 使 用 さ れ る 場 合 が 多 く 、 医 薬 品 同 士 の 相 互 作 用 に 関 し て 注 意 が 必 要 で あ る 。 a b c d 1 正 誤 誤 正 2 正 誤 正 誤 3 誤 誤 正 誤 4 誤 正 正 正 5 正 正 正 正

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問 9 医 薬 品 の 使 用 上 の 注 意 に お い て 「 乳 児 」、「 幼 児 」、「 小 児 」 と い う 場 合 の 、 年 齢 区 分 ( お お よ そ の 目 安 ) と し て 、 正 し い も の は ど れ か 。 1 乳 児 2 歳 未 満 2 幼 児 4 歳 未 満 3 幼 児 7 歳 未 満 4 小 児 1 2 歳 未 満 5 小 児 1 8 歳 未 満 問 10 小 児 の 医 薬 品 の 使 用 に 関 す る 以 下 の 記 述 の う ち 、 正 し い も の の 組 み 合 わ せ は ど れ か 。 a 大 人 と 比 べ て 身 体 の 大 き さ に 対 し て 腸 が 短 く 、服 用 し た 医 薬 品 の 吸 収 率 が 低 い 。 b 吸 収 さ れ て 循 環 血 液 中 に 移 行 し た 医 薬 品 の 成 分 が 脳 に 達 し や す い た め 、 中 枢 神 経 系 に 影 響 を 与 え る 医 薬 品 で 副 作 用 を 起 こ し や す い 。 c 肝 臓 や 腎 臓 の 機 能 が 未 発 達 で あ る た め 、 医 薬 品 の 成 分 の 代 謝 ・ 排 泄 に 時 間 が か か り 、 作 用 が 強 く 出 過 ぎ た り 、 副 作 用 が よ り 強 く 出 る こ と が あ る 。 d 小 児 の 用 量 が 定 め ら れ て い な い 場 合 は 、 成 人 用 の 医 薬 品 の 量 を 任 意 に 減 ら し て 投 与 す る 。 1 ( a 、 b ) 2 ( a 、 d ) 3 ( b 、 c ) 4 ( c 、 d )

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問 11 高 齢 者 の 医 薬 品 の 使 用 に 関 す る 以 下 の 記 述 の 正 誤 に つ い て 、 正 し い 組 み 合 わ せ は ど れ か 。 a 高 齢 者 に は 嚥え ん下 障 害 が あ る 場 合 が あ る も の の 、 内 服 薬 を 使 用 す る 際 に 喉の どに 詰 ま ら せ る こ と は な い 。 b 一 般 用 医 薬 品 の 販 売 等 に 際 し て は 、 実 際 に そ の 医 薬 品 を 使 用 す る 高 齢 者 の 個 々 の 状 況 に 即 し て 、 適 切 に 情 報 提 供 や 相 談 対 応 す る こ と が 重 要 で あ る 。 c 一 般 用 医 薬 品 は 、 既 定 用 量 の 下 限 で 使 用 し て い れ ば 、 高 齢 者 で も 作 用 が 強 過 ぎ る 等 の 問 題 を 生 じ る こ と は な い 。 d 高 齢 者 は 、 持 病 ( 基 礎 疾 患 ) を 抱 え て い る こ と が 多 く 、 一 般 用 医 薬 品 の 使 用 に よ っ て 基 礎 疾 患 の 症 状 が 悪 化 す る 場 合 が あ る 。 a b c d 1 正 正 正 誤 2 誤 正 正 正 3 正 誤 正 正 4 誤 誤 誤 誤 5 誤 正 誤 正 問 12 妊 婦 の 医 薬 品 の 使 用 に 関 す る 以 下 の 記 述 の う ち 、 誤 っ て い る も の は ど れ か 。 1 妊 婦 が 一 般 用 医 薬 品 を 使 用 し た 場 合 に お け る 安 全 性 に 関 し て は 、 す べ て の 医 薬 品 で 評 価 さ れ て い る わ け で は な い 。 2 便 秘 薬 の 中 に は 、 配 合 成 分 や そ の 用 量 に よ っ て は 流 産 や 早 産 を 誘 発 す る お そ れ が あ る も の が あ る 。 3 ビ タ ミ ン A 含 有 製 剤 は 、 妊 娠 前 後 の 一 定 期 間 に 通 常 の 用 量 を 超 え て 摂 取 す る と 胎 児 に 先 天 異 常 を 起 こ す 危 険 性 を 低 く す る こ と が で き る 。 4 妊 娠 の 有 無 や そ の 可 能 性 に つ い て は 、 購 入 者 側 に と っ て 他 人 に 知 ら れ た く な い 場 合 も あ る こ と か ら 、 一 般 用 医 薬 品 の 販 売 等 に お い て 専 門 家 が 情 報 提 供 や 相 談 対 応 を 行 う 際 に は 、 十 分 に 配 慮 す る こ と が 望 ま し い 。

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問 13 母 乳 を 与 え る 女 性 の 医 薬 品 の 使 用 に 関 す る 以 下 の 記 述 の 正 誤 に つ い て 、 正 し い 組 み 合 わ せ は ど れ か 。 a 購 入 者 等 か ら 相 談 が あ っ た と き に は 、 乳 汁 に 移 行 す る 成 分 や そ の 作 用 等 に つ い て 適 切 な 説 明 が な さ れ る 必 要 が あ る 。 b 授 乳 期 間 中 は 、 医 薬 品 の 使 用 を 必 ず 避 け な け れ ば な ら な い 。 c 母 乳 を 介 し て 乳 児 が 医 薬 品 の 成 分 を 摂 取 す る こ と に な る 場 合 が あ る 。 d 吸 収 さ れ た 医 薬 品 の 一 部 が 乳 汁 中 に 移 行 す る こ と が 知 ら れ て い て も 、 通 常 の 使 用 の 範 囲 で は 具 体 的 な 悪 影 響 が 判 明 し て い な い も の も あ る 。 a b c d 1 誤 正 正 正 2 正 誤 正 正 3 正 正 誤 正 4 正 誤 正 誤 5 誤 正 誤 正 問 14 プ ラ セ ボ 効 果 に 関 す る 以 下 の 記 述 の う ち 、 正 し い も の は ど れ か 。 1 医 薬 品 を 使 用 し た と き 、 結 果 的 又 は 偶 発 的 に 薬 理 作 用 に よ ら な い 作 用 を 生 じ る こ と を プ ラ セ ボ 効 果 と い う 。 2 プ ラ セ ボ 効 果 は 、 医 薬 品 を 使 用 し た こ と 自 体 に よ る 楽 観 的 な 結 果 へ の 期 待 ( 暗 示 効 果 ) は 全 く 関 与 し て い な い 。 3 医 薬 品 を 使 用 し た と き に も た ら さ れ る 反 応 や 変 化 に は 、 薬 理 作 用 に よ る も の は 含 ま れ る が 、 プ ラ セ ボ 効 果 に よ る も の は 含 ま れ な い 。 4 プ ラ セ ボ 効 果 に よ っ て も た ら さ れ る 反 応 や 変 化 は 、 望 ま し い も の ( 効 果 ) の み で あ り 、 不 都 合 な も の ( 副 作 用 ) は な い 。

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問 15 医 薬 品 の 品 質 に 関 す る 以 下 の 記 述 の 正 誤 に つ い て 、正 し い 組 み 合 わ せ は ど れ か 。 a 医 薬 品 に 配 合 さ れ て い る 成 分 ( 有 効 成 分 及 び 添 加 物 成 分 ) に は 、 高 温 や 多 湿 、 光 ( 紫 外 線 ) 等 に よ っ て 品 質 の 劣 化 ( 変 質 ・ 変 敗 ) を 起 こ し や す い も の が 多 い 。 b 医 薬 品 は 、 適 切 な 保 管 ・ 陳 列 が な さ れ た と し て も 、 経 時 変 化 に よ る 品 質 の 劣 化 は 避 け ら れ な い 。 c 表 示 さ れ て い る 「 使 用 期 限 」 は 、 開 封 状 態 で 保 管 さ れ た 場 合 に 品 質 が 保 持 さ れ る 期 限 で あ る 。 d 品 質 が 承 認 等 さ れ た 基 準 に 適 合 し な い 医 薬 品 、 そ の 全 部 又 は 一 部 が 変 質 ・ 変 敗 し た 物 質 か ら 成 っ て い る 医 薬 品 の 販 売 等 は 禁 止 さ れ て い る 。 a b c d 1 正 正 誤 正 2 正 正 正 誤 3 正 誤 正 正 4 誤 誤 誤 誤 5 誤 正 正 誤 問 16 次 の 1 ~ 5 で 示 さ れ る 者 の う ち 、 一 般 用 医 薬 品 の 選 択 や 使 用 を 判 断 す る 主 体 は ど れ か 。 1 医 師 2 看 護 師 3 薬 剤 師 4 一 般 用 医 薬 品 の 販 売 等 に 従 事 す る 専 門 家 5 一 般 の 生 活 者

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問 17 医 薬 品 の 相 互 作 用 に 関 す る 以 下 の 記 述 の う ち 、 正 し い も の の 組 み 合 わ せ は ど れ か 。 a 相 互 作 用 の 結 果 、 医 薬 品 の 作 用 が 増 強 す る こ と は あ る が 、 作 用 が 減 弱 す る こ と は な い 。 b 一 般 用 医 薬 品 は 、 保 健 機 能 食 品 や 健 康 食 品 と は 相 互 作 用 を 起 こ さ な い 。 c 相 互 作 用 は 、 医 薬 品 が 薬 理 作 用 を も た ら す 部 位 に お い て 起 こ る こ と が あ る 。 d 相 互 作 用 を 回 避 す る に は 、あ る 医 薬 品 を 使 用 し て い る 期 間 や そ の 前 後 を 通 じ て 、 そ の 医 薬 品 と の 相 互 作 用 を 生 じ る お そ れ の あ る 医 薬 品 や 食 品 の 摂 取 を 控 え な け れ ば な ら な い 。 1 ( a 、 b ) 2 ( a 、 c ) 3 ( b 、 d ) 4 ( c 、 d ) 問 18 一 般 用 医 薬 品 の 役 割 に 関 す る 以 下 の 記 述 の う ち 、 誤 っ て い る も の は ど れ か 。 1 軽 度 な 疾 病 に 伴 う 症 状 の 改 善 2 健 康 の 維 持 ・ 増 進 3 身 体 の 清 潔 、 美 化 4 生 活 習 慣 病 等 の 疾 病 に 伴 う 症 状 発 現 の 予 防 問 19 次 の 1 ~ 5 で 示 さ れ る ウ イ ル ス 等 の う ち 、 ク ロ イ ツ フ ェ ル ト ・ ヤ コ ブ 病 ( C J D ) の 原 因 と な っ た も の は ど れ か 。 1 ヒ ト 免 疫 不 全 ウ イ ル ス 2 ヒ ト C 型 肝 炎 ウ イ ル ス 3 プ リ オ ン 4 コ レ ラ 菌 5 炭 疸 菌

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問 20 次 の 1 ~ 5 で 示 さ れ る 物 質 等 の う ち 、 亜 急 性 脊 髄せ き ず い視 神 経 症 ( ス モ ン ) の 原 因 と な っ た も の は ど れ か 。 1 ア セ ト ア ミ ノ フ ェ ン 2 イ ン タ ー フ ェ ロ ン 製 剤 3 サ リ ド マ イ ド 製 剤 4 キ ノ ホ ル ム 製 剤 5 ソ リ ブ ジ ン 問 21 か ぜ 及 び か ぜ 薬 に 関 す る 以 下 の 記 述 の 正 誤 に つ い て 、 正 し い 組 み 合 わ せ は ど れ か 。 a か ぜ は 単 一 の 疾 患 で は な く 、 医 学 的 に は か ぜ 症 候 群 と い う 、 主 に ウ イ ル ス が 鼻 や 喉の どな ど に 感 染 し て 起 こ る 様 々 な 症 状 の 総 称 で あ る 。 b イ ン フ ル エ ン ザ は 、 か ぜ と 同 様 、 ウ イ ル ス の 呼 吸 器 感 染 に よ る も の で あ る が 、 感 染 力 が 強 く 、 ま た 、 重 症 化 し や す い た め 、 か ぜ と は 区 別 し て 扱 わ れ る 。 c か ぜ 薬 と は 、か ぜ の 諸 症 状 の 緩 和 を 目 的 と し て 使 用 さ れ る 医 薬 品 の 総 称 で あ り 、 総 合 感 冒 薬 と も 呼 ば れ る 。 d か ぜ 薬 は 、 ウ イ ル ス の 増 殖 を 抑 え た り 、 体 内 か ら 取 り 除 く 効 果 を 持 っ て い る 。 a b c d 1 正 正 正 誤 2 誤 誤 正 正 3 正 正 誤 正 4 正 誤 誤 正 5 誤 正 正 誤

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問 22 次 の か ぜ 薬 の 配 合 成 分 の う ち 、 小 児 で 水 痘と う( 水 疱 瘡ぼ う そ う) 又 は イ ン フ ル エ ン ザ に か か っ て い る と き は 使 用 を 避 け る 必 要 が あ る 成 分 で あ り 、一 般 用 医 薬 品 で は 、小 児 に 対 し て は い か な る 場 合 も 使 用 し な い こ と と な っ て い る も の は ど れ か 。 1 ジ ヒ ド ロ コ デ イ ン リ ン 酸 塩 ( リ ン 酸 ジ ヒ ド ロ コ デ イ ン ) 2 エ テ ン ザ ミ ド 3 リ ゾ チ ー ム 塩 酸 塩 ( 塩 化 リ ゾ チ ー ム ) 4 ブ ロ ム ヘ キ シ ン 塩 酸 塩 ( 塩 酸 ブ ロ ム ヘ キ シ ン ) 5 ア セ ト ア ミ ノ フ ェ ン 問 23 解 熱 鎮 痛 成 分 に 関 す る 以 下 の 記 述 の 正 誤 に つ い て 、正 し い 組 み 合 わ せ は ど れ か 。 a ア ス ピ リ ン 、 カ フ ェ イ ン 、 エ テ ン ザ ミ ド の 組 み 合 わ せ は 、 そ れ ぞ れ の 頭 文 字 か ら 「 A C E 処 方 」 と 呼 ば れ る 。 b ア ス ピ リ ン は 、他 の 解 熱 鎮 痛 成 分 に 比 べ 胃 腸 障 害 を 起 こ し や す い と さ れ て い る 。 c ア セ ト ア ミ ノ フ ェ ン は 、 中 枢 性 の 作 用 に よ っ て 解 熱 ・ 鎮 痛 を も た ら す と 考 え ら れ て お り 、 抗 炎 症 作 用 も 期 待 で き る 。 d イ ブ プ ロ フ ェ ン は 、 ア ス ピ リ ン と 比 べ て 胃 腸 へ の 影 響 が 少 な く 、 抗 炎 症 作 用 も 示 す こ と か ら 、 頭 痛 、 咽い ん頭 痛 、 月 経 痛 、 腰 痛 等 に 使 用 さ れ る こ と が 多 い 。 a b c d 1 正 正 正 誤 2 誤 誤 正 正 3 誤 正 誤 正 4 正 正 誤 誤 5 正 誤 正 正 問 24 解 熱 鎮 痛 成 分 に 関 す る 以 下 の 記 述 の う ち 、 誤 っ て い る も の は ど れ か 。 1 ア ス ピ リ ン に は 、 血 液 を 凝 固 し に く く さ せ る 作 用 が あ る 。 2 エ テ ン ザ ミ ド 等 の サ リ チ ル 酸 系 解 熱 鎮 痛 成 分 は 、 ラ イ 症 候 群 の 発 生 と の 関 連 性 が 示 唆 さ れ て い る 。 3 イ ブ プ ロ フ ェ ン は 、 体 内 で の プ ロ ス タ グ ラ ン ジ ン の 産 生 を 抑 え る 作 用 に よ り 、 消 化 管 粘 膜 の 防 御 機 能 が 低 下 す る た め 、 潰 瘍か い よ う性 大 腸 炎 や ク ロ ー ン 氏 病 の 既 往 歴 が あ る 人 で は 、 そ れ ら 疾 患 の 再 発 を 招 く お そ れ が あ る 。 4 サ ザ ピ リ ン は 、 一 般 用 医 薬 品 で 唯 一 の ピ リ ン 系 解 熱 鎮 痛 成 分 で あ り 、 薬 疹し ん等 の ア レ ル ギ ー 症 状 を 起 こ し た こ と の あ る 人 で は 、 使 用 を 避 け る 必 要 が あ る 。

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問 25 ヒ ス タ ミ ン と 抗 ヒ ス タ ミ ン 成 分 に 関 す る 以 下 の 記 述 の う ち 、 誤 っ て い る も の は ど れ か 。 1 生 体 内 の 刺 激 伝 達 物 質 で あ る ヒ ス タ ミ ン は 、 脳 の 下 部 に あ る 睡 眠 ・ 覚 醒せ いに 大 き く 関 与 す る 部 位 に お い て 、 神 経 細 胞 を 刺 激 し て 覚 醒せ いの 維 持 ・ 調 節 を 行 う 働 き を 担 っ て い る 。 2 脳 内 に お け る ヒ ス タ ミ ン に よ る 刺 激 の 発 生 が 抑 え ら れ る と 眠 気 が 促 さ れ る 。 3 ホ ル モ ン の バ ラ ン ス の 変 化 に よ り 妊 娠 中 に 生 じ る 睡 眠 障 害 は 、 抗 ヒ ス タ ミ ン 成 分 を 含 有 す る 睡 眠 改 善 薬 の 適 用 の 対 象 と な る 。 4 抗 ヒ ス タ ミ ン 成 分 を 含 有 す る 内 服 薬 を 服 用 す る と き は 、 乗 物 又 は 機 械 類 の 運 転 操 作 を 避 け る 必 要 が あ る 。 問 26 カ フ ェ イ ン に 関 す る 以 下 の 記 述 の 正 誤 に つ い て 、 正 し い 組 み 合 わ せ は ど れ か 。 a カ フ ェ イ ン は 、 胃 液 の 分 泌 を 抑 制 さ せ る 作 用 が あ り 、 副 作 用 と し て 胃 腸 障 害 が 現 れ る こ と が あ る 。 b カ フ ェ イ ン は 、 眠 気 や 倦け ん怠 感 を 除 去 す る こ と を 目 的 と し た 、 眠 気 防 止 薬 の 主 た る 有 効 成 分 と し て 配 合 さ れ る 。 c 循 環 血 液 中 に 移 行 し た カ フ ェ イ ン の 一 部 は 、 胎 盤 関 門 を 通 過 し て 胎 児 に 到 達 す る こ と が 知 ら れ て い る 。 d カ フ ェ イ ン は 、 多 く の 医 薬 品 や 医 薬 部 外 品 、 食 品 に も 含 ま れ て い る た め 、 こ れ ら を 同 時 に 摂 取 し 、 カ フ ェ イ ン が 過 量 と な っ た 場 合 、 中 枢 神 経 系 へ の 作 用 が 強 く 現 れ る お そ れ が あ る 。 a b c d 1 正 正 誤 誤 2 正 誤 正 誤 3 正 誤 誤 正 4 誤 正 正 正 5 誤 誤 正 正

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問 27 鎮 暈う ん薬 ( 乗 物 酔 い 防 止 薬 ) に 配 合 さ れ る 成 分 に 関 す る 以 下 の 記 述 の う ち 、 誤 っ て い る も の は ど れ か 。 1 ジ フ ェ ニ ド ー ル 塩 酸 塩 ( 塩 酸 ジ フ ェ ニ ド ー ル ) は 、 内 耳 に あ る 前 庭 と 脳 を 結 ぶ 神 経 ( 前 庭 神 経 ) の 調 節 作 用 の ほ か 、 内 耳 へ の 血 流 を 改 善 す る 作 用 を 示 す 。 2 ス コ ポ ラ ミ ン 臭 化 水 素 酸 塩 水 和 物 ( 臭 化 水 素 酸 ス コ ポ ラ ミ ン ) は 、 消 化 管 か ら よ く 吸 収 さ れ 、 他 の 抗 コ リ ン 成 分 と 比 べ て 脳 内 に 移 行 し や す い 。 3 無 水 カ フ ェ イ ン は 、 延 髄ず いに あ る 嘔お う吐 中 枢 へ の 刺 激 や 内 耳 の 前 庭 に お け る 自 律 神 経 反 射 を 抑 え る 作 用 を 示 す 。 4 吐 き 気 の 防 止 に 働 く こ と を 期 待 し て 、 ビ タ ミ ン 成 分 が 補 助 的 に 配 合 さ れ て い る 場 合 が あ る 。 問 28 小 児 の 疳か んを 適 応 症 と す る 生 薬 製 剤 ・ 漢 方 処 方 製 剤 ( 小 児 鎮 静 薬 ) 等 に 関 す る 以 下 の 記 述 の う ち 、 正 し い も の の 組 み 合 わ せ は ど れ か 。 a 小 児 鎮 静 薬 は 、 症 状 の 原 因 と な る 体 質 の 改 善 を 主 眼 と し て い る も の が 多 く 、 比 較 的 長 期 間 ( 1ヶ 月 位 ) 継 続 し て 服 用 さ れ る こ と が あ る 。 b 乳 幼 児 は 状 態 が 急 変 し や す く 、 容 態 が 急 変 し た 場 合 に 、 自 分 の 体 調 を 適 切 に 伝 え る こ と が 難 し い た め 、 保 護 者 等 が 状 態 を よ く 観 察 し 、 医 薬 品 の 使 用 の 可 否 を 見 極 め る こ と が 重 要 で あ る 。 c 柴さ い胡こ加 竜 骨か り ゅ う こ つ牡 蛎ぼ れ い湯と うや 抑よ く肝 散か ん さ んを 小 児 の 夜 泣 き に 用 い る 場 合 、 作 用 が 比 較 的 緩 和 な た め 、 長 期 間 ( 3ヶ 月 間 位 ) 服 用 し て 様 子 を み る こ と が 望 ま し い 。 d 漢 方 処 方 製 剤 は 、 用 法 用 量 に お い て 適 用 年 齢 の 下 限 が 設 け ら れ て い な い 場 合 に は 、 生 後 1 ヶ 月 の 者 に 使 用 す る こ と が で き る 。 1 ( a 、 b ) 2 ( a 、 c ) 3 ( b 、 d ) 4 ( c 、 d )

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問 29 鎮 咳が い去 痰た ん薬 と し て 用 い る 漢 方 製 剤 に 関 す る 以 下 の 記 述 の う ち 、 正 し い も の の 組 み 合 わ せ は ど れ か 。 a 五ご 虎こ 湯と う及 び 麻まきょう杏甘か ん石せ き湯と うは 体 の 虚 弱 な 人 で 便 秘 に な り や す い 人 に は 不 向 き と さ れ る 。 b 麦 門ば く も ん冬ど う湯と うは 水 様 痰た んの 多 い 人 に は 不 向 き と さ れ る 。 c 半は ん夏げ 厚こ う朴ぼ く湯と うは 構 成 生 薬 と し て カ ン ゾ ウ を 含 み 、 炎 症 を 和 ら げ 、 特 に 小 児 喘ぜ ん息 や 気 管 支 喘 息 に 用 い ら れ る 。 d 柴さ い朴ぼ く湯と うの 副 作 用 と し て 、 頻ひ ん尿 、 排 尿 痛 、 血 尿 、 残 尿 感 等 の 膀 胱ぼ う こ う炎 様 症 状 が 現 れ る こ と が あ る 。 1 ( a 、 b ) 2 ( a 、 c ) 3 ( b 、 d ) 4 ( c 、 d ) 問 30 口 腔く う咽 喉い ん こ う薬 ・ 含 嗽そ う薬 に 関 す る 以 下 の 記 述 の 正 誤 に つ い て 、 正 し い 組 み 合 わ せ は ど れ か 。 a ト ロ ー チ 剤 や ド ロ ッ プ 剤 は よ く 噛か ん で 飲 み 込 む 必 要 が あ る 。 b 噴 射 式 の 液 剤 は 息 を 吸 い な が ら 噴 射 す る 。 c 含 嗽そ う薬 は 、 用 時 水 で 希 釈 又 は 溶 解 し て 使 用 す る も の が 多 い が 、 調 製 し た 濃 度 が 濃 す ぎ て も 薄 す ぎ て も 効 果 が 十 分 得 ら れ な い 。 d 含 嗽そ う薬 の 使 用 後 す ぐ に 食 事 を 摂 る と 、 殺 菌 消 毒 効 果 が 薄 れ や す い 。 a b c d 1 正 正 正 誤 2 誤 誤 正 正 3 正 正 誤 正 4 正 誤 誤 正 5 誤 正 正 誤

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問 31 胃 粘 膜 保 護 ・ 修 復 成 分 に 関 す る 以 下 の 記 述 の う ち 、 誤 っ て い る も の は ど れ か 。 1 消 泡 成 分 と し て は 、 ロ ー ト エ キ ス や ピ レ ン ゼ ピ ン 塩 酸 塩 ( 塩 酸 ピ レ ン ゼ ピ ン ) が 配 合 さ れ て い る 場 合 が あ る 。 2 ピ レ ン ゼ ピ ン 塩 酸 塩 ( 塩 酸 ピ レ ン ゼ ピ ン ) は 、 排 尿 困 難 、 動 悸き 、 目 の か す み の 副 作 用 を 生 じ る こ と が あ る 。 3 セ ト ラ キ サ ー ト 塩 酸 塩 ( 塩 酸 セ ト ラ キ サ ー ト ) は 、 血 栓 の あ る 人 、 血 栓 を 起 こ す お そ れ の あ る 人 で は 、 生 じ た 血 栓 が 分 解 さ れ に く く な る こ と が 考 え ら れ る 。 4 ア ル ジ オ キ サ や ス ク ラ ル フ ァ ー ト は ア ル ミ ニ ウ ム を 含 む 成 分 で あ る た め 、 透 析 を 受 け て い る 人 で は 使 用 を 避 け る 必 要 が あ る 。 問 32 胃 の 薬 等 に 関 す る 以 下 の 記 述 の う ち 、 正 し い も の の 組 み 合 わ せ は ど れ か 。 a 胃 の 働 き に 異 常 が 生 じ る と 、 胃 液 の 分 泌 量 の 増 減 や 食 道 へ の 逆 流 が 起 こ る 場 合 が あ る 。 b 吐 き 気 や 嘔お う吐 は 、 脊 髄ず いに あ る 嘔お う吐 中 枢 の 働 き に よ っ て 起 こ る 。 c 健 胃 薬 は 、 弱 っ た 胃 の 働 き を 高 め る こ と を 目 的 と す る 医 薬 品 で あ る 。 d 制 酸 薬 は 、 炭 水 化 物 、 脂 質 、 蛋た ん白 質 等 の 分 解 に 働 く 酵 素 を 補 う 等 に よ り 、 胃 酸 の 中 和 や 胃 粘 膜 を 保 護 す る 医 薬 品 で あ る 。 1 ( a 、 b ) 2 ( a 、 c ) 3 ( b 、 d ) 4 ( c 、 d )

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問 33 胃 の 薬 の 代 表 的 な 配 合 成 分 等 に 関 す る 以 下 の 記 述 の 正 誤 に つ い て 、 正 し い 組 み 合 わ せ は ど れ か 。 a リ パ ー ゼ は 、 胆 汁 の 分 泌 を 促 す 作 用 が あ る と さ れ 、 消 化 を 助 け る 効 果 を 期 待 し て 用 い ら れ る 。 b ウ ル ソ デ オ キ シ コ ー ル 酸 は 、 炭 水 化 物 、 脂 質 、 蛋た ん白 質 、 繊 維 質 等 の 分 解 に 働 く 酵 素 を 補 う こ と を 目 的 と し て 配 合 さ れ て い る 場 合 が あ る 。 c ス ク ラ ル フ ァ ー ト は 、 胃 粘 液 の 分 泌 を 促 す 、 胃 粘 膜 を 覆 っ て 胃 液 に よ る 消 化 か ら 保 護 す る 、 荒 れ た 胃 粘 膜 の 修 復 を 促 す 等 の 作 用 を 期 待 し て 配 合 さ れ て い る 場 合 が あ る 。 d グ リ チ ル リ チ ン 酸 ナ ト リ ウ ム は 、 胃 粘 膜 の 炎 症 を 和 ら げ る こ と を 目 的 と し て 配 合 さ れ て い る 場 合 が あ る 。 a b c d 1 正 正 正 誤 2 誤 誤 正 正 3 正 正 誤 正 4 正 誤 誤 誤 5 誤 誤 正 誤 問 34 次 の う ち 、 腸 内 細 菌 の バ ラ ン ス を 整 え る こ と に 用 い ら れ る 生 菌 成 分 等 と し て 、 正 し い も の の 組 み 合 わ せ は ど れ か 。 a セ ラ チ ア 菌 b ラ ク ト ミ ン c ビ ー ル 酵 母 d ビ フ ィ ズ ス 菌 1 ( a 、 b ) 2 ( a 、 c ) 3 ( b 、 d ) 4 ( c 、 d )

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問 35 胃 腸 鎮 痛 鎮 痙け い薬 に 関 す る 以 下 の 記 述 の 正 誤 に つ い て 、 正 し い 組 み 合 わ せ は ど れ か 。 a 抗 コ リ ン 成 分 は 、 副 交 感 神 経 の 伝 達 物 質 で あ る ア セ チ ル コ リ ン と 受 容 体 の 反 応 を 妨 げ る こ と で 効 果 を 期 待 す る 。 b パ パ ベ リ ン 塩 酸 塩 ( 塩 酸 パ パ ベ リ ン ) は 、 消 化 管 の 平 滑 筋 に 直 接 働 い て 胃 腸 の 痙 攣 け い れ ん を 鎮 め る 作 用 を 示 す と さ れ る 。 c ア ミ ノ エ チ ル ス ル ホ ン 酸 は 、 消 化 管 の 粘 膜 及 び 平 滑 筋 に 対 す る 麻 酔 作 用 に よ る 鎮 痛 鎮 痙け いの 効 果 を 期 待 し て 用 い ら れ る 。 d 鎮 痛 鎮 痙け い作 用 を 期 待 し て 、エ ン ゴ サ ク や シ ャ ク ヤ ク 等 の 生 薬 成 分 が 用 い ら れ る 。 a b c d 1 正 正 正 誤 2 誤 誤 正 正 3 正 正 誤 正 4 正 誤 誤 正 5 誤 正 正 誤 問 36 駆 虫 成 分 に 関 す る 以 下 の 記 述 の う ち 、 正 し い も の の 組 み 合 わ せ は ど れ か 。 a ピ ル ビ ニ ウ ム パ モ 酸 塩 ( パ モ 酸 ピ ル ビ ニ ウ ム ) は 、 回 虫 の 自 発 運 動 を 抑 え る 作 用 を 示 し 、 虫 体 を 排 便 と と も に 排 出 さ せ る こ と を 目 的 と し て 用 い ら れ る 。 b カ イ ニ ン 酸 は 、 回 虫 に 痙 攣け い れ んを 起 こ さ せ る 作 用 を 示 し 、 虫 体 を 排 便 と と も に 排 出 さ せ る こ と を 目 的 と し て 用 い ら れ る 。 c ピ ペ ラ ジ ン リ ン 酸 塩 ( リ ン 酸 ピ ペ ラ ジ ン ) は 、 ア セ チ ル コ リ ン 伝 達 を 妨 げ て 、 回 虫 及 び 蟯ぎょう虫 の 運 動 筋 を 麻 痺ひ さ せ る 作 用 を 示 し 、 虫 体 を 排 便 と と も に 排 出 さ せ る こ と を 目 的 と し て 用 い ら れ る 。 d サ ン ト ニ ン は 、 蟯ぎょう虫 の 呼 吸 や 栄 養 分 の 代 謝 を 抑 え て 殺 虫 作 用 を 示 す と さ れ る 。 1 ( a 、 b ) 2 ( a 、 d ) 3 ( b 、 c ) 4 ( c 、 d )

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問 37 動 悸き 、 息 切 れ 等 を 生 じ る 原 因 と 強 心 薬 の 働 き に 関 す る 以 下 の 記 述 の う ち 、 正 し い も の は ど れ か 。 1 心 臓 は 、 通 常 、 体 性 神 経 系 に よ っ て 無 意 識 の う ち に 調 整 が な さ れ て い る 。 2 正 常 な 健 康 状 態 で あ れ ば 、 激 し い 運 動 を し た と き や 興 奮 し た と き な ど で あ っ て も 、 動 悸きや 息 切 れ は 現 れ る こ と は な い 。 3 気 つ け と は 、 心 臓 の 働 き の 低 下 に よ る 一 時 的 な め ま い 、 立 ち く ら み 等 の 症 状 に 対 し て 、 意 識 を は っ き り さ せ た り 、 活 力 を 回 復 さ せ る 効 果 の こ と で あ る 。 4 強 心 薬 は 、 心 臓 の 骨 格 筋 に 作 用 し て そ の 収 縮 力 を 強 め る と さ れ る 成 分 を 主 体 と し て 配 合 し て い る 。 問 38 コ レ ス テ ロ ー ル に 関 す る 以 下 の 記 述 の う ち 、 正 し い も の は ど れ か 。 1 コ レ ス テ ロ ー ル の 産 生 及 び 代 謝 は 、 主 と し て 肝 臓 で 行 わ れ る 。 2 コ レ ス テ ロ ー ル は 水 に 溶 け や す い 物 質 で あ る 。 3 高 密 度 リ ポ 蛋た ん白 質 ( H D L ) は 、 コ レ ス テ ロ ー ル を 肝 臓 か ら 末 梢 組 織 へ と 運 ぶ リ ポ 蛋た ん白 質 で あ る 。 4 医 療 機 関 で 測 定 す る 検 査 値 と し て 、低 密 度 リ ポ 蛋た ん白 質( L D L )が 4 0 mg/dL 以 上 、 高 密 度 リ ポ 蛋た ん白 質 ( H D L ) が 1 4 0 mg/dL 未 満 、 の い ず れ か で あ る 状 態 を 、 脂 質 異 常 症 ( 高 脂 血 症 ) と い う 。 問 39 貧 血 用 薬 に 含 ま れ る 成 分 と そ の 成 分 を 配 合 す る 目 的 と の 関 係 に つ い て 、 正 し い も の の 組 み 合 わ せ は ど れ か 。 a 葉 酸 血 小 板 や 白 血 球 の 形 成 に 働 く b 硫 酸 マ ン ガ ン エ ネ ル ギ ー 合 成 を 促 進 す る c ビ タ ミ ン E 消 化 管 内 で 鉄 が 吸 収 さ れ や す い 状 態 に 保 つ d フ マ ル 酸 第 一 鉄 不 足 し た 鉄 分 を 補 充 す る 1 ( a 、 c ) 2 ( a 、 d ) 3 ( b 、 c ) 4 ( b 、 d )

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問 40 循 環 器 用 薬 に 関 す る 以 下 の 記 述 の う ち 、 誤 っ て い る も の は ど れ か 。 1 日 本 薬 局 方 収 載 の コ ウ カ を 煎せ んじ て 服 用 す る 製 品 は 、 冷 え 性 及 び 血 色 不 良 に 用 い ら れ る 。 2 ル チ ン は 、 ビ タ ミ ン 様 物 質 の 一 種 で 、 高 血 圧 等 に お け る 毛 細 血 管 の 補 強 、 強 化 の 効 果 を 期 待 し て 用 い ら れ る 。 3 へ プ ロ ニ カ ー ト は 、 代 謝 さ れ て タ ン ニ ン 酸 が 遊 離 し 、 そ の タ ン ニ ン 酸 の 働 き に よ っ て 末 梢 の 血 液 循 環 を 改 善 す る 作 用 を 示 す 。 4 ユ ビ デ カ レ ノ ン は 、 心 筋 の 酸 素 利 用 効 率 を 高 め て 収 縮 力 を 高 め る こ と に よ っ て 血 液 循 環 の 改 善 効 果 を 示 す と さ れ る 。 問 41 痔じ 疾 用 薬 に 配 合 さ れ る 成 分 及 び 製 剤 に 関 す る 以 下 の 記 述 の う ち 、 正 し い も の の 組 み 合 わ せ は ど れ か 。 a 血 管 収 縮 作 用 に よ る 止 血 効 果 を 期 待 し て 、 タ ン ニ ン 酸 が 用 い ら れ る 。 b 肛 門 部 の 創 傷 の 治 癒ゆ を 促 す 効 果 を 期 待 し て 、 ア ル ミ ニ ウ ム ク ロ ル ヒ ド ロ キ シ ア ラ ン ト イ ネ ー ト ( 別 名 ア ル ク ロ キ サ ) が 用 い ら れ る 。 c 痔じ 疾 患 に 伴 う 局 所 の 感 染 を 防 止 す る こ と を 目 的 と し て 、 メ ン ト ー ル が 用 い ら れ る 。 d 乙お つ字じ 湯と うは 、 体 力 中 等 度 以 上 で 、 大 便 が 硬 く て 便 秘 傾 向 が あ る 人 に お け る 、 痔じ 核 ( い ぼ 痔じ )、 切 れ 痔じ 、 便 秘 の 症 状 に 適 す と さ れ て い る 。 1 ( a 、 b ) 2 ( a 、 c ) 3 ( b 、 d ) 4 ( c 、 d ) 問 42 外 用 痔じ 疾 用 薬 に 関 す る 以 下 の 記 述 の う ち 、 誤 っ て い る も の は ど れ か 。 1 局 所 麻 酔 成 分 と し て 配 合 さ れ る リ ド カ イ ン は 、 ま れ に 重 篤 な 副 作 用 と し て シ ョ ッ ク ( ア ナ フ ィ ラ キ シ ー ) を 生 じ る こ と が あ る 。 2 抗 炎 症 成 分 と し て プ レ ド ニ ゾ ロ ン 酢 酸 エ ス テ ル が 配 合 さ れ て い る 場 合 は 、 長 期 連 用 を 避 け る 必 要 が あ る 。 3 痔じ 疾 患 に 伴 う 局 所 の 感 染 を 防 止 す る こ と を 目 的 と し て 、 ク ロ ル フ ェ ニ ラ ミ ン マ レ イ ン 酸 塩 ( マ レ イ ン 酸 ク ロ ル フ ェ ニ ラ ミ ン ) が 配 合 さ れ る 。 4 血 行 促 進 、 抗 炎 症 作 用 を 目 的 と し て 、 セ イ ヨ ウ ト チ ノ キ 種 子 エ キ ス が 配 合 さ れ る 。

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問 43 婦 人 用 薬 に 用 い ら れ る 生 薬 成 分 に 関 す る 以 下 の 記 述 の 正 誤 に つ い て 、 正 し い 組 み 合 わ せ は ど れ か 。 a コ ウ ブ シ は 、 女 性 の 滞 っ て い る 月 経 を 促 す 作 用 を 期 待 し て 配 合 さ れ て い る 場 合 が あ る 。 b サ ン ソ ウ ニ ン は 、 利 尿 作 用 を 期 待 し て 配 合 さ れ て い る 場 合 が あ る 。 c ト ウ キ は 、 血 行 を 改 善 し 、 血 色 不 良 や 冷 え の 症 状 を 緩 和 す る 作 用 を 期 待 し て 配 合 さ れ て い る 場 合 が あ る 。 d モ ク ツ ウ は 、 胃 腸 症 状 に 対 す る 効 果 を 期 待 し て 配 合 さ れ て い る 場 合 が あ る 。 a b c d 1 正 正 誤 正 2 正 誤 誤 誤 3 正 誤 正 誤 4 誤 正 誤 正 5 誤 正 正 誤 問 44 第 1 欄 の 記 述 は 、 漢 方 処 方 製 剤 に 関 す る も の で あ る 。 第 1 欄 の 記 述 に 該 当 す る 漢 方 処 方 製 剤 と し て 正 し い も の は 第 2 欄 の ど れ か 。 第 1 欄 比 較 的 体 力 が あ り 、 の ぼ せ て 便 秘 し が ち な 人 に お け る 月 経 不 順 、 月 経 困 難 症 、 月 経 時 や 産 後 の 精 神 不 安 、 腰 痛 、 便 秘 、 高 血 圧 の 随 伴 症 状 ( 頭 痛 、 め ま い 、 肩 こ り ) に 適 す と さ れ る が 、 体 の 虚 弱 な 人 ( 体 力 の 衰 え て い る 人 、 体 の 弱 い 人 )、 胃 腸 が 弱 く 下 痢 し や す い 人 で は 、 激 し い 腹 痛 を 伴 う 下 痢 等 の 副 作 用 が 現 れ や す い 等 、 不 向 き と さ れ る 。 第 2 欄 1 加 味 逍か み し ょ う遙 散よ う さ ん 2 四 物し も つ湯と う 3 柴 胡 桂 枝 乾 姜さ い こ け い し か ん き ょ う湯と う 4 当 帰と う き芍 薬 散しゃくやくさん 5 桃 核 承とうかくじょう気き湯と う

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問 45 婦 人 薬 等 に 関 す る 以 下 の 記 述 の う ち 、 正 し い も の の 組 み 合 わ せ は ど れ か 。 a エ ス ト ラ ジ オ ー ル が 配 合 さ れ た 婦 人 薬 は 、 長 期 連 用 に よ り 出 血 傾 向 を 生 じ る お そ れ が あ る た め 、 定 期 的 な 健 診 を 受 け る こ と が 望 ま し い 。 b ダ イ オ ウ を 含 有 す る 医 薬 品 は 、 早 産 、 流 産 を 誘 発 す る お そ れ が あ る た め 、 妊 婦 又 は 妊 娠 し て い る と 思 わ れ る 女 性 で は 、 使 用 を 避 け る こ と が 望 ま し い 。 c 女 性 の 月 経 や 更 年 期 障 害 に 伴 う 諸 症 状 の 緩 和 に 用 い ら れ る 五 積 散ご し ゃ く さ んは 、 構 成 生 薬 と し て マ オ ウ を 含 む 。 d ビ ャ ク ジ ュ ツ は 、 強 壮 、 鎮 静 、 鎮 痛 作 用 を 期 待 し て 婦 人 薬 に 配 合 さ れ る 。 1 ( a 、 b ) 2 ( a 、 d ) 3 ( b 、 c ) 4 ( c 、 d ) 問 46 ア レ ル ギ ー ( 過 敏 反 応 ) に 関 す る 以 下 の 記 述 の う ち 、 正 し い も の は ど れ か 。 1 ア レ ル ゲ ン は 粘 膜 か ら の み 体 内 に 入 り 込 み 、皮 膚 を 介 し て 入 り 込 む こ と は な い 。 2 刺 激 さ れ た 肥 満 細 胞 は 、 ヒ ス タ ミ ン や 免 疫 グ ロ ブ リ ン 等 の 物 質 を 遊 離 す る 。 3 肥 満 細 胞 は 、 脂 肪 組 織 に の み 存 在 し 、 肥 満 症 の 主 な 原 因 で あ る 。 4 ア レ ル ギ ー 症 状 と し て の 蕁じ ん麻 疹し んの 中 に は 、 ア レ ル ゲ ン と の 接 触 が な く と も 発 症 す る も の も あ る 。

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問 47 鼻 に 用 い る 薬 等 に 関 す る 以 下 の 記 述 の 正 誤 に つ い て 、 正 し い 組 み 合 わ せ は ど れ か 。 a ス プ レ ー 式 鼻 炎 用 点 鼻 薬 は 、 噴 霧 後 に 鼻 汁 と と も に 逆 流 す る 場 合 が あ る の で 、 使 用 前 に 鼻 を よ く か ん で お く 必 要 が あ る 。 b ア ド レ ナ リ ン 作 動 成 分 が 配 合 さ れ た 点 鼻 薬 は 、 過 度 に 使 用 す る と 鼻 づ ま り ( 鼻 閉 ) が ひ ど く な り や す い 。 c ヒ ス タ ミ ン の 遊 離 を 抑 え る 成 分 ( 抗 ア レ ル ギ ー 成 分 ) は 、 ア レ ル ギ ー 性 で な い 鼻 炎 や 副 鼻 腔く う炎 に 対 し て は 無 効 で あ る 。 d 鼻 粘 膜 を 清 潔 に 保 ち 、 二 次 感 染 を 防 止 す る こ と を 目 的 と し て 配 合 さ れ て い る ベ ン ザ ル コ ニ ウ ム 塩 化 物 ( 塩 化 ベ ン ザ ル コ ニ ウ ム ) は 、 ウ イ ル ス に 対 す る 殺 菌 消 毒 効 果 が あ る 。 a b c d 1 正 正 正 誤 2 正 誤 誤 誤 3 正 正 誤 正 4 誤 誤 正 正 5 誤 誤 正 誤 問 48 外 皮 用 薬 で 用 い ら れ る ス テ ロ イ ド 性 抗 炎 症 成 分 の 作 用 等 に 関 す る 以 下 の 記 述 の う ち 、 正 し い も の は ど れ か 。 1 末 梢 組 織 の 免 疫 機 能 を 高 め る 作 用 を 示 す 。 2 主 に 水 痘と う( 水 疱 瘡ぼ う そ う)、 み ず む し 、 た む し 等 又 は 化 膿の うし て い る 患 部 に 使 用 す る 。 3 末 梢 組 織 ( 患 部 局 所 ) に お け る プ ロ ス タ グ ラ ン ジ ン な ど の 炎 症 を 引 き 起 こ す 物 質 の 産 生 を 抑 え る 作 用 を 示 す 。 4 広 範 囲 に 生 じ た 皮 膚 症 状 や 、 慢 性 の 湿 疹 ・ 皮 膚 炎 の 治 療 に 適 し て い る 。

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問 49 皮 膚 の 痒か ゆみ 、腫はれ 、痛 み 等 を 抑 え る 配 合 成 分 と そ の 配 合 目 的 と の 関 係 に つ い て 、 正 し い も の の 組 み 合 わ せ は ど れ か 。 配 合 成 分 配 合 目 的 a ジ ブ カ イ ン 塩 酸 塩 ( 塩 酸 ジ ブ カ イ ン )、 リ ド カ イ ン 切 り 傷 、 擦 り 傷 等 の 創 傷 面 の 痛 み や 、 湿 疹 、 皮 膚 炎 、 か ぶ れ 、 あ せ も 、 虫 さ さ れ 等 に よ る 皮 膚 の 痒か ゆみ を 和 ら げ る 。 b ヘ パ リ ン 類 似 物 質 、 ポ リ エ チ レ ン ス ル ホ ン 酸 ナ ト リ ウ ム 創 傷 面 に 浸 透 し て 、 そ の 部 位 を 通 っ て い る 血 管 を 収 縮 さ せ る 。 c 酸 化 亜 鉛 患 部 の 蛋た ん白 質 と 結 合 し て 皮 膜 を 形 成 し 、 皮 膚 を 保 護 す る 。 d ピ ロ キ シ リ ン ( ニ ト ロ セ ル ロ ー ス ) 患 部 局 所 の 血 行 を 促 す 。 1 ( a 、 c ) 2 ( a 、 d ) 3 ( b 、 c ) 4 ( b 、 d ) 問 50 皮 膚 に 用 い る 薬 に 関 す る 以 下 の 記 述 の う ち 、 正 し い も の は ど れ か 。 1 噴 霧 剤 は 至 近 距 離 か ら 噴 霧 す る こ と が 望 ま し い 。 2 噴 霧 剤 を 連 続 し て 噴 霧 す る 時 間 は 3 秒 以 内 と す る こ と が 望 ま し い 。 3 外 皮 用 薬 は 、表 皮 の 角 質 層 が 固 い ほ う が 有 効 成 分 が 浸 透 し や す く な る こ と か ら 、 入 浴 前 に 用 い る の が 効 果 的 と さ れ る 。 4 貼 付 剤 は 、 患 部 や そ の 周 囲 に 汗 や 汚 れ 等 が 付 着 し た 状 態 で も 、 十 分 な 効 果 が 得 ら れ る 。

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問 51 歯 痛 ・ 歯 槽そ う膿 漏の う ろ う等 に 関 す る 以 下 の 記 述 の 正 誤 に つ い て 、 正 し い 組 み 合 わ せ は ど れ か 。 a 歯 肉 炎 が 重 症 化 し て 、 炎 症 が 歯 周 組 織 全 体 に 広 が り 、 歯 周 炎 ( 歯 槽そ う膿 漏の う ろ う) と な る こ と が あ る 。 b ク ロ ル ヘ キ シ ジ ン グ ル コ ン 酸 塩 ( グ ル コ ン 酸 ク ロ ル ヘ キ シ ジ ン ) が 口 腔く う内 に 適 用 さ れ る 場 合 、 ま れ に 重 篤 な 副 作 用 と し て シ ョ ッ ク ( ア ナ フ ィ ラ キ シ ー ) を 生 じ る こ と が あ る 。 c フ ェ ノ ー ル を 含 む 歯 痛 薬 は 、粘 膜 刺 激 を 生 じ る こ と が あ る た め 、歯 以 外 の 口 腔く う粘 膜 や 唇 に 付 着 し な い よ う に 注 意 が 必 要 で あ る 。 d 内 服 薬 で 歯 周 組 織 の 炎 症 を 和 ら げ る こ と を 目 的 と し て 、 グ リ チ ル リ チ ン 酸 二 ナ ト リ ウ ム が 配 合 さ れ て い る 場 合 が あ る 。 a b c d 1 正 正 誤 誤 2 誤 正 正 正 3 誤 誤 正 誤 4 正 誤 誤 正 5 正 正 正 誤 問 52 禁 煙 補 助 剤 に 関 す る 以 下 の 記 述 の 正 誤 に つ い て 、 正 し い 組 み 合 わ せ は ど れ か 。 a ニ コ チ ン は 交 感 神 経 系 を 興 奮 さ せ る 作 用 を 有 す る の で 、 鎮 咳が い去 痰た ん薬 な ど ア ド レ ナ リ ン 作 動 成 分 が 配 合 さ れ た 医 薬 品 と の 併 用 に よ り 、 そ の 作 用 を 低 下 さ せ る お そ れ が あ る 。 b 口 腔く う内 が 酸 性 に な る と ニ コ チ ン の 吸 収 が 低 下 す る た め 、 コ ー ヒ ー な ど 口 腔く う内 を 酸 性 に す る 食 品 を 摂 取 し た 後 し ば ら く は 使 用 を 避 け る こ と と さ れ て い る 。 c 禁 煙 補 助 剤 を 使 用 中 又 は 使 用 直 後 の 喫 煙 は 、 血 中 の ニ コ チ ン 濃 度 が 急 激 に 高 ま る お そ れ が あ る た め 、 避 け る 必 要 が あ る 。 d 妊 娠 又 は 妊 娠 し て い る と 思 わ れ る 女 性 、 母 乳 を 与 え て い る 女 性 で は 、 摂 取 さ れ た ニ コ チ ン に よ り 胎 児 又 は 乳 児 に 影 響 が 生 じ る お そ れ が あ る 。 a b c d 1 正 誤 誤 正 2 正 正 誤 誤 3 正 誤 正 正 4 誤 誤 正 誤 5 誤 正 正 正

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問 53 滋 養 強 壮 保 健 薬 に 用 い ら れ る 成 分 に 関 す る 以 下 の 記 述 の う ち 、 正 し い も の の 組 み 合 わ せ は ど れ か 。 a ア ミ ノ エ チ ル ス ル ホ ン 酸 ( タ ウ リ ン ) は 、 骨 格 筋 の 疲 労 の 原 因 と な る 乳 酸 の 分 解 を 促 す 働 き を 期 待 し て 用 い ら れ る 。 b コ ン ド ロ イ チ ン 硫 酸 ナ ト リ ウ ム は 、 関 節 痛 、 筋 肉 痛 等 の 改 善 を 促 す 作 用 を 期 待 し て ビ タ ミ ン B 1 と 組 み 合 わ せ て 配 合 さ れ る 場 合 が あ る 。 c ア ス パ ラ ギ ン 酸 ナ ト リ ウ ム は 、 肝 臓 の 働 き を 助 け 、 肝 血 流 を 促 進 す る 働 き が あ り 、 全 身 倦け ん怠 感 や 疲 労 時 の 栄 養 補 給 を 目 的 と し て 配 合 さ れ る 場 合 が あ る 。 d ガ ン マ ‐ オ リ ザ ノ ー ル は 、 米 油 及 び 米 胚 芽 油 か ら 見 出 さ れ た 抗 酸 化 作 用 を 示 す 成 分 で 、 ビ タ ミ ン E 等 と 組 み 合 わ せ て 配 合 さ れ る 場 合 が あ る 。 1 ( a 、 b ) 2 ( a 、 c ) 3 ( b 、 d ) 4 ( c 、 d ) 問 54 ビ タ ミ ン 成 分 の 作 用 に 関 す る 以 下 の 記 述 の う ち 、 ビ タ ミ ン C の 作 用 の 説 明 と し て 正 し い も の は ど れ か 。 1 体 内 の 脂 質 を 酸 化 か ら 守 る 作 用 ( 抗 酸 化 作 用 ) を 示 し 、 皮 膚 や 粘 膜 の 機 能 を 正 常 に 保 つ た め に 重 要 な 栄 養 素 で あ る 。 2 赤 血 球 の 形 成 を 助 け 、ま た 、神 経 機 能 を 正 常 に 保 つ た め に 重 要 な 栄 養 素 で あ る 。 3 炭 水 化 物 か ら の エ ネ ル ギ ー 産 生 に 不 可 欠 な 栄 養 素 で 、 神 経 の 正 常 な 働 き を 維 持 す る 作 用 が あ る 。 4 脂 質 の 代 謝 に 関 与 し 、 皮 膚 や 粘 膜 の 機 能 を 正 常 に 保 つ た め に 重 要 な 栄 養 素 で あ る 。

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問 55 感 染 症 の 予 防 と 消 毒 薬 に 関 す る 以 下 の 記 述 の 正 誤 に つ い て 、 正 し い 組 み 合 わ せ は ど れ か 。 a 感 染 症 は 、 病 原 性 の あ る 細 菌 や ウ イ ル ス な ど が 体 に 侵 入 す る こ と に よ っ て 起 こ り 、 日 常 生 活 で 問 題 と な る の は 、 飛 沫 感 染 す る も の や 経 口 感 染 す る も の が 多 い 。 b 殺 菌 ・ 消 毒 は 、 物 質 中 の す べ て の 微 生 物 を 殺 滅 又 は 除 去 す る た め に 行 わ れ る 処 置 で あ る 。 c 消 毒 薬 に よ っ て は 、 殺 菌 消 毒 効 果 が 十 分 得 ら れ な い 微 生 物 が 存 在 し 、 さ ら に 、 生 息 条 件 が 整 え ば 消 毒 薬 の 溶 液 中 で 生 存 、 増 殖 す る 微 生 物 も い る 。 d 消 毒 薬 が 微 生 物 を 死 滅 さ せ る 仕 組 み 及 び 効 果 は 、 殺 菌 消 毒 成 分 の 種 類 、 濃 度 、 温 度 、 時 間 、 消 毒 対 象 の 汚 染 度 、 微 生 物 の 種 類 や 状 態 な ど に よ っ て 異 な る 。 a b c d 1 誤 誤 正 誤 2 正 誤 正 正 3 正 正 誤 誤 4 誤 正 正 正 5 正 誤 誤 正 問 56 第 1 欄 の 記 述 は 、 殺 菌 消 毒 成 分 に 関 す る も の で あ る 。 第 1 欄 の 記 述 に 該 当 す る 殺 菌 消 毒 成 分 と し て 正 し い も の は 第 2 欄 の ど れ か 。 第 1 欄 強 い 酸 化 力 に よ り 一 般 細 菌 類 、 真 菌 類 、 ウ イ ル ス 全 般 に 対 す る 殺 菌 消 毒 作 用 を 示 す が 、 皮 膚 刺 激 性 が 強 い た め 、 通 常 、 人 体 の 消 毒 に は 用 い ら れ な い 。 金 属 腐 食 性 が あ り 、 プ ラ ス チ ッ ク や ゴ ム 製 品 を 劣 化 さ せ る 。 ま た 、 漂 白 作 用 が あ り 、 毛 、 絹 、 ナ イ ロ ン 、 ア セ テ ー ト 、 ポ リ ウ レ タ ン 、 色 ・ 柄 物 等 に は 使 用 を 避 け る 必 要 が あ る 。 酸 性 の 洗 剤 ・ 洗 浄 剤 と 反 応 し て 有 毒 な ガ ス が 発 生 す る た め 、 混 ざ ら な い よ う に 注 意 す る 必 要 が あ る 。 第 2 欄 1 ク レ ゾ ー ル 石 鹸け ん液 2 イ ソ プ ロ パ ノ ー ル 3 次 亜 塩 素 酸 ナ ト リ ウ ム 4 ポ リ ア ル キ ル ポ リ ア ミ ノ エ チ ル グ リ シ ン 塩 酸 塩 ( 塩 酸 ポ リ ア ル キ ル ポ リ ア ミ ノ エ チ ル グ リ シ ン )

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問 57 ア レ ル ギ ー 用 薬 に 関 す る 以 下 の 記 述 の 正 誤 に つ い て 、 正 し い 組 み 合 わ せ は ど れ か 。 a ア レ ル ギ ー 用 薬 に 配 合 さ れ る こ と が あ る シ ン イ は 、 別 名 セ イ ヨ ウ ハ シ リ ド コ ロ と も 呼 ば れ る ナ ス 科 の 草 本 で 、 そ の 根 茎 や 根 に 抗 コ リ ン 作 用 を 示 す ア ル カ ロ イ ド を 豊 富 に 含 む 。 b パ ー キ ン ソ ン 病 の 治 療 の た め 、 医 師 か ら セ レ ギ リ ン 塩 酸 塩 ( 塩 酸 セ レ ギ リ ン ) を 処 方 さ れ て い る 人 は 、 プ ソ イ ド エ フ ェ ド リ ン 塩 酸 塩 ( 塩 酸 プ ソ イ ド エ フ ェ ド リ ン ) が 配 合 さ れ た 鼻 炎 用 内 服 薬 の 使 用 を 避 け る 必 要 が あ る 。 c 蕁じ ん麻 疹し んの 薬 の 服 用 が 原 因 で 発 疹し んを 生 じ る こ と が あ る 。 d ア レ ル ギ ー 症 状 に 対 す る 医 薬 品 は 、 基 本 的 に 対 症 療 法 で あ る た め 、 長 期 の 連 用 は 避 け る 必 要 が あ る 。 a b c d 1 正 誤 誤 正 2 誤 正 誤 誤 3 正 誤 正 正 4 誤 誤 正 誤 5 誤 正 正 正 問 58 眼 科 用 薬 に 含 ま れ る 成 分 と そ の 成 分 を 配 合 す る 目 的 と の 関 係 に つ い て 、 正 し い も の の 組 み 合 わ せ は ど れ か 。 配 合 成 分 作 用 a ス ル フ ァ メ ト キ サ ゾ ー ル 抗 菌 作 用 b ナ フ ァ ゾ リ ン 塩 酸 塩 ( 塩 酸 ナ フ ァ ゾ リ ン ) 血 管 を 収 縮 さ せ 、 目 の 充 血 を 除 去 す る 作 用 c イ プ シ ロ ン ‐ ア ミ ノ カ プ ロ ン 酸 結 膜 や 角 膜 の 乾 燥 を 防 ぐ 作 用 d ネ オ ス チ グ ミ ン メ チ ル 硫 酸 塩 ( メ チ ル 硫 酸 ネ オ ス チ グ ミ ン ) コ リ ン エ ス テ ラ ー ゼ の 働 き を 活 発 に し 、 目 の 調 節 機 能 を 改 善 す る 作 用 1 ( a 、 b ) 2 ( a 、 c ) 3 ( b 、 d ) 4 ( c 、 d )

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問 59 抗 真 菌 成 分 と そ の 作 用 と の 関 係 に 関 す る 以 下 の 記 述 の 正 誤 に つ い て 、 正 し い 組 み 合 わ せ は ど れ か 。 抗 真 菌 成 分 作 用 a イ ミ ダ ゾ ー ル 系 抗 真 菌 成 分 皮 膚 糸 状 菌 の 細 胞 膜 を 構 成 す る 成 分 の 産 生 を 妨 げ た り 、 細 胞 膜 の 透 過 性 を 変 化 さ せ る こ と に よ り 、 そ の 増 殖 を 抑 え る 。 b ウ ン デ シ レ ン 酸 患 部 を ア ル カ リ 性 に す る こ と で 、 皮 膚 糸 状 菌 の 発 育 を 抑 え る 。 c ピ ロ ー ル ニ ト リ ン 菌 の 呼 吸 や 代 謝 を 妨 げ る こ と に よ り 、 皮 膚 糸 状 菌 の 増 殖 を 抑 え る 。 d シ ク ロ ピ ロ ク ス オ ラ ミ ン 皮 膚 糸 状 菌 の 細 胞 膜 に 作 用 し て 、 そ の 増 殖 ・ 生 存 に 必 要 な 物 質 の 輸 送 機 能 を 妨 げ 、 そ の 増 殖 を 抑 え る 。 a b c d 1 正 誤 正 誤 2 誤 誤 誤 正 3 誤 正 正 誤 4 誤 正 誤 正 5 正 誤 正 正 問 60 第 1 欄 の 記 述 は 、 殺 虫 成 分 に 関 す る も の で あ る 。 第 1 欄 の 記 述 に 該 当 す る 殺 虫 成 分 と し て 正 し い も の は 第 2 欄 の ど れ か 。 第 1 欄 殺 虫 作 用 は 、 ア セ チ ル コ リ ン を 分 解 す る 酵 素 ( コ リ ン エ ス テ ラ ー ゼ ) と 不 可 逆 的 に 結 合 し て そ の 働 き を 阻 害 す る こ と に よ る も の で あ る 。 代 表 的 な 成 分 と し て 、 ジ ク ロ ル ボ ス 、 ダ イ ア ジ ノ ン 、 フ ェ ニ ト ロ チ オ ン 、 フ ェ ン チ オ ン 、 ト リ ク ロ ル ホ ン 、 ク ロ ル ピ リ ホ ス メ チ ル 、 プ ロ ペ タ ン ホ ス 等 が あ る 。 第 2 欄 1 有 機 リ ン 系 殺 虫 成 分 2 ピ レ ス ロ イ ド 系 殺 虫 成 分 3 カ ー バ メ イ ト 系 殺 虫 成 分 4 有 機 塩 素 系 殺 虫 成 分

参照

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