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「つくばフォーラム2016」開催報告

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Academic year: 2021

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₂₀₁₆年の「つくばフォーラム」は, ₁₀月₂₅~₂₆日の ₂ 日間にわたり,「豊 かな暮らしを共に創る,進化した社 会インフラへ ~NetroSphere構想 の実現に向け変革するアクセスネッ トワーク~」をテーマに開催されま した.ここでは,本フォーラムの講 演や展示などの開催概要について紹 介します. 開催にあたって 今回の「つくばフォーラム2016」 は,これからのアクセスネットワー クが “つなぐ” ネットワークから “暮らしに付加価値をもたらすサー ビスプラットフォーム” へと変革し ていくことをめざし,「豊かな暮ら しを共に創る,進化した社会インフ ラへ ~NetroSphere構想の実現に 向け変革するアクセスネットワーク ~」をテーマとして開催されまし た.NTTアクセスサービスシステ ム研究所に加え,共催団体,NTT グループなどから111団体(表)が 参加し,最新の研究開発や技術動向 の紹介,展示が行われました. 講 演 概 要 基調講演,特別講演は初日につく 開催にあたって 講 演 概 要 表 つくばフォーラム2₀16出展社一覧 ■NTTグループ NTT東日本㈱ ㈱NTT東日本-南関東 NTTインフラネット㈱ アイレック技建㈱ NTTレンタル・エンジニアリング㈱ NTTブロードバンドプラットフォーム㈱ NTT空間情報㈱ NTT西日本㈱ ㈱NTTフィールドテクノ NTTコミュニケーションズ㈱ NTTエレクトロニクス㈱ NTTアドバンステクノロジ㈱ 日本カーソリューションズ㈱ ■ 一般社団法人 情報通信エン ジニアリング協会(ITEA) ㈱エクシオテック ㈱協和エクシオ 日本コムシス㈱ ㈱ミライト ㈱TOSYS NDS㈱ シーキューブ㈱ 北陸電話工事㈱ 日本電通㈱ ㈱ミライト・テクノロジーズ ㈱ソルコム 四国通建㈱ 西部電気工業㈱ ㈱SYSKEN 大和電設工業㈱ ㈱TTK ㈱つうけん ■通信電線線材協会 ㈱アイチコーポレーション ㈱浅羽製作所 ㈱OCC 岡野電線㈱ ㈱カンドー 協栄線材㈱ JFE建材㈱ ㈱ジャパンリーコム ㈱正電社 昭和電線ケーブルシステム㈱ ㈱スズキ技研 ㈱須田製作所 住電オプコム㈱ スリーエム ジャパン㈱ 住友電気工業㈱ ㈱成和技研 泉州電業㈱ 大電㈱ 大東電材㈱ ㈱タダノ 通信興業㈱ 東神電気㈱ ㈱トーツー創研 SEIオプティフロンティア㈱ 西日本電線㈱ 日本コンクリート工業㈱ 日本製線㈱ 日本通信電材㈱ ㈱白山製作所 ㈱フジクラ 古河電気工業㈱ マサル工業㈱ ミリケン・ジャパン(同) ダイニチ㈱ 日立金属㈱ ■ 一般社団法人 情報通信ネッ トワーク産業協会(CIAJ) アンリツ㈱ NEC NECネッツエスアイ㈱ NECマグナスコミュニケーションズ㈱ 大井電気㈱ 大崎電気工業㈱ 沖電気工業㈱ セイコーソリューションズ㈱ ㈱ナカヨ ㈱日立製作所 Viaviソリューションズ㈱ 富士通㈱ フルーク・ネットワークス ヘラマンタイトン㈱ 丸文㈱ 三菱電機㈱ 横河メータ&インスツルメンツ㈱ ㈱朝倉製作所 イワブチ㈱ ㈱川口電機製作所 ㈱木屋製作所 ㈱サンコーシヤ ㈱サンリッツエレクトロニクス 三和電気工業㈱ ㈱大栄製作所 ㈱タカコム 高千穂産業㈱ 東海通信工業㈱ 東名通信工業㈱ ㈱長村製作所 ㈱日辰電機製作所 ㈱八光電機製作所 ㈱福岡通信工材製作所 ㈱三代川製作所 ㈱渡辺製作所 全国通信用機器材工業協同組合 ■ その他 FXC㈱ ㈱NTEC ㈱サンレック 原田産業㈱ ㈱三喜

開催報告

しんぷく 福 正 まさあき 明 /家 い え だ 田 浩 こ う じ 司 /山 や ま だ 田  渉 わたる /岡 おかもと 本 圭 け い じ 司 /猪 い が り 狩 亜 紀子 NTTアクセスサービスシステム研究所†1/ NTT-ATテクノコミュニケーションズ†2 † 1 † 1 † 1 † 1 † 2

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VENT REPORTS ば国際会議場において開催されまし た.国際会議場大ホールをメイン会 場とし, さらにNTTアクセスサービ スシステム研究所(AS研)会場に も中継され,多数のお客さまに聴講 していただきました. ■基 調 講 演 井伊基之NTT東日本 代表取締 役副社長が,「NTT東日本における ビジネス市場への取り組み」と題し て講演を行いました(写真 1 ). 最初に,フレッツ光の契約数が鈍 化してきたことについて触れ,コン シューマ市場に比べ市場拡大余地が あり,解約率が低く顧客単価が高い ビジネスユーザ市場を中心にビジネ スの主軸をシフトしていくと述べま した.具体的には,日本の99%を占 める中堅中小企業をメインのター ゲットとして光を普及させるととも に光基盤を活用したサービスを組み 合わせながら光の利用促進をしてい く考えを示され,セキュリティ ・ ク ラウド ・ サポートを中心にビジネス 市場向けサービスのラインアップの 拡充に力を入れていると述べまし た.また,光コラボレーションの新 たなモデルとしてNTT東日本がミ ドルBの事業者に光を卸し,サービ ス事業者が光と組み合わせたサービ スを提供している事例をいくつか紹 介し,光や端末を開通するためのさ まざまな有償メニューを用意し光コ ラボ事業社をサポートする取り組み について説明しました. 次に,中小企業のICT導入状況が 大企業に比べIT人材不足などによ り遅れていることについて解説し, 中小企業活性化に向けた取り組みと して「持たざる経営」へのクラウド 活用について実際のクラウド導入事 例をあげて紹介しました. また,地方創生に向けた日本の重 点課題を解決するために,NTT東 日本が課題解決のサポートをしてい ると述べ,自治体に導入している会 議録作成支援システムや被災者生活 再建システム,教育環境のICT化に よる教育の質向上の取り組みや学術 情報ネットワーク「SINET5」,医 療 ・ 介護の分野における介護事業所 向けロボットサービス,観光分野に おいては増加する訪日外国旅行者の 属性や趣味趣向等パーソナルデータ を把握するためのビッグデータ解 析, 1 次産業分野においては農業 ICTの技術を取り入れた「スマート アグリ」の映像を紹介し,各分野の ICT導入事例について分かりやすく 説明しました. これらのソリューションを支える 最新のネットワーク技術として,全 国のデータセンタを100G,フルメッ シュパスで構築した高速広帯域メト ロアクセスサービスについて紹介し ました.遠隔操作によりパスルート の切り替えを行い,光 ・ 電気変換な しでスイッチングすることにより電 力やスペースの削減が実現可能なこ の技術は,2016年 4 月の熊本地震で ファイバケーブル300心全断故障発 生時に活躍したと述べました.また 災害対応 ・ 設備保守の取り組みとし てドローン活用の事例について映像 を上映しながら紹介し,今後普及拡 大を進める考えを示しました. 最後に,2020に向けて取り組んで いるスタジアムソリューションの事 例を紹介し,Wi-Fi環境の構築とス タジアムアプリの充実により,スタ ジアム内のみならず商店街等周辺地 域の活性化にも貢献していく方向性 を語られ,さまざまなビジネスシー ンへのソリューション導入実現の意 欲を示した貴重な講演内容でした. ■特 別 講 演 猪瀬崇NTT空間情報 代表取締 役社長が,「オープンイノベーショ ンの潮流とGEOSPACE 2.0のチャ レンジ」と題して講演を行いました (写真 2 ). はじめに,NTT空間情報が現在 提供している地図について紹介しま した.最初はGEOSPACEの電子地 図と航空写真の 2 つのコンテンツを 提供していましたが,設立して 5 年 の間にさまざまなコンテンツがライ ンアップされ,最近ではインター ネットで配信するクラウドサービス や衛星画像,さらにはAPI(Application Programming Interface)をのせて地 図を使いやすくする環境もつくられ ていると述べ,電子地図について データ構成やこれまでの取り組みを 解説しました. 次に,技術革新の潮流について, 写真 1  基調講演 写真 2  特別講演

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を示しながら,ますます自動車や家 電などが連携してオープンイノベー ションの中からさまざまなものが生 まれていくと述べました.NTT空 間 情 報 に お い て も,「GEOSPACE 2.0」に自己変革し,地図のつくり 方を変え,いろいろな方の要求条件 に合わせたさまざまなコンテンツを 提供し,オープンイノベーションに よるサービス開発を行う方向性を示 されました.世間の状況として自動 運転を巡る国内の動向について触 れ,3D位置情報基盤の整備につい てGEOSPACEの二次元の電子地図 に道路ネットワークや車線ネット ワークを重ねた図面を用いて説明し ました.海外での地図調整技術は HERE社がリードしており,今後ア ジア進出に向けた展開について一 緒に検討したいと述べました.ま た,国土交通省がICTを使った建 設 工 事 の 推 進 に 取 り 組 ん で い る i-Constructionや, マ ス 向 け 商 品 ・ サービスの動向について紹介しま した. それらの流れの中で,日本が抱え る課題とNTT空間情報がめざす方 向性として,技術革新による課題の 克服と3D位置情報基盤をどういう かたちにしてつくっていったら良い かをGEOSPACE 2.0の取り組みと してあげ,市場の要求に対応した精 度の確保,適切な鮮度の確保,利用 しやすいデータベース構造について パートナーと協力しながらB2B2Xモ デルでコンテンツの流通を図る考え 報+気象情報 ・ 地質情報⇒設備防災 計画策定支援,③訪日外国人観光 サービス,④MMS(Mobile Mapping System)データのインフラ管理へ の活用,⑤屋内測位 ・ 屋内外シーム レスナビゲーション〕とさらに新し い要素技術に関する 3 つの技術開発 事 例〔 ① 航 空 写 真 か ら のDSM (Digital Surface Model)自動生成,

②変化部位自動抽出(小型衛星画 像),③衛星 ・ 航空写真からの図形 自動抽出〕について紹介しました. 最後に,地下,地上,空の空間に おけるさまざまなシステムが,オー プンデータ ・ AI(人工知能) ・ ビッ グデータ ・ クラウドと融合し,オー プンイノベーションの中で皆様と共 につくるエコシステムの経験をアジ アや世界へ発信できれば,40年前に 夢見たまちづくりに近付けるのでは と超スマート社会に向けた想いを 語った講演は,情熱溢れる貴重な内 容でした. ■グローバルセッション 初日の午後,AS研会場において FTTH展開に関する知見を深められ る貴重な機会となりました(写真 ₃ ). ワークショップ 2 日目に行われたワークショップ では,NTTネットワーク基盤技術 研究所,およびAS研の 4 名のプロ ジェクトマネージャが講演を行いま した(写真 ₄ ). ■ワークショップ ₁ NTTネットワーク基盤技術研究 所ネットワークアーキテクチャ技術 革新SEプロジェクト 松本公秀プロ ジェクトマネージャが「スマート& ワークショップ 写真 ₄   ワークショップ(左から松本プロジェクトマネージャ,大髙プロジェクトマネー ジャ,佐々木プロジェクトマネージャ,溝口プロジェクトマネージャ) 写真 ₃  グローバルセッション

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VENT REPORTS フレキシブルな将来ネットワーク (NetroSphere構 想 ) の 取 り 組 み 」 と 題 し て 講 演 し ま し た. 最 初 に, 昨今の通信を取り巻く状況の変化 か ら, こ れ か ら の ネ ッ ト ワ ー ク R&Dがめざす世界は,さまざまな ミ ド ルBか ら の 多 様 な 要 望,IoT (Internet of Things)などの予測困 難な需要に柔軟かつ経済的に対応 し,光コラボレーションを支える スマート&フレキシブルなネット ワークであると分析し,多様性と 予測困難性の課題に対応していく ための構想としてNetroSphere構想 を位置付けていると説明しました. そして,NetroSphere構想実現に向 けたNTT研究所の取り組み状況と して,①高速 ・ 高信頼サーバアーキ テクチャ技術(MAGONIA),②ス ケーラビリティと経済性を両立する トランスポートネットワーク構成技 術(MSF),③柔軟 ・ 低廉なアクセ スネットワークを実現する装置部品 化技術(FASA),④AIなどを活用 したオペレーション技術の高度化, ⑤NetroSphere構想の実証の取り組 み(NetroSphere PIT)のそれぞれ について解説と最新トピックの紹介 を行いました. ■ワークショップ ₂ NTTアクセスサービスシステム 研究所 光アクセス基盤プロジェク ト 大 髙 明 浩 プ ロ ジ ェ ク ト マ ネ ー ジャが「柔軟なアクセスシステムを 実 現 す るFASA(Flexible Access System Architecture)の 取 り 組 み 」 と題して講演を行いました.はじめ に,アクセスネットワークにおける NetroSphere構想の実現が2016年 2 月に公表したFASAコンセプトであ り,同年 5 月にFASAホームページ(1) においてホワイトペーパを公開して いることが紹介され,FASAは部品 化された機能ブロックの組み合わせ でサービス提供を実現するコンセプ トであり,仮想化時代のアクセス ネットワークの実現と世界普及に向 けたコラボレーションへの協力を呼 びかけました.そして,本技術のポ イントは,機能の部品化と部品をつ なぐインタフェース,機能部品のソ フト化,機能部品のクラウド化であ ることを述べました.最後に,FASA は5Gモ バ イ ル 基 地 局 を 収 容 す る PON(Passive Optical Network) シ ステムを最初のターゲットとして研 究開発を推進中であることを紹介し ました. ■ワークショップ ₃ NTTアクセスサービスシステム 研究所 光アクセス網プロジェクト 佐々木清治プロジェクトマネージャ が「アクセス設備運用をイノベー ションする技術開発」と題して講演 を行いました.まず,「設備がしゃ べる」状況が人形をともにした掛け 合いによって分かりやすく解説され ました.そして,このような時代を 実現していくためにMMSカーを活 用していることが紹介され,取得さ れる点群データと画像データから NTT設備の電柱を 3 次元モデル化 して自動抽出する技術により,電柱 のたわみや傾き,地上高不足が測定 可能になっていることを解説しまし た.さらに,今後はIoTやAR,画像 解析,AI,機械学習など,さまざ まな技術を組み合わせて運用業務の 見直しを図ることが重要となること を表明するとともに,現場力の重要 性についても言及し,社会インフラ サービスを提供する企業として,安 心 ・ 安全な社会基盤の維持に貢献し ていくというメッセージがありまし た.最後に,既存設備を最大限に活 かしながら,より運用性や柔軟性を 向上させる取り組みとして,FASA と線路基盤設備の新たなグランドデ ザインの 2 つの方向性を連携しなが らアクセスネットワークをリノベー ションしていくことが必要であると 述べました. ■ワークショップ ₄ NTTアクセスサービスシステム 研究所 無線アクセスプロジェクト 溝口匡人プロジェクトマネージャが 「多様なサービスの創出を支えるワ イヤレスアクセス技術」と題して講 演を行いました.はじめに,高密度 に無線LANが配置された環境では 十分な通信品質が確保できないとい う現在の無線LANの課題が紹介さ れ,この課題を解決するとともに無 線サービスをさらに拡大するための 技術として,スループットの向上と 安定化を実現しユーザ体感品質を向 上させる協調無線LAN技術に取り 組んでいることや,5Gモバイルア クセスへの無線LAN活用をめざし ていることを紹介しました.今後は 無線LANをネットワークからマネ ジメントする協調無線LANのアー キテクチャを発展させ,多様な無線 サ ー ビ ス を 提 供 可 能 な 無 線LAN サービスプラットフォームを構築し ていくことが表明され,実現に必要 な要素技術の解説とそれぞれの技術 の実現予定時期が明らかにされま した. 展 示 概 要 AS研からの出展にとどまらず, 共催団体およびNTTグループ各社 の最新の技術に関する展示が行われ ました(写真 ₅ , ₆ ). 展 示 概 要

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演後は録画配信で提供しました.ま た総合休憩所においては,プレミア ムエリアとして協調無線LAN技術 を用いたWi-Fiサービスを展開し, 混雑を気にせず利用可能な高密度 Wi-Fi向け無線LAN技術を来場者に 体験いただきました. 場者へ分かりやすく展示しました (写真 7 ). (1) 企画展示コーナー 「企画展示Ⅰ:柔軟なアクセスネッ トワーク構成技術」「企画展示Ⅱ: 設備点検のイノベーション技術」と 題し,NetroSphere構想実現に向け て着実に検討を進めている,多様な サービスの即応化を実現するアクセ を 支 え るPONシ ス テ ム つ い て は, お薦め展示として紹介しました.企 画展示Ⅱの設備点検のイノベーショ ン技術については,MMSを用いた 架空設備点検技術のデモを実施し お薦め展示として紹介しました(写 真 8 ). (2) コーナーⅠ 「『創る』技術」と題し,多様なト ラフィックを伝送するネットワーク 技術や光 ・ 無線技術を中心に,将来 の新たなサービス創出に貢献し豊か な暮らしを「創る」技術を展示しま した.特に,空間活用の極限に向け 進化するマルチコア光ファイバ技術 については,お薦め展示として紹介 しました. (3) コーナーⅡ 「『守り,支える』技術」と題して, 基盤技術,保守 ・ 運用および災対向 け技術などを中心に,現在のサービ ス提供 ・ 運用を「守り,支える」技 術について展示しました.特に,地 震で被災する管路を高精度に予測し ネットワークの信頼性を向上する技 術,端末上にノウハウ情報を付加す るアノテーション技術については, 写真 5  メイン会場 写真 6  屋外展示会場 写真 7  NTT展示コーナー 図 NTT展示概要 モデルネットワーク コーナーⅢ アクセスネットワーク技術の全体像を NTT ビル内からお客さま宅まで,一連の流れで分かりやすく 紹介します. 「創る」技術 コーナーⅠ 多様なトラフィックを伝送するネットワーク技術や光・無線技術を中心に,将来の新たなサービス 創出に貢献し豊かな暮らしを「創る」技術を紹介します. 「守り,支える」技術 コーナーⅡ 基盤技術,保守・運用および災対向け技術等を中心に,現在のサービス提供・運用を「守り,支え る」技術を紹介します. 企画展示Ⅰ : 柔軟なアクセスネットワーク構成技術 企画展示Ⅱ : 設備点検のイノベーション技術 企画展示 コーナー NetroSphere 構想実現に向けて着実に検討を進めている,多様なサービスの即応化を実現するアク セスネットワーク構成技術と,所外設備運用の業務に変革をもたらす点検技術を紹介します.

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VENT REPORTS お薦め展示として紹介しました. (4) コーナーⅢ アクセスネットワーク技術の全体 像を,NTTビル内からお客さま宅 まで,一連の流れで実物を交え分か りやすく紹介する,モデルネット ワークを展示しました. ■一般社団法人 情報通信エンジニ アリング協会(ITEA) これまで培った技術 ・ ノウハウの 継承,光アクセス設備の構築 ・ 維 持 ・ 開通工事を主体に,品質の向上 や効率化および大規模災害時の迅速 な設備復旧などと安心 ・ 安全 ・ 信頼 される情報通信インフラ設備の実現 に向けた取り組みを紹介しました. ■通信電線線材協会 光およびメタルケーブルと関連機 器を含めた所外系設備全体にかかわ る技術 ・ 製品を中心に,わくわくす る各社の最新の取り組み状況を紹介 しました. ■一般社団法人 情報通信ネットワー ク産業協会(CIAJ) 全国通信用機器材工業協同組合 (全通協)とともに,安心 ・ 安全で 豊かな社会の実現をめざして,ライ フラインである通信ネットワークを 支 え る さ ま ざ ま な 関 連 製 品 ・ ソ リューションを紹介しました. ■NTTグループ 出 展 し たNTTグ ル ー プ 各 社 は, お客さまの “バリューパートナー” として,最高のサービスと信頼を提 供し,“コミュニケーション” を通 じて,人と社会と地球がつながる 安心 ・ 安全で豊かな社会の実現に 貢献するための最新技術を紹介しま した. ■出展社イベント AS研メイン会場と屋外会場にて 出展社によるデモンストレーション や技術セミナを実施し,多くの方に ご覧いただきました(写真 ₉ ). 開催結果の総括 会期初日の午後は小雨がぱらつく 空模様となりましたが, 2 日目は快 晴に恵まれ,約9400名の方にご参加 いただき,また海外からも多くのお 客さまをお迎えして無事にフォーラ ム を 開 催 す る こ と が で き ま し た. AS研の最新の研究開発および今後 の動向をはじめ,出展各社のさまざ まな展示に高い関心が寄せられまし た.開催後の来場者アンケートから は,9₈%のお客さまが来場目的を達 成したという結果が得られました. 共催団体をはじめとした参加企業の 皆 様 方 と と も に,「NetroSphere構 想」の実現によってもたらされる「豊 かな暮らし」とそれを支えるアクセ スネットワークの変革を共有できる 場として充実したイベントとなりま した. 謝 辞 本フォーラムの開催にあたり,共 催としてご協力いただきました一般 社団法人情報通信エンジニアリング 協会,通信電線線材協会,一般社団 法人 情報通信ネットワーク産業協 会の皆様に厚くお礼申し上げます. ■参考文献 (1) http://www.ansl.ntt.co.jp/j/FASA/index.html 開催結果の総括 写真 ₈  NTT展示 実演デモ 写真 ₉  出展社イベント (左から) 新福 正明/ 岡本 圭司/ 家田 浩司/ 猪狩 亜紀子/ 山田  渉  お客さまと直接つながるというアクセス 設備,本来の特徴をとらえて新たなビジネ スや高付加価値サービスを創出して先進的 な社会生活を支える「進化した社会インフ ラ」へと変革させるためには,社会および 関連する産業界の方々との連携が欠かせま せん.今後も本フォーラムが良き交流の場 となり,アクセスネットワークの発展に貢 献できるよう,事務局一同,努力していき ます. ◆問い合わせ先 NTTアクセスサービスシステム研究所 企画担当 TEL ₀2₉-₈6₈-6₀₄₀ FAX ₀2₉-₈6₈-6₀₃7 E-mail tforum2₀16 lab.ntt.co.jp

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