目 は じ め に
I 交渉 の必 要性
Ⅱ 交渉 の論 点
派 遣 労 働 関に す る 産 業 別 全 国 協 約 交の 渉 論 点 0
︱
︱ 派 遣 労 働 改 革 の基 礎 的 条 件 0 1 1
l 当 事者 交の 渉 臨に む 基 本 的 見 地 2 労 働契 約 3 賃 金 4 社会 的 権 利
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⁝ 以 第上 二 二巻 一号 5 企 業 委 員 会
・従 業 員 代 表 制
⁝
⁝ 以 下本 号 6 労 働 組 合 の権 利 お わ り に 派 遣 労 働 に関 す る産 業 別 全 国 協 約 交の 渉 論 点 国
一九
法経研究三二巻二号︵一九八三︶
二
〇
5 企 業 委 員 会
・従 業 員 代 表 制
︵1︶企業委員会 全国派遣労働企業賃金生活者組合の提示する協約案は︑他の労働者に認められる権利を派遣労働企業の賃金生活者にも 実際的に保証することを目的にす ︵綱︒派遣労働事業における労使関係の形成は︑ この措置なしには不可能である︑ とい うのである︒企.業委員会委員は︑ 民主主義
︲ 的に選出さ企業員とれ彼の委会委員しての3職務︵日PSと雇用において︑ 保護され
︲ なならないければ︒ しかるに従業員代表者に関する法律は︑派遣労働者に実際上適用されがたい︒企業委員会
︲ の利権を取得始機しの能を︑ 有効に果すためには︑派遣労働の一特殊な性格を考慮した委員の執行時間の延長をはじめ︑利用企一業に対する権限の拡張な どあ措置が︑採用されなければならない︒以下の諸項目が︑ 一九回五年二月二二日付大統領令
暮︵9曇 口8 8﹄●︑取L l﹇qドR3にかかわって提案される︒ 第一に︑企業委員会委員には一般に月二〇時間の有給
︲ 時間がて認めれい遣労ら働者の散在を考慮するこれの三ヽが耐硫
・○時間化について︑次の事項をつけ加えたうえで条文化される
︵ 第 二雑理︒
﹁この規定に背くことはできるが︑これは︑かかる例外が現在問題になってい
て る規定
︲ の改善をもたらすという条件きっ で︑協約評定書の討論の際に認められぁ製︒ 第二に︑企業委員会委員の職務の保話について︑委員の民主主義的な選・︲ 出と職務の執行という見地から︑条文化が求め
られ る︒ そ れと うい のも
︑ 労働 条件 重の 大 な変 更 を もた ら す配 置 換転 は︑ 候補 者 もし く は委 員を 意 気消 沈 さ せ︑ 彼 を し て辞 職 に お いや るた め 最の も頻 繁 用に いら れ 手る 段 であ る電 こ︶ 危の 険 性 は︑ 労働 場 所が 派 遣労 働 場の 合 に区 々で あり
︑ ばし ばし 変 えら もれ す る こと 常を にす る こと から
︑ とり わけ て大 き い︒ 以 下 の条 文 は︑ こ の規 制を 意 図 す る ので あ る︒ 派 遣労 働 企 業 の長 は︑ 企 業委 員 会 の正
・副 委員 が 交代 しな い限 り︑ す べ て の職 務 期間 なら び に職 務終 了後 の 一年 に つい て︑ 彼 労の 働 と賃 金を 保証 なし けれ ばな らな い
︵第 二条 aお よび 項b
︱ 前 者が 正委 員 後L 者 が副 委 員 に つい て定 める
︶︒ 次 の項 目も つけ 加 えら れ る︒
﹁企 業 の長 は︑ 推 薦 され た候 補 者が 選ば なれ か たっ 場合 にお い ても
︑ 正 o副 委 員 別の くな 選
6︵3
︶
挙 から 一年 に つい て労 働 契約 と 賃金 の保 証 に拘 束 され
﹂る
︵同 条 c項
︶︒ さら に一 選挙 組の 織 に つい て︑ 全国 ベレ ルの 代表 的 な労 働 組合 が企 業委 員会 選挙 ご と に前 後 六回 にわ たる 宣伝 物 の発 送 を お こな え るよ う にす る こと を はじ め︑ こ の発 送 は関 係す る企 業 の長 責の 任 に属 す る こと
︑ 投票 は︑ 労 働時 間内 に最 低 四 時間 を 確保 し て保 障 さ れ る とこ
︑ など に つい て条 文化 さ れ る
︵第 条五 判︵
︒ し もか 委︑ 員 によ る職 務 執の 行 に要 す る諸 措置 の採 用 を派 遣労 働 企 業 に求 める
︒
﹁派 遣労 働 企 業 長の は︑ 企 業委 員 会 の委 員 が彼 の職 務 を執 行 でき るよ う にす る ため に︑ 利用 業企 に対 し て必 要 な全 て の 措置 を と る︒ 同 様 に︑ この 長 は︑ 業企 委員 会 の 一人 もし く はそ れ 以上 の 正委 員 がす べ て の利 用 業企
︱ のこ 委員 の所 属 す る 派遣 労 働 業企 の賃 金生 活者 が働 く︱ に入 り 込 む とこ が きで るよ う にす る ため の諸 措 置 をと
﹂る
︵第 四始
︶
﹁派 遣 労働 企 業 は︑ 利用 業企 に働 委く 員 が︑ 企 業委 員 会 の活 動 に つい て派 遣労 働 者 に知 ら せ たる め 掲の 板示
︵最 低 メ一 ー ト ル四 方
︶を 利 用 でき る よう にす るた めに 必要 な諸 措 置を と る﹂
︵第 七短 鴇″ さ て︑ 二 つの 雇 主団 体 の対 応 は︑ そ の大 枠 にお いて 同 じ であ る︒ し か し︑ 微 妙 に異 な る点 も あ る︒ 相 違 点 のう え で最 も 派遣 労働 に関 する 産業 別全 国協 約 の交 渉論 同点 一一一
経法 研究 三二 巻 二号
︵一 九八 一3 一 一 特 徴 的な こと を あら かじ 指め 摘 す れば 次︑ のよ う であ る︒ 国全 派遣 労 働企 業連 合 は︑ 企 業委 員会 に つい て 現﹁ 行 の法 律 に 定 めら れ る﹂ 枠内 で いく つか の精 緻化 を かは 稀ど しヽ 他 方︑ 派 遣労 働 職 業組 合 は
﹁労 働 法典 の諸 規定 は企 業委 員 会委 員 の 特殊 性 を考 慮 し て補 捉 され
︼稀 と述 べる
︒ こ 相の き は︑
﹁当 事 者 交の 渉 に臨 む基 本的 見 地﹂
︵第 三 二巻 号一 ︑ 一〇 二︱ 三 ペ ージ
︶ に指 摘 し た両 雇 主団 体 の結 集 す る企 業 規模 相の 違 に基 礎 つ゛ けら れ る︒
︑ 提 案 さ れ 協る 約 具の 体 的な 事 項 は︑ 次 の通 り であ る︒ 第 に一
︑ 委員 に保 証 され る有 給 執行 時 間 を 現行 二の 0時
﹄
︵ ︶全 国派 遣 労働 企 業連 合
︶︑も し く は 二三 時 間ォ 派 遣労 働職 業 組合
︶ と し て︑ 労 働 組合 協の 約案 を 退 け る︒ 第 二に 委︑ 員 保の 護 に つい ては
︑ 派 労遣 働 企 業と し て の努 力 標目 を開 示す るに と まど る︒ 企 業 の長 は︑ 委員 に
﹁彼 の職 務 の全 間期 にわ た てっ 彼 の職 業資 格 と 同 一も くし は これ に最 も近 い派 遣 を優 先的 に提 示す る うよ
︑ 利 用企 業 の需 要 範の 囲内 で努 力 す と︺ され る︒ し もか
︑ この 規 定 に は
﹁派 遣 先が 彼 の雇 用 され る派 遣労 働 企 業 から
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⁝⁝ キ ロメ ート ル以 離上 れ て いる 場合 を除 い ては
︑ 拒 否 す る こと が きで な 喝軍 全 派国 遣労 働 企 業連 合
︶︑あ る いは
﹁ 事当 が者 回三 派の 遣提 案 を 続連 し て拒 否 なし い こと
︑ もし く は受 け 入れ た派 遣 終の 了前 に これ を 正当 理な 由 な し 放に 棄 し な いか ぎ り で維 持 され れ
︵中 派 遣労 働 職 業組 合
︶な ど の但 書 きが 付 けら れ てお り︑ これ は︑ 新 た に企 業委 員 会委 員 でも あ る 派遣 労 働 者 の派 遣 先 に関 す る選 択 の範 囲 を狭 め︑ 彼 職の 務執 行 新を たな 条 件 もの と で事 実 上困 難 にす る こと を意 味 す る︒ 第 三に
︑ 労働 組合 の協 約案 に はな い事 項と し て選 挙 お よび 被 選挙 資の 格 に つい て提 案 す る︒ 労働 法 典 は︑ 挙選 資 格 のひ と つと し て少 くな とも カ六 月 の勤 続︑ 被 選 挙資 格 に つい て同 くじ 一年 を 求 め て
﹂祀 が︑ 前 者 を
﹁選 挙 に先 立 つ 一二 カ月 間の 六の
〇四
﹂ 階
﹂
︵全国 派遣 労 働 企 業連 合 のみ
︑ 派 遣労 働 職 業組 合 は案 を も たな い︶﹁
後 者 を
﹁選 挙 に先 立 つ二 四カ 月 の間 の 一五
〇〇 時醜︵
﹂
︵全 国派 遣 労働 企 業連 合
︶ あ る いは
﹁推 薦 先に 立 つ 一八 カ月 の間 の 一〇 カ
ら﹈︵派遣労働職業組合︶にするというのである︒ 最後に︑これら以外の委員および落選者の職務もしくは選挙終了後一年における保護︑選挙中の宣伝︑委員の職務執行 に必要な諸措置については︑条文を用意していない︒
︵2︶・従業員代表制 全国派遣労働企業賃金生活者組合のよってたつ考え方は︑前述する企業委員会に関するそれと同じである︒派遣労働事 業における労使関係の形成のためには︑従業員代表制の適用事業所をはじめ代表数︑選挙区︑投票︑有給時間︑職務の執 行および執行の保証︑ 宣伝および掲示板の各項について派遣労働の特殊性を考慮に入れた改善がなされなければならな い︑というのがそれである
︵第 一饗︶︒ 第一に︑ 一九四六年四月一六日法は︑習慣的に一〇人を越える賃金生活者を雇うすべての企業に従業員代表制の制度化 をはかったが︑協約案は︑これを﹁派遣労働企業のすべての事業所では︑従業員代表制が六人以上の賃金生活者から設け られる﹂にするよう求める
︵第 二 ︵雑︶︒ これ は︑ 最 低 必要 資 量本 が こ の国 の派 遣労 事働 業 の場 合 にと り わけ て 少 な く てす む こと から ︑ 小規 模企 業が 極端 に多 い︑ と いう 事情 を 特 に考 慮 し て のこ と であ る︒ 第 二に 代︑ 表 数を 表 1 基の 準 そに てっ 増 やす うよ 求 め て いる
︒ 代表 数 の増 加 は︑ 派遣 労 働 者 の労 働場 所 が区 々で あり
︑ 彼ら 即の 自 的な 分 散を 避 け る こと が むず か し いと うい 事情 のも と に︑ と りわ け て必 要 と され る での あ る︒ あわ せ て次 の条 文 を補 って いる
︒
﹁派 遣労 働 企 業 の従 業 員代 表 数 の決 定 にあ た つて は︑ 事 業 所ご と に代 表 数 を定 める こ 派遣 労働 関に るす 産業 別全 国協 約 の交 論渉 同点 一三二
法経 研究 三 二巻 二号 一︵ 九 八一3 一二 四
とが 望ま いし
﹂︵第 二叙
Ⅷざ
第 に三
︑ 選挙 区 民 oL︵ 零︻0 8鍮 9一
︶出 に つい ても 提 案を お こな う 労︒ 働 法 典第 L 四 二〇
︱ 七条 は︑ 労 働 者 およ 事び 務
一 1 2 2 3 3 5 7
一 7 9 一
1
・ 2 2 3 3 5 7
一 7 9
職 員 から な る選 挙区 民 と他 の従 業員 から 構成 さ れ るそ れ とを 定 め て いる 測︵
︑ これ を前 者 のみ に 一本 化 しよ う と いう も での
あ る
︵第 四 条 ︵判 ︒︶
これ は︑ 労 働 者 や事 務職 員 だ けが 立候 補 す たる めに 実︑ 際 との ころ ばし ばし 単 一の 選 挙区 民 から な 小る 規 模企 業 の例 に なら たっ も の であ 猜メ 労 法働 典 も︑ 雇 主 と選 挙 に参 す加 する べ て の代 表 的 な労 働 組合 組織 と あの いだ の労 働協 約 も くし は
表1 従業員代表数に関する協約案
6‑100
11‑25 26‑49 50 51‑75 76‑100
101″・ 250
251ハ・ 300
(251‑400ふ 301‑500 501‑1000
(資がI) Dalloz,Encyc10p《姐ie Juridique, 2 6ditiOn,1976,Travait tome l,D616g―
uき,du personnel, p.p.日 ,C.G:T.,La
Vie Ouvri6re,Guide des d46gues du personnel et syndicaux, IInis h iour
au l avril 1980,p.49。 , S.NeS.E.TcT。 一
C.G.T.,Bu1letin d' lnformation et d'action des in rinlairespn.44,septem―
br¨ctobre 1980,p。7よ リイ乍成。
鮭) tll 現行法は11人以上規模企業に従業員代 表制の設置を定めている。
t21協約案は,これを越える規模について
「 100人 の賃金生活者を区切 りに 一人の
代表を加算す る」 としてい る。SoN.S.―
E.T.T.―C.GoT。 ,op.cit,p.7.
0 現行法は,これを超える規模について
も代表数を示 してい るが,ここでは省略
す る。
蝉 位 :人)
正代表 1副代表 1正代表 1副 代表
現 行 法 1協 約 案
1 2
}3
}4
」
8