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当健診センターにおける禁煙勧奨活動の検討

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Academic year: 2021

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看 護 研 究

当健診センターにおける禁煙勧奨活動の検討

   〜喫煙に対する意識調査からの一考察〜

札幌社会保険総合病院 健診センター ○冨永 一美,神谷夕香里,杉野 仁美,和田 直子,

 岩田 佳代,江原 亮子,秦  温信 1.目  的

 当健診センターでは、平成18年6月より、喫煙者 に対して健診結果通知に禁煙勧奨のコメントを入れ、

パンフレットを送付している。

 昨年、この取り組みについて評価・検討したとこ ろ、禁煙勧奨コメントとパンフレットの添付では喫 煙状況に変化は見られず、20歳代の喫煙率の上昇、

非喫煙者の喫煙開始がみられた。今後の禁煙支援と しては、喫煙者のみの禁煙勧奨ではなく受診者全員 へのアプローチが必要と考えた。

 そこで今回は、当健診センター受診者の喫煙に対 する意識調査を行い、今後の禁煙支援について検討

したので報告する。

準備期25人(6%)、無回答16人(4%)であった。

加濃式社会的ニコチン依存度調査票の平均点は、非 喫煙・前喫煙・喫煙へと得点が高くなり、女性より 男性が高かった。意識状況は、喫煙状況別・行動変 容ステージ別いずれにおいても灰皿がある場所は喫 煙場所であるとの回答が多かった。喫煙状況別には 喫煙者・非喫煙者共にタバコは嗜好品・喫煙はスト

レス解消法との回答、前喫煙者では、タバコを吸う ことは病気であるとの回答が多かった。行動変容ス テージ別には無関心・前熟考・熟考期でタバコは嗜 好品・喫煙はストレス解消法・喫煙する生活を尊重 して欲しいとの回答、準備期ではタバコを吸うこと は病気であるとの回答が多かった。

H.対  象

 当健診センター受診者のうち、平成20年9月から 10月に当健診センターを受診した方で、意識調査へ の参加に同意を得られた受診者1004人。男性636人、

女性368人。

皿1.研究方法

 記述式アンケートによる意識調査を行った。加濃 式社会的ニコチン依存度調査票と、行動変容ステー ジ・禁煙歴などを調査した。結果については、喫煙・

禁煙・非喫煙者別、さらに、喫煙者については行動 変容ステージ別に喫煙に対する意識を比較・検討し た。喫煙状況については、喫煙者、前喫煙者(禁煙 に成功し現在は喫煙していない方)、非喫煙者とし

た。

IV.結  果

 喫煙状況は、喫煙者359人(35.8%)、前喫煙者 289人(28.8%)、非喫煙者356人、(35.5%)であっ

た。喫煙者の行動変容ステージは、無関心期97人

(27%)、前熟考期174人(49%)、熟考期49人(14%)、

V.考  察

 禁煙に成功した前喫煙者、近々禁煙しようとして いる準備高において、タバコをすうこと自体が病気 であるという意識が高くみられた。禁煙の動機付け・

継続・再喫煙の防止には「ニコチン依存症は病気で ある」という脅威を抱くことが必要で、この認識を より高める支援が重要であることが示唆された。

 また、喫煙状況や行動変容ステージに関わらず、

タバコは嗜好品・灰.皿が置かれている場所は喫煙場 所であるという意識が高くみられた。タバコの健康 被害・受動喫煙の害などタバコの正確な情報提供や 灰皿撤去などの吸いにくい環境を整備することが重 要である。

VI.結  語

 今後の禁煙支援として、喫煙状況・禁煙意志・ニ コチン依存度・行動変容ステージにあわせて禁煙外 来への紹介や禁煙相談の実施、また、健診時に禁煙 勧奨の声かけ・パンフレットの提供を行う予定であ る。今後も健診の場における禁煙支援の充実に努め ていきたい。

札幌社会保険総合病院医誌第18巻 2009 一44一

参照

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