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応用ベクトル解析∇プチテスト
樋口さぶろお1 配布: 2006年05月30日更新: Time-stamp: ”2006-06-13 Tue 14:14 JST hig”
プチテスト参加案内
1. 4 問 60 分です . 裏もあります
2.
出席チェックのときに学生証を見せてね.3.
過程も答えよう. 最終的な答えが正しいことがわかるような過程を記そう.4.
問題文に現れない記号を使うときは, 定義を記そう.5. 2
次元xy-座標系を使っています. r = (x, y), V = (V
1, V
2).
6.
答案の扱いについて,次の2
つのうち希望する方を, 答案用紙の欄にマークしよう.(a) 1-502
前レターボックスで答案を返却する(他の人が採点後の答案を見る可能性がある).
(b)
答案を返却せず廃棄する.この選択に関わらず, Webでの点数の通知は行ないます.
1
スカラー場
f(r) = 5y
2− 2x
3y,
ベクトル場V (r) = ( − 6x
2y, 2x
3+ 10y)
を考える. 次の式を計算 しよう.1.
∇f 2.
∇· V 3. [
∇V ]
2
ベクトル場
V (r) = ( − y
2, x + 2y)
を考える. 曲線C
1 を, 始点(0, 2),
終点( − 1, 0)
の線分とする.1.
このV (r)
が渦なし条件を満たすかどうか調べよう.2.
線積分 ZC1
V (r ) · dr
を計算しよう.うらにつづく
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http://hig3.net/(講義のページもここからたどれます),へや:1号館5階502.
3
ベクトル場
V (r) = (3x
2+ 8xy + 1, 4x
2+ 3)
を考える.1. V (r)
が保存場であることを示そう.2.
∇f (r) = V (r)
を満たすスカラー場f(r)
を求めよう.3.
線積分 ZC2
V (r ) · dr
を計算しよう. ただし, 曲線C
2 は,r(t) = (t, t
2), (1 ≤ t ≤ 2)
とパラ メータ表示され, 始点(1, 1),
終点(2, 4)
である.Hint.
3
は2
と無関係に(も)
できます.4
ベクトル場
V (r) = (x + 2y, − 3x + 4y)
を考える. 曲線C
3(原点を中心とする
14 円弧)とC
4(線
分)をとる. また, 図のように法線ベクトルn
の向きを決める.1. C
3 の, 長さパラメターs
によるパラメター表示r(s)
を求めよう.2.
曲線C
3 の単位法線ベクトルn(s)
を求めよう.3.
線積分 ZC3
V · n ds
を計算しよう.y
x
C n
n
+3 +3
0
C
43
Hint. ガウスの発散定理と,
Z
C4
V · n ds =
−18
を, (それぞれ証明なしに)使ってもよい. でも,べ つに使わなくても計算できます.訂正履歴 初出時には Z
C4
V · n ds = −
92 となっていました. おわびします. これを利用した解答 は正解と見なしています.おしまい
2
龍谷大学>理工学部>数理情報学科>樋口>担当科目>2006年>応用ベクトル解析∇>プチテスト略解
応用ベクトル解析∇プチテスト略解
樋口さぶろお2
1
1.
∇= (
∂x∂,
∂y∂)
より ∇f = ( − 6x
2y, 10y − 2x
3).
¨§小高 式(6.2)¥¦2.
∇·V=
−12xy + 10.
3. [
∇V] =
−6x
2−(
−6x
2) = 0.
2
1. [
∇V ] = 1 + 2y 6 = 0.
よって満たさない. ¨§小高 式(6.22)¥¦2.
保存場ではないので,積分路を変更したり,両端の情報だけから計算したりすることはできな い. 積分路は,r(t) = (0, 2) + ( − 1,
−2)t (0 ≤ t ≤ 1)
とパラメータ表示される. 始点がt = 0,
終点がt = 1.
¨§小高 式(3.18)¥¦I =
ZC1
V · dr
=
Z 10
V (r(t)) · dr dt (t) dt
=
Z 10
( − (2 − 2t)
2, − t + 2(2 − 2t)) · ( − 1, − 2) dt = −
53.
(1)
講評 渦なし条件は, ’任意の
(x, y)
に対して[
∇V ] = 0’
というものです. つまり, 一つでも[
∇V ] 6 = 0
となる(x, y)
があれば渦なし条件は成立しないと言ってかまいません.また, 1 + 2y
= 0
とそうでないときにわけて2.2
をやった人もいましたが,積分の結果が積分変 数に依存するって変じゃない?過程として, 自分がどういうパラメター表示を使ったか書こう.
3
1.
渦なし条件[
∇V ] = 8x − 8x = 0
が成立する. ¨§小高 式(6.22)¥¦あるいは, 具体的に ∇f = V
と なるスカラー場f (r)
を作って見せてもいいです.2.
曲線C
5 を, (0,0)
から(x, 0)
に至る線分,曲線C
6 を, (x,0)
からr = (x, y)
に至る線分とす ると,¨§小高p.145¥¦より,f (r) =
ZC5
V · dr +
ZC6
V · dr. (2)
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曲線
C
5, C
6 はそれぞれ,r
5(t) = (t, 0), (t ∈ [0, x]), r
6(t) = (x, t), (t ∈ [0, y])
とパラメータ表 示され, drdt5= (1, 0),
drdt6= (0, 1).
よって,f (r) =
Z x0
V (t, 0) · dr
5dt (t) dt +
Z y0
V (x, t) · dr
6dt (t) dt
=
Z x0
(3t
2+ 1, 4t
2+ 3) · (1, 0) dt +
Z y0
(3x
2+ 8xt + 1, 4x
2+ 3) · (0, 1) dt
=x
3+ 4x
2y + 3y + x.
(3)
あるいは, やまかんで求めて, ∇
f = V
を確認してもよい. そうすれば1.
もやったことに なる.3. f (r(2)) − f(r(1)) = f (2, 4) − f(1, 1) = 77.
¨§小高 式(6.21)¥¦別解 保存場なので, 始点終点を保ったままで経路を変更しても線積分の値は変わらない. そこで,
2.
で(x, y) = (2, − 1)
とした積分路をとって,以下は(3)
のように計算すればよい.別解
r(t) = (t, t
2)
をそのまま使って, 問題2
のようにすなおに積分してしまってもそんなにたい へんじゃないです.講評
3.2
でやまかんで見つけたときは, かならず‘微分するとなってるから OK’
と答案に書きま しょう.4
1.
曲線C
3 のパラメター表示はr
0(t) = (3 cos t, 3 sin t) (0 ≤ t ≤
12π).
長さパラメターs =
Rt0
¯¯drdt0
(t
0)
¯¯dt
0=
Rt0
| ( − 3 sin t
0, 3 cos t
0) | dt
0= 3t.
よってr (s) = (3 cos
13s, 3 sin
13s) (0 ≤ s ≤
3 2
π).
2.
drds(s)
と図よりn(s) = (cos
13s, sin
13s).
3.
¨§小高[問題8.1]¥¦Z
C3
V (r(s)) · n(s) ds
=
Z 32π 0
(V
1(3 cos s, 3 sin s), V
2(3 cos s, 3 sin s)) · (cos
13s, sin
13s) ds
=
Z 32π 0
(3 cos
13s + 6 sin
13s, − 9 cos
13s+12 sin
13s)· (cos
13s, sin
13s) ds
=
Z 32π0
(3 − 3 sin
13s cos
13s+9 sin
2 13s)ds= · · · (半角公式) · · · =
454π−92.
(4)
別解 ガウスの発散定理¨§小高 式(8.3)¥¦を用いると, Z
C3
V · n ds +
ZC4
V · n ds =
ZD
∇
· V dS. (5)
ただし,
D
は,C
3 とC
4 の囲む‘弓形’
の領域. ∇· V = 1 + 4 = 5
なので,(右辺) =
Z
D
2 dS = 5 × (D
の面積) =5 · (
94π −
92) (6)
4
よって, Z
C3
V · n ds =
ZD
∇
· V dS −
ZC4
V · n ds = 5
·(
94π− 92)
−(
−18) =
454π−92(7)
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