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雑誌名 奈良学芸大学紀要

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(1)

奈良教育大学学術リポジトリNEAR

英国近代小説の一断面 ―グレアム・グリーンとス テラ・ギボンズの作品を通して―

著者 伊ケ崎 賢一

雑誌名 奈良学芸大学紀要

巻 5

号 3

ページ 65‑72

発行年 1956‑03‑25

URL http://hdl.handle.net/10105/4978

(2)

英 国 近 代 小.説 の 一 断 面

グレアム・グターンとステラ・ギガユ/ズの作品を適して−

伊 ケ 崎   賢  サ▲

「堵三の苧」牢通し!てダレアム・グリー.ンむ見んとし、東に、グレアム・グリーンを噂しノ て英国現代の小説を知らんとすることは、缶の髄から天を覗くよりもまだ甚しいかも知れ凌 いが、けれどもをれによって、「失われた恵世紀」から、その、おのが白々迫りついた轟斗 の療史が、腰細きれたをの作品に見られる時、をれは単に、−・作寂、乃至、一作品とのみ言 い得ないのであって、かかる津野の作品は、多かれ少なかれ、その−づを取巧でも、常麿、

その時代の代爽伸のレッテルを預って老安ないのである。を巴で、余りにも碑名で、峡間化

〔鼓lI3〕

された彼の作品を載り上げるごとは、敢て無謀ではないと萄えられる。断るまでもなくとあ

〔報3〕

作品は、をの序の中にあるように、映画のシナリオの目的で寄かれたのであるe鍵把は、初 めからシナリオを書くよりも、小説に書いて見て、をれからシナリオに書くという面倒な手 隙の方が秦であり、安心であった。だから、本来の小紋のために着かれたものでないかち、

本格的把いづて小漁として見られないかというに、映圃化を念頭に自然優かれで背かれたこ の作品は、技法の上に暁闇のをれが飛びこんで来て、小説としての抜染に、一セラの務盤面む 拓いた結果把なりでいる。これが、英国や米国の4、課を通じて見あるる慣向であぜ㌢亡、数多 い彼の作品の中でも、映圃時代の現代人の好何把投じたわけである。

彼の映画的手放の中でも、「啓三の男」に.出て来る場面は、終局把捉すくは・どをの転換か 美事で頻紫ではあるが、それらの情景に移る蹄の場面の扱い方は立体的であり、新奇であり、

如何忙しでも、解二次世界大戦後のサイーンの情骨以外で姥あり得ない情骨である。1才ンド ンからウィーンに着くまでの帯地把餌を.取づでも、簡略の内把、実に多彩に盛あれた一箪†

一コマがある。ウィーンに着いてからの思いがけない友人の死の報知。墓場で合う友人の女。

賂局まで放くとの女との不離不卸の関係−だが、ウィーンがワンダリによく姥われでいる。

われわれの頭に、衆だ知らないウィーンの町が形成されるまでになされ、しかも.をれが、占 領下の状態を実によく表わしている。それに、大帝に下水逆を便りたことは、啓巌性を破り で、1少しも不自然きかない。をして、ここでこ最後に響く一発の銃声は友情のをれであると 共把、をれを超克するものであるところに、との伸の眼目があり、批評基準の瞭点が彙わさ れる所以がある。

65

(3)

2

友情を何故超克しなければならなかったか。

1

友情ほど越え堆いものはない。それが少年時代からのそれは福命的である。場合によれば、

骨肉以Lのそれである。それをマーチンズは乗り越すのである。乗り越すだけの理由は勿論 なければいけない。だが、日常、われわれは、乗り越すだけの理由はあっても、現実にそう することは稚い。そこには、それだけの男気を必要とする。この男気こそは、個人の−一段の 飛躍だけではない。引いて社会の飛躍であり、虞の意味の文化はこれによっで支えられ、こ れによって進み、人顆の進華に繋がるのである。「失われた世紀」とは、・結局、との接神が 忘失された時期なのである8、

人膿充来、書き行為をす予には勇気が要る0乍撚、一つの尊き行革によづで、夏に攻の着 せ行革をなす勇気が率く0反之、一つの発行は、辛気で佃の惑行をさす0言って見れば、マ

「チンズが前者でありとすれば、彼の親友ライムは後者である0マーチンズが、′達に彼のか けがえのない友情を売ろうとする状態に立ち王らしめた現実は、言わすと知れた、護多の人 一会、疎にいたいけ夜い多くの幼児に生死の苦しみを与え,しめらるる紅玉つね、親友のライム

・によ・る徳性寒埠に対する拳憤的正義感である0この正義感は、けど、友情を廃り敵える・まで

.に高揚さすには、正に生死仁苦しみが必要である。・

勿論、これを乗り越えさす直接な動機は他にも疎いではない0死んだと息づ.ていたライム が生きでいることがi英軍牒報部担機関によって判明すると、彼は単身会いに行く。場所は、

プラーツ

名物の展望姐転早のある公園である0聖上謹十沢の展望窓から見下す地七には、撃のように 4、さり人影が動いている。あれをナつ潰せば茂十弗になるのだよ0月給は戊ら貰ってるンだ いと、曙に一味に引き入れようとする0彼はそれを留めに来たの㌍0彼の心を見扱いたライ や革、.←瞬、徹を殺害しようかと思っているうち、展望軍は地上に近すいて来た0彼等−・味

の蔭れ象を知っているのは彼・だけなのである0

けど、これは導火線に過ぎない0導火顔だけでは嫁菜は起らない。けど、また、導火線も

・必要である、.という意味に於で、友情を粟り趨えらしたことは聞達いない。要する.に、彼は、

巡奄部長の号ヤテサニーに、もがき苛手んでいる、不正ペニシリンの鶴牧者の幼兄たちを病 院で見せられた瞬間に、簡単に友情は乗り越えられなかった。彼が生れて初めで経験する頃 F′然変異的生死の苦しみは、けど、彼が病院を出てキャブウ、千一の自動車で造られる途中まで 届くdそして:∵「放けた。」−とたった仏と言いう。これが、この小説の圧巻の瞬間である。下

・水道の場は、軌的効果を挙げるためのみの1レかも、非凡の手準である○そして・、この場合 には、二つのものが看叔される。それは、せめて自分の手で友を殺すという友情と、それを 其すだけの勇気とであって、それこそは、友情を超克した男気が彼に与えた男気なのである。

′66

(4)

この子.幸は、幕切れの′ライムの女シュミッlHこも筆者は認めようとするも.のである0即ち、

映蘭でこそそうなっていないが、ノJ、誼では、作者恥二変昌わ本当のライムの葬式をすませ て、某場からの道を行かせる彼女の腕に、マーチンズの腕を琴けさせている0この心理は、

マーチンズの心理を受けれ入れさせている。心理を受け入れるこ、幸は、それを或る程度定率 していなければならない。即ち、彼女もまた、彼女の恋人を超克し得たとしなければならな い。そしでまた、マーチンズは彼女を通じて、彼女はマーチンズを通じて、起克し得たと揉 言え、超克し得た友情をなつかしむ気拝が卓然だろう0私拭ここに、小説と映画との本別勺 布達の−・瑞を見せられたよう、な寒がする0

3

・マーチ・ンズ齢、子供の時から不器用で、何一つ、1ライムに及ぼな示。及ばない故に努力す る。ライムは、行くとして可ならざるは無き才子であって二、・マーチンズ膿、達に、彼を偶像 硯し英雄視し、彼等の友情は結ばれ成長するこ人生に於て大切なの、は密ガだろうか、才能だ ろうかという間堪妹さて措いて、才人疫努力産苦れ除ちである。器用は飽くまで器用であっ て、人間の生成それ自身ではない。人生は、男と亀との顔まであるという見方からすれば、

辞用貧乏という諺も座れる所以である。それは、マーチンズが、展望台で会ったライ、ムに対 して感じた点である。マーチン女は如何にも、邪粟な手按によって金を情けることには巧妙 を極めているが、それは、昔のままの旧友に認める点であって、その他の点に於ては、から

〔註4〕

つきlL昔の壊貴−∵余り=こも昔のま まなのである。

これは言いかえれば、マl−車・ンズが自身の成長を証明することなのである.。その成長を、

作者グレアム・グリーン.は、彼がカトリック教徒である紅も係らず、浮世の苧苦、し料、′も、

〔註5〕

滑と女とのたあに散々嘗めた苦労に帰している。ライムは女に対してぎぇ1′、惚れさす癖手の 手腕を持っている。シュミットがそれである。甘々と国際難民局の要項ポストをかち得ると、

彼のあらゆる行為匝こ償装される有利性を極端にまで利用して、べ昌シリンに水を入れて互利 を占めるが、その蟻牡とたった無事の、硬に多数の幼児−死亡、.さも怒くぼ発注し七、、も だえもだえて死んで行く。彼は、意を要れてふるから、も早や、どんな腰でも、自己の利益 のためになら、革気七や七で行けるようになづ屯いる。そしも・亘れ転 機重きえ与えられ れば、いくらでも大袈裟に、そしてまた・、おっぴら町も・なつで行く。これは、言わば、身許 に賓麿に近すいて行く。人間性は失われて行くこ 況んや、その発展威長一こ神に向わての一 ではなVh。一だが、人間の姿である眠り惑蘭にばなり患あせない。そして、神は、人間である 眼抄、′壊後の段階にある者でも救う。下水道の痘後の言発÷⊥七れは、ラ:イ ムに放つ七位、J 神の啓示でなかったど誰が言い得よう。打やと顎で僅か紆宛らせる時のライムわ魂血、.それ、1 までの彼わ魂と展つ重はいなかったか。−2マ;−チ少潔か打つ壱く一れる・・と知った時の友情の轟豆、

C7

(5)

‑‑‑.fl‑/三げでも,jl一二は、.・ミ'こせ‑'if'..'りV.'‑̲";い.tノ∴層 .:#.'・:;Cはfr4.0*::i.。 ・T L.・二=:こ.‑̲

は、 P咋・>uで号、 I蝣":'蝣やどうせ:Lこと川卜R:たいせ/ノー 一種吋的:7中一が、 I'tfjJ*モ績h Pかしはしたか<>t:か,.,す4i.r、 I:I:f.'r 、 [灘fMPJ. f>で:も・こ, iF:削づ:そうillいf:いJJで , I‑ラ,TJユ   ニ∴ :、 J'、i:n白Vi>:照f:汁:i!'‑‑㌔ 「?ミわtlf:サ葺fJ )車Jfti;頃そう・一・・**

・蝣'.**レ F'ム f I1 ‑I :・.:'・創作i‑.‑JSk、J,叶VxU¥.¥‑y h!:て十V *声でも:I:。

'c I"、生ヤ守;f'さ!¥ 照cv<粁蝣I..こ」・" v.+三から、 :k々Wiモモ17t′!:のt 、i;fト あ‑一・‑> 7Uか仁、

グレアム・グlj ‑yの小課頭書ぼれる粁歩やなく、古来、傑作といわれ名東単作晶は、必ず

I:∴・・IF(蝣>・・して、こ7,:'i・'>丁甘.r'l L一・二、,、・*‑。榊.削ぎ、 I‑r9‑:ス」は、 7タ・‑:^J:、感 状の笠.丁止れさ.Tt 、ォ** f,齢モー'」‑ ‑こ'<?‑ 、 I‑し・二:':V.r'i:./¥:;!i.V. 、 ‑;j(¥ P; *;維托す.*・* V二.fl 、

r *‑、ミ: f¥‑'・三好茸‑. t.¥し、 n.‑.言^ ":チ:i'ii;・・、 "* T ミ7、が、・*・>‑'.‑r.v号、 /.;‑.‑‑,r:irj‑.ら:.k<こな .*:'JH:‑"川 い、こL ∴ lIもな蝣* in†こニL・三、 1:・!.'∴、こrノ吋iK4.‑二.tJ二・i'〆、 )Jf哀f=・ニi.V‑f一己a¥

を惰り充もけれども、この時株や、敵披迫った。彼捻叫ぶ。

Thou由i Birnum wood be come to Dunsinane And thou oppos'd* being 01 no wnraam born, Yet I will try the la酪 Before my body l throw my warlike shield. Lay on, Macduff,

And damn'd be him that圭ifst cries, "Hold, enough ! "

Macbeth, Act v, Scene 8, 1. 30 iさ 批∴Iこ、マナーー> I   ・.::.叩、七迎'/*'さこそ∴I'‑iT性'/こ1.'<.nこJJl軒[こII‑.:.‑'、

八重や亡W'VLモ・肝ナi 'MP‑'ノt*ヰ・   上白‑J" *・蝣上し.'Jfc∴・ない., t,:':,rj''別寛.こも、 I.'∴

‑b'O.T'V、が、与Em<こ: >*.l‑> s: '蝣こ、 ・!'・・こ、草 野:TiTL' !?,二 .よ・.た‡ 1 Iぐ,1‑ナiこし‑∴i二

卑過ぎる場食があるだろう0

4

がレアふ Vl) ‑ン}) L第二il'1".]蝣&:%‑.‑*;&:≠・t:1肘;:緯√)什11・**あるの.r*†し・・・∴ :・‑/と は測るが、 1932年貯発窮され泡、 Stell鐘Gibbo加の作品にe由d Co恥fort F楓mlがあるb vIさ33VにFemlna Vie Hcureuse蝶と受けで.、 vr?AどjM国..'*iこ!>V.こいたり乍′転

魚usE

で株あるが、彼女の記者鹿瀬時代の経験か亀取材されて、筋がテキパ守と洩れで行くところ に快い勺J''レ了ふ.・* I) ‑lr‑>Ji!:Pi的手ftというこ)=∴、官いうx.iLは:、ユ).車j'fil、‑'K'‑T メ1)ガ畠ズ右が搾り入れられ充と見て;よかろうi,寮費の手練糾i:、蒐灯磯妙な、暑苦しい魂 の銀養なぞ紘無視した、軽妙のねめ扮擬妙色まで晋いたい革妙凄年が、複率、茸忙‑横率O,裸率 の部分に満ちているdそれが、その当時の好尚に投じ充と嘗え慈ti這ういった作品姓、およ

そもi!.」l‑JニJitいイ=t・り‑*tt.ここ1‑ 、 Fj‑∴:ttWES*レ'̲rサ ・‑. ':・い・^Mi‑thに∴乍M,・蝣? ∴一一'!'蝣ト叫

68

(6)

にこそ、雷菅し竜から連れる酸め拓殖夕張い1932年といえば、昭和七年で、世界を通じて

し'叫声テ',"‑悦'蝣Jそ;iiこ*'..・軒?* r舟Jノ ・Tfr‑1たい、 ;‑‑て、 Xii‑X!',:^:1:.1・サ・二J・い卜IT.イキぜあ

、 'oi.‑orl・'Vjiご:::、ヒ:トラ一にx・・:ナチのtfi叶 、判ォ蝣払弓削∴トrさ蝣:・‑1P'‑.1<'!V.'"'^

を猿姓にしなければならない時であった.国展は、これらの貫庄から一・時でも遅れるためYT、

・蝣^y.‑二V.?i‑v.十**:*:∴y. tr.チ.L.でた2h:.サーーー  ・.ミニー二∴、 、T.町仁,M >"r:、'.'< '蝣二村・  I ∴.'二

顛苦しい垂索をチキパ孝と片付ける快姥に如くものはないO

この好尚にぴったり合ったものが、このCold Comfort Farm ゼあると言えば、作索㌢こ

肘t ‑て'':軸て.t・蝣.・.ラ:さ・。 **サ ー二王、二/ (て蝣蝣‑蝣蝣>蝣:・:蝣蝣'.、 什I! '一∴,‑ili! :、 I:.∴">蝣,'<,一ニー*;¥ ‑ ・、

そして、だがそれと共に単yr、醇史的存番価値を果し終ったと考えるべき、だろうかQ 7Cうい う考え方が荘増を得でいるであろうかo

車代・。'!:・こ作nサ、.、・うここ、什It柵・̲>二ニー;..・iこ*t:蝣蝣・ヤ7.:こき*一蝣t.、、I.i、

唯一の決定条件で放ない賃のもので、作品は、その坐れた時代的背景の中に・逢い‑Z:見て、そ

の佃fItfJニ;lT,j,.きちV‑'iこ:二s・::・jtて.し・*̲‑>咋∴、作MS"‑.'蝣¥.yJ‑'、うしミ汀蝣蝣・'iT;1',:・蝣'蝣:十至 られる場会すらある。

Gibbo鵬のColdCom如tFarmitついて見ると、先駆文学と枚青い・難いとすれば、.少 くとも、時代的背景の申打寮いてその価槍が列断さるベべきであろう。乍熱、単にそれだけ 綻,終るものだろうか。

これは、作品についで見なければ言えないことで、また、読者によって、種々異見のある ことだろう。けど、ロンドンの常、サセックス州の片田舎の農村で、ロンドン生れの票い大 学内の娘が、澱んで鏑ついた蛮気のそこの愚衆に暮すことになり、.如何とも仕難い、貧苦L L言fc7

・・状態ら、ニl!サ*

蝣,て蝣Vl*・j‑蛇とi.rLII‑*:一二∴・∴':、・‑1こ叫rv:<二I‑;'*:;一・'‑1、1トl:∴・!'・iニl'‑AfiI の事実以外には、この傭晶には認められないであろうかO五枚、強いてその事実を盛め よう

・'‥ナ蝣7‑*:‑L¥さ.たいが、=riL、・そこ.。、/,',.Iこ尊、、'一蝣蝣*'蝣:*>*I.ごr‑iyz㌔;;‑!*.,‑?.iこう.I、

それを認めるととも読者とし七の舞茸である。

5 私は、* 〔ma〕

&束に於で、日本の白熱重義小説が非雑されていること拭よく承知している。乍勲、

'蝣I'.,'.・'二、‑r;蝣・:.ド.aに立て迎‑/二寸蝣t‑.n、一主ォ蝣蝣ト、一tJ‑ナV‑よ・.IIこ触III'.、ぜ/∴、

そして、将来性もないものかo

こういった議論は今ここで措くとして、「蒲団」や「豪」や「春」や、葛西菅蔵の小説拭 抹殺出来るか。塀東に教て価値を失うものであろうか。

ColdComfortFarm拭、自然重義小説で放ないd謂わぼ、倫額の、現実逃避の作品であ

る,けど、そ.lur‑、'Is‑な:I:娘・剛;・l・こミ:i*iLト、軽■こげた、・・三一蝣!Z.と:!ミ'・[・!*.叫、:・呈・.・・ll二tL:軒V.'t‑

69

(7)

〔琵9〕 '

・・:冒.'‑'i.∵・・:、'‑ *‑‑サ :I:.‑si*.ト二.r載て  ・r.‑r‑M下も云言

〕む   ‑・lす   ‑び

英国小説の近代性ということを考えて見るにらいて、対既的な二つの作品を取って見たが、

さ'::"‑'i'‑ア>f.:言、.、丁*」、そこ 、 KW:ty‑yして ィ,/ノ!. ∴ノ 轟・.ミ:*:.<し<.蝣> こ.Tl.∴、 r,i.J,ちこa'j/V..‑

‑i:手・さ七、.、・T.べき3..、 ¥‑*‑¥.二','.=・J :'1.、うべ,*s‑', ∴ こ**v ‑‑*1∴・例tこI.工*‑.蝣そし、・. 、てこ

器用さの持つ好きというべきか。不器用な人は達者でないOそれでいて、達者になれば、ま た幣くほ憂廟賓である Cold Comfort Farmはこうして出来たというのが貴もよく当る作

品てふ・r̲。 f・>*蝣:三∴・;'リ: ∴・:1‑V‑>r工・..ミ*:‑:'.蝣'・.・.;二、こ.〜こ1*ど達甘こミ た..、JJでゴ:>‑‑J<3 .'‑...‑,'i キ指  :ft*‑..Oてて:.?蝣[:、 i":"tf.三K 7>i:¥i:i‑<:.:・た、.、の:、こさけと、  ).甘.ft‑:する.と・:/,,こ

て同一:!:;(*,‑よ/ノ・二、比*;蝣>!4 >た、.、∴・ こ, =・.ミ'‑Kけ.こ、軍化こ'.こ:!<・▲、 Vyy‑ r.yt:*> j‑

蝣*‑・> ∴惑激∴ ,Jト二二一二.lセキ・‑m ;‑.」、. 、∴ノ*̲ ¥・

、文王蝣‑.">1・fti'!・.一・∴、 一蝣'̲‑i.{・蝣lこて:̲ら丁.三二 :t‑zi:、 ‑"蝣O争!'二菜ォ・・・∴仕   コ1・スタ

ンドなものが見適され輝ちである,.このコンスタントなものが、如何に富要なものであるか

、 Fir二 :蝣:蝣',&・蝣蝣・‑!一寸: V'.‑.二f‑C、.、・> 把持∴・if‑^‑:‥ 二.ここトTJ..‑:I.言 ば‥事・/ノ‑r;.jト二

あらと嘗えよう.青帯の研究家に聞くと、あの苛味は、付けた青昧ではないのである。逆に、

白いFJ̲∴.ォ:七を!こせ∴:i∴二y ;:苦・こ・l ・一二'」. ‑∴1・. I.rH I:':、 ・ll、. I.'i; :.‑flJ.fしたい.こJl'・".'‑1**‑ '一

言、.、J ,こ.!  、 ‑V‑'T‑L‑‑*'仇」.・・・: :ォ.蝣・: ‑ r三・・蝣!‑;> 、 て  '','蝣'/}‑'*.王‑'・」..:.nu.日

て、あんな色になったのであるというOだから奪色渉が発明されてからの荘器は、品質がぐ っと轟ちてしまった.

一・・&、 jR*!‑;二一三l;・:'...tこJ二(1二 こt 、吋ヒ蝣XXtS*::乱<一‑".x.こ.'・」・?:・'*.もI‑る・・'ノ::ミニ、京.矧変

化しない時代的背景のある場合は勿諭だが、それより外に、こうした裏付があるこZ:が、多 少にせよ、時代を起越した存番を拝観さすのではあるまいかOそ.うして、 Gibbonsの作品 を示されることにより、 Graham Greeneのような魂の作家があると共に、その対虎的な 作家も美事存脊し得るものなるかを掩則して見るよすがとしたまでであるo

r=日〕 ‖'一蝣ftJ<i‑ :二y. t一蝣;・・:.;:. :̀ 二.:̲. !vV!中‑'V†篭‑':?こi寸r.堰‑蝣蝣Mi:.上Tftff請い中

i:り「 夢二衆大戦後に枚蝣=‑yオットなどの二十年代V,作家に若い帝人の注意が向けられ、グレア ム *‑y‑ンやイープ.)ン・ウtのような宋教的作家が詫目されるようになって承た。

:tとゴ〕帯:'蝣!*S.'.こ卜・"i"v':y‑rii*5、 ∴fl;卜「∴ ;"; ( :.) 叫'.cc i‑ い蝣f‑iS.‑l‑" {.'蝣ノ を書いているのはダリ⊥ンせあU、ウオォ・t‑あ.リ、.ボウ‑I,であウて、日本で知られていないから新 しい感じがしても、何れも戦争前から仕事をしていた入寒である0‑」 ̀

〔註3・〕 Th上 Third Man was never written to be read but only to be seふn. I

〔紅4.〕 The Third Man, 、Chapter Fourteen, For the first time Rollo Martins lookdd back throu‑.

pffi

(8)

gh the yeafS With adrftiration, as he thought ; He's netoer grown坤.

〔証5J The Third Man, Chapter Two, " It would give him a holiday, and he badly needed a Holiday 'after tlhe incident in Dublin and the other incident in Amsterdam ; he always tried to

'dismiss women as " incidents, "‑‑ ′/

〔註s 〕 Cold Comfort Farm, Forward, = ‑‑ after spending ten years as a journalist,

〔鼓7〕両親が死んだ時Flora Poste は二十才であったo財産としてほ年百時の収入だけ。彼女は別 に職業を求めようとはしなかった。親籍に落付こうか。彼女に.1こ四軒の親籍があった。いろいろ考え た末、 Sussex州の片田舎の叔母の家に考が決まる と早速Hかけて行く。この叔母をJudith Star‑

kadderといい、そこの部落をCold Comfort FarmといったQ ところが、この叔母一家は、一見無愛 想で度し嘩いが、また.搾って行きよう如何によっては、とても愉快な空泉を溢らす一家である。田舎 のCasanovaといえそうなSethという息子、 「死と永遠の呪(Death、and Damnation)」の琵教 を仕度くてたまらないUncle Amos.薙.弔帝Mrs. Beetle.それに、一年中虞暗い牛小屋に閉じ込め られているBig Businessという名の牡牛、その他、物欝rL余ワ係わりのない十二人の女達や近所の 人達がいるOこれらの家族に君臨するようにAdaDoomという叔母が居る。この叔母枚二才の時物 置小屋で淫らな光景を見せつけられて以承、一畳忘れられず、この年になって、一歩も二階の居室か ら出なくなったにかかわらず、時折、家族のうち虹何かあると、雅やら物置小屋で淫らなことをやっ ているとわめく Floraが行ったのけ、こんな、甘輪染みた家であった。そして彼女は、無駄には行 かなかったO醇付いて半年許ワすると、家族の輝子をナつかヴ飲み込んでしまった Floraは美しく 意思Uj親い女であった(Flora inherited, however, from her father a strong wil一 and from her mother a slender ankle.)自分の手で、この家族を「処理」して見ようと思う考が浮んだoこの轟 が浮ぶと、一日もじっとしておられなかった。そして、彼女自分でも思いもかけなかったほど、その

「処理」は成功した SethはHamlet 型の薪をしている美青年であるので、ロ=,ドンの知合の映 画監督に世話して俳優にしてやるし、 Uncle Amosは兼ねての宿志たる琵教師になることを奨めて、

達に家出を手樽い、 Quaker教の琵教師に仕立ててやるoするとStarkadder家の財産枚白銀に次男 のReuben手に入ることになる Reubenは書んで次手yL Floraに鈷好の申込をする。彼女は体よ く断ってヽ近所の額を聾てがってやるO姉のElfine はかねてその土地の大地主の息子と恋仲である ことを嘆ぎつけて、地主の反対はあったけれども、到頭、両家を約得させてしまう Floraのロ='ド ー‑'<D男衆凄Mybugがこの村に爽IT‑いる。文学青年で、小許を着くためにやって爽たのだというO しつこく晋い寄るのでFloraは、こ6,)家の鏡を紹介したら、彼は滞足して赦妬してしまう。

E】fine薪夫帝が、蜜月放行K Biかける朝、この相に‑令の飛行機が下pて頻る Ada Doom叔母

‑永い間、一年二度しか階下に降tlたことのないそのAda叔母が、今から飛行機で′ヾ.)一に行く IiSMmZ個a摺り3回WG SBztA田はfaa.ijs只1

これよ野党→雑用婦Mrs.Beetleは、発作的に老師申病が起る Floraはヽロンドンの有名な精軸病 の医師に班女を侍れて行くo素直に彼女の奨めに絶って入院するのである Elfineの絡痔や、この入 院の手続なぞで一切の世乾を焼いてくれていたCharlesが、最後に飛行機でFloraを計れる Char‑

lesとFloraとが碑上の人となったO今掛ま、 CharlesとFlora <0番である。

71

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〔社8〕中村光夫「.風俗小教諭」の「近代.) 1リズムの変哲」の申把r白銀女親が救国の「範代東学」

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参照

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