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On the Principles of Political Economy, and Taxation

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Academic year: 2021

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本誌の表紙に使われた貴重書

 リカード(1772−1823)は、ロンドン生まれの経済学者です。幼児より父の株式仲買業を継ぐべく育てら れ、大学教育は受けませんでしたが、業界ではその才能を存分に発揮し、若くして財を成しました。

 1799年、彼は偶然の機会からアダム・スミスの『国富論』に接し、初めて経済学に関心を抱くようになっ たと言われています。1809年になって、『金の価格』という当時の通貨問題に関する論文をモーニング・ク ロニクル紙に投稿し、一躍学会に登場しました。1815年には、マルサスの穀物保護貿易論に対抗して穀物 自由貿易論を主張し、独自の価値論を樹立するに到りました。その後、分配及び再分配の現象について研 究を続け、ジェイムズ・ミルの勧めによって、1817年、『経済学及び課税の原理』を発表します。1819年に はその第2版が、また、1821年にはその第3版が発行されました。特に第3版では著しい改訂並びに増補が 行われ、最終決定版とも言うべきものとなりました。

 この著作の根幹を成す理論は価格論及び分配論であり、分配問題の側面から個人主義の主張を樹立し ようと試みたものであって、マルサスが主張しているように、仮に困窮を人間にとって免れ得ない運命とし て受け入れるにしても、なぜ労働者だけがそうした運命を背負わなければならないのかという、資本主義 経済学の前面に大きく横たわる問題に解決を与えようとしました。彼のこの著作は、資本と労働との利害 の調和という大命題に取り組み、一切の社会主義的思想に対抗しつつ資本主義経済学体系をほぼ完成へ と導いたのです。

                    原寸  22.2X14.0cm   『洋書百選』(1972年本学図書館刊行)より抜粋、加筆

RICARDO, David 

On the Principles of Political Economy, and Taxation

On the Principles of Political Economy, and Taxation London, 1821 London, 1821

デイヴィッド・リカード 『経済学及び課税の原理』

デイヴィッド・リカード 『経済学及び課税の原理』

29 図書館利用案内

学生と図書館

ライブラリー・スケッチ ライブラリー・スケッチ

 様々な言語で書かれた本がたくさん配架されている、京都外大の図書館。そんな図書館には皆さ んが普段利用されている本館や分館以外にも、閲覧室があるのをご存知でしょうか?

 8号館の地下に第4・第5閲覧室があります。そこでは自習をしたり、また本館で貸出をしてい るノートパソコンの使用が可能です。

 さて、秋学期から第5閲覧室に英語の多読用図書(Books  for  Extensive  Reading)が配架さ れました。これらの図書は貸出ができます。以前よりも自習しやすい環境になりました。ぜひ活用 してみてくださいね。

絵・文とも 九重地 亜由美(キャリア英語科2年次生)

「第5閲覧室」

「第5閲覧室」

参照

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