交互式架空索道の索線の曲線、長さ及び張力に關す る靜力學的研究
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(2) 1. 交 互 式架空. 索 道 の 索 線 の 曲 線 、長. さ 及 び 張 力 に 關 する 静 力 學 的 研 究 渡 H. Watanabe ; tension. A statical. 邊. 治. 人. study on the curve, length and. of cords of the jig-hack aerial cableways.. 理. 論. 篇. 1緒. 言. 交 互 式 架 空 索 道 とは 二 條 の架空 道 を備 へ 、各架空 道 に は 夫 こ一 個 の 搬 器 が 存 し 、動 力 叉 は 重 力 に依 つ て 各 搬 器 が 交 互 に往 復 す る 架 空 索 道 の 謂 に して 、 次 の様 式 に 分 つ こごを得可 し。. (1)・動. 力 式。. 動 力 に依 つ て 蓮 轄 す る もの 。. 交互式架空 索道. (A).整. 調. 式 。. 軌 索 の 一端 を 固 定 し,他 端 に重 錘 を 備 ふ るも のc. (II).重 力 式 。 重力 に依 つ て運 す る もの 。 転. 備. 考単線. (B)・ 固. 定 式。. 軌索 の両 端 を固 定 す る もの 、. (1).単 線 式 。 搬 器 は軌 索 に固 定 し て,曳 索 を 使 用 せ ざ る もの, (2).准 複 線 式 。 鍛 器 は軌 索 上 を転動 して,上 方 曳索 を使 用 す る もの。 (3).複 線 式 。 搬 器 は 軌 索 上 を転 動 して,上 方 曳索 ε下 方 曳索 εを 使 用 す る もの 。. 式 は整 調 式 の み を 實 行 し得 れ ε も,從 來 我 國 に於 け る解 法 が固 定式 の場. 合 も単線 式 ミ見 倣 して 解 き來 れ る故 に,参 す可 し。. 考 の 爲 に 固 定 式 の 場 合 も共 に考究.
(3) 2. 交 互 式架空. 索 道 は 山 地 の 運 搬 機 關 と し て 勝 れ た る機 能 を有 し 、 近 時 木 材 の 運 搬 用. に も 架 設 せ ら る ゝ も の 著 し く増 加 し つゝ あ り。 地 形 瞼 峻 な る 山 岳 林 に 富 む 我 國 に あ りて は 、今 後 盆 ζ運 材 機 關 と し て 運 搬 費 の 輕 減 、未 利 用 林 の 開発 等 森 林 利 用 上 に 重 要 な る 役 割 を 演 ず 可 く期 待 ぜ ら るゝ も の な り。 の 高 低 差 少 く し.て 垂 れ の 小 な る架空 両支點 索 線 は拠 物 線 を描 くご 見 倣 し て實 用 上 差 支 な き も 、 一 般 に は両支. 織 間 に架空 せ られ た る 索 線 の 平 衡 線 は 垂 曲 線 ご し て 取 扱. ふ 可 き な り。 從 來 我 國 に 於 て 登 表 せ られ た る 此 の 方 面 の 論 文 は 、 垂 曲 線 理 論 に 擦 る もの(5.9. Io.II.12.22.23.24.25.26)も. 拠 物 線 理 論 に 基 く も の(8.13)も. 記 様 式 中 の(1).(II).(A).(B),(1)に 文(27。28)に. 關 す る 研 究 の範囲. 、理 論 的 には 前. を出 です して、唯 著者 の論. 於 て始 て 曳 索 の 影 響 を 理 論 的 に 考 慮 せ し も 、 未 だ 軌 索 と曳 索 と を 合 理. 的 に 關 聯 ぜ し め た る解 法 を 得 る に 至 らず 。 外 國 に 於 て はR.Findeis(6),P.Stephan (21)及. びG.Ceretti(3)が. 彼 等 の 書 を 著 した る時 代 に は 未 だ 曳 索 の 影 響 に 關 す る理. 論 的 研 究 を 見 ざ る も 、 近 年 に 至 り て 之 が 影 響 を 考 慮 せ る架空 索 道 の 解 法 に 關 す る 論 文 が 相 當 に 登 表 せ られた. り。併 しい つ れ も拠 物 線 理 論 に 擦 る も の(1.2.4.7.2g)に. し て 、 垂 曲 線 理 論 に 基 くも の はF.Skr・banekの. 諸 論 文(1415.16.17.18.Ig.20). あ る の みなり 。 併 し 之 等 は 前 記 様 式 中 の(1)・(II).(A).(3)の つF.Absenger(1)が. み を対象. とな し 、 且. 指 摘 せ る 如 く軌 索 と 曳 索 と の 關 係 を 充 分 合 理 的 に 考 慮 しfeる. 理 論 とは 云 ひ 難 し。 故 に 著 者 は架空 索 道 を対象. 索 道 の 解 法 と し て 定 説 あ る垂 曲 線 理 論 に 基 き ・ 各 種 様 式 の 交 互 式. と し 、 其 の架空 索 線 の 曲 線 、長 さ及 び 張 力 に 關 し て 、曳 索 の 影 響 を 考 架空. 慮 せ る 合 理 的 な る理 論 を 閲 明 す る を 以 つ て研 究 の 目 的 こ せ り。. 研 究 の 前 提 こ し て 次 の 假 定 と條 件 ご を 設 く。 (1).假. 定。. (1).索. 線 は 全 線 同 質 同 大なり. こ す 。(2)・. 索 線 は 完 全 な る僥 性 を 有 す る も の と す 。. (3).荷. 重 に 因 る索 線 長 の 憂 化 な き も の と す 。(4)・. 運 搬 荷 重 は 摩 擦 な き軌 索 上 を縛.
(4) 3. 動 す る點なり と す 。(5).支點 (II).條. に は 摩 擦 な きも の と す。. 件。. (1).軌 索 の単位 長當り の 重 量 をPVc,上 の単位 長 當 りの 重 量 を 略,及 隅,贋,珊. 方 曳 索 の 輩 位 長 當 りの重 量 を 既 、,下方 曳索. び 略、 ÷ 略=ε,昭. ÷ 略=λ. とす れ ば 、総 て の 〔力 〕は. に て 除 し て夫 ミ〔軌 索 換 算 長 〕、 〔上 方 曳 索 換 算 長 〕、〔下 方 曳 索 換 算 長 〕. に て表 示 す る こ と。(2).本. 論 文 に 於 て は ラテ ン の〔大 文 字 〕を以 つ て 〔軌 索 に 關 す る. 力 〕を表 し、 〔小 文 字 〕 を以 つ て 〔軌 索 換 算 長 〕 を示 し、 〔大 文 字 〕'を 以 つ て 〔上 方 曳 索 に 關 す る力 〕 を表 し、 〔小 文 字 〕'を 以 つ て 〔上 方 曳 索 換 算 長 〕 を示 し・ 〔大 文 字 〕" を 以 つ て 〔下 方 曳 索 に 關 す る 力〕 を表 し 、 〔小 文 字 〕"を 以 つ て 〔下 方 曳 索 換 算 長 〕 を 示 す こ と。. 、. 此 の 研 究 は 九 州 帝 國 大 學 農 學 部 林 學 教 室 に て行 へ る も の に しで、 懇 篤 な る指 導 を 添 う した る中 村 講 師 、 蓮 見 助 激 授 、 金 平 教 授 に謹 み て 威 謝 の 意 を表 す 。 尚 本 論 文 の 登 表 に 際 し好 意 を賜 りた る片 山 教 授 に深 謝 す 。. Ⅱ. 支點. を 原點. と せ. る 垂. 曲 線. (1),垂 曲線の曲線、長 さ及び張 力の方程式。 第 一 圖 に 於 てA支點. を 康點 と し、A支點. を 通 る水 平 線 をx軸. 、鉛 直線 を ノ 軸. こ し、 矢 の 示 す方 向 を 正 號 とす 。 1。==原點より 望.,9t=A支點 張 力 、ll==索. 曲 線 上 の 任 意點T@ノ)迄 、T點. の 索 線 長 、dl,c=索. に 於 け る 曲 線 傾 斜 角 、A,T=一. 線 張 力 の 水 平 分 力 、PV・=索. ・A支點. 線 曲線 の 極 微 長 、 、T點. 線 の単位 長 當 りの 重 量 、. に 於 け る索 線 ・1・=A÷=W・. 1=T÷m,li=ff÷m. 第 二 圖 は 任 意點T(x.ノ)に の 諸 力 の 平衡 を考 ふ れ ば. 於 け る曲線 の 極 微 長. 礁. に 作 用 す る 諸 力 を 示 し・ 之 等.
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