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中国の大学における日本専攻学習者の持つ日本イメージに関する研究 -日本にいる中国人留学生との比較- [ PDF

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Academic year: 2021

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中国の大学における日本語専攻学習者の持つ日本イメージに関す

る研究

―日本にいる中国人留学生との比較―

キーワード:日本語専攻学習者 留学生 対日イメージ 日本語教育 人材育成 教育システム専攻 王 丹 1.論文の構成 序文 第 1 章 研究の背景と目的 1.1 研究背景と問題意識 1.1.1 中国における日本語学習者対日イメージの背景 1.1.2 在日中国人留学生対日イメージの背景 1.2 研究の目的と方法 1.3 研究意義 1.4 研究の構成 第 2 章 中国の外国語教育と対日イメージ 2.1 中国の外国語教育に関する先行研究 2.1.1 外国語教育の歴史の概況 2.1.2 外国語教育の目標と重点 2.1.3 中国における日本語教育の現状 2.1.4 大学における日本語専攻教育の概況 2.2 中国の対日イメージに関する概況 2.2.1 中国の対日イメージの推移 2.2.2 中国人の対日イメージの形成要素 2.2.3 対日イメージを持つ形成背景 2.3 中国人の対日イメージに関する概況 2.3.1 一般民衆の対日イメージ 2.3.2 日本語学習者の対日イメージ 2.3.3 中国人留学生の対日イメージ 2.4 第2章のまとめ 第 3 章 中国の大学における日本語専攻教育の変遷概況 3.1 大学日本語専攻教育の歴史概要 3.2 大学日本語専攻教育の変遷 3.2.1「政治主導型」の人材育成 3.2.2「実務型」の人材育成 3.2.3 第一次日本語ブーム 3.2.4 第二次日本語ブーム 3.2.5「複合型」の人材育成 3.3 第3章のまとめ 第 4 章 調査:大学日本語専攻学習者の対日イメージに ついて 4.1 調査の概要 4.1.1 調査背景と目的 4.1.2 調査対象 4.1.3 調査方法 4.2 アンケート調査の結果 4.3 インタビュー調査の結果 4.4 調査の考察 結語 2.論文の概要 序章 日中平和条約締結 38 周年でもあり、中国の改革開放政 策実施 38 周年でもある。三分の一世紀の間、両国関係は 一進一退を繰り返しながらも、政治・経済・文化など各 領域における交流・協力関係を拡大し続けてきた。国交 正常化 44 年にわたる風雨を経て、両国には未来志向の関 係を築好機がやっと訪れてきたのだろうか。今後、中国 人の対日イメージは果たして好転するだろうか。日中双 方にとって非常に重要な問題ではあるまい。 中国人の対日イメージには三つの認識分類があると思 われる。一つ目は、政府の日本認識及びその対日外交戦 略である。二つ目は、マスメディアの関連報道や専門家 などの発言といった世論認識の存在である。三つ目は、 一般民衆の対日イメージである。平和時代の今日でも、 戦争の記憶や歴史認識などの問題は、依然として両国関 係にとって重要な意味を有しており、互いに相手の認識 を完全に理解しているとは言い難い場合がある。日本人 の中国観と同様に、中国人の対日イメージも両国関係の 良し悪しなど各時期の内外の状況を敏感に映し出してお り、時には国民感情という形で当局の対日外交の意志決 定に有形無形の影響を及ぼすことが考えられる。 日中両国の相互認識という課題を考える場合、日本人 も中国人も当事者であるだけに、どうしても思い入れや 感情的、政治的要素が入ってしまい、客観的に相手国を 評価することが難しいという問題は避け難い。 第1章 研究の背景と目的

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現在、中国の大学日本語教育は、世界一の学習者数を 抱えており、英語教育に次ぐ第二位の地位を維持してい る。日中両国における戦争問題、領土紛争等の歴史認識 の相違によって、反日事件が頻繁に繰り返されているよ うな状況の中で、中国で日本語を学ぶことは、他の外国 語より、同列に扱えない困難を伴うことが実際に出てく ることは多い。また、政治や経済の要素に左右されてき た日本語教育において、本来教育の持つべき文化機能が おろそかにされてしまうのは否めない事実である。 一方、19 世紀末から 20 世紀の前半までに日本や米国な ど海外に留学した中国人学生の数が数十万人規模に上が っている。これらの留学生たちは国に対する感情につい て、アメリカに留学した人はアメリカに親しみ、日本に 留学した人は反日となる「留米親米、留日反日」という 言い方がある。実際に、中国と日本が政治の上で衝突が 発生する度に、あるいは中国で大規模な反日運動が現れ る度に、反日運動の前線に立ったのは帰国後留学生であ るという状況があった。 従って、以上の背景で、日中両国間における経済、・産 業面での発展と人的交流の促進されることで、中国の若 者、特に日本語学習者が日本に対して抱いているイメー ジを知ったうえで、適切な教育や相互理解を進めていく 必要はあるだろう。 日本では、2010 年 10 月に実施された内閣府の世論調査 によれば、中国に対して「親しみを感じる」とする者の 割合が 20.0%(「親しみを感じる」4.6%+「どちらかとい うと親しみを感じる」15.4%)となっており、日本の親中 感情は低いと言える。こうした時期に行った中国の大学 生と日本に滞在している中国人留学生の「日本」イメー ジ調査は、どのような結果になったのだろうか。さらに、 中国マスメディアの自由化の発展は若者に影響を与える とともに、中国の大学生は日本に対し抱いているイメー ジはどうであろうか。 そこで、筆者は、先行研究と中国の外国語教育と大学 日本語教育を分析したうえで、中国における大学日本語 専攻学習者と中国人留学生にアンケートを行い、日本語 学習者は対日イメージを総合的に把握し、また、学習者 一人一人の事例の具体的なインタビュー調査を通して、 現在の日本語専攻学習者の対日観の実態を明らかにして いきたい。 第2章 中国の外国語教育と対日イメージ 近現代の中国における日本語教育の歴史は 100 年ほどの 歴史しかないと言える。中国の大学教育の歴史は長いも のではないため、教育体制は外国の進んだ経験を真似し ながらも、自主的に模索をしてきたと見える。 時代の発展に伴い、1990 年以降、中国の高等教育を取 り巻く環境に大きな変化が起きた。大学生定員募集数の 増加につれて、大学の専門は細分化されており、社会の 多様なニーズに対応しにくいということが認識されるよ うになった。高等教育全体の質的な向上の問題に対応す る改善策が求められるようになった。中国における高等 教育を取り巻く環境の変化及び制度的な改革は、2000 年 以降の日本語専攻教育の発展と改革を推進する原動力と なっている。 先行研究の分析を通じて、中国における日本語専攻教 育は、他の外国語(ドイツ語やフランス語といった専門 科目)と比べて、特殊性は以下の 2 点にまとめておく。 1、中国人は日本語に対する他の外国語より特別な、 複雑な気持ちを抱えている。日本語の中の漢字は書き方 や発音も中国語と近いものが多い。中国人の学習者にと って、日本語は、親しみを感じ、入門しやすい外国語だ というイメージがある。しかし、歴史認識や領土問題な ど、日中間の対立感情に関する事件が起きる度に、周り の反日感情が自分に及ぶのに耐えながら日本語を学習す ることになる学習者たちの姿があるのも事実である。 2、高等教育における日本語教育の地位の特殊性であ る。国際交流基金の 2010 年の調査では、中国における日 本語学習者数は 83 万人に達しており、そのうち大学の学 習者数は 53 万人で、世界で最も多い。英語と比べれば、 まだ大きな差はあるが、日中両国の経済におけるつなが りが緊密になり、日本語科の卒業生の就職がほかの専攻 より好調なため、日本語科が大学における人気専攻の一 つとなっている。 一方、日本語学習をめぐる社会環境について、中国と 日本の関係は決して良いとは言えないという状態が続い ている。 また、先行研究から、日本語を勉強することによって、 日本人に対しても、日本社会に対してもより肯定的な印 象を持つようになっているという結論が出された。日本 語の学習歴が長くなれば、必ずしも対日イメージは単純 に好転を続けるだけではなく、より複雑な現象が絡み合 ってくるということが起こる。 対日認識の形成は、社会文化や国際関係なとのマクロ な要因、及び学習者自身や受けてきた日本語の授業など のミクロな要因の影響を受けている。日本語学習者の文 化的な特徴を見るために、その影響要因を考察する必要 があると思われる。 第3章 中国の大学における日本語専攻教育の変遷概況

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中国における日本語教育は改革開放から、高等教育の 大衆化とともに、教育規模が年々拡大しつつある。現在、 韓国を除き、中国の日本語学習者の数は世界第一位にな っている。しかし、中国の大学日本語専攻教育における 60 年間の発展を振り返れば、中国の社会・経済システム の転換、さらに日中関係をはじめとする対外情勢のダイ ナミックな変動に伴い、日本語教育に求められる「人材」 も大きく変化してきたのは明らかな事実である。教育現 場では「外国語=道具」という根底的な教育思想の考え 方が今まで受け継がれており、教育の実質はまだ変わっ ていないという問題がある。また、実用性・道具性が重 要視されるあまり、高等教育の本来持つべき「文化機能」 が軽視されてしまったという事実が現れている。 改革開放後の中国は、経済の発展を優先して、世界と の協調を探りつつ発展してきた。改革開放政策の実施で、 政治的な制約が解消され、日中両国の国民同士と世界と の接触が増加している。 一方、中国における日本語教育が「脱政治」化しつつ ある中、近年の日本と中国の間には、十分に友好な関係 が築かれているとは言えない。中国全体において、大衆 の「反日感情」のような事件が頻発している。中国以外 のアジア諸国を見ても、対日イメージが複雑な様相を呈 している。これは、日本に対して、以下の三つの傾向観 点が見られる。 一つ目は、日本に対して批判する立場である。二つ目 は、世界の主要なテーマは「平和と発展」を踏まえて、 日中関係を前向きに感がなければならないという観点が ある。さらに、日本に対して、以上の二つの観点の間の 傾向観点がある。つまり、この二つの観点それぞれ両者 の持つ複雑な気持ちを抱えている。 また、中国における日本語教育が、中国が目指そうと している「人材育成」の方向性に有用な人材を養成する ためのものであったという歴史がある。中国の日本語教 育は、1977 年までのおよそ 30 年間は、政治的な影響を強 く受け、78 年から現在に至るまでの 30 年近くの間は、急 速的な経済発展に伴い、社会ニーズに適応する「実用性」 を重んじるようになったが、本来教育の持つ「文化機能」 がおろそかにされてしまう傾向もある。 第4章 調査:大学日本語専攻学習者の対日イメージに ついて 本調査は、中国の遼寧省における大学日本語専攻学習 者は、日本に対する総合的なイメージについて、好感派 が 89%、反感派が 9%、中間派 2%を占めている。中国人 留学生の場合、来日後の日本の総合的なイメージについ て、好感派が 65%、反感派が 5%、中間派が 30%を占め ている。また、95%の中国の大学日本語専攻学習者が日 本人と接する機会がなく、マスメディア影響はメインの 原因で、その次が学校教育であった。マスメディアの報 道と学校教育の宣伝、家族から聞いたこと、それが重ね ることで中国人の対日イメージを左右していることが言 えよう。 中国の日本語学習者が対日イメージをプラスに考えら れているのは、「環境が良い」、「空気がきれい」、「料理が おいしい」、「マナー意識が強い」、「日本は先進国である」、 「アニメ、漫画が好き」などである。つまり、小さい頃 から強い印象を受けている日本に対する「侵略者」のイ メージがまだ残っているが、日本の文化に関して、アニ メ、ドラマといった文化面と生活面による日本に対する 「親しみのある」イメージという二重の性格が混在して いることが分かる。 本研究の調査結果として、1990 年代以降に生まれた 20 代前後の若者たちにとって、半世紀も前の戦争はかなり 遠く、日本からの被害者意識、実感の薄い存在のはずで あるが、実際の記述を見ると、小さい頃から受けてきた 「近代日本が中国を侵略した」という教育内容が根強く 彼らの頭に強い印象を与えている。一方で現在日本語を 学習している若者は、日本のアニメを見て育った世代だ と言っても過言ではないほどである。 また、中国の大学生の日本語学習の過程は、彼らの対 日イメージを新たに形成という過程であると言えよう。 そして、漢字が多く使用され、歴史的、文化的に近いと いうイメージと、歴史教科書の中で現れた残酷な侵略者 というイメージ、相反する二つのイメージがあることが 分かった。こうした二重のイメージの存在は、中国にお ける日本語学習者だけでなく、日本にいる中国人留学生 にとって、他の外国語を学ぶと違った複雑な気持ちを与 えることがあるのである。 以上の研究結果に基づき、本研究で明らかになったこ とは、以下の 3 点である。 1 点目は、日本語学習者の対日イメージの形成過程は、 彼らの対日イメージを捉え直し続け、自分自身を変容さ せる過程であると同時に、新たな価値観や人格を形成す る過程でもあると考えられるのである。外国語の学習を 通して、学習者自分自身を持っている文化の外へ出て、 異なる文化と接触している過程では、元々日本に対する 認識を再認識するとともに、日本の良い点と悪い点も発 見し、自分の認識の中で比較して、再形成使用になるで ある。 2 点目は、学習者の変容の過程及びそこに影響を及ぼす

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要因が解明できた。本研究では、人々の認識の変容のか なには学習が存在していることである。 3 点目は、本研究で取り上げた中国人学習者と日本にい る中国人留学生の事例からわかるように、学習者の「対 日イメージ」の形成は、日本あるいは日本人に対する感 覚、評価から生まれるだけでなく、日本に対する認識が 変化したことや自分や自国のことを客観的に見る異なっ たことは、政治的イデオロギー統制や自国のメディア規 制に気づき、そこから、自立性と能動性が高まったこと が分かった。 従って、本研究をさらに発展させるうえで、今後必要 な課題となる点を以下のようになる。 (1)学習者の対日イメージの形成において、教師がど のような役割を果たしているのか、教師の視点に立って、 中国の教育システムや教師の指導について検討していく ことが、今後の課題として残されている。 (2)調査対象の代表性の問題である。在、中国の大学 日本語専攻を入ってくる学習者は女性の方が圧倒的に多 いため、今回の調査では女性学習者のデータを多く取り 入れた。男性の学生について、さらに調査する余地が残 っている。 (3)外国語教育なら、学習者がどんな言語を学んでも その国に対する認識に影響するのかという問題があげら れる。本研究では、日本語学習者の対日イメージの形成、 変容の過程において、日本語を学習することが対日イメ ージの変容に影響を与える可能性を示した。つまり、外 国語学習と認識形成の間に、常にこのような相関関係が 見られるのかについての調査する余地が残っている。 結語 日中両国においてどうしたらまず知ることができ、交 流を深めることができるだろうか。中国にいる中国人、 特に大学日本語を学ぶ学習者、日本と日本人を全面的に 知らせる必要がある。そのために、中国にいる日本語学 習者と在日中国人留学生の人的資源を大いに生かせて、 今の日本、日本人を知らせることができるようにすると いうことが重要だと思われる。また、現在、中国で日本 語を学んでいる学生にとって、彼らが抱いている対日イ メージは、これまで育ってきた過程や学校、社会などか らの影響のもとに、さまざまな学習をした結果として形 成されたものと考えられる。「日本語」は彼らの対日イメ ージ形成の基盤になっているのであろうか。 日本に留学した経験がある中国人、あるいは現在留学 している中国人を大いに生かすことである。日中関係の 未来は、在日中国留学生が文化、技術交流の大きな役割 を果たしているためである。中国にいる日本語学習者と 日本にいる中国人留学生の日本に対してイメージを比較 することで、日本、日本人のイメージと違う発見が見つ かり、よい発見、新しい発見、進歩的な発見があって、 それはその人の個人の人生財産でもあり、また、次世代 に伝えることができるような活躍な役割を果たしている。 一方、中国における日本語専攻教育は、「言語=コミュ ニケーションの道具」であると明確に位置づけ、教育内 容の中心は「言語の基礎知識と技能訓練」にあるとして いる。グローバル化が進めているうちに、外国語にはよ り広い視野と長期的な展望で検討される必要が求められ るのではなかろうか。 中国では、現在、中等教育において、英語以外の外国 語教育が行われていないため、外国語による教養教育の 役割は大学が自ら担わなければならない。 言語は、コミュニケーションの道具であり、文化形成、 文化伝達のアイデンティティであり、資源であり、生き る力でもある。そして、外国語の学習を通して、個人の 目標を達成することといった生きる人にとって重要な意 味を持っている。国と国の間に、文化交流などの作用も 果たしている。日本と中国は、歴史的にも、地理的に近 い隣国でありながら、日中間に様々な問題が存在してい る。日本語を学習している過程における学習者の対日イ メージの変容からも分かるように、中国の高等教育は、 特に日本語の持っている文化的価値を生かしていく道を、 今こそ探っていくことが求められているのである。 3.主要参考文献 呉 正培「日本語学習者の日本人イメージにみられる特徴 とその形成要因—韓国の大学における学習者と非学習 者の比較」『世界の日本語教育』18,35-55、2008 鄭玉善「中国人留学生の来日前の対日観調査報告とその 要因考察—名古屋大学在学中の中国人留学生への調査 に基づいてー」名古屋大学留学生センター紀要、第6 号、2008−10−31 国際交流基金『海外の日本語教育の現状 日本語教育機 関調査・2009 年概要』国際交流基金、2010 班偉「変わりつつある中国人の対日観」山陽論叢 10、pp77 —102、2013—12 喬橋 「中国の日本語教育と大学日本語専攻生の対日認 識の形成に関する研究―日本語教育における「個人」 の意義―」2014-12 内閣府世論調査 http://survey.gov-online.go.jp/

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