平成29年度
「共生型地域福祉拠点」推進セミナー
<道 説明資料>
北海道保健福祉部
地域福祉課地域福祉推進グループ
資料1
1
北海道における「共生型地域福祉拠点」推進の考え方
○ 過疎化や単身高齢者の増加、少子化等に伴い、従来、家庭や地域内で行われていた支え合いが希薄となって おり、改めて社会資源として誰もが参画できる地域内での支え合いの仕組みづくりが必要。 ○ 公的サービスでは補えない日常生活の困り事に対するサービス(例:配食、通院時の付き添い、子どもの一 時預かり、子どもの居場所づくりなど)を住民がお互いに協力して支え合う必要がある。
(1) 取り巻く現状と課題
少子高齢化の更なる進展
北海道は、全国を上回るスピードで人口減少や高齢化が進展
人口減少問題対策が重要な課題
(1) 全国を下回る合計特殊出生率
(H27) 1.29【45位】(全国 1.46)
(2) 全国を上回る高齢者人口の増加
2015(H27)
2025(H37)推計
増減率
全
国
26.6 (12.8)
30.3 (18.1)
+3.7 (+5.3)
北海道
29.1 (14.3)
34.6 (20.6)
+5.5 (+6.3)
※65歳以上人口の割合(%) ※( )は75歳以上人口の割合の再掲(3) 単身高齢世帯の増加
2015(H27)
2025(H37)推計
増減率
全
国
11.4
13.4
+2.0
北海道
13.0
15.8
+2.8
※一般世帯総数に占める単身高齢世帯の割合(%)「共生型地域福祉拠点」の設置促進を図る
(北海道創生総合戦略 重点戦略プロジェクトに位置づけ) KPI(重要業績評価指標) H31年度までに179市町村に設置 <H28年度:147市町村で設置済み> 2(2) 「共生型地域福祉拠点」とは…?
【住民の集いの場】 高齢者、障がいのある人、子どもなどを含む住民が自由に集える「場」 多世代・多様な住民の交流する場 【人が集うための取組】 誰もが目的や役割を持って集うための取組(イベントやサークル活動等 を含む)を行う 幅広い住民の参加を促す(役に立 つ、活躍できる、楽しい)仕掛け 【助け合い・支え合いの取組】 住民が集う中で、介護保険などの制度サービスや既存の地域資源では補 えない地域課題への気づき、課題(ニーズ)に応じた助け合い・支え合い の取組を行う 支えられるだけではなく、支え手 ともなる(役割(活躍の場)、生 きがい) 取組をコーディネートする人材のもと、あらゆる地域資源との連携 <行政、地域包括支援センター、制度サービス事業所、自治会、民生委員・児童委員、地元企業 etc・・・>高齢者、障がい者、子どもなどが、地域の住民と共に集い交流し、支援を必要とする
者等がお互いに支え、支えられながら、安心して生活することができる地域の構築
【共生社会の実現】
地域包括ケアシステムの一翼を担う(地域包括ケアの深化)
3人が集まり交流
する「場」
相互の支え合い
(共助)の拠点
子ども 高齢者 障がい者 生活困窮者 行政 ○制度サービスでは補えない何ら かの支援(生活支援)が必要な人 ・配食、通院の付き添いなど何らかの 手助けが必要な人 ・独居などで孤立しがちな人 ・放課後の居場所に困る子ども など 取組をコーディネート する人材 専門機関 (医療機関・児童相談所など)参加
福祉サービス事業所助け合い
・支え合い
コーディネートを行う者の支えのもと、幅広い住民の 参画・交流を通じて地域課題を見いだし、支援を「受ける 側」とされていた人達も「支え手」としての役割を持ち、 共助に主体的に参画する ○その他の住民 (アクティブシニアを含む) ・ボランティア活動 ・趣味等のサークル活動 など共生型地域福祉拠点
制度サービスの適用 (相談・認定など) 制度サービスの提供、サービス 提供を通じた要支援者の状 況把握 より専門的な技術支援連携
・
情報共有
・支え合いの取組 ・人の集まるイベント 等関係機関
(既存地域資源)地域住民
その他、地元企業、教育機関など、様々な地域資源との連携・活用
支援を必要とする者の状況に応じ、 自治体と連携した公的サービスの適用や 専門機関へのつなぎ等を行う 地域包括支援センター 要支援者等の情報共有共生型地域福祉拠点のイメージ図
45
6
共生型地域福祉拠点
集いの場+人が集う取組+支え合いの取組
インフォーマルな住民同士の
取組や支え合いを含む
共生型サービス
(平成30年度開始予定・報酬あり) 障害福祉サービス事業所等 + 介護保険事業所 (ホームヘルプ、デイ、ショート等) 詳細は国が検討中介護保険サービス
(報酬あり) デイサービス 特別養護老人ホーム など障害福祉サービス
(報酬あり) 就労継続支援B型 障害者支援施設 など(参考)共生型地域福祉拠点とフォーマルなサービスとの関係イメージ図
認知症
カフェ
子どもの居場所
こども食堂
健康増進事業
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既存の「共生型(施設)」の取組
(1) 北海道の既存の共生型施設の取り組み
共生型施設の整備
平成19年度から平成27年度まで、国の地域介護・福祉空間整備費交付金の市町村提案事業を活用し
たいわゆる「共生型施設」が整備されてきており、独自の取組を行っている市町村がある。
(この間の採択数76市町村158施設(政令市・中核市除く))
上記交付金によるほか、各市町村や法人等による独自の整備もあるものと考えられるが、インフォーマル(制度外) サービスのため、設備・人員基準や指導・監督権限等が無いことから、データ等の蓄積が無い。 (参考)H27年度に実施の市町村アンケートでは、12市町村から上記交付金以外で整備した施設があるとの回答有り 共生型の取組を行う施設(法人)の実態を把握する調査を行っている。(28年度:147市町村が整備済み) 【内容】●道の共生型の考えに沿ったチェックリストによる確認 ●取組の内容について 道では、本取組に係るKPIの進捗を国等から求められ、整理する必要があることから、継続して実施。【実態把握調査について】
※ 情報の共有を図るため、右の流れで実施 ※ 調査内容のうち、基本情報(法人名、共生型施設名、住所、連絡先など)は、道内で情報を共有すると ともに、取組を行う各法人間のネットワーク形成に資するため、公表に同意をいただいた法人等の情報を 北海道地域福祉課のホームページに掲載。 ⇒ http://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/feg/kyouseigata.htm 道(振興局) 依頼 市町村 各法人 報告 依頼 報告【課題1】
「既存の共生型の取組が無い」、「現状では検討予定が無い」といった市町村も多くあったことや、
基準等の無い共生型の取組の情報等を得る機会も少ないこと等から、道としては、既存の共生型施設
の好事例の紹介等を通じて、共生型の取組を広く普及する必要がある。
9A 住まい・住居の場 ○高齢者・障がいのある人(GHの該当とならない者)、生活困窮者など。 施設入所又は自立までの生活の場として利用 B 日中の居場所 ○サロン・場所の提供(フリースペースとしての提供のほか、カフェ等を自由に開放する ものなど。利用者は混在) ○子どもの放課後のたまり場・遊び場(現代版寺子屋。学習支援等とセット) など C 住民活動の場 ○住民のサークル活動等。健康増進・介護予防、文化・創作活動、スポーツ、子育て支援 活動、自治活動、料理教室、 など D 就労・日中活動 ○主に、障がい者や高齢者の就労(訓練、生きがい、介護予防)の場として活用。多くの 地域住民が関わり、交流する場としても活用。 食品の製造販売、レストラン・食堂。カフェ、農園(農産物の販売)、駄菓子屋 など E 生活支援等サービス ○制度サービスでは補えない地域(個々)のニーズに応じた支援サービス 悩みごとや困りごとの相談、食事提供、入浴支援、通院・通勤等の移動支援、幼児・学 童の一時預かり、学習支援 など F その他拠点機能 ○ボランティア活動拠点、福祉教育・実習受入、関係機関との連携、地元企業との連携 G 各種イベント ○幅広い住民の集まるイベントの企画・実施。地域のお祭り・盆踊り(の復活)、ミニコ ンサート・芸術鑑賞、地域のサークル活動発表の場 など
(2) 既存の共生型施設における主な取組内容
※インフォーマル(制度外)サービス ※ 取組は地域のニーズに応じて行われており、規模や態様は様々。複数の取組を組み合わせて行う場合もあり。 10○幅広い住民の参画を得て、地域のことについて話し合う(住民による運営組織、市民スタッフなど) ・住民の参画は立ち上げの検討段階から ・地域の既存の資源を知る(何があるか、何が使えるか、使い方の工夫は出来ないか) ・不足しているものは何か(何がしたいか、何があれば出来るか) ・既存資源に繋げる又は新たな資源を開発するアイディアを幅広い住民から得て、共有する(知恵の蓄積) ・地域のニーズは参加する(集う)人の個々のニーズから(後の発展) ○集う人達それぞれに目的意識(メリット)を持たせる工夫 ・支えられる側だけではなく、支える側・関わる側にもメリット(win=winの関係) ・支えられる人も、支える側になる工夫(生きがい、自己成長、介護予防、通う意欲・目的) ・集う人達に「楽しい」との意識(楽しくないと続かない)
(3) 好事例から得られる取組のポイント
・無理の無い参加(できる範囲での参加)と取組に対する住民自身の達成感 ○まちづくり(地域づくり)の視点 ・福祉以外の資源(地元企業、教育機関、学生 など)との連携や活用(地域活動の協働) ・福祉を取り込むことによる企業等のメリットを意識(地域の発展に繋がるコミュニティビジネス 等) ○運営資金の調達 ・事業採算を意識した事前の調査・検討(地域の特長や現状把握)※民間企業のノウハウを活用 ・既存の公的制度(補助・委託)と取組の柔軟なマッチング(福祉制度以外にも広いアンテナ) ○住民に対する幅広いPR ・独自の定期通信(便り) ・様々な媒体の活用(HP、ブログ、地元広報誌、折り込みチラシ、報道機関 など) 11(4) 既存の共生型施設で課題と感じていること(平成27年度アンケート結果)
課題として考える事項
課題ありと応えた割合
(複数回答有り)
制度外サービスの運用財源
59.2%
住民が集まる仕掛けの企画
54.4%
担い手確保・育成
52.8%
新たな支援等事業展開
43.2%
取組のコーディネートを行う人材の企画力等質向上
28.8%
地域住民との協議
24.8%
関係先とのネットワーク
17.6%
【機能強化の方向性】 ・幅広い住民の参加につなげる企画力の向上 ・住民相互の創意により支援活動につなげるコーディネート力の向上 ・支援活動等を通じた関係機関との連携力の向上 ・持続的な取組に向けた運営力の修得【課題2】
上記のアンケート結果から、新たな立ち上げの検討に加え、既存の共生型施設の機能維持・強化を図る
必要がある。
実践能力向上
手法の検討
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平成29年度の道の取組
(共生型地域福祉拠点推進事業)
平成29年度
共生型地域福祉拠点推進事業について
目
的
新たな「共生型」の取組の立ち上げ促進(考え方の普及)
参集範囲
市町村、社会福祉法人、NPO法人、その他の法人・団体
内
容
①共生型地域福祉拠点の考え方
②先進事例紹介
③意見交換
など
実施場所
十勝(6/2)、日高(6/20)、上川(6/26)、根室(6/28)
※昨年度は7箇所で開催(空知、後志、渡島、檜山、留萌、宗谷、オホーツク)
※今後、石狩、胆振、釧路で開催予定
実施時期
6月
14(1)「共生型地域福祉拠点」推進セミナー
実施