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(1)

筑波大学大学院図書館情報メディア研究科博士前期

課程学位論文抄録集(平成24年度)

雑誌名

筑波大学大学院図書館情報メディア研究科博士前期

課程学位論文抄録集

平成24年度

発行年

2013- 03

(2)

筑 波 大 学 大 学 院

図書館情報メディア研究科博士前期課程

学 位 論 文 抄 録 集

平成

2

4

年 度

(3)

は じ め に

平 成24年 度 筑 波 大 学 大 学 院 図 書 館 情 報 メ デ ィ ア 研 究 科 図 書 館 情 報 メ デ ィ ア 専 攻 博 士 前 期 課 程 修 了 者 の 修 士 学 位 論 文 抄 録 集 を 刊 行 い た し ま し た 。 本 抄 録 集 に は 研 究 科 の 多 様 で 先 端 的 な 研 究 の 成 果 が 集 結 し て い ま す 。 研 究 科 長 と し て 、 論 文 完 成 に 至 る ま で の 大 学 院 生 各 位 の 努 力 を 讃 え る と と も に 、 指 導 教 員 、 副 指 導 教 員 や 査 読 者 を 始 め と す る 論 文 作 成 に 関 わ ら れ た 教 員 各 位 お よ び 学 生 の 研 究 活 動 を 支 え ら れ た 支 援 室 の 職 員 の 方 々 に 感 謝 申 し 上 げ ま す 。

図 書 館 情 報 メ デ ィ ア 研 究 科 は 、 「 情 報 メ デ ィ ア に よ る 社 会 の 知 識 共 有 と そ の 仕 組 み に 係 る 研 究 を 発 展 さ せ 、 新 し い 時 代 に 向 か っ て 社 会 を リ ー ド で き る 人 材 を 養 成 す る こ と 」 を 使 命 と し て か か げ 、 社 会 に お け る 知 識 ・ 情 報 の 共 有 や 、 そ の 仕 組 み と し て の 図 書 館 や 情 報 ネ ッ ト ワ ー ク を 対 象 に し た 、 人 文 学 、 社 会 科 学 、 理 工 学 等 の 多 様 な ア プ ロ ー チ か ら の 総 合 的 ・ 複 合 的 な 教 育 研 究 を 行 っ て い ま す 。 そ の よ う な 多 面 性 を 実 現 し 、 か つ 大 学 院 教 育 の 実 質 化 を 推 進 す る と い う 観 点 か ら 、 本 研 究 科 博 士 前 期 課 程 で は 、 修 士 ( 情 報 学 ) と 修 士 ( 図 書 館 情 報 学 ) の2 つ の 学 位 に 対 応 し た 教 育 プ ロ グ ラ ム を 提 供 し て い ま す 。 こ の た び 、 こ う し た 新 し い 方 針 に よ る 教 育 課 程 で 学 ん だ 第1回 目 の 修 了 者 が 誕 生 し ま し た 。 ち な み に 平 成 2 4年 度 に お け る 本 研 究 科 の 修 士 学 位 取 得 者46名 を 、 学 位 の 種 類 別 に み る と 、 修 士 ( 情 報 学 ) が 2 9名 、 修 士 ( 図 書 館 情 報 学 ) が 17名です。

博 士 前 期 課 程 の 修 了 者 は 、 公 的 機 関 や 企 業 等 で 図 書 館 情 報 メ デ ィ ア に 係 る 専 門 家 と し て 実 務 に 携 わ る も の 、 将 来 こ の 領 域 の 先 駆 的 な 研 究 者 に な る べ く 博 士 後 期 課 程 に 進 学 す る も の な ど さ ま ざ ま で す 。 ど の よ う な 職 で あ れ 、 修 了 者 各 位 が 本 研 究 科 で 学 ん だ こ と や 修 士 論 文 を 完 成 さ せ る ま で の 研 究 生 活 の 中 で 得 た 知 見 を 活 か し 、 知 識 情 報 社 会 の フ ロ ン テ ィ ア と

して活躍されることを期待します。

こ の 修 士 学 位 論 文 抄 録 集 は 一 論 文 当 り 1 ペ ー ジ と い う 分 量 を 設 定 し て い ま す 。 研 究 内 容 に よ っ て は 不 十 分 か も 知 れ ま せ ん が 、 研 究 の 骨 格 を 知 る に は 十 分 と 考 え ま す 。 本 研 究 科 の 教 員 ・ 学 生 は も と よ り 、 本 研 究 科 と そ こ で の 研 究 教 育 に 興 味 と 関 心 を お 持 ち の 多 方 面 の 方 々 に も お 読 み い た だ き 、 図 書 館 情 報 メ デ ィ ア 研 究 の 発 展 に ご 支 援 い た だ け れ ば 幸 い で す 。

(4)

《修士(図書館情報学) 》 有 元 よ し の

今 満亨崇 佐 藤 奈 緒 美 鈴 木

橋直明 嵩橋由亮 賣田麻衣 永 見 聡 一 朗 林 原久恵 平山陽菜 藤岡朋 益 子博 宮 嶋 清 人 山 崎 む つ み

T H A MS E MA

C HUT I

R A T

李 妍

渡邊有 美

子どもの読書の意義と効果に関する研究. . ・・・.. ・・・. . . 嶋. . 1 お話会の記録が絵本選択行動に与える影響・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

不 正 競 争 防 止 法2 条 1項1号 に お け る 商 品 表 示 性 の 検 討

2

3

特許間引用のカテゴリ化:被引用数計測の精緻化に向けて. . . 4

イ ン タ ー ネ ッ ト 上 の 協 働 学 習 環 境 に お け る

ディスコミュニケーションに関する研究・・・. . . 5

U G C

に 配 慮 し た 著 作 権 リ フ ォ ー ム の 提 案

ー表現の自由の観点力‘ らー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6

昌平坂学問所および諸藩校における読書に関する一考察. . . 7

大学図書館員を対象とした研修の現状と課題.. ... ... ... .. ... ... ... ... .. .. 8

学校沿革誌の編纂と資料的性格・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9

日本の図書館協議会に関する総合的研究・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10 公 共 図 書 館 利 用 者 に よ る 市 街 地 活 性 化 効 果 の 検 証

一高崎市中心市街地を事例として一. . . ••••••• •••• 11 キャラクターを活用した学習継続支援ツールの開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12 閲覧者による印象を考慮したイラスト投稿者の検索・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13 医 療 者 を 対 象 と し た 病 院 図 書 館 サ ー ビ ス の 研 究

ー 図 書 の 無 手 続 き 利 用 を 手 が か り と し て . . . 14 タイと日本の読書教育における学校図書館の役割と課題・・・・・・・・・・・・・ 15 中国におけるマイクロブログの利用実態と認識・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・ 16

『 分 類 俳 句 全 集 』 と 『 大 発 句 帳 』 の 比 較

(5)

《修士(情報学) 》 池田光 雪 石川雄 大 大 内 慶 久 大塚淳史 岡 野文香 香川 雄 澤 木

高井正成 寺田 春菜 豊島 圭佑 中 沢 彰 吾 二 本 松 由 明 子 埴 生孝慈 藤川和也 堀江和 磨 水 野 貴 史 三 津 石 智 巳 安 永 ゆ い

A n Al gor i t hm f or Fi ndi ng K Cor r ect X Pa t h Expr essi ons・・・・・・・・・・・・18 特 許 法 改 正 と 特 許 権 付 与 の 迅 速 化

ー特許審査の効率ィヒヘ向けて一・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19 Hy br i d H MM/ S V Mを 利 用 し た 筋 電 位 に 基 づ く

日本語黙声認識・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 0 コミュニティ Q Aを 用 い た 情 報 要 求 の 言 語 化 支 援 に

関する研究・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21 転 写 調 節 領 域 と 構 造 遺 伝 子 の 分 類 に 基 づ く

遺伝子発現調節の形成過程に関する研究・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 2 コミュニティQ Aに お け る 質 問 ・ 回 答 間 の

依存関係抽出に関する研究・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 3

患者が病気を理解するための情報提供. . . 24 We b A P I ド キ ュ メ ン ト か ら の 情 報 抽 出 に よ る

プログラムライブラリ作成支援・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 5

イ メ ー ジ 操 作 は 脳 の 中 で ど の よ う に 行 わ れ る の か :

心的回転の回転方向に関する実験的検討・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・`・・・・・・... 2 6 ス マ ー ト フ ォ ン カ メ ラ に お け る シ ャ ッ タ ーUI の開発・・・・・・・・

隠 れ マ ル コ フ モ デ ル に よ る 自 動 和 音 認 識 に 基 づ く

カバー演奏ストリームからの原曲同定システム・・・・・・・・・・・・・・

27

2 8 音高変化のパターン抽出による変奏曲の構造解析・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 9 Smal l Mul t i pl es と ア ニ メ ー シ ョ ン を 用 い た 分 析 ・

伝達支援のための多変量データ視覚化・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 0 情報検索行動における制約の効果・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 31 正規木文法の差分抽出に関する研究・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 2

仮想計算機を用しヽたファイルシステムの再利用・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 3

Huma n- powe r e d J oi n の効率化に関する研究・・・・・.. ... ... .._. . . 34 構 造 / テ キ ス ト We bデ ー タ を 対 象 と し た

(6)

山 口 恭 平 提示項目の差異がユーザの書籍選択行動に与える影響・・・・ ・・・・・・・・・・・ 36

渡邊直人 系列マイニングによるスポットパス抽出に関する研究・・・・・・・・・ ・・・・ 37 A Y E T HA I N MWA l

F R B R に基づく多様な形態の Fi ct i on 作品のメタデータモデル

- R a ma y a n aを対象としたメタデータスキーマの設計と実現ー・・ 38

王 成

ホールドアップ問題における特許権行使の制限

一差止請求権を中心として一・・ ●暑 疇. • • ●疇●●噌●• • ●疇疇. • • • • • • • • • • • • • • • 39 斬 曼村 P 2 P サービスにおける著作権間接侵害につしヽて...................... 40 胡 君 珊 Anal ys1s of Pr og r a mmi ng Behavi or ・. . ・ ・ ・ ・ ・.. ・ ・ ・.. ・ ・ ・... ・.. ・ ・.. .. ・ ・ 41

江 貞 瑶 不正競争防止に関連する諸法律の適用事例に関する考察........... 42

陳 棺

X ML

データベースにおけるビュースキーマ更新問題. . ・・・・・・ ●鴫. . . . 43

杜 莉 特許による漢方薬の研究開発動向の分析と考察........................ 44

大 塚 雄 一 郎

非食事者を含む遠隔共食を可能にする

インタフェースエージェントの開発・・ .. ... ... ... 45

袖 山 広 輝

構造/テキスト We b データを対象とした

(7)

子 ど も の 読 書 の 意 義 と 効 果 に 関 す る 研 究

St udy on t he ef f ec t and s i gni f i c anc e of c hi l dr en' s r eadi ng

学籍番号: 201121706 氏名:有元 よしの

Yos hi no ARI MOTO 戦後、子どもの読書活動の推進、読書環境の整備のために様々な活動が行われてきた。 2001 年には、子どもの読書環境の充実の必要性に関する諧論を背景に、「子どもの読書活 動の推進に関する法律」が制定された。この法律に基づいて、全国で「子どもの読書活動 推進計画」が策定され、地域における読書環境の整備が進められている。しかし、これら の法律や報告においては、読書の共通した定義が見られず、読書の意義が示されていない。

本研究の目的は、読書が我が国においてどのように位置づけられ、その意義がどの程度 検証されているのかを調査し、読書研究の課題を提示することである。研究の手法として は、文献調査を用いた。読書活動の推進に関連する法律及び国の政策に関連する調査や報 告、学習指導要領、司書課程・司書教諭課程のテキストを収集し、読書がどのように捉え られているかを整理した。読書の意義・効果に関する 1995年以降の国内文献を収集し、調 査対象、調査方法、調査結果の関係の観点から分析を行った。

研究の結果、以下のことが明らかになった。

海外では読書活動や読書環境の評価に関する研究が行われているが、わが国ではほとん ど行われていない。わが国の読書活動推進政策においては、読書に関する共通する定穀や 読書の意義の解説が見られない。これらの政策は、あくまで地方自治体の自主的な取組の 推進にとどまっており、政策の調査や評価が行われていない。学習指導要領における読書・ 読解の位置づけについては、平成10年の学習指導要領の総則において、学校図書館の活用 読解が国語科の枠を超えて指導されつつある。司書科 目・司書教諭科目のテキストにおいては、読書の意義について、「想像力」が高まるという 項目が最も多く挙げられているが、全体として、テキストの著者によって様々な見解が示

され、共通した認識が見られない。

読書の効果に関する研究の成果としては、幼少時の読書がその後の人格や読書習慣に与 える影響について、ある程度まとまった知見が得られているが、多くの研究においては、 再試が行われておらず、そのため、得られる結果の範囲が限定されている。

読書研究の今後の課題として、①読書活動の評価基準の研究、②読書活動推進政策の評 価と現状に関する調査、③読書の意義に関する総括的な研究、④縦断的手法を用いた生涯 にわたる読書の効果に関する研究が挙げられる。

(8)

お話会の記録が絵本選択行動に与える影響

T h e ef f ect of st ory- t el l i ng event l og on pi ct ur e book sel ect i on

behavi or

学籍番号: 201121710 氏 名 : 今 満 亨 崇

M

i c hi t aka

I

M

I T S U

集団に対する絵本の読み聞かせ(お話会)は子どもにとって良い効果があるとされ、様々 な 場 所 で 行 わ れ て い る 。 お 話 会 を 行 う に は 使 用 す る 絵 本 を 選 ぶ 必 要 が あ る が 、 大 量 に 存 在 す る 絵 本 の 中 か ら 絵 本 を 選 ぶ の は 困 難 で あ る 。 そ こ で 本 研 究 で は お 話 会 の 絵 本 選 択 を 支 援 するシステム「よみびとしらず」を構築し、その効果を検証した。

よみびとしらずは、絵本の書誌情報、内容紹介、お話会の記録、レビューの 4 つの情報

閲 覧 が 行 え る シ ス テ ム で あ る 。 ま た 、 絵 本 を 候 補 に 挙 げ る か ど う か の 判 断 と そ の た め に 参 考 に し た 情 報 、 判 断 理 由 な ど が 記 録 可 能 な メ モ 機 能 を も つ 。 本 研 究 で は お 話 会 の 記 録 が 絵 本 選 択 に ど の よ う な 影 響 を 与 え る の か 明 ら か に するために実験を行った。

実 験 は 公 共 図 書 館 で 12 月に行われるお話会を想定し、そこで読み聞かせる絵本の候補、 を 実 際 に シ ス テ ム を 利 用 し て 挙 げ て も ら っ た 。 被 験 者 は 過 去 に お 話 会 を 行 っ た こ と の あ る 16 名であった。この実験で被験者が絵本の取捨選択を行う際に、着目した情報と判断理由 を集取した。

実 験 の 結 果 、 お 話 会 の 記 録 は 他 の 3 つの情報と比べても同程度参考にされており、絵本 選択に与える影響がある程度大きいことが明らかになった。さらに、通常は絵本・読み手・ 聞 き 手 の 要 素 の 内 、 絵 本 の 要 素 に 着 目 し て 絵 本 選 択 が 行 わ れ る が 、 お 話 会 の 記 録 を 参 考 に し た 場 合 の み 聞 き 手 に 着 目 す る こ と が 明 ら か に な っ た 。 一 方 、 お 話 会 の 記 録 か ら 絵 本 を 探 索する被験者は少なく、検索語を推駕する機能の必要性が示された。

本 研 究 に よ り 、 お 話 会 の 記 録 が 絵 本 選 択 に 与 え る 影 響 が 明 ら か に な っ た 。 今 後 の 課 題 と し て 、 デ ー タ の 詳 細 な 分 析 を 行 う こ と と 、 お 話 会 の 記 録 を 検 索 す る 検 索 語 の 推 薦 機 能 の 実 装を行う必要がある。

- 2

(9)

不 正 競 争 防 止 法

2

1

1

号 に お け る 商 品 表 示 性 の 検 討

Exam

i nat i on of t he pr oduct di spl ay in

A

rt i cl e 2

,

par agr aph 1

,

N

o. 1

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nf ai r Com

pet i t i on Pr event i on L a w

学籍番号: 201121719 氏 名 : 佐 藤 奈 緒 美

Na o mi S A T O 近 年 、 類 似 商 標 に 関 す る 事 案 が 増 え 、 裁 判 に お い て も 不 正 競 争 防 止 法 が 度 々 使 用 さ れ る 。 そ も そ も 不 正 競 争 防 止 法 と は 、 特 許 法 、 意 匠 法 、 商 標 法 、 著 作 権 法 で は 保 護 が で き な か っ た り 困 難 な も の を 保 護 す る こ と が で き 、 前 述 の 法 律 と 互 い に 補 完 関 係 に あ る も の で あ る 。 ま た 、 不 正 競 争 防 止 法 は 知 的 財 産 権 訴 訟 に お い て も 、 多 数 を 占 め る よ う に な っ て い る 。 そ の 中 で も 2条 1項 1号 所 定 の 商 品 等 混 同 惹 起 行 為 に 関 す る も の は 圧 倒 的 に 多 い 。

不 正 競 争 防 止 法2条1項 1号 を め ぐ る 代 表 的 な 事 例 と し て 、 「 黒 烏 龍 茶 事 件 」 と 「 紅 い も タ ル ト 事 件 」 が あ る 。 「 黒 烏 龍 茶 事 件 」 は 、 原 告 の 商 品 表 示 と 被 告 ら の 二 種 類 の 商 品 等 表 示 と の 類 否 に つ い て 、 一 方 に つ い て は 類 似 性 を 肯 定 し 、 他 方 に つ い て は 類 似 性 を 否 定 し た 事 例 で あ る 。 容 器 ・ 包 装 の 特 別 顕 著 性 、 商 品 の 周 知 性 が 認 め ら れ て い る こ と か ら 、 黒 烏 龍 茶 の 普 通 名 詞 の 組 み 合 わ せ が 商 品 等 表 示 に 該

当 す る か ど う か で は な く 、 商 品 全 体 で そ れ を 認 め て い る 。

ま た 「 紅 い も タ ル ト 事 件 」 は 、 原 告 商 標 は そ れ 自 体 で 自 他 商 品 識 別 力 を 有 さ ず 、 使 用 に よ っ て も 特 別 顕 著 性 を 取 得 し て い な い か ら 商 品 等 表 示 に 該 当 し な い と し 、 請 求 を 棄 却 し た 事 件 で あ る 。 普 通 名 詞 の 組 み 合 わ せ に す ぎ な い と し て 、 商 品 表 示 性 を 否 定 し 、 類 似 性 等 の 判 断 を し て お ら ず 、 「 普 通 名 詞 の 組 み 合 わ せ に は 識 別 力 が な い 」 と の 固 定 観 念 か ら 抜 け 出 せ な い も の で あ っ た た め 、 商 品 の 性 質 、 購 入 さ れ る 状 況 を も 考 慮 に 入 れ た 上 で 、 商 品 全 体 を 対 象 に し て 1号 該 当 性 を 検 討 す べ き で あ る と い う 考 えに至った。

ど の 裁 判 に も 言 え る こ と で は あ る が 訴 訟 経 済 が 重 視 さ れ そ の 効 率 化 が 重 要 と な っ て い る 。 知 的 財 産 訴 訟 に お い て は 、 不 正 競 争 防 止 法 に は 明 確 な 法 的 基 準 が 設 け ら れ て い な い 。

そ こ で 本 論 文 で は 、 過 去 に 争 わ れ た 不 正 競 争 防 止 法2条 1項 l 号 に 係 る 裁 判 例 を 検 討 し た 。 商 品 等 表 示 を 冒 用 す る 行 為 は 、 た と え そ れ に よ っ て 混 同 が 生 じ な い 場 合 で あ っ て も 、 冒 用 者 自 身 が 本 来 行 う べ き 営 業 上 の 努 力 を 払 う こ と な く 著 名 表 示 の 有 し て い る 顧 客 吸 引 力 に フ リ ー ラ イ ド す る も の で あ る 。 不 正 競 争 防 止 法2条 1項 1号 で は 、 周 知 商 品 等 表 示 に つ い て 、 類 似 性 と 混 同 惹 起 を 要 件 と し て お り 、 そ の 部 分 を 直 接 に 保 護 す る も の で は な い と 考 え ら れ て い る 。 不 正 競 争 防 止 法2 条 1項l 号 の 趣 旨 は 、 混 同 惹 起 を 要 件 と す る 以 上 、 フ リ ー ラ イ ド ま で は 直 接 に 保 護 す る も の で は な い 。

不 正 競 争 防 止 法 に お い て 明 確 な 判 断 基 準 を 欠 く た め に 、 裁 判 所 に お い て 結 論 先 に あ り き と い う こ と も 否 め ず 、 原 告 の 請 求 を 棄 却 す べ き と の 心 証 を 得 た 裁 判 所 が そ の 理 由 付 け と し て 商 品 等 表 示 に は あ た ら な い と 判 示 し て い る 印 象 を 受 け る も の と な っ た 。

(10)

特 許 間 引 用 の カ テ ゴ リ 化 : 被 引 用 数 計 測 の 精 緻 化 に 向 け て

Cat egor i z i ng pat ent ci t at i on f unct i on f o

r el abor at i on of t he

m

e a s ur e m

e nt of ci t at i on f r equency

学籍番号: 201121721 氏 名 : 鈴 木 裕

Yut ak a S UZ UK I

学 術 論 文 や 特 許 と 言 っ た 膨 大 な 数 の 文 献 情 報 の 集 合 に 対 し 、 定 量 的 な 評 価 が な さ れ る こ と が し ば し ば あ り 、 そ の 評 価 尺 度 の 一 つ と し て 、 そ れ が ど れ だ け 他 の 文 献 内 で 引 用 さ れ て い る か を 表 す 数 値 で あ る 「 被 引 用 数 」 が あ る 。 過 去 の 研 究 か ら 、 被 引 用 数 と 特 許 の 重 要 度 に は 密 接 な 関 係 が あ る こ と が 示 唆 さ れ て い る 。

し か し 、 安 直 に 「 被 引 用 数 = 重 要 度 」 と す る 見 方 が 広 が る こ と を 懸 念 す る 意 見 も あ り 、 引 用 行 動 パ タ ー ン は さ ま ざ ま で あ る こ と か ら 、 そ れ ら の 重 み を 一 律 に 扱 う の は 極 め て 危 険 で あ る と 指 摘 さ れ て い る 。 そ の よ う な 意 見 が あ る 一 方 で 、 特 許 の 引 用 行 動 パ タ ー ン ( 動 機 ) に つ い て の 研 究 は こ れ ま で ほ と ん ど 行 わ れ て こ な か っ た 。

引 用 の 動 機 を 類 型 化 で き れ ば 、 評 価 者 が よ り 重 要 と 考 え る 特 定 の 動 機 に 基 づ い た 引 用 に 重 み を 付 け 、 被 引 用 数 が 同 数 の 特 許 で も 計 量 的 価 値 に 差 を つ け る こ と が 可 能 と な る 。 そ の よ う な 評 価 が 可 能 な 分 析 を 実 現 す る 環 境 を 整 え る た め 、 本 研 究 で は 、 特 許 が 他 の 特 許 を 引 用 す る 動 機 の カ テ ゴ リ 化 を 試 み 、 そ れ ら の 技 術 分 野 別 分 布 状 況 を 調 査 し た 。

本研究では、 1998, , ..., __, 2007年 の 公 開 特 許 公 報 を 調 査 対 象 と し 、 こ の う ち 1998年に出願さ れ た 特 許 を 「 標 本 特 許 」 と 定 め 、 標 本 特 許 が そ の 公 開 後 10年 以 内 に ど の よ う に 引 用 さ れ て い る か 、 特 許 が 属 す る 技 術 分 野 と 経 時 的 変 化 に 注 目 し て 調 べ た 。 こ の 調 査 の 結 果 か ら 、 特 許 の 引 用 動 機 の 類 型 と し て 、 引 用 者 の 発 明 が 既 存 技 術 の 問 題 解 決 ・ 代 替 ・ 上 位 互 換 で あ る こ と を 示 す た め に 行 わ れ る 「 垂 直 的 引 用 」 と 、 引 用 者 の 発 明 に と っ て 引 用 さ れ て い る 技 術 情 報 そ の も の が 有 用 で あ る 「 水 平 的 引 用 」 の 2 種 類 の カ テ ゴ リ を 設 定 し た 。 さ ら に 各 カ テ

ゴ リ の 傾 向 を 把 握 す る た め 、 技 術 分 野 別 分 布 状 況 の 比 較 を 行 っ た 。

本 研 究 に よ り 、 全 体 的 に 特 許 は 垂 直 的 に 引 用 さ れ る と い う 傾 向 や 、 引 用 さ れ る 特 許 が 出 願 さ れ て 間 も な い こ ろ は 水 平 的 引 用 が 多 い が 、 引 用 年 齢 の 増 加 に と も な い 垂 直 的 引 用 の 割 合 が 増 加 す る 傾 向 が 把 握 で き た 。 ま た 、 技 術 分 野 間 で 「 水 平 的 引 用 」 と 「 垂 直 的 引 用 」 の 比 率 が 異 な る こ と 、 公 開 特 許 公 報 内 の [ 発 明 の 実 施 の 形 態 】 ま た は [ 発 明 を 実 施 す る た め の 最 良 の 形 態 】 で 引 用 さ れ る 特 許 は 水 平 的 引 用 で あ る 可 能 性 が 高 い こ と 、 【発明が解決し ようとする課題】、 【従来の技術】、 【 背 景 技 術 ] で 引 用 さ れ る 特 許 は 垂 直 的 引 用 で あ る 可能性が高いこと等がわかった。

- 4

(11)

イ ン タ ー ネ ッ ト 上 の 協 働 学 習 環 境 に お け る デ ィ ス コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に 関 す る 研 究

T he s t udy o

f t he m

i s c om

m

uni c at i on o n t he env i r onm

ent of

col abor at i ve l ear ni ng o n t he I nt er net

学籍番号:

201121723

氏 名 : 高 橋 直 明

N

aoak i T A K A HA S HI

1990

年 代 後 半 に お け る イ ン タ ー ネ ッ ト 利 用 の 爆 発 的 な 広 が り の 時 代 に 生 ま れ 育 っ た 児

常 的 に 何 ら か の 形 で 機 械 に 振 り 回 さ れ て い る な ど 、 そ こ か ら 生 じ る 様 々 な 悪 影 響 も 指 摘 さ れている。インターネットの影響については、

1995

年から

1997

年 に 行 わ れ た イ ン タ ー ネ

ッ ト ・ パ ラ ド ッ ク ス の 研 究 に お い て 、 現 実 の 対 人 関 係 と オ ン ラ イ ン 上 の 対 人 関 係 と の バ ラ ン ス が 崩 れ た 際 に 、 利 用 者 の 健 康 、 対 人 関 係 に 及 ぼ す イ ン タ ー ネ ッ ト の 影 響 は 悪 化 す る か も し れ な い 、 と い う 点 が 指 摘 さ れ た 。 現 在 で は 、 青 少 年 に お け る イ ン タ ー ネ ッ ト の 過 剰 利 用に関連した対人関係への影響が、しばしばクローズアップされることがある。例えば、 イ ン タ ー ネ ッ ト を 介 し た コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 中 で し ば し ば 起 き る 「 フ レ ー ミ ン グ 」 現 象 が 挙 げ ら れ る 。 一 方 、 コ ン ピ ュ ー タ の 学 習 へ の 活 用 に お い て は 、 従 来 の 個 人 の 学 習 を 支 援 す る 役 割 か ら グ ル ー プ 学 習 を 支 援 す る 役 割 へ と シ フ ト し て い る 。 そ し て 、 ネ ッ ト 上 の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン で 、 教 え 合 い 、 学 び 合 い 、 課 題 を 共 有 す る 協 働 学 習 を 実 現 し た 。 コ ン ピ ュ ー タ は イ ン タ ー ネ ッ ト を 介 し て 、 学 習 を 個 人 的 な 営 み か ら 社 会 的 な 営 み へ と 発 展 さ せ る 手 助 け を し て い る と 言 え る で あ ろ う 。 コ ン ピ ュ ー タ 支 援 に よ る 協 働 学 習 で は 、 知 識 の 共 有 は 場所や時を選ばない。情報交換は、 2者 以 上 の グ ル ー プ 又 は コ ミ ュ ニ テ ィ で 行 わ れ 、 参 加 者 全 員 の メ ッ セ ー ジ は 同 期 的 に 又 は 非 同 期 的 に イ ン タ ー ネ ッ ト 上 に 可 視 化 さ れ る 。 こ う し た 協 働 学 習 に お い て は 、 ネ ッ ト 上 で 執 り 行 わ れ る コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン が 学 習 の 中 身 を 構 成 す る 。 そ の た め 、 ネ ッ ト 上 の デ ィ ス コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン が 、 学 習 の 成 否 に 重 要 な 影 響 を 与 え る こ と に な る 。 そ こ で 、 本 研 究 で は 、 学 校 の 内 外 の ネ ッ ト コ ミ ュ ニ テ ィ に お い て 行 わ れ る 協 調 学 習 に お け る デ ィ ス コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 事 例 を 抽 出 し 類 型 化 し て , そ の 要 因 と 構 造 を 明 ら か に し 、 イ ン タ ー ネ ッ ト が 生 徒 の 学 習 活 動 に ど の よ う な 影 響 を 与 え る か に つ い て 考 察する。

(12)

U G C

に配慮した著作権リフォームの提案

ー表現の自由の観点から一

Pr oposal of Copyr i ght Ref or m

w

i t h Consi der at i on f o

r U G C

- F r o m

t he Per spect i ve of F r e e dom

of Expr essi

on-学籍番号: 2 0 1 1 2 1 7 2 4 氏 名 : 高 橋 由 亮 Yoshi aki T A K A HA S HI 近 時 注 目 さ れ て い る 著 作 物 に 、 ユ ー ザ ー が 創 作 し た 著 作 物 で あ る U G C ( Us er Gener at ed Cont ent ) という著作物がある。 U G Cに は 既 存 の 著 作 物 を 利 用 し た も の も 多 い が 、 そ の よ

う な 作 品 は 著 作 権 法 上 二 次 的 著 作 物 と な り 、 自 由 な 創 作 が 妨 げ ら れ て い る 。 そ こ で 本 論 文 では、 U G C、 そ の 中 で も 二 次 的 著 作 物 に 関 連 す る 創 作 の 態 様 に 注 目 し 、 著 作 権 法 と 表 現 の 自 由 に 関 す る 問 題 点 を 検 討 し た 上 で 、 そ れ を 解 決 す る 新 た な 著 作 権 制 度 の 提 案 を 行 っ た 。

アメリカ合衆国においては、 Har per

&

R o w事 件 やEl dr ed事件で述べられたように、「ア イ デ ィ ア ・ 事 実 / 表 現 形 式 二 分 法 」 と 「 フ ェ ア ・ ユ ー ス の 法 理 」 に よ っ て 表 現 の 自 由 に 関 す る 問 題 は す で に 解 決 済 み で あ る と さ れ て い る 。 し か し 、 両 法 理 に つ い て は 多 く の 問 題 点 が 指 摘 さ れ て お り 、 さ ら に わ が 国 に 限 っ て い え ば 著 作 権 法 に は フ ェ ア ・ ユ ー ス の よ う な 一 般 条 項 が 規 定 さ れ て い な い た め 、 こ の ま ま で は 表 現 の 自 由 と の 問 題 に つ い て 未 だ 多 く の 問 題点が残されているといえる。

「 引 用 」 や 「 黙 示 の 許 諾 」 を 用 い る な ど 、 現 行 法 下 に お け る 解 決 も 検 討 し た が 、 や は り 問 題 の 解 決 に は 至 ら な か っ た 。 そ こ で 、 諸 外 国 の リ フ ォ ー ム 論 や 法 制 度 を 参 考 に し な が ら 、 わ が 国 に 適 し た 著 作 権 法 リ フ ォ ー ム の 提 案 を 検 討 し た 。

まず、「著作権を商業的利用に対する排他権に限定する」、「原著作物の一部のみの利用に 対 す る 排 他 権 の 行 使 の 際 に は 商 業 上 の 損 害 の 立 証 責 任 を 負 わ せ る 」 な ど と い っ た ア メ リ カ の 論 者 に よ る リ フ ォ ー ム 論 を 検 討 し た と こ ろ 、 問 題 の 完 全 な 解 決 に は ま だ 足 り な い と 思 わ れ た 。 そ こ で 、 パ ロ デ ィ 規 定 、 お よ び 表 現 の 自 由 の セ ー フ ガ ー ド と し て 、 一 般 条 項 の 創 設 によって解決することを提案した。

パ ロ デ ィ の 定 義 の 難 し さ 、 お よ び 政 策 形 成 過 程 に お け る 少 数 派 バ イ ア ス の 解 消 を 考 慮 す る と 、 規 定 に は 細 か な 要 件 を 設 け ず 、 裁 判 所 が 判 断 す べ き で あ る 。 た だ し 、 わ が 国 の パ ロ デ ィ 概 念 は 、 諸 外 国 や も と も と の 語 義 と 異 な り 、 批 評 や 滑 稽 に 限 定 さ れ て お ら ず 、 二 次 創 作 一 般 を も 含 ん で い る と 思 わ れ る 。 そ の た め 、 わ が 国 独 特 の パ ロ デ ィ 概 念 と 合 致 す る よ う な 条 文 の 構 造 に す べ き で あ ろ う 。 そ し て 裁 判 所 は 、 パ ロ デ ィ 判 断 の 際 に は 、 表 現 の 自 由 の 観 点 か ら 「 利 用 さ れ た 作 品 の 代 替 可 能 性 」 を 、 情 報 の 豊 富 化 の 面 か ら は 「t r ansf or mat i ve 性 」 を 、 そ の 他 「 原 作 品 に 与 え る 影 響 」 な ど を 総 合 的 に 考 慮 し た 上 で 判 断 す べ き で あ る 。

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昌平坂学問所および諸藩校における読書に関する一考察

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学籍番号: 201121725 氏 名 : 賓 田 麻 衣 Ma i T A K A R A D A

寛 政9 年 ( 1797) 、 幕 府 直 轄 の 学 問 所 で あ る 昌 平 坂 学 問 所 が 開 設 さ れ た 。 そ こ で は 、 儒 学 の 教 授 が 行 わ れ 、 教 育 に 必 要 な 書 物 は 、 文 庫 に 所 蔵 さ れ て い た 。 諸 藩 校 も こ れ に 倣 い 、 公 的 な 教 育 機 関 に お い て は 儒 学 の 教 授 が 行 わ れ た 。 ま た 、 諸 藩 に お い て も 、 文 庫 が 設 置 さ れ 、 学 習 に 必 要 な 書 物 が 所 蔵 さ れ て い た 。 し か し 、 漢 学 の 敦 授 を 主 に 行 っ て い た に も 関 わ ら ず 、 多 く の 和 書 の 所 蔵 が 見 ら れ る 文 庫 が あ る 。 本 論 文 で は 、 昌 平 坂 学 問 所 や 諸 藩 校 に 設 置 さ れ た 文 庫 に 焦 点 を 当 て 、 蔵 書 構 成 の 分 析 お よ び 文 庫 運 営 に 関 す る 資 料 か ら 、 教 育 機 関 に 所 蔵 さ れ る 和 書 に は ど の よ う な 書 物 が 存 在 し た の か 、 ま た 、 和 書 の 読 書 と は ど の よ う な 意 味 を 持 つ も の で あ っ た の か に つ い て 考 察 し て い く 。

本 論 文 で は 、 近 世 期 に 武 士 の 子 弟 を 教 育 し て い た 機 関 を 研 究 対 象 と す る 。 幕 府 直 轄 の 学 問 所 で あ っ た 昌 平 坂 学 問 所 と 14の 藩 校 を 対 象 と す る 。 研 究 方 法 と し て は 、 次 の2つ の 方 法 を採ることとする。まず、 1つ 目 の 方 法 と し て は 、 資 料 よ り 文 庫 運 営 の 実 態 を 探 る 。 2つ目 の 方 法 と し て は 、 各 文 庫 の 現 在 確 認 で き る 目 録 に よ る 蔵 書 分 析 で あ る 。

昌 平 坂 学 問 所 お よ び 諸 藩 校 で は 、 記 録 か ら 、 文 庫 が 存 在 し 利 用 さ れ て い た こ と が わ か る 。 文 庫 利 用 の 主 な 目 的 は 、 学 問 の 助 け と さ れ る こ と で あ っ た 。 こ れ ら の 機 関 の 教 育 は 、 主 と

し て 漠 籍 を 敦 材 と し て 儒 学 を 教 授 す る こ と で あ っ た 。 そ の た め 、 す べ て の 機 関 に お い て 、 漢 籍 が 所 蔵 さ れ て い た 。 し か し 、 漢 籍 だ け で は な く 和 書 の 所 蔵 も 、 す べ て の 機 関 に お い て 見 ら れ る 。 和 書 の 中 で も 、 戦 を 題 材 と し た 「 軍 書 」 の ジ ャ ン ル に 分 類 さ れ る 書 物 が 、 昌 平 坂 学 問 所 を 始 め 多 く の 藩 校 で 見 ら れ る 。 こ れ ら は 、 歴 史 や 戦 史 、 兵 学 の ー 教 材 で あ っ た こ と が 考 え ら れ る 。 し か し 、 そ れ 以 上 に 近 世 期 の 武 士 が 自 ら の 体 験 と し て 持 っ て い な い 戦 に お け る 軍 事 行 為 の 経 験 や 、 戦 に 臨 む 覚 悟 と い っ た も の の 獲 得 が 、 「 軍 書 」 の 読 書 の 目 的 と し て あ っ た の で は な い か と 思 わ れ る 。 こ れ ら の 機 関 に お い て 求 め ら れ た 読 書 と は 、 太 平 の 世 に あ っ て も な お 武 士 と し て の ア イ デ ン テ イ テ ィ ー を 失 わ な い こ と を 目 的 と し て 行 わ れ る 行 為であったと考えられる。

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大 学 図 書 館 員 を 対 象 と し た 研 修 の 現 状 と 課 題

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学籍番号: 201121729 氏 名 : 永 見 聡 一 朗

Soi chi r o NA G A MI 大 学 図 書 館 員 に 求 め ら れ る 能 力 は 多 様 化 し て い る . 一 方 , 大 学 経 営 の 悪 化 に よ る 予 算 ・ 人 員 不 足 に よ り 大 学 図 書 館 員 の 研 修 機 会 の 確 保 は , 今 後 よ り 困 難 に な る と 予 測 さ れ る . 限

られた予算・時間の中で専門的な人材を養成するには効果的・効率的な研修が必要である. 現 在 , 大 学 図 書 館 員 を 対 象 と し た 研 修 は , 数 多 く 行 わ れ て い る も の の , そ の 振 り 返 り は な

さ れ て お ら ず , 対 象 と し た 研 究 は 少 な い . 本 研 究 は , 過 去 の 研 修 の 調 査 及 び 研 修 の 企 画 担 当者も含めたインタビュー調査によって, ( 1) 大 学 図 書 館 員 を 対 象 と し た 過 去 の 研 修 の 変

遷を明らかにし, ( 2) ( 従来型の研修の意義の再検討も含めた)今後の研修の効率的・効果

的 な 提 供 方 法 に つ い て 考 察 す る こ と を 目 的 と す る

調 査 対 象 は , 「 大 学 図 書 館 職 員 長 期 研 修 」 「 大 学 図 書 館 職 員 短 期 研 修 」 国 立 情 報 学 研 究 所 及 び そ の 前 身 機 関 が 行 っ た 研 修 と し た 加 え て , 『 図 書 館 年 鑑 』 に お け る 研 究 集 会 数 ,

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A L C T S Onl i ne L ear ni ng も 調 査 対 象 と し た . イ ン タ ビ ュ ー の 調 査 対 象 は , 大 学 図 書 館 職 員 長期研修の企画担当者及び受講者とした.

調査の結果, 7 点が明らかになった.即ち, ( I ) 研修の開催数は増加傾向にある.また, その開催数には地域差が存在する, ( 2) 研 修 の テ ー マ は 時 代 背 景 に 合 わ せ て 変 化 し て き て いる, ( 3) 研修が体系化される動きがある, ( 4) 従 来 の 集 合 型 研 修 は 人 的 ネ ッ ト ワ ー ク の 形成の役割も果たしていた, ( 5) 討 議 形 式 な ど 参 加 型 の 研 修 は 汎 用 的 能 力 の 育 成 に 繋 が る 可能性がある, ( 6) 近 年 の 大 学 図 書 館 の 現 場 で はO J T ( On t he J ob Tr ai ni ng) は殆ど行わ れ て い な い 可 能 性 が あ る , で あ る ま た , 情 報 技 術 を 用 い た 研 修 の 有 効 性 に 対 す る 意 見 も

あった.

今 後 の 研 修 の 在 り 方 と し て は , ま ず 情 報 技 術 を 用 い た 研 修 で , 基 本 的 知 識 及 び 最 新 動 向 に 関 す る 講 義 等 を 充 実 し , 幅 広 い 研 修 機 会 を 提 供 す る . 集 合 型 の 研 修 で は , 討 議 形 式 な ど 双 方 向 式 の 参 加 型 の 講 義 に よ っ て , 汎 用 的 能 力 の 育 成 も 図 る と 共 に , 積 極 的 に 人 的 ネ ッ ト ワ ー ク の 形 成 も 行 う . そ し て , 再 び 清 報 技 術 を 用 い た 研 修 に よ っ て , 研 修 の 事 後 課 題 や 学 習 コ ミ ュ ニ テ ィ の 構 築 に よ る 継 続 的 な 学 習 に 繋 げ る と い う よ う な や り 方 が 考 え ら れ る .

今後は, OJ T の 詳 細 な 実 態 を 把 握 す る こ と や 非 正 規 職 員 の 能 カ ・ 技 能 向 上 の 機 会 も 含 め た調査等が課題としてあげられる.

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学校沿革誌の編纂と資料的性格

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学籍番号: 201121732 氏 名 : 林 原 久 恵 Hi s ae HYASHI HARA

学校沿革誌とは各学校によって編纂される学校の歴史や変遷を記した資糾である。小学 校では明治時代初期から編纂されており、永年保存文書として保存されてきた。しかし、 辞典類による定義は確認できなく、先行研究においても一地域における編纂経緯や個別の 学校沿革誌に対しての検討になる。さらに、記載事項や様式は区々であり内容は多岐に渡 っている。そのため、全国的な編纂経緯や資料的性格は不明確である。

し た が っ て 、 本 研 究 の 目 的 は 、 関 係 す る 法 規 定 や 学 校 沿 革 誌 の 実 態 の 検 討 を 通 じ て 、 学 校沿革誌の全国的な編纂経緯や目的、その資料的性格を明らかにすることである。また、 そ れ に よ っ て 現 在 の 学 校 沿 革 誌 に お け る 保 存 管 理 経 緯 及 び 位 置 付 け を 検 討 し 、 学 校 沿 革 誌 の再評価を試みることである。

そのため、関係する法規定の規定内容や通達状況からその編纂経緯、目的を分析した。 し かし 、 地域 によっ て規定 状況は様々であり、多くの地域 では編 纂指示の 令達が見 られず 設 備 表 薄 の 規 定 に よ り 設 備 を 義 務 付 け て い た 。 さ ら に 、 郡 や 市 独 自 の 規 定 、 学 校 独 自 の 動 き が 先 進 し た 事 例 も あ っ た 。 よ っ て 、 学 校 沿 革 誌 は 必 ず し も 令 達 の 規 定 に よ り 編 纂 さ れ て は い な く 、 地 域 或 い は 学 校 の 独 自 の 働 き に よ っ て 編 纂 さ れ た も の だ っ た こ と が 明 ら か に な っ た 。 編 纂 目 的 に つ い て は 、 各 校 の 歴 史 の 後 世 へ の 伝 達 が 共 通 し て み ら れ 、 時 代 に よ っ て 「徴考証拠」或いは資料自体としての重要性が見出されていた。学校沿革誌は現在におい ても規定が設けられ、編纂が続けられている。

ま た 、 学 校 沿 革 誌 の 原 本 調 査 か ら そ の 実 態 や 編 纂 者 側 の 意 識 等 に つ い て 検 討 す る と と も に 、 規 定 上 と 実 際 の 記 載 に お け る 学 校 沿 革 誌 を 比 較 検 討 し た 。 学 校 沿 革 誌 は 必 要 性 が 意 識 さ れ 、 主 体 的 に 編 纂 が 行 わ れ て い た 。 成 立 年 代 と 記 載 状 況 か ら 編 纂 後 に お い て も 加 筆 が 続 け ら れ て い た こ と も 多 か っ た 。 規 定 と 記 載 状 況 の 分 析 か ら は 、 当 該 学 校 に 属 し た 人 々 、 学 校 の 成 り 立 ち 、 運 営 の 実 績 等 と い っ た 事 項 が 主 に 編 纂 さ れ た こ と が 明 ら か に な っ た 。 つ ま り、そうした事項が後世に残すべき事項として考えられていたのである。地域と密接に関 わり合ってきた歴史を記す学校沿革誌は、地域の歴史・教育・文化を伝える資料となる。 学校沿革誌の持つ根本的な資料的性格はそこに帰結すると考えられる。

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日 本 の 図 書 館 協 議 会 に 関 す る 総 合 的 研 究

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学籍番号: 201121733

氏 名 : 平 山 陽 菜

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図 書 館 法 第 14 条 か ら 第 15条 に 、 公 立 図 書 館 に 館 長 の 諮 問 機 関 と し て 図 書 館 協 議 会 を 置 く こ と が で き る と 定 め ら れ て い る 。 図 書 館 協 議 会 は 公 立 図 書 館 の 約 6 割 に 設 置 さ れ 、 広 く 活 用 さ れ て い る が 、 実 態 調 査 を 伴 っ て 制 度 を 具 体 的 に 検 討 し た 研 究 は こ れ ま で 行 わ れ て い な い 。 ま た 、 近 年 地 方 分 権 か ら 住 民 の 主 体 性 が 強 ま り 、 行 政 へ の 住 民 参 加 が 関 心 を 集 め て い る 。 図 書 館 協 議 会 は 図 書 館 政 策 へ の 住 民 参 加 手 段 で あ り 、 今 後 図 書 館 協 議 会 の よ り 良 い 運 用 と そ の 検 討 が 求 め ら れ る が 、 一 方 で 形 骸 化 し て い る と の 指 摘 も あ る 。 こ の よ う な 背 景 の も と 、 本 研 究 は 図 書 館 協 議 会 に つ い て 、 そ の 成 り 立 ち か ら 図 書 館 協 議 会 に 想 定 さ れ て い た 役 割 や 意 義 を 明 ら か に し 、 行 政 学 的 視 座 や 実 態 調 査 を 踏 ま え て 図 書 館 協 議 会 の 望 ま し い 在り方を検討する。

本 研 究 は ( 1) 公 立 図 書 館 政 策 と し て 図 書 館 協 議 会 を 設 置 し た 目 的 や そ の 経 緯 と ( 2) 現 在 の 図 書 館 協 議 会 の 実 態 の 2 つ を 明 ら か に す る こ と を 目 的 と す る 。 研 究 方 法 は そ れ ぞ れ 以 下の通りである。 ( 1) 図 書 館 協 議 会 は 戦 後 図 書 館 法 成 立 時 に 日 本 に 導 入 さ れ た 制 度 で あ る た め 、 図 書 館 法 成 立 ま で に 作 成 さ れ た 複 数 の 図 書 館 法 案 に お け る 図 書 館 協 議 会 制 度 の 変 遷 を 比 較 す る こ と で 、 図 書 館 協 織 会 に 求 め ら れ た 役 割 や 制 度 を 明 ら か に す る 。 ( 2) 日 本 図 書 館 協 会 に よ る 調 査 や 、 本 研 究 で 実 施 し た 公 立 図 書 館 の 全 国 調 査 の 結 果 か ら 、 現 在 の 図 書 館 協 議 会 の 設 置 ・ 運 用 や 審 議 内 容 、 図 書 館 協 議 会 が 図 書 館 の 運 営 に 与 え る 影 響 な ど を 明 ら か に す る 。 本 研 究 の 調 査 は 各 自 治 体 の 中 央 図 書 館 を 対 象 に 、 イ ン タ ー ネ ッ ト を 利 用 し た 質 問 紙調査である。

分 析 の 結 果 、 図 書 館 協 議 会 は 公 立 図 書 館 を 民 主 主 義 的 統 制 の 元 で 運 営 す る よ う 、 ア メ リ カ の 図 書 館 委 員 会 制 度 を 導 入 し よ う と し た が 、 戦 後 ま も な く で 市 民 に よ る 民 主 主 義 的 公 選 制 が 困 難 で あ っ た こ と や 、 日 本 独 自 の 行 政 制 度 に 適 し た 制 度 に す る 必 要 が あ っ た こ と 、 さ ら に 経 済 改 革 に よ る 財 政 問 題 の 影 響 か ら 結 果 的 に 現 在 の 制 度 を 構 築 し た こ と が 明 ら か に な っ た 。 ま た 、 現 在 の 図 書 館 協 議 会 の 実 態 調 査 か ら 、 設 置 率 や 委 員 の 所 属 、 公 開 性 に つ い て 分 析 し 、 経 年 変 化 や そ の 他 の 審 議 会 と 比 較 し た 。 さ ら に 、 図 書 館 協 議 会 の 審 議 結 果 に よ り 公 立 図 書 館 へ の 指 定 管 理 者 導 入 結 果 が 異 な る こ と か ら 、 協 議 会 が 図 書 館 運 営 に 影 嬰 を 与 え て い る こ と を 示 し た 。 以 上 の よ う に 調 査 で 明 ら か に し た 図 書 館 協 議 会 の 実 態 に 基 づ き 、 協 議 会 の 役 割 や 意 義 、 公 募 委 員 の 意 義 や 協 議 会 開 催 の 工 夫 、 公 開 性 の 向 上 な ど 、 固 書 館 協 議 会 の 望 ま し い 在 り 方 を 提 案 し た 。 研 究 指 導 教 員 : 池 内 淳 副 研 究 指 導 教 員 : 薬 袋 秀 樹

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-公 共 図 書 館 利 用 者 に よ る 市 街 地 活 性 化 効 果 の 検 証

高 崎 市 中 心 市 街 地 を 事 例 と し で

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-学籍番号:201121734 氏 名 : 藤 岡 朋 子

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本 稿 で 取 り 上 げ る 中 心 市 街 地 活 性 化 事 業 と は 、 市 街 地 の 空 洞 化 や 衰 退 の 抑 制 を 目 的 と し た取り組みである。2012年 12月 現 在 で 事 業 認 定 さ れ て い る 121件 中 24件 で 公 共 図 書 館 の 移 転 や 改 築 が 計 画 さ れ て お り 、 基 本 計 画 か ら は 来 館 者 に よ る 来 街 者 数 、 歩 行 者 通 行 量 等 の 増 加 が 期 待 さ れ て い る こ と が わ か る 。 し か し 、 現 状 で は 公 共 図 書 館 整 備 に よ る 来 館 者 の う ち 、 実 際 に 市 街 地 活 性 化 に 対 し て 効 果 の 高 い 利 用 者 層 の 区 分 等 が 明 確 化 さ れ て お ら ず 、 公 共 図 書 館 の 与 え る 市 街 地 活 性 化 効 果 の 実 態 に つ い て は 不 明 瞭 で あ る と 考 え ら れ る 。 そ こ で 本 稿 で は 、 図 書 館 来 館 者 に よ っ て 発 生 す る 「 賑 わ い 効 果 」 「 経 済 効 果 」 の 実 態 を 明 確 化 す る

ことを目的とした。

調 査 方 法 は 文 献 調 査 と ア ン ケ ー ト 調 査 を 実 施 し た 。 文 献 調 査 で は 中 心 市 街 地 活 性 化 基 本 計 画 内 に お い て 公 共 図 書 館 整 備 を 行 う 事 例 に つ い て ま と め 、 ア ン ケ ー ト 調 査 で は2008年に 中 心 市 街 地 活 性 化 基 本 計 画 に 基 づ き 整 備 さ れ た 高 崎 市 立 中 央 図 書 館 の 来 館 者 を 対 象 と し て 、

「基本属性」「図書館利用」「市街地利用」「パーソントリップ」の 4項目についてたずねた。 結 果 中 心 市 街 地 内 に お い て 回 遊 行 動 を 起 こ す 割 合 は 高 崎 市 の 想 定 し て い る 約 2 7 %に対し て 、 本 調 査 の 回 答 者 か ら は 43. 5%と い う 水 準 が 確 認 さ れ た 。 こ の こ と か ら 中 心 市 街 地 活 性 化 に 対 し て 公 共 図 書 館 整 備 が 期 待 以 上 に 有 効 で あ る こ と が 示 さ れ 、 ま た 回 遊 行 動 を 起 こ す 層 の 特 徴 と し て は 女 性 が 多 い こ と が 分 か っ た 。 賑 わ い 向 上 効 果 に つ な が る 歩 行 来 館 者 の 割 合 は 43. 5%で あ り 、 計 画 中 で 示 さ れ て い る 歩 行 来 館 者 割 合 の 1 5 %を大きく上回っていた。 ま た 歩 行 来 館 者 の 特 徴 と し て は 若 年 層 が 多 い 。 中 心 市 街 地 内 で の 消 費 を 伴 う 経 済 効 果 を 有 す る 来 館 者 の 割 合 は 29. 1%で あ り 、 消 費 行 動 を 行 わ な い 来 館 者 の 割 合 は 47. 8%であった。 ま た 消 費 行 動 を 伴 わ な い 来 館 者 層 は 、 図 書 館 以 外 の 施 設 を 使 わ な い 割 合 が 高 い 。

以 上 の 結 果 よ り 、 各 効 果 対 す る 影 響 力 の 高 い 来 館 者 の 特 性 が 明 ら か に な っ た こ と か ら 、 期 待 す る 設 置 効 果 に よ っ て サ ー ビ ス 提 供 の タ ー ゲ ッ ト 層 を 設 定 す る こ と が 可 能 で あ る と 考 え ら れ る 。 ま た 公 共 図 書 館 の 市 街 地 活 性 化 に 対 す る 効 果 程 度 の 把 握 を 行 っ た こ と で 、 従 来 の 図 書 館 評 価 に は 用 い ら れ る こ と の な か っ た 、 図 書 館 の 都 市 施 設 と し て の 新 た な 効 果 指 標 の可能性を示すことが出来るといえる。

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キ ャ ラ ク タ ー を 活 用 し た 学 習 継 続 支 援 ツ ー ル の 開 発

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学籍番号: 201121737 氏名: 益 子 博 貴

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学 習 へ の 興 味 喚 起 を 目 的 と し て 、 教 材 等 に キ ャ ラ ク タ ー や マ ス コ ッ ト を 導 入 し た 事 例 が あ る 。 し か し 、 学 習 を す る 上 で 重 要 と な る 文 献 の 蓄 積 / 整 理 に 対 し 、 キ ャ ラ ク タ ー を 活 用 し た 事 例 は 見 当 た ら な い 。 文 献 を 蓄 積 / 整 理 す る た め に は 、 学 習 過 程 で 発 見 し た 文 献 を 逐 ー 記 録 し 、 定 期 的 に 振 り 返 る 必 要 が あ る が 、 こ の 作 業 は 単 調 で 負 荷 が 高 く 、 モ チ ベ ー シ ョ

ン を 維 持 す る の が 難 し い 。 そ こ で 本 研 究 で は 、 文 献 の 蓄 積 / 整 理 に 対 す る 興 味 を 喚 起 し 、 そ の 継 続 を 支 援 す る こ と を 目 的 と し て 、 キ ャ ラ ク タ ー を イ ン タ フ ェ ー ス に 用 い た 文 献 の 蓄 積 / 整 理 ツ ー ル ( 文 献 管 理 ツ ー ル ) を 提 案 す る 。

本 研 究 に お い て キ ャ ラ ク タ ー と は 、 I)視覚的要素を持ち、 2)性 格 や 人 格 に 関 す る 設 定 が 与 えられており、 3)世 界 を 想 起 さ せ る 設 定 が 与 え ら れ て い る も の を 指 す 。 本 研 究 で は 、 3)世 界 設 定 を 持 つ と い う キ ャ ラ ク タ ー の 特 性 を 活 か し 、 ツ ー ル を 使 用 す る う ち に 、 世 界 設 定 に 沿 っ て キ ャ ラ ク タ ー の 挙 動 や 反 応 が 変 化 す る よ う に し た 。 こ れ に よ り 、 ユ ー ザ ー に 物 語 を 読 み 進 め る よ う な 楽 し さ を 提 供 す る こ と が で き 、 文 献 蓄 積 / 整 理 が 促 さ れ る と 考 え た 。

こ の 手 法 に よ り 文 献 蓄 積 / 整 理 の 継 続 が 促 さ れ る か 確 か め る た め 、 実 際 に キ ャ ラ ク タ ー を イ ン タ フ ェ ー ス に 用 い た 文 献 管 理 ツ ー ル を 開 発 し 、 試 用 実 験 を 行 っ た 。 実 験 は 筑 波 大 学 知 識 情 報 ・ 図 書 館 学 類 お よ び 図 書 館 情 報 メ デ ィ ア 研 究 科 の 学 生 II 名 を 対 象 に し 、 開 発 し た ツ ー ル を 用 い て 2週 間 、 文 献 の 蓄 積 / 整 理 を 行 っ て も ら っ た 。 そ の 結 果 、 キ ャ ラ ク タ ー を イ ン タ フ ェ ー ス に 用 い る こ と で 、 ユ ー ザ ー の 興 味 を 喚 起 し 、 ツ ー ル を 利 用 す る 楽 し さ を 提 供 で き る こ と が 明 ら か に な っ た 。 し か し 、 そ れ だ け で は 文 献 の 蓄 積 / 整 理 は 継 続 せ ず 、 さ

ら に ユ ー ザ ー が 持 続 的 な 学 習 課 題 を 持 っ て い る 必 要 の あ る こ と が 分 か っ た 。

こ こ か ら 、 キ ャ ラ ク タ ー か ら 学 習 課 題 を 推 薦 す る 機 能 を 持 た せ る 等 、 手 法 を 発 展 さ せ る こ と で 、 よ り 効 果 的 に 文 献 蓄 積 / 整 理 の 継 続 を 支 援 で き る と 考 え て い る 。

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-研 究 指 導 教 員 : 宇 陀 則彦

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閲覧者による印象を考慮したイラスト投稿者の検索

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学籍番号: 201121740 氏 名 : 宮 嶋 清 人 Ki yot o Mr Y A J IMA

本 研 究 で は , イ ラ ス ト 共 有S NSにおいて,投稿者のイラストに付与されたタグから印象を推定 し,イラスト投稿者を検索する手法を提案した。既存のイラストレータ検索サービスでは,人手に よ り デ ー タ を 登 録 し て い る た め , 新 た に 活 動 を 始 め た イ ラ ス ト レ ー タ を 発 見 す る こ と は 困 難 で あ る。本研究では,イラスト共有S NS 上で活動する様々なイラスト投稿者を検索する手法を実現し た。イラスト投稿者の検索には,モチーフと印象を利用した。イラスト投稿者が描くモチーフや, その投稿者のイラストが与える印象は,イラストに付与されたタグから推定した。

検索に使用する印象は,印象を定義している関連研究を参考に,イラスト共有S NSにおいて特 に利用されているものを選定した。その中から,印象推定を実現するために,タグから推定した印 象と,イラストを見て判定した印象が一致する 12 の印象を選定した。選定した12 の印象につい

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らずある程度共通して認識できることを確認した。

印象の推定の手がかりを人手で選定すると,新たに生じたタグを手がかりとすることが困難であ る。こうしたタグを印象推定の手がかりとして利用するために,印象推定の手がかりの効果を視覚 的に判断できる決定木を利用して, 12 の印象を推定する手法について検証した。結果から,評価 タグや,他の品詞を属性とした決定木により,人手で構築したルールと同程度に印象を推定できる こと,ならびに印象の推定には評価タグが有効であることを明らかにした。

ま た , 印 象 と モ チ ー フ を , イ ラ ス ト 投 稿 者 の ラ ン キ ン グ に 適 切 に 反 映 さ せ る た め の 実 験 を 行 っ た。まず,実験を通じて,イラスト投稿者のモチーフと印象の両方を手がかりとして用いることに より,適切にイラスト投稿者を検索できることを明らかにした。また,タグには,表記ゆれが発生 す る た め , クエリと し て 入力 し た モチ ー フ だ け で は , 検 索 漏 れが発 生する 。さらに ,選定し た12 の印象以外にも,様々な印象語がある。これらの情報を活かして,イラスト投稿者を適切にランキ ングするために,本研究では,イラスト投稿者の情報をフィードバックすることにより,再ランキ ングする手法について検証した。その結果,モチーフや印象に関するタグを拡張することで,より 適切な検索結果を得られることが確認できた。最後に,本研究の貢献を以下にまとめる。

1. イ ラ ス ト 共 有S NSを対象とし, S NS上でソーシャルタグを利用することにより,検索者の 要求に適合する作品を公開している人物を検索する手法を提案した。

2. イラスト投稿者検索の手がかりとして用いる印象を定義し,その自動推定の手法を提案し, 実験を通して有効性を確認した。

3. モチーフや印象を用いて検索する上で,手がかりとなるタグの表記ゆれの問題に対応するた めに,情報要求に適合するイラスト投稿者の情報のフィードバックを利用することで,より適切な 投稿者を検索できることを明らかにした。

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医 療 者 を 対 象 と し た 病 院 図 書 館 サ ー ビ ス の 研 究

ー 図 書 の 無 手 続 き 利 用 を 手 が か り と し て 一

Res ear c h of hospi t al l i br ar y servi ce f o

r heal t h- car e pr of essi onal s

-

b y

t he r esul t of l i br ar y i nv ent or y

-【背景】

学籍番号: 201121743 氏 名 : 山 崎 む つ み Mut s umi Y A MA Z A K I

病 院 図 書 館 は 、 公 共 図 書 館 な ど の 他 の 図 書 館 と は サ ー ビ ス の 対 象 と す る 利 用 者 の 立 場 や 利 用 目 的 が 異 な り 、 最 新 の 医 療 に 関 わ る エ ビ デ ン ス を 提 供 し 、 さ ら に 病 院 で の 研 修 等 を 含 む 知 識 獲 得 を 支 援 す る 専 門 図 書 館 で あ る 。 病 院 図 書 館 図 書 の 利 用 は 患 者 の 生 命 に も 関 係 することから、従来の管理的視点だけではなく、利用者視点での対策や検討が求められる。

本 研 究 で は 、 高 度 医 療 研 修 を 担 う 病 院 の 図 書 館 が 、 学 術 情 報 に よ り 医 療 者 を 支 援 す る ために行う最適な病院図書館サービスを提案する。

【方法】

高度がん専門病院の図書館である S病 院 図 書 館 の 図 書 利 用 実 態 調 査 を 行 い 、 最 適 な 病 院 図書館サービスの手がかりを探った。具体的な調査としては、 2006 年度から 2011 年度の 図 書 館 シ ス テ ム か ら の 貸 出 デ ー タ と 蔵 書 点 検 調 査 結 果 を 用 い 、 月 別 、 所 属 別 貸 出 数 、 蔵 書 点 検 時 不 明 数 、 不 明 図 書 返 却 数 、 主 題 別 貸 出 数 、 蔵 書 点 検 時 不 明 図 書 発 行 年 な ど を 調 査

した。 【結果】

調 査 の 結 果 、 図 書 の 利 用 は 研 修 と 関 連 が あ る こ と お よ び 、 蔵 書 点 検 時 所 在 不 明 図 書 は 通 常 貸 出 と 同 様 に 返 却 さ れ て い た こ と か ら 、 無 手 続 き に よ る 利 用 で あ る こ と が 明 ら か と

なった。無手続き利用には、病院図書館における「貸出利用」の意味、および「貸出手続き をしない利用者」「研修との関連」が包含されていた。無手続き利用を手がかりにして、 個 人 へ の 貸 出 で は な く 、 研 修 単 位 や 部 署 単 位 へ の 図 書 セ ッ ト に よ る グ ル ー プ セ ッ ト 貸 出 サ ー ビ ス を 、 病 院 図 書 館 サ ー ビ ス と し て 提 案 し た 。 グ ル ー プ セ ッ ト 貸 出 を 病 院 図 書 館 が 一 括 管 理 す る こ と に よ り 、 病 院 図 書 館 と 病 院 組 織 と の 連 携 が 深 ま り 、 図 書 館 に よ る 学 術 情報を用いた医療のさらなる貢献が可能になる。

今回の S 病 院 図 書 館 の 図 書 利 用 実 態 調 査 は 、 高 度 専 門 医 療 に 対 す る 図 書 館 サ ー ビ ス の 在り方の検討の一つの事例でありその布石といえる。

【結論】

病 院 図 書 館 サ ー ビ ス の 一 つ と し て 行 わ れ る 研 修 単 位 、 部 署 単 位 の グ ル ー プ セ ッ ト 貸 出 サービスは、身近に必要な資料が必要な時期にあること、貸出手続きが省略されること、 最新の資料を利用できることなどから、医療者にとって、利便性が図れるサービスである。

- 14

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タ イ と 日 本 の 読 書 教 育 に お け る 学 校 図 書 館 の 役 割 と 課 題

The Rol e and Pr obl em

of Thai

and J apanes e Sc hool

L i br ar i es

i n

Readi ng Educ at i on

学籍番号: 201121751 氏名: THAMSEMA CHUTI RAT タイでは、 1999年 の 国 家 教 育 法 が 決 定 さ れ た こ と に よ り 、 教 育 方 針 で は 生 徒 が 自 ら 学 ぶ だ け で な く 、 教 育 の 様 々 な 学 習 方 法 で 生 徒 の 主 体 的 な 学 び を 重 視 す る よ う な 教 育 課 程 が 定 め ら れ , 選 択 科 目 や 総 合 学 習 等 の 導 入 が 図 ら れ た 。 一 方 、 図 書 館 に お い て は 、 2004年 に は 利 用 者 が 幸 せ に 利 用 で き る 活 発 な 図 書 館 へ 改 善 す る 「L i v i ng L i br ar y」 と い う 考 え が 提 唱

さ れ た 後 、 各 図 書 館 は 経 営 管 理 や サ ー ビ ス な ど を 新 た に 見 直 す よ う に な り 、 青 少 年 の 読 書 環 境 づ く り や 司 書 教 諭 の 研 修 な ど の 事 業 が 行 わ れ る よ う に な っ た 。 2009年 に タ イ 青 少 年 の 読 書 率 を 高 め る こ と を 目 的 と し て 、 当 時 の 教 育 省 は 「3 Good L i br ar y」 と い う 「 良 い メ デ

ィ ア ・ 良 い 環 境 ・ 良 い サ ー ビ ス 」 を 整 備 す る 計 画 を 立 案 し 、 学 校 図 書 館 の 整 備 充 実 を 図 っ た 。 こ の よ う な 状 況 の 中 で 学 校 図 書 館 は 、 様 々 な 情 報 資 源 を 整 備 し 、 学 習 支 援 活 動 と 読 書 支 援 活 動 を 行 う こ と が 重 要 視 さ れ て き て い る 。 そ の 結 果 、 学 校 図 書 館 の 蔵 書 不 足 、 司 書 教 諭 の 過 重 な 負 担 な ど の 問 題 が 明 ら か に な っ た 。 そ の た め 、 学 校 図 書 館 に お け る 他 の 機 関 と の 連 携 ・ 協 力 の 必 要 性 が 議 論 さ れ 、 学 校 図 書 館 整 備 の 基 準 ・ 指 標 に も 学 校 図 書 館 整 備 の た め の 連 携 ・ 協 力 を 行 う こ と が 求 め ら れ た 。 し か し 、 実 際 に は タ イ の 学 校 図 書 館 で は 公 共 図 書 館 な ど の 他 の 機 関 と の 連 携 ・ 協 力 が 十 分 に 行 わ れ て い な い 。

そ こ で 本 研 究 で は 、 日 本 の 学 校 図 書 館 に お け る 連 携 ・ 協 力 の 現 状 と 課 題 を 明 ら か に し 、 そ れ を 基 に タ イ の 学 校 図 書 館 の 連 携 ・ 協 力 を 推 し 進 め 、 読 書 教 育 を 支 援 す る た め の 方 策 に つ い て 考 察 す る こ と を 目 的 と し た 。 研 究 方 法 は 、 文 献 調 査 、 ア ン ケ ー ト 調 査 、 イ ン タ ビ ュ ー 調 査 で あ る 。 文 献 調 査 は 、 タ イ と 日 本 の 学 校 教 育 及 び 学 校 図 書 館 に 関 す る 主 要 な 文 献 を 対 象 と し た 。 ま た 、 ア ン ケ ー ト 調 査 は バ ン コ ク 県 の 小 学 校 の 学 校 図 書 館 担 当 者 を 対 象 に 行 っ た 。 そ し て 、 イ ン タ ビ ュ ー 調 査 は バ ン コ ク 県 と つ く ば 市 の 小 学 校 の 司 書 教 諭 を 対 象 に 行 っ た 。 こ れ ら の 調 査 か ら 、 タ イ の 学 校 図 書 館 の 現 状 と 課 題 を 考 察 し た 。 そ し て 、 タ イ の 学 校 図 書 館 の 連 携 ・ 協 力 を 推 し 進 め , 読 書 教 育 を 支 援 す る た め の 方 策 と し て 5点を提示した。

それは、 ( 1) 地 方 自 治 体 は 、 司 書 教 諭 研 修 を 積 極 的 に 実 施 し て 、 学 校 図 書 館 の 目 的 や 役 割 、 他 の 機 関 と の 連 携 の 必 要 性 に つ い て 理 解 を 図 る こ と 、 ( 2) 司 書 教 諭 は 、 学 校 の 図 書 館 運 営 委 員 会 か ら 蔵 書 取 得 や 読 書 教 育 な ど の 協 力 だ け で な く 、 他 の 機 関 と の 連 携 ・ 協 力 に 関 す る 支 援 を 受 け る こ と 、 ( 3) 司 書 教 諭 は 、 学 校 の 図 書 館 運 営 委 員 会 や 教 育 委 員 会 の 支 援 を 得 て 、 地 域 の 大 規 模 学 校 の 学 校 図 書 館 や 大 学 図 書 館 等 と 連 携 ・ 協 力 し 、 廃 棄 図 書 の リ サ イ ク ル 等 を 行 い , 蔵 書 の 充 実 を 図 る こ と 、 ( 4) 司 書 教 諭 は 、 仕 事 の 負 担 を 減 少 さ せ る た め に 、 学 校 のPT Aと 図 書 館 運 営 委 員 会 の 支 援 を 得 て 保 護 者 の ボ ラ ン テ ィ ア の 配 置 や 、 大 学 と 連 携 ・ 協 力 し 大 学 生 の ボ ラ ン テ ィ ア の 配 置 を 推 進 す る こ と 、 ( 5) 司 書 教 諭 は , 保 護 者 ・ 大 学 生 の ボ ラ ン テ ィ ア を 活 用 し て 、 地 域 の 学 習 セ ン タ ー と し て 学 校 図 書館を開放し、地域との連携を深めることである。

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中 国 に お け る マ イ ク ロ ブ ロ グ の 利 用 実 態 と 認 識

T he Ac t ual Si t uat i on a nd t he Publ i c U

nder s t andi ng o

f M

i cr o- bl og

I n Chi na

学籍番号: 201121756

氏 名 : 李 妍

Y a n LI

マ イ ク ロ プ ロ グ は 世 界 的 に 普 及 し て い る 、 日 米 で はTwi t t er が 最 も 一 般 的 だ が 、 中 国 で は 国 産 の マ イ ク ロ ブ ロ グ ( 「 微 博 」 ) が 広 く 利 用 さ れ て い る 。 こ れ ま で の 調 査 結 果 で は 、 利 用 者 が 個 人 的 な や り と り の た め に マ イ ク ロ ブ ロ グ を 利 用 し て い る 。 様 子 が 報 告 さ れ て い る が 、 一 方 で メ デ ィ ア 研 究 者 は マ イ ク ロ プ ロ グ を 自 由 な 発 言 を 促 し 、 社 会 変 革 を も た ら す メ デ ィ ア と み な す 傾 向 に あ る 。 そ こ で 、 本 研 究 で は 一 般 市 民 を 対 象 と し た 質 問 紙 調 査 ( ウ ェ プ ) を 行 い 、 彼 ら が マ イ ク ロ プ ロ グ を ど の よ う な メ デ ィ ア と し て と ら え 、 利 用 し て い る の か を 明 ら か に し た 。 調 査 結 果 に よ る と 、 利 用 者 は 主 に 考 え 方 や 日 常 生 活 を 記 録 す る た め 、 ま た 情 報 を 入 手 す る た め に マ イ ク ロ プ ロ グ を 利 用 し 、 最 も 多 く や り 取 り を す る の は 知 人 や 周 囲 の 人 で あ る 。 マ イ ク ロ プ ロ グ は 既 存 の メ デ ィ ア と 比 べ 、 利 便 性 が 高 く 、 情 報 の 伝 達 速 度 が 速 い ほ か 、 話 題 が 身 近 に な る と い う 点 を メ リ ッ ト と 感 じ て い る 。 一 方 、 流 言 や 噂 が 多 い 、 情 報 が 整 理 さ れ て い な い と い っ た デ メ リ ッ ト も 顕 著 に な っ て い る 。 回 答 者 の6 割 は 投 稿 が 削 除 さ れ る あ る い は 公 開 を 禁 止 さ れ る と い っ た 処 分 を 経 験 し て い る が 、 多 く の 人 々 は 発 言 が 処 分 さ れ る こ と を 仕 方 の な い こ と だ と 受 け 入 れ て い る 。 こ れ は 、 処 分 を 受 け た 経 験 の 有 無 や マ イ ク ロ プ ロ グ の 利 用 頻 度 と も 関 係 し な い 、 中 国 の 一 般 市 民 の 全 体 的 な 傾 向 で あ

る。

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参照

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