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で報告した.
24.当整形外科における脊髄腫瘍の経験 (整形外科)○上田 礼子・坂本 浩美・
巌琢也・森崎直木
GowersとHorsleyによりはじめて…脊髄腫瘍が摘出 され,さらにSicardによりミエログラフィーが行なわ れて以来,脊髄腫瘍の診断および摘出術が諸家により比 較的容易に行なわれるようになり,欧米,本邦ともにす でに多数の報告がなされている.
今回,当整形外科教室において,昭和26年から昭和45 年前半までの約20年間に,手術において脊髄腫瘍と確認 された20例について,統計,臨床,レントゲン,手術,
病理組織などについて検討した.ただし,椎間板ヘルニ ア,癌の骨転移,脊椎カリエスによる広い意味の脊髄腫 瘍をのぞく.
調査しえた脊髄腫瘍の内容は,腫瘍別にみると神経鞘 腫14例,表皮様嚢腫3例,脂肪腫1例,髄膜腫1例,上 皮腫1例であり,神経鞘腫が全体の70%を占め,諸家の 報告にみられるごとく第1位を占めている.横断位占拠 部位別では,硬膜外!例,硬膜内乱外18例,髄内1例で あり,硬膜内髄外腫瘍が最:も多く90%を占めた.高位別 では頚椎4例,胸椎4例,腰椎9例,胸腰椎にわたるも の2例,頚椎と胸椎にあるもの1例で,腰椎が45%で主 位を占めた.20例中そのほとんどが単発例であるが,2 例に多発例をみた.
脊髄腫瘍の治療に際しては,われわれの経験上,臨床 所見,ミエログラフィーにより早期に診断カミなされ,上 手に摘出術が行なえれば,脊髄麻痺およびその合併症も なく治癒する症例が多いことが判明した.以上のごと
く,われわれが経験した脊髄腫瘍20例について,その詳 細を若干の症例をあげて報告するとともに,筋萎縮性側 索硬化症,多発性硬化症などの内科的脊髄疾患と鑑別し て,早期に脊髄腫瘍と診断して早期手術の必要性を強調
した.
25.不整脈に対するペースメーカーの治療 (心研)
○丁 栄市・堀 原一一・三浦 勇・
秋元富夫・林 久恵・細田瑳一・
横山 正義・松本 陽子・遠藤真弘
ペースメーカー治療の対象となる不整脈には,大きく 2つのものがある.一つは刺激伝導障害,すなわち,
S−Ablock, A−V blockであり,ペースメーカーの威力 を最も効果的に発揮しうる.他の一つは心室性不整脈の 抑制を目的とした使用法である.
もちろん一旦発生してしまった心室細動,心室性頻脈 に対しては有効でないことは言うまでもないが,心室性 期外収縮が多発している段階で,個有のcritical level 以上のpulse rateを与えることにより,心室性不整脈 を予防しうるとするものである. この点についてはな お,異論も多く,われわれもはっきりと結論をくだしえ ない状態である.今回は過去2年半の問に経験した50例 の植込み式ペースメーカーの使用経験にもとづいて述べ
た.
われわれが治療対象とした不整脈をあげると,固定し たA−Vblock 10名,間歓的A−V block 10名,固定し たS−Ablock 3名,間歓的S−A block 1名であり,
内Adams−Stokes発作を既往に有する患者は30名,75
%である.総数40名の患者に50回の移植を行なったわけ である.5月20日現在,死亡した患者は3名であり,ペ ースメーカーが原因となり死亡したと思われるものは1 例のみである,使用した機種はレート固定型30,デマン
ド型18,P波同期型1,誘導型1である.10例に対して はペースメーカーの再移植を行なっている.
移植後44%に術後何らかの合併症が発生し,32%は電 極の再固定,ペースメーカーの交換を行なっている.か なり高率な合併症であるが,適切なる処置により全例安 定したペーシングが得られている.
Adams−Stokes発作に対する効果は抜群なるものがあ り,患者管理さえ完全に行なえば,ペースメーカー治療 は全く安全にその効果を発揮しうるものであるとの結論 を得ている.
26.口腔外科領域におけるJosamycinの使用経験 (口腔外科)村瀬 正雄・高井 宏・
扇内 秀樹・○日向 重之
近年種々の新抗生物質が開発されているが,今回,高 知県の土壌より分離したStreptomyces var josamyce−
ticusが産生するマクロライド系の全く新しい抗生物質 で,多剤耐性ブドウ球菌による感染症に優れた効果を発 揮し,高い臓器内濃度を示すといわれているJ・samycin が山之内製薬より開発された.演者らは,本剤の歯科,
口腔外科領域における効果について,急性口腔感染症34 例,術後感染予防19例の計53例に使用し,若干の知見を 得たので報告した.
結論:
(1)感受性試験においては有効73%以上であった.
(2)若干,マクロライド系に交叉耐性の傾向がみと
められた.』
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