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舗装体の温度上昇を抑制する保水性舗装材の開発について

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Academic year: 2022

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(1)【土 木 学 会 舗 装 工 学 論 文 集. 第3巻1998年12月. 】. 舗 装 体 の温 度 上 昇 を抑 制す る 保水 性 舗 装 材 の 開発 につ いて 徳 本 行 信1・ 彌 田 和 夫2・ 1. 3. 岡 田 恒 夫3・ 稲 葉 慶 成4・. 吉 田 孝 介5. 正 会 員 大 阪 市 建 設 局 道 路 建設 課 長(大 阪 市北 区梅 田1丁 目2番2号) 2 正 会 員 大 阪 市 建 設 局 工 務課 長(大 阪 市 北 区梅 田1丁 目2番2号). 非正 会 員 大 阪 市 建 設 局 道 路 建設 課 主査(大 阪市 北 区梅 田1丁 目2番2号) 4 非 会 会 員 大 阪 市 建 設 局 道 路建 設課(大 阪 市北 区梅 田1丁 目2番2号) 5 正 会 員 大 阪 市建 設 局 道 路 建 設 課(大 阪 市 北 区 梅 田1丁 目2番2号). 近 年,都 市 部 で 問題 とな っ て い る ヒー トア イ ラ ン ド現 象 の原 因 の1つ が 、舗 装 体 が 蓄 え る熱 に あ る と言 われ てい る.こ の熱 を緩 和す る た め,舗 装 体 の 蓄 熱 量 を 減 少 させ る手 法 が 考 え られ る.こ の た め,蒸 発 散 量 の多 い 保 水 性 舗 装 材 を 用 い て,舗 装 体 内 に 水分 を保 持 し、 そ の蒸 発 散 に よ り舗 装 体 の 温度 を 下 げ る と と もに 、舗 装 体 の熱 放 量 を 低減 す る 保水 性 舗 装 の 開発 を進 め て い る.こ こで は 、屋 外 に お い て保 水性 舗 装 材 の温 度 変 化,保 水 能 力,蒸 発 量等 を観 測 し、 そ の 結 果 か ら蒸 発 量 と温度 低 減 効 果 の 関係 を 分析 す る と と も に舗 装 材 の熱 収 支 と体 感 温 度 につ い て 考 察 を 行 っ た.. Key Words : water-absorptive. 1.ま. pa vement,. heat-island phenomenon,. えが き. latent. heat,. effective. temperature. る熱 量 も多 く,大 気 中 に放 射 され る熱 量 も多 い.ア ス フ ァル ト舗 装 も人 工地 被 の1つ で あ り,ヒ ー トア. 近 年,人 間 活 動 を原 因 とす る地 球 温暖 化 問題 や オ. イ ラ ン ド現 象 の要 因 の1つ に な っ て い る と指摘 され. ゾ ン層 の破 壊 な どが 顕 在 化 し,良 好 な 地 球 環境 の 持. て い る3)4).ま た,日 射 量 の 多 い 夏 期 には 道 路 上 で. 続 が 危 ぶ ま れ て い る.特 に都 市部 に お い て は 既 に 急. は非 常 に暑 く感 じ られ,歩 行 環境 の 悪 化 を招 い て い. 速 な 環 境 の 悪 化 が生 じて い る と言 わ れ て お り,熱 環. る.こ の よ うな現 象 を 改 善 す る方 策 の1つ に舗 装 体. 境 に お い て も,局 所 的 に気 温 が 上 昇 す る一 方,湿 度. 内 に水 分 を貯 え る 方 法 が 考 え られ,保 水 性 舗 装 と し. が 低 下 し潤 い が失 われ る 「ヒー トア イ ラ ン ド現 象 」. て 開発 を進 め て い る.以 下 で は,試 作 した 保 水 性 舗. が 明 らか に な っ て い る1).. 装 材 と通 常 の舗 装 材 を対 象 に,そ の保 水 能 力 や 屋 外. ヒー トア イ ラ ン ド現 象 は,都 市 へ の 人 口集 中 に よ. にお い て観 測 した舗 装材 の 温 度 変 化 や 蒸 発 量,そ れ. る人 工 廃 熱 の増 大や 建 造 物 に よ る大 気 の 循 環 の遮 断,. らの結 果 を も とに 分 析 した 舗 装 体 の熱 収 支 や 体 感 温. 樹 林 や 草 地 の減 少 な ど,種 々の 原 因 に よ る と考 え ら. 度 に つい て述 べ る.. れ て い る.ヒ ー トア イ ラ ン ド現 象 に対 す る人 工 的 要 因 に着 目 した 大 阪 市 に お け る調 査2)で は,人 工地 被 (不透 水 面)の 増加,緑 被 の減 少 に よる蒸 発 散 の 減. 2.研. 究 の 背景 と 目的. 少 が 最 も大 き な 要 因 で あ る と確 認 され て い る.緑 地 等 で は,土 中 の 水分 の蒸 発 散 や 空 気 の循 環 等 に よ り, 日射 等 に よ る熱 が 蓄 え られ る量 が少 な くな るた め,. (1)研 究 の背 景 ヒー トアイ ラ ン ド現 象 を緩 和 す る方 策 を検討 す る. 地 面 か ら放 射 され る熱 量 が緩 和 され るが,人 工 地 被. た め に,大 阪 市環 境 保 健 局 が,平 成3年 度 か ら平 成. で は 緑 地 等 よ りも熱 循 環 が 不活 発 で あ り,蓄 積 され. 5年 度 に か け て 「 大 阪 市 ヒー トア イ ラ ン ド対 策 検 討. ― 191―.

(2) 調 査 」 を 実施 した が,そ の 結 果,気 温 で は 大 阪 市 は. 9). 周 辺 都 市 よ り も2度 程 度 高 く,ま た,夏 期 の 明 け 方. に,舗 装 体 内 に通 水 し,路 面 温度 の低 下 や そ の 持 続. に は大 阪 市 の 中 心部 は周 辺 部 よ りも1度 以 上 気 温 が. 性 を 調 査 した.こ れ に よ り,排 水 性 舗 装 の 透 水機能. 高 く な る ヒー トア イ ラン ド現象 が確 認 され た5).. に よ り路 面 温 度 低 減 効 果 が散 水 地 点 以 外 へ も面 的 に. 工 場 や ビル にお け る人 工廃 熱 の 増 加 な ど種 々 の 要 因 が 考 え られ る が,都 市 内 の 土 地 利 用 も ヒー トア イ ラ ン ド現 象 を促 進 して い る要 因 の1つ で あ る と考 え. に お い て は,排 水 性 舗 装 の 路 面 に散 水 す る と と も. 拡 大 し,ま た,効 果 の継 続 時 間 が 通 常舗 装 よ り長 く な る こ とが確 認 され た. しか し,排 水性 舗 装 で あ っ て も温度 低 減 効 果 は1. られ る.緑 地 等 は 日射 等 よ り受 け た 熱 を水 分 の蒸 発. 日程 度 で あ り,さ らに,長 時 間 に わ た り効 果 を保 持. 散 に よ り解 消 し,放 射 量 を 少 な くす る こ とが で き る. す る舗 装 材 の 開 発 が 必 要 で あ る と考 え られ た.そ の. が,人 工 地 被 部 は水 分 の 蒸 発 散 が ほ とん どな い た め,. た め,そ の第1段 階 と して,保 水 性 舗 装 材 を試 作 し,. 熱 を蓄 積 し,ま た,多 量 に放 射 す る.こ の た め,人. そ の 温度 低 減 効果 や 持 続 能 力,さ. 工 地 被 が 多 く緑 地 等 の少 な い都 市 部 で は,解 消 され. や 体 感 温 度 の 変化 を把握 す る こ とを 目的 に 本研 究 を. ず に 放 射 され る熱 に よ り気 温 が 高 くな る.大 阪 市 に. 行 っ た.. らに は そ の熱 収 支. お け る緑 被 量 は わず か9,2%で あ り,そ の うち樹 林 ・ 樹 木 は4.1%に. す ぎず,裸 地 な ど も含 め た透 水 地 も. 25.3%に す ぎ ない6).ヒ す る には,残. ー トア イ ラ ン ド現 象 を緩 和. 3.保. 水性舗装材の屋外試 験. りの非 透 水 地 に お け る水 循 環 の 回 復 が. 急 務 で あ る.大 阪 市 にお い て は,道 路 面 積 は市 域 の 18.3%を 占 め,そ の ほ とん どが舗 装 され て い る7).. 保 水 性 舗 装 材 に よ り供 試 体 を 作 製 し,屋 外 に お い て 暴 露 試 験 を行 っ た.. した が っ て,道 路 にお い て水 循 環 の 回 復 を行 うこ と が 可 能 で あれ ばそ の 効 果 が少 な くな い もの と考 え ら れ る.. (1)保 水 性 舗 装材 試 験 に 用 い た舗 装材 を表‑1に. 示 す.車 道 に適 用. す る こ とが可 能 な保 水性 舗 装 材 と して は,開 粒 度 ア ス フ ァル ト混 合 物(以 下,開 粒 度As)の. (2)研 究 の 目的. 空 隙 に保. ア ス フ ァル ト舗 装 は,熱 伝 導 量 が 大 き く,熱 を蓄. 水 材 を充 填 す る こ とに よ り,水 との接 触 面 積 を 大 き. えや す く,水 分 の 蒸 発 散 が ほ とん どな い.そ の た め. く し保 水 力 を持 たせ た供 試 体 を3種 類 と,通 常 よ り. に,日 射 等 の 熱 を受 け る と,そ の熱 を 蓄積 し,舗 装. 粒 径 の小 さい7号 砕 石 を 骨 材 とす る こ とに よ り水 と. の温 度 が 上 昇 す る.こ の 舗 装 に蓄 え られ た 熱 が,再. の 接 触 面 積 を 大 き く した 開 粒 度Asの. び 大気 を 暖 めた り,人 に熱 気 を 与 え る こ とに な り,. 類 と し,歩 道 に適 用 す る こ と が可 能 な保 水 性 舗 装 材. 特 に 日射 量 の 多 い 夏 期 に は道 路 上 で は 非 常 に 暑 く感. と して は,舗 装 材 の 空 隙 が微 細 な舗 装 材 を5種 類 と. じ られ る こ と と な る.緑 地 等 の よ うに 水 分 の 蒸 発 散. した.ま た,通 常舗 装 材 と して は,車 道 用2種 類,. に よ り温度 上 昇 を抑 制 す る機 能 を有 す る舗 装 が 開 発. 歩 道 用2種 類,さ. で きれ ば都 市 の熱 環 境 の 改 善 に有 効 と考 え られ る.. 供 試 体 は 合 計14種. 平成7年 度 及 び 平 成8年 度 に,道 路 面 の 蒸 発 散 を. 作 製 し,周. の確 認 調 査 を 行 っ た.平 成7年 度 の調 査8)に お い て. め に,断. は,密 粒 度 ア ス フ ァル ト舗 装 の路 面 に散 水 を行 い,. っ た.図‑1に. 路 面 温度 や気 温 の 変 化 を測 定 した.そ の結 果,路 面. 24時. 温 度 が 一 時 的 に10℃. 地)に. 2℃ 低 下 す る こ とが 確認 され た.平 成8年 度 の調 査. ―192―. らに砂 の み の 供 試 体1種 類 と し, 類 と した.. 各 舗 装 材 に よ り供 試 体(30cm×30cm×6cm)を. 増 や した 場合 の舗 装 体 及 び 周 囲 の環 境 に対 す る効 果. 以 上,路 面 上 の 気 温 が1〜. 供 試 体 を1種. 囲 の 温 度 や 風 な ど の 影 響 を 少 な くす る た. 熱 材 で あ る 発 泡 ス チ ロ ー ル に よ り周 囲 を 囲 示 す よ う に,各. 間 浸 水 し,保 置 い て,平. 日18:00ま. 供 試 体 は あ らか じめ. 水 させ た 後 に 屋 外 の 地 表 面(砂 成9年9月29日10:00よ. で の2日. り 翌30. 間 に 各 種 の 測 定 を 行 っ た.測. 定.

(3) 表‑1試. 験. を 行. っ た 供 試 体. b)蒸. 発量. 供 試 体 か らの水 分 蒸 発 量 は 直接 測 定 す る こ とが 困 難 な た め,電 目,2日. c)最. 計8. 大保水量 燥 重 量 と24時. 後 の 重 量 の 差 を 電 子 天 秤 に よ り測 定 し,算 d)反. (2)測 定 項 目 と方法. 測 定 し た.1回. 3回 繰 り 返 し 測 定 し,そ. 深 さに 熱 毎にそ. 目 の10:00,11:00,13:00,15:00,17:00. に お い て 計10回. 舗 装 体 の温 度 測 定 は,瞬 間 的 な 日射 量 や 風 の影 響. 間 を通 して15分. 定 し た.. 射率. 目,2日. a)舗 装 体 の温 度. 電 対 温 度 計 を設 置 し,2日. 間 浸水. 各 供 試 体 表 面 の 反 射 率 を 色 彩 色 差 計 に よ り,1日. 以 下 に各 測 定 項 目の 測 定 方 法 を述 べ る.. を受 け に くい よ う供 試 体 表 面 よ り3cmの. 回重 量 と. 発 量 を 算 定 した.. 供 試 体 の 最 大 保 水 量 は,乾. 当 日の 天候 は快 晴 で あ り,ほ とん ど風 は なか った.. よ り,1日. 熱 材 ご と供 試 体 の 重 量 を 測 定 し,前. の 差 よ り,蒸. 試 体 の設 置概 念 図. 定 精 度1g)に. 目 の10:00,13:00,15:00,17:00の. 回,断 図‑1供. 子 天 秤(測. e)日. の 平 均 値 を 求 め た.. 射量. 全 天 日射 計 に よ り,15分. の瞬 間値 を 自動 測 定 し,デ ー タ ロガ に記 録 した.. 法 に 準 拠 して,15分 ロ ガ に記 録 した.. ―193―. の 測 定 に お い て,. ご と に,地. 上気 象観 測. 積 算 値 を 自動 計 測 し,デ. ー タ.

(4) f)気 温 及 び 湿 度 自記 通 風 温 湿 度 計 に よ り,地 して,2日. 間 を 通 し て15分. し,デ. ー タ ロ ガ に 記 録 した.. (3)境. 界条件. 上気象観測法 に準拠. 毎 に 瞬 間 値 を 自動 計 測. 調 査 時 の 境 界 条 件 を 測 定 結 果 よ り示 す. a)気. 温及び湿度の変化. 調 査 当 日 の 気 温 及 び 湿 度 の 測 定 結 果 を 図‑2に す.1日. 目,2日. 目 と も に14:00前. 高 く な っ て い る.ま. た,湿. 示. 後 に気 温 が最 も. 度 は,日. 図‑2気. 温及 び 湿 度 の 変化. 中 は30〜40%. 程 度 で 比 較 的 水 分 が 蒸 発 散 しや す い 天 候 で あ っ た. b)反. 射率の変化. 1日 目 に お け る 各 供 試 体 の 反 射 量 の 変 化 を 図‑3 に 示 す.時. 間 の経 過 と と も に反 射 量 は高 くな る傾 向. が あ り,供. 試 体1,2,12,13の. 反 射 量 は 約10%. 以 上 の 変 化 を 示 し て い る.こ も に 表 面 が 乾 燥 し,色 れ る.ま. た,表. 6,7,12,13の. 間の経過 とと. が 薄 く 変 化 した た め と考 え ら. 面 が 白系 で あ る供 試 体1,2,5, 反 射 量 は 高 く,黒. 4,8,10,11,の. 4.試. れ は,時. 系 の 供 試 体3,. 反 射 量 は 低 い 傾 向 を 示 し て い る.. 図‑3供. 験 結 果 と考 察 表‑22日. 試体の反射量の変化. 目14:00に お け る供 試 体 の 舗 装 体 温 度. (1)舗 装 体 温 度 の 変 化 密 粒 度 ア ス フ ァル ト混 合 物(以 下,密 流 度As) の温 度 が 最 も高 くな っ た2日 目の14:00に 供 試 体 の 温 度 を示 した の が表‑2で. お ける各. あ る.密 粒 度A. sに 比 べ て4℃ 以 上 の 温 度 差 が あ り,温 度 低 減 効 果 の 大 きい 車 道 用 の供 試 体1,2と. 密 粒 度As(供. 試. 体10)の. 温 度 変 化 と 日射 量 の 変 化 を示 した のが,. 図‑4で. あ る.同 様 に温 度 低 減 効 果 の 大 きい 歩 道 用. の 供試 体5,8と 下,ILB)(供. 体10に. 変化 を示 した の が,図‑5で. 目は 最 大 で15℃. して い る.ま た,2日. イ ン タ ー ロ ッキ ン グブ ロ ック(以 試 体12)の. 比べ,1日. 程 度 の差 を 示. 目 にお い て も10℃. 程度 の差. を示 して い る.歩 道 用 材 料 で も同様 の結 果 が 得 られ,. 温 度 変化 と 日射 量 の. 保 水 性 舗 装 材 が舗 装 体温 度 低 減 に有 効 で あ る こ とが. あ る.日 射 量 の 増加 と. 確 認 され た.表‑3は2日. 目の 試 験 終 了 時 で あ る. と もに各 供試 体 と も舗 装 体 温 度 が 上昇 して お り,日. 18:00の 各 供 試 体 の温 度 を示 した もの で あ る が,車. 射 量 の ピー クか ら2時 間 遅 れ て 舗 装 体 温 度 の ピー ク. 道 用 の保 水 性 舗 装 材 で はす べ て密 粒 度As(供. が現 れ て い る.ピ ー ク時 の温 度 につ い て は,保 水 性. 10)よ. 舗 装 材 で あ る供 試 体1,2は. で は,す べ てILB(供. 通 常 舗 装 材 で あ る供 試. ―194―. 試体. りも温 度 が 低 く,ま た,歩 道 用 保 水 性 舗 装 材 試 体12)よ. り温 度 が 低 く.

(5) 表‑3. 図‑4保. 水状態 にある車道用材料 の舗装体温度の変化. 図‑5保. 水 状 態 に ある 歩 道用 材 料 の 舗 装 体 温 度 の 変化. 2日 目18:00に お け る供 試 体 の舗 装 体 温度. 果 よ り,保 水 直後 の 温 度 低 下 が大 きい 舗 装 材 が,必 ず し も温 度 低 減効 果 が 大 きい 舗 装 材 で あ る とは言 え ず,持 続 性 を も考 慮 した 舗 装 材 料 の選 択 が必 要 で あ る と言 え る.. (2)蒸 発 量 の 変 化 な っ てお り,試 験 を行 っ た 保 水 性 舗 装 材 は2日 も し くは それ 以 上 の 時 間 温度 低 減 効 果 を保 つ こ とが認 め られ た.し か し,舗 装 材 に よ って 温 度 低 下 に差 が 現 れ て お り,持 続 性 も異 な って い る こ とか ら,舗 装 材 の素 性 や 物 性 の違 い に よ る保 水 能 力 の差 が温 度 低 減 効 果 に大 き く影 響 して い る と考 え られ る.以 上 の 結. ―195―. 舗 装 体 の最 大保 水 量 と水 分 蒸 発 量 の測 定 結 果 を 図 ‑6に. 示す.. 保 水 性 舗 装 材 の 最 大 保 水 量 は,通 常 舗 装 材 よ りも 大 き な値 を示 して お り,特 に,供 試 体8は 最 大保 水 量 が800g以. 上 と砂 と同 様,大 きい保 水 能 力 を有 す. る こ とが 分 か る.蒸 発 量 をみ る と,保 水 性 舗 装 材 で あ る供 試 体8及 び14は. 蒸 発 量 が2日 間で800gを.

(6) 図‑7舗. 表‑4蒸. 図‑6供. 越 し て お り,次 400g以. 装体 温 度 と蒸 発 量 の 関係. 発量の持続性. 試体の蒸発量. い で,供. 試 体1,2,5は. 上 と な っ て い る.ま. 供 試 体 は 蒸 発 量 が100g前. た,通. 蒸発量 が 常舗 装 材 で あ る. 後 と,小. さな値 を 示 して. い る.. (3)舗 装 体 温 度 と蒸 発 量 の 関 係 舗 装 体 温 度 と蒸 発 量 の 関係 を 図‑7に. 示 す.こ. こで は,舗 装 体 温 度 が上 昇 し,蒸 発 量 も 多 くな る 13:00か. ら15:00に. お け る蒸 発 量 を1m2あ. た りの. 1時 間 蒸 発 量 に 換 算 して,舗 装 体 温 度 との 関係 を 示 して い る.こ の 結 果,200g/m2・hを. 越 え る蒸 発. 量 を示 す 保 水 性 舗 装 材1,2,5,6,8,9は 明 らか に舗 装 体 温 度 が低 くな っ て い る.一 方,通. よ り,大 き くて も400g/m2・h程. 常 舗 装 材10,11,12,13は. で き る舗 装 で あれ ば舗 装 体 温 度 を低 減 させ る こ と. 蒸 発 量 が200g/m2・h. 以 下 とな っ て お り,舗 装 材 温 度 も 高 くな っ て い る.. 度 の蒸 発 量 を確 保. が で き る と考 え られ る.. この こ と よ り,舗 装 材 に 保 水 した 水 の 蒸 発 量 と舗 装 体 温 度 の 間 に 密 接 な 関 係 が あ る こ とが わ か る. ま た,400g/m2・h以. 上 の 蒸 発 量 を示 す 供 試 体 間 に. は,舗 装 体 温 度 に 大 き な 差 は み られ ず,こ. のこと. ― 196―. (4)温 度 低減 効果 の 持続 性 表‑4に. 蒸 発 量 の持 続 性 の検 討 結 果 を示 す.持 続. 性 は最 大 保 水 量 よ り1日 目,2日. 目の 蒸 発 量 を 引 き,.

(7) 続性 を. T:物. 体 の 温 度(絶 対 温 度)(T=t+273.15). だ し,1日. の蒸発可能量 が. t:物. 体 の 温 度(摂 氏 ・℃). 下 回 っ た 場 合 に は,持. 続 日数 に は 加 え. 残 っ た 保 水 量 を2日. 目の 蒸 発 量 で 割 っ て,持. 日数 と して 算 出 した.た 1,000g/m2を て い な い.こ. の 結 果,蒸. 発 量 が 多 く,舗. 装体温度 も. 低 下 した 保 水 性 舗 装 材1,5,8,9は,持 3日 程 度 と な っ た.こ 大 保 水 量 が6,000g/m2以. 続性 が. れ ら の 供 試 体 は,い 上 で あ り,厚. 大 気 放 射 量 の算 出 Bruntの. 式11)よ り,. ず れ も最. さ6cmの. 舗装. の 程 度 の 保 水 量 が あ れ ば,3日. 程度. (2) こ こ で,. 体 で あ れ ば,こ. LD:大. 気 放 射(cal・cm‑2・min‑1). の 持 続 性 が 期 待 で き る と 考 え られ る.通 常 舗 装 材 は, σ:ス. 持 続 性 が0〜1日. テファン・ボ ルツマン定 数. と ほ と ん ど持 続 性 が み られ な い. (8.13×10‑11cal・cm‑2・min‑1・K‑4). 5.舗. 装体 の 熱収 支. 通 常 舗 装 材 を使 用 して い る道 路 と保 水 性 舗 装 材 を. Ta:気. 温(絶 対 温 度)(Ta=ta+273.15). ta:気. 温(摂 氏 ・℃). e:大. 気 の 水 蒸 気(mb). こ こ で,相. 対湿 度 の 定 義 よ り. 使 用 して い る道 路 で は,道 路 上 に い る人 が受 け る熱. (3). 量 が どの程 度 異 な り,そ れ に よ り人 が 感 じる温 度, す な わ ち,体 感 温度 が どの 程 度 異 な る の か を分 析 す. こ こで,. るた め,舗 装 体 に 対 す る熱 の 出入 り(熱 収 支)を 算. es:飽. 和 水 蒸 気 量(mb). 出 す る.舗 装 体 に対 す る熱 の 出入 りに は,舗 装 体 へ. H:相. 対 湿 度(%). 流 入 す る熱 と して,太 陽 か らの 日射 と大 気 か ら舗 装 体 に 放 射 され る大 気 放 射,ま た,舗 装 体 か ら放 出 さ. こ こ で,Murrayの. 式12)よ. り. れ る熱 と して,舗 装 体 か らの 赤外 線 放 射 と して の 長. (4). 波 放 射,日 射 の舗 装 体表 面 か らの 反 射 と して の短 波. こ こ で,. 反 射 と舗 装 体 が 周辺 の 大 気 を直 接 熱 す る熱 量 で あ る. α:定. 数(17.2693882. b:定. 数237.3. 顕熱 が あ る.ま た,保 水 され てい る水 が蒸 発 す る時 そ の 蒸 発 熱,す なわ ち,潜 熱 が発 生 し,そ の結 果,. ta:気. 温(摂 氏 ・℃). 顕 熱 は小 さく な る.こ れ らの熱 量 は,舗 装 体 温 度,. 短波反射量の算出. 蒸 発 量,日 射 量,舗 装 体 の反 射 量,気 温,及 び,湿 度 か ら算 出す る こ とが で き る.そ れ ぞ れ の熱 量 の算. (5). 出方 法 につ い て は,次 式 に 示 す. こ こ で, R:短. 波 反 射 量(MJ/m2・h). プ ラ ン クの 法 則(ス テ フ ァ ン ・ボル ツマ ン の法 則). S:日. 射 量(MJ/m2・h). 10) よ り,. r:反. 射 量(%). 長 波 放 射 量 の算 出. (1) こ ごで, B:長. 顕熱の算出. 波 放 射 量(cal・cm‑2・min‑1). 顕 熱=日 射 量+大 気放 射 量‑(長 σ:ス. 波放射量. テファン・ボ ルツマン定 数(. +短 波 反 射 量+蒸 発 熱 量) (8.13×10‑11cal・cm‑2・min‑1・K‑4). ―197―. (6).

(8) こ こ で, 顕 熱<0の. 場 合 は,顕. 熱=0と. する. こ れ に も と づ き 算 出 し た 熱 収 支 の 算 出 結 果 を 図‑ 8に 示 す.こ. こ で は,1日. 目 の10:00か. ら15:00の. 時 間 平 均 値 に よ る 算 出 結 果 を 示 して い る.舗 加 わ る熱 量(流. 入 熱 量)は,日. 射 量 が2.0MJ/m2・h,. 大 気 か ら の 放 射 量 が1.2MJ/m2・hと. の 合 わせ て. 3.2MJ/m2・hで. あ る.こ. され る 熱 量(放. 出 熱 量)が. で あ る の は,保. 水 性 舗 装 材 で あ る 供 試 体1,2,5,. 8で あ り,放 る.し. れ に 対 し,舗. 装 体 よ り放 出. 供 試 体14の. 砂 と同程 度. 出 熱 量 は2.0MJ/m2・h以. 下 とな って い. た が っ て,1.2MJ/m2・h以. 熱 と して,解. 装体 に. 上の流入熱 量が潜. 消 さ れ て お り,舗. 装 体 の 熱源 効 果 が 低 図‑8供. 下 し て い る.一 12,13は. 方,通. 放 出 熱 量 が2.7MJ/m2・h以. り,流. 上 を 示 して お. 入 熱 量 に 近 い 熱 量 を 放 出 し て い る.各. に み る と,長. 同 様 の 値 と な っ て い る が,短. て い る.こ. 熱源 別. 波 放 射 量 は舗 装 材 の種 類 を 問 わ ず ほ ぼ. 4,8,10,11に. 波 反 射 量 は 供 試 体3,. 装 材 の 色 が熱 量. 熱 は,舗. 装 体 が 周 囲 の 大 気 を 暖 め,そ こ で は,閉. 気 の 移 流 は な い も の と し,分. 出 す る の に 対 し て,保. りや や 小 さ い が,熱. 源 効 果 の低. 感温 度. 道 路 上 の 人 が 舗 装 よ り受 け る熱 の た め に感 じる温 度, す な わ ち,体 感 温 度 が どの よ うに 変化 す る の か を 前. る式 と して,次 式 に示 す 「リンケ の式 」13)を用 い た.. (7). 常 ほ. こ こ で,. 放 射 熱 や 顕 熱 と して 放. 水 状 態 に あ る保 水 性 舗 装 で は. 熱 量 が 潜 熱 に よ っ て 減 少 し,放. 出 され る 熱 量. な る.測 定 時 間 あ た りの 日射 量 が 約2.0MJ/. 同 様 に 車 道 用 の 保 水 性 舗 装 材 で あ る 供 試 体2に. つい. 面 か ら の 長 波 放 射 量 が 約1.7MJ/m2・. 波 反 射 量 が 約0.3MJ/m2・hで,合. tg:体. 感 温 度(℃). ta:気. 温(℃). V:風. 速(m/sec). J:放. 射 熱(MJ/m2・h). 熱 量 が保. 水 さ れ て い た 水 の 蒸 発 に よ り解消 さ れ た こ と と な る.. て 求 め る と,路. 6.体. 鎖 空 間 を仮 定. 析 を 行 う.通. m2・hで あ っ た こ と か ら,約1.4MJ/m2・hの. h,短. 試 体8よ. 項 の結 果 よ り算 出 す る.こ こ で は体 感 温度 を表 現 す. れが. 射 と 大 気 か ら受 け る 熱 量160と. ぼ 同 量 の 熱 量 で あ る160を. は90と. よ り 日射 量 を. した 場 合 の 熱 収 支 状 況 を 模 式 的 に 図‑9に. 舗 装 材 で は,日. 70の. と な る.供. 蒸 発 に よ り解 消 さ れ た こ と. 道 路舗 装 に 保 水 性 舗 装 材 を使 用 す る こ と に よ り.. も舗 装 体 か ら の 放 出 熱 量 の 小 さ か っ た 歩. 人 を 暖 め る の で あ る が,こ し,空. 残 りの 約1.2MJ/m2・hが. れ は こ れ らの 舗 装 材 の 色 が 黒 系 で あ り,. 道 用 の 保 水 性 舗 装 材 で あ る 供 試 体8に. 示 す.顕. 熱 を 人 は 路 面 よ り感 じ る こ と と な り,. 下 が 確 認 され る.. に も 大 き く関 わ っ て い る こ と が 分 か る.. 100と. 2.0MJ/m2・hの. お け る 値 が 他 に 比 べ 小 さ くな っ. 反 射 量 が 小 さ い た め と 考 え られ,舗. 次 に,最. 試 体 の熱 収 支. 常 舗 装 材 で あ る 供 試 体10,11,. わせ て約. ―198―.

(9) 図‑9保. 水性舗 装 と通 常舗装 の熱収支状況の比較. 前 章 にお い て供 試 体8を 保 水 性 舗 装 材 と して用 い. (2)試. 験 を行 っ た 保 水 性 舗 装 材 の 温 度 低 減 効 果. た場 合,潜 熱 に よ り解 消 され る熱 量 が1.4MJ/m2・h. は,保 水 後2日. と求 め る こ とが で きた た め,気 温 ・風 速 に 変化 が な. 用 した よ うな舗 装 厚 が6cmで. い とす る と,体 感 温 度 は,3.5℃ 低 下 す る と求 ま る.. お い て,そ の最 大 保 水 量 が6,000g/m2以 上 の. ま た,供 試 体2を 保 水 性 舗 装 材 と して用 いた 場 合 は,. 保 水 能 力 が あ る な らば,蒸 発 量 の 変 化 か ら. 体感 温 度 は3.0℃ 低 下す る と求 ま る.す な わ ち,通. 推 測 し3日 程 度 の 温 度 低 減 効 果 の 持 続 性 が. 常舗 装材 で 舗 装 され て い る道 路 と比較 し,保 水性 舗. あ る と考 え られ る.. 装材 で舗 装 され た 道 路 で は,人 は,歩 道 用材 料 で 最 大3.5℃,車. (3)日. あ る舗 装 体 に. 中の蒸 発 量 が 常 時400g/m2・h程 舗 装 体 温 度 は密 粒 度Asよ. 道 用材 料 で も最 大3.0℃ 涼 し く感 じる. 度 あれ ば. りも10℃ 程 度 低. 減 す る こ とが 可能 で あ る.. とい う結 果 が 得 られ,保 水 性 舗 装 材 の 有 効 性 が 期 待 で き る.. 目以 降 に も持 続 し,今 回使. (4)保. 水 性 舗 装 材 は 十 分 な保 水 状 態 で あ れ ば, 潜 熱 の 効 果 に よ り,顕 熱 の 発 生 を抑 制 し方 これ に よ り,道 路 上 の 人 が 受 け る 熱 量 は,. 7.ま. 1.2MJ/m2・h程 度 減 少 す る.. とめ (5)保. 密 粒 度Asと. 本 研 究 で 得 られ た 成果 を次 に ま とめ る. (1)舗. 水 性 舗 装 材 を用 い る こ とに よ り,通 常 の 比 較 して,道 路 上 に お け る 体. 装 体 は保 水 を させ る こ とに よ り,そ の材. 感 温 度 は歩 道 用 材 料 で 最 大3.5℃ 程 度,車 道. 質 に よ り効 果 に 違 い が あ る が,舗 装 体 の 温. 用 材 料 で最 大3.0℃ 程 度 低 下す る と予 想 され. 度 を低 減 させ る こ とが で き る.. る.. ―199―.

(10) 8.あ. とが き. 2) 5). 大 阪 市 環 境 保 健 局: 検 討 調 査 報 告 書,. 大 阪 市 ヒ ー トア イ ラ ン ド対 策. pp. II28‑38,. pp. III1‑32,. 1994. 3.. 今 回 の 調 査 で,保 水 性 舗 装 材 か らの水 分 の 蒸 発 量. 3). 土 木 学 会: 舗 装 工 学 小 委 員 会 報 告 書, pp. III‑11, 1997. 6.. と温 度 低 減 効 果 の 関 係 が あ る程 度 定 量 的 に 把 握 で き. 4). 国 立 環 境 研 究 所 環 境 情 報 セ ン タ ー:. た.今 後 は,各 舗 装 材 の 特 性 を さ らに 調 査 し,詳 細. 成8年. 度 版),. pp. 485,. 環 境 白 書 総 説(平. 1997.. 6). 大 阪 市 建 設 局:. み ど り の 解 析 調 査 報 告 書,. 易 で,か つ,安 価 な保 水 材 につ い て,研 究 を行 い,. 7). 大 阪 市 計 画 局:. 大 阪 市 の 土 地 利 用 方1987.. で き れ ば 供 用 中の 道 路 にお い て試 験 舗 装 を 行 い た い. 8). 大 阪 市 建 設 局: 路 面 温 度 に 関 す る 調 査 検 討 業 務 報 告 書,. な 分 析 を行 い た い.同 時 に,開 粒 度Asに. 充填が容. 1995. 10.. と考 え て い る. 9). 最 後 に,本 研 究 は大 阪 市建 設 局 が 実施 した試 験 を も とに筆 者 らが 考 察 を加 え ま とめ た もの で あ り,試. 大 阪 市 建 設 局,. 大 阪 市 道 路 公 社:. 査 検 討 業 務 報 告 書,. 1997. 3.. 1992. 5. 優 教授,並 び に 関係 各 位 に謝 意 を表 しま す.. 12) 日本 農 業 気 象 学 会 関 東 支 部 編: 法, pp. 69,. ト」 第162号. 都 市 と 気 候, 別 冊,. 目本 気 象 学 会. pp. 211‑231,. DEVELOPMENT. 1988. 3.. 1988. amount. 大 阪 市 道 路 公 社:. 査 検 討 業 務 報 告 書,. TOKUMOTO, Yoshinari. The heat-island. 14) 大 阪 市 建 設 局,. 「 気 象 研 究 ノー. OF WATER-ABSORPTIVE PAVEMENT THE SURFACE TEMPERATURE. Yukinobu. the large. 農 業 気 象 の 測 器 と測 定. 13) 大 後 美 保: 微 気 象 の 探 求, NHKフ"ッ クス, pp. 215,. 参 考 文 献 小 元 敬 男:. 路 面 温度 に 関 す る 調. 10) 11) 堀 井 郁 夫: 農 業 気 象 学, 文 永 堂 出 版, pp. 6, pp. 16,. 験(に際 して,指 導 協 力 い た だい た 大 阪 市 立 大 学 山 田. 1). 1989.. phenomenon, of radiation. the pavement. In this study, absorption ability, and amount were analyzed.. which. Kazuo. INABA,. has come. from the pavements.. YADA,. Takayuki. into question. CAN. REDUCE. OKADA,. YOSHIDA. in urbanized. This radiation. 路 面 温度 に 関す る調. 1998. 3.. WHICH. Tsuneo. area recently,. can be reduced. is supposed. to be caused by. by latent heat of absorbed. water. for the effectiveness of water-absorptive pavement, its variation in temperature, of vaporization were measured, and then its sum of heat and the effective temperature. ― 200―. 1977. 9.. in.

(11)

参照

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