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佛教大學研究紀要 76号(19920314) L067吉岡剛「「汎学習社会」に向かう高等教育改革の構図」

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「汎学 習 社会 」 に向 か う

高 等教 育改 革 の構 鹵

は じ め に 今 日我 々が 見 る 「学校 」 の成 立 は歴 史 上 そ う古 い こ とで は な い。 ま た,今 目 の態 様 が 絶 対 不 変 の もの で も理 想 の形 で もな い 。 学 校 そ して 広 く 厂教 育」 は教 育 理 論 の 新 展 開 で 変 化 し うる もの で あ り,か つ て ル ソ ーや ペ ス タ ロ ッチ,そ し て フ レー ベ ル,ス ペ ンサ ー の 思 想 や実 践 が 教 育 を 事 実 上 変 容 させ て きた。 一・方,教 育 は 常 に 時 代 ・社会 の動 向 と,そ れ に よ る社 会 的 要請 の変 質 に よっ て,現 実 及 び 未 来 の 在 り様 を変r7i..ざるを えな い もの で あ る。1ヒとえ ば,絶 えず 増 大 し複 雑 化 す る知識 技 術 の情 報 や,人 の比 較 的 高 齢 迄 の 活 力 の 持続 か ら 「生 涯 教 育 論 」 が 生 まれ,学 校 の社 会 的 機 能 や 実 際 の 在 り様 を 批 判 的 に 問 う と ころ に 「脱 学 校 論 」 が 提 出 され た 。 ま た これ と関 わ って 更 に,教 育 や学 校 そ の もの の 実 態 的 変 化,た とxば,教 育 の 全 般 的 普 及 拡 大 や逆 に 見 られ る諸 問 題 と矛 盾 の 発 生 で,教 育 お よび学 校 の 意 味 や制 度 は 必 然 的 に 変 え られ ね ば な らな い もの で あ る。 今 日少 な くと も我 国 は,そ れ らす べ て の要 因 に よ り,ド ラス チ ッ クな改 革 を 必 要 と して い る。 特 に 一 見 正 常 と見 られ る部 分,た とえ ば 普 通 に通 学 す る一 般 児 童 生 徒 や,時 に は 人 も羨 む 偏差 値 高位 大 学 の 学 生 に お い て す ら,根 底 に隠 れ た 問 題 カミ潜 ん で い る こ とを 見落 とす こ とは で きな い 。 後 に 詳述 す る よ うに,幼 児 期 か らの 受 験 競 争 に 向 け て の生 活 な ど,現 在 お よ び 未 来 を危 惧 させ る病 理 的 ・非 社 会 的 現 象 は枚 挙 に い とまが ない 。 つ ま り今 日の我 国 の教 育 は実 態 とし 一一6?一

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佛數大學研究紀要通卷76號 て 混 乱 し荒 廃 して い る と言 わ ざ る を}な い の で あ る。 この元 凶 は一 体 何 か?そ れ は平 成 二 年 末 に 出 され た 中 央 教 育 審議 会 答 申 の 指 摘 を 待 つ まで もな く,競 争 目標 と して の 「良 い大 学 に入 る こ と」 つ ま り,大 学 入 試 で あ る こ とは 誰 の 目に も明 らか で あ る。 実 際,少 数 の 座 席 に 毎年 百二 十 万 に及 ぶ 青 年 が,そ の 準 備 過 程 で殆 ど意 味 の な い努 力を 強 い られ て い る。 しか も,栄 冠 を 得 た 何 人 が 内 的 に 学 習 目的 を確 固 と して持 ち,主 体 的 な 意 欲 で 学 習 す る とい え る のか?こ の こ とを考 え れ ば 「大 学 入 試 」 の もつ 元 凶 性 は 批 判 さ れ て され 過 ぎ る こ とは な い。 した が って,大 学 入 試 が 正 常 化 され れ ば,多 くの 教 育 問 題 はか な りの程 度 迄 縮 小 して い くこ とは 明 らか であ る。 今,幸 い大 学 受 験 該 当 者 数 の 年 次 的 減少 が 確 実 で,や が て現 在 の 問 題 状 況 は 或 程 度 自然 に解 消 され て い くだ ろ う。 しか し,そ れ は只 待 つ に と どめ て 自然 の 量 的 解 決 に委 ね て よい問 題 では な い 。寧 ろ この好 機 を質 的 転 換 の 適 機 と して 発 展 的 に対 処 しなけ れ ば,現 実 の 荒廃 は 内面 化 し固着 化 して い くこ と とな る。 教 育 制 度 は学 校 を 初 め と して,た だ 旧 態 依 然 た る 閉鎖 的 シス テ ムに 成 り下 が るの で あ る。 本 論 は,学 校 と教 育 の,親 ・社 会 ・文 化 に対 す る ア カ ウ ンタ ビ リテ ィ ーを, 主 と して 大 学 教 育 に焦 点 を 当 て つ つ 問 い,新 しい抜 本 的 な教 育 制 度 の 構 図 を, ゆ 来 た るべ き 「汎 学 習 社 会 」 に 向 け て 出 来 るだ け具 体 的 に提 案 し よ うとす る もの で あ る。 1.現 今 教 育 の 諸 問 題 (1)学 習 者(子 ど も)を 巡 って 教 育 の主 体 が,幼 児 か ら大 学 生 に 至 る 学 習者 で あ る こ とは既 に 異 論 を 差 し挟 む 余 地 は な い。 した が っ て,教 育 の 成否 如 何 は 一 に掛 っ て学 習 者 の 処 遇 状 況 に あ る とい っ て よい。 しか し,現 在 遺 憾 な が らそ れ が満 足 す べ き状 況 に あ る とは 必 ず しも言}な い。 偏 差 値 を 追 う幼 児期 か らの,ま た夜 遅 く迄 の 塾 通 い,個 人 差(個 性)無 視 の画 一 的 知 識 暗 記 主 義 の 授 業,押 し付 け的 管 理 教 育,落 ち こぼ し(学 習 遅 滞)。 そ して,い じめ,不 登 校,校 内暴 力,シ ンナ ー吸 引 な ど,非

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「汎学習社会」に向か う高等教育改革の構図 社 会 的 行 動,虞 犯 ・非 行 等 を含 め て,学 習 者 そ の もの の,ま た,学 習者 を 巡 る 問 題 現 象 は挙 例 に事 欠 か な い。 そ して 何 よ りも,偏 差 値 至 上 の人 間観 は学 習 者 の 内面 に劣 等感 ・優 越 感 両 方 の悲 惨 な傷 跡 を 残 して い る とい え る。 くの しか も,複 雑 か つ一 発 勝 負的 な大 学 入試 制 度 と多量 の積 み残 し,そ して,専 攻 を度 外 視 した銘 柄 選 び の無 目的 入 学,更 に不 本 意 入 学。 そ の結 果 と して の興 味 の持 て な い 学 習,特 に一 般 教 養 へ の 幻 滅,更 に 学 習 意 欲 の 減退,目 的 意 識 の くヨラ 喪 失 … 。殊 に 高等 教 育 修 了者 に期 待 され るべ き社 会 還 元 意識 の低 下 は全 体 に悪 影 響 を 及 ぼ して大 学 自 らの意 味 を問 わ せ る もの で あ る。 ち なみ に,1989年 (4) と1990年 に 筆 者 が 行 な った 調査(ア ンケ ー ト)の 結 果 か ら,上 記 事 実 の若 干 を 補 強 して お こ う。先 ず 問題 の 厂学 習意 欲 」 につ い て は,注 記 した よ うに 「半 分 以 下 の学 生 に しか 意 欲 が な い」 とす る大 学 教 員 が 実 に 計54.3%と 半 ぽ をxて くみ い るの で あ る。 な お,比 較 とし て挙 げ た 高 校 教 員 の 見 る高 校 生 の 学 習 意 欲 の 高 さは,大 学 入 学 者 か ら振 り返 る と,単 に大 学 入試 の必 要 に よる数 字 に す ぎな い と され,そ れ を裏 付 け て,大 学 入 学 後 厂高 校 ほ ど勉 強 しな くな った 」 者 は58.5%に も及 ぶ。 な お こ こで,国 公 立 大 学 の 学生 が比 較 的 意 欲 が 高 い よ うに見iる が,「 ノー ト の 取 り方 」 で は,寧 ろ 「教 師 の 板 書 事 項 を写 す のみ 」 の者 が 多 く,5α9%に 及 ぶ 消 極 さ で あ る。 一 方,全 体 と し て 厂一 講 義 時 間90分 を 長 い」 と感 じる者, 「睡 魔 に授 業 中襲 わ れ る者 」 は そ れ ぞ れ43.1%,50.5%と 非 常 に 高 い こ とを 無 (s) 視 で き な い。 これ らか ら言 え る こ とは,遺 憾 なが ら全 大 学 生 の3分 の1の み が 現 在 学 習 に積 極 的 で あ る にす ぎ な い とい うこ とで あ る。 なお,学 生 の意 欲 低 下 を表 わ す 現 象 と して 「私 語 」 が あ る。 私 語 の 実 態 は 同 じ く筆 者 の 調査 で大 学 教 員 の判 断 を 見 る と,注 記 の よ うに な る。 一 方,学 生 自身 「私 語 が 無 い」 とす る授 業 は私 大 の5.3%に 対 し,国 公 立 大33.8%,ま た {7) 厂自分 も私 語 を す る」 者 は私 大 の29.9%に 対 し7.3%と 国公 立 大 は 少 な い が, 果 して 内 容 を積 極 的 に聴 い て い る か ど うか は 上述 の と お りで あ る。 そ して 勿 論,国 公 立 大 に少 な い とい っ て済 ま され る問題 で は な い。 短 大 を 含 む 大 学 生 の くの 77.9%が 現 実 に私 学 の学 生 で あ る以 上,そ れ ら学 生 の問 題 性 を 解 決 せ ず して 我 国 の教 育 を 改 善 した こ とに は な らな いか らで あ る。 .・

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佛歡大學研究 紀要通卷76號 総 じて 今,子 供 達 は学 力重 視 の 学 校 制 度 の 虜 れ人 とな っ て い る。 しか もそ こ で,人 間 に 重要 な 自発 性 ・主 体 性 を 伸 ば す よ うに は 必 ず し や 教 育 され て い な い 。特 に 偏 差値 低 位大 学 の学 生 は,或 程 度 諦 め の 気 持 で 人生 に対 して さxい る の で あ る。 そ の よ うに 若 者 が 自己認 定 を せ ざ るを えな い 貧 し さを,ど う我k 育 に携 わ る者 は 捉 え るべ きだ ろ うか? (2)親 に と って 今 日の受 験 戦 争 下,親 に とって 最 大 の 問 題 は 教 育費 の増 大 であ る。 進 学 有 利 を期 待 して,仮 りに小 学 校 か ら私 学 に 通 わ せ た 場 合,高 校 卒 業 迄 の総 教 育 費 は,公 立 コー ス の約2倍600万 円 とな る。 これ に私 大 の4年 間 を 加 え る と,そ ゆ れ は膨 大 な もの に な ろ う。 勿 論,入 試 に の み賭 け る浪 人 生 活 時 の 出費 は殆 ど無 駄 な も の であ る。 しか も皮 肉 に も,偏 差値 高 位大 学 の合 格 者 ほ ど,経 済 力 豊 か な家 庭 の 出 であ る こ とは今 や 疑 い な い 事 実 とな っ て い る。 こ こで は,子 供 に 競 争 を 強 い る 「教 育 マ マ」 を 決 して 責 め られ な い。 同 じ親 の大 学 教 員 が,我 が 子 に関 して 凡 そ 同類 の行 動 を 取 らざる を え な い か らで あ る。 一 方 ,実 際上,親 権者は子供の進学校 の選択 につ いて さえ,子 供 と相談 して 自己 決 定 で きな い 状 況 が あ る。所 謂 中学 高校 の 「三 者 面 談 」 は,予 備校 な ど教 育 産 業 か らの 情 報 を 主 な資 料 と して,結 局 は教 員 に よ る一 方 的 な 引導 渡 しに な って い る。 学 校 制 度 全 体 を 含 め,親 の教 育 権 は ど うな って い る のだ ろ うか? (3)教 員 ・学 校 に とって 教 員 そ れ ぞ れ の教 育 理 念 は,偏 差 値 向上 教 育 には 全 くな い筈 で あ る。 理 想 を 生 徒 の個 性 的 自己 実 現 に置 きなが ら,現 実 の矛 盾 に 苦悩 して い る のが 実 態 であ る。 た とえ ば,幼 稚 園 教 員 の 厂遊 び 」 保 育 の姿 勢 は,心 理 的 に文 字 ・数 に切 迫 感 を もつ 親 に は 殆 ど通 ぜ ず,教 員 が 節 を 曲げ ざ るを 得 な い状 況 が あ る。 また, 中 高社 会 科 教 員 に とっ て 「社 会 科 」 が 多 くの 場 合,単 な る暗 記 科 目に堕 して い る こ との悲 しみ は大 きい。 殊 に,競 争 社 会 で 励 ま しが無 力 の学 習 遅 滞 者 に対 し て,ま た 更 に,そ の反 動 で もあ る一 般 児 童生 徒 の怠 学 を含 む 問 題 状 況 に関 し て,教 育 の努 力 は殆 ど蟷 螂 の斧 の 如 き もの で あ る。 所 謂 「底 辺 校 」 や 「教 育 困

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「汎学習社会」に向か う高等教育改革の構図 難 校 」 の進 路 指 導 の 困難 性 は一一面 で管 理 主 義 に 走 らぜ,'他 面 で生 活指 導 入 め 無 力 意 識 か ら途 中 退 職 に 結 び つ く。 千 葉 県 で は高 校 教 員 の 退 職 者 中 約60%が 定 年 ゆ 退職 者 で は な い と報 告 され て い る。 学 校,特 に 中高 は進 学 成 功 率 に 従 って序 列 化 され て お り,そ の 低 位 置 か ら脱 す るた め に は,学 校 の独 自性 を 一 部 学 生 の 猛訓 繍 ごよる ス ポ ー ッで 果 す か;・没 個 性 的 な暗 記 競 争主 義 で,親 の抱 く幻 想 を 実 現 させ る か で あ る。 こ う して 大 学 教 員 自身 に も,勤 務 大 学 に よ り,研 究 条 件 ど ころ が,求 め ちれ る教 育 努 力 に大 差 が 出て くる。大 教 室 で マ イ クを 使 う一 方 的 な 多 人 数 講義 形 態 と,学 生 の 私 語 の多 発 に見 られ る学 習 意欲 の欠 如 の実 態 は,自 らの 教 育 指 導 力 に 自信 を 失 わ せ,学 生 に対 して不 即 不 離 の 方 針 を取 らせ て しま う。 某 大 学 に 勤 ロめ め る教 員 の 嘆 きの文 を一 つ だ け 引用 してお こ う。 「無 記 力,お 喋 り,予 習,居 眠 りが 目に余 る。大 学 は僅 か ぼ か りの専 門 知 識 ・技 能 と,そ れ を 帳 消 しに して余 りあ る悪 徳 を 身 に着 け る場 とな って い る。」 大 学 自身 も亦,人 間 教 育 的 観 点 が 薄 い 教 育産 業 機 関 の査 定 で 「難 関 校 」 か ら 「滑 り止 め校 」 まで 明確 に序 列 化 され て い る。 しか も,よ り優 秀 な学 生 の 獲 得 の た め試 験 時 期 ・科 目 ・方法 に駆 引を 行 ない,自 らの持 つ教 育 力 に 自信 や 誇 り を持 た な い 状 況 が 生 まれ て い る。 仮 に受 験 生 全 員 を 一 線 に 序 列 化 しえ た と して も,或 大 学 で50人 入 学 させ る時,1番 か ら50番 まで の 場 合 と,1か ら50人 飛 び に,51,101と501に 至 る場 合 と,今 目の試 験 方 法 で は教 育 上 の 前 提 条 件 に どれ ほ ど の違 い が あ る の だ ろ うか? 一 方 ,大 学サバ イバ ルのポイ ン トを この入学偏差値 に見 る場合,偏 差値水準 の低 い大 学 ほ ど,凡 そ 学 問 とは異 な った 施設 設 備 の華 美 な ばか りの準 備 に走 る こ と とな って い る。 (4)広 く 「教 育 」 や 「文 化 」 上 r教 育 基 本 法 』 に い う 「人格 の完 成 」 は,今 日で は 全 くの理 想 に過 ぎな くな って い る。 個 性 も主 体 性 も,正 常 な道 徳 観 や社 会 観 ・価 値 観 も,ま た 勤労 観 も 育 て るに 不 十 分 な現 態 勢 で は,人 類 社 会 に重 要 な教 育 の 文 化 機能 は 一 時 の通 過 一71一

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佛教大學硯究紀要逋卷76號 儀 礼 か ゲー ム に成 り下 が った 感 が あ る。人 類 が営 々 と造 りあ げ た 人 間 性 に 基 づ く学 問 ・文 化 の維 持 ・発 展 に,教 育 は新 しい創 造 力 で資 す る よ り逆 に 人 間 を ス ポ イル し,文 化 を破 壊 して い きつ つ あ る と言 え る。 特 に 現 在 の よ うに 利 害 得失 や実 効 を基 準 とし て評価 す る こ との多 い教 育 は,果 して どの よ うな人 間 と文 化 を この 困難 複 雑 な時 代 ・社会 に生 み 出す の で あ ろ う か?入 試 範 囲 に な い教 科,た とえば 音 楽 や 美術 等 の芸 術 教 科 や 保 健 体 育 等 を 堂 々 と無 視 す る 今 日の態 勢 は,人 類 の 文 化 的世 界 に とっ て正 常 で は な い とい うべ き で あ ろ う。 (5)社 会 や 国 家 に と って 大 学 生 一 般 に基 礎 科 学 へ の 関 心 が 減 少 した こ と と共 に,生 産 部 門 よ り第3次 産 業 へ の指 向が 高 い事 実 は 重大 で あ る。 偏 差 値 向上 指 向で 明 け暮 れ た 高校 迄 の 反 動 と して,ま た そ こで 得 た人 間観 ・社 会 観 ・人 生 観 を基 に,在 学 中,遊 民 の 生 活 か ら脱 却 で きな い 若 者 の群 れ は決 して 好 ま しい もの で は な い。 特 に大 都 市 へ の大 学 の 一極 集 中 は華 美 や 歓 楽 な ど物 欲 へ の 関心 と満 足 の追 求 を 事 とす る大 学生 を 多 量 に生 産 して い る。 そ こで 生 まれ る 自己本 位 の姿 勢 は,社 会 生 活 上 些 細 な行 為 や し きた りに ま で既 に嘆 か わ しい 状 況 を生 み 出 して お り,こ うして, 国 の政 治 力 は勿 論,経 済 力 も,破 綻 の一 歩 を た どる こ とに な って い る。 最 高学 府 た る大 学 は多 くの 場 合 もは や無 力 に な っ て は いな い だ ろ うか? II.治 療 す べ き方 向 一 特 に 大 学 教 育 に 関 して これ らの問 題 実 態 は,既 に そ の把 握 の 中 に 治療 方 向が 示 唆 され て い る とい}x る。 そ して そ れ は,何 よ りも小手 先 仕 事 で は な く,大 学 制 度 の ドラス チ ッ クな 改 革 を 必 要 として い る とい うこ とで あ る。 そ の 目標 及 び 内 容 は次 の よ うな こ と で あ る。 1.教 育 の あ らゆ る意 味 で の活 性 化 学 習 者 に 自 由 な活 動 を 認 め,学 習 の 喜 び を 味 わわ せ,意 欲 的 に 自己 実 現 に 向 か わ せ る よ うに す る必 要 が あ る。 そ して それ は,生 涯 にわ た る何 時 で も学 べ る

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「汎学習社会」に向か う高等教育改革の構 図 可 能 性 に よ って裏 付 け られ ね ば な らな い 。 一 方,親 や 教 員 は 新 しい生 命 を育 み,人 格 を 成長 させ る こ とに生 きが い を よ り強 く感 じて,教 育 を 巡 る実 践 や研 究 を,自 らの 価値 観 で構 築 出来 る よ うで な け れ ば な らな い。 2.混 迷 の元 凶 であ る大 学 入試 制 度 の改 革 受験 志 願 者 の た め,進 路 に応 じた試 験 内容 の妥 当 な 多 面 性,専 攻 科 目選 択 の 十 分 な可 能 性,一 回限 りで ない 方法 の非 偶然 性,判 定 の 多 義 に わ た る公 平 性, 暗 記 過 程 に留 ま らな い 受験 準 備 の教 育 性,責 任 主 体 と し て の 自己 選択 の許 容 性,積 み 残 しの 少 な い 多 数収 容 の余 地,何 時 で も 望 む 時 に可 能 な学 習 機 会 な ど,今 これ らが 必 要 で あ り,そ れ に よって,幼 児期 か らの偏 差 値 教 育 の圧 力 と 偏 向 は 解 除 され,中 卒 者 も高卒 者 もそ れ ぞれ の人生 を謳 歌 で きる よ うに な らね ば な らな い。 特Y',自 己 の 興 味 ・関心 ・能 力 に応 じた 適 切 な 専 門選 択 の可 能 性 が 広 げ られ ね ば な らな い。 3.多 様 な教 科 お よび学 習 コ ース の 準 備 一 般 教 養 科 目は必 要 で は あ るが,更 に 学 問 の 枠 に と らわ れ ない,よ り具 体的 な 内容 を 加 え た カ リキ ュラ ム改 革 が 行 な わ れ る必要 が あ る。 勿 論 こ の こ との 充 足 は必 ず し も一大 学 内 で は不 可 能 であ る。 した が って,大 学 間 の単 位 互 換 が 必 然的 に 許 容 され るべ きで あ り,そ の こ とで 学 習 上 の大 学 問 隔差 が排 除 され ね ば な らな い。 また,生 活 に有 用 な各 種 科 目が 広 く提 供 され る こ とに よ り,大 学 教 育 の 真 理 探 究 任 務 とと もに,多 くの学 生 に具 体 的 な 実 践 力 ・生 活 力 が養 わ れ るべ きで あ ろ う。 年 一 回 限 りの 入 学 ・卒 業 の 固 い学 年 ・学 期 制 度 は,よ り融 通 あ る形 に 改善 され る必 要 が あ る 。 一 方,学 部 の後 に続 く大 学 院 制 度 が,研 究 機 能 を 強 化 す る もの と して 現 在 よ りよ り重 視 され るべ きで あ ろ う。 4.生 涯 教 育機 関 と して の位 置 順 当 に 学 校 階 梯 を登 る若 年 学 生 のみ を 対 象 とす る教 育 改 革 は今 や 不 十 分 で あ る。 生 涯 学 習 を 高 唱 せず とも,一 般 に 自己 教 育 の 内 的 関心 は高 く,機 会 と条 件 の 整備 を 待 つ 者 が 多 い こ とを考 慮 す る必 要 が あ る。 入学 条件,た とえ ば入 試 内 一73一

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佛歡大學研究紀要逋卷76號 容 の適 切 な変 革 に よ り,高 齢 者 を 含 む 社会 人 ・家 庭 入 の入 学 な い しは聴 講 が よ り拡 大 され るべ きで あ る 。 何 時 で も,ど こで も,誰 もが,自 己 の 必要 や欲 求 に 従 って 学 習 で き る場 が あ る こ とが望 ま しい。 そ こで の ノ ン ・メ リッ ト ・シス テ ム も重 要 で あ るが,各 種 の技 能 資 格 が 修 得 で きれ ば 一 層興 味 も持 たれ ,動 機付 け と して も有 用 で あ ろ う。 5.国 際 時 代 ぺ の対 応 他 国 へ の 留 学期 間が 適 切 に評 価 され,履 習 内 容 が学 習 の強 化 や 方 向づ け に 意 味 あ る もの と して制 度 内 に的 確 に位 置 づ け られ る必 要 が あ る。 同様,他 国 か ら の 留 学生 がジ 関心 や能 力 に応 じて ,た とえば入学 時期や学習期間で容易に受入 れ られ る こ とが 望 ま し い。 一 方,外 地 勤 務 家庭 の児 童 生 徒 が 何 の 懸 念 もな く現 地 校 に学 び・Q本 人 学 校 を 単 な る 日本 文 化 の学 習 校 と して 副 次 的 に 見 られ る よ う・ 中 高 の入 試 は無論,大 学 入試 に 関 して,当 人 の外 地 居 住 の 特 別 な意 味 を失 わ せ な い よ うに しな け れ ぽ な らな い。 6.学 費 の 軽 減 家族 と同居 の 高等 教 育 学 習 の可 能 性 を 拡 大 し,遠 く故 郷 を離 れ て学 ぶ 必 要 を ゆ 減 少 させ ね ば な らな い。 勿 論 既 存 大 学 の 地 方 分 散 は 困難 で あ るが 在 学 期 間 を 縮 小す る こ とは可 能 で あ ろ う。 統 計 上,下 宿 生 の生 活 費 は 自宅 通 学 者 の2.5倍 ロ  で・厂卒 業 迄 の4年 間 を 総 計 す る と莫 大 な もの に な る。 これ は地 方 在 住 青年 の学 習 意 欲 を実 際 に阻 害 して お り,そ の 結果,地 方 ほ ど進 学 率 が 低 く,教 育 の機 会 ロむ 均 等 が 未 だ 不 十 分 で あ る こ とを 留意 す べ きで あ ろ う。 7.学 習 生 活 の充 実 化 学 生 生 活 に 見 られ る 学 業上 の ロス は大 幅 に減 らされ ね ば な らな い。 大 学 内 で の ク ラ ブや サ ー クル活 動 の多 忙 さ は或 程 度 や む を 得 な いが ,生 活 目的 でないア ル バ イ トに 関 して は も っ と適 切 な対 応 が な され な け れ ば な らな い。 た とえば 休 暇 中 の 努 力 を重 点 化 す る こ とで,開 講 期 間 のそ れ は で きる だ け 削減 させ るぺ き で あ る。 そ してそ こで得 られ た 時 間 的 余 裕 で,自 己 の専 門 分 野 の探 究 を 積 極 的

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「汎学習社会」に向か う高等教育改革の構図 に行 な い,入 学 目的 に合 致 した成 果 が 得 られ るよ うにす べ きで あ る。 筆 者 の調 査 で は,専 門 関係 読 書 の傾 向 が13.5%と 非 常 に少 な い。 また 困 難 を 乗 り越 え る ロロ チ ャ レ ンジ精 神 や 努 力す る こ とへ の価 値 意識 も弱 い。 要 求 水 準 の 低 さ と,安 易 に事 が 成 る こ との甘 えに 対 して 適 切 な 刺激 を与rZ.る必 要 が あ る。 8.総 括 的 留意 事 項 これ らの対 処 が 国公 立 大 に は 無 縁 で あ る と考 え る の は大 きな 誤 りで あ る。 既 に見 た 実 態 の 中 に,却 って 受 験 に 没 頭 した 高校 生 活 の反 動 を 無 視 す る こ とは で き な い。 一 方,教 育 改 革 構 想 は 大 学 数 や 学生 数 に お い て圧 倒 的 に多 い私 大 を無 視 して は 本 質 的 に ナ ンセ ンス で あ る。 私 大 は 決 して脇 役 で は な いか らで あ る。 IIL通 信 教 育 課 程 へ の 注 目 以 上 の よ うな 改革 の必 要 内容 を 検 討 す る時,我kは 既 に是 迄 それ につ い て 実 績 の あ る大 学 通 信教 育 を無 視 す る こ とは で きな い。 そ の平 成2年 の在 学 生 数 は ロの 放 送 大 学 の約2.9万 を 加xて16万 人 に達 し毎 年 の卒 業 生 数 も4年 制 で3000人 前 ロの 後 とな って い る。 また,そ の歴 史 は既 に40年 をxて,全 卒 業生 数 は12万 人 に ロむ 達 し よ う として い るの で あ る。 しか も この他,こ の 制 度 を利 して免 許 ・資 格 だ け を取 得 した 学 習 者 と,学 びそ の もの に興 味 を 抱 い た 学 習 者 が 多 数 い た こ とを 注 目す べ き であ る。 通 信教 育 は既 に生 涯 学 習 の方 法 と して 活用 され,海 外 か ら の学 習者 も年k増}xて い るの で あ る。 この大 学 通 信 教 育 は 「いつ で も,ど こで も,誰 で も,何 で も,そ して,ど の よ うに で も,ど んな 動機 に お い て も」 学 べ る公 的 教 育 機 関 で あ り,そ れ は,他 の大 学 同 様 『学 校 教 育法 』(第54条 の2)に 則 って設 立 され て い る。現 在 実 施 中 の大 学 は12大 学,9短 大,1放 送 大 学 であ るが,広 く各 種 の 学 部 ・専 攻 ・分 野 に わ た っ て い る。 しか し,こ れ に つ い て の認 識 は 実 は 教 育 学 者 に お い て も不 十 分 と言 わ ざ るを}xな い 。筆 者 が提 案者 の一 人 とな った 或 シ ンポ ジ ウム で,一 般 教 養 お よび テキ ス ト独 習 可能 な科 目の通 信 課 程 で の 教 育 を提 案 した 時,一 般 教 育 に 深 い識 見 のあ る教 授 か ら,一 般 教 育 科 目の軽 視 だ として 批 判 を 受 け た こ 一75一

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佛教大學研究紀要 通卷76號 とが あ る。 しか し,通 信 教 育 制 度 は,通 学 制大 学 教 育 の 副 次 的 機 関 で は な い 。 寧 ろ 実績 的 に教 育 の可 能 性 を 拡 大 す る もの で あ る と言 っ て 間 違 い な い。 そ れ は,学 生 か ら兎角 批 判 の多 いL般 教 養 科 目の授 業,特 に私 学 に多 い多 人 数 対 象 の 形 式 的 授 業 に比 べ て,自 学 自習 を 必 須 とす る方法 で人 格 形 成 上 に も有 意 味 で あ る こ とは 注 目され るべ きだ ろ う。 も とも と1単 位45時 問 中,15時 間 しか 講 義 を しな い 今 日の授 業 形 態 は,殆 ど通 信 教 育 と変 りな い とさ え言 え る の であ る。 と ころ で,通 信教 育 は,名 称 どお り主 と して 郵便 を手 段 とす るが,現 在,ラ ジオ ・テ レ ビの放 送 に よる教 育 も実 施 さ れ て お り,放 送 大 学 はそ の一 例 であ る。 また,特 に フ ァッ クス や コ ン ピ ュ亨 タ ー な ど新 しい電 子 機 器 の利 用 に よ っ て 学 習 方 法 の 可能 性拡 大 は十 分 予 測 され る こ とで あ る。 したが って今 日で は広 く"DistanceEducation"(遠 隔 教 育)の 名 称 が 使 用 さ れ る よ う に な って い る。 この通 信 教 育 の第 一 の特 長 は,学 習 者 の現 住 地 に よる学 習 で あ り,し た が っ て地 域 社 会 の生 活 人 と して 併 せ 活躍 で き る余地 が あ る とい うこ とで あ る。 また 通 信 教 育 は,学 生 身 分 の み を維 持す る必 要 が な く,職 業 人 と して 収 入 を 得 な が ら,ま た家 庭 人 として 生 活 しな が ら学 習 す る こ とが で き る と こ ろ に 特 長 が あ る。 そ して学 習 者 は 社 会生 活 を 体験 す る中 で 問題 意 識 を 具 体 的 に 持 ち,研 究 の 過 程 でそ れ を 客 観 化 しつ つ 究 明 して い く能 力 を発 展 させ うるの で あ る。一 方, 通 信 教 育 は 自宅 学 習 に よ る各 種 費用 の節 減 と とも に,学 費 負 担 が 格 段 に低 廉 で ロみ あ る。 また,通 信 教 育 へ の 入学 に は 困難 性が 殆 どな く,専 攻 科 目は 自己選 択 に 委 ね られ る。 学 習 方 法 は 自己 学 習 で あ る点 で 困難 な道 で は あ るが,好 む 分野 の 学 習 に生 きが いを 味 わ い つ つ,忍 耐 心 や 意志 も強 化 され,卒 業 後 の 自信 は通 学   制 と の 比 較 を 明 らか に 越 え て い る 。 学 習 は,体 育 実 技 ・実 験 ・演 習 ・講 読 な ど,ス ク ー リ ン グ(面 接 授 業)の 学 習 科 目を 除 い て,送 付 さ れ た テ キ ス トを 中 心 に 行 な わ れ る が,卒 業 単 位 の4分 の1,つ ま り30単 位 は ス ク ー リ ン グ に よ る こ と に な っ て い る 。 ス ク ー リ ン グ の 講 義 は,a..r・u学 生 と は 異 な っ た 真 剣 さ と活 気 に 溢 れ,私 語 は な く,多 くの 場 合,科 目 の 最 終 授 業 が 終 る と,講 義 者 を 拍 手 で 送 り出 し て くれ る 。 こ の 場 面 ば 恐 ら く他 の 教 育 で は 体 験 で き ぬ 教 師 冥 利 に 尽 き る も の で あ ろ う。 し た が っ て,'

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「汎学習社会」に向か う高等教育改革の構図 教 師 も講 義 へ の準 備 の 努 力 を通 学生 対 象以 上 に 行 な う し,そ の 達 成感 も大 き 等 い 。 い わ ば 大 学 本 来 の 姿 が こ こに は あ る。 但 し次 節 の提 案 に は,こ の ス クー リ ン グは 直 接 関 係 は ない 。 た だ これ は,通 信教 育 全 般 の学 習 効 果 を 示 す もの で は あ ろ う。 、「テ キ ス ト学 習 」 は 孤 独 な読 書 で あ るが,テ キ ス ト編 集 の工 夫 や 内容 に よ っ て は,寧 ろ 望 ま しい効 果 的 学 習 方式 で あ る と言}る 。 た と えぽ 通 学 課 程 の授 業 は,仮 に テ キ ス トを 使 用 した と して も,多 くの場 合 そ の本 の途 中や 一 部 で終 り, が ち だ が,通 信 教 育 の 場 合,リ ポ ー ト作成 と科 目最 終 試 験 の必 要 上,普 通 全文 を読 み 通 して 「森 を 見 る」 こ とが 求 め られ る。 テキ ス トは 単 位 に よって ほ ぼ ペ ー ジ数 が 定 め られ てお り,普 通 は学習手引 きと研究課題例 な らび に推薦参考 書 一 覧 が 付 く。 「リポ ー ト作 成 」 は,た と えば1単 位 につ き400字4枚 程 度 求 め られ,4単 位 科 目で は4通 の作 成 が 必 要 で あ る。 これ は学 習者 に文 章 作 成 の体 験 を重 ね さ せ,通 学 生 よ り比 較 的 多 い執 筆 機 会 を 通 して相 対 的 に能 力を 高 め る。 また文 章 作 成 を 忌 避 しな い姿 勢 を 作 る。 当 該 科 目の単 位 リポ ー トが す べ て 合 格 で あ れ げ,次 に 「単 位 取 得 試 験」 を 受 け,そ の 成 績 に よって 単 位 認 定 が 行 な わ れ る。 そ の学 習 成 果 は聴 覚 を 通 さな い 点 を 除 け ば,上 記 の よ うに 別 の メ リ ッ トもあ り,通 学 課 程 に決 し て劣 る もの で は な い 。 「卒 業 論 文 」 は,数 回 に及 ぶ 面 接 指 導 と草稿 添 削 に よ り,通 学 課 程 の実 際 と 殆 ど変 わ らな い上,常 時 教 員 に 接 触 す る こ との依 頼 心 を 許 さ な い。 しか も,寧 ろ 問 題 意 識 の具 体 性 や 資 料 等 の 生 活 領 域 か らの 得易 さ で,内 容 は説 得 力あ る水 準 に 達 し,通 学生 に勝 る とも劣 らぬ もの が 多 く提 出 され る。 但 し,次 節 で 触 れ る提 案 に は卒論 は必 ず しも 関係 が な い。 了犬 学 通 信 教 育 の 問題 点 の一つ は,教 授 との 接 触 の少 な さ で あ る が,そ れ だ け に ス クー リ ング中比 較 的接 触 度 が 高 く,通 学 生 よ り質 問 や 意 見 の 発表 が 積 極 的 で あ る。 しか も,通 学 生 の場 合 も普 通1・2年 生 で は教 授 との顰 触 は殆 ど な野 で あ ろ う。 第 二 の 問題 は,学 友 との親 交 機 会 が 多 い とは 言 え ない こ と で あ る が,地 方 に は 「学 習 会 」 組 織 が あ り,年 齢 ・職 業 ・目的 ・学 習 条件 を異 に した 一?7一

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佛數大 學研究紀要通卷76號 縦 横 の交 流 は,特 に異 学 年 生 との接 触 で 通 学 生 を越 え る も のが あ る。 この学 習 会 には 必 要 に応 じ教 師 の 出席 や 講 演 が あ り,個 別 指導 を は じめ質 疑 応 答 か ら夜 の コ ンパ まで,通 学生 に遜 色 の な い交 わ りが 行 な わ れ る。 通 信 教 育 の 他 の 問題 は,リ ポ ー ト自作 の信 頼 性 如 何 で あ る。 先 ず 他 人 作 の リ ポ ー ト借用 に 関 して は,添 削者 が 最 も苦 労 す る と ころ で あ る が,課 題 の時 宜 を 得 た 改 定 と慎重 な添 削が それ を不 可 能 とす る。 また,最 終 試 験 の厳 しさが 他 人 に 依 頼 した偽 りの 学 習 を 困難 とす る。 しか も,そ れ らを改 善 す る余 地 は特 に電 子 機 器 の 活用 に よっ て十 分 考}ら れ る。 他 の 問題 は,前 に も触 れ た 自己学 習 の ロの 困難 性 で あ り,現 実 に卒 業 に至 る比 率 は7%強 と少 な い。 し か し,こ こに こそ 主 体 的 学 習 の 意 義 が あ る とい っ て言 いす ぎで は な い だ ろ う。 そ して少 な くと も,既 に通 信 教 育 で卒 業 し現 在 活 躍 中 の者,あ るい は 今学 び つ つ 自己 の進 歩 を 果 しつ つ あ る者 が 多数 い る こ とは,こ の教 育 の 価値 を認 め さ せ る もの で あ る。 大 学 通 信 教 育 は 我 が 国 高 等教 育 の一・環 と して,歴 史 的 に も内 容 的 に も教 育 の可 能 性 を 拡 大 して 見 せ る もの で あ る こ とは疑 い な い。 IV・ 通 信 教 育 課 程 導 入 の 具 体 案 a .学 校 系 統 筆 者 の提 案 す る高 等 教 育 改 革 の全 体 構 想 は端 的 に 言}ば,第1要 点 と して 厂入試 」 を2年 に わ た る通 信教 育 の受 講 結 果 で判 定 す る とい うこ とで あ る。 つ ま り,通 学 生 として の 入 学 は3年 次 に始 まる。 そ れ は 言 換}xれ ぽ,単 純 計 算 で は あ るが3年 次 の 入 学 定 員 を2倍 に で きる とい うメ リ ッ トもあ り,浪 人数 を大 幅 に減 らす こ とが 可能 な方 法 な の で あ る。 次 に 「入 学 判 定 」 に 関 して は,前 提 と し て,英 ・仏 ・独 同様,ま た我 国 の 「大 学 検 定 試 験 」 の よ うに,高 校 卒 業 時 に 高校 時 代 の 学 習 成 果 を 全 般 的 に判 定 す る 国家 規 模 の試 験 を 実 施 す る こ と とす る。 それ は教 科 全 般 の 学 習 結 果 を判 定 す る意 味 で,今 日の大 学 入試 向 け統 一 テ ス トに勝 る ところ 大 で あ り,中 高 ま で の学 習 内容 に偏 りを 認 め な い 点 が重 要 で あ る。 但 しそ れ を 入試 判 定 の 基 本 資料 として,大 学 な い しは 学 部 ・学科 ・専 攻 が どの よ うに 参 考 に す るか は 千 差 万 別

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「汎学習社会」に向か う高等教育 改革の構 図 〈学年〉 学 習 実 高 卒 ・績 総 括 試 験

1∼2∼3∼ (入 学40r10月) ・高 等 専 門 学 校 短 期 大 学 … … … 理 ・工 ・農 ・ 医 ・歯 ・薬 系 4∼(5)∼ (卒 業30r9月) 層雪冒 雪 ■冒 体 育 ・芸 術 系 … ・ ↑ (通 信 課 程 講 義 の一 部 利 用) 通 信 学 習 十 ス ク ー リ ン グ ー

際 騰 纛

職業従 事(退 職) i 家庭(子 離 れ) 系 統 図 で あ って よい。 或 専 攻 が そ の専 攻 と直 結 す る教 科 で な くて も,芸 術 科 目を重 視 す る 例 が あ れ ば,入 試 の 価 値 観 を 変 え る意 味 を もつ だ ろ う。 い わ ば,そ れ は今 日私 学 で 一 部 実 施 中 の推 薦 入学 試 験 の評 価 部 分 に当 た り,興 味 あ る実 質的 決 定 法 とな るだ ろ う。 な お,専 門 課 程 に至 る通 信 学 習 の2年 間が 年 齢 的 に支 障 の あ る専 攻,た とえ ば,理 工 ・農 ・医歯 薬 ・語 学 ・体 育 ・芸 術 な どは,高 卒 後 の 国 家 規模 の試 験 に 加 えた 然 るべ き入 試 に よって,1年 次 か ら入学 を可 能 に し,学 習 始期 の遅 れ に ゆか よ る損 失 を 防 ぐ こ と とす る。 同 様,短 期 大 学 お よび高 専 も こ の カ テ ゴ リーに入 れ て よい 。 ただ,こ れ らの専 攻 分 野 も,1・2年 次 の学 習 の1部 を 通 信教 育 で 履 修 させ る こ とで通 学 時 の専 攻 学 習 の 時 間 的 効率 性 を 増 加 させ,学 習 へ の 緊張 感 ・努 力 心 を 高 め る こ とは考}ら れ るべ きで あ ろ う。 文 科 系 ・社 会 科 学 系 ・教 育 学 系 等 の 進 学 希 望 者 は,2年 間 を 通 信 教 育 の 開講 一79一

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佛敏大學研究紀要 通卷76號 、'ご' 科 目か ら希 望 大 学 な い しは学 部 ・学 科 ・専 攻 の 下入試 要 件 シ ラバ ス」 に 従 っ て 学 習 す る こ とにす る。 そ の際,通 信 教 育を 開 講 中 の 全 て の大 学 か ら,適 切 と考 え られ る科 目を 自由 に選 択 し,そ こで取 得 した 単 位 の成 績 を も って,3年 次 の 専 攻 に応 募 す る こ とに な る。 勿 論 現 行 通 り大 学 卒 業 ま です べ て を通 信 教 育 で 修 了 す る こ と も 可 能 とす る。 この2年 にわ た る多 数 科 目の 自 己学 習,つ ま り,そ こで 育 つ,暗 記 力 に とど ま らぬ 思考 力 ・表 現 力等 に対 す る能 力 評 価 は,そ の学 習 自体 教 育上 の積 極 的 意 味 を もつ もの であ る。 しか も更 に個 性 的 な 多様 な能 力 の開 示 で あ る点 で,判 定 資 料 と して実 質 的 か つ 妥 当 で あ り有 用 で あ ろ う。 この方 式 に よっ て初 め て,高 校 ま で の塾 や予 備 校 を 巻 き込 んだ 実 りの少 な い 暗記 主 義 学 習 お よび特 定 教 科 に 偏 った競 争 学 習 の意 味 は な くな るで あ ろ う。 また 更 に,シ ラノミス の多 様 化 に よ って,大 学 の 偏差 値 序 列 が 作 る格 差 も崩 れ て い くで あ ろ う。 一 方,家 庭 人 や 社 会 人 の入 学 も,そ の 日常生 活 の 中 で徐 々 に獲 得 した 単 位 に よっ て,い つ で も就 学 条 件 の整 った 時,可 能 とな る 。 子 離 れ の 後,定 年退 職 後,あ る い は学 ぶ 気 に な った 転 身 の 時,即 ・専 攻 応 募 とい う形 で行 なわ れ うる こ とに な る。 高 校 卒 業 後 直 ち に 受 講 を 始 め た ゜r学生 も,能 力 と必 要 に応 じて 通 信 教 育 履 修 中 に ア ル バ イ トな ど職 業 を もつ こ とは全 く制 限 され な い。 労働 と 学 問 の 一 致 は人 格 形 成 上 有 意 味 で あ ろ うし,学 習 目的 も確 か に な ろ う。 時 に は,仕 事 へ の 興 味 が 学 業 継続 を越 え る こ とが あ って も よい 。 学 習 意 欲 が整 わ ぬ 場 合,そ れ が 満 ち る時 を待 って,い つ か必 要 に応 じて復 帰 す れ ば 良 い わ げ で あ る。 b.学 期 制.、'・ 入 学 と卒 業 は,今 目の 通 信教 育 同様,4月 ・10月の 入学,3月 ・9月 の卒 業 とい う2回 制 とし,学 生 は この いず れ か で 自 由 に 自分 の歩 み を設 定 す る。 この 方 法 は 先 ず,外 国 留 学 の 必要 に 容 易 に適 応 で き る上,就 職 準 備 も年2回 行 なわ れ うる とい う利 便 性 を もつ 。 また,こ れ に従 っ て,通 年 科 目を な くし,半 期 集 中 学 習 の 時 間 割 を設 定 す れ ば,当 人 の ペ ー ス に よ る学 習期 間 の延 長 は半 年 単 位 で 考}xる こ とが 可能 に な り,無 駄 が な い。 ・

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「汎学習社会」に向か う高等教育改革の構 図 ℃ドー学 習 形 態,、 通 信 教 育 制 度 の ノ ウハ ウ は,既 に 長年 それ を実 施 して きた 諸 大 学 に 種kの 形 で 蓄 積 され て お り,そ れ らを 発 展 的 に応 用 す れ ば 良 い 。 普 通 「テ キ ス ト読 み ≒ → リポ 尸 ト提 出→ 単 位 取 得試 験 」 とい う繰 り返 し の 中 で,学 習 会 が 加 わ るざ し 、 二 ∫テ キ ス ト」 は,編 集 上 一 般 教 科 書 内 容 とは 異 な る 工 夫 が され ね ば な らな い 。 また 印 刷 テ キ 入 トのみ で な く,音 声 や映 像 の テ ー プ と直 接 の放 送 も十 分 活 用 され るべ きで あ ろ う。 ∵ 「リポ ー ト」 は,作 成 段 階 で他 人 の模 倣 文 が提 出 され な い よ う課 題 を 絶 えず 変 え,偽 りの 学 習 の発 見努 力 は電 子 機 器 の 活用 に よ って相 当 考 え られ ね ば な ら な い。 ナ ∫リポ ー ト添 削」 は,公 平 を期 す る よ う2通 の コ ピ ー を 加 え て3通 提 出 さ せ,3人 の イ ンス トラ クタ ー(添 削 指 導 員)に よる評 価 を 平 均 して 判 定 す る。 なお,そ の た め に は大 学 院 生 を主 とした イ ンス トラ クタ ー の訓 練 と,判 定 に関 す る打 ち合 わ せ 会 が 必要 で あ る。 、 厂最 終 試 験」 は,リ ポ ー ト作 成 プ ロ(業 者)を チ ェ ッ クす る た め に厳 密 に評 価 され るべ きで あ る。 そ して,リ ポ ー ト判 定 との 格差 が大 きい場 合,リ ポ ー ト に戻 っ て不 合 格 とす る こ とも 必要 で あ ろ う。 a.、入 学 要 件 科 目(シ ラバ ス) 大 学 入 学 要 件 科 目中,外 国 語 は,地 域 の私 的 機 関 の 活用 も促 して,使}xる 英 会 話 を主 と し,最 終 的 に は 民 間 の定 評 有 る資 格 テス トで単 位 の一 部 を認 定 して も よい で あ ろ う。 同様,体 育 もス ポ ー ツ ・テ ス トの結 果 な ど を 多 様 に 活用 す る0ま た 種 類 は広 く,ス キ ーや ゴル フ,ス キ ュ ーバ ・ダ イ ビ ン グ,サ ー フ ィ ン,ク ラ イ ミ ング,な ぎな た,弓 道 な ど,時 に は マ イナ ーな もの も対 象 化 し, 生 涯 の生 活 に生 き る も のが 評 価 され て よい。 そ の こ とで 現 行 の 体 育 実 技 に 勝 る と も劣 らな い実 質 的 な健 康1体 力 ・技 術 面 の豊 か さが 作 り出 され よ う。 そ の 他,シ ラバ ス に芸 能 や 特殊 技能 が 入 って も よい。 また,汐 ス ・メデ ィア で の 活 動 や 国 の 内外 で の ボ ラ ソテ ィア 活 動 な ど,社 会 的 貢 献 が 判 定 評 価 に加 え られ るべ きで あ ろ う。 た とえば 青 年 海 外 協 力 隊 へ の参 加 な どが そ れ で あ る。 芸 一一81一

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佛教大學研究紀要通卷76號 能 として は,創 作,出 版,演 劇,美 術,イ ラス ト,造 園,音 楽(ソ ロ,オ ー ケ ス トラ,バ ン ド他),写 真,バ レエ,k,広 く対 象化 され る必 要 が あ る。 他 に,発 明や 各 種 の特 殊 技能 が加xら れ て も よい。 各 大 学 ・学 部 ・専 攻 等 は,各 責 任 機 関 内で 合 議 の上,入 学 応 募 者 に理 解 で き る よ う,毎 年 度,基 本 科 目群 の他,対 象可 能 範 囲 科 目の シ ラバ ス を公 表 す る。 そ れ に は,一 般教 養 科 目や外 国語,体 育 の他,或 程 度 の専 門科 目を含 め て も よ い。 但 し,そ の シ ラバ ス の3分 の2は,学 習 者 の 準 備 を 乱 さな い よ う年 度 毎 の 変 更 を しな い もの とす る。 この 具体 例 に は,現 行 一般 教 育 の単 位 取 得 規 程 が あ るが,他 に も多様 に考 え られ る べ きで あ る。 特 に 学 際的 な総 合 科 目を大 幅 に含 む と ともに,仮 に 「経 済 学 」 に して も,一一般 教 養 の範 囲 で学 問名 を くだ い た具 体 的 な 科 目を,経 済 学 の 履修 対 象 と して受 容 す る こ とが 必要 で あ る。 各 大 学 は,そ れ に基 づ い て 「入学 選 考 委 員会 」 を設 置 し,応 募 者 の提 出 した 高 校 卒 業 試 験 成 績 に併 せ て,シ ラバ ス上 の履 修 科 目名 とそ の成 績 ・社 会 活 動 等 を 勘 案 し,合 格判 定 をす る。 な お大 学 は この 他 必要 に応 じて面 接 試 験 を,た と えば 入 学 定 員 の2・3割 増 しの候 補 者 を選 ん で行 な う こ とが で きる。 一 方,入 学 希望 者 は,必 要 に応 じて数 大 学 を応 募 で きる。 勿 論 こ こで 或 程 度 の難 関 大 学 が生 まれ,序 列 も で き る こ とが予 測 され よ う。 しか し,従 来 の 入試 で 起 こ るそ れ よ り偏 向 が少 な く多 義 的 であ り,競 争 率 を公 表 しな い こ とで 判 断 幅 を 広 くし,応 募 者 の不 合 格 感 を弱 め る こ とが で きる。 な お,同 一 人 が シ ラバ ス の 求 め よ り多 い科 目を取 得す る こ とは差 し支 え な く,教 育 上 奨 励 され て よい こ とで あ る。 e .通 信教育の実施母 体 この 実 施 は 基本 的 に は先 ず 現 行 通 信 教 育 実 施大 学 が,放 送 大 学 を 含 め て 担 当 す るが,需 要 に応 じて,他 が 新 た に現 行 同様 通 学課 程 併 設 の通 信 教 育 課 程 を増 設 した り,別 に全 く独 立 した通 信 教 育 のみ の機 関 を設 置 して も よい。 仮 に そ れ らを 「通 信教 育 セ ンタ ー」 と名 付 けれ ば,そ れ らは次 の よ うな こ とを 行 な う。 ① テ キ ス ト等,テ ー プ,CD,FDを 含 む 教 材 を 作 成,そ の カ タ ロ グを 容易 に 入 手 で きる よ う明示 し,各 地 で説 明会 を 催 す と と も に,教 材 展 示 会 を も ち,販 売 や 貸 出 の 便 を 計 る。 な お,こ れ ら教 材 には,学 習 の手 引 き と して

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「汎学習社会」に向か う高等教育改革 の構図 「学 習 法 」 や 「練 習 課 題 」 「推 薦 参 考 書 一 覧 」 な どを 付 け る。 ② ラジ ォ ・テ レ ビ等,マ ス ・メデ ィア に よる放 送 を 行 な う。 そ の 内 容 は,可 能 で あ れ ば,大 学 独 自 の ものが 良 いが,現 行 の よ うに,全 大 学 を ま とめ た共 通 の もの で も良 い。 また,放 送 大 学 作 成 の も のが 繰 り返 し用 い られ て も よい だ ろ う。 ③ 学 習 に 有 用 な ハ ー ド及 び ソフ ト ・シ ンテ ム の開 発 を 行 な い,よ り容 易 に (的 確 に,早 く)学 習 管理 事 務 が 進 行 す る よ うに す る 。 た と}ば,受 講 者 登 録,テ キ ス ト発 送,リ ポ ー ト授 受,最 終 試 験 の 実 施,成 績 管 理,証 明書 の発 行 等,そ の 能 率 化 に努 め る。 ④ 各 科 目の リポ ー トお よび最 終 試 験 の課 題 を 少 な くと も2・3年 毎 に 改訂 す るた め,テ キ ス ト執 筆 者等,然 るべ き教 授 陣 を 組 織 し,リ ポ ー トにつ い て は 「課 題 集 」 を 発 行 す る。 また 最 終 試 験 に お い て は,内 部 資 料 の課 題 中 か ら適 宜 問 題 を選 び提 示 す る。 ⑤ 各 科 目の リポ ー トお よび最 終 試 験 答 案 の 添 削 要 員(イ ンス トラ クタ ー)の 確 保 と訓 練,そ して,各 種 打 合 わ せ 会 を 行 な い,公 平 を期 す る。 た とえば, 既 述 の よ うに評 価 は3人 以 上 の 判 定 結 果 を 平均 す る こ とで決 定 し,他 人 の模 写 文 と見 られ る リポ ー トにつ い て は 厳 し くチ ェ ッ ク,不 合 格 と す る。 配 点 は,リ ポ ー トー 組 対 最 終 試 験 を 半kと して 算 出 し,合 格 した 場 合,同 一 科 目 の 再 履 修 は認 めず,不 本 意 結 果 の是 正 は他 の 同類 科 目を も って 各 自が 行 な う 機 会 を 与 え る。 な お,リ ポ ー ト添 削 者 は,出 来 る だ け大 学 院 修 了 の いわ ゆ るオ ーバ ー ・ド クタ ーか ら選 び,そ の職 歴 中 に,イ ンス トラ クタ_.が 適 切 に 評価 され る よ うに す る。 最 終 試 験 の判 定 は,テ キ ス ト執 筆 者 お よび 課題 出題 者 を含 む 然 る べ き大 学 教 授 が 複 数 で 行 な い,平 均 す る。 ⑥ 年 間 数 回 にわ た り,全 国 に試 験 会 場 を設 定 し,監 督 要 員 を派 遣 な い しは委 嘱 す る。 ⑦ 単 位 取 得 者 の 求 め に 応 じ,科 目毎 の個 人 評 価 を 当 該応 募 大 学 に資 料 と して 送 る。 ⑧ 適 宜,各 地 に 「学 習 グル ー プ」 を 育 成 し,定 期 的 に勉 強 会 ・学 習相 談 会 を 一83一

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佛 歡大 學 研 究 紀要 逋 卷76號',一 開 き,大 学 教 授 陣 め 派 遣 と講 演 会 の 開 催 な ど,・学 習 の 便 宜 と促 進 を 計 るo'こ " 、の 場 合,卒 業 し た 同 窓 生 を 中 心 に 各 地 域 に 非 常 勤 の 「詣 導 員 」 を 委 嘱 し て お ジ ぐ こ とが 望 ま し い 。 、 乱 ・f..:地 域 学 習 施 設 も. 通 信 学 習 を 容 易 か つ 着 実 な ら し め る た め,地 方 自 治 体 お よ び 全 国 の 国 公 立 大 学 は 極 力 学 習 機 会 を 堤 供 す る も の とす る。・そ れ ば 『社 会 教 育 法 』 に 則 っ た も の で あ リジ ま た 理 念 と し て の 大 学 開 放 の 実 施 に 低 か な ら な い 。 考 え ら れ る施 設 ・ 機 関 は 次 の よ う な も の で あ る 。 β 、 ① 図 書 館 情 報 デ ー タ ・バ ン ク,視 聴 覚 ラ イ ズ ラ リ ニ,資 料 館,博 物 館,業 二術 館,な ど ・・ ② ン 各 種 研 究 所,各 種 作 業 所,な ど ③ 、 体 育 館 運 動 場,道 場,各 種 競 技 場,プ ー ル,な ど ロ ④ 音 楽 堂,公 会 堂,文 化 会 館,な ど ⑤ 、地 域 学 習 セ × 腐 一 ..、 一 。 晩)、 実 験 室,視 聴 覚 室 ・LLB室 ・.AV室 ・ 放 遂 室 ・、映 写 室 ・演 技 室,な ど 鎧b>、 講 義 室 研 修 塞 討 諦 室.宿 泊 鼠 な ど ∴9コ ピ ー,フ ナ ッ ク ス ・ ワ ー プ ロ・ コ ン ピ ュ ー タ ㌣ な ど,OA機 器 ス テ ー 。 、シ ョ 、ン 、 'な挙,こ れ ら と共 に,厂 相 談 セ ンタ ー」 を設 け ・ 専 門 指 導 員 を 出 来 る だ け多 く配 置 す る。 た と えば,司 書,学 芸 員,各 種 相 談 員,運 動 指 導 員,。サ ー クル ・ 翌ヤ ダ ー,ユ ース ・リァ ダ ー,な どが それ であ%他 に,講 演 会 ・講 習 会 ・音 楽 会 ・ろ ポ ー ツ大 会,弁 論 大 会,外 国語¥ン テス ト,な ど の オ ー ガナ イ ザ ー, 尹一 デ ィネ ー タ ーが 必 要 で あ る。 これ ら指 導 員 は,専 任 の社 会 教 育 主 事 資格 者 の 他,小 ・中 ・高 ・短 大 ・大 学 の定 年 退職 考等 非 常 勲 の職 員 を 委 嘱 す る こ と も 考 え られ る。 な お,以 上 の施 設 ・機 関 は,既 に私 的 に も公 的 に も或 程 度 各 地 域 に量 的 に は 整 備 され つ つ あ る とい っ て よい。 したが っ て,、 これ を 質 的 に も 奨 励 充 実 す れ ば,地 域 社会 全 体 の文 化 水 準 に も良 い影 響 を与 え る だ ろ う。

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「汎学習社会」に向か う高等教育改革の構図 V・ 期 待 で き る 具 体 的 効 果 以 上 略 記 した方 法 に よ り,現 行大 学 入 試 が も つ 元 凶性 は大 幅 に 改 善 され う る。 しか も,万 人 に いつ で も学 習す る機 会 が与 え られ,ま た 学 ぶ 意 志 を もつ 者 に比 較 的 容 易 に効:果的 な学 習 が期 待 で きる 「汎 学 習社 会 」 が 実 現 す る と言 え る だ ろ う。 そ れ らの効 果 を改 めて 整 理す れ ば,次 の よ うに な る。 1.学 習 者 に と って a)学 習 機 会 の拡 大 ① 受 験 の不 安 ・抑 圧 か らの開 放 一 ② 大 学 進 学 に こだ わ らぬ人 生 選択 の 自己 決 定(そ の気 に な った とき の学 習) ③ 受 験 機 会 の大 幅 な拡 大(対 象 ・回 数 ・時期 ・、期 間 ・内容) ④ 入 学 定 員 の倍 増 に よる心 理 的圧 迫 の 減 少 ⑤ 記 噫 の み を問 わ な い試 験 の 妥 当 性 ・公 平 さ ・信 頼 性 ・受 験 過 程 の教 育 性 ⑥ 灰 色 の モ ラ ト リア ム期 間 の 解 消 ⑦ 自己 評 価 に よる専 門課 程 の 選 択 ⑧ 自己 動 機 に よる学 習 目的 の 明確 性 ⑨ 短 期 集 中 学 習 に よ る教 育効 果 ⑩ 短 期 就 学 に よる,通 学 ・家 事 ・ア ル バ イ ト等,時 間的 ・経 済 的 ロス の減 少 ⑪ 半 年 毎 の入 学 ・卒 業 期 に よるマ イ ペ ー ス の 学 習 お よび 就 職 機 会 の分 散 ⑫ 留 学 生 活 の便 宜 性 と容 易 性 ・ ⑬ 多様 な生 活 経 験 に よる学 習 内 容 の生 活 化 と具 体 的 問 題 意識 の 把 握 可能 性 ⑭ 地 域 社 会 人 と して の rる さ と活 動 の 喜 び b)教 育 効 果 ① 人 格 形 成 上,偏 差 値 信 仰 か らの 開放 と人 間観 の拡 が り ② 主 体 性 ・積 極 性 ・努 力観 ・忍 耐心 の成 長 ③ 多様 な教 育 内容 に よる多 彩 な能 力 の拡 大 ④ 勤 労 体 験 に よる勤 労 価 値 観 の 向上 一85一

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佛歡大學研究紀要逋卷76號 2.親 ・保 護 者 に とっ て ① 無駄 な不 安 ・心 配 ・苦 悩(い じめ ・落 ち こぼ れ ・浪 人生 活)の 解 消 ② 学 費 の 低 廉 化,あ るい は 学 習者 自身 の 経 費 捻 出 の 可能 性 と,そ れ に よる進 学 機 会 の与 え 易 さ ③ 学 習 者 の 内 発 的 意 欲 に よ る学 習効 果 の期 待(学 び た い 者 が 学 ぶ) ④ 青 年 期 子 供 の 同居 に よ る家 族生 活 の喜 び 3.教 員 ・学 校 に と って ① 偏 差 値 重 視 の 暗 記 主 義 教 育 か らの開 放 ② い じめ ・落 ち こぼ し ・校 内暴 力等 の減 少 ③ 初 等 ・中 等 教 育 内 容 ・制 度 改善 の可 能 性 ④ 高 等 学校 卒 業試 験 に よ る全般 的 科 目履 修 ⑤ 学生 に不 評 な一 般 教 養 教 育 問題 の解 決 ⑥ 妥 当 な 学 習能 力判 定 に よ る入 学 者 決 定 ⑦ 短期 集 中授 業 に よ る指 導 の 効率 化 ⑧ 学 生 の 意 欲 の 向上 に よ る指 導 の容 易 さ ⑨ 大 学 教 育 の 広範 な 開放 ⑩ 実 質 的 単 位互 換 制 に よ る学 習機 会 の拡 大 ⑪ 通 信 学 習併 用 に よ る短 大 ・理 工 系 等 学 生 の 学 習 の 充 実 化 ⑫ 留 学生 受 け入 れ の 容易 さ(時 期 ・期 間 ・経 費 ・教 育 負 担) ⑬ 大 学 の 主 体 性 の 回復 ・個 性 的運 営 の可 能 性 ⑭ 各 種 教 材 ・教 育 機 器 の 開 発 4教 育 制 度 上 ① 有 職 者 ・家庭 人 の 学 習 機 会 の増 大 ② 公 私 に 及 ぶ 多様 な 教 育 機 関 の展 開 ③ オ ーバ ー ドクタ ー の 活用 と学 習指 導 体 験 の効 果 ④ 就職 機 会 の拡 大 に よ る大 学 院 の活 性 化 ⑤ 予 備 校 の 正 常 化

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「汎学習社会」に向か う高等教育改革 の構図 5.社 会 に と って ① 開 か れ た学 習機 会 に よる高 等 教 育 人 口の増 加 。社 会 の教 育 化 と文 化 水 準 の 向上 ② 学 生 の 地 方 分 散 に よ る人 口の都 市 集 中 の是 正 。(住 宅 ・交 通 問 題 の縮 小, 歓 楽 街 の健 全 化) ③ 若 年 層 地 方 在 住 者 の増 加 に よる地 域 社 会 の階 層 構 成 の 健 全 化。 各 種 団体 ・ ふ る さ と仲 間 の成 立 。 多 様 な 社 会 的教 育 力 の発 生 ④ 学 習 の た め の地 域 教 育機 関 ・ス ポ ー ッ機 関 の 多様 な設 立 と発 展 に よ る地 域 文 化 の 向上 ⑤ 学 生 の 就 労 に よ る若 年 労働 者 の増 加 ・労 働 人 口の拡 大(中 小 企 業 を 中 心 と す る経 済 体 制 の 改 善) ⑥ 偏差 値 絶 対 の競 争 社 会 か らの開 放 。(芸 術 ・文 化 ・ス ポ ー ツ 参 加 の ゆ と り。 心 の豊 か さの 実 現) ⑦ 求 人 活 動 の年2回 の柔 軟 性 お わ り に 以 上 の提 案 が,今 日の諸 問題 を簡 単 に解 決 で き る も の と は 必 ず しも言 え な い。 た とえ ば,実 際 化 の 必 要経 費 の問 題 や 改 革 へ の 国 民 の コ ンセ ンサ ス の問 題 もあ る。 しか し,改 革 は必 要 で あ り,そ の 改革 が 今 や 大 規 模 で あ るべ き こ とは上 述 の とお りで あ る。 殊 に 今後 我 国 に とって あ るべ き 社 会 は,縦 横(時 間 的 ・空 間 的,量 的 ・質 的)に 開 かれ た学 習 機 会 を必 要 と し,ま た健 全 な 文 化 ・社 会 の建 設 の た め,学 習 へ の 関心 が 少 しで も多 数 の人 々 に更 に深 ま る こ とが 期 待 され る 社 会 で あ る。 現 在 は,そ うした 「汎 学 習 社 会 」 に む け て,先 駆 的 教 育 改 革 が 必 然 的 に行 な わ れ るべ き時 な の で あ る。 一87一

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佛教大學研究紀要通卷76號 注 (1)筆 者 の造 語 で,生 涯 教 育 論 を 横 に も拡 張 した 概 念 で あ り,Iife-long+1ife・wideedu・ cationを 意 味 す る。 近 似 例 と しては,マ ーチ ソ ・トロウの ユ ニ バ ーサ ル ・ア クセ ス型 高 等 教 育 シス テ ムが 考 え られ る。 要 点 は,① い つで も,ど こで も,誰 で も,何 で も,ど の よ うに で も,ど ん な動 機 漆 ちで も学 ぶ機 会 が 与 え られ る社会 ② 学 習 が将 来 の 準備 的 要 素 も含 む が,本 質 は,学 習 そ の もの が生 活 とな り,人 生 の意 義 がそ こに見 出せ る社 会 .③多 様 な 開 かれ た 機 関 や装 置 が 絶 えず 生 み 出 され,常 に新 しい 創造 に 万人 が 価値 を 見 出 し努 力 で き る社 会,で あ る。 (2)『 京 都 新 聞 』1990.10.21朝 刊 。平 成2年 度 大 学 短 大 合 格 率62.2%,不 合 格 者43.8万 人 。 (3) % 国公 立 私 立[平 均 学 習 意 欲 減 退 13.8 13.2 13.6 偵 的 意 識 喪 失 14.7 18.8 16.0 社 会 還 元 意 識 17.5 21.7 18.9 (但 し,注(4)の ア ン ケ ー ト結 果 に よ う) (4)'「 学 生 の 学 習意 欲 に 関 す るア ンケ ー ト」 3種 …… ① 国公 私 立 中学 ・高 校 教 員 各100名,回 収 率55%② 国 公立 大 学 教 員69 名,回 収 率43.5%,私 立 大学 教 員165名,回 収 率45.5%,国 公 私立 短 大教 員66名,回 収 率36.4%③ 学 生,総 計1006名(内 短 大 生117)*国 立 大学2・ 学 生数152名(旧 帝 大107,地 方 大 学45)*公 立 大 学2・ 学 生X134名(内 女 子大 学111)*私 立 大 学2・ 学 生 数603名(有 名大96,一 般 大507)*公 立短 大 女 子1・ 学 生 数117名 。 な お詳 細 は 拙 稿 厂現 今大 学 生 の学 習 意 欲 に 関す る一 考察(2)」(佛 教大 学 『教 育 学 部論 集 』 第2号(1990・12・15)p.23∼P・48)及 び 厂同(3)」(同上 第3号,1991.12.10)参 照 。 (5)大 学 教 員 に よ る 「大 学 生 の学習 意 欲 」 判 断(%) 33 国 公 立 大 !%1.3 ノ'," .私 立 大:・:・:25.3・:・:・25.3 11.9 大 学 計 ゜∴:286・ ° °:26.7 」1\ \ 短 期 大 学::.・:・:・ °45.8、 ・ ・. ビ、、、、、 高 等 学 校 中 学 校 、 、 、 (中 ・高 校 比 較 資 料 を含 む) 100 ・32 .0覊 ノ 27.6 、、 丶、 丶 丶 20.8舗250 、、、 全員 にあ る。2/3に あ る。 半分 にあ る。 注)中 ・高 は 同 校 教 員 の 判 断 に よ る 。 1/3の み 。 そ の他NA

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「汎学習社会」に向か う高等教育改革 の構図 (6) % 国公立 私 立 平 均 高校 程 勉 強せ ず 61.5 52.4 58.5 板 書 を写 す のみ 50.9 33.0 44.9 90分 長 す ぎ る 46.7 35.8 43.1 睡 魔 に襲 われ る 54.0 43.7 50.5 (7) 学 生% 国 公立 私 立 平 均 私 語 は な い 33.8 5.3曜 24.3 私 語 を す る 7.3 29.9' 14.8 教 員% 国公立 私 立 平 均 非 常 に 多 い 0 0 0 多 い 3.3 20.0 15.2 普 通 16.7 20.0 19.0 少 な い 56.7 38.7 43.8 な 凶23.3 14._7 17.1,. (8)文 部省 編 『我 が 国 の文教 政 策 平 成2年 度 「新 しい高 等 教 育1の構 築 を 目指 し て 」』 (1990・11.20)p.21,以 下 『教 育 白書 』 と省 略 。、 (9)『 京都 新 聞 』1990.7.21朝 刊,「 昭和63年 度 教 育費 総 額(文 部省 教 育費 調査)」 公 立 私 立 幼 稚 園 187,563円 349,079円 高 等 学 校 302,316円 627,755円 ・ Q 『教 育 白書 』 「授 業 料 及 び納 付 金比 較 」p.631. 国立大学 私立大学 授 業 料 251,400円 554,300円 納 付 金 4,400円 182,200円 ⑩NHK1990.10.15放 映,「 高 校 教 師 の 自画 像 」(『 おは よ うジ ャーナ ル』) ⑪ 拙 稿 「現今 大 学 生 の 学習 意 欲 に 関す る一 考察(1)」(佛 教 大学 『教 育学 部 論 集 』 創 刊号, 1989.12.15)p.17. 一89一

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佛歡大學研究紀要通卷76號 ⑫ 『教 育 白書 』 進学 者 の流 動 状況p.67. % 短 大 大 学 自 県 内 59.2 35.5 他 県 内 40.8 64.5 他 県 進 学 者 数196,037人 317,759人 ⑬ 『教 育 白書 』 生 活 費 比 較p.631. 自 宅 ・・429,300円 下 宿 ・・1,065,400円 ⑭ 『教 育 白書 』p.23.進 学 率 の全 国平 均36.3%中,30%以 下 の県 は 北 海道,東 北6県, お よび新 潟,茨 城,埼 玉,高 知,宮 崎,沖 縄 な ど。 ⑮ % 国 公立 私 立 平 均 専 門 読 書 多 し 12.7 15.3 13.5 難 問 に 挑 戦 13.2 8.1 11.5 ⑯ 『教 育 白 書 』p.601,602,604,平 成2年 度 … … 短 大32,367人,大 学105,475人,放 送 大 学29,701人,合 計167,543人 。 ⑰ 神 谷 正 義 「大 学 通 信 教 育 の 現 状 と 課 題(1)」(佛 教 大 学 『教 育 学 部 論 集 』 第2号,1990. 12.15)p.121. ⑱ 拙 稿 厂通 信 課 程 導 入 に よ る大 学 改 革 案 一 特 に 入 試 と の 関 連 で 一 」(佛 教 大 学 『人 文 学 論 集 』21号,1987.12.15)p.79. ⑲ 佛 教 大 学 の 例,年 間 授 業 料80,000円.入 学 金23,000円,そ の 他 例)最 終 試 験 料 1科 目500円 。 ⑳ 古 い 調 査 で あ る が,森 口 兼 二,吉 岡 剛 「勤 労 青 年 高 等 教 育 に 関 す る 社 会 的 要 請 の 一 側 面 」(『 京 都 大 学 教 育 学 部 紀 要 』X1964)。 ⑳ 『教 育 白 書 』p.33,学 生 在 籍 状 況 。人 文 ・社 会 ・教 育 系 …62 .5%,1年 当31万 人, 。理 工 ・医 歯 薬 ・農 ・他 …37 .5%,1年 当 ユ9万 人, 。高 専1年 当2 .6万 人, 。短 大1年 当23 .5万 人 。 (1991.1.6)

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