1次元セル・オートマトンのネットワーク表現におけるクラスタ構造
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(2) 情報処理学会第 73 回全国大会. 特に OT600 は,OT408 と OT920 の中間に位置し, クラス IV ライクな興味深い振る舞いを示してい る.これらのネットワーク構造をさらに詳しく 考察するために,次節では次数分布と媒介中心 性を用いてクラスタ構造について議論する. 3.2 媒介中心性と次数分布 前節で抽出したルール OT600 及び OT408, OT920 に対し,セル数 3201,ステップ数 800 で 媒介中心性(BC)と次数分布(DD)を求めると図 4 のようになる.. 図 5.OT600 のネットワーク(N=1601). 予想通り,大規模なクラスタを連結した構造 と,非連結の小規模なクラスタが存在している ことが分かる. 4.結論 1 次元 2 状態 4 近傍外部総和型 CA ルールから 得られたネットワーク表現の Efficiency とクラス タリング係数を求め,クラス IV ライクなルール を抽出することができた.さらにそれらの次数 分 布 と 媒 介 中 心 性 を 調 べ る こ と で , OT920 と OT408 は,2 種類の特徴的なクラスタ構造を代表 するルールであり,クラス IV のグローバル構造 を維持するものと,そうでないものに対応して いることが明らかとなった.また,それらの中 間に位置するルールの存在も確認できた.以上 のように CA のネットワーク表現は,その動的な 特徴を定量的に分析する道具として有効である ことが示され,今後,クラス IV に属すると考え られるルールの振る舞いを考察することで,境 界領域の理解を深めたいと考えている.. (a) OT920 (T52). (b) OT600. (c) OT408 (T20) 図 4.BC と DD の分布(N=3201). 上図より,クラス IV ルールである OT920(T52) は,非常に大きな BC を持つノードが存在するこ とから,比較的大きなクラスタ同士が少数のノ ードで連結している構造を持つと推測される. 一方 OT408(T20)では,DD がスケールフリー性 を示すとともに,BC が低い値で分布することか ら,様々なサイズのクラスタが非連結で混在す ると推測される.OT600 は,まさにこれらの中 間的な性質を示している.実際に OT600 のネッ トワーク図を描画すると図 5 のようになる.. 2-10. 参考文献 [1] Y. Kayama: Complex networks derived from cellular automata, arXiv:1009.4509 (2010). [2] S. Wolfram: Statistical mechanics of cellular automata, Rev. Mod. Phys. 55, pp.601-644 (1983). [3] S. Boccaletti, V. Latora, Y. Moreno, M. Chavez and D.-U. Hwang: Complex networks: Structure and dynamics, Physics Reports Volume 424, pp.175-308 (2006). [4] V.Latora, M. Marchiori: Efficient Behavior of Small World Networks, Phys. Rev. Lett. 87, pp.198701-198704 (2001).. Copyright 2011 Information Processing Society of Japan. All Rights Reserved..
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