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テレビマイクロ波中継装置の全固体電子化

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(1)

U.D.C.る21.397.7

テレビマイクロ波中継装置の全固体電子化

AllSolid

State

最近半導体技術が急速に進み,

Television

Microwave

Relay

Equipment

一* Y6icbiOgiwara

海老名忠夫***

Tadao Ebina

弘*

HirosbiNagamaclli

彦***

Katsulliko Suzuki

夫**

KazuoIcbino

すでにマイクロ波帯で使用できる高電力の半導体素子が開発され,TV中継 装置においても全固体化が可能になった。 本文では,固体電子化による変調方式およびアップコンバータの解析を行ない,得られた結果について述べ, 周波数安定度,初期漂動および保守の合理化について従来の機器と比較し述べてある。

1.緒

言 従来のTV中継装置はマイクロ波発振管として,クライストロン を使用していることに支配されて,電源投入後正常動作にはいるま で長時間を要し,かつ周波数設定が複雑であるため,保守上相当の 経験を要した。また最近のようにテレビ番組の多様化,これに伴う 現業技術者の不足あるいは機器保守の合理化の面からTV中継装匠 の改革が望まれるようになった。 トランジスタ,ダイオードなど半導体素子の急速な発達に伴って, 高周波大電力の素子が市販されるようになり,これらを用いてマイ クロ波発振器を作ることが可能になったため,TV中継装置におい て最も信板性の少ないクライストロソが固体化でき,棟器の安定性 を著しく向上しうる見通しがたった。マイクロ波発振器の固体化に ついては,日立製作所中央研究所において,以前より基礎的な研究 が行なわれていたが,この技術を基礎とし7GHz帯可搬形および固 ◆定形中継装置,マイクロ波通り中継装置などを開発したが,本文で は主として3.5GHz帯STL装置の固体化の要点について述べる。 2.方 式

本装置の設計には次の点に重点が置かれた。 2.1変 調 方 式 全国体化TV中継装置の変調方式は,これを大別すると次の二つ の方式になる。 (a)図1のように搬送波の原発振器を直接変調したあと,逓倍 を重ねて最終出力とする方式で,搬送波変調方式と呼ばれ ている。 (b)図2のように副撒送波発振器を設け,これを変調したのち 搬送波に上側波帯周波数変換する方式でアップコンバータ 方式と呼ばれている。 (1)周波数安定度 搬送波変調方式は所要の周波数偏移をうるために,原発振器は 自励式とするため,周波数安定度が悪く,自動周波数制御(AFC) を付加するか,恒温槽を用いて温度を一定に保つかいずれかの方 法をとる必要がある。 一方アップコンバータ方式は図2のように周波数安定度は次の 式で表わされる。 ム=ム+ム =〃ム十人 ‥(1) ‥(2) * 日本放送協会一般設備部 ** 日立製作所中央研究所 *** 日立電子株式会社 咤條†.言号 入プJ 映條†言弓▼ 人力 変調増幅器 発振変調器 f。±上f.. 仲川i.嘩は器 ろ旭器 図1 搬送波変調方式系統図 ×n 水晶驚拭器 増幅逓悟器 f。 一戸 変調岬帖器 発振変調器 ろ推苦言 f∫±上f5 図2 アップコソバータ方式系統図

α〟=α0+げそ

′九 ∫〃 力 ん■ て こ こ 原発振器の周波数 搬送波の最終段周波数 副搬送波周波数 変調後のマイクロ波の中Jb周波数 f山 一u二=nr.-ユーu=】1上r. 高岡沌‡tりJ fh f址=nf。十f5 ユf牡=ユfJ

¢v=α0十d∫七

げ。:ムの周波数安定度 α5:大の周波数安定度 α加:ムの周波数安定度 (3)式から明らかなように,ムの安定度は八〟七倍となり,ム≪ム であるとすれば,大きく改善することができる。 (2)変 調 特 性(2) 搬送波変調方式においては変調段の周波数偏移が最終出力では 逓倍次数倍されるため,変調段の変調度はきわめてわずかでよい ことになる。しかし増幅段の振幅特性の広帯域化を図り,位相ひ ずみによるカラー特性の劣化が生じないようにする考慮が必要で ある。一方アップコンバータ方式においては,ム≪んとする関係 上副搬送波の周波数偏移の比率が大きくなるので,ここでの特性 劣化について考慮する必要があるが,搬送波変調方式と比較すれ ば,調整個所が少なくてすみ,かつ回路が簡単になるので,ほる かに有利である。 (3)マイクロ波出力 図1および図2を比較すれば明らかなようにアップコソ/ミ一夕 方式でほ,最終段で周波数変換を行なうため損失を伴い搬送波変 調方式に比較して出力は低いことになる。 最良特性の可変容量ダイオード(以下バラクタと呼ぶ)を使用し た場合,理論的に得られる変換損失は3dB程度であり,ろ波器の

(2)

256 昭和43年3月 日 立

第50巻 第3号 衰1 方式による特性比較表

÷盲\\三三岳

搬送波変調方式 総合周波数安定度 アップコンバータ方式 10■3程度であるため,電渡法に示 さ九た安定度を得るためには恒 温槽,AFCなどが必要である。 原発振器に水晶を使用してい るため,1×10-4以下が容易 である。 遠 雷 出 力 高い(1W程度可能である) 変換損失があるため,搬送波 変調方式に比較3∼4dB 低 い。 号忠告カラー特性 広帯域の増幅・逓陪の段数が多 いので温度iこよる特性変化につ いては十分注意した調整が必要 である。 調整が容易で特性劣化の心配 はない。 損失などを含めると,送信出力ほ,搬送波変調方式の約1/2.5∼ 1/3になる。 (4)変調方式の決定 前項に述べた内容をまとめると表1に示すようになる。 以上の点を検討した結果,国定形TV中継装置(STL)として はカラー特性および周波数安定度に重点を置く必要があるので, 7ッブコソバータ方式を採用することにした。 2.2 保守の合声望化 無人運転を前提とするTV中継装置においては,安定度が高く, かつ,保「宇が容易であることが不可欠の条件となる。したがって, ユニット方式を採用し,故障の場合には,ユニット交換のみの操作 で復旧できるようにした。またユニットの分割については,ユニッ ト単体性能,装置全体の取り扱いの容易さおよび妨害波などについ ても十分留意して決定した。ユニットの形状およびたな板は規格化 (BTS規格)されたものを使用し,収容架にはBTS4号ラックを使 用し床面積の減少を図った。操作はすべて前面で行なわれるように し,ユニット間の接続は,主系統の高周波信号などすべて,同軸端 子を含むマルチコネクタによるプラグイン方式とした。主要のユニ ットには故障検知用の端子を設け,これをロータリースイッチで切 り換え,同期検知回路,搬送波検知回路により,故障表示ができる 詞 書丈 占 叶虹;品十盟 Sl ソヤ・ノブ (75) 600) Ⅴ.0.5Vp_P 映條増幅2 V.A九IP 芹声変調 BEF (75) 75て 酎隻変調 EMP C-SSS CCCCCC 誉軽止菜野…や敷 (送 信) (受 信) 囲3 装 置 外 観 ようにした。

3.装置の概要

本装置は図3に示すように送信装置,受信装置とも現用を1架に 収容し,2台方式の場合には故障検知回路および自動切換回路を含 め2架に収容可能である。図4に送信装置,図5に受信装置の系統 を示す。映像副搬送波に130MHzを採用したのは,中間周波数が 130MHzであるため,2段中継などを行なう場合ヘテロダイソ中継 ができるよう考慮したためである。 3.1主 要 (1)送 信 送 信 周 送 信 \7.A入1P OSC 6・8MHz 3\rp-P V.0,5\7ダーP 6.弧】HzO.085Vp-p 30MHz AMP 湖送油驚抵増幅 72.5九】HzI OdIim C3 性 能 装 置 波 数 3,500∼3,620MHzの一波 出 力 0.3W以上 130九】Hz 約15Vp-P r-4dB) 確信変粍祁咋詣 130M=z AMP

/cs

.rl引皮款偏手多 130MHz±1九】Hz r50Hz一\r) 13仙・1HzlOdBIⅥ 290MHz 42dI】m(16W) (220) f√130MHz (3,480入1Hz) l.21lr(31dBm) \ 50) UP CONV 3細mW(26dBm) ト0.5dB) いα5d即 MULT C。 40mV”(50Hzl・r) 対象増幅1 BEF Ⅴ.AトIP 送信検知切換 EMP V.100mVタ_p

/

Ⅴ.AMP 同期検知 (1.5k) 搬送波検知 (1k) DC200mV Ⅴ.1Vクーp 8EF 75 RFAト】P S3 6,糾1HzO.17Vp_p 音声復調 27PU-71増幅 LPF ′6叫′6叫〉 A-10dBm r.600) r600) A-30dBm 300mlV(25dBm) ma:( 20dB 〆 卜0.5dB) C6 3,61011H乙 訂声モニタ出力 A十10dBm 映條モニタ出力 Ⅴ.1Vp-P (注)l.入出力接世の横に記Lた()内叫直は入出力インピータンスを示す。 2.各ユニットの受澹Lレベルは接続線の中央部に示してある。 3.A.Vこまそれぞ寸t音声,映條信号を示す。 4.1台方式のときにはそれぞれ75記と600nで終端する。 図4 送 信 装 置 系 統 図

(3)

-66-テ レ ビ マ イ

波 中 継 装 置

の 全 固

電 子

257 混合IF増幅 巨IF増幅 映條増幅1 S. 受†言検知切換 Ⅴ.100【nVp_p  ̄ ̄L 3,610MHz 卜0.5dB)(一0.5dB) 周波数偏移 (弧 130MHz±1MHz(50Hz.Ⅴ) f√130MHz15dB血 (3,480MHz)(30mW) 局党避倍 MULT XlO (50) C2 40mVp-p(50HヱーⅤ) 局発増幅 RFA朋P htULT 34飢1Hz Cl 58MHz 1.5W(32dBm) OdBm (75) lr.1Vp-p 6.8MHzO.17Vp】p BEF 音声復調 8EF RFA州P (75 Ⅴ.1Vp,P 6.8MHz 約0.1Vp_p C3 75G (600) CU-71映憬分配 A-10dBm V.1Vp_P A-30d8m 27PU-71増幅 (600) (600) 同期検知 (1.5k) 搬送波検知 rlk】 DC200ml/ ジャック 外部端- ̄r盤 音声出力 (600) (600) A+10dBm 映像出力 (75) (矧 V.1lrp_p 映像モニタ汁1力 (7引 V.1\′p_P 調 繁 S2 図5 受 信 装 置 系 統 図 周 波 数 安定度 ±6×10 ̄5以下 変 調 方 式 可変リアクタンスFM変調(映像音声 とも) 微 分 位 相 ±28 微 分 利 得 ±3% 最大周波数偏移 6MHz♪_♪ 映 像 60ⅠIzにて2MHz(8dBエンファシス) 音 声 6.8MHzにて0月6MIiz 映像副搬送波周波数 130MHz 音声副搬送波周波数 6.8MHz 音声副搬送波周波数安定度 ±1×10▼3 (2)受 信 装 置 受 信 周 波 数 3,500∼3,620MIizの一波 雑 音 指 数 11dB以下 中 間 周 波 数 130MIiz 局発周波数安定度 ±1×10 ̄8以下 A G C 入力ー50dBm∼一30dBmで出力変 化1dB以下 (3)共 通 事 項 周 囲 温 度 周 囲 温 度 電 源 送 信 電 源 受 信 3.2

(1)搬送波電力増幅

-10∼+40℃ 45∼誹)% AClOOVまたは200V150VA AClOOVまたは200V 75VA 発振源には周波数安定度1×10 ̄6の(72.5MHz)水晶発振器を 用い,この出力を2SC5962段でそれぞれAB級増幅し200mW の出力を得ている。逓倍にはトラソジスクによるバラクタ逓倍回 路を使用した。この回路は入力基本波の増幅電力をトラソジスタ のベース,コレクタ間の非直線容量に帰還させ,一種のバラクタ 逓倍作用を行なわせるものである。 この場合の増幅利得は,基本利得にバラクタ逓倍損失を加えた 信号入力 (注)1.入出力接栓の梼に記した()内の値は入出力インビータンスを示す。 2.各ユニットの受渡Lレペ′レは接続線の中央書いニカこTノてある。 3.A.1/はそれぞれ音声,映†引言号を示す〔. ×ワ C。Ul

L. C. 人力哲子㌻回路 +_ T J_ L2 出力撃fナ回路 lr8 図6 増幅逓倍回路原理図 r占ム b■ cム■r

lg爪Ir占1一

逓倍出力 図7 トラソジスタの混成方形等価回路 ものであり,出力段に逓倍周波数の同調回路を設けた一般の方式 よりも逓倍時に利得が大きい特長がある。 図占は2逓倍回路の基本的な考え方を示したものである。エ≡, C。utは基本波に共振して基本波電力をトラソジスタに帰還し,ベ ース,コレクタ間の非直線容量で逓倍された電力は出力整合回路 より取り出される。 励振段電力増幅には2N3733,最終段電力増幅には,2N3733 3本並列接続を行なっている。電力増幅段に使用する高出力トラ ソジスタを選ぶ場合,考慮しなければならないことは,出力,利 得,ジャンクショソ温度などがある。 混成花形等価回路を図7に示す。小信号における動作解析はす でに行なわれており(8),出力電力昂は,電源電圧をl㌔負荷抵抗 を此とすると(4)式で与えられる。

恥豊…‥・

‥.‥(4)

(4)

258 昭和43年3月

第50巻 第3号 25 爪U (き〉 #璧机へ+[祐たー ④ ⑨ ② ① ①⑧③④ 無限大放熱器 放熱抵抗=2.50c//′帆r 放熱雌杭二5'c/W 放熱抗杭ニ100cノ1lT 50 100 150 問掛は轄(中C) 200 こ′ノ、{ 三 図8 2N3733の許容コレクタ損失 出力周波数290MHz

丑dB

nU X3 †1言号入力 また 1N 4388 MAPG 10 20 30 f法 度(Oc) 図9 搬送波増幅部温度特性 ×2 ×2 VAtl 朗2 VÅB 糾3 図10 バラクタ逓倍回路系統図 一 C

「⊥丁

(二い ≧lモ 「

+ _一______+「ト_ ここに,MAPG:

しd.q7

J+

図11 発振器等価回路 舟 87r′2γゐ占/Cゐ′。 信号出力 40 ..…‥……‖………(5) MaximumAvailablePowerGain(最大有能 電力利得) .斤:利得帯域幅積 ′:周 波 数 γ∂わ′:ベースひろがり抵抗 Cむ′。:混成花形等価回路定数 C。。t=2恥.‥……..…....………..‥‖…‥..‖…‥..…(6) ここに,C。ふ:コレクタベース間の容量 すなわちカが高くれ占′,Cゐ′亡が小さいものほど高周波高出力動 作に対し有能である。また(5)式は動作周波数に対し電力利得が 6dB/octの傾斜を有していることを示している。 ジャンクショソ温度は一般に175∼200℃と規定されている。 この場合はケース温度が25℃の場合(周囲温度25℃で無限大放 熱板をつけた場合に相当)にジャソクショソ温度が最大定格値に なるような電力消費量を最大コレクタ損失汽で示される。 したがって,固定形TV中継装置のような無人局で使用する場 合,年間を通じて周囲温度の変化ほ大きく,トランジスタに許し 得る最大電力消費量は,かなり下まわった設計が必要である。図 8は2N3733について周囲温度と許容コレクタ損失の関係を放 熱板の熱抵抗をパラメータにて図示したものである。すなわち, 25℃で無限大放熱板(熱抵抗=0℃/W)にトランジスタを取り付 けた場合の許容コレクタ損失は23Wであるが,5℃/Wの放熱板 に取り付け,60℃の周囲温度の中での許容損失は11Wに低下す る。実際の使用条件としてさらに余裕を見込んでこの値以下に押 えることが必要である。 したがって,最終段電力増幅には2N37333本並列とし290 MHzで出力25Wとした。また温度特性は図9に示すように,出 力偏差1dB以下,能率55%で当初の設計仕様を十分に満足して いる。この出力は7GHz帯で送信出力0.25Wの装置と共用する ように設計されたが,今回の3.5GHzTV中継装置は送信出力が 0.3Wであるため,搬送波出力電力は16W程度あればよいこと になるので減力し,かつ自然空冷とした。この場合最高周囲温度 のときトランジスタの壁温は75℃以下となっている。 図10はバラクタ逓倍系列を示したものである。 (2)変 調 器 映像副搬送波発振器には′ミラクタを用い,映像信号をバラクタ の両端に印加して周波数変調を行なっている。 図11に発振器の等価回路を示す。発振器には,コルピッツ形を 使用した。

叫=志………・…‥……

‥(7) ここに,(叫:共振角周波数 Cβ:バラクタの障壁容量 C:同調回路の容量 エ:同調回路のインダクタソス Cェ,は外部変調信号』Ⅴに対し

Cβ=Co(1+昔)▼”

.…(8) で表わされる。ここにCoほバラクタの′くイアス電圧lちにおけ るCβの容量である。 以上の関係から入力信号によって生ずる周波数偏移は次式のよ うになる。 ′+d′= ここに,』′

2打ノ拓〔(1+昔) ̄”+∬〕1/2

‖(9)

=岩窟〔1十÷i芸苦

一抹(i器)2一託立)‡(昔)2+…〕

.….……‥‥….…..……….………‖(10) 周波数偏移量

∬:C/G

(10)式の第1項は中心周波数ムを, 第2項は変調感度を, 第3項は2次ひずみを示している。 したがって(10)式より2次ひずみ最小の条件は 乃=2(1十方) 一方変調感度は 』′_1,‡ ふ dV 21+方l㌔ で与えられる。

-68-….…………‥‥‥………(11) ..……‥(12)

(5)

テ レ ビ マ イ

中 継 装 置

全 固

体 電

現在市販されている超階段接合形バラクタの〝の値は,最大 2.4∼2.7程度であり,(11)式より∬は約0.3である。たとえば変 調感度について,〟=2.5 ∬=0.4ノら=130MHzlん=6Vとする と』′/』Ⅴ=19MHz/V となる。 以上の検討から本装置にはガの値を小さくする目的でバラクタ には1S530Co≒15pF”≒2.5を使用した。発振回路のトランジ スタは浮遊容量を含めて6∼7pFの容量をもつため,∬≒0.4と なり理論上2次ひずみを完全になくすことはできなかったが, TV中継装置の性能には問題とならない伯である。また温度変化 については次式が与えられる。

旦q旦_=_”⊥旦旦軋

∂了1 1㌔+¢ ∂r ●

旦旦吐=

∂ア ニこに,1ち: ¢: ∂¢。/∂r:

ト旦㌍一帖‡÷十語

バラクタに与えられる逆電圧 拡散電位

階段接合における算

∬:ボルツマン定数 r:周 囲 温 度(DK) 甘:電子の電荷 1ち:E打/す禁制帯電位差 この変化量を具体的に1S530について計算すると l㌔=5V で ∂C/C ∂r ≒10 ̄3/℃となり ..(13) (14)

旦払≒-0.005%/℃となる。

∂T 副搬送波を130MHzとすると』′/』r=60kHz/℃となるので サーミスタ,パリスタおよび温度補供用磁器コンデンサを用い補 正した結果,図12に示すように一10℃∼+40℃で±170kHz以 下の変動(±1.3×10 ̄3)出力偏差1dB以下の値を得た。 (3)アップコソ/ミータ(3)(4) アップコンバータは,不平衡形と平衡形に大別されるが,次の 理由により平衡形を使用することにした。 (a)励振電力周波数成分が出力側で互いに打ち消し合うため, フィルタの設計が容易となる。 (b)プッシュプル回路になっているため,高出九 広帯域特性 が得られ,耐電力にすぐれている (c)遮断周波数の高いバラグタを使用した場合,バラクタの逆 耐圧が低下する分を補償することができる。 図13にアップコンバータの系統図,図14に階段形状接合形バ ラクタを用いたアップコンバータの等価回路を示す。 一般にバラクタ内の非直線容量Cは

C=C□li□(一昔普)≡Cmin(若-)1/2

‥(15) ここに,lち:逆 耐 j土 ¢:固有障壁電圧 Cmin:抗におけるバラクタ容量 で与えられる。 いまバラクタ内のボンビング電力と上側帯波電力が近似的に等 しく,入力信号電力がこれに比べて無視できるはど小さい場合に ついて考えると,バラクタの直列抵抗γざが含まれるから,最大電 力の伝送条件は 凡=γぶ+兄上 月♪=γ5+馬2 凡=r5+ガリ1‥・. ここに,月":上側披軒成分による抵抗 月♪:バラクタのボンビング信号成分による抵抗 搬送波入力 gE

…-・し叩⊥HT

11 ̄り

150「

100 遥 50 斗 0 三堅 東 実-50 l叫■. ト l + ⊥ -10 0 10 20 30 40 温度(Oc) 図12 映像変調器温度特性 BPF アップコンバータ 130MHz増幅器 g R  ̄1;≡ →0

]二…箋

図13 アップコンバータ系統図 1`j九p +jXs R

章一

nn p X 259 最終出力 RI一 図14 損失のあるアップコンバータの等価回路 凡:バラクタの信号成分による抵抗 月エ:上側波帯の負荷 苑1‥ 信号電源インピーダンス 馬2:ボンビング電源インピーダンス したがって,以上の等価回路からバラクタ損失抵抗を含めた平衡 形アップコンバータの各入力端子インピーダンスを求めると Z∼`= 64Cmin2仙"眺(γ5′′+馬1)

巾ざ′′-ノ面去

1 1

去=-㌫両一十γS′一ノ盲己二7了こ三

Z♪=- 1 +r5′′-ノ 1 64Cmin山弥眺(7′5′′十苑2)■ ′2Cmi。仙♪ ‥.‥(19) …(20) …(21) ここに,γ5′,C皿in′はムiこおける値でγ5′=2タ・ぶ

c。Ii。′=ら吐

2 7'S′′,CmiIl′′はメ,ムにおける値で γg′′=_こ至_ 2 Cmi。=2Cmi。 ボンビング電力と出力電力を近似的に等しくおくと,上側波帯出 力は

几=一宮浩一掌抗′′・

・・(22) したがって(16)∼(21)式の値を満足するような各部寸法を決定す ればよい。以上述べた理論式を用い設計した結果ボンピソグ電力 に対する出力電力の変換損失は-3.5dB,周囲温度変化に対する

(6)

260 昭和43年3月 第50巻 第3号 2×2逓倍器 アイソレータ アップコンバータ部 図15 逓倍変換増幅ユニット パイ7て、

甘叫甘竹

打叫

胡山

夙 f∫=130かIHz

パイ7ス、 出力 3逓仏器 パラクク 入・lA4056A2 図16 平衡形アップコソバータ等価回路 出力変化は図17に示すように±0.3dB以下で当初の設計仕様を 満足する値を得た。図15に平衡形アップコンバータの外観,図1る に等価回路を示す。 3.3 (1)局発増幅遮倍部 図18に示すように,水晶発振器から400MHz帯出力までほ, トラソジスク増幅逓倍器で3×2逓倍し出力1.5Wを得ている。こ の出力をステップリカバリダイオード(S.R.D)(5〉で一挙に10 逓倍を行ない小形化を図った。S.R.Dによる高次逓倍器は,イ ンパルス発振部,出力周波数共振器およびろ波器より構成される。 インパルス発生部において出力角周波数βは次式で与えられる。

β=J雷=仙Ⅳ

∈=去√吾…・

ここに,エ:駆動インダクタソス(H) C:S.R.Dの障壁容量(F) 月:負荷インピーダンス (凸) α:入力信号角周波数(rad/s) ノⅤ:逓 倍 数 駆動イソダクタンスエは(23)式より求められる。

ェ=+

C β2十4月2C2 …(23) (24) ……‖‥(23′) インパルス発生部と入力信号の問には,図けに示すように整合 回路をそう入する必要がある。図20において,ズINはC椚で打ち

卜・・卜+

4 3 (皿弓) り芸叫繋樹 水音?-¥さ托ミ器 W W m m O ハリ QO 5 3 9 十ノ Jノ ♪は ぃグ ン 穐ビ ン 小久J小 0.3dB 「 0.1dB -+-一一一一---【+____⊥⊥ 10 20 30 40 0 塩 驚くOc 図17 平衡形アップコソバータの温度特性 〆3 ′2 2SC 596 2SC 596 2SC 598 25〔 598 図18 局発逓倍回路系統図 軽 ′ヽ 回 路 SRD ′1 液 器 図1910逓倍器の回路構成 L¶ 】 50日 C¶ Cm XIN Rl一 RIN †こ言うJ▲JfりJ 400トノ1Hzl.51lナ 図20 整合回路構成図 消され,凡Nに対しては,C”,エmの方形整合回路で整合される。 イソパルス発生部の入力インピーダンスは次式で示される。 凡N= 一方IN= 仙エ 2cosαSin

(α一昔)

仙エ

1+2sin(α一昔)sinα

州tanα=諾諾・

Ⅳと;の関数は文献(8)の色g.7に示されている。

ズcl=告

方c2二 馬

J訂蒜二㌻i

ガム1=器告(1十志)

…...(25) …..‥(26) …(27) …‖…(29) ‥.(30) したがって,(26)(27)式で求めたインピーダンスと信号源イン ピーダソスが整合するよう(28)∼(30)式により各定数を求めれば よい。この高次遮倍器で得られた結果は逓倍能率10プgスプリア スはろ波器出力で-40dB以下,周囲温度に対する出力偏差は1 dB以下であり,局部発振源として十分使用することが確認さ れた。 (2)中間周波増幅器 本装置はユニット化により,小形化を図るため,プリソト板を

(7)

-70-テ レ ビ マ イ

中 継 装 置

固 体 電 子 化

l 一---†一 ̄ここT+十-「

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lくっ・RJ 図21整 合 回 路 + ____________⊥_____一 -▼---- + -,60 -50 -40 -30  ̄20 ニ篭〉 雑貨「二二空軍h-÷ 叩「〒 受信横入力(dBm〕 図22 受信装置AGC特性 (マーカー5MHz) 図23 総合映像振幅特性 用い,すべてスルホールを行ない,残留インダクタソスおよび漂 遊容量を減少させるようにした。 ( ̄a)前置増幅器 初段には雑音指数(NF)をよくするため,利得の多く取り得る エミッタ接地回路を採用し,後段に広帯域増幅の容易なべース接 地回路を用い,当初目標とした総合のNF,11dB以下を満足した。 (b)主増幅器,AGC回路 増幅器には,前置増幅と同じく,ベース接地増幅回路を用い, AGC回路にはエミッタ接地増幅器のベースバイアス電圧を変化 させたときの利得変化を利用した。 AGC回路の直流増幅器にほ,ⅠノINEARIC,CA-3000を挽用し た。このICは,出力インピーダンスが高く,このままベースを励 振することができないので,エミッタホロワ回路によりインピー ダンス変換を行なった。入力レベルに対する出力変化は総合AGC 動作として,図22に示すように-60∼-20dBmで出力変化 1dB以下を満足する値である。 4.総 合 特 性 本装置の総合映像振幅特性を図23に示す。周囲温度-10∼十40 ℃に対する振幅変化は,0.5dB以下であり,また主要性能は表2に 示すとおりである。

5.緒

言 以上述べた3・5GHz帯TV中継装置は,当初の設計仕様を十分満 末2 3.5GHzSTL装置主要性能 261 項 目 (a)映 像 系 送 信 出 力 送信スプリ アス 雑 音 指 数 波 形 ひ み -ナ グ オーバーシュート 立 上 り 時 間 ステソプ電圧に対 するF仁動 力ラー特性 DG DP 信号対雑音比 周波数安定度 (b)音 声 系 問 拉 数 特 性 ひ 設 計 仕 様 0.3W以 上 -30dB以 下 11dB以 下 立上り 0.03/′S以下の60Hz 15kHz,250kHz の入力波 に対し 2% 以 下 12% 以 下 上記入力波にて0.1/JS 入力1Vp-pの電圧を加えた 時の出力側のオーバーシュー トは80%以下 3% 20 -50dBmで50dB【と旦 rmS 6×10】5以 下 50Hz∼10kHz±1dB以下 150Iiz∼10kHzl・5%以下 信号対雑音比「 猥 変 調 碓 昔l -55dB以 下 一55dB以 下 測 定 値 0.32W -36dB以 下 10.8dB 60Hz l.3% 15kI‡z lO% 250kHz 12% 0.08/′S 70プg l.5プg lO 57dB+と垂 rmS 5×10▼5以 下 ±0.5dB 以 下 1.0%以  ̄F -64dB以 下 -64dB以 下 足する値を得ることができ,すでに約1個年現用機として運用され ている。本装置を従来のクライストロンを用いた装置と比較すると 次のとおりである。 (a)初期漂動が小さく電源投入後数秒で使用できる。 (b)水晶発振であるため,周波数の点検は全く必要としない。 (c)故障の場合には,故障検知ユニットの表示で故障個所を瞬 間につかむことができ,予備ユニットの交換のみで復旧で きる。 (d)電源容量および装置の床面積は1/2以下である。 以上のように数々の利点があり,固体化を契機とした標準化が進 められ,これによる装置総合の信頼度の向上 保守の合理化をさら に強九・こおし進める必要がある。今後マイクロ波中継装置として は,ますます固体化した装置の需要が増加するとともに高出九 高 能率が要求され,小形部品,たとえばIC回路を使用した装置の高 信痺化が今後の課題として残される。 最後にこの装置を製作するに当たり,終始適切なる助言をいただ いたNHK一般設備部,合志部長,大沢主管ならびに関係各位に対 し探じんなる謝意を表する次第である。 (5) (6) 参 老 文 献 青木ほか:電気四学連 2405(昭42) 菅原二 FM無線工学 日刊工業新聞社

Robert Minton:RCA Application Note.

PaulPen鮎1dほか:Varactor Application, Press The M,Ⅰ.T T・W・Falconer:AFreshApproachtotbedesignofhigb PowerUpconverterElectronicDesignp.40,Sept.14,1964 S・Hamilton,R・Holl:Shunt-Modeharmonicgeneration usingsteprecoverydio血MicrowaveJournal(Apr.1967)

参照

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