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生産システムの効率性評価に関する基礎研究

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Academic year: 2021

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1997年度日本オペレーションズ・リサーチ学会 春季研究発表会

1− F −12

生産システムの効率性評価に関する基礎研究 01501824 神戸大′’jタ: 藤井進 Fl_り1fSllStll1111 01(う0・4524 神戸入学 森田活 人′10Rlr’rAIlil・OSlli 神戸大陽 *岩永浩史【llÅNA(∴1Hil・(−、lli 神戸大学 波田直哉IIADA Na0ざこ1 1 はじめに 近年の製造業においては多種多様な製品が求められ, また需要の形態も様々である.生産システムではこれ らの生産要求に柔軟に対応することが望まれている. F「MS(Flexil)leMal川fact・uri11gSystemS)は多品種の製 品を柔軟に生産できるシステムであり,多様な生産要 求を満たすために有効なシステムであるとされている 川.全体として効率のよいシステムの構築のためには, 特定の製品を大量かつ高速に作る専用システムと,小 量かつ低速ではあるが多くの製品を作ることができる 汎用システムとをどのように組み合わせて導入するか が問題であり,その意思決定は一・般に容易ではない. 従って,この意思決定文援のためには生産システム計 画に対する評価法の確立が必要である. 本研究では,専用的な機械設備と汎用的な機械設備 を導入した生産システムを多入力多出力システムとみ なし,ある製品需要を与・えた時に計画された各システ ムの効率性の評価をⅠ▲)EAにより行なう方法を考える.

2 f、MSの効率性

多様な製品を生産する上場の構築において,生産性 と投資費用との関係について考える必要がある.・−・・般 に,工場に対して特定の製品のみを大量かつ高速に生 産するシステムを数多く導入すれば,生産性は高くな るが多様な製品需要に対応した生産ができない.山方, 多品種の製品を柔軟に生産できるF八′ISなどのシステム を数多く導入すると生産性が低くなる.また,F九′ISな どによって多様な製品需要を満たすように生産し,かつ 高い生産性を保つためにはシステムの投資費用が高額 になると考えられる,このようにシステムの生産性と 投資費用の間にはトレードオフの関係が存在する.す なわち,多様な製品需要を満たしながら生産性が高く, 投貸費用を低く抑えられる工場ほど効率的と考えるこ とができる.このような二11場の効率性評価には,二I∴場 における機械システムの構成,投資賛札 生産性など が評価の重要な因子になると考えられる そこで,期間/(/=1.・.T「)において,ある製品 高安が既知であるとした場合に,専糊的な機械設備と 汎用的な機械.設備のどのような構成の工場が効率的な 生産システムであるか,について考える.また二1∴場の 評価は製品の濡要量に依存しているので,需要の変化 に対する効率性の評価の変動を考慮することも重・安で ある. 本研究では怯礎的研究として,高価格・高効辛の機 械とは対象の製品をすべて生産することができるフレ キシブルなものであり,低価格・低効率の機械とは単 一の製品しか′ヒ産できない専用機であるとした場合に ついて検討する.

3 FMSのモデル化

⊥\r種類の製品賞(J=1,・∴Ⅴ)を機械叫(ノニ 1、、Jりで/卜産する工場のモデルを次のようにノ′とめ ることとする. ●ノけ∼:製↓昆1日・を生産する機械 ・ぐJ‥機純叫の価格 ・‖J‥機ト=ちのある単位朋間当たりの生帝㍉:二 ・〟∼・f:期りり∼(′=L‥∵J’)における製品君イ)需 要量 ・J・J:磯城叫の台数 ・伸二別間ナに,機械叫により生産される製 品flの生産量 ●ニJ′二期聞f内に生産出来なかった君の繰り越 し量 また,全ての∴ノ,′については以下の制約式か満た される. ∑′∈⊥、′・〟小≧〟′7+二∴ト1−こ′ト (l) ∑パノ小≦‖ノ・∼■J、 (2) 式(=は,各ぷ要期間において前期からの製品繰り越 し量と後期ヘノ)製品繰り越し量を考慮した際,生■1巨違 が需要量以卜にならないことを意味している.た〔さし 需要期間の最後においての繰り越し量が:汀>0しニー)揚 ー132一 © 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

(2)

合は最終的に需要を満たせなかったことを示す.式(2) は各機械における生産量が生産キャパシティーを超え ないことを意味している. 次に,以 ̄■F▲に示す2入力2出力をこの生産システム の入出力とする. 入力一1投資費肝∑J(・J・り 入か2総生産キャパシティ ̄:r∑J”Jよ1ノ 出力ー1総生産量‥∑小町 出か2(総需要量一総繰り越し量)‥∑哀,一帖f−こJf) 繰り越し量の値としては0が考えられるため,出力2 については結線り越し量を人力とせず,総需要量との 差を出力とする.

4 需要の変化に対する評価

例えば2種類の製品を作る場合,製品の需要パター ンとして図1に示すような様々な需要モデルが考えら れる.工場の効率性はこれらの需要モデルに依存し,各 モデルに対して効率的な工場の特徴は変化すると考え られる.従って,その特徴を考慮した工場の評価,設 定が重要となってくる. 各需要モデルにおいて製品の需要量に変化を与えた 場合には,各システムの効率性評価も変化する.すな わち,ある需要量のもとでは効率的と評価された工場 が,需要量の変化により非効率的と評価される可能性 がある.また,需要量の変化に対し,安定して効率的 な評価を受ける工場が存在することも考えられる.こ こでは,安定して効率的な評価を受ける工場を需要の 変動に対してロバスト性がある工場と呼び,より効率 的な工場と考える.このように,需要量の変化に対す る二Ⅰ二場の効率性変化,すなわちロバスト性について考 慮することも重要である.

5 DEAモデル

]二場の効率性を評価するためのDEAモデルは,以 下に示すLPで示される(二1(二「Rモデルを用いる[2].

\__三∴∴\ご㌻∴

ミ、l∴二ゝ。〒十_

。 図1:製品の需要モデル

6 数値例への適用

本研究で想定した生産システムのモデルに対してい くつかの製品需要を与え,効率性の評価を行なう.ま た,需要パターンを変化させた場合の評価値を比較す ることによって,生産システムにおける高生産効率な 機械の必要性について考察する. 7 ぁわりに 本研究では,特性の異なる機械の工場への設置予㌻放 という観点から,生産システムの効率性を評価する2 人力2出力モデルを構築し,DEAを適用した.また, 多種多様な製品が要求される製品のライフサイクルに おいて,高生唾効率の機械を導入することの有効仲に ついて考察した. 参考文献 [1]人見勝人‥生産システム工学第コ版.共立出版.=仕り・ [2]刀根薫:経営効率性の測定と改善一包絡分析法l)巨1 による−.日科技連出版社,1!)9:i. [3]\17illian−\Ⅴ・(二】00Per、刀根嵐高森息末吉俊幸‥…:ユー\ の解釈ヒ展望(1)−(ご汀 オペレーションズ・リサー チ,:i〔I.1t=−1. 1−11n=ユー1Ze β−(5.「一仁5y Stll).ドぐtrl0 βノYノー一Yl一書.−・=0 l−トト.、.・== Å、5..−、βy≧0 ただし,〔は非アルキメデイアン定数とする. (3) −133− © 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

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