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中国乾燥地域における農民経営の現状と発展の課題

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Academic year: 2021

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Title

中国乾燥地域における農民経営の現状と発展の課題( 内容の

要旨(Summary) )

Author(s)

安, 宝権

Report No.(Doctoral

Degree)

博士(農学) 甲第528号

Issue Date

2010-03-15

Type

博士論文

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/33669

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

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氏 名(本(国)籍) 主 指 導 教 員 名 学 位 の 種 類 学 位 記 番 号 学位授与年月 日 学位授与の要件 研究科及び専攻 研究指導を受けた大学 学 位 論 文 題 目 審 査 委 員 会 安 宝 権 (中華人民共和国) 岐阜大学 教授 今 井 健 博士(農学) 農博甲第528号 平成22年3月15日 学位規則第3条第1項該当 連合農学研究科 生物生産科学専攻 岐阜大学 中国乾燥地域における農民経営の現状と発展の課題 主査 岐阜大学 教 授 安 部 淳 副査 岐阜大学 教 授 今 井 健 副査 信州大学 教 授 加 藤 光 一 副査 静岡大学 教 授 小 嶋 睦 雄 論 文 の 内 容 の 要 旨 本研究の目的は、中国北方の乾燥地域における農民の耕畜複合経営の営農活動に着目し、 実態調査結果に基づいて開墾と借地による経営耕地の拡大過程と、「禁牧」後の「舎飼化」 にともなう耕畜複合経営の実態を分析し、今後改善すべき深層を究明するものである。 現代中国農政の主要課題は、農業・農民・農村の貧困問題(三農間閻)である。農薬生産 の限界的条件下の内モンゴルでは、農業経営の近代化を意図した新農業政策が実施されて きたたが、多くの地域で農業経営の自立的発展のための新たな誅層に直面している。 本研究は、内モンゴル自治区の実態調査に基づく分析の結果、以下の点を明らかにした。 第一に、U村では、開墾と借地により農家1戸当たり請負耕地両税は、1980年の10.2 ムーを、荒地の開墾と離農跡地の借地により、現在ほぼ3倍の29.6ムーに拡大し、大規模 経営が形成されたがが、作付面積が大きい経営はど土地生塵性の低下する「増地不増収」 の実態を解明した。 第二に、農民経営の新種部門と畜産部門の収益性を分析し、主要な自給飼料のトウモロ コシの収量レベルが低位であること、また2002年からの全面「禁牧」(放牧禁止)によっ て、羊の1人当たり保有頭数が87頭から52頭になり、1頭当たりコストが93元か・ら2倍 以上の205元に増えた。他方、羊の出荷率は25%から35%に高まり、1頭当たりの所得は 「禁牧」後に165元と高くなっ.た。これは、舎飼で栄養価の高いトウモロコシの子実を給 餌したことで、放牧方式よりも出荷率と価格が高まちたためである。舎飼での給餌はトウ モロコシの茎を洋舎に入れ菜食べさせ、そのあとの残並の堅い茎部分を自給燃料として有 効に利用している。

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ー32-以上のように、本研究の成果は、第一に在村農民の経営耕地面積増加が、農地請負制の 下での荒地の開墾と♯村者の土地の借地によること、第二に、経営耕地を拡大が生産性の 向上と農業所得増加をもたらさなかった。耕地拡大農家の経営内容は、羊を舎飼する耕畜複

合経営によって収益性の改善を待った。第三に、経営規模拡大農家の「増地不増収」問題

の要因について、乾燥少雨や砂漠化の自然条件に加え、化学肥料の過施肥による農地劣化 などの技術的要因が関係していることを明らかにした。 以上のように、本研究は、中国乾燥地域の農民経営の発展方式とその方向に関して重要 な示唆を与えるものとして高く評価できる。また研究方法において既存の統計資料分析だ けでなく、現地実態調査に基づく分析法であり、実証的方法において優れた研究である。 以上について審査委貞全員一致で本姶文を岐阜大学大学院連合農学研究科の学位論文と して十分な価値があるものとして認めた。 審 査 結 果 の 要 旨 本研究は、中国北方の乾燥地城における腱民の耕畜複合線皆の営農活側に着目し、 腱民経営の実態調査結果に基づいて、開墾と借地による経営耕地の拡大過程と、「禁牧」

彼の「舎飼化」にょもなう耕種と畜産の複合経常の実態を分析し、今後改善されるべき

脱閻について究明することを目的とする。 著しい経済発展の途上にある現代の中国において、「三腱問題」などの経済格差が主要 株魅とされている。とりわけ、砂漠化の進展など劇薬生産の限界的条件下にある内モン ゴル地域では、農業経営の近代化を意図した新農業政策が実施されてきたが、多くの地 域で農業経営の自立的発展のためにあらたな株庸に直面している。 内モンゴル地域の現地調査にもとづく分析の結果、以下の点を解明した。 第1に、U村では、開墾と借地により鹿家1戸当たりの平均紳負耕地面積は1980年の 10.2ムーから現在は、29.6ムーと3倍近くに拡大している。荒地の開墾と出稼ぎ離膿 者の跡地の借地により大規模経営鹿家が形成された。しかし作付面礫の大きい鹿家ほど 土地生産性が低下する傾向にあり、また大規模鹿家層の廃業所得は村の1ムーあたり平 均所得359.1元を大きく下まわっているなど「増地低収」の実態と要因を解明した。 第2に、戯民経営の耕種戯菓部門と畜産部門の収益性について分析し、主要な自給飼 料となっているトウモロコシの収盈レベルが低位にあること。また2002年から全面「禁 牧」(放牧禁止)となり、1人当たりの平均保有頭数は87頭から52頭となり、コストは 羊1頭あたり93元から205元と2倍以上に増えている。他方、羊の出荷率は25%から 35%に高まったため1頭当たりの所得は「禁牧」後には165元と高くなっている。これ は舎飼の利点として栄提価の商いトウモロコシの実を供給し、放牧方式よりも出荷率と 価格が高まったためと考えられる。また舎飼での給餌では、トウモロコシの茎を羊舎に 入れ英を食べさせ、食べ残りの堅い茎の部分は自給用の燃料として有効に利用されてい る。 以上のように、節1に戯地請負㈱のもとで、荒地の洲艶と脚村者の増加により、在村 胸民の経営耕地面棚が相加した。第2に、経営耕地の拡大にもかかわらず、生産性は向 上せず劇薬所御が増加していない。そしてこの間排他拡大化が実現できた戯家の経営内 容は,兆団経営から個別経営へと変わると同時に,羊の放牧経営から俳純と畜塵の拗合

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一33-経営へと大きく変わった。節3に、「畑地不㈹収」の嬰因として、経営脱椀の大きい職家 ほど土地生産性が低下している峨向にみられるように、乾燥少雨や砂演化などの自然立 地先件に加え、化学肥料の過施肥による臓他の劣イヒなどの技術的問題が閥係している。 以上のように本研究の成果は、中国阻燥地域における今後の腱民経営の発展方式と その方向に関して盛事な示唆を与えるものとして商く評価できる。また、研究方法に おいては既存の統計資料の分析だけでなく、現地での綱査結果と資料をもととした分 析方法であり、実狂的方法において健れた研究といえる。 以上について,辞査香魚全且一致で本愉文が岐阜大学大学院迎合腱学研究科の学位 油文として十分価値あるものと静めた。 学位緬文の韮礎となる学術愉文は以下の通りである。 1.安宝楠・脹鵬航・今井健 中国内随における「増地不増収」の実態と搬業経営的 特常一内モンゴル自治区杭銀紙の耶例をもとに-『臓集市場研究』18-1,2009 年6月,81・87 2.安宝権・張暁航・今井健 中国内モンゴル自治区における緋高禄合経営の形成過 程と秋腐・『臓業経済研究』別冊、2009年12月、617・624

参照

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