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障害発生時に必要な情報採取について

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Express5800/ft サーバ(Windows モデル)

障害発生時に必要な情報採取について

本書では、お客様のシステムにおいて障害が発生した場合に速やかに 調査解決するために、障害発生時の採取情報および採取するために必 要な設定について説明します。

第 6 版 2013 年 12 月

■障害情報採取について 障害が発生した場合に速やかに調査解決するために、障害発生時の情報採取にご協力お願い致 します。 また、出来るだけ詳細にご記入をいただくようお願い致します。

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2 目次 1 こんな現象が出たとき ... 3 1.1 BlueScreen(青画面)で STOP: 0x...と表示されたとき ... 4 1.2 キーボード/マウスが効かないとき ... 4 1.3 ネットワークがつながらないとき ... 4 1.4 レスポンスが低下したとき ... 5 1.5 OS が起動しないとき ... 5 1.6 ストールしたとき ... 5 1.7 自動リブートが発生したとき ... 5 1.8 イベントログにハードウェアに関するエラーが出力されるとき ... 6 1.9 CPU/PCI モジュールが二重化しないとき ... 6 1.10 その他 ... 6 2 調査に必要な情報 ... 7 2.1 障害発生状況 ... 7 2.2 システム構成 ... 7 2.3 Collect ログ ... 7 2.4 IPMI 情報 ... 7 2.5 メモリダンプ ... 8 2.6 ユーザモードプロセスダンプ ... 8 2.7 ネットワーク構成図 ... 8 2.8 パフォーマンスログ ... 8 2.9 BMC ダンプ ... 8 2.10 画面情報 ... 9 2.11 ブート・ログ ... 9 3 事前に実施しておく設定 ... 10 3.1 メモリダンプの設定 ... 10 3.2 ユーザモードプロセスダンプの設定 ... 17 4 情報の採取手順 ... 21 4.1 Collect ログ ... 21 4.2 IPMI 情報 ... 21 4.3 メモリダンプ ... 23 4.4 ユーザモードプロセスダンプ ... 24 4.5 パフォーマンスログ ... 25 4.6 タスクマネージャの画面情報 ... 36 4.7 ブート・ログ ... 38

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こんな現象が出たとき

現象別必要な採取資料一覧

資料 現象 シ ス テ ム 構 成 C o llect ロ グ IP M I 情 報 メ モ リ ダ ン プ ネ ッ ト ワ ー ク 構 成 図 パ フ ォ ー マ ン ス ロ グ B M C ダ ン プ 画 面 情 報 その他 BlueScreen( 青 画 面 ) で STOP: 0x...と表示された とき ○ ○ ○ ○ ○※ ※STOP エラーメッ セージの内容 キーボード/マウスが効かな いとき ○ ○ ○ ○ 追加資料有 1.2 項を参照 ネットワークがつながらない とき ○ ○ ○ レスポンスが低下したとき ○※ ※タスクマネージャ の画面情報 OS が起動しないとき ○ ○ ブート・ログ ストールしたとき ○ ○ ○ ○ 自動リブートが発生したとき ○ ○ ○ ○ イベントログに HW に関す るエラーが出力されるとき ○ ○ ○ △ CPU/PCI モジュールが二 重化しないとき ○ ○ ○ △ 追加資料有 1.9 項を参照 その他 ○ ○ ○ ○…必須 △…ある場合のみ

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1.1 BlueScreen(青画面)で STOP: 0x...と表示されたとき 突然コンソールが BlueScreen(青画面)となり、

STOP: 0xnnnnnnnn (0xnnnnnnnn, 0xnnnnnnnn, 0xnnnnnnnn, 0xnnnnnnnn) ~ *** Address nnnnnnnn has base at nnnnnnnn - モジュール名

(0xnnnnnnnn は 16 進数字で n は 0~f になる) が表示されたときは、下記情報を採取してください。 ・ システム構成 ・ Collect ログ ・ IPMI 情報 ・ メモリダンプ (注:事前に設定が必要ですので 3.1 項を参照願います) ・ 上記メッセージの STOP からモジュール名が表示された範囲の画面情報 1.2 キーボード/マウスが効かないとき 突然キーボード/マウスが効かなくなったときは、別のコンピュータからネットワークドライブの割 り当てを行って、接続できないかどうか及び USB ポートの抜き差しで回復するかを確認後、ダンプ スイッチを押し、メモリダンプを採取してください。下記情報を採取してください。 ・ システム構成 ・ Collect ログ ・ IPMI 情報 ・ メモリダンプ (注:事前に設定が必要ですので 3.1 項を参照願います) ・ クライアント機からアクセスできたかどうか ・ USB ポートの抜き差しで回復するか ・ キーボードの LED は消灯しているか 1.3 ネットワークがつながらないとき ケーブル等がきっちりと接続されているか、HUB とネットワークデバイスの設定が合っている か確認し、再度ネットワークがつながるかどうか確認してください。 ケーブルがきっちりと接続されており、HUB とネットワークデバイスの設定が合っているのに つながらない場合は、下記情報を採取してください。 ・ システム構成 ・ Collect ログ ・ ネットワーク構成図

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1.4 レスポンスが低下したとき レスポンスが低下したときは、特定モジュールの CPU 独占使用、メモリリーク等が疑われます ので、下記情報を採取してください。 ・ システム構成 ・ Collect ログ ・ パフォーマンスログ ・ タスクマネージャの画面情報 1.5 OS が起動しないとき OS が起動しないときは、起動を停止した状態の画面の情報と下記情報を採取してください。 ・ ブート・ログ ・ IPMI 情報 ・ 画面の表示内容 1.6 ストールしたとき OS がストールしたときは、WDT タイムアウトとなり自動リブートが発生し、メモリダンプが採取 されます。自動リブートされない場合には、ダンプスイッチを押し、メモリダンプを採取してください。 この場合は、下記情報を採取してください。 ・ システム構成 ・ Collect ログ ・ IPMI 情報 ・ メモリダンプ (注:事前に設定が必要ですので 3.1 項を参照願います) 1.7 自動リブートが発生したとき 1.1 項と同じ STOP エラーが発生したことが考えられます。 CPU モジュールが二重化されている場合、BlueScreen は一瞬表示された後、すぐにリブー トすることがあります。この場合には、下記情報を採取してください。 ・ システム構成 ・ Collect ログ ・ IPMI 情報 ・ メモリダンプ (注:事前に設定が必要ですので 3.1 項を参照願います)

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6 1.8 イベントログにハードウェアに関するエラーが出力されるとき 下記情報を採取してください。 ・ システム構成 ・ Collect ログ ・ IPMI 情報 ・ BMC ダンプ(採取されている場合) 1.9 CPU/PCI モジュールが二重化しないとき 下記情報を採取してください。 ・ システム構成 ・ Collect ログ ・ IPMI 情報 ・ BMC ダンプ(採取されている場合) ・ CPU/PCI モジュールのランプ表示 ・ ハードディスクのランプ表示

・ 「ディスクの管理」もしくは「VERITAS Volume Manager / VERITAS Storage Foundation」 でのディスクの状態 1.10 その他 上記以外の場合、障害内容の詳細と下記情報を採取してください。 ・ システム構成 ・ Collect ログ ・ IPMI 情報

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調査に必要な情報

2.1 項から 2.3 項までは必須の情報です。必ずご提供ください。 2.1 障害発生状況 (1) 発生日時 (2) 現象・状況・作業手順など (3) 障害発生時に実施していた作業内容と直前に変更した内容 障害が発生時に実施していた作業内容と、障害発生前にハードウェアあるいはソフトウェア の環境を変更していた場合は、何を変更したかをメモに控えてください。 2.2 システム構成 障害が発生したシステムがシステム固有であったり、本体とオプション装置やインストールされ ているソフトの相性の問題を含んでいる場合があります。 現象を再現させる場合などにも必要になりますので、以下の情報をご提供ください。 (1) システム概要 利用されているシステムの形態、用途 (2) ハードウェア情報 本体機種名(Express5800/nnn)、N型番(本体裏側ラベルに記載:N8800-nnn)、 メモリ容量、ディスク構成、オプションボードを付けている場合は、その名称、N型番。 (3) ソフトウェア情報 インストールし、利用されているソフトウェアの製品名とバージョンおよび UL 型番、 パッチ適用情報 2.3 Collect ログ 簡単な操作で障害調査に必要なシステム情報を一括採取できます。 [Collect で採取する情報] イベントログ、マシン情報、レジストリ、IPMI 情報、ログファイル、DMI 情報、ファイル情報 2.4 IPMI 情報 ハードウェア、ソフトウェアで発生したエラー情報が記録されており、トラブルが発生したときに 有用な情報になります。

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8 2.5 メモリダンプ 何らかのトラブルのために Windows システム自身が動作できなくなり、BlueScreen(青画面) で STOP エラーの発生、あるいはダンプスイッチを押した場合に、その時点のメモリ情報をファイ ルに出力します。この出力したファイルをメモリダンプと呼びます。 メモリダンプの格納場所はデフォルトでは以下のようになっています。 ・ ft 制御ソフトウェア Ver1.3 以前:%SystemRoot%¥MEMORY.DMP ・ ft 制御ソフトウェア Ver2.0 以降:C:¥NECDump¥MEMORY.DMP 2.6 ユーザモードプロセスダンプ メモリダンプが Windows 自身の情報であるのに対して、ユーザモードプロセスダンプは、 Windows 上で動作するアプリケーションが異常終了した場合に出力されるメモリの情報です。 2.7 ネットワーク構成図 ネットワークで問題が発生した場合、どのような装置がどのように接続されていて、どんなプロ トコルで問題が発生しているのかがわかるように、ネットワーク構成の図を提供してください。 例えば、ドメインコントローラ、WINS サーバと問題が発生しているマシンとの関連がわかるよ うなものです。 2.8 パフォーマンスログ 性能に関するトラブルが発生した場合に利用します。 アプリケーションプロセスや特定の単位でシステムリソースの使用状況をログファイルとして記 録したものをパフォーマンスログと呼びます。 2.9 BMC ダンプ BMC ダンプはセカンダリ BMC のリセット時に自動的に採取されます。BMC ダンプの格納場所 はデフォルトでは下記のフォルダです。格納フォルダに BMC ダンプが出力されている場合は採 取してください。 ・ Express5800/320La(-R) 環境変数%TEMP%配下に作成されます。 ダンプファイル名は BMCDMPmm.bmc(mm:01~10)となります。 ・ Express5800/320Lb(-R), 320Lb2-R, 320Lc(-R), 320Mc-R 環境変数%SystemRoot%配下に作成されます。 ダンプファイル名は BMCDMPmm.bmc(mm:01~10)となります。 ・ Express5800/320Fa, 320Fb, 320Fc, 320Fd BMC ダンプは採取されないため、採取頂く必要はありません。

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・ Express5800/R320a, R320b, R320c %SystemDrive%¥NECDump 配下に作成されます。 ダンプファイル名は bmc_mm_nn.dmp となります。 (mm:10 または 11 / nn:01~10) 2.10 画面情報 障害発生時に画面に表示されている情報です。 (1) BlueScreen(青画面)で STOP: 0x...と表示されたときは、 「STOP: 0xnnnnnnnn (0xnnnnnnnn, 0xnnnnnnnn, 0xnnnnnnnn, 0xnnnnnnnn) ~ *** Address nnnnnnnn has base at nnnnnnnn - モジュール名」 までをメモに控えてください。(STOP エラー時に再起動設定をされている場合は、 システムイベントログのソース名:SaveDump のイベントを参照してください。) (2) エラーダイアログが表示されたときは、ダイアログの表示(ダイアログのタイトルとエラーメッ セージ内容)をメモに控えてください。 (3) タスクマネージャの画面情報 性能に関するトラブルが発生した場合に利用します。 パフォーマンスログと違い、前もって設定の必要がなく、全体の CPU 使用率とメモリ使用量、 特定プロセスの CPU 使用率とメモリ使用量を確認することができます。 2.11 ブート・ログ OS が起動できない場合に利用します。 Windows 拡張オプションメニューから「ブートのログ作成を有効にする」で OS を起動した時に、 起動時に読み込まれたファイルと読み込まれなかったファイルのログファイルが作成されます。 これをブート・ログと呼びます。

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事前に実施しておく設定

3.1 メモリダンプの設定 メモリダンプを採取するには、予めメモリダンプが出力されるように設定しておく必要があります。 <Windows Server 2008> (1) スタートメニューから[コントロールパネル]を選び、[システム]をクリックする。 [システム]ダイアログボックスが表示されます。 (2) [システムの詳細設定]をクリックする。 [システムのプロパティ]ダイアログボックスが表示されます。 (3) [詳細設定]タブを選択し、[起動と回復]ボックスの[設定]をクリックする。 (4) [デバッグ情報の書き込み]の欄でプルダウンメニューから「完全メモリダンプ」か「カーネルメモリ ダンプ」を選び、ダンプファイル名を記述する。 この時、ファイルの出力先に十分な容量がある事を確認してください。 ファイルサイズは、実装メモリ(MB)+300(MB)で計算してください。 空き容量がない場合、空き容量のあるドライブに変更してください。 ※ 「完全メモリダンプ」の場合、サイズが大きいため採取に時間がかかりますが、 詳細調査のため可能な限り「完全メモリダンプ」を選択してください。ただし、搭載メモリサイ ズが2GB を超える場合は、「完全メモリダンプ」を指定することはできません。その場合は、 「カーネルメモリダンプ」を指定してください。

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(5) [詳細設定]タブ内の[パフォーマンス]ボックスにある[設定]をクリックする。 (6) [パフォーマンスオプション]の[詳細設定]タブをクリックする。

(7) [仮想メモリ]欄の[変更]をクリックする。 [仮想メモリ]ダイアログが表示される。

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12 チェックをはずし、[カスタムサイズ]にチェックする。 システムがインストールされているドライブのみで、実装メモリサイズ(MB) ×1.5 倍のサイズ を確保する。 例えば、Cドライブにシステムが入っている場合は、[仮想メモリ]ダイアログボックスのドライブ の選択欄で「C:」を選択し、[選択したドライブのページングファイルサイズ]の初期サイズを実 装メモリサイズ(MB)×1.5 倍以上に設定する。 注) 設定の変更内容によってはシステムを再起動するようメッセージが表示されます。 メッセージに従って再起動してください。また、念のため再起動後ディスクの空き容量を 確認ください。

(13)

<Windows Server 2003> (1) スタートメニューから[コントロールパネル]選び、[システム]をクリックする。 [システムのプロパティ]ダイアログボックスが表示されます。 (2) [詳細設定]タブをクリックする。 (3) [起動と回復]ボックスの[設定]をクリックする。 (4) [デバッグ情報の書き込み]の欄でプルダウンメニューから「完全メモリダンプ」か「カーネルメ モリダンプ」を選び、ダンプファイル名を記述する。 この時、ファイルの出力先に十分な容量がある事を確認して下さい。 ファイルサイズは、実装メモリ(MB)+12(MB)で計算して下さい。 空き容量がない場合、空き容量のあるドライブに変更してください。 ※ 「完全メモリダンプ」の場合、サイズが大きいため採取に時間がかかりますが、 詳細調査のため可能な限り「完全メモリダンプ」を選択してください。ただし、搭載メモリサイ ズが 2GB を超える場合は、「完全メモリダンプ」を指定することはできません。その場合は、 「カーネルメモリダンプ」を指定してください。 (5) [詳細設定]タグ内の[パフォーマンス]ボックスにある[設定]をクリックする。 (6) [パフォーマンスオプション]の[詳細設定]タブをクリックする。 (7) [仮想メモリ]欄の[変更]をクリックする。 [仮想メモリ]ダイアログが表示される。

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14 (8) システムがインストールされているドライブのみで、実装メモリサイズ(MB) ×1.5 倍のサイズ を確保する。 例えば、C ドライブにシステムが入っている場合は、[仮想メモリ]ダイアログボックスのドライ ブの選択欄で「C:」を選択し、[選択したドライブのページングファイルサイズ]の初期サイズ を実装メモリサイズ(MB)×1.5 倍以上に設定する。 注) 設定の変更内容によってはシステムを再起動するようメッセージが表示されます。 メッセージに従って再起動してください。また、念のため、再起動後ディスクの空き容量を 確認ください。

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<Windows 2000> (1) [スタートメニュー]-[設定]-[コントロールパネル]からコントロールパネルを表示する。 (2) コントロールパネルから[システム]を表示する。 (3) [詳細]タブを選択し、[起動/回復]ボタンをクリックする。 (4) [起動/回復]ダイアログが表示され、「システム エラー」として囲まれた部分にあるチェックボッ クスをチェックする。 (5) [デバッグ情報の書き込み]欄でプルダウンメニューから「完全メモリダンプ」か「カーネルメモリ ダンプ」を選択し、ダンプファイル名を記述する。 この時、ファイルの出力先に十分な容量がある事を確認して下さい。 ファイルサイズは、実装メモリ(MB)+12(MB)で計算して下さい。 空き容量がない場合、空き容量のあるドライブに変更してください。 ※ 「完全メモリダンプ」の場合、サイズが大きいため採取に時間がかかりますが、 詳細調査のため可能な限り「完全メモリダンプ」を選択してください。 (6) [詳細]タグ内の[パフォーマンス オプション]を選択する。

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16 (7) [仮想メモリ]欄の[変更]ボタンをクリックする。 [仮想メモリ]ダイアログが表示される。 (8) システムがインストールされているドライブのみで、実装メモリサイズ(MB) ×1.5 倍のサイズを 確保する。 例えば、C ドライブにシステムが入っている場合は、[仮想メモリ]ダイアログボックスのドライブ の選択欄で「C:」を選択し、[選択したドライブのページングファイルサイズ]の初期サイズを実 装メモリサイズ(MB)×1.5 倍以上に設定する。 注) 再設定された場合は、システムを再起動する必要があります。ご注意ください。 念のため、再起動後ディスクの空き容量を確認ください。

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3.2 ユーザモードプロセスダンプの設定

Windows Server 2003、Windows 2000 をご使用の場合、ユーザモードプロセスダンプを採 取するには、あらかじめ Dr.Watson ログと user.dmp が出力されるように設定しておく必要が あります。 Windows Server 2008 をご使用の場合は、事前の設定は必要ありません。現象が発生した 際に、4.4 項ユーザモードプロセスダンプに記載された手順に従って、ユーザモードプロセスダン プを採取してください。 <Windows Server 2003> (1) [スタートメニュー]-[ファイル名を指定して実行]から[ファイル名を指定して実行]ダイアログを 表示する。 (2) テキストボックスに「drwtsn32 –i」と入力し[OK]をクリックする。 これで、アプリケーションエラーが発生した場合、Dr.Watson が実行されるように設定されま す。 (3) 再度、[ファイル名を指定して実行]ダイアログで、「drwtsn32」と入力し[OK]をクリックする。

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18 →[Windows ワトソン博士]ダイアログが表示される。

(4) [ログ ファイル パス]で Dr.Watson ログの出力先を指定する。

(5) [クラッシュ ダンプ]でユーザダンプの出力先及びファイル名を指定する。 (6) オプション欄のチェックボックスを[音による通知]以外はすべてチェックする。

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<Windows 2000> (1) [スタートメニュー]-[ファイル名を指定して実行]から[ファイル名を指定して実行]ダイアログを 表示する。 (2) テキストボックスに「drwtsn32 –i」と入力し[OK]をクリックする。 これで、アプリケーションエラーが発生した場合、Dr.Watson が実行されるように設定されま す。 (3) 再度、[ファイル名を指定して実行]ダイアログで、「drwtsn32」と入力し[OK]をクリックする。 →[Windows2000 ワトソン博士]ダイアログが表示される。

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20

(4) [ログファイルパス]で Dr.Watson ログの出力先を指定する。

(5) [クラッシュダンプ]でユーザダンプの出力先及びファイル名を指定する。 (6) オプション欄のチェックボックスを[音による通知]以外はすべてチェックする。

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情報の採取手順

4.1 Collect ログ

(1) Collect は通常 ESMPRO/ServerAgent をインストールしたパス(%EsmDir%)配下の tool フォルダにあります。(デフォルトでは C:¥ESM¥tool¥collect.exe となります。) (2) explorer で collect.exe をダブルクリックしてください。情報採取が開始されます。 【注意】 Express5800/320Fc-MR をご使用の場合、collect.exe の実行中は、サーバの操作画面 から離れずに、以下の点に注意してください。 ・collect.exe の実行中に「ftDataCollector」画面が起動したまま、自動で終了しない場合が あります。「ftDataCollector」画面が起動してしばらく待ち、右下の「Exit」ボタンが有効にな っても画面が終了していない場合は、「Exit」ボタンを選択して「ftDataCollector」画面を終 了させてください。「ftDataCollector」画面が終了した後、collect.exe の処理が継続され、 正常に情報採取が行われます。 「ftDataCollector」画面が自動で終了しない状態のまま 10 分程度放置すると、 ftDataCollector の処理が完了しない状態で collect.exe の処理が継続され、終了すること があります。「ftDataCollector」画面が起動した状態で collect.exe の処理が終了している 場合、一部のログ情報の採取に失敗していますので、再度 collect.exe を実行し、情報を 採取してください。 (3) 採取された情報は¥tool¥log フォルダ配下に作成されます。 (4) 採取された情報を全て提供ください。 4.2 IPMI 情報 【注意】

Express5800/320Fc, 320Fd, R320a, R320b, R320c におきましては IPMI 情報を本手順で 採取できませんが、イベントログに登録されるため問題はございません。

(1) スタートメニューから[プログラム]-[ESMPRO ServerAgent]-[ESRASユーティリティ]を選ぶ。 [ESRASユーティリティ]ウィンドウが表示されます。

(2) ツリービューより[最新情報]を選択して、ローカルコンピュータの情報を取得する。 データが表示されれば取得ができたことになります。

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22 (3) [ファイル]メニューから[現在のIPMI情報をバックアップする]をクリックする。 (4) バックアップ対象のコンピュータ名を確認する。 (5) 退避するバックアップファイル名と保存する場所を指定して[バックアップ]をクリックする。

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4.3 メモリダンプ システムメモリダンプについて システムクラッシュが起きた場合やシステムストールを監視ソフトが関知した場合、システムリ ブート後システムメモリダンプが作成されます。クラッシュやストールの原因調査に必要となりま すので採取してください。 <メモリダンプが採取される場所の確認> マイコンピュータのプロパティ(システムのプロパティ)の「詳細設定」タブの「起動と回復」の設 定の、「デバッグ情報の書き込み」に採取される。 ここに設定された場所に MEMORY0.DMP 以外に MEMORY0.TXT のような拡張子が「.TXT」 のファイルも作成される場合があります。作成されていた場合は採取ください。 【注意】 メモリダンプの採取が行われる場合、サーバが起動した後で[イベントビューア]の[システム]に、 以下のイベントが登録されることがあります。 ソース: srabid 種類 : エラー ID : 4096

説明 : CpuBoard dump, to file '[X]:¥NECDump¥MEMORY[X].DMP',

has failed because the CpuBoard is not holding a valid memory dump image (0xd) ※上記[説明]中の[X]の部分は、環境や状況によって異なります。 上記のイベントが登録されていても、ダンプファイルは保存されますので、上記イベントは無視し てください。また、以下のイベントが登録されていることを確認して、ダンプファイルが保存されて いることを確認してください。 ソース: Save Dump 種類 : 情報 ID : 1001 説明 : このコンピュータはバグチェック後、再起動されました。 バグチェック:[XXX]([XXX],[XXX],[XXX],[XXX]) ダンプが保存されました: [ダンプファイル名] ※また、上記[説明]中の[XXX]の部分は、状況によって異なります。 オンラインダンプについて 片方の CPU モジュールで動作したまま(オンライン)で、もう一方の CPU モジュールのメモリか らシステムメモリダンプを採取することができます。メモリダンプ採取は ft サーバユーティリティか ら、ユーティリティ画面の CPU モジュール画面で行うことができます。

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24 ・ 停止中のモジュールのダンプ採取 停止中(故障または強制停止)の CPU モジュールからメモリダンプを採取します。 本機能は、Express5800/R320a 以降は使用できません。 ・ システム動作中にダンプを採取する システム動作中に一方の CPU モジュールを切り離し、メモリダンプを採取します。採取後、 再び二重化状態に戻ります。二重化状態(Duplex)時にのみ実行することができます。 手順 (1) ft サーバユーティリティで対象 CPU モジュールを選択する。 (2) 対象 CPU モジュールのランプ表示で現在の状態を確認する。 (3) 対象 CPU モジュールの[ダンプ]でダンプの採取方法を選んで[採取]をクリックする。 (4) システムイベントログに以下のログが登録されたらダンプ採取完了。 [ft 制御ソフトウェア Ver.2.3 以前] ソース :srabb 種類 :情報 ID :266

説明 :Dump of CpuBoard 0 (to file C:¥NECDump¥MEMORY0.DMP & .TXT) has succeeded.

[ft 制御ソフトウェア Ver.3.0 以降] ソース :srabid

種類 :情報 ID :4096

説明 :CpuBoard dump, to file 'C:¥NECDump¥MEMORY0.DMP & .TXT', has succeeded.

メモリダンプ採取にはある程度の時間が必要です。 4.4 ユーザモードプロセスダンプ <Windows Server 2008> アプリケーションエラーが発生した場合、エラーが発生した旨を伝えるポップアップを終了させ ずに、以下の方法にてユーザモードプロセスダンプを取得する。 (1) タスクバー上の空いている場所を右クリックして[タスク マネージャ]をクリックするか、 <Ctrl>+<Shift>+<Esc>キーを押下して[タスク マネージャ]を起動する。 (2) [プロセス]タブをクリックする。

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(3) ダンプを取得するプロセス名を右クリックし、[ダンプファイルの作成]をクリックする。次の フォルダにダンプファイルが作成されます。 C:¥Users¥(ユーザ名)¥AppData¥Local¥Temp ユーザモードプロセスダンプが作成されたら、上記(3)のフォルダから取得する。 ユーザモードプロセスダンプの取得方法の詳細は、以下のMicrosoft 社のサポート技 術情報を参照してください。 「Windows Server 2008 でユーザーモードプロセスダンプを取得する方法」 http://support.microsoft.com/kb/949180/ja

<Windows Server 2003/ Windows 2000>

アプリケーションエラーが発生した場合、3.2 項で指定した場所にDr.Watsonログとユーザダン プが保存されているので、ファイルを採取する。 4.5 パフォーマンスログ <Windows Server 2008> (1) [スタート]-[管理ツール]-[コンピュータの管理]をクリックする。 (2) コンソールツリーで[システムツール]-[信頼性とパフォーマンス]-[データ コレクタ セット]配下 の[ユーザー定義]で右クリックし、[新規作成]をポイントし[データ コレクター セット]を選択す る。

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(3) 新しいダイアログが表示されるので、適当なログの名前を入力し、[手動で作成する]を選択し て[次へ]をクリックする。

(4) [データ ログを作成する]を選択し、[パフォーマンス カウンタ]にチェックボックスをオンにして、 [次へ]をクリックする。

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(5) [追加]をクリックする。 (6) カウンタを追加するダイアログが表示されるので、各設定を次のように設定する。 ① [使用可能なカウンタ]から Process を選択し、[+]を選択してカウンタを表示させ、 全てのカウンタを選択する。 ② [選択したオブジェクトのインスタンス]に[すべてのインスタンス]が表示されていれば、 選択する。 ③ [追加]を選択する。 ④ [使用可能なカウンタ]において以下のオブジェクトを順次選択し、①~③を繰り返す。 ・ Processor ・ Memory ・ System (パフォーマンスオブジェクトとして、Process、Memory、System、Processor を取得すること になる。) パフォーマンスオブジェクトの追加が完了したら、[OK]を選択する。 (7) [OK]をクリックし、パフォーマンスカウンタの一覧に(6)で追加したカウンタが表示されている ことを確認する。問題なければ[次へ]をクリックする。

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28

(8) カウンタログの保存場所を変更したい場合は、[ルートディレクトリ]の値を変更し、[次へ]をク リックする。

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(10) 10 分程度経過したら、対象のデータ コレクタ セットを右クリックし、[停止]を選択する。

(11) 手順(8)の画面で設定したディレクトリにあるログファイルをパフォーマンスログとして 提供してください。

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30 <Windows Server 2003> (1) [スタート]-[管理ツール]-[コンピュータの管理]または[パフォーマンス]をクリックする。 ※図は「コンピュータの管理」の画面です。 (2) コンソールツリーで[システムツール]配下の[パフォーマンスログと警告]配下の[カウンタログ]で 右クリックし、表示されたメニューの中から[新しいログの設定]を選択する。 (3) [新しいログの設定]ダイアログが表示されるので、適当なログの名前を入力し、[OK]を クリックする。 (4) ログの詳細設定を行なうダイアログが表示されるので、[カウンタの追加]をクリックする。 (現在のログ ファイル名に表示されているログが調査に必要となります。)

(31)

(5) [カウンタの追加]ダイアログが表示されるので、各設定を次のように設定する。 ① [パフォーマンスオブジェクト]において Process を選択する。 ② [すべてのカウンタ]をチェックする。 ③ [すべてのインスタンス]をチェックする。 ④ [追加]をクリックする。 ⑤ [パフォーマンスオブジェクト]において以下のオブジェクトを順次選択し、①~④を繰り返す。 ・ Processor ・ Memory ・ System (パフォーマンスオブジェクトとして、Process、Memory、System、Processor を取得するこ とになる。) ⑥ [閉じる]をクリックする。 (6) ログ詳細設定のダイアログに戻るので、[OK]をクリックする。 →ログの採取が開始される。

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32

(7) 10 分程度経過したら、現在採取中ログのログファイル名を右クリックし、[停止]を選択し、ログの 採取を停止する。

(8) 手順エラー! 参照元が見つかりません。の画面で表示されていたログファイルをパフォーマンス ログとして提供してください。

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<Windows 2000> (1) [スタート]-[設定]-[コントロールパネル]をクリックする。[コントロールパネル]ダイアログで、[管理 ツール]をダブルクリックし、表示されたウィンドウにて、[コンピュータの管理]または[パフォーマン スログ]をダブルクリックする。 ※図は「コンピュータの管理」の画面です。 (2) コンソールツリーで[システムツール]配下の[パフォーマンスログと警告]配下の[カウンタログ]で 右クリックし、表示されたメニューの中から[新しいログの設定]を選択する。 (3) [新しいログの設定]ダイアログが表示されるので、適当なログの名前を入力し、[OK]をクリックす る。

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34 (4) ログの詳細設定を行なうダイアログが表示されるので、[追加]をクリックする。 (現在のログ ファイル名に表示されているログが調査に必要となります。) (5) [カウンタの選択]ダイアログが表示されるので、各設定を次のように設定する。 ① [パフォーマンスオブジェクト]において Process を選択する。 ② [すべてのカウンタ]をチェックする。 ③ [すべてのインスタンス]をチェックする。 ④ [追加]をクリックする。 ⑤ [パフォーマンスオブジェクト]において以下のオブジェクトを順次選択し、①~④を繰り返す。 ・ Processor ・ Memory ・ System (パフォーマンスオブジェクトとして、Process、Memory、System、Processor を取得するこ とになる。) ⑥ [閉じる]をクリックする。

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(6) ログ詳細設定のダイアログに戻るので、[OK]をクリックする。 →ログの採取が開始される。

(7) 10 分程度経過したら、現在採取中ログのログファイル名を右クリックし、[停止]を選択し、ログの 採取を停止する。

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36 4.6 タスクマネージャの画面情報 (1) 「Ctrl」+「Alt」+「Delete」キーを押し、「Windows のセキュリティ画面」からタスクマネージャを起動 する。 (2) 下記ウィンドウで「プロセス」タブを選択し、メニューから[表示]‐[列の選択]をクリックする。 (3) [列の選択]ウィンドウで、[CPU 時間]のチェックボックスをチェックする。

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(4) Windows 2008 の場合は、列を選択するウィンドウで、更に[メモリ – ワーキング セット]の チェックボックスをチェックする。

(5) 各プロセスの「CPU 時間」、「メモリ使用量」を確認し、メモに控えてください。Windows 2008 の場合は、「CPU 時間」、「メモリ – ワーキング セット」を確認し、メモに控えてください。

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38 4.7 ブート・ログ OS が起動できない場合に利用します。 Windows 拡張オプションメニューから「ブートのログ作成を有効にする」で OS を起動した時に、 起動時に読み込まれたファイルと読み込まれなかったファイルのログファイルが作成されます。こ れをブート・ログと呼びます。

<Windows Server 2008 および Windows Server 2003> (1) Windows 起動中に OS 選択画面で F8 キーを押す。 (2) 拡張オプションメニューの一覧が表示されるので、「ブートのログ作成を有効にする」を選択 する。 (3) OS 起動に失敗したら、OS を再起動し、OS 選択画面で F8 キーを押す。 (4) 拡張オプションメニューの一覧が表示されるので、「セーフモード」を選択する。 (5) OS が起動したら、ブート・ログファイル(ntbtlog.txt)が%SystemRoot%フォルダに作成されて いるので、これを採取する。 <Windows 2000> (1) Windows2000 起動中の以下のメッセージが表示された時に F8 キーを押す。 --- Windows を起動しています... Windows2000 の問題解決と拡張起動オプションについては、F8 キーを押してください。 --- (2) 拡張オプションメニューの一覧が表示されるので、「ブートのログ作成を有効にする」を選択 する。 (3) OS 起動に失敗したら、OS を再起動し、以下のメッセージが表示された時に F8 キーを押す。 --- Windows を起動しています... Windows2000 の問題解決と拡張起動オプションについては、F8 キーを押してください。 --- (4) 拡張オプションメニューの一覧が表示されるので、「セーフモード」を選択する。 (5) OS が起動したら、ブート・ログファイル(ntbtlog.txt)が%SystemRoot%フォルダに作成されてい るので、これを採取する。

参照

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