保健事業実施計画書
(データヘルス計画書)
目次
1. 保健事業実施計画(データヘルス計画)の基本的事項 ... 1 1)データヘルス計画の背景と目的 ... 1 2)データヘルス計画の位置づけ ... 2 3)計画期間 ... 2 2. 保険者の特性把握(健康課題の把握) ... 3 1)基本情報(被保険者の状況) ... 3 2)特定健康診査・特定保健指導の実施状況 ... 5 3)医療費の状況 ... 18 3. 過去の取り組みの考察と課題 ... 25 1)特定健康診査・特定保健指導の導入 ... 25 2)特定健康診査受診率・特定保健指導実施率向上のための対策の実施 ... 27 3)健康検診(女性検診)の実施 ... 27 4)健康づくりにかかる取り組み ... 27 5)医療費通知の送付 ... 27 4. 目的・目標の設定 ... 28 1)短期目標 ... 28 2)中期目標 ... 28 3)長期目標 ... 29 5. 保健事業の実施内容 ... 30 1)特定健康診査 ... 30 2)特定保健指導 ... 30 3)特定健診受診率向上対策 ... 31 4)特定保健指導実施率向上対策 ... 31 5)健康検診(女性検診)の実施 ... 31 6)健康づくりにかかる取り組み ... 32 7)医療費通知 ... 32 6. 評価方法の設定 ... 33 7. 計画の見直し ... 35 8. 計画の公表・周知 ... 35 9. 事業運営における留意事項 ... 35 10. 個人情報の取り扱い ... 3511. その他、計画策定にあたっての留意事項 ... 36 1)特性に応じた事業運営 ... 36 2)保健事業の担当者 ... 36 3)リーダー的人材の育成 ... 36 4)委託事業者の活用 ... 36 5)健康情報の継続的な管理 ... 36 6)事業主との関係 ... 37
1. 保健事業実施計画(データヘルス計画)の基本的事項
1) データヘルス計画の背景と目的 我が国では、生活水準や保健・医療の進歩等により、平均寿命が伸びています。しかしながら、急 速に高齢化が進む中、生活習慣病等が増加しており、医療費や介護給付費等の社会保障費の増大が懸 念されています。 近年、特定健康診査(以下、「特定健診」という。)・特定保健指導の実施(義務化)や診療報酬明細 書(以下、「レセプト」という。)の電子化の進展、国保データベースシステム(以下、「KDB システ ム」という。)等の整備により、保険者が健康や医療に関する情報を活用して被保険者の健康課題の分 析、保健事業の評価等を行うための基盤の整備が進められています。 こうした中、「日本再興戦略」(平成 25 年 6 月 14 日閣議決定)においても、『すべての健康保険組 合に対し、特定健診やレセプト等のデータの分析、それに基づく加入者の健康保持・増進のための事 業計画として、「保健事業実施計画(データヘルス計画)」の作成・公表、事業実施、評価等の取り組 みを求めるとともに、市町村国保が同様の取り組みを行うことを推奨する。』とされ、保険者はレセプ ト等を活用した保健事業を推進することとされました。 これまでも、保険者においては健康情報や統計資料等を活用することにより、「特定健康診査等実施 計画」の策定や見直し、その他の保健事業を実施してきたところでありますが、今後はさらなる被保 険者の健康保持増進に努めるため、保有しているデータを蓄積・活用しながら、被保険者をリスク別 に分けてターゲットを絞った保健事業の展開や、ポピュレーションアプローチから重症化予防まで網 羅的に保健事業を進めていくことが求められています。 こうした背景を踏まえ、国は、国民健康保険法(昭和 33 年法律第 192 号)第 82 条第 4 項の規定 に基づき厚生労働大臣が定める国民健康保険法に基づく保健事業の実施等に関する指針(平成 16 年 厚生労働省告示第 307 号。以下、「保健事業実施指針」という。)の一部を改正し、保険者は健康・医 療情報を活用して PDCA サイクル(「Plan(計画) → Do(実行) → Check(評価) → Act(改 善)」の繰り返し)に沿った効果的かつ効率的な保健事業の実施を図るための保健事業実施計画(デー タヘルス計画)を策定したうえで、保健事業の実施・評価を行うよう指導しています。兵庫県医師国民健康保険組合(以下、「当組合」という。)では、生活習慣病の発症予防や重症化予 防をはじめとする被保険者の健康保持・増進を図ることを目的に、当該データヘルス計画を策定し、 保健事業の実施および評価を行います。
2) データヘルス計画の位置づけ 本計画は、保健事業実施指針に基づき、当組合の保有する特定健診等の結果(健康情報)やレセプ ト等の情報(医療情報)を活用・分析し、健康課題を明確にしたうえで、被保険者の疾病予防、健康 の保持増進などのより一層の成果向上を目指して策定する計画となります。 この計画は、当組合の保健事業活動を総合的に進めていく基礎的な指針と位置づけ、その他関連す る計画・ガイドラインに示された基本方針を踏まえるとともに、その評価指標を用いるなど、それぞ れの計画との整合性を図るものとします。 なお、「特定健康診査等実施計画」は保健事業の中核をなす特定健診・特定保健指導の具体的な実施 方法を定めるものであることから、今後、データヘルス計画と一体的に策定することとします。 3) 計画期間 本計画の期間については、関係する計画との整合性を図るため、保健事業実施指針第 4 の 5「計画 期間、他の計画との関係等」において、『特定健康診査等実施計画や健康増進計画との整合性を踏まえ、 複数年とすること』とされていることから、平成 28 年度にデータヘルス計画を策定することとし、 計画期間は、「第二期特定健康診査等実施計画」の最終年度である平成 29 年度までの期間とします。 平成 30 年度以降は 5 年を一期として策定するものとし、今後の国の法改正や指針の見直し、社会 情勢等の変化、計画目標の達成状況を踏まえ、必要にあわせて計画の見直しを行うものとします。
Do
(事業の実施)Check
(事業の評価)Act
(事業の改善)Plan
(計画の策定)2. 保険者の特性把握(健康課題の把握)
当組合は、兵庫県医師会の会員福祉を基本方針とし、相互扶助の精神に立ち、会員ならびに従業員、 家族を対象として、国民健康保険法に基づき、昭和 32 年 4 月 25 日に設立認可され、全国の医師国 民健康保険組合の第 1 号として発足しました。 1) 基本情報(被保険者の状況) I. 被保険者の推移 平成 27 年度末時点での被保険者数は 19,199 人で、世帯数は 11,251 世帯、被保険者の性別 構成は、男性:6,466 人(33.7%)、女性:12,733 人(66.3%)となり、女性の加入者数が多 く、平均年齢は、男性:41 歳、女性:42 歳となっています。 表 1 被保険者数の推移(平成 24 年度 – 平成 27 年度) 被保険者数 増減数 世帯数 男性 女性 平成 24 年度 19,340 人 - 11,098 世帯 6,614 人 12,726 人 平成 25 年度 19,063 人 ▲277 11,034 世帯 6,504 人 12,559 人 平成 26 年度 19,208 人 145 11,182 世帯 6,518 人 12,690 人 平成 27 年度 19,199 人 ▲9 11,251 世帯 6,466 人 12,733 人 資料:「国民健康保険事業状況報告書(事業年報)A 表」「年齢階層別被保険者数調べ」 図 1 被保険者数(性別)・世帯数の推移(平成 24 年度 - 平成 27 年度) 資料:「国民健康保険事業状況報告書(事業年報)A 表」「年齢階層別被保険者数調べ」 6,614 6,504 6,518 6,466 12,726 12,559 12,690 12,733 11,098 11,034 11,182 11,251 10,000 10,500 11,000 11,500 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 男性 女性 世帯数 (人) (世帯)図 2 被保険者数(性別・年齢別)の構成(平成 27 年度) 資料:「年齢階層別被保険者数調べ」 II. 被保険者の年齢構成の比較 被保険者の年齢構成では、40~64 歳の被保険者数の構成比率が 48.9%と最も高く、次い で 0~39 歳の 41.0%、65~74 歳の 10.1%となっています。 40~64 歳の被保険者数が約 49%と、兵庫県、同規模、全国と比べても構成比率が高い傾 向にあり、0~39 歳も 41%と兵庫県・全国と比較して高い傾向となっています。 また、65 歳以上の高齢層は兵庫県・全国と比較して構成比率が低い傾向となっています。 図 3 被保険者の年齢構成の比較(平成 27 年度) 資料:KDB システム(平成 28 年 9 月 23 日参照)「地域の全体像の把握」 70~74歳 60~69歳 50~59歳 40~49歳 30~39歳 20~29歳 10~19歳 0~9歳 男性 女性 458 951 984 457 740 1,229 1,327 320 0 人 1,000 人 2,000 人 3,000 人 4,000 人 469 939 1,621 1,899 3,052 2,849 1,545 359 0 人 1,000 人 2,000 人 3,000 人 4,000 人 41.0% 27.5% 46.7% 28.7% 48.9% 33.5% 41.1% 34.3% 10.1% 38.9% 12.1% 37.0% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 医師国保 兵庫県 同規模 全国 0~39歳 40~64歳 65~74歳
2) 特定健康診査・特定保健指導の実施状況 平成 18 年 6 月に「医療制度改革関連法」が成立し、平成 20 年 4 月には、「高齢者の医療の確 保に関する法律(昭和 57 年法律第 80 号)」に基づき、保険者に対して、40 歳以上 75 歳未満の 被保険者を対象とする特定健診・特定保健指導を一期 5 年の計画を立て実施することが義務づけ られました。 I. 特定健康診査の実施状況 当組合の特定健診受診対象者である 40 歳以上の被保険者は、平成 27 年度で 10,805 人、全 被保険者に占める割合は 56.3%となっています。 受診者数は平成 27 年度で 810 人、受診率は 7.5%と『第二期特定健康診査等実施計画』にお ける受診率目標値の達成には至っていません。 当組合では、『第一期特定健康診査等実施計画』における目標値の未達成状況を踏まえ、国の参 酌基準を基に『第二期特定健康診査等実施計画』において特定健診の受診率向上のための対策に 取り組み、平成 29 年度の目標値である 70%に向けて段階的に引き上げていくため、平成 25 年 度 45%、平成 26 年度 55%、平成 27 年度 60%、平成 28 年度 65%と目標値を設定しました。 表 2 特定健診実施状況(法定報告基準)の推移(平成 23 年度 – 平成 27 年度) 対象者数 受診者数 前年度比 受診率 目標値 平成 23 年度 10,117 人 718 人 7.1% 60% 平成 24 年度 10,265 人 736 人 102.5% 7.2% 70% 平成 25 年度 10,441 人 744 人 101.1% 7.1% 45% 平成 26 年度 10,634 人 792 人 106.5% 7.4% 55% 平成 27 年度 10,805 人 810 人 102.3% 7.5% 60% 資料:特定健診等データ管理システム「特定健診・特定保健指導実施結果総括表」 ※ 平成27 年度は、平成 28 年 8 月 25 日時点での進捗・実績管理表より参考として掲載しています。 ※ 目標値については、第一期・二期特定健康診査等実施計画における目標値を掲載しています。
図 4 特定健診実施状況(法定報告基準)の推移(平成 23 年度 – 平成 27 年度) 資料:特定健診等データ管理システム「特定健診・特定保健指導実施結果総括表」 特定健診受診状況における性別の健診受診者数・受診率(平成 27 年度)でみると、男性が 149 人(4.3%)、女性が 661 人(9.0%)と、男性の方が女性より受診者数・受診率が低い傾向とな っています。 図 5 特定健診実施状況における性別・年齢階層別の被保険者数、受診者数、受診率(平成 27 年度) 資料:特定健診等データ管理システム「特定健診・特定保健指導実施結果総括表」 10,117 10,265 10,441 10,634 10,805 718 7.1% 736 7.2% 744 7.1% 792 7.4% 810 7.5% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 0 人 2,000 人 4,000 人 6,000 人 8,000 人 10,000 人 12,000 人 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 対象者(人) 受診者数(人) 受診率 目標値 40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 男性 女性 60~64歳 65~69歳 70~74歳 4.7% 3.3% 4.9% 3.9% 3.6% 4.9% 5.4% 0 人 500 人 1,000 人 1,500 人 9.2% 7.4% 9.2% 9.1% 8.9% 10.9% 10.7% 0 人 500 人 1,000 人 1,500 人
図 6 月別の特定健診受診状況(受診者数)の推移(平成 24 年度 – 平成 27 年度) 資料:特定健診等データ管理システム「特定健診・特定保健指導進捗・実績管理表」 ※ 上記は、資格喪失者・除外対象者・他の健診結果受領を含む健診受診者数で記載しております。 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 平成24年度 0 0 87 69 65 59 56 59 32 42 83 215 平成25年度 0 2 83 80 58 60 66 48 49 39 93 200 平成26年度 2 3 36 85 51 66 85 70 56 47 93 233 平成27年度 1 6 59 97 55 57 81 60 62 44 74 255 0 人 50 人 100 人 150 人 200 人 250 人 300 人
メタボリックシンドローム該当者・予備群の出現率を性別でみると、男性のメタボリックシン ドローム該当者・予備群の出現率が女性より高い傾向となっています。 また、メタボリックシンドローム該当者・予備群の出現率(平成 27 年度)を兵庫県、同規模、 全国と比較すると、男性ではメタボリックシンドローム該当者の出現率が兵庫県、全国よりも低 い傾向にあり、予備群の出現率でも低い傾向となっています。女性ではメタボリックシンドロー ム該当者・予備群の出現率が兵庫県、同規模、全国よりも低い傾向となっています。 表 3 メタボリックシンドローム該当者・予備群の出現率の比較(平成 27 年度) 医師国保 兵庫県 同規模 全国 平成 27 年度 メタボリックシンドローム該当者 5.8 % 16.2 % 14.6 % 16.7 % 男性 25.5 % 26.2 % 21.2 % 26.5 % 女性 1.4 % 8.4 % 5.8 % 9.2 % 予備群 5.6 % 10.1 % 12.1 % 10.7 % 男性 16.1 % 16.7 % 17.7 % 17.1 % 女性 3.2 % 5.0 % 4.8 % 5.8 % 図 7 メタボリックシンドローム該当者・予備群の出現率(性別)の比較(平成 27 年度) 資料:KDB システム(平成 28 年 9 月 23 日参照)「地域の全体像の把握」 25.5% 26.2% 21.2% 26.5% 1.4% 8.4% 5.8% 9.2% 16.1% 16.7% 17.7% 17.1% 3.2% 5.0% 4.8% 5.8% 医師国保 兵庫県 同規模 全国 0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% メタボ(男) メタボ(女) 予備群(男) 予備群(女)
腹囲の有所見者割合の比較でみると、男性では 53.0%と兵庫県・同規模・全国と比較して高い 傾向であり、女性では 6.1%と兵庫県・同規模・全国と比較して低い傾向となっています。 図 8 検査値(メタボ、予備群レベル)腹囲の有所見者割合の比較(平成 27 年度) 資料:KDB システム(平成 28 年 9 月 23 日参照)「地域の全体像の把握」 血糖・血圧・脂質の有所見者割合の比較でみると、血圧が 3.1%と最も高く、次いで脂質(1.7%)、 血糖(0.7%)となっています。兵庫県・同規模・全国と比較して、血糖は同等となっています。 また、2 項目以上の有所見者割合の比較では、血圧・脂質が 2.9%と最も高く、次いで血糖・ 血圧(1.1%)、血糖・血圧・脂質(1.1%)、血糖・脂質(0.5%)となっています。兵庫県・同 規模・全国と比較して低い傾向となっています。 図 9 検査値(メタボ、予備群レベル)血糖・血圧・脂質の有所見者割合の比較(平成 27 年度) 53.0% 48.4% 46.3% 49.0% 6.1% 15.1% 13.2% 17.0% 14.7% 29.7% 32.0% 30.8% 医師国保 兵庫県 同規模 全国 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 男性 女性 全体 0.7% 0.6% 0.8% 0.6% 3.1% 7.0% 7.9% 7.4% 1.7% 2.5% 3.4% 2.6% 医師国保 兵庫県 同規模 全国 0% 2% 4% 6% 8% 10% 血糖 血圧 脂質
図10 検査値(メタボ、予備群レベル)血糖・血圧・脂質(2 項目以上)の有所見者割合の比較(平成 27 年度) 資料:KDB システム(平成 28 年 9 月 23 日参照)「地域の全体像の把握」 受診勧奨者の医療機関受診率・非受診率、未治療者率の比較でみると、医療機関非受診率が 7.2%と、兵庫県・全国と比較して高い傾向となっています。 図 11 受診勧奨者の医療機関受診率・非受診率、未治療者率の比較(平成 27 年度) 資料:KDB システム(平成 28 年 9 月 23 日参照)「地域の全体像の把握」 1.1% 2.4% 2.5% 2.6% 0.5% 0.8% 0.9% 0.9% 2.9% 8.0% 7.3% 8.2% 1.1% 4.6% 3.7% 4.8% 医師国保 兵庫県 同規模 全国 0% 2% 4% 6% 8% 10% 血糖・血圧 血糖・脂質 血圧・脂質 血糖・血圧・脂質 34.4% 54.1% 47.0% 52.4% 7.2% 4.0% 8.3% 4.1% 5.2% 3.4% 6.9% 3.3% 0% 5% 10% 15% 医師国保 兵庫県 同規模 全国 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 医療機関受診率 医療機関非受診率 未治療者率
質問票調査(服薬)でみると、高血圧症が 16.6%と最も高く、次いで脂質異常症(14.5%)、 糖尿病(2.7%)となっています。 図 12 質問票調査(服薬)の比較(平成 27 年度) 資料:KDB システム(平成 28 年 9 月 23 日参照)「地域の全体像の把握」 質問票調査(既往歴)でみると、貧血が 25.5%と最も高く、次いで心臓病(3.0%)、脳卒中 (1.1%)、腎不全(0.1%)となっています。 図 13 質問票調査(既往歴)の比較(平成 27 年度) 資料:KDB システム(平成 28 年 9 月 23 日参照)「地域の全体像の把握」 16.6% 32.0% 21.2% 33.4% 2.7% 7.1% 4.9% 7.2% 14.5% 25.1% 11.6% 23.0% 医師国保 兵庫県 同規模 全国 0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% 高血圧症 糖尿病 脂質異常症 1.1% 3.4% 1.8% 3.3% 3.0% 5.9% 3.3% 5.6% 0.1% 0.3% 0.3% 0.5% 25.5% 12.9% 9.5% 10.2% 医師国保 兵庫県 同規模 全国 0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 脳卒中 心臓病 腎不全 貧血
質問票調査(生活習慣)喫煙者割合の比較でみると、喫煙者は 6.2%と兵庫県・同規模・全国 と比較しても低い傾向となっています。また、性別でみると男性の喫煙者は増加傾向にあり、女 性は減少傾向となっています。 図 14 質問票調査(生活習慣)喫煙者割合の比較(平成 27 年度) 資料:KDB システム(平成 28 年 9 月 23 日参照)「地域の全体像の把握」 図 15 質問票調査(生活習慣)性別の喫煙比較(平成 24 年度 - 平成 27 年度) 資料:KDB システム(平成 28 年 5 月 16 日参照)「質問票調査の経年比較」 6.2% 12.7% 24.7% 14.2% 医師国保 兵庫県 同規模 全国 0% 5% 10% 15% 20% 25% 14.8% 12.8% 16.7% 14.3% 4.8% 4.6% 3.1% 5.2% 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 0% 5% 10% 15% 20% 男性 女性
質問票調査(生活習慣)体重・運動状況の比較でみると、20 歳時体重から 10Kg 以上増加が 21.3%、歩行速度遅いが 47.0%と、兵庫県と比較して低い傾向にあり、1 回 30 分以上の運動 習慣なしが 68.2%、1 日 1 時間以上の運動なしが 50.3%と、兵庫県と比較しても高い傾向とな っています。 図 16 質問票調査(生活習慣)体重・運動状況の比較(平成 27 年度) 資料:KDB システム(平成 28 年 9 月 23 日参照)「地域の全体像の把握」 質問票調査(生活習慣)食事状況の比較でみると、週 3 回以上朝食を抜くが 8.6%、週 3 回以 上夕食後間食(19.2%)、週 3 回以上就寝前夕食(18.5%)と高く、兵庫県と比較しても高い傾 向となっています。 図 17 質問票調査(生活習慣)食事状況の比較(平成 27 年度) 資料:KDB システム(平成 28 年 9 月 23 日参照)「地域の全体像の把握」 28.2% 57.7% 49.8% 52.1% 18.8% 21.3% 68.2% 50.3% 47.0% 18.8% 20歳時体重から10Kg以上増加 1回30分以上の運動習慣なし 1日1時間以上の運動なし 歩行速度遅い 1年間で体重増減3Kg以上 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 医師国保 兵庫県 29.1% 60.2% 10.7% 13.5% 12.3% 6.6% 32.7% 58.5% 8.8% 18.5% 19.2% 8.6% 食事速度(速い) 食事速度(普通) 食事速度(遅い) 週3回以上就寝前夕食 週3回以上夕食後間食 週3回以上朝食を抜く 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 医師国保 兵庫県
質問票調査(生活習慣)飲酒状況の比較でみると、1 日飲酒量(1 合未満)が 75.0%と最も高 く、次いで 1 日飲酒量(1~2 合)が 18.0%、1 日飲酒量(2~3 合)が 5.7%、1 日飲酒量(3 合以上)が 2.1%となっています。 また、飲酒頻度では飲まないが 47.2%と最も高く、次いで時々が 31.9%、毎日が 20.9%と なっています。 図 18 質問票調査(生活習慣)飲酒状況の比較(平成 27 年度) 資料:KDB システム(平成 28 年 9 月 23 日参照)「地域の全体像の把握」 質問票調査(生活習慣)睡眠不足状況の比較でみると、睡眠不足と回答した者が 28.5%と兵 庫県、全国と比較しても高い傾向となっています。 図 19 質問票調査(生活習慣)睡眠不足状況の比較(平成 27 年度) 資料:KDB システム(平成 28 年 9 月 23 日参照)「地域の全体像の把握」 27.1% 20.3% 52.6% 72.6% 17.9% 7.4% 2.1% 20.9% 31.9% 47.2% 75.0% 18.0% 5.7% 1.4% 飲酒頻度(毎日) 飲酒頻度(時々) 飲酒頻度(飲まない) 1日飲酒量(1合未満) 1日飲酒量(1~2合) 1日飲酒量(2~3合) 1日飲酒量(3合以上) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 医師国保 兵庫県 28.5% 27.1% 33.8% 24.6% 医師国保 兵庫県 同規模 全国 0% 10% 20% 30% 40%
質問票調査(改善意欲)生活習慣改善・保健指導の利用での比較でみると、保健指導利用しな いが 67.3%と高い傾向となっています。また、生活習慣改善の意欲ありは 33.4%と兵庫県と比 較しても高い傾向あるものの取り組み行動は同等または低い傾向となっています。 図 20 質問票調査(改善意欲)生活習慣改善・保健指導利用での比較(平成 27 年度) 資料:KDB システム(平成 28 年 9 月 23 日参照)「地域の全体像の把握」 31.2% 26.8% 11.9% 7.9% 22.1% 58.9% 26.1% 33.4% 14.5% 7.8% 18.3% 67.3% 生活習慣改善意欲なし 生活習慣改善意欲あり 改善意欲ありかつ始めている 取り組み済み(6ヶ月未満) 取り組み済み(6ヶ月以上) 保健指導利用しない 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 医師国保 兵庫県
II. 特定保健指導の実施状況 特定保健指導の対象となる被保険者は、平成 27 年度 57 人(動機付け支援:35 人、積極的支 援:22 人)で、特定健診等を受診した被保険者に占める割合は 7.0%(動機付け支援:4.3%、 積極的支援:2.7%)となっています。 当組合では、『第一期特定健康診査等実施計画』における目標未達成状況を踏まえ、国の参酌基 準を基に『第二期特定健康診査等実施計画』において、平成 29 年度の目標値である 30%に向け て段階的に引き上げていくため、平成 25 年度 5%、平成 26 年度 10%、平成 27 年度 20%、平 成 28 年度 25%と目標値を設定しました。 表 4 特定保健指導実施状況(法定報告基準)の推移(平成 24 年度 – 平成 27 年度) 対象者数 保健指導実施数 保健指導実施率 動機付け 積極的 動機付け 積極的 動機付け 積極的 平成 24 年度 35 人 18 人 1 人 0 人 2.9% 0.0% 平成 25 年度 31 人 12 人 1 人 0 人 3.2% 0.0% 平成 26 年度 32 人 20 人 1 人 0 人 3.1% 0.0% 平成 27 年度 35 人 22 人 0 人 0 人 0.0% 0.0% 資料:特定健診等データ管理システム「特定健診・特定保健指導実施結果総括表」 ※ 平成27 年度は、平成 28 年 8 月 25 日時点での進捗・実績管理表より参考として掲載しています。
図 21 特定保健指導実施状況(法定報告基準)の推移(平成 24 年度 – 平成 27 年度) 資料:特定健診等データ管理システム「特定健診・特定保健指導実施結果総括表」 図 22 特定保健指導における各支援レベルの対象者割合推移(平成 24 年度 - 平成 27 年度) 資料:特定健診等データ管理システム「特定健診・特定保健指導実施結果総括表」 53 43 52 57 1 1.9% 1 2.3% 1 1.9% 0 0.0% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 0 人 10 人 20 人 30 人 40 人 50 人 60 人 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 対象者(人) 終了者数(人) 実施率 目標値 92.8% 94.2% 93.4% 93.0% 4.8% 4.2% 4.1% 4.3% 2.4% 1.6% 2.5% 2.7% 70% 75% 80% 85% 90% 95% 100% 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 情報提供レベル 動機付け支援 積極的支援
3) 医療費の状況 I. 総医療費の推移 年間総医療費は年々増加傾向にあり、平成 27 年度は約 32 億 8,150 万円(療養の給付)とな り、平成 23 年度からの増加率は 14.6%となっています。 特に外来費用の増加率が 14.1%、調剤費用の増加率が 42.0%となっています。 表 5 年間総医療費の推移(平成 23 年度 - 平成 27 年度) 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 2,864,203 千円 2,914,210 千円 3,014,665 千円 3,154,485 千円 3,281,512 千円 ― 101.7 % 105.3 % 110.1 % 114.6 % 資料:「国民健康保険事業状況報告書(事業年報)C 表」 ※ 下段の増加率は、平成23 年度との比較で算出しています。 表 6 点数区分別の年間医療費の推移(平成 23 年度 - 平成 27 年度) 医科(入院) 医科(外来) 歯科 調剤 食事療養 生活療養 訪問看護 平成 23 年度 802,078 千円 1,149,743 千円 385,720 千円 489,788 千円 27,630 千円 9,242 千円 平成 24 年度 796,846 千円 1,177,673 千円 386,453 千円 516,493 千円 26,478 千円 10,264 千円 平成 25 年度 851,213 千円 1,201,363 千円 386,671 千円 537,844 千円 26,727 千円 10,845 千円 平成 26 年度 907,460 千円 1,222,150 千円 395,953 千円 587,331 千円 29,620 千円 11,969 千円 平成 27 年度 825,412 千円 1,311,328 千円 413,051 千円 695,259 千円 24,587 千円 11,875 千円 資料:「国民健康保険事業状況報告書(事業年報)C 表」
図 23 点数区分別の年間医療費の推移(平成 22 年度 - 平成 27 年度) 資料:「国民健康保険事業状況報告書(事業年報)C 表」 図 24 点数区分別の年間総医療費の割合(平成 23 年度 - 平成 27 年度) 資料:「国民健康保険事業状況報告書(事業年報)C 表」 802 797 851 907 825 1,150 1,178 1,201 1,222 1,311 386 386 387 396 413 490 516 538 587 695 2,700 2,800 2,900 3,000 3,100 3,200 3,300 3,400 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 医科(入院) 医科(外来) 歯科 調剤 医療費(合計) (百万円) 28.0% 27.3% 28.2% 28.8% 25.2% 40.1% 40.4% 39.9% 38.7% 40.0% 13.5% 13.3% 12.8% 12.6% 12.6% 17.1% 17.7% 17.8% 18.6% 21.2% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 医科(入院)割合 医科(外来)割合 歯科割合 調剤割合 (百万円)
II. 1 人(1 件)あたりの医療費の年度別推移 平成 27 年度の 1 人あたりの医療費は、約 170,000 円となり、平成 23 年度からの増加率は 14.6%となっており、年々増加傾向となっています。 また、1 件あたりの医療費は、約 16,700 円となり、平成 23 年度からの増加率は 3.7%とな っています。1 件あたりの医療費において入院費用の増加率が 2.8%、外来費用の増加率が 5.6%、 調剤の増加率が 21.0%と、医療費を押し上げている要因と考えられます。 表 7 1 人あたりの年間医療費の推移(平成 23 年度 - 平成 27 年度) 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 149,177 円 150,683 円 158,142 円 164,228 円 170,921 円 - 101.0 % 105.0 % 103.8 % 104.1% 表 8 1 件あたりの年間医療費の推移(平成 23 年度 - 平成 27 年度) 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 16,152 円 16,000 円 16,582 円 17,075 円 16,755 円 - 99.1 % 103.6 % 103.0 % 98.1 % 資料:「国民健康保険事業状況報告書(事業年報)C 表」 図 25 1 人(1 件)あたりの医療費の年度別推移(平成 23 年度 - 平成 27 年度) 資料:「国民健康保険事業状況報告書(事業年報)C 表」 16,152 16,000 16,582 17,075 16,755 149,177 150,683 158,142 164,228 170,921 145,000 150,000 155,000 160,000 165,000 170,000 175,000 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 15,000 15,500 16,000 16,500 17,000 17,500 18,000 1件あたりの医療費 1人あたりの医療費 (円) (円)
III. 疾病別(大分類)の医療費分析 疾病別の医療費をみると、入院では循環器が 21.1%、次いで新生物が 19.3%、筋骨格が 9.7%、精神が 7.5%、消化器が 6.3%、呼吸器が 6.0%、神経が 5.2%となっています。 外来では新生物が 11.8%、次いで内分泌が 11.4%、呼吸器が 9.8%、循環器が 9.0%、 尿路性器が 8.5%、消化器が 8.0%、筋骨格が 7.5%、眼が 6.3%、感染症が 6.3%となって います。 図 26 疾患別の医療費分析(入院・外来別)大・中・細小分類(平成 27 年度) 資料:KDB システム(平成 28 年 9 月 23 日参照)「医療費分析(2)大、中、細小分類 平成 27 年度(累計)」 9.循環器, 21.1% 2.新生物, 19.3% 13.筋骨格, 9.7% 5.精神, 7.5% 11.消化器, 6.3% 10.呼吸器, 6.0% 6.神経, 5.2% その他, 25.7%
入 院
2.新生物, 11.8% 4.内分泌, 11.4% 10.呼吸器, 9.8% 9.循環器, 9.0% 14.尿路性器, 8.5% 11.消化器, 8.0% 13.筋骨格, 7.5% 7.眼, 6.3% 1.感染症, 6.3% その他, 21.4%外 来
IV. 生活習慣病別医療費の割合 生活習慣病別医療費の割合(最大医療資源傷病名による、調剤を含む)でみると、がんが 33.0%と兵庫県・同規模・全国と比較しても高い傾向となっています。 また、生活習慣病の基礎疾患で比較してみると、高血圧症は 8.1%、糖尿病は 5.8%と兵 庫県・同規模・全国と比較して低い傾向にあり、脂質異常症は 7.3%と兵庫県・同規模・全 国と比較して高い傾向となっています。 図 27 生活習慣病別医療費の割合(最大医療資源傷病名による、調剤を含む)(平成 27 年度) 資料:KDB システム(平成 28 年 9 月 23 日参照)「健診・医療・介護データからみる地域の健康課題」 ※ 慢性腎不全は、透析ありとなっています。 がん, 33.0% 筋・骨格, 19.2% 精神, 12.2% 高血圧症, 8.1% 脂質異常症, 7.3% 慢性腎不全, 6.4% 糖尿病, 5.8% その他, 7.9%
医師国保
がん, 25.0% 筋・骨格, 16.0% 精神, 15.5% 糖尿病, 11.1% 高血圧症, 9.6% 慢性腎不全, 7.3% 脂質異常症, 6.0% その他, 9.5%兵庫県
がん, 29.6% 筋・骨格, 17.9% 高血圧症, 11.0% 糖尿病, 10.6% 精神, 8.2% 慢性腎不全, 7.2% 脂質異常症, 6.0% その他, 9.5%同規模
がん, 24.1% 精神, 16.8% 筋・骨格, 15.2% 糖尿病, 9.9% 慢性腎不全, 9.6% 高血圧症, 9.4% 脂質異常症, 5.5% その他, 9.6%全国
図 28 疾患別(新生物)の千人あたりレセプト件数分析(年齢構成別入院)細小分類(平成 27 年度) 図 29 疾患別(新生物)のレセプト 1 件あたり点数(年齢構成別入院)細小分類(平成 27 年度) 資料:KDB システム(平成 28 年 9 月 23 日参照)「疾病別医療費分析(細小(82)分類)」 15~39歳 40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳 65~69歳 70~74歳 胃がん 0.025 件 0.153 件 0.051 件 0.127 件 0.051 件 肺がん 0.102 件 0.051 件 大腸がん 0.025 件 0.204 件 0.153 件 0.229 件 前立腺がん 0.178 件 子宮頚がん 子宮体がん 0.025 件 乳がん 0.025 件 0.102 件 0.204 件 0.102 件 0.178 件 0.153 件 0.025 件 0.00 件 0.05 件 0.10 件 0.15 件 0.20 件 0.25 件 15~39歳 40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳 65~69歳 70~74歳 胃がん 137,332 点 82,160 点 20,661 点 31,179 点 56,975 点 肺がん 51,395 点 46,120 点 大腸がん 128,635 点 62,832 点 82,365 点 42,877 点 前立腺がん 125,593 点 子宮頚がん 子宮体がん 113,521 点 乳がん 61,051 点 85,774 点 38,727 点 67,547 点 61,040 点 43,342 点 83,288 点 0 点 20,000 点 40,000 点 60,000 点 80,000 点 100,000 点 120,000 点 140,000 点 160,000 点
図 30 疾患別(新生物)の千人あたりレセプト件数分析(年齢構成別外来)細小分類(平成 27 年度) 図 31 疾患別(新生物)のレセプト 1 件あたり点数(年齢構成別外来)細小分類(平成 27 年度) 資料:KDB システム(平成 28 年 9 月 23 日参照)「疾病別医療費分析(細小(82)分類)」 15~39歳 40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳 65~69歳 70~74歳 胃がん 0.025 件 0.153 件 0.305 件 0.712 件 0.661 件 0.432 件 0.280 件 肺がん 0.025 件 0.025 件 0.407 件 0.432 件 0.025 件 0.661 件 0.712 件 0.229 件 大腸がん 0.127 件 0.025 件 0.280 件 0.585 件 0.229 件 0.840 件 0.789 件 1.374 件 前立腺がん 0.483 件 1.374 件 0.712 件 1.883 件 子宮頚がん 0.076 件 0.509 件 0.305 件 0.458 件 0.254 件 0.127 件 0.025 件 子宮体がん 0.025 件 0.204 件 0.127 件 0.178 件 0.305 件 0.204 件 乳がん 0.432 件 2.188 件 3.053 件 3.943 件 3.638 件 1.984 件 3.231 件 2.086 件 0.00 件 0.50 件 1.00 件 1.50 件 2.00 件 2.50 件 3.00 件 3.50 件 4.00 件 15~39歳 40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳 65~69歳 70~74歳 胃がん 4,054 点 6,782 点 1,563 点 23,982 点 12,170 点 9,750 点 4,023 点 肺がん 2,639 点 1,400 点 17,834 点 52,873 点 10,507 点 28,557 点 12,060 点 6,113 点 大腸がん 5,154 点 3,733 点 2,385 点 29,255 点 3,188 点 3,564 点 14,837 点 7,062 点 前立腺がん 8,144 点 5,929 点 9,172 点 6,412 点 子宮頚がん 1,215 点 3,099 点 2,154 点 1,760 点 1,493 点 1,877 点 1,303 点 子宮体がん 2,649 点 3,753 点 2,381 点 3,762 点 1,974 点 3,721 点 乳がん 6,588 点 6,743 点 6,021 点 6,101 点 10,671 点 6,046 点 8,765 点 9,881 点 0 点 10,000 点 20,000 点 30,000 点 40,000 点 50,000 点 60,000 点
3. 過去の取り組みの考察と課題
1) 特定健康診査・特定保健指導の導入 「高齢者の医療の確保に関する法律(昭和 57 年法律第 80 号)」の改定に伴い、医療保険者に その実施を義務付ける特定健診・特定保健指導の仕組みを、平成 20 年 4 月から導入・実施して います。 I. 特定健康診査の実施 内臓脂肪型肥満(メタボリックシンドローム)に着目し、生活習慣病(糖尿病・高血圧症・ 脂質異常症等)有病者の早期発見、早期介入による予防およびその予備群の減少と被保険者 の健康の保持増進を図ることを目的として、40~74 歳の被保険者(当該年度の 4 月 1 日現 在の加入者かつ受診日現在も加入されている方)を対象に、年 1 回の健康診断を実施してい ます。 【第一期特定健康診査等実施計画】 平成 20 年度 平成 21 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 24 年度 実績 10.4% 8.3% 7.4% 7.1% 7.2% 目標 30% 40% 50% 60% 70% 【第二期特定健康診査等実施計画】 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 実績 7.1% 7.4% 7.5% - - 目標 45% 55% 60% 65% 70% ※ 平成27 年度は、平成 28 年 8 月 25 日時点での進捗・実績管理表より速報値を掲載して います。 NO. 課 題 対処方法 取り組みの検討 1. 受診者数の増加 (未受診者対策) 送付書類および広報 資料等の工夫 継続受診の必要性の 喚起 期間中に対象者への 継続通知 未受診者・不定期受診 者への対策 2. 継続受診や経年未受診者 への対策II. 特定保健指導の実施 国が示す基準を参考に、特定健診の結果から該当者を選定し、階層化に伴う特定保健指導 (動機づけ支援、積極的支援)を導入・実施しています。 【第一期特定健康診査等実施計画】 平成 20 年度 平成 21 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 24 年度 実績 0.0% 0.0% 0.0% 1.8% 1.9% 目標 20% 30% 35% 40% 45% 【第二期特定健康診査等実施計画】 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 実績 2.3% 1.9% 0.0% - - 目標 5% 10% 15% 20% 30% ※ 平成27 年度は、平成 28 年 8 月 25 日時点での進捗・実績管理表より速報値を掲載して います。 これまで特定健診受診率の向上に重点を置いており、かつ当組合の特徴を踏まえ、特定保 健指導の実施率向上対策については取り組めていない状況であった。 NO. 課 題 対処方法 取り組みの検討 1. 未利用者の対策 特定保健指導の必要 性・改善効果を周知 対象者への働きかけ (通知・架電等)
2) 特定健康診査受診率・特定保健指導実施率向上のための対策の実施 第一期特定健康診査等実施計画における目標の受診率・実施率の未達成状況を踏まえ、第二期 特定健康診査等実施計画では、事業の円滑かつ効率的な実施に努めるとともに、特定健診受診率・ 特定保健指導実施率の向上を目指した取り組みの強化、生活習慣病の重症化予防のための早期介 入事業の取り組み等を実施しています。 I. 広報活動の実施 未受診者対策として対象者へ当組合ホームページの活用、周知ポスターの掲示等の広報活 動、健診受診の利便性向上のための健診機会の確保や健康に関する情報提供の充実を図り、 健康意識の向上を高めることで継続的に健診を受けていただけるよう実施しています。また、 受診勧奨をより効果的なものになるよう改善に努めています。 NO. 課 題 対処方法 取り組みの検討 1. 被保険者の状態に合わせ た勧奨方法の実施 医 療 情 報 等 を 利 用 し、対象者の状況に あわせた勧奨 集団別対象者への働 きかけ(通知・架電 等)の強化 3) 健康検診(女性検診)の実施 被保険者の健康維持増進を目的に、組合員および配偶者ならびに准組合員(加入 1 年以上で 40 歳以上)を対象に健康検診(診察、身体計測、血圧測定、尿検査、血液検査、胸部 X 線、眼 検査、聴力検査、便潜血、心電図、腹部超音波検査、腫瘍マーカー、女性特有のがん検査等のオ プション検査)を実施しています。 4) 健康づくりにかかる取り組み 被保険者の健康意識向上ならびに健康維持増進を目的に、春秋の 2 度、歩こう運動を実施して います。また、出産世帯に対する育児健康冊子の配布を継続的に実施しています。 5) 医療費通知の送付 被保険者が当事者として健全な医療保険制度の運営に関心を持ち続けるための取り組みを継続 的に実施していくことが必要であることから、自身の医療費を把握していただくことを目的に、 レセプト情報を基に年 6 回、1 回に2ヶ月診療分の医療費通知の送付を実施しています。
4. 目的・目標の設定
生活習慣病の発症・重症化の予防および早期発見・早期治療に伴う被保険者の健康寿命の延伸を目 的として実施します。なお、各数値目標や評価方法の設定等については、個別の事業計画を策定し、 個別計画書にて明記することとします。 1) 短期目標(毎年度) 本計画の策定により出た課題に対し、保健事業の実施内容にかかる詳細な個別の事業計画の 策定、事業の実施、目標値等を年度ごとに設定し、数値として短期目標値の設定を行うよう努 めます。ただし、短期目標値の設定が困難な場合は、アウトプット(事業評価)による目標値 を設定します。 被保険者の健康意識の向上 被保険者の健康意識の向上を図るための啓発や調査等を継続的に行い、その取り組み状況 や改善状況をもって目標とします。 特定健康診査受診率、特定保健指導実施率の向上 制度の認知向上(広報内容等の見直し)、受診環境の整備、実施内容の見直しに取り組み、 被保険者の状態に応じた事業の実施を行います。 2) 中期目標(計画終了年度) 計画終了年度までの期間に、本計画による健康意識向上・生活習慣改善・特定健診受診率向 上・特定保健指導実施率向上にかかる次のステップへの土台を構築することを目的とし、目標 の設定を行います。 特定健診受診率目標値、特定保健指導実施率目標値の達成 平成 28 年度 平成 29 年度 特定健診受診率 30% 40% 特定保健指導実施率 3% 5% ※ 第一期・第二期特定健康診査等実施計画の未達状況を考慮し、本計画において達成可 能な目標値に引き下げ、長期目標値として特定健診受診率 70%、特定保健指導実施 率 30%を定めています。 メタボリックシンドローム該当者・予備群の減少 平成 20 年度と比較し、メタボリック該当者・予備群の減少率 10%以上を目標とします。3) 長期目標 次期計画および将来にかかる健康格差の縮小、被保険者の健康の保持・増進(健康寿命の延 伸)および医療費の伸びの抑制を図ることを目的とし、計画終了年度にあらためて目標の設定 を行います。
データヘルス計画
次期
計画
5. 保健事業の実施内容
本計画の策定に伴う当組合の特性、背景や健康医療情報分析から見えてきた課題を踏まえ、既存の 保健事業を軸に保健事業の目的・目標、対象者、実施内容、実施体制、実施期間を記載します。 1) 特定健康診査 生活習慣病(糖尿病・高血圧症・脂質異常症等)有病者の早期発見、早期介入による予防お よびその予備群の減少と被保険者の健康の保持増進を図ることを目的として、メタボリックシ ンドロームに着目した特定健診を実施し、被保険者の健康状態の把握および保健指導につなが るリスク保有者の抽出を行います。 目的・目標 生活習慣病の発症や重症化を予防する 特定健診受診率、メタボリックシンドローム該当者・予備群の減少 対象者 特定健診対象者(40~74 歳の被保険者) 実施内容 個別健診 実施体制 主体:兵庫県医師国民健康保険組合 協力:関係団体、委託事業者 等 実施期間 平成 28 年 4 月 1 日~平成 29 年 3 月 31 日※ 翌年度以降も継続して実施する。 2) 特定保健指導 対象者が自らの健康に関するセルフケア(自己管理)ができるようになることを目的に、特 定健診の結果から保健指導該当者を選定し、階層化に伴う特定保健指導(動機づけ支援、積極 的支援)を実施します。 目的・目標 生活習慣病のリスク保有者の生活習慣や健康状態を改善する 特定保健指導実施率、特定保健指導階層化の改善 対象者 特定保健指導対象者(40~74 歳の被保険者) 実施内容 初回面談、継続支援(6 ヶ月)、最終評価 実施体制 主体:兵庫県医師国民健康保険組合 協力:関係団体、委託事業者 等 実施期間 平成 28 年 4 月 1 日~平成 29 年 3 月 31 日※ 翌年度以降も継続して実施する。3) 特定健診受診率向上対策 特定健診受診率の向上・目標値の達成を目的に、被保険者への広報の強化・受診環境の整備・ 個別に対する受診勧奨を実施します。 目的・目標 データヘルス計画の受診率目標値の達成 対象者 特定健診対象者、特定健診未受診者 実施内容 広報等の強化、受診環境の整備、未受診者に対する受診勧奨、受診対象者の管理強化 実施体制 主体:兵庫県医師国民健康保険組合 協力:関係団体、委託事業者 等 実施期間 平成 28 年 4 月 1 日~平成 29 年 3 月 31 日 4) 特定保健指導実施率向上対策 特定保健指導実施率の向上・目標値の達成を目的に、被保険者への広報の強化・保健指導利 用環境の整備・個別利用勧奨を実施します。 目的・目標 データヘルス計画の実施率目標値の達成 対象者 特定保健指導対象者 実施内容 案内状の送付、未利用者に対する利用勧奨 実施体制 主体:兵庫県医師国民健康保険組合 協力:関係団体、委託事業者 等 実施期間 平成 28 年 4 月 1 日~平成 29 年 3 月 31 日 5) 健康検診事業(女性検診)の実施 被保険者の健康維持増進を目的に、組合員および配偶者ならびに准組合員(加入 1 年以上で 40 歳以上)を対象に健康検診(診察、身体計測、血圧測定、尿検査、血液検査、胸部 X 線、 眼検査、聴力検査、便潜血、心電図、腹部超音波検査、腫瘍マーカー、女性特有のがん検査等 のオプション検査)を実施しています。 目的・目標 健康維持増進、疾病予防(早期発見・重症化予防) 対象者 組合員およびその配偶者・准組合員(40 歳以上で 4 月 1 日現在で加入 1 年以上) 実施内容 広報等の強化、受診環境の整備 実施体制 主体:兵庫県医師国民健康保険組合 協力:関係団体、委託事業者 等 実施期間 平成 28 年 4 月 1 日~平成 29 年 2 月末日※ 翌年度以降も継続して実施する。
6) 健康づくりにかかる取り組み 被保険者の健康意識向上ならびに健康維持増進を目的に、春秋の 2 度、歩こう運動の実施や 出産世帯に対する育児健康冊子を送付します。 目的・目標 健康意識向上ならびに健康維持増進 対象者 全被保険者(一部、出産世帯等の対象者に限る) 実施内容 案内状の送付、広報等の強化、イベントの実施、健康図書(育児健康図書)等の配布 実施体制 主体:兵庫県医師国民健康保険組合 協力:関係団体、委託事業者 等 実施期間 平成 28 年 4 月 1 日~平成 29 年 3 月 31 日※ 翌年度以降も継続して実施する。 7) 医療費通知 被保険者が当事者として健全な医療保険制度の運営に関心を持ち続けるための取り組みを継 続的に実施していくことが必要であることから、自身の医療費を把握していただくことを目的 に、医療機関の受診状況ならびに医療費を記載した医療費通知を送付します。 目的・目標 健康意識の向上と健全な医療保険制度の運営 対象者 全被保険者(医療機関等を受診した被保険者) 実施内容 年 6 回 1 回に 2 ヶ月診療分の医療費通知書を送付する。 実施体制 主体:兵庫県医師国民健康保険組合 協力:関係団体、委託事業者 等 実施期間 平成 28 年 4 月 1 日~平成 29 年 3 月 31 日※ 翌年度以降も継続して実施する。
6. 評価方法の設定
データヘルス計画の評価方法は、KDBシステムや法定報告値等より、各評価指標について評価時 期に定期的に目標と実績の比較をすることで評価を行います。また、保健事業の実施対象、実施時期、 実施方法等の具体的な内容については、年度毎に策定し、実施するものとします。 評価にあたっては、事業の企画内容や実施過程が適切であったかを検証する「ストラクチャー(構 造)評価」および「プロセス(過程)評価」、実施した事業量を評価する「アウトプット(事業実施量) 評価」、成果に関する「アウトカム(事業成果)評価」という 3 つの視点から指標を設定します。 事業 目標・目的 (短期、中・長期) アウトプット (事業実施量) アウトカム (事業成果) 特定健康診査 短期目標 被保険者の健康意識の向 上 特定健診受診率・特定保健 指導実施率の向上 中期目標 特定健診受診率・特定保健 指導実施率の目標値の達 成 メタボリックシンドロー ム該当者・予備群の減少 長期目標 健康格差の縮小 健康の維持・増進 医療費の伸びの抑制 評価指標(中・長期) ・特定健診受診率の目標値の 達成 平成 28 年度:30% 平成 29 年度:40% 評価指標(短期) ・特定健診受診者数の増加 ・特定健診受診率の向上 評価指標(中・長期) ・被保険者の健康維持(情報 提供群から保健指導群への悪 化率の減少) ・メタボリックシンドローム 該当者・予備群の減少(平成 20 年度と比較し、減少率 10% 以上) 特定保健指導 評価指標(中・長期) ・特定保健指導実施率の目標 値の達成 平成 28 年度:3% 平成 29 年度:5% 評価指標(短期) ・特定保健指導実施者数の増 加 ・特定保健指導実施率の向上 評価指標(中・長期) ・特定保健指導階層化の改善 ( 積 極 的 群 か ら 動 機 付 け 群・情報提供群への改善率) 特定健診受診率 向上対策 評価指標(短期) ・未受診者等への受診勧奨率 評価指標(中・長期) ・特定健診受診率の目標値の 達成 評価指標(中・長期) ・未受診者等の受診勧奨に伴 う特定健診受診率事業 目標・目的 (短期、中・長期) アウトプット (事業実施量) アウトカム (事業成果) 特定保健指導 実施率向上対策 評価指標(短期) ・未利用者への利用勧奨率 評価指標(中・長期) ・特定保健指導実施率の目標 値の達成 中・長期目標 ・未利用者の利用勧奨に伴う 特定保健指導実施率 健康検診事業 (女性検診) 短期目標 被保険者の疾病予防・重症 化予防 長期目標 健康の維持・増進 評価指標(短期) ・健康検診(女性検診)の利 用率 健康づくり 短期目標 被保険者の健康意識の向 上 中・長期目標 健康の維持・増進 評価指標(短期) ・イベント開催の参加率 ・イベント開催の回数 医療費通知 中・長期目標 健康意識の向上と健全な 医療保険制度の運営 評価指標(短期) ・医療費通知の送付回数 (6 回/年、2 ヶ月分/1 回)
7. 計画の見直し
計画の見直しは、最終年度となる平成 29 年度に、計画に揚げた目的・目標の達成状況および事業 の実施状況の評価を行います。また、特に直ちに取り組むべき課題の解決として早期に結果がわかる 評価指標に関しては毎年度とりまとめ、目標の達成状況を踏まえ必要に応じて事業内容の見直しを行 うものとします。 評価結果は、計画における目標値の設定、取り組むべき事業等の内容の見直しに活用し、次期計画 策定の参考とします。8. 計画の公表・周知
本計画は、当組合のホームページへ掲載するなど、広く被保険者に周知します。また、保健事業の 実施・実績や改善状況、事業目標の達成状況等の公表に努め、本計画の円滑な実施、目標達成等につ いて広く意見を求めるものとします。9. 事業運営における留意事項
本計画に伴う保健事業の実施には、医療機関や委託事業者等の関係機関との連帯体制を確立し、計 画の円滑な推進を図ります。また、担当者の資質の向上のため、本計画に伴う保健事業の目的および 内容を理解させ、さらに知識および技術を習得するため、定期的な研修を行います。10. 個人情報の取り扱い
個人情報の取り扱いについては、「個人情報の保護に関する法律」(平成 15 年法律第 57 号)およ びこれに基づくガイドライン「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取り扱いのためのガ イドライン」、「国民健康保険組合における個人情報の適切な取り扱いのためのガイドライン」(平成 17 年 4 月 1 日厚生労働省)等を遵守するよう周知徹底を図り管理指導を行い推進することとします。 また、当該事業にかかる業務を外部に委託する際も同様に取り扱われるよう、個人情報の厳重な管 理や目的外使用の禁止等を委託契約書に定めるとともに、委託先の管理・監督を行うものとします。11. その他、計画策定にあたっての留意事項
保健事業の運営にあたっては、特に次の事項に留意します。 1) 特性に応じた事業運営 保険者は、加入者の特性や産業・地域の特性、医療費の傾向等の分析を行うとともに、加入者 のニーズを把握し、分析の結果を踏まえて優先順位や課題を明らかにし、保険者の特性に応じた 効果的かつ効率的な保健事業を行うよう努めること。 2) 保健事業の担当者 委託事業者を活用した保健事業を実施する際には、医師・歯科医師・薬剤師・保健師・看護師・管 理栄養士等の生活習慣病の予防等に関し、知識および経験を有する有資格者をもって充てること。 また、担当者の資質の向上のため、加入者の生活習慣病の改善等に向けた取り組みの目的および内 容を理解させ、さらに知識および技術を習得するため、定期的な研修を行うこと。その際には、効果 的な研修を行うため、他の保険者等と共同して行うことも有効であること。 3) リーダー的人材の育成 保健事業を実施する直接の事業担当者のほかにも、職域および地域のそれぞれにおいて、当組合に よる保健事業の目的および内容を理解し、個々の被保険者の保健事業への積極的な参加を呼びかけ、 生活習慣の改善等に向けた取り組みを支援するリーダー的な人材の育成に努めること。 4) 委託事業者の活用 よりきめ細やかな保健事業を行うために委託事業者を活用することも可能であること。その際は、 事業の効率的・効果的な実施が行えるよう、保健や医療に関する専門家を有するなど、一定の水準を 満たしかつノウハウを有する事業者を選定し、委託すること。また、委託を行う際には、事前に委託 業者との間で保健事業の趣旨や被保険者への対応について十分に協議を行い、共通の認識を得ておく こと。 5) 健康情報の継続的な管理 健康情報を継続的に管理することは、被保険者の健康の自己管理に役立ち、疾病の発症および重症 化の予防の観点からも重要であること。健康情報の管理については、健康の自己管理の観点から本人 が主体となって行うことが原則であるが、保険者は健康診査の結果、保健指導の内容、主な受診歴等 の個々の被保険者にかかる健康情報を、少なくとも5年間継続して保存および管理し、必要に応じて 活用することにより、被保険者による健康の自己管理および疾病の発症や重症化の予防の取り組みを 支援するよう努めること。6) 事業主との関係 保険者は、十分な保健事業を実施することができるよう、事業主または事業主の代表等に対し、保 険者または事業所ごとの健康状況や健康課題を客観的な指標を用いて示すことなど、保健事業の必要 性についての理解を得るよう努めること。 保険者が行う保健事業は、事業主が行う福利厚生事業や安全衛生法に基づく事業と密接な関係があ り、保健事業の実施にあたってはそれぞれの役割分担を含めて十分な調整を行うとともに、効率的な 実施に努めること。また、被保険者の健康水準の維持・向上に役立てるため、例えば、「高齢者の医療 の確保に関する法律」第二十七条第二項および第三項の規定に基づき、40歳以上の被保険者にかか る労働安全衛生法に基づく健康診断の結果の提供を求めるとともに、40歳未満の被保険者にかかる 健康診断の結果についても、本人の同意を前提に提供を事業主に依頼するなど、労働安全衛生法に基 づく事業との積極的な連携に努める。