1 平成30年千代田区議会第4回定例会議事速記録(第1411号)《未定稿》 ◎日 時 平成30年12月12日(水)午後1時 ◎場 所 千代田区議会議事堂 ◎出席議員(25人) 1番 岩 田 かずひと 議員 2番 秋 谷 こ う き 議員 3番 岩 佐 りょう子 議員 4番 寺 沢 文 子 議員 5番 大 串 ひろやす 議員 6番 米 田 か ず や 議員 7番 大 坂 隆 洋 議員 8番 池 田 とものり 議員 9番 山 田 丈 夫 議員 10番 飯 島 和 子 議員 11番 牛 尾 耕 二 郎 議員 12番 木 村 正 明 議員 13番 小 枝 す み 子 議員 14番 松 本 佳 子 議員 15番 小 林 た か や 議員 16番 永 田 壮 一 議員 17番 内 田 直 之 議員 18番 嶋 崎 秀 彦 議員 19番 たかざわ 秀 行 議員 20番 は や お 恭 一 議員 21番 林 則 行 議員 22番 河 合 良 郎 議員 23番 戸 張 孝 次 郎 議員 24番 小 林 や す お 議員 25番 桜 井 た だ し 議員 ◎欠席議員 な し ◎出席説明員 区 長 石 川 雅 己 君 副 区 長 山 口 正 紀 君
2 保 健 福 祉 部 長 歌 川 さ と み 君 高齢者総合サポートセンター担当部長 地 域 保 健 担 当 部 長 渡 部 裕 之 君 千 代 田 保 健 所 長 地 域 振 興 部 長 細 越 正 明 君 文化スポーツ担当部長 小 川 賢 太 郎 君 オリンピック・パラリンピック担当部長 環境まちづくり部長 保 科 彰 吾 君 まちづくり担当部長 大 森 幹 夫 君 政 策 経 営 部 長 清 水 章 君 行 政 管 理 担 当 部 長 吉 村 以 津 己 君 特 命 担 当 部 長 須 田 正 夫 君 会 計 管 理 者 河 合 芳 則 君 総 務 課 長 古 田 毅 君 企 画 課 長 亀 割 岳 彦 君 財 政 課 長 中 田 治 子 君 (教育委員会) 教 育 長 坂 田 融 朗 君 子 ど も 部 長 大 矢 栄 一 君 教 育 担 当 部 長 村 木 久 人 君 (選挙管理委員会事務局) 選挙管理委員会事務局長 高 橋 誠 一 郎 君 (監査委員事務局) 監 査 委 員 事 務 局 長 松 本 博 之 君 ◎区議会事務局職員 事 務 局 長 門 口 昌 史 君 事 務 局 次 長 依 田 昭 夫 君 議 事 担 当 係 長 桐 谷 孝 行 君 議 事 担 当 係 長 吉 田 匡 令 君 議 事 担 当 係 長 前 田 美知太郎 君 議 事 担 当 係 長 橋 場 広 明 君
3 午後1時00分 開議 ○議長(松本佳子議員) ただいまから平成30年第4回千代田区議会定例会継続会を開会いた します。 日程第1を議題にいたします。 ―――――――――――――――――――○――――――――――――――――――― 議案第59号 千代田区監査委員の選任の同意について ○議長(松本佳子議員) 執行機関より提案理由の説明をお願いいたします。 〔区長石川雅己君登壇〕 ○区長(石川雅己君) 議案第59号、千代田区監査委員の選任の同意についてご説明を申し上 げます。 現在、本区監査委員1名が欠員となっておりますところですが、このたびその監査委員に野本 俊輔氏を選任いたしたくご提案する次第でございます。 同氏は、昭和49年4月から弁護士として千代田区内に弁護士事務所を構えながら、日々弁護 士業務等に勤しんでおられたところであります。さらに、同氏は、長年の間、区法律相談員や人 権擁護委員、公益財団法人まちみらい千代田評議会会長、区立九段中等教育学校学校経営評議会 委員等々を歴任され、千代田区政にさまざまな形により多大なご尽力をいただいているところで ございます。 また、監査委員の専門性を高めるためには、その専門的知見を活用し、行政運営に協働しなけ ればならないと常々認識をしておりましたことから、一定の資格を有する弁護士も適任であると 考えているところでございます。弁護士資格を有し、さまざまな案件等にご対応されております 同氏はまさに適任と考え、監査委員として選任いたしたく、地方自治法第196条第1項に基づ き、区議会の同意を求めるものであります。何とぞご同意賜りますようよろしくお願いを申し上 げます。 ○議長(松本佳子議員) お諮りいたします。 ただいま説明のありました議案第59号、千代田区監査委員の選任の同意については、石川区 長の提案理由説明どおり、満場一致決定したいと思いますが、異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本佳子議員) 異議なしと認め、決定いたします。 日程第2及び第3を一括して議題といたします。 ―――――――――――――――――――○――――――――――――――――――― 議案第58号 九段坂公園改修工事請負契約について 議員提出議案第8号 千代田区地球温暖化対策条例の一部を改正する条例 (企画総務委員会審査報告) ○議長(松本佳子議員) 林則行企画総務委員長より、同委員会の審査経過及び結果について報
4 告をお願いいたします。 〔林則行議員登壇〕 ○21番(林則行議員) 企画総務委員会に審査を付託された2議案の審査経過及び結果を報告 いたします。 初めに、議案第58号、九段坂公園改修工事請負契約については、九段坂公園の改修工事に関 する請負契約を締結するため、千代田区議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関 する条例第2条(予定価格1億5,000万円以上の工事)の規定に基づき、議会の議決に付すも のです。 契約方法は制限を付した一般競争入札による契約、契約金額は3億9,312万円、契約の相手 方は株式会社富士植木です。 質疑の中で、文化財保護法に基づく文化財の現状変更申請に対する区許可案件の許可は、補助 執行先の区長部局である当該担当部署において教育委員会名で行い、教育長名で申請者に通知し ていること。本件のような文化財に隣接する箇所の工事案件等に必要となるさまざまな手続等に ついても、区民にわかりやすい区政運営を進めていきたいと考えていること。入札不調や1者応 札などのリスクを回避するとともに、受注機会の拡大を図るため、過去の同種の案件と比較して、 今回入札参加資格要件を若干緩和したが、契約履行の品質の確保を考慮しながら、他自治体の事 例などを参考に研究していきたいと区が考えていること、等が明らかになりました。 質疑を終了し、討論に入り、まず反対の立場から、昭和59年の教育と文化のまち千代田区宣 言において、千代田区民は、日本の経済発展により歴史的環境が壊され、多くの仲間がこのまち を離れているという状況を、教育と文化をよりどころにして克服すると宣言した。区行政の立ち 位置としては、特別史跡江戸城跡に関する手続を失念し、後づけとして行うということは、この 間の区政に共通する「病」とも言える状況にあり、一議員として看過することはできない。また、 トイレの場所についても、展望台を塞ぐ田安門に近いこの場所でよいのかということに確信が持 ち切れないため、反対する、との意見がありました。 次に、賛成の立場から、本議案は東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を契機 として、以前から懸案事項であった隣接する旧麹町消防署九段出張所跡地と合わせて、大会会場 となる日本武道館周辺の整備を進める重要な事業であり、検討に当たっては、北の丸公園周辺地 域委員会で、学識経験者、関係機関、区民等によって千鳥ヶ淵緑道との連続性、バリアフリー、 眺望の確保、歴史的資源の保全を取り入れた基本構想案を作成し、詳細については、地元協議会 で地域の意見を取り入れて丁寧に整備内容をまとめてきたという経緯がある。事業の実施に当た り、開催まで1年半ほどとなった東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に間に合 わせることはもちろん、大会後も末永く地域や観光客に愛される公園となるよう計画的に工事を 実施することを求め、賛成する、との意見がありました。 討論を終了し、採決を行った結果、議案第58号は、賛成多数で可決すべきものと決定しまし た。 次に、議案第8号、千代田区地球温暖化対策条例の一部を改正する条例は、二酸化炭素の排出
5 が少ない社会に向け、より強力に推進する姿勢を示すため、前文中「経済と環境とが調和した」 の文言を削るものです。公布の日から施行します。 改正理由として、1990年比で二酸化炭素排出の25%削減を2020年に実現するという 条例上の目標達成が非常に厳しい状況にある。「経済と環境との調和」というこの文言の存在は、 活発な経済活動を抑制するものではないという事業者の取り組みに区がお墨つきを与え、活発な 経済活動を前提とした削減対策であったことが目標未達成の一番の原因ではないか。国際的な動 きとしてCOP24が開催され、地球温暖化対策を人類的課題としてパリ協定をいかに運用して いくかというルール化について、今まさに協議がなされようとするという最中で、条例で定めた 対策目標を区が本気で実現するという立場に立った場合、この文言を削ることが不可避であると いう考え方のもとから提案されたものです。 質疑の中で、議員の全会一致で現条例が可決された際の「国や東京都、周辺自治体と具体的な 施策の連携・協議を図り、温暖化対策の広域的な推進に努める」という附帯決議を受け、区とし てできる具体的な地球温暖化対策として、中小ビルの省エネ改修に関して、数年前に東京都と協 議しながら都の補助金を活用して改修を進めた実績がある一方、他区とも意見交換をして状況把 握に努めるなど、国や他自治体と協調して温暖化対策に取り組んでいること、等が明らかになり ました。 質疑を終了し、討論の省略を諮り、まず反対の立場から、経済よりも環境を重視するという条 例改正の趣旨には一定の理解をする。昭和42年の公害対策基本法制定当時は公害が深刻な社会 問題となり、経済優先では対策が進まないといった状況から、経済調和条項が削除されているが、 現在では環境意識が企業だけでなく個人まで浸透してきており、経済活動と環境保全が相反する ものではないという成熟社会になっている。経済成長が国民の環境意識を高めることになり、環 境問題が改善されてきたと言える。国のかなめを担う千代田区だからこそ、経済成長と同時に環 境対策を進める「経済と環境の調和」に取り組む意義があると考え、反対する、との意見があり ました。 同じく反対の立場から、25%という目標に到底届かないという現状を何とかしなければなら ないということは理解できるが、大企業も含めて当事者意識を持って行動していくためには、条 例から「経済と環境の調和」という言葉を削除してしまうと、この前文が単なる理念となってし まう。区とともに事業者及び全ての住民が当事者意識を持って「25%削減」という条例上の明 確な目標を共有し、おのおのが可能な取り組みを推進していく中で、調和という文言があること によって抑制される部分に期待するとともに、区が事業者等にしっかりと働きかけることを求め、 反対する、との意見がありました。 一方、賛成の立場から、現在の条例は、経済と環境とが調和といいながら、実際には経済を優 先させるという根拠になってしまっており、中身自体にも経済優先の部分が含まれていると考え る。環境問題についての考え方は、確かにグローバル化して共通認識が高まっているという部分 がある一方、都市化の問題と環境問題は切り離せない。まさに問われているのはこの千代田区の あり方であり、区内全体としてマネジメントせず、あちこちで温度を上げることをしていれば、
6 皇居が幾ら冷ましてくれてもこの都心がヒートアイランド状態になってしまうというこの状況を、 人間の知恵の全てを尽くして乗り越えなければならないというところで、前文の「経済と環境と が調和した」というわずか数文字を削除することによって、より現実の危機感を踏まえた条例に 進化させるという意味で、大変画期的ですばらしい提案だと考え、賛成する、との意見がありま した。 討論を終了し、採決を行った結果、議案第8号は、賛成少数により否決すべきものと決定しま した。 以上で、企画総務委員会に付託された2議案の審査経過及び結果の報告を終わります。 ○議長(松本佳子議員) 議員提出議案第8号に対し、討論の通告がありましたので、発言を許 可いたします。 初めに、9番山田丈夫議員。 〔山田丈夫議員登壇〕 ○9番(山田丈夫議員) 議員提出議案8号、千代田区地球温暖化対策条例の一部を改正する条 例に反対の立場から討論いたします。 現在の経済活動は、環境に十分配慮したものとなり、自然資源や生態系などの地球環境が回復 できないほど損なわれることがないように「経済のグリーン化」が進展しています。この点で1 970年「公害国会」当時の状況と全く異なっております。 「経済のグリーン化」は経済成長と環境保全の両立を図る考え方であり、持続可能な社会を実 現するために、普遍的で不可欠な基盤であります。 この意味で、当該条例中の「経済と環境とが調和した」という文言の「経済」と「環境」は 「経済のグリーン化」を前提としているため、決して二律背反するものではありません。また、 「経済と環境とが調和した」という文言は、平成5年に制定された環境基本法第4条にうたわれ た、①すべての者の公平な役割分担の下に自主的かつ積極的に行われるようになることによって、 ②健全で恵み豊かな環境を維持しつつ、③環境への負荷の少ない健全な経済の発展を図りながら 持続的に発展することができる社会が構築されるといった趣旨を示す表現であり、当該条例第3 条の規定する基本となる考え方と同条例第5条から第7条に規定された区、区民、事業者の責務 となって規定され、実行されています。 したがいまして、事業者のすぐれた環境配慮の取り組みを促進するために、より多くの人が環 境意識を高めるとともに、経済活動においてかかわりのある人・物・組織などの環境の影響を理 解し、環境によいとおのずが判断した対象に経済行為を実行していくことを側面支援するよう執 行機関に求めつつ、経済のグリーン化といった取り組みに逆行する当該議案には反対するもので あります。 ○議長(松本佳子議員) 次に、10番飯島和子議員。 〔飯島和子議員登壇〕 ○10番(飯島和子議員) 議員提出議案第8号、千代田区温暖化対策条例の一部を改正する条 例に対する賛成討論を行います。
7 地球温暖化がもたらすさまざまな影響は、放置すれば人類の生存を脅かしかねない事態になる ことは、既に明らかにされているところです。 千代田区は、地球温暖化対策条例で2020年のCO2排出量の削減目標を90年比で25% と定め、環境モデル都市にもなりました。ところが、2016年の削減率は5.2%であり、区は、 目標達成は極めて厳しい状況という見解を示しています。区は、この原因を業務床面積の増加や 人口増に伴うエネルギー消費量の増加と述べています。これは、経済活動を抑制しないという 「経済と環境の調和」という本条例の立場の限界を示したものではないでしょうか。 二酸化炭素の排出は、東京全体で増え続けており、1990年比で11%も増加しています。 その要因は、企業の一極集中と超高層ビルオフィス開発による業務部門の排出量(54.4%増) と人口集中とタワーマンションなどを要因とする家庭部門の排出増(44%増)です。 小池都政の看板である国際金融都市構想に位置づけられている常盤橋再開発は、日本最大規 模・延べ床面積68ヘクタールというものです。この規模は、都心3区の1年間の供給面積に匹 敵します。重大なことは、こうした巨大な再開発が「企業の活力を損ねず、経済活動と環境を調 和させる」(三菱地所の大丸有地区における環境共生の取り組み)との理念のもとで進められて いることです。 条例で掲げた目標を達成するためには、まず第1に原因抑制をすることです。そのためには、 環境基本法の第4条に注目すべきです。第4条は、環境への負荷の少ない健全な経済の発展を図 りながら持続的に発展することができる社会と規定しています。その内容について、環境省の立 法担当者は、本条は、環境と経済とを対立したものと捉えず、両者の統合を意図したものと述べ ています。 また、環境省の中央環境審議会委員でもある大塚直早稲田大学大学院教授は、環境基本法4条 に規定する持続可能な発展について、あくまでも環境を基盤としつつ、経済を環境に適合させる 形で両者を統合することが考えられていると、その著書では述べています。 このように区が本気で条例で定めた対策目標を達成するためには、経済を環境に適合させる立 場に立つ必要があります。そのためにも限界性が明らかになった「経済と環境とが調和した」と いう文言を条例から削ることが必要です。 以上の立場から本議案に賛成をいたします。 ○議長(松本佳子議員) 以上で討論を終了いたします。 お諮りします。 議案第58号、九段坂公園改修工事請負契約について、議員提出議案第8号、千代田区地球温 暖化対策条例の一部を改正する条例は、投票システムにより採決したいと思いますが、異議あり ませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本佳子議員) 異議なしと認め、決定いたします。 初めに、議案第58号に賛成の議員は白のボタンを、反対の議員は青のボタンを押してくださ い。
8 〔賛成・反対者ボタンにより投票〕 ○議長(松本佳子議員) 押し忘れはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本佳子議員) なしと認め、決定いたします。 議案第58号は、賛成多数により可決されました。 次に、議員提出議案第8号に賛成の議員は白のボタンを、反対の議員は青のボタンを押してく ださい。 〔賛成・反対者ボタンにより投票〕 ○議長(松本佳子議員) 押し忘れはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本佳子議員) なしと認め、確定いたします。 議員提出議案第8号は、賛成少数により否決されました。 日程第4を議題にいたします。 ―――――――――――――――――――○――――――――――――――――――― 議案第57号 千代田区印鑑条例の一部を改正する条例 (地域保健福祉委員会審査報告) ○議長(松本佳子議員) 桜井ただし地域保健福祉委員長より、同委員会の審査経過及び結果に ついて報告をお願いいたします。 〔桜井ただし議員登壇〕 ○25番(桜井ただし議員) 地域保健福祉委員会に審査を付託されました議案の審査経過及び 結果を報告いたします。 初めに、議案第57号、千代田区印鑑条例の一部を改正する条例は、コンビニエンスストアに 設置されている多機能端末機において、個人番号カードを利用して印鑑登録証明書の交付を受け ることができるようにするとともに、庁舎においても個人番号カードによる印鑑登録証明書の交 付申請を受けることができるようにするため、規定を整備するものです。 コンビニエンスストアにおける印鑑登録証明の交付につきましては平成31年2月15日から、 庁舎における印鑑登録証明書の交付申請につきましては規則で定める日から施行します。 質疑の中で、コンビニエンスストアにおける証明書交付を行っている全国自治体の状況につい ては、半数以上の区市が導入しており、人口割合では全国民の約7割がこのサービスを受けられ る状況にあること。次に、コンビニ交付にかかわる経費については、国や都からの補助金は出な いこと。ランニングコストとして、住基システムの保守が今年度2カ月分で約130万円、来年 度は1,000万円弱、戸籍システムの保守が今年度2カ月分で約150万円、来年度は約600 万円を予定していること。 コンビニ交付の導入による費用対効果は、区民の増加や届け出件数など数%ずつ増えているが、 他自治体の調査ではコンビニ交付を導入した初年度の利用件数が一、二%、それ以降も徐々に増
9 加しているという情報を得ており、将来的には、この利用件数が増えることで人員削減につなが ると考えていること。 また、個人番号カードによる情報の漏えいの危険性については、個人番号カード自体に入って いる情報としては、券面に書いてある住所、氏名などの情報のみであり、全ての情報が洩れるこ とはなく、利用者、特に区民に対しては、個人番号カードの安全性を説明し、事故のないよう啓 発していくことを考えていること。 以上のほか、庁舎における交付申請手続として、お客様が個人番号カードをかざした上でタブ レット端末の操作を行い、その情報を受け、職員が証明書を発行、受け渡しを行うこと。 端末操作に際しては、職員による操作案内を行うとともに、個人番号カードの置き忘れがない よう、お客様に注意を促すことを考えていること。利用者証明用電子証明書付きの個人番号カー ドであれば、特段の追加手続を行わなくてもコンビニ交付を利用できること。コンビニエンスス トアで発行される証明書も、用紙に改ざん防止の措置が施されること。 情報化推進委員会及び個人情報保護審議会における主な意見として、コンビニエンスストアで の証明書交付は、国が国民の利便性の向上のために進めていることであり、それに資するのでは ないか。家族であっても無断で使ってしまうおそれがないか、そのためにも個人番号カードを他 人に渡してはいけないなどの周知を図っていく必要性があるなどの意見があったこと、が明らか になりました。 質疑を終了し、まず反対の立場から、コンビニエンスストアなどでマイナンバーカードでの交 付の利便性を強調するが、日常生活において印鑑証明の交付の頻度が高い人は多くはない。むし ろ、申請者の本人確認なしで交付をすることによるリスクも想定される。とりわけ財産に関する 印鑑証明の交付において、安全性が完全に担保されるわけではないため、反対をする、との意見 がありました。 次に賛成の立場から、コンビニエンスストアなどによって各証明書を取得できるようになり、 区民サービスの向上につながるものと考える。一方で、個人番号カードを利用することにより、 セキュリティ面において不安を持つ区民も多い。情報漏えいが起きないようにすることは当然だ が、さらなる対応策についても引き続き行っていただくとともに、不安解消に向けて丁寧な説明 をお願いする。 また、今回の条例改正を一つのきっかけとして、個人番号カードのさらなる利便性の向上と普 及に向けた取り組みも強化していくことをお願いし、賛成する、との意見がありました。 次に反対の立場から、たとえ利便性が向上したとしても、情報流出の際の危険性の増大、被害 の拡大など懸念は払拭できないことが明白である。安全は絶対ではない。区には周知くらいしか 方策がなく、情報を一元化して危険性を増大させるわけにはいかない。 また、印鑑登録証明書は不動産取引にも使える重要なものであり、金銭どころか土地家屋まで とられ、身ぐるみ剥がされる危険性もある。何でも簡単に取得できるのが区民のためとは思えな い。区にはこれを採用しないこともできる。よって、反対する、との意見がありました。 討論を終了し、採決を行った結果、議案第57号は、賛成多数により可決すべきものと決定し
10 ました。 以上、当委員会に付託されました議案の審査経過及び結果の報告を終わります。 ○議長(松本佳子議員) お諮りいたします。 ただいま報告にありました議案第57号、千代田区印鑑条例の一部を改正する条例は、投票シ ステムにより採決したいと思いますが、異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本佳子議員) 異議なしと認め、決定いたします。 議案第57号に賛成の議員は白のボタンを、反対の議員は青のボタンを押してください。 〔賛成・反対者ボタンにより投票〕 ○議長(松本佳子議員) 押し忘れはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本佳子議員) なしと認め、決定いたします。 議案第57号は、賛成多数により可決されました。 日程第5を議題にいたします。 ―――――――――――――――――――○――――――――――――――――――― 議案第56号 平成30年度千代田区一般会計補正予算第1号 (子育て文教委員会審査報告) ○議長(松本佳子議員) 戸張孝次郎子育て文教委員長より、同委員会の審査経過及び結果につ いて報告をお願いいたします。 〔戸張孝次郎議員登壇〕 ○23番(戸張孝次郎議員) 子育て文教委員会に審査を付託されました議案の審査経過及び結 果を報告いたします。 議案第56号、平成30年度千代田区一般会計補正予算第1号は、番町小学校、お茶の水小学 校仮校舎、和泉小学校の体育館に空調設備を整備するため、債務負担行為を新たに追加するもの で、事業費は2億3,178万2,000円、期間は平成30年度から平成34年度です。 質疑の中で、リース方式は、①初年度に多額の費用がかからず、財政負担が平準化する、②導 入までの期間が短い、③別途メンテナンス契約を結ぶ必要がないというメリットがある一方で、 ①金利負担が生じる、②学校施設の場合、国庫補助金の対象にはならないというデメリットがあ ることが明らかになりました。 また、直接工事の場合は、施設経営課への執行委任、設計業務の委託、完成図面による起工を 経て発注するため、施工完了は最短でも来年8月になるが、リース契約の場合は、性能発注とい う形で教育委員会が仕様書を作成し、契約を締結するため、来年6月までには導入完了できる見 込みであること。直接工事の場合は、国庫補助金が1,100万円程度交付される見込みであるこ と。工事費が2億3,248万5,000円かかる試算であること。 以上のような諸事情を勘案して、今回リース方式を採用したことが明らかになりました。
11 また、温度設定が28度以下になるよう性能発注を行うこと、体育館の断熱性能の向上を仕様 書に反映できるか検討していくこと、各校に五、六台の空調設備を導入する見込みだが、リース 期間満了後は区の所有物とし、他の場所への転用など有効活用を図っていくことなど、整備内容 が明らかになりました。 質疑を終了し、討論の省略を諮り、採決を行った結果、議案第56号は、賛成全員により可決 すべきものと決定いたしました。 以上、当委員会に付託されました議案の審査経過及び結果の報告を終わります。 ○議長(松本佳子議員) お諮りいたします。 ただいま報告にありました議案第56号、平成30年度千代田区一般会計補正予算第1号は、 戸張孝次郎子育て文教委員長の審査報告どおり決定したいと思いますが、異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本佳子議員) 異議なしと認め、決定いたします。 日程第6を議題にいたします。 ―――――――――――――――――――○――――――――――――――――――― 議員提出議案第9号 監査請求に関する決議 ○議長(松本佳子議員) 提出者を代表してはやお恭一議員より、提案理由の説明をお願いいた します。 〔はやお恭一議員登壇〕 ○20番(はやお恭一議員) 議員提出議案第9号につきまして、提案理由をご説明申し上げま す。 地方公務員法第32条により「職員は、その職務を遂行するに当たって、法令、条例、(地方 公共団体の)規則等に従い、且つ、上司の職務上の命令に忠実に従わなければならない。」と規 定されています。 今回、現場責任者である保健福祉部長の答弁において、当該債権権管理が、「千代田区生業資 金貸付条例」第7条・第8条及び第9条、「千代田区生業資金貸付条例施行規則」第19条に沿 って適正に処理されていないことが判明しました。さらに、規則解釈上必要な基準や要綱も定め ず、ずさんな処理を繰り返したことも明らかとなりました。たとえこれが福祉施策の一環である としましても、公平・公正の観点から償還免除等に至る基準は明確でなければなりまぜん。 複数の監査からの指摘に対してもその是正に応えず、前回の第3回定例会の決算特別委員会の 附帯決議により、ようやく債権額を確定させました。それまでの時機を捉えた対応並びに事務執 行等の不作為も含め、現場責任者である保健福祉部長の職務上の義務違反であると断じざるを得 ません。 仮に保健福祉部長の答弁が事実とするならば、議会で決めた条例違反にほかなりません。条例 を無視することは議会軽視であり、地方公務員法第28条のその職に必要な適格性を欠く場合の 分限処分にも該当する可能性があります。このことを踏まえて、地方自治法第98条の事務監査
12 を以下のとおり求めるものです。 監査請求に関する決議 地方自治法第98条第2項の規定により、次のとおり監査委員に対し監査を求め、その結果の 報告を請求するものとする。 記 1、監査を求める事項 地方自治法第233条により議会に提出しなければならない平成29年度千代田区各会計歳入 歳出決算書附属書類(財産に関する調書)における「3債権」の「生業資金貸付金」の「決算年 度末現在額30,298,760円」と同各会計歳入歳出決算事項別明細書における歳入「生業資 金貸付金元利収入」の「収入未済額27,116,680円」が、すべての債権について償還期限 を経過しているにも関わらず大幅な開きがある。 議案第46号を継続審査している第4回定例会において審査の過程で、本来当該財産に関する 調書に記載すべき、いわゆる簿外の債権があることが判明した。 「千代田区生業資金貸付条例」第7条、第8条及び第9条の規定の取り扱いを含め専門的知見 により判断する必要の為、その簿外の債権額の根拠、その債権を計上しなかった原因及び全ての 真正な債権額 2、監査結果の報告期限 平成31年4月25日 (理由) 平成29年度決算審査にあたり、添付された監査委員の決算審査意見書に「生業資金貸付金は、 すべての債権が償還期限を過ぎているため、債権の『決算年度末現在額』は、歳入の『生業資金 貸付金元利収入』の収入未済額と一致すべきですが、300万円余の差が生じています。」と指 摘されており、審査を行う過程で生業資金貸付金の決算年度末現在額に誤りがあることが判明し た。 執行機関における債権回収を含め、適正な債権管理がなされていない結果、決算審査上の資料 の数値に誤りとなって現れた事例であり、更に議案第46号を継続審査している第4回定例会に おいて審査の過程で、本来当該財産に関する調書に記載すべき、いわゆる簿外の債権があること が判明した。「千代田区生業資金貸付条例」第7条、第8条及び第9条の規定の取り扱いを含め、 専門的知見により判断する必要がある。また、その原因を解明し再発防止に寄与するために、監 査を求める。 以上、決議する。 平成30年12月12日 千代田区議会
13 満場一致ご議決いただきますようお願い申し上げて、提案理由の説明といたします。ありがと うございました。 ○議長(松本佳子議員) 議員提出議案第9号に対し、討論の通告がありましたので、発言を許 可いたします。 初めに、15番小林たかや議員。 〔小林たかや議員登壇〕 ○15番(小林たかや議員) 議員提出議案第9号、監査請求に関する決議に、反対の立場から 討論をいたします。 財産に関する調書の中の当該債権額は、決算議案審査のための参考資料と位置づけられており、 直接的に議案である平成29年度決算数値そのものに影響を及ぼすものではないこと。また、当 該債権額の真正な数字は、まずは執行機関が明らかにすべきと決算認定を継続して審査を行いま したが、今定例会における決算特別委員会の中で、執行機関が真正な債権額を提示したこと。ま た、応急の再発防止策を示し実行することが明らかになり、特別監査の必要はないとの判断に至 りました。 したがいまして、今後このような事例が発生することのないよう、不納欠損に至る手順・手続 を初め、区の債権のより一層の適正な管理を求め、議員提出議案第9号に反対するものでありま す。 ○議長(松本佳子議員) 次に、19番たかざわ秀行議員。 〔たかざわ秀行議員登壇〕 ○19番(たかざわ秀行議員) 監査請求に関する決議に賛成の立場から討論を行います。 平成29年度千代田区各会計歳入歳出決算の審査については、執行機関から真正な債権額であ る決算年度末現在高が提示されないことなどから、区議会の全会一致の決議により、早急な対応 を求め、第3回区議会定例会から継続審査とし、本定例会に付されました。執行機関は、この指 摘を重く受けとめ、この間さまざまな対応を行い、十分な説明責任を果たすべく、今回の決算審 査に臨まれるものと考えておりました。 しかしながら、執行機関からは、事務処理の誤りや金額の不整合は認め、反省する。再発防止 のため今後の会計上の処理方法については検討する、との答弁を再三いただいたものの、なぜこ のようなことが起こったかという原因については、古いものは書類が残っていないなどの理由か ら、一部解明できないというものでありました。 また、調定額の立て方や不納欠損の処理についても、そのやり方や根拠について一部不明確で あったことも否めません。さらには、決算審査の基礎資料として決算とあわせて議会に提出する こととされている財産に関する調書については、直ちに訂正されなくてはならないものであった にもかかわらず、訂正は来年度に先送りするとの答弁がありました。 決算の意義とは、財政の健全性をもって予算執行が適切になされたかを確認することで、本区 における財務上の責任を明らかにすることです。債権の真正な決算年度末現在高を確定し、今後 の適正な会計上の処理を実現していくためには、まず原因を解明することが必要不可欠であるも
14 のと考えます。 このため、監査委員に対し、生業資金貸付金について監査請求をすることにより、住民の代表 機関として、また行政執行の監視や執行機関の管理監督及びチェック機能を果たす責務のある議 会として、その原因を解明し、このことが今後適正な会計上の処理を行うことへの近道となり、 再発防止に寄与するものと考え、本決議に賛成いたします。 ○議長(松本佳子議員) 次に、12番木村正明議員。 〔木村正明議員登壇〕 ○12番(木村正明議員) 議員提出議案第9号、監査請求に関する決議に対して、反対の立場 から討論を行います。 本決議案は、前定例会での監査請求の理由に加えて、千代田区生業資金貸付条例第7条、第8 条及び第9条の規定の取り扱いを含め、専門的知見により判断する必要があるとし、監査委員に 監査を求めるものでございます。 本議案に反対する第一の理由は、行政も区議会も債権管理の適正化に向けた新たなルールづく りに動き出しているときになぜ監査請求なのか、その意義を見出すことができないからでありま す。生業資金問題に関して、今議会に課せられた責務は、前定例会で全会一致採択した債権の真 正な決算年度末現在高を確定し、会計上の処理を行うことを求める決議に沿って、行政がいかに 対応したかをチェックすることでありました。 決議は、第一に真正な決算年度末現在高の確定を求め、第二に生業資金貸付金の残高が誤った 原因の解明と再発防止策を区議会に示すことを求めました。それに対して、今定例会の決算特別 委員会に報告された生業資金貸付金における債権管理の適正化については、債権の真正な決算年 度末現在高を4,000万余と確定し、さらに発生原因について、財産管理という面でも事務手続 のルールの未確立など3点に分析。その上で、再発防止策として、債権回収に関する手続のルー ルの確立と3点を示しました。この報告と質疑を通して、決算特別委員会は、債権管理条例の制 定を視野に入れ、具体的な事務手続の確立等を求める附帯決議を全員一致で採択すべきものと判 断したわけであります。これらは、いずれも監査委員の審査意見書をより具体化したものであり ます。債権の適正な管理に向けて、新たなルールづくりにいざ向かおうというときに、なぜ監査 請求が必要なのか、その意義を私はどうしても見出せません。 反対する第二の理由は、当該決議が千代田区生業資金貸付条例第8条及び第9条の規定の取り 扱いを含め、専門的知見により判断する必要のためと述べ、延滞金を徴収しなかった取り扱いに 疑問を投げかけ、監査委員の判断を仰ぐとしていることです。 生業資金貸付条例の第8条は、区長は、資金の貸し付けを受けた者が、償還金を期限までに 支払わない場合には、延滞金について年10.95%の割合で延滞金を徴収すると規定してい ます。つまり、償還金の支払いが1日でもおくれたら延滞金を取るという規定であります。 これまでも繰り返し述べてきたように、生業資金制度の利用者は、一般金融機関から融資を 受けることの困難な区民であり、この資金を借りることができないと生活が困窮するおそれのあ る人です。そうした区民への配慮と福祉制度であることを踏まえれば、この条文の機械的運用を
15 避けることは大いにあり得ることです。 これは、何も生業資金制度に限ったことではありません。例えば国民健康保険制度です。国保 条例も延滞金の規定を設けています。第22条は、「保険料の納付義務者は、納期限後にその保 険料を納付する場合においては、当該納付金額に、当該金額につき年14.6%の割合を乗じて計 算した金額に相当する延滞金額を加算して納付する」とあります。しかし、ここでも本条文の機 械的運用は避けています。これは、国保制度が社会保障制度であり、加入世帯の多数が低所得者 であることを踏まえた上で導かれた対応だと私は考えるものです。福祉の窓口における貸与は、 何よりも制度の利用者や加入者の生活実態を最もよく知る所管の判断を尊重すべきです。 同時に、その判断が主観的ものにならず、かつ公平性を担保できるよう、2つの定例会での審 議を通して、ルールづくりに着手することになったのではありませんか。 以上の趣旨から区の所管が延滞金を徴収しなかった取り扱いについて、監査委員に判断を委ね るという、その必要性を認識するに至らず、当該議案に賛同することはできません。区長には、 債権の適正な管理に向けた公正な手続、ルールの確立に全力で取り組んでいただくよう、改めて 強く求め、反対討論といたします。 ○議長(松本佳子議員) 次に、13番小枝すみ子議員。 〔小枝すみ子議員登壇〕 ○13番(小枝すみ子議員) 監査請求に賛成の立場から討論をいたします。 第3回定例会より債権管理のあり方について決算審査を行ってまいりました。2017年度一 般会計決算のうち、債権額と回収残額の約300万円の不一致という監査委員の指摘に始まり、 第3回の定例会の決算審査に際しても、真正な金額がわからないという異例の状況の中で、決算 議案は継続審査になりました。その理由は、本会議場のこのテーブルの上に置かれた継続理由の 中で、「地方自治法第233条の規定する決算書附属書類の金額の差異の原因究明のため」と、 この1行に記されておりました。 結果は、金額の差異の原因は、明らかになりませんでした。今回、私たちに示されたものは、 なぜ長年金額の差異に何年も気づかなかったのかということであって、金額の差異の原因究明と いうことは、書類がないのでわかりませんと、第3回定例会と同じことを繰り返されました。結 果としてそういうことはあるのかもしれません。しかし、同じ結果でも、監査委員が私たちが見 ることのできない帳簿、帳票、原義などなど確認した中での結論ならば、そうなのかと、そうな んだと、納得のしようもあるかもしれませんが、内々での調査の結果わからなかったということ では、区民に説明ができないと私は思います。 また、こうした不祥事が発生した場合の対応ということについては、監査委員からの指摘があ ったその段階で、即座に区民に説明責任を果たし、区民に開かれた専門性を有する会議体におい て、原因究明と是正策がまとめ上げられることによって、客観性を担保し、調査すべきだと考え ますが、内部的、事務的な対応で処理をされました。そして、その原因を職員の習熟不足とする 報告。果たしてそうなんだろうかと私は思うわけです。このような長年において矛盾が集積して しまったものについて、どんなに会計事務に習熟した職員がその職務に就いたとしても、現場レ
16 ベルでは対処のしようがなかっただろうと同情しますし、想像もいたします。 ゆえに、今後に向けては、1点の曇りもなく公平公正な視点から、過去の情報を整理し、安定 したルールを構築するのに、こうした不祥事を乗り越える際の自治体事務のあり方として、区全 体の姿勢にかかわる問題をはらんでいると考えます。 さらに、今回は、内部調査の中で、真正な数字は財産に関する調査の額でも収入未済額でもな く、第3の数字2,800万9,400円に利息を入れて、4,009万7,799円であると確定 したわけですが、地方自治法233条に定める決算附属書類が異なっているとわかっていながら、 変更作業もしない、誤った数字のままに通過するということは、決算のあり方としても大いに禍 根を残すことになります。 よって、あるべき対処との乖離を残したままであり、区民不信を残すことになりかねないとい う状況判断から、現状において取り得る最善の対処として、監査請求決議に賛成をいたします。 ○議長(松本佳子議員) 以上で討論を終了いたします。 お諮りします。 議員提出議案第9号、監査請求に関する決議は、投票システムにより採決したいと思いますが、 異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本佳子議員) 異議なしと認め、決定いたします。 議員提出議案第9号に賛成の議員は白のボタンを、反対の議員は青のボタンを押してください。 〔賛成・反対者ボタンにより投票〕 ○議長(松本佳子議員) 押し忘れはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本佳子議員) なしと認め、決定します。 議員提出議案第9号は、賛成少数により否決されました。 日程第7を議題にいたします。 ―――――――――――――――――――○――――――――――――――――――― 議案第46号 平成29年度千代田区各会歳入歳出決算の認定について (決算特別委員会審査報告) ○議長(松本佳子議員) 内田直之決算特別委員長より、同委員会の審査経過及び結果について 報告をお願いいたします。 〔内田直之議員登壇〕 ○17番(内田直之議員) 決算特別委員会に審査を付託されました議案の審査経過及び結果を 報告いたします。 議案第46号、平成29年度千代田区各会計歳入歳出決算の認定については、第3回区議会定 例会において当特別委員会が設置され、平成29年度決算は多岐にわたる分野の調査をする必要 があることから、3つの分科会を設置し、それぞれ詳細な調査を行いました。
17 これら分科会からの調査報告を踏まえた上で、企画総務分科会からは、「財産に関する調書」 にかかわる報告がありました。その後、総括質疑をしましたが、債権の決算年度末現在額に関す る2本の決議案が提出され、おのおの採決を行った結果、債権の真正な決算年度末現在額を確定 し、会計上の処理を行うことを求める決議が全会一致で可決され、本議案については継続審査す ることと決定しました。 今定例会では、前定例会以降の債権の事務処理の進捗や再発防止対策案等の報告があり、それ らを踏まえて、質疑が行われました。質疑を終了した後、監査請求に関する決議案が提出され、 採決の結果、賛成少数により否決すべきものと決定しました。その後、意見発表を行ったところ、 反対の立場から次のような意見がありました。 平成29年度決算は、10項目の附帯決議を受けた予算がどのように使われたか区民目線で審 査するのが役割である。職員はきめ細かいサービスに努力しているが、政策的に重要な判断であ ればあるほど区民不在のトップダウンで決定する傾向が強くあらわれている。麹町仮住宅では、 区民が事業者に長年要望していた地下鉄出入口について、区が気づいたのは設計終了後で、区民 の声を傾聴する姿勢が希薄となっている。 また、債権管理については、あり方の問題と地方自治法に定める決算に関する書類について指 摘をし、訂正している自治体もあるにもかかわらず訂正しないとの答弁があった。 今の千代田区は、区民に耳を傾け、過去にとらわれずに区民に対してベストの選択をする姿勢 に欠けていることから、平成29年度決算の認定に反対する。 次の意見として、反対する第一の理由は、区民負担増と石川区政の「行革」のゆがみがあらわ れた決算であることです。国保料の値上げ、介護サービス等自己負担額助成などの廃止。正規職 員の不安定雇用への置きかえを急速に進めたこと。第二の理由は、事業執行に際し、住民・関係 者との合意形成が不十分なこと。区道整備や四番町公共施設整備問題などに象徴される。第三の 理由は、まちづくり。ヒートアイランド現象が深刻である。それは、環境保全より活発な経済活 動を優先させるものとなっているからである。第四の理由は、債権管理が適正に行われていなか ったこと。今後は、委員会で報告された「債権管理の適正化について」に基づきながらも、福祉 の視点に立った運用と会計上にルールづくりを進めることを求める。 以上4点の理由から、2017年度各会計決算に反対する。 次の意見として、生業資金貸付事業の債権管理の不適切な問題は、長期にわたり事務監査で、 予算の執行状況等は適正と認められた、と記載された決算審査意見書自体の信用が問われること になった。今後は再発防止のために条例等を設け、第三者のチェック体制を構築し、行政運営に 真摯に取り組むことを求める。また、政策・施策の大きな方向性は適正であっても、個別の事業 では区民の要望や事業の効果に疑問を感じざるを得ないものが散見した。 みらいプロジェクトと単年度事業実施状況の乖離も依然として埋まらない状況は、執行機関の 意思決定手続が合理的に行われているかが厳しく問われる。緊張感を持って区民のための行政運 営に取り組むことを求め、2017年度決算の認定に反対する。 次の意見として、決算審査に当たり添付された決算審査意見書に、生業資金貸付金は、全ての
18 債権が償還期限を過ぎているため、債権の決算年度末現在額は、歳入の生業資金貸付金元利収入 の収入未済額と一致すべきですが、300万円余の差が生じています、と指摘されており、審査 を行う過程で生業資金貸付金の決算年度末現在額に誤りがあることが判明した。執行機関におけ る債権回収を含め、適正な債権管理がなされていない結果であり、今定例会の審査の過程でも、 本来、財産に関する調書に記載すべき簿外の債権があることも判明したことにより、平成29年 度決算の認定に反対する、といった意見がありました。 一方、賛成の立場からは、次のような意見がありました。 今回問題になった債権管理のあり方については、大いに反省し、二度と起こらないよう、適正 な会計処理システムを構築し、債権管理に努めるよう強く求める。平成29年度事業は、産後ケ ア事業のスタート、障害者の合理的配慮の推進、国際教育の推進、子どもの遊び場確保の取り組 み、生活困窮者自立支援、介護保険施設等人材確保・定着・育成支援など評価できるものがある。 また、来年度予算に向けて前向きな答弁もあり、今後も区民の声が届く区政運営に努めること を求め、平成29年度決算の認定に賛成する。 次の意見として、生業資金貸付金の決算年度末現在額と歳入である生業資金貸付金元利収入の 収入未済額について、償還期限を経過しているのにもかかわらず300万円余の差が生じている と監査意見書により指摘された。委員会での決算審査の中でも、債権額に誤りがあることも明ら かになった。 また、今定例会では、執行機関から真正な債権額、再発防止に対する基本方針が示されたが、 適正な会計処理は今年度末までに行うという課題は残った。しかし、さらなる詳細な議会検査等 も可能であるが、時間を費やすことから区民生活に重要な来年度予算に反映できず、さまざまな 支障を来すおそれがあるので、判断することとした。 一方で、決算数値自体には不適切な執行は見られず、財政健全化判断比率上も健全であること。 総括質疑において外濠グラウンドの整備や箱根千代田荘の再開に向けた課題などを指摘したが、 執行機関としてしっかり受けとめるよう求めて、平成29年度決算の認定に賛成する。 次の意見として、監査委員の指摘により生業資金について長年にわたりルールが曖昧なまま債 権管理が行われ、誤った債権額が報告されていたことが明らかになった。生業資金などは、緊急 保護、社会福祉的性格の強い債権は滞納する率が高く、管理・回収は各自治体の課題となり、債 権管理条例を制定しさまざまな対応を行っている。千代田区でも債権管理条例を制定し、専門家 を入れて管理・回収手続の公平性と福祉的側面とのバランスをとりながら改善することを求める。 その他の事業では、執行の過程で区民の協働・参画が従来の手法だけでは不十分であるものが 散見されたが、就学援助や生活困窮者自立支援など生活に不安のある方へ寄り添った姿勢は評価 できることから、平成29年度決算の認定に賛成する。 次の意見として、生業資金貸付金について不適正な点が明らかとなり、その際に出てきた数字 も二転三転し、疑義は深まるばかりであった。しかし、今定例会で真正な数字が出たことに加え、 今後の再発防止策も示されたことにより、平成29年度決算の認定に賛成する。 意見発表を終了し、採決を行った結果、本案は賛成多数により認定することに決定しました。
19 採決の後、動議により、議案第46号、平成29年度千代田区各会計歳入歳出決算の認定につ いてに対する附帯決議案が提出され、質疑を終了し、討論の省略を諮り、採決を行った結果、賛 成全員で可決すべきものと決定しました。 以上で、当委員会に付託されました議案の審査経過及び結果の報告を終わります。 ○議長(松本佳子議員) お諮りいたします。 ただいま報告がありました議案第46号、平成29年度千代田区各会計歳入歳出決算の認定に ついては、投票システムにより採決したいと思いますが、異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本佳子議員) 異議なしと認め、決定いたします。 議案第46号に賛成の議員は白のボタンを、反対の議員は青のボタンを押してください。 〔賛成・反対者ボタンにより投票〕 ○議長(松本佳子議員) 押し忘れはありませんか。(発言する者あり)ありませんか。(発言 する者あり)押し忘れはありませんね。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本佳子議員) なしと認め、確定いたします。 議案第46号は、賛成多数により可決されました。 日程第8を議題にいたします。 ―――――――――――――――――――○――――――――――――――――――― 委員会提出議案第5号 「議案第46号 平成29年度千代田区各会計歳入歳出決算の認定に ついて」に対する附帯決議 (決算特別委員会審査報告) ○議長(松本佳子議員) 提出者を代表して、内田直之決算特別委員長より、提案理由の説明を お願いいたします。 〔内田直之議員登壇〕 ○17番(内田直之議員) 委員会提出議案第5号につきまして、提案理由をご説明申し上げ ます。 提案理由につきましては、案文の朗読をもってかえさせていただきます。 「議案第46号 平成29年度千代田区各会計歳 入歳出決算の認定について」に対する附帯決議 第3回定例会において設置された決算特別委員会において、平成29年度千代田区各会計歳入 歳出決算書附属書類(財産に関する調書)における「3債権」の「生業資金貸付金」の「決算年 度末現在額30,298,760円」と同事項別明細書における歳入「生業資金貸付金元利収入」 の「収入未済額27,116,680円」について、すべての債権が償還期限を経過しているにも
20 関わらず大きな差異があることが監査意見報告書により指摘され、また、当委員会における決算 審査の過程で「生業資金貸付金」の「決算年度末現在額」に誤りがあることが明らかになった。 更に、その他の貸付金の決算年度末現在額にも誤りの恐れがあることも明らかになった。 議案第46号を継続審査する第4回定例会において、執行機関から真正な債権額の提示及び基 本的な再発防止に対する基本方針が示されたが、より具体的な不納欠損処理の事務手続き等の実 行に基づく適正な会計処理は平成30年度末までに行うといった課題が残ったままである。 しかしながら引き続き詳細な調査も可能ではあるが、更なる調査には膨大な時間を要すること が想定されることから、決算審査結果を区民生活にとって重要な来年度予算に反映するには、今 定例会で一定の判断をすべきと思考するものである。 よって、平成29年度千代田区各会計歳入歳出決算の認定にあたり、執行機関に対し以下のこ とを強く求めるものである。 1、真正な「決算年度末現在額」を基に、早期に会計上の事務処理を行うとともに、区議会に 十分な説明を果たすこと。 2、専門的な知見により債権管理に関する事務手続きを確立し、区議会に報告したのち行うこ と。 3、債権管理条例制定を視野に入れ不納欠損処理に至るより具体的な事務手続きを確立し、区 議会に報告したのち行うこと。 4、適切な会計処理に係るシステムを早期に構築し、債権管理に努めるとともに区議会に報告 すること。 以上、決議する。 平成30年12月12日 千代田区議会 満場一致ご議決いただきますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。 ○議長(松本佳子議員) お諮りいたします。 ただいま説明のありました委員会提出議案第5号、「議案第46号 平成29年度千代田区各 会計歳入歳出決算の認定ついて」に対する附帯決議は、内田直之決算特別委員長の提案理由説明 どおり決定したいと思いますが、異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本佳子議員) 異議なしと認め、決定いたします。 日程第9を議題にいたします。 ―――――――――――――――――――○――――――――――――――――――― 委員会提出議案第6号 固定資産税及び都市計画税の軽減措置の継続を求める意見書 ○議長(松本佳子議員) 提出者を代表して桜井ただし地域保健福祉委員長より、提案理由の説 明をお願いいたします。
21 〔桜井ただし議員登壇〕 ○25番(桜井ただし議員) 委員会提出議案第6号につきまして、提案理由をご説明申し上げ ます。 提案理由につきましては、案文の朗読をもってかえさせていただきます。 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 の 軽 減 措 置 の 継 続 を 求める意見書 我が国の個人消費は足踏み状態であり、地域経済の担い手である区内の中小企業や小規模事業 者を取り巻く環境は好転の兆しはあるものの、後継者不足などで継続的な事業の展開が不透明で あり、依然として厳しい状況にさらされています。 また、首都圏を中心に住宅用地が不足する中、都心部での大規模な開発等による住宅・オフィ ス需要も引き続き堅調です。 このような背景から、千代田区における固定資産の評価額は上昇傾向が顕著で非常に高い水準 が続き、固定資産税の過重な負担が、マンション等の共同住宅に居住している者が約9割になる 区民の定住や事業の継続の大きな障害となっております。 このように、厳しい状況における過重な税負担が続く中で安心して生活し仕事を続け、子ども たちに未来を託し、そして住み続けたいと願う区民の負担軽減を求める声には切実なものがあり、 固定資産税等の大幅減税が求められております。 東京都においては、昭和63年度以降、独自に小規模住宅用地に係る都市計画税の2分の1軽 減措置を、平成14年度からは小規模非住宅用地に係る固定資産税・都市計画税の2割減免措置 を、また平成17年度より負担水準が65%を超える商業地等については固定資産税・都市計画 税の軽減措置など、地方税法において一定の範囲で地方自治体に認められる裁量を最大限活用す るなど、独自の様々な特例措置を講じられてきたところです。 千代田区議会は、長年にわたり、区民、町会、区内事業者の皆さんと一体となって、固定資産 税の大幅減税に取り組んでまいりました。しかしながら、依然として大都市圏である特別区は地 価水準が高く、住宅コストも納税者の税負担も他の地域に比べて大きいものであります。こうし たことから、住宅用地の特例率の縮小及び商業地等の据え置きゾーン下限の引き上げや据え置き 特例廃止などが行われた場合、区民及び中小企業・小規模事業者に与える経済的、心理的影響は 計り知れないものがあると考えます。 よって、千代田区議会は、東京都に対し、納税者が納得できる税額となるよう、国に対し固定 資産税の大幅減税措置を強く働きかけるよう求めるとともに、下記の事項について強く求めます。 記 1、小規模住宅用地に対する都市計画税を2分の1とする軽減措置を、平成31年度以後も継 続すること。 2、小規模非住宅用地に対する固定資産税及び都市計画税を2割減額する減免措置を、平成3
22 1年度以後も継続すること。 3、商業地等における固定資産税及び都市計画税について負担水準の上限を65%に引き下げ る減額措置を、平成31年度以後も継続すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。 年 月 日 千代田区議会議長名 東京都知事 あて 提出するものです。満場一致ご議決いただきますようお願い申し上げまして、提案理由の説明 といたします。 ○議長(松本佳子議員) お諮りいたします。 ただいま説明のありました委員会提出議案第6号、固定資産税及び都市計画税の軽減措置の継 続を求める意見書は、桜井ただし地域保健福祉委員長の提案理由説明どおり決定したいと思いま すが、異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本佳子議員) 異議なしと認め、決定いたします。 日程第10を議題にいたします。 ―――――――――――――――――――○――――――――――――――――――― 委員会提出議案第7号 湯河原千代田荘の代替施策を求める決議 ○議長(松本佳子議員) 提出者を代表して桜井ただし地域保健福祉委員長より、提案理由の説 明をお願いいたします。 〔桜井ただし議員登壇〕 ○25番(桜井ただし議員) 委員会提出議案第7号につきまして、提案理由をご説明申し上げ ます。 提案理由につきましては、案文の朗読をもってかえさせていただきます。 湯河原千代田荘の代替施策を求める決議 本区では、昭和34年の箱根の仙石荘の開設にはじまり、昭和44年には箱根千代田荘を開設 し、その盛況に伴い区民からの第2の千代田荘開設の機運が高まり、昭和52年に、湯河原観光 企業組合所有の新築建物を賃貸借し、その施設の管理運営を同組合に委託する方式で「湯河原千 代田荘」が開設された。その後、平成19年から指定管理者制度により運営されていたが5年間 の指定管理期間が終了した段階で、区直営の業務委託として運営してきた。その後、平成25年 9月をもって区立施設としての位置づけを廃止し、区民利用に必要な部屋数を借り上げる方式と なった複雑な経緯がある施設である。
23 一方、箱根千代田荘が平成27年7月から休止状態にあり、その後の具体的な方針が明示され ないまま放置状態であるなか、借り上げ方式を当面継続するとされていた区民の掛け替えのない 憩いの場である「湯河原千代田荘」が来年3月末をもって急遽閉鎖される事態となった。 このことは、高齢者の健康増進などといった区民福祉の観点からも、大きな問題と捉え、地域 保健福祉委員会として本年10月に現地調査を行った結果、他自治体の旧保養施設を引き継いだ 近隣宿泊施設において工夫、努力し集客している事例等を確認したところである。 よって、本区議会としては区に対し、このような事例等も考慮し湯河原地区における宿泊施設 を区民に途切れることなく利用できるよう、様々な対応策を早急に検討し、区民利用者や団体の 意見を充分に把握しながら、よりよい具体的な計画として示すよう強く求めるものである。 以上、決議する。 平成30年12月12日 千代田区議会 満場一致ご議決いただきますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。 ○議長(松本佳子議員) お諮りいたします。 ただいま説明のありました委員会提出議案第7号、湯河原千代田荘の代替施策を求める決議は、 桜井ただし地域保健福祉委員長の提案理由説明どおり決定したいと思いますが、異議ありません か。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本佳子議員) 異議なしと認め、決定いたします。 日程第11を議題にいたします。 ―――――――――――――――――――○――――――――――――――――――― 議員提出議案第10号 皇居周辺の濠、河川の水質改善を求める意見書 ○議長(松本佳子議員) 提出者を代表して嶋崎秀彦議員より、提案理由の説明をお願いいたし ます。 〔嶋崎秀彦議員登壇〕 ○18番(嶋崎秀彦議員) 議員提出議案第10号につきまして、提案理由をご説明申し上げま す。 提案理由につきましては、案文の朗読をもってかえさせていただきます。 皇居周辺の濠、河川の水質改善を求める意見書 市街化された都市において、都市河川やお濠等の水辺は、ゆとりと潤いのある良好な生活環境 を確保するための貴重な資源であり、特に千代田区では、歴史的な文化資源である皇居をとりま く濠と河川は、まちの景観を形づくる基盤でありオープンスペースとして貴重な財産でもありま