教育研究業績書
平成29 年 3 月 23 日 氏名 林 德治 印 認定を受けようとする課程における担当授業科目 教職に関する科目 教科又は教職に関する科目 教科に関する科目 ・教育学概論(単独) ・教育方法・技術論(単独) ・教職概論(単独) ・生徒指導論(単独) ・教職実践演習(複数) ・事前・事後演習(複数) ・栄養教育実習(複数) 教育上の能力に関する事項 事項 年 月 概要 1 教育方法の実践例 1. 生徒指導のための課題解決 提案型協調学習の授業 平成11 年 4 月~ 平成20 年 9 月 山口大学、教育メディア論の授業において、いじめや 山口県内(光高校、徳山高専)で発生したインターネ ットやe メールによる誹謗中傷等の事例を取り上げ、 情報モラルや道徳教育の観点から防止、危機管理に関 する児童・生徒への指導方法について課題解決提案型 (PBL)のアクティブラーニングによる協調学習を実 践した。知識の習得に加え、学生個々の気づきや意欲 (情意)を重視し、主体性を育成するグループワーク を取り入れた。本授業は、その後山口県内の学校管理 職・現職教員研修や教員免許更新講習に活用された。 2. 主体性や論理的思考能力を 育成する授業 (科学研究費) 平成20 年 4 月~ 平成29 年 3 月 立命館大学の教育実習事後指導や教職実践演習におい て、実習期間で学んだ教育への使命、責任、愛情、相 互理解を深めるコミュニケーション能力、教科指導力、 学級経営力に関する課題を抽出させた。課題について ロジックツリーによる問題分析や目的分析を通して解 決策を協議、提案させた。 3. 課外学習を担保するための コミュニケーション能力育 成用 Web 教材を活用した授 業((独)教員研修センター プロジェクト予算) 平成20 年 4 月~ 平成29 年 3 月 コミュニケーション能力の育成を図る自学自習用 Web 教材を開発し、山口大学の教育メディア論、教育 学概論、立命館大学での授業研究、教職実践演習、事 前・事後指導の授業において活用した。課外での視聴 を通し、レポート作成時間を担保することで学修時間 の増加が認められた。授業用プリント資料や演習用シ ートは、Web 上で提供し、ペーパレスを図った。 4. 自己の成長を可視化するた めの学習ポートフォリオ活 用による授業 (立命館大学科研連動予算) 平成20 年 4 月~ 平成29 年 3 月 立命館大学の事前・事後指導、学校教育演習、教職実 践演習において、授業支援用のe-learning ツールを活 用した。教育実習前の2 回生から事後の 4 回生の期間、 e-learning ツールによる自己分析シートの作成と提出 を4 回義務付け、プレゼンを実施し、学習ポートフォ リオとして学習成果を確認でき自己の成長を振り返る ことができるようにした。 5. アスリート入学による学生 を対象としたアカデミック スキル授業 平成20 年 4 月~ 平成28 年 7 月 アスリート学生のリメディアル教育の一環として共通 科目を担当した。本科目では、すべてのアスリート(約 200 名)を少人数クラスで実施し、担当教員による内容、方法のばらつきを軽減するため、シラバス、教育 方法、到達目標、評価を統一した。主な目標として、 レポート等公式な提出物の書き方(ライティング)を 誤字、文脈についてルーブリック評価を通して改善を 図り、授業の能動的な参画態度や表現伝達能力、論理 的思考等のコミュニケーション能力の育成を図った。 2 作成した教科書・教材 1. 『必携!相互理解を深めるコ ミュニケーション実践学』 (ぎょうせい) 平成19 年 4 月 平成22 年 3 月 (増刷改訂版) 平成25 年 11 月 本書は、コミュニケーション能力向上を目指したグル ープワークによる PBL のための理論と演習用テキス トとして開発した。全章を通して編集し分担執筆した。 本書は、1.コミュニケーション(定義、構造、演習方 法)、2.情報を受け止める力、3.情報を伝える力、PBL (発見、論理的思考、プレゼン)の理論と演習につい てPDCA サイクルで構成した。 (沖裕貴・林徳治 他 7 名、全 186 頁) 編集・執筆担当部分pp.1-25、pp.53-183 2. コミュニケーション実践の ためのデジタルWeb 教材 ~教員研修モデルカリキュ ラム開発プログラム~ 平成20 年 3 月 教職科目の教育メディア論や教育メディア特論におい て、教師に求められるコミュニケーション能力の向上 を図る自学自習用Web 教材を開発した。教材内容は、 コミュニケーション能力における「受容力」、「表現伝 達力」、「論理的思考力」の3 つの柱による VOD 教材 で、(独)教員研修センターのプロジェクト補助金によ り作成した。本教材は、授業以外に教員免許更新講習、 市町村での教員研修に活用された。また山口県青少年育 成協議会(座長:林)で、保護者と子ども間での相互理 解の演習教材として活用された。 http://www.hayashi-tokuji.com/td-ict/index.html 3. 『元気がでる学び力』 (ぎょうせい) 平成23 年 4 月 本書は、教育学概論や教育方法・技術、教職概論等の 教職科目における教師に求められる教育実践力につい て、教える力(教授)に加え、学習者が主体的に学ぶ (能動的)重要性について理論、実践から執筆した。 本書の構成は、1.学びとは、2.課題解決、3.教える力、 4.学ぶ力、5.情報教育とした。今日的課題である情報 活用能力の3 つの柱(実践力、科学的理解、社会への 参画態度)の育成や、ICT を活用したアクティブラーニ ングによるPBL の教育方法・技術の理論と実践につい て執筆した。 (林徳治・奥野雅和・藤本光司、全202 頁) 執筆担当部分pp.51-202 4. 『主体的に学び意欲を育てる 教学改善のすすめ』 (ぎょうせい) 平成28 年 3 月 本書は、学習者の主体的な学びを念頭に、学習者を取 り巻く教員、職員、学校経営者による教職協働による 教学改善の在り方や実践について執筆した。本書の構 成は、1.教学の考え方、2.主体的な学びの理論、3.主体 的な学びの実践、4.主体的な学びの支援、5.教学と情 報化、6.教学と国際化、7.教学と FD 、8.教学と IR か らなる。教育課題であるPBL、アクティブラーニング に役立つ教育学の理論や教育方法・技術について全章 にわたり編集、執筆した。 (林徳治・藤本光司・若杉祥太、全235 頁) 執筆担当部分:前掲した1.2.3.5 章
3 教育上の能力に関する大 学等の評価 1. 新任教員 FD 研修講師 平成20 年 10 月~ 平成29 年 3 月 立命館大学の新任大学教員を対象とした PBL の教授 学習、アクティブラーニング、ICT 活用の授業、マイ クロティーチング、成績評価方法等のFD 研修を担当 した。また総括としてティーチングポートフォリオ作 成や、日常の教育活動のコンサルタントを担当した。 2. 大学教員準備セミナー講師 (PFF) 平成20 年 10 月~ 平成29 年 3 月 大学教員をめざす大学院後期博士課程やポスドクの学 生を対象とした教育実践セミナーの講師を担当した。 担当内容は、授業設計、ICT を活用した授業技術、マ イクロティーチングである。。 3. 大学院進学指導 平成26 年 4 月~ 平成27 年 3 月 立命館大学教職科目の学校教育演習クラス履修の学生 および過年度修了生において3 名が京都教育大学教職 大学院へ進学、1 名が山口大学東アジア研究科博士課 程(学位取得)へ進学した(現:大学専任講師)。 4. 教育実習の評価に関する研 究補助金獲得 平成27 年 4 月~ 平成28 年 3 月 科学研究費補助金申請(A 判定)による立命館大学で の科研連動型補助金を獲得した。 研究テーマ「大学および実習校による教育実習評価の 実証研究」 4 実務の経験を有する者に ついての特記事項 1. 教員免許認定講習 平成24 年 8 月~ 現在 岐阜女子大学での大学院授業科目として教育学特論を 客員教授として担当した。 2. 滋賀県中学校・高等学校講演 平成 24 年 4 月~ 現在 滋賀県大津市、草津市内の中学校・高等学校において、 生徒を対象にスマホや SNS 利用時の情報モラル(道 徳教育)について講話した。 3. 豊中市中学校校内研修 平成26 年 7 月 豊中市立中学校において、スマホや SNS 利用による 事故防止・危機管理教育について校内研修ならびに生 徒への講話を実施した。 4. 綾羽高校情報モラル講演 平成27 年 3 月 滋賀県草津市の綾羽高校において、生徒を対象とした スマホ利用による SNS の注意点やインターネット利 用での被害防止について講話した。 5. 平安女学院高等学校校内研修 平成 27 年 8 月~ 現在 アクティブラーニングについての理解と今後の取り組 みについて全教員を対象とした研修を実施した。 6. 奈良市教職員研修 平成28 年 8 月 経験 10 年未満の教員を対象とした教師のためのコミ ュニケーション実践学を実施した。 7. 尼崎市立小田北中学校教員 研修 平成28 年 12 月 アクティブラーニングについての理解と今後の取り組 みについて教員を対象とした研修を実施した。 5 その他 1. 日本教育情報学会 教職開発研究会 平成20 年 10 月~ 現在 日本教育情報学会(会長:林徳治)の研究会において、 アクティブラーニング、FD、IR に関する実践研究に 取り組み、教学改善に取り組んでいる。 担当授業科目に関する研究業績等 担当授業 科目 著書、学術論文 等の名称 単著 共著 の別 発行年月 出版社又は 発行雑誌等 の名称 概 要 教育学概論 (単独) 1. 校長・教頭等学校 管理職のコミュニ ケーション能力の 共著 平成 20 年 3 月 (独)教員研修 センター 小・中学校における管理職を対 象としたコミュニケーション能 力の向上を図る研修プログラム
向上を図る学習者 参画型研修モデル 開発プログラム の開発と実証。授業において教 師に求められるコミュニケーシ ョン能力の向上を図る学習用と してWeb 教材を開発した。コミ ュニケーション能力を受容、表 現伝達、論理的思考の3 つの柱 に大別した教材とした。 http://www.hayashi-tokuji.co m/td-ict/index.html (林徳治・沖裕貴・横田学・福 田隆眞 他 5 名、全 31 頁)全頁 にわたり編集、執筆に関わった。 2. 研修主任職教員 を対象とした教員 のコミュニケーシ ョン能力の向上を 図る校内研修のた めのファシリテー タ育成研修モデル 開発プログラム 共著 平成 21 年 3 月 (独)教員研修 センター 研修主任教員を対象としたコミ ュニケーション能力の向上を図 る研修プログラムの開発と実証 (吉田一成・林徳治・沖裕貴・ 横田学 他 6 名、全 28 頁)全頁 にわたり編集、執筆に関わった。 教育方法・技 術論 (単独) 1. 必携!相互理解 を深めるコミュニ ケーション実践学 共著 平成 19 年 4 月 平成22 年 3 月 (増刷改訂版) 平成25 年11 月 ぎょうせい (再掲のため、略) 2. 元気がでる学び力 共著 平成 23 年 4 月 ぎょうせい (再掲のため、略) 3. 主体的に学び意 欲を育てる教学改 善のすすめ 共著 平成 28 年 4 月 ぎょうせい (再掲のため、略) 教職概論 (単独) 1. 元気がでる学び力 共著 平成 23 年 4 月 ぎょうせい (再掲のため、略) 2. 主体的に学び意 欲を育てる教学改 善のすすめ 共著 平成 28 年 4 月 ぎょうせい (再掲のため、略) 生徒指導論 (単独) 1. 聴く姿勢や態度 の意識高揚を図る オーディエンス教 育の実践 共著 平成 19 年 8 月 日 本 教 育 情 報学会 第 23 回年会 論文集 プレゼンテーションの聴き手で あるオーディエンスに着目し、 聴く姿勢や態度の意識を高める オーディエンス教育について報 告した。 ( 黒 川 マ キ ・ 林 徳 治 、 pp.196-197) 2. 教職科目におけ る学生参画型授業 の実践-立命館大 学の科目「総合演 習」を通して- 共著 平成 21 年 8 月 日 本 教 育 情 報学会 第 25 回年会 論文集 コミュニケーション能力の育成 を図る演習を通して、学生の主 体的参画態度、グループワーク による協調性、課題解決能力、 自らの知識技能の獲得、個々の 意欲関心等を重視した構成主義 による授業を試みた。 ( 林 徳 治 ・ 黒 川 マ キ 、 pp.358-359) 3. 大学授業におけ 共著 平成 22 年 8 月 日 本 教 育 情 携帯電話を介して学生の意見や
る アクティブラー ニングの教育実践 (3) -教 職 専 門 科 目「情報科教育概 論」を対象として- 報学会 第 26 回年会 論文集 回答を集約し、教員と学生全員 がそれらを共有することによ り、授業でのコミュニケーショ ンの活性化を図った。結果より 教員に大きな負担をかけること なく、一斉授業においても学生 からの発信を有効に授業展開に 反映でき、授業への参加意識の 向上に期待できる能動学習に繋 げることができた。 ( 黒 川 マ キ ・ 林 徳 治 、 pp.190-193) 教職実践演習 (複数) 1. 必携!相互理解 を深めるコミュニ ケーション実践学 共著 平成 19 年 4 月 平成22 年 3 月 (増刷改訂版) 平成25 年11 月 ぎょうせい (再掲のため、略) 2. コミュニケーシ ョン能力の改善が 主体性に及ぼす実 証 研 究(4) - 通 年 型カリキュラムの 教職課程履修者を 対象として- 共著 平成25 年11 月 日 本 教 育 情 報学会 第 29 回年会 論文集 本研究は、通年型カリキュラム の教職課程履修者を対象とし、 コミュニケーション能力改善の ための学習モジュールによる主 体性への影響や効果について検 証した。 (林徳治・若杉祥太 他 2 名、 pp. 322-325) 3. 主体的に学び意 欲を育てる教学改 善のすすめ 共著 平成 28 年 4 月 ぎょうせい (再掲のため、略) 4. 現職教員を対象 としたコミュニケー ション能力のスキル アップをめざ した アクティブラーニン グ研修の実践 共著 平成 28 年 8 月 日 本 教 育 情 報学会 第 32 回年会 論文集 経験 10 年未満の初中教員を対 象としたコミュニケーションの スキルアップを図るアクティブ ラーニング研修を実施した。結 果より、これからの教育では、 従来の教師による知識や技能の 伝授に頼らず、学習者の主体的 な学びによって知識や技能を獲 得し、問題解決能力の育成を図 る PBL アクティブラーニング の効果的な実践が求められる。 (林徳治・黒川マキ・若杉祥太、 pp.176-179) 事前・事後演習 (複数) 1. 必携!相互理解 を深めるコミュニ ケーション実践学 共著 平成 19 年 4 月 平成22 年 3 月 (増刷改訂版) 平成25 年11 月 ぎょうせい (再掲のため、略) 栄養教育実習 (複数) 1. How to evaluate the teaching practice for undergraduate 単著 平成25 年12 月 Eastern Asia University, Thailand 日本の教育実習の評価のあり方 について紹介し、今後の課題を 考察した。 (林徳治、pp.1-4) 2. 大学および実習 共著 平成 27 年 8 月 日 本 教 育 情 本研究では、教育実習評価の改
校による教育実習 評価の実証研究Ⅰ -大学と実習校に よ る 均 等 性 を 担 保 し た 教 育 実 習 評 価 研究の概要- 報学会 第 31 回年会 論文集 善・充実を目的とし、次の2 点 からのアプローチとした。①教 育実習の到達目標の分類を明確 にした実習担当者別評価を開発 し実証する。②校長など実習校 管理職による新たな教育実習評 価を導入し実証した。 ( 林 徳 治 ・ 黒 川 マ キ 、pp. 192-195)