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かんがい用貯水池相に関する研究--貯水池の貯水管理について---香川大学学術情報リポジトリ

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香川大学農学部学術報告 40

かんがい用貯水池相に関する研究

・−貯水池の貯水管理について 一

前川 忠夫,脇谷 武

Studies on the phase ofirrigationalreservoiIS

−・ On the controlof reserved water−

Tadao MAEKAWA and TakeshiWAKIYA

(Laboratoryof AgriculturalEngineering) (ReceivedJuly2,1960) 工 緒 貯水池相と関連する貯水管理は貯水池を中心とする水収支を明にしなけれほならない‖ この調査研究はその−・部を なすもので年間の貯水軋貯水邑の変化と取水鼠,利用回数などを代衷的環境別貯水池について降雨鼠との関連にお いて検討したものである(1∼5). この掴査は1958句三6月に眉手し約2年間宿ってきたが,さらに続行中でありしたがって現在までに予察されたその 中間的報告である. Ⅱ 調査貯水池および調査方法 調査貯水池としては蔽按観測の便富と,なるべく同一・水系のものが望しいので丸亀平野を貫流する土器川,金創It などに直接間接的に闇係する貯水池を瀾瀕別に.7個選定し(2■叫,さらに調査第二年次の1959年度には三億郡高瀬川 水系の小規模貯水池(麗池)3個を追加し参考のため調査した“なお調査検討期間は1958年の6月から1959年の10月 迄である.. 調査貯水池の概要は罪1表に.示すがその取水設鳳管理および貯水能力などの現状は次の通りである・ 第1未 調査貯水池概要 流 域 面 積 貯水鼠 tnt:ミ) 15,414,500 984,占00 所在地 仲多度郡満濃鞘 神野 〝 昆炭 溝潰池 亀越池 山 池

高 簾

248,100 82,70〔)

8.る1l4..0ヨ

27る,800 1る591 5い51 52る,800 1.浦弘池一金倉川上流を締切る湖沼的山地であって貯水能力は直接流域1,280haでは不十分で土器川流域 6,700ba,財田川流域1,230ba,転石流域780haなどの間接流域から導水されるため非常に.良好である・・取水期間は大

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罪12巻第1号(1960) 41 体6月15日から9月10日頃迄で,かんがい面掛ま2市4町刷,600haにおよふ この地域に.は既設貯水池が大小69個 あり約17,060,000Ⅰげの貯水昆があり,その他地域内の集水流域よりの流出水利用水駁約1,720,000Ⅰ♂を合計してか ん がい地域内の総利用水嵐は約18,260,000汀Pに達する.取水演題は鉄筋コンクリ−トの取水塔で,孔径80c珊の取水fLを 8個有するu 2小 亀題他山土器川の上流右岸近くに立地する山地で貯水能力は直接流域810baではば安全であり,かんがい期 前までに例年満水し余水吐より越流する.かんがい両横は直接導水する堰堤隣超地域の5baと,一・旦土器川に放流し てから天川頭首工より導・水する旧聞田村地域の370ba,同じく片岡井堰により取水する旧吉野村地域の50haで合計約 425haである.この地域の利用水鼠は既設貯水池および英水流域よりの流出水で約1,900,000I♂である牧水は6月中 旬から9月中旬迄であり,取水装置は斜樋管で孔径30c澗の取水孔3個を有する. 3・菅地一金創Ilの上流左岸西方に開く小渓流を締切る偲池で貯水能力は直接流域24..3haで十分であり,取水ほ 例年6月中旬から9月の中,下旬紅かけてであるかんがい面粛13baのうち惑接導水するのは4い5haに.過ぎず他の9,.5 haは降雨愚の少い年に限って代カキ水のみを補給し,その後は全部満汲池からの導水に頼っている現状である..取水 装置は孔径24c珊の斜樋管と孔径6c郡の木造伏樋である 4.羽間旭一土器川の中流右岸東方の西山と中津山の浅い渓谷の峠を境にして\東西2個の堰凝によ.二,て締切る麓 旭であるい貯水能力は直接流域32haのみでは不十分で,非かんがい期間中に間接流域の土器川から大川頭首工をへて 給水される“かんがい面硫は25ha,取水は例年6月18日から9月19日迄であり,牧水装掛ま石柱櫓樋2個有していた が1959年のかんがい期迄に孔径10emの斜樋管に改造した. 5.地蔵池一金創=中流左岸南方の大麻山と八丁原の渓谷に†翔く小渓流を締切る於池で,貯水能力は直接流域 102baで十分であるが貯水池の規模が流域面敲に比して小さいため,余水吐よりの放流が大となりしたがって■,かん がい面積18.4baに対して用水が不足する場合にはそのうら122baが溝潰池から直接補給をうけることがある.取水 基層は孔径15c偶の斜樋管を2個有し,取水期間は例年6月中旬から9月中旬迄である. 6.上池血一丸亀平野を‘貰流する土着訓lの中流左岸西方の水田地措に立地し,水面形状は正方形に近く県下におけ る代表的野他の−・つである・集水は野他の・一・般的性格(2∂)として天水および上流からの余水とによるものであるが親 池で虜る滴潰池からの補給をうけるため貯水能力はがいしで良好である・かんがい面砧13411aのうら下流地域的100ha は洒弧池の補給水を,一旦上油へ導入することなく睡援用水路で導水する現状である.取水は例年6月中旬から9月 下旬にかけておこなわれ,取水装削ま石柱格樋4個有しともに孔径12c刑である 7い 先代池一一金創Ilの下流右岸東方,丸亀平野の水田地帯に立地する野旭であり,集水は上旭と同様に天水,上 流よりの余水によるが,かんがい期間中に親池である満濃池より補給されるため貯水能力は良好である.例年6月上 旬の代カキ用水の放水後第1回の補給をう仇以后9月中旬のかんがい終末期迄に2回の補給をうける.直接かんが い面奄n23haで,取水装置は斜樋管2個を宿し孔径はそれぞれ30c澗,20cmである一・ 8.大谷池−一三農郁雄部を流下する高瀬川支流苫田川の上流左岸近くに立地する鹿池であり,貯水能力は直接流 域21haでは不十分なため間接流域から集水しているい歯披かんがい面硫153ha,かんがい期間は6月中旬から9月下 旬迄である..牧水装置ほ孔径20c郡の斜樋管と木造格樋を有している・ 9.猫こ坂,羽根池−ともに高瀬川支流苫田〃【の上流着岸の小渓谷を締切る小規麒蛮地で直接漁域9.帥a,21ha紅 よって脛水能力はがいしで良好である・取水期間は両貯水池とも6月中旬から9月中旬の間で,取水装置は孔径川00 の木造伏樋をそれぞれ3個づつ有している・ 調査方法は以上環境別10個の貯水池について天供,降雨嵐,水位変化,取水回数,収水鼠,余水吐よりの題流状況 などについて観測した貯水イ立は∽目盛の鼠水標を設適し,年間を・通じて毎日9時にその水イ立を記録しとくに.かんが い期には水イ立変化の著るしい時刻および取水開始優前と停止迫后の水棲郎己録した。.取水星の算定は樋管開聞前后の 水イ立差から求め,さら紅樋管谷口孔ロの断面とその時の平均水イ如、ら計算しそれを確める方法をとった. なおこの調査は主として貯水池近在の篤志家に・委託して実施した・ Ⅱ 調査結果および考察 1小 降 雨 鼠 各調査貯水池地霜の降ii】衰退は年間降雨題等値線(6)により次の観測所の値を採用した.

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香川大学農学部学術報告 44 野池(Ou40,073%),参考小規模貯水池(大谷池,猫板池,羽根池)(0.05,0け18,0.33%)で,さらに残水遺比 第5表 水位状況および余水吐越流状況 備考t寄誉笛讐学芸警ケまて95酎即0日より1959卯月5柑の問に題流した日数であり比率はこの間の日数52用に対 率では山地(0い07,0,91%),麓池(0..21,015,0..21%),野池(0諸1,0..53%),参考貯水池(0“01,0.05,01. 11%)を示す\これを前記のどとく特別な取水をする亀遇池をのぞいて年次別,環境どとに要約すると,山地の残水 星は1958年18%に対して1959年7%,漑弛も同様に30∼50%から15∼20%,野池は60∼70%から30∼50%とそれぞれ 減少し,各環境ともかんがい期間中の降雨畏と正の相関が認められる・・なお環境別では山地(満猥池)13%は下流の 広大なかんがい地域へ取水開始から,かんがい終末期迄はとんど継続して給水するためと,かんがい期間中には間接 流域から導水ができないためであらうい野地は親池から給水されるのと,かんがい終末期頃に・は上流からの余水を反 復して利用するため52%の貯水逼を残存し,逆濫小規椴の参考貯水池(戯池)の残水鼠は平均6%ではとんど空虚紅 近い状態を示している・ 以上かんがい末期の残水温比からみて−,野砲の残水鼠が約5割に及ぶことは問題である・この残水は前述のどとく 無効放流されるわけであるから,親地からの補給水昆について再検討する必要があろう・就池の残水鼠比は31%であ るが実測貯水池3個とも満猥池あるいは亀適地などの親旭から間接に補給されるための結果と考えられる… かかる親 池を有せざる小規模参考貯水池(香川県下の大部分の貯水池はこれに属する)では僅かに6%の残水嵐で,かんがい 末期には触効放流を行わなくてもはとんど空虚となる・

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45 罪12巻欝1号(1960) 裾80 朗 40 nU︵1 1 1 0 0 0 nU nU nU 2 nU 8 ′0 4 2 nU 第3図1貯水量,取水量および降雨畳(山地)

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香川大学虚学部学術報砦 46

nU−/nU n︺ nU nU ハリ O O O nU

抑化14 12 10 8 る 4 2

(6)

47 第12巻第1号(1960) nU︶nU nU O nU nU 職12 10 8 占 4 0 ハリ 2 第3図B 貯水盈;取水整および降雨蚤(野他)

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48 香川大学農学部学術報告 3.かんがい期間,取水日数およびその回数 調査結果は第4表に示す通りである… かんがい期間は全般的に6月 中旬に始り,9月中下旬に.終る.かんがい日数は観測両年次を通じて 各環境別平均は山地93日,筋池97日,野油103日,参考貯水池(麓池) 95日を示し,その差は約10日間であり,山地から食油,野池に.向って 漸増する傾向があるなお年次別には大差なく,したがってかんがい 期降雨崖の多少把.はがいして左右されないようである.. 第4表 かんがい期間日数および取水日数,回数 取水回数

評酢

;;l…;靂…… 1051 105

軒可可完「村2云

105‡ −11021105 0︶nU O nU n︶ nU nU n︺ 抑12 10 8 る 4 2 上記かんがい期間中把.おいて取水鼠の多少を問わず貯水池から取水 された日数を取水日数とすると,その平均佃軌山地87日,薙酎也58日, 野旭32日,参考貯水池(兼池)40日となり山地から野池に向つて漸減 する傾向が認められ,とくに.山池は広大な間接かんがい地域へ連続し て補給するため,かんがい日数中はとんど毎日取水の必要がありEl数 は大とならう‖観測年次別については山地1958年の80日に対して1959 年は94日と増加し,同様に麓池では56日から59日,また野池において も28日から36日のどとく,かんがい期間中の降雨量の少い1959年にお いてその日数が多く現われ降雨品との相関性が存在することが認めら 第3図4 貯水蚤,取水整および降雨盈 (参考小規模貯水池) れる.. 次に.取水回数(取水の断続回数)を1958年およぴ1959年を通じ各環境別貯水池の平均値からみると,山地5回,麓 池47回,野砲2掴,参考貯水池(班池)40回を示し,山地は非常に少い値を示すのに対して麓池蘭多く,野地はその 中間的値を示している. 年次別には山池において1958年の7回が1959年の2回に減少する以外はあまり変化は認められない,とくにかんが

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49 第12巻第1号(1960) い期間中の降雨遠の少い1959年に満濃灘はただ1回のみを示していることは,かんがい開始期からその終末期まで連 続して下流のかんがい地域に補給したことを示すものである.この取水回数は貯水池の取水管理労力の多少を指向す るものであろう. 4・取水鼠および利用回数 かんがい期間中の綾取水星をかんがい所蔵1ba当りの単位取水環に換辞し各環境別貯水池について検討してみる と,観測両年次の平均値ほ第5表のごとく山地6,293Ⅰげ/ha,尭池9,537Ⅰげ/ba,野地6,363−㌔/ha,参考貯水池(放池) 5,595nヂ/haを示し全貯水池平均は7,703Ⅰ㌔/haとなる.年次別には山地1958年の5,6351げ/haから1959年の6,950Ⅰ㌔/ba, 欝池は8,850I㌔/haから10,224rげ/ha,また野地は5,3dOTげ/haから7,385Ⅰぜ/baとそれぞれ土馴l■=ハ かんがい期降雨鼠ぬ 大きく左右されとくに直接集水流域をもたない野池においてこの傾向が著るしい. 第5衷 縁取水鼠,単位取水貰および利用回数 利用回数 1、 − 、_ 単位取水還(㌦/ba) ▲ ̄ ̄ ̄ 福司高下竃 備 考 ”

Dり75卜5,占55l占,950】る,295壬

9,780 8,800 7,970 10,1く∼0 て0,720 9,790

112ll22巨17】818叫

10,24419,557 1..る412.41】205 1.21】1.72114715、5401 7、5851る,5占5 1.458.1るO12、711.970 1.15】占,9291 8,47717,705 本調査地域の必要尊イ立用水甜ま流浪他用水改良事業計画の算出資料吃よれば約6,000Tげ/haであり,本調査結果の山 地,野地とはとんど一激し,酵池のみはかなり大きい他を示している.これは山地,野池のかんがい地域は大部分が 平野部にあり,渉透件の少い壌土の水田が多くまた上流の田頂からの余水をうけいわゆる用水の反復利用がおこなわ れ損失昂が少ないのに対して,麓池のがんがい地域は山鮮の傾斜地帯で,したがって−かんがい水が下流の小河川へ流 失湊透する場合が多いためであろうと推定される.. なお調杏両年次を通じて全貯水池1ba当りの平均単持取水昂7,703汀Pに,このかんがい期間中(6月10日から9月 20日まで)の降雨浣410循昭のうちSO%の328仰せ有効雨畳として,本調査地域の全用水星を概節してみると10,983 ㌦/haとなるこれは鎌E即ユ0)が調査した香川県内における普通水秤の単位用水景10,980㌦/haとはと.んど一致し,今 回の調査結果は香川県の水田単相水:吊と大差ないことが認められる. 次にかんがい期間中に取水された総取水ぶと総貯水環・との比を利用回数として検討してみると,各調査年次を通じ て各環境ごとの平均値は山地073呵,掛也1−・17回,野柚1・47回となり,山地から野池に向つて漸将する傾向がちら れ,参考小規模貯水池(僻地)1・35匝トを加へた全貯水池平均は1い1引可である… さらに.年次別には山地1958年の05回 に対して1959年には095回,同様に焙弛は112回から122回,野地は121何から1小7引司と各環境ともそれぞれ増加 し,前記単イ立取水鼠と同様にかんがい期間中の降雨遠の大小に大きく左右されることが認められる.なおこの傾向は

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50 香川大学農学部学術報告 麓池よりも野池さらに山地紅おいて著るしい.. 著者は利用回数として2回程度を予想していたのであるが,観測結果は平均1.13回と予想外に小さい値をえた.こ

れは香川のどとき少降雨地静でしかも小規模,小流域の貯水池では安全のため紅は1回利用と.して貯水池計画段たて

ることが必要であろう“古来香川ではかんがい期の初めに貯水池が満水していないとその夏期の用水が危険であると 云い伝えられている理由もこの結果から理解できる. Ⅳ 摘 要 以上満濃池とその周辺において環境別紅10個の貯水池を選定して,降雨鼠,水位変化,水星変化,取水日数,取水 回数,かんがい日数,取水量および利用回数などについて観測検討したが,これらは地理地形的および気象条件さら に貯水池自体の規模,形態,集水流域の大小,かんがい地域のニヒ性などの多くの因子に左竃されるものであり,とく に気象条件および水利慣行によっ■て大きく支配されるためその結果はかなり概括的なものとなったがその要点は次の よう紅要約しうる. 1小 本調査年次の年間降雨認は1,134小6御(1958年),1,128・4郡(1959年)を示し,香川県平年降水劉,162・・9抑に くらべるとほぼ平年並である. 2‖ 降雨鼠分布は一般に山地地措から野池地帯に向つで晰滅する傾向な示す. 3..一この特例をのぞけぼ名貯水池とも6月頃は満水し,取水開始と同時に∵■月水位は急激に降下する“その後多 少の罪障はみられるが,かんがい終末期の9月中旬にかけ■て漸減する 4.かんがい終了后の水位変化は−・ニの特例をのぞけば無効放流により漸減し,10月から】1月の間に空虚となる・ 5.無効放流による空虚は貯水池の保全,採泥,採魚などのためであり,空虚の期間は数日から3カ月に及ぶもの もある‖ 6.一旦空虚忙した貯水池は翌年の用水確保のため,遅くとも12月末頃貯溜を始める小 7.かんがい終末期の残水屋(比)は山地13%,麓池3i%,野池52%,参考′J\規模貯水池(麓池)6%を示し,各 環境とも年次別紅みるとかんがい期間中の降雨鼠と正の相関が認められるい 8り 残水墨比からみて顆池と関係する貯水池の残水蒐はその補給水星と密接な関係があり,がいして大きく現わ れ,親池をもたざる貯水池は補給水源を欠ぐためはとんど零に近い・ 9..かんがい期間は6月中旬に始り,9月中下旬に・終る小なお環境別かんがい日数は山地93日,藤池9■「日,野池10 3日で,山地から野池に向って漸増する傾向がみられる一. 10.取水日数は山地87日,僻地58日,野池32日を示し,かんがい日数とは逆に山地から野池に向って漸減する」な おこれを年次別にみると,かんがい期間中の降雨量と正の相関が認められる小 111取水回数はIJ」池5回,輩池47回,野池24回を示し,山地著るしく少く筋池はとくに.多くなっている. 12.かんがい期間中の単悼取水量はLLj地6,2931㌔/ha,麓池9,537rrP/ha,野池6,363nj,/ha,参考小規模貯水池(鹿 池)5,595㌦/baを・示し,年次別にみると,かんがい期間中の降雨量の大なる年次は減少する傾向がみられる.. 13り貯水池利用回数は山地0.73回,麓池1.17回,野地1い47匝!,参考/J\規模貯水池(藤池)1.35回を示し,【_臼砲より 野池へと漸増する傾向がみられる.年次別にはかんがい期間中の降雨昂と逆の相関が認められる.. あ と が き この調査研究は香川県の委託によるものであり,香川県土地改良課柘口課長,近藤技師,県営満都馳用水改庖事業 所藤倉所長の御厚患および毎日その調査に当られた各貯水池榔測者の御苦労さらに概測資料の整理に従事された専攻 学生諸君の御尽力に.対して厚く御礼申し上げる.. なおこの調査の歪要性を認められ終始貴屈なる指示をいただいている東京大学福田仁志教授,農林省かん排課野知 活之課長初め関係各位に対し甚深の謝意を表する 参 考 文 献 (1)前川忠夫‥香川県の溜池濫ついて,香川大学農学 (3)←‥仝上(水札水温および透明度につい 部学術報告,6(3),273∼281(1955)・ て),仝上,8(1),舶∼56(1956ト

(2)+

‥かんがい用貯水池相に関する研究(序 (4)∵:仝上(貯水池の規模および形態につい 報),仝上,8(1),25∼35(1956)1 て),腿業土木学会中四国支部研究報告,(9\47∼56(19・

(10)

第12巻第1号(1960) 56).

(5)−

:仝上(貯水池の環境について),香川 大学農学部学術報告,8(1),36∼43(1956)〃 (6)香川県農業験試場:虚共図説,1∼15(1955). (7)渡辺次雄:近代気象調査法,技報堂44∼54(19− 58) (8)金子良:水田用水量の水文学的考察,農業土木研 究,25(3),1{ノ6(1957)

(9)叫

:虚栄水文学,土木雑誌社,176∼ユ98(ユ9一

51

56). (10)鎌田景明:香川の農業用水について(3),香川の 土地改良,3(3),1∼5(1959ト (11)竹内常行:用水,地理,古今苔院,5,(3)422∼ 426(1960). (1功 牧隆春:水田カンガイ,農業土木研究,27(5), 59∼6き(1959). q劫 農業技術協会:本邦累年気候表,480∼482(19 54). R畠s u mる

The represez7tativeirrigation reservoirsin Kagawa Prefecture were examinedior the actualconditions of the controlof reseIVed water.The results were summarized as follows:

1)Nearlyal1the reservoirs but one or two exceptions were fullof reserved waterinJune,and the

reservedwater decreeasdabruptlybytbe openingofwatersupply,thereafter,thereserved water contin− ued to decrease gradua11y to the middle of September showing someincrease and decrease.

2)After the end of dIaining forirIigation,the reseIVed water further decreased to the empty between October and November by the continued unavailable drainlngin nearly a】1the reservoirs with

One OItWO eXCeptions.

3)The reseIVed water was exhausted by the unavailable drainage for the purpose of consevation of

reservoir,gathering of pond mud,and of harvestng of pond fishes,and thelapse of empty changed from a few days to three months.

4)The storing of wateIWaS Opened atlatest by the end of December,for securing the necessar・y IeSerVed water toiIrigate during the next year

5)The residualIatio o董theIeSerVed water amounted to13%ofthe capacityin the mountain reser・ voirs,31%in the hill・Side reservoirs,52%in the field reservoirs,and 6%in the smallreferenceIeSer− voirs,at the end of theirrlgation season“Annualchages of the residualtatioindicated that there was a

positivecoIrelationbetweentheresidualwater and theamOuntOfrainfall.

6)Frequency of reservoir usage varied as O.73in the mountainIeSerVOirs,1.17inthehill・Side reser・

voirs,and asl…47in the field reservoirs,increasing byloweringof the hight of reservoir position.The frequency coIrelated negatively to the amont of rajnfall.

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