償却資産(固定資産税)の申告について
蕨 市
市税務行政につきましては、平素格別のご協力をいただき厚くお礼申し上げます。
固定資産税は、土地や家屋のほか事業用の償却資産にも課税されます。
蕨市内に償却資産を所有されている方(法人または個人)は、地方税法第
383 条の
規定により同封の申告書に所定の事項を記入のうえ申告してください。
1. 申告義務者
工場・商店などの経営、駐車場・アパートの貸付けなど、事業を行っている法人ま
たは個人の方が対象になります。
2. 申告する資産
毎年 1 月 1 日現在、
蕨市内に所在する事業用の償却資産について申告してください。
(他に貸し付けている資産も含みます。
)
※ 資産の増減がない場合、所有する償却資産が僅少である場合もご申告ください。
※ 申告の対象となる資産がない場合、事業をやめられた場合についても、現況確認
のため、その旨を申告書の「17 備考」に記入しご提出をお願いいたします。
3. 提出書類
(1) 償却資産申告書(償却資産課税台帳) 緑色の用紙[記載例①]
(2) 種類別明細書(増加資産・全資産用) 緑色の用紙[記載例②]
(3) 種類別明細書(減少資産用) 赤色の用紙[記載例③]
※ 申告書の控えが必要な方は、各自で複写をお願いいたします。また、郵送申告で
控えの返送を必要とされる方は、必ず切手を貼った返信用封筒を同封してくださ
い。
4. 申告書の提出期限 …… 毎年 1 月31日
提出された申告書に基づいて、限られた期間内に評価を完了しなければなりません
ので、お早めにご提出くださいますようご協力をお願いいたします。
なお、eLTAX(エルタックス)による電子申告も受け付けています。
5. 申告書の提出先・お問い合わせ先
〒335-8501 埼玉県蕨市中央 5 丁目 14 番 15 号
蕨市役所総務部税務課 固定資産税係(償却資産担当)
℡048-432-3200 内線 268
1. 申告対象となる償却資産とは
償却資産とは、土地及び家屋以外の事業の用に供することができる資産です。その減 価償却費が法人税法または所得税法の規定による所得の計算上損金または必要な経費 に算入されるものをいいます。具体的には、構築物(建物附属設備を含む)、機械・装 置、船舶、航空機、車両・運搬具、工具・器具・備品の6つに分類されます。 償却資産を資産の種類ごとに例示すると、次のようになります。 種 類 主な償却資産 1 構築物 (建物附属設 備を含む) 駐車場舗装、門、塀、緑化施設、広告塔、屋外配管用設備、その他土 地に定着する土木設備または工作物、テナントが取り付けた建物附属 設備(建築設備・内部造作)等 2 機械 装置 工作機械、建設機械、土木機械、電気機械、印刷機械、搬送装置 (ホ イスト、コンベアー、起重機等)、その他物品の製造・加工処理等に 使用する機械装置等 5 車両 運搬具 大型特殊自動車(分類番号が 0,00~09,000~099,9,90~99,900~999 のもの)、ショベル、ローダー、フォークリフト、構内運搬車、台車 等(自動車税・軽自動車税の対象となるものを除く) 6 工具 器具 備品 机、いす、ロッカー、金庫、陳列ケース、ファクシミリ、複写機、レ ジスター、医療機器、計量器、理容・美容機器、看板、冷暖房用機器、 娯楽用機器、自動販売機、厨房用品、金型、切削工具、測定工具等 次の資産も1月1日現在、事業の用に供することができる状態であれば申告対象にな ります。 (1) 簿外資産 (2) 償却済み資産 (3) 建設仮勘定で経理処理されている資産 (4) 遊休資産(一時的に活動を停止しているもの) (5) 未稼働資産(未だ稼動していないもの) (6) その他 ア. 改良費について 資産の価値を増加させるものや償却資産の使用可能期間を延長させる改 良費については、償却資産の申告対象になります。 イ. リース資産について リース資産は原則として、リース会社が資産の申告対象となります。 ただし、所有権留保付売買資産の場合、実質的所有権は賃借人であるこ とから、賃借人が資産の申告対象者になります。 ウ. 企業が所有する社宅・寮その他の福利厚生施設について 器具備品、構築物なども償却資産として申告対象になります。 エ. テナントが取り付けた内装・造作・建築設備等について業種別の主な償却資産 業種 主な償却資産 共通 駐車場設備、受変電設備、舗装路面、庭園、門、塀、外溝、外 灯、ネオンサイン、広告塔、中央監視制御装置、看板、簡易間 仕切り、応接セット、ロッカー、キャビネット、エアコン、パ ソコン、複写機、レジスター、金庫等 小売店 商品陳列ケース、陳列棚、陳列台、自動販売機、冷凍・冷蔵庫、 日よけ等 飲食店 接客用家具・備品、自動販売機、厨房設備、カラオケセット、 テレビ、放送設備、冷凍・冷蔵庫、日よけ、室内装飾品等 理容業、美容業 パーマ器、消毒殺菌器、サインポール、理・美容椅子、洗面設 備、タオル蒸器、テレビ等 クリーニング業 洗濯機、脱水機、乾燥機、プレス機、ビニール包装設備、給排 水設備等 医院、歯科医院 各種医療機器(ベッド、手術台、X線装置、分娩台、心電計、 電気血圧計、保育器、脳波測定器、CT装置、MRI装置、各 種検査機器)、各種事務機器、待合室用いす等 駐車場事業 柵、照明等の電気設備、駐車装置(機械設備、ターンテーブル)、 駐車場料金精算機等 工場 受変電設備、旋盤、ボール盤、プレス機、金型、洗浄給水設備、 構内舗装、溶接機、貯水設備、福利厚生設備等 パチンコ店 ゲームセンター パチンコ台、パチスロ台、ゲームマシーン、両替機、玉貸機、 カード発行機、島台、店内放送設備、防犯監視設備、事務機器、 内外装等 印刷業 各種印刷機、活字盤鋳造機、裁断機等 食肉販売業 冷凍・冷蔵設備、冷凍・冷蔵ケース、肉切機、ミンチ機等 カラオケボックス カラオケセット、接客用家具、照明設備等 ※ 中古資産の耐用年数の見積りについて 1) 法定耐用年数の全部を経過した資産…法定耐用年数×20/100 2) 法定耐用年数の一部を経過した資産… (法定耐用年数-経過年数)+(経過年数×20/100) 計算の結果、1 年未満の端数があるときはその端数を切捨てた耐用年数になり ます。 また、計算の結果、耐用年数が 2 年に満たないときは 2 年になります。