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人材育成最前線26号

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Academic year: 2021

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特集

26

号 

2014

10

人材育成最前線 

FUJITSU

人材育成・研修サービス

サイバー攻撃対策研修

 ∼サイバーレンジによる実践的防御演習基礎∼

「真面目で受身」からの脱却&スキルの定着

 ∼

2014

年度春の新入社員研修事例をご紹介します∼

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26

号(

2014

10

月号)

人材育成最前線

「人材育成最前線」は、人材育成の現場で起こっている"最前線"を伝える情報誌です。

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Contents

トピックス 特 集

グローバルSE育成に向けた取り組み事例

サイバー攻撃対策研修 ∼サイバーレンジによる実践的防御演習基礎∼

沖縄がもっと輝くために ∼異業種交流型プログラムで人と産業を活性化∼

お客様に魅力ある関西ラーニングセンターを目指して!

e講義動画の評価と活用事例

利用シーンが広がるクラウド実習

∼お客様の会場でもeラーニングでも実機演習ができます!∼

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「真面目で受身」からの脱却&スキルの定着

∼2014年度春の新入社員研修事例をご紹介します∼

企業の人材育成を取り巻く環境の変化と必要な人材育成

∼自分にあったスタイルで学ぶOne Content Multi-Useの活用∼

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マニュアル企画・設計、和文・英文ライティングコースのご紹介

∼マニュアルの作り方、わかりやすい日英の技術文書の書き方ノウハウをご提供∼

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ソリューション 巻 頭 [表紙写真のご紹介] コンサルティング部 業務運用グループ 佐藤 真美の作品です。 かれんなのに、上に高く伸びていこうという力を感じますね。 『秋の訪れを告げるピンクのコスモス。曇りの日の一瞬の晴れ間に、 ビル群と光をバックにして撮った一枚です。都会のオアシスの リラックスした雰囲気を感じていただけると嬉しく思います。』 撮影場所:都立浜離宮恩賜公園 お問い合わせ先は、     をご参照ください。 ・本書に記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または商品商標です。 ・本書に記載されているシステム名、製品名は必ずしも商標表示品( , )を付記しておりません。 ・本書に記載されているハードウェア/ソフトウェアの製品名および会社名は、それぞれの 各社・各団体の商標または登録商標です。 ・本書の内容は、2014年9月現在のものです。 ・内容については、予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承願います。 All Rights Reserved,Copyright  株式会社富士通ラーニングメディア 1994-2014

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 私たちが人材育成コンサルティングを実施させていただいて いるお客様の多くは、IT企業、またはユーザー企業の情報シス テム部門、情報システム子会社です。どのお客様もIT人材の育成 に関して、何らかの問題点や課題があり、ご相談を受けるのです が、そこには以下のような共通点があると感じています。

人材育成の課題

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が毎年実施している IT企業やユーザー企業、教育機関を対象としたIT人材動向調査 「IT人材白書」では、これからのIT人材に求められる技術力と コンピテンシーを以下のようにまとめています。 ■IT人材に求められる能力(上位5位を抜粋)  また、グローバルで活躍するIT人材に重点的に求める能力 として、以下のものがあげられています。 ■グローバルIT人材の求められる能力(上位5位を抜粋)

これからのIT人材に必要な能力

 当社が教室で提供している講習会の講義そのものを録画し、 実績豊富な講師による研修のエッセンスを短時間で学べる ように製作しました。会社、自宅からなど、場所と時間を選ばずに、 自分のペースで学習できます。  また自分のレベルに応じて、必要な内容のみに絞って学習 することも可能ですので、時間を効率的に使うことができます (本号10ページをご参照)。  当社では、ビジネスの環境変化、および人材育成の動向を いち早くつかみ取り、IT人材の育成に必要となるカリキュラムや 学習手法を多種多様に提供していきたいと考えています。今後の 取り組みにご期待ください。  そこには、企業としてのあるべき姿やこれからの新しいビジ ネスモデルが描けず、その先で必要となる人材像や役割・スキル に落とし込めないという問題があるようです。さらにIT人材個人 の意識として、スキルアップやキャリアアップに対する会社の 支援制度への満足感が2割程度となっており、十分な支援が されていないと感じている人材が多くいることが分かります。  企業は、自社のビジネスで求められる人材像や役割、スキル を明確にした上で、社員に対してスキルアップへの動機付け、 人材育成のPDCAが回せる仕組みづくりを行う必要があります。 (コンサルティング部 宮田 奈穂美)

企業の人材育成を取り巻く環境の変化と必要な人材育成

∼自分にあったスタイルで学ぶOne Content Multi-Useの活用∼

人材育成に関わる課題 ■これからの新しいビジネスに必要な人材育成が急務 ■従来と比べ、求められる役割や仕事が大きく変化しており、柔軟な対応・  人材育成が求められる ・開発、運用・保守から、システム戦略・企画、PMなど、より上流へのシフト ・企業活動のグローバル化への対応、海外拠点を含めたITマネジメント の必要性 ・システムを作る「受託開発」から、サービスを利活用する「提案型開発」 「サービス創出」へのシフト ・情報セキュリティの脅威から企業・組織を守る対策の構築 短期間のうちに求める人材の育成やスキルシフトを行いたい 人材育成の目標設定(どの程度のレベルまで引き上げるか)を考えたい 効率的かつ効果的な人材育成、スキル修得を行いたい No. 技術力(知識・スキル) 回答率(%) No. 回答率(%) 1 顧客(業務)分析力、企画力 74.2 2 アプリケーション技術 45.9 3 PM手法 33.3 4 Web技術 23.5 5 システム基盤技術 21.1 No. 知識・能力 回答率(%) 1 コミュニケーション力 19.5 2 語学力 18.6 3 リーダーシップ 13.8 4 技術力 13.2 5 管理能力 12.98 コンピテンシー 1 問題解決力 68.6 2 積極性・自発性 48.6 3 協調性・チームワーク 35.3 4 リーダーシップ 34.1 5 発想力・企画力 24.8 出典:独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「IT人材白書2014」    https://www.ipa.go.jp/jinzai/jigyou/about.html  しかし、どんなに整った制度や人材育成施策を導入しても、 忙しい業務の合間をぬって、多様な技術やビジネス力を磨く 必要があるIT人材にとって、学びの機会を作り、そこに時間を 割くことは容易なことではありません。  当社では、学習者が目的や環境に応じて学習手段を選択 したり、自由に学習スタイルを組み合わせたりすることができる コンセプトを「One Content Multi-Use」と名づけ、「自分にあった スタイルで学ぶ」ことができるサービスを強化しています。  講習会の要素である、「講義」、「教材」、「マシン実習」、「個人/ グループ演習」をそれぞれ個別に提供することにより、さらに様々 な学習スタイルへの対応を可能にします。

自分にあったスタイルで学ぶ

学習者 クラウド実習 サテライト講習会 教材 Book e講義動画 講習会 グループ ディスカッション バーチャル コミュニティ 実習データ <多彩なテーマを、多様なスタイルで> eラーニング  このように、当社のお客様が共通で持つ課題認識と関連した 知識やスキルが上位を占めていますが、一方、ビジネスの環境 変化に対して、思うように人材育成が進んでいない状況も浮き 彫りになっています。 ■場所も時間も自分のペースで学ぶ−e講義動画−

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2 人材育成最前線 第26号(2014年10月号)  今号では、様々なサイバー攻撃対策研修の中から、新設コース 「サイバーレンジによる実践的防御演習基礎」について、次ページ で詳しくご紹介いたします。 その他コースの詳細情報、および日程情報については、当社 Webサイト(巻末ページ参照)をご覧ください。 当社のセキュリティ研修は、独自の研修だけではなく、国内の 様々な企業との提携コースを含めて、お客様の実状やご要望 に応じた最適な育成メニューをご提案いたします。どこから 始めればいいのか、あるいはどのように育成を考えればいい のか迷ったら、まずは当社にご相談ください。  サイバー攻撃に対する新たな対策のためのスキルを修得する ため、当社では様々な育成プログラムをご用意しています。

サイバー攻撃対策研修∼サイバーレンジによる実践的防御演習基礎∼

 近年のサイバー攻撃は、特定の企業や組織を対象にした 標的型攻撃に変化し、被害が甚大で、事業活動に直結した 大きな経営リスクとなっています。  警察庁が発表した「平成25年中のサイバー犯罪の検挙状況等 について」によると、5,741件(H23)、7,334件(H24)、8,113件 (H25)と、サイバー攻撃の被害は年々増加しています。また、 JPCERTコーディネーションセンター(*)の発表によると、セキュリ ティインシデントの報告件数は、7,722件(H23)、17,265件 (H24)、29,746件(H25)と、大幅に増加しています。  以下に、近年のサイバー攻撃の事例をご紹介します。  これらのサイバー攻撃には、標的型メール攻撃や水飲み場 攻撃といわれるものがあり、100%防御するということは非常 に難しいとされています。従って、これまでの侵入を防ぐための 対策に加え、侵入されることを前提とした新たな対策が必要に なってきています。

特集

JPCERTコーディネーションセンター:  インターネットを介して発生するコンピュータセキュリティに関連する  事象の情報を収集し、インシデント対応の支援、コンピュータセキュリ  ティ関連情報の発信などを行う一般社団法人

サイバー攻撃対策スキルの必要性

サイバー攻撃における企業リスク

内部への侵入を前提とした対策が必要

サイバー攻撃対策研修

新たな対策スキルを修得するために

基礎技術の修得

要素技術の修得

サイバーレンジによる実践研修

時期 事例 2013年 日本の独立行政法人が、標的型なりすましメール攻撃 により、20か月にわたり、外部の不正サイトへの通信が 継続されていたことが判明した。開発中の次世代固定 燃料ロケット「イプシロンロケット」に関する最先端技術 漏洩の懸念があったことを発表 米情報サービス会社が、サイバー攻撃により、カスタマー IDと暗号化されたパスワードにアクセスされ、290万の 顧客の氏名、暗号化されたクレジット、デビットカード 番号、有効期限、オーダー情報が削除されたと発表 2014年 米金融大手の複数の銀行がサイバー攻撃を受けたため、 米連邦捜査局(FBI)が捜査に乗り出したことが報じられた。 銀行内部のネットワークに侵入し、預金口座の情報など を盗み出した可能性があるとのこと 東京大学国際高等研究所が、観測データ解析用計算機 への外部からの不正アクセスを発見し、1月27日に運用 を停止したと発表 早期に侵入を検知する 被害の内容を特定する 被害を最小化する 組織としての対策を立案・実行する

新たな対策

コース名 コースコード セキュアWebアプリケーション開発講座 UAZ04L 自社で取り組むWebアプリケーション脆弱性診断 UAZ05L 自社で取り組むネットワーク脆弱性診断 UAZ06L Ultimate Hacking UAZ12L Ultimate Hacking : Expert UAZ14L Forensic & Incident Response Education UAZ13L マルウェア動的解析 UAZ08L Ultimate Malware Analysis UAZ11L リバースエンジニアリング UAZ09L 脆弱性分析 UAZ10L コース名 コースコード セキュリティ技術者育成 UAZ07L サイバー攻撃におけるインシデント対応 ∼疑似環境を用いた解析∼ UAZ03L コース名 コースコード サイバーレンジによる実践的防御演習基礎 UAZ01L サイバーレンジによる実践的防御訓練 UAZ02L

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<ダッシュボード イメージ図> <教室イメージ図> <サイバーレンジ イメージ図> テキスト表示 ダッシュボード 講師机 攻撃者 利用環境 被害環境 受講者机 ダッシュ ボード 研修会場も近未来的なかっこいい教室を用意していますよ! 注:イメージ図、シナリオのイメージの内容は、実際の環境や演習手順と異なる   場合があります 検知環境 対処者 攻撃側ダッシュボード 攻撃の進捗状況 環境全体像と進捗を表示し、 受講者がハンズオンにて攻撃 操作をするとリアルタイムに表示 されます。 何をやっているのか分かりにくい ものを可視化することで、受講 者は理解を深めることが可能 となります。 12:00 端末に標的型メールを送った 12:10 端末をリモートコントロールした … ターゲット情報の入手状況 部署Aの○○に関する機密ファイル 未 … (第二ラーニングサービス部 増田 晃章)  まず最初に、耳慣れない言葉ではじまるこのコースですが、「サイバーレンジ」ってご存じですか? もちろん、電子レンジじゃないですよ!それは、サイバー攻撃やその対策を疑似的に実践することのできる仮想ネットワーク環境です。 海外では、広く使われている言葉ですが、日本ではまだまだ耳慣れない言葉かもしれませんね。  当社では、この「サイバーレンジ」に、サイバー攻撃と防御を疑似する演習場として機能だけではなく、演習の内容を受講者自身 にも視覚的に確認できる「ダッシュボード」機能を具備しました。このことにより、パソコンのディスプレイ上だけでは実感しにくい 演習の内容や流れを、より臨場感をもって確認することができ、高い研修効果が期待できます。  私たちは、この富士通独自の「サイバーレンジ」を効果的に活用し、今までになかった研修環境で他にはまねのできない研修を 実現したいと考えました。  水飲み場型攻撃や標的型メール攻撃に代表されるサイバー 攻撃に対し、内部への侵入を前提としたセキュリティ対策 について、講義と演習を交えて学習します。演習においては、 業務データが流れるサイバーレンジ(演習場)において、実際の 攻撃の手口を検証するとともに、早期発見、被害の特定や最小 化、適切な対応方法を、ハンズオン形式で体験します。

「サイバーレンジによる実践的防御演習基礎」コースの特徴

「サイバーレンジによる実践的防御演習基礎」コースの内容

コースの概要

<攻撃シナリオのイメージ> 1.C&Cサーバの準備をする 2.水飲み場Webサイトへ接続して感染する 3.C&Cサーバから感染端末に接続する 4.C&Cサーバから感染端末を操作し、情報収集する 5.サーバにユーザーを追加する 6.サーバに追加したユーザーの権限を昇格する 7.管理者アカウントでファイルサーバへアクセスする <防御シナリオのイメージ> 1.ファイルサーバのアクセスログを確認する 2.不審なアカウントが作成された日時を調べる 3.不審なアカウントを作成したユーザーを確定する 4.PCのメモリを解析する 5.PCのハードディスクを解析する 6.検出されたマルウェアを調査する

演習の内容<抜粋>

1.サイバー攻撃の最新手口を理解する 2.サイバー攻撃に対して各種対策技術がどのように機能する  かを理解する 3.セキュリティインシデント対応の流れと進め方を理解する 4.サイバー攻撃に対する組織としての対処を理解する

コースの目標

侵入の度合いによって色が変化 白:未着手 黄:攻撃者がアクセス 赤:攻撃者が侵入 緑:解析完了

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4 人材育成最前線 第26号(2014年10月号)  通信機器の販売や、ネットワークサービスの提供を行っている B社様は、約200名の新入社員を抱えています。B社様のご要望 に対し、コンピュータの基礎やネットワーク、セキュリティ技術など の研修後、「提案からシステム構築、テスト、納品までを体験する 演習」を2日間で実施することにしました。演習では、「自社のサー ビスを自ら調査し、組み合わせて提案する」、「提案したサービス の一部を自分たちで構築する」というテーマを設定しました。  この演習では、あえて営業とSEで担当を分けず、両方の役割を 体験することにより、業務全体の流れや、他部署との連携が必要 であることを意識させました。  この研修がきっかけとなり、新入社員の意識が変化し、技術を 習得する意欲が高くなりました。

「真面目で受身」からの脱却&スキルの定着

 春の新入社員研修を終え、当社では、今年度の新入社員研修の振り返りと、次年度に向けた取り組み を検討しています。2014年度春の新入社員研修(4月∼8月開催)は、お客様個別開催:114社、オー プンコース:196社のお客様に当社新入社員研修をご採用いただきました。  今回はその中でも、新入社員が「真面目で受身」から脱却し、自ら学び取ることを重視したカリキュ ラム(事例1、2)、スキルの定着を重視したカリキュラム(事例3、4)をご紹介いたします。  A社様のご要望に対し、当社では、集合研修に自己学習を組み合わせたカリキュラムで研修を実施することにしました。「反転学習」 は自宅や自席でeラーニングや動画を用いて予習を行いますが、A社様の場合は、ご要望もあり、研修室で予習を行う形にしました。

特集

2014年度春の新入社員研修を振り返って…

事例1:学び続ける習慣、レベルに合わせた育成∼自己学習との組み合わせ方式∼

事例2:現場を意識したカリキュラムの実施∼自社サービスの提案とシステム構築∼

提案内容検討∼提案 要件 定義書 システム構築 A社様のご要望 ◆2014年の内定者は意欲が高い人たちが多いので、新入社員研修でもこの意欲を持続させたい。 ◆社会人の学習は、受け身ではなく、本気を出さないと置いていかれるように思わせたい。 ※集合研修は、各自のレベル に即した進め方を心がけ、 当社のオープンコースよりも 短時間で設定しています。 初学者クラスと経験者クラス での集合研修の日数に差を つけました。  カリキュラムは、左図の通り、①∼④の流れで学習していた だきました。自己学習の日に予習を行い、講師は新入社員たち の学習を支援します。  わからないところでつまずくと、予習が進まない方がいるため、 「最初に全体像を把握することが大切であること」、「教材を最後 まで一通り読み、演習問題にも取り組むこと」を講師から指導 しました。  予習のための自己学習日を組み込んだことで、講義も活性化 しました。また、新入社員は学習を継続する習慣が身につき、 結果として前年度よりも課題(演習)達成率が向上しました。 ・「社会人の学習はこういうものなのか」と気が引き締まりました。 ・予習が効果的だということに気づきました。 新入社員の声 ・業務で実際に活用できるように、知識を身につけないと意味が ないことがよく理解できた。 ・自社のサービスや競合会社のサービスも知る必要性を感じた。 新入社員の声 ▼経験者クラスのカリキュラム例(一部抜粋) 自己学習でわからなかった ところは「疑問メモ」に記入 し、研修室に貼ります 「自己学習」の進め方 ①事前配布された「学習の手引き」で学習の  方法を確認しておく ②「自己学習」日:「学習の手引き」を用いて、  講義の予習を行う ③集合研修(講義):疑問点を解消する ④復習する B社様のご要望 ◆現場を意識させ、業務を疑似体験させてほしい 納品 集合研修 IT研修 (2日間) 自 己 学 習 (   日 間 ) 1 集合研修ロジック 研修1 (4日間) 自 己 学 習 (   日 間 ) 2

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∼2014年度春の新入社員研修事例をご紹介します∼

(新人育成サービス部 平野 順子)

2015年度新入社員研修に向けて∼情報システム部門配属者向けの研修を企画中です!∼

・自分自身成長できる場で、とても有意義な時を 過ごすことができました。 ・システム開発演習は期間も長く、内容も濃く、 充実した演習でした。 新入社員の声

事例3:お客様起点で考え抜く力を育てる∼IT技術を習得しながら提案演習×2セット∼

C社様のご要望 ◆お客様起点、提案力を身につけさせたい。  お客様起点、提案力を身につける研修として、当社では、提案演習をご提供しており、通常で あれば、連続した日程で設定しています。  C社様のご要望を受け、「IT技術を習得しながら」「提案演習を分割して2セット行う」ことにしました。 「IT技術を学ぶのはお客様にサービスを提供するためだという意義を感じる」とともに、レビューを 何度も行うことで「お客様起点の考え方をしっかり身につける」ようになってほしいと思ったためです。  新入社員にとっては、新たな知識を学習しつつ、提案演習を行うことは大変だったかと思います。しかし、新入社員は自主的に 提案準備を行い、研修に取り組みました。

事例4:確実な技術力の底上げ∼キャッチアップデー、3度の詳細設計・実装・テスト∼

D社様のご要望 ◆新入社員の技術力を確実に底上げしたい。  D社様のご要望に応えるためのカリキュラムとして、何点か工夫を行いました が、そのうちの2点をご紹介いたします。  1点目は、「キャッチアップデー」の設定です。Javaプログラミングの研修(計 23日間)では、2回のラリー[(2)、(6)]の後に、「キャッチアップデー」[(3)、(7)] を設けました。これにより、ラリーを振り返って、理解が追いついていない人は 自己学習でスキルの定着を図り、上級者はプログラミング効果測定で自身の レベルを高めていただきました。  「キャッチアップデー」は、この他の研修の中でも取り入れ、新入社員全体の スキルの向上を図ることができました。  2点目は、「3度の詳細設計・実装・テスト」です。D社様では、要素技術研修の 後、システム開発演習(計24日間)を行いました。このシステム開発演習で、3度の 詳細設計・実装・テストを実施しましたが、新入社員は、工程を繰り返す度に、 自らの行動を振り返り、改善したため、最初の工程での失敗を次の工程に活かす ことができ、3度目には自信を持って行動できるレベルにまでなりました。  2015年度新入社員研修は、主体性・スキル定着の強化など、さらなるブラッシュアップをしていきます。また、ご要望の多かった、 「情報システム部門配属者向けの新入社員研修」をリリースします。最新情報、詳細情報は当社Webサイトに随時掲載していきます。 お客様個別開催についても、まずは当社にご相談ください。  新入社員育成の最新動向や運営事例、来年度の新入社員研修を成功させるための取り組みなどをご紹介する無料セミナー も開催予定ですので、ご期待ください! ・提案内容を繰り返し検討する中で、相手のニーズを考える習慣がついた。 ・研修全体を通して提案活動を行ったため、最終日の資料が研修初期よりも内容、見栄え共に良くなっていることが感じられた。 * 上司レビューにご参加いただき、新入社員の作成物の確認なども実施 教育ご担当者様*の声 ▼Javaプログラミング研修のカリキュラム(計23日間) 顧客ヒアリング プレ提案 2日間 マナー研修 IT系研修 10日間 顧客 ヒアリング 0.5日間 上司 レビュー 0.5日間 上司 レビュー 0.5日間 提案 1日間 システム基盤 研修 10日間 顧客 ヒアリング 0.5日間 システム研修 Java 17日間 最終提案 1日間 ロジック研修 Java 12日間 C社様の提案演習のタイミング ■1セット目 ■2セット目 ※以下の日程以外にも、新入社員は定時後に自主的に提案準備を行いました。 (1)アルゴリズム+Javaプログラミング 4.5日間 (2)ロジック構築ラリー 2.5日間 (3)プログラミング効果測定・キャッチアップデー 1日間 (4)レビュー・テスト技術 2日間 (5)オブジェクト指向プログラミング・UML 7日間 (6)オブジェクト指向トレーニングラリー 4日間 (7)プログラミング効果測定・キャッチアップデー 2日間

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人材育成最前線 第26号(2014年10月号) 6 組織に求められる グローバル人材像の再定義 グローバル知識・スキル 組織固有の 現場で求められる 知識・スキル 組織のグローバル ビジネス目標 ・実践ビジネス英語 ・海外ビジネス実務 ・問題解決 ・ダイバーシティ理解力 ・ビジネス開拓力 など コース体系  当社の外国人育成経験および海外からの定期的な技術者 受け入れ経験から、外国人SE育成には、日本人が重視する点 や日本人の文化的な背景の理解が大切と考えています。  このお客様の現地外国人SE向けに、日本のシステム開発の 進め方、日本人とのコミュニケーションの取り方を学習する以下 の研修をご提供いたしました。  研修中に受講者から日本人と仕事を進める上での様々な 問題点を聞きました。問題点の多くは現地側、日本側双方の問題 であり、双方がそれぞれの仕事の進め方を理解することが重要 であると改めて感じました。  グローバルプロジェクトに対応できる人材を育成するため には、日本人SE、現地の外国人SE双方の行動変容が必要です。 当社は、日本人SE、外国人SEそれぞれを対象としたグローバル SE育成研修をオンサイトトレーニングとしてご提供します。 詳細はお問い合わせください。  グローバル人材を育成するためには、グローバルビジネスの 目標と目標を達成するために必要な人材像、スキル、育成するため のプログラムが必要となります。このお客様に対し、当社は、以下 のステップでグローバル人材育成体系を構築していきました。 ①人材像の定義  人材像は定義されていたものの、定義が曖昧であったため、お客 様にヒアリングを行い、グローバル人材の役割を明確にしました。 ②スキルの洗い出し  グローバル人材の役割を踏まえ、必要な知識・スキルを検討し ました。IPA(*の共通キャリア・スキルフレームワーク(CCSF)等 公開されているスキルフレームワーク等を参考に組織に合った 具体的なスキル・知識を洗い出しました。  *IPA:独立行政法人情報処理推進機構 ③組織に必要なスキル定義  実際に海外で必要なスキル・知識はお客様社内で共有されて いなかったため、海外プロジェクト経験者に課題をヒアリング しました。ヒアリング結果から組織固有のスキル・知識を洗い 出し、各役割ごとに再整理し、人材像を再定義しました。 ④スキル習得に必要なコース体系の構築  必要なコースを設計し、スキル・知識とコースの関係をマッピ ングし、各人材像に必要なコース体系を構築しました。当初は 必要なスキル・知識をすべて習得するための研修を数多く検討 しましたが、必要なスキル、研修に優先順位を付けて絞り込み、 現実的なコース体系にしました。

研修の全体構成

現地側だけの問題ではない

事例1:グローバル人材の育成体系構築

事例2:日系企業を顧客に持つ外国人SE育成

ご要望 グローバルプロジェクトに対応できる人材を育成したいが、何を指針に、どう育成体系をまとめていったらいいのか分からない。 ご要望 海外でのシステム開発プロジェクトにおいて、成果物が不統一、 テストが不十分など品質問題が発生。 現地SEに日本の開発標準や日本人とのコミュニケーションの 取り方、日本流ビジネスを理解して欲しい。 【お客様の声】 ・社長の想いと会社の目指す姿が明確になり、人材育成のあるべき姿を策定 できた。 【受講者の声】 ・日本人が重要と考えるポイントに我々とギャップがあることが分かった。 ・ドキュメントの重要性が分かった。 ・ホウレンソウの重要性が分かった。

日本人SE、外国人SE双方を育成する

(グローバルラーニングサービス部 花形 豊城) ①システム開発の基礎 (2.5日) システム開発に必要な知識、 開発工程の全体像や各作業 の内容を中心に学習する。 日本人IT技術者とプロジェクト を円滑に進めるために必要な コミュニケーションについて 演習をとおして学習する。 日本の会社・組織の仕組み、 ビジネスマナー、求められる姿 などについて学習する。 ②日本人IT技術者との コミュニケーション (1.5日) ③日本流ビジネス理解(1日) ・情報システムの概要 ・システム開発の基礎知識 ・システム開発作業の流れ ・プロジェクト計画書作成 ・顧客要望の確認 ・住宅の設計図作成 ・住宅の模型作成 ・プレゼンテーション など ・日本の会社について知ろう ・お客様の立場で考える ・ビジネスマナー ・日本の仕事の仕方、進め方        など グローバルプロジェクトに自信を持って対応できる人材 (グローバルSE) 両国間のハブ的役割を担う人材の育成 (相互信頼) 専門分野の強化 英語で仕事を円滑に できる人材の育成 日本流ビジネスの浸透 日本人SE 外国人SE 多様性の理解・受容

ソリューション

グローバルSE育成に向けた取り組み事例

 グローバル化に伴い、多くの企業においてグローバルプロジェクトに自信を持って対応できる人材の育成が急務となっています。 当社ではグローバルSE(日本人・外国人)を育成するための様々な研修の提供および育成体系の構築を行っています。今回は、 育成体系構築と外国人SE向け研修の2つの事例をご紹介します。

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役割や立場を超えてディスカッションできたことが非常に良かった です。チームメンバーから率直なフィードバックをいただいたことで、 業界経験によって出来上がった枠で自分の頭が凝り固まっていたことに 気付きました。お客様が何を困っていらっしゃるのか、その困りごとに 対して私たちは何を提供できるのか、原点に立ち戻ることができま した。お客様と向き合い、喜んでいただける商品を企画し、しっかりと コンセプトをお伝えするプロセスが重要だと再認識しました。  得た気付きは、組織内に展開し、私どものホテルをご利用される お客様が喜んでいただけるようなサービスをこれからも提供してまいり ます。沖縄にお越しの際は、ぜひロワジールホテル那覇に足を運んで いただければ幸いです。  17年間ホテル業界で営業職に携わって まいりましたが、新規商品開発に関する 新たな知識、手法に関して積極的に学べる 機会が少なく、今回このような場がある ことを知り、参加をさせていただきました。  今回は、異業種の人と利害関係無しで、 自分が「常識という枠を作っている」ことを痛感させられました。さらに、 異業種のメンバーが当社商品のことを熱く語ってくださっている姿を 見たときは、本当に嬉しかったです。  今回の研修で創ったビジネスの種は、具体的にはまだ話せないですが、 自社の中で進めています。実際のビジネスに直結し、活かすことができて 良かったです。海外で事業を行っていますが、場所ごとにビジネスの やり方が変わり準備に苦労していました。  参加者のレベルが高く、一緒に過 ごした仲間から大きな刺激を受けま した。私とは全く異なる意見、考え方、 やり方は目から鱗でした。  異業種の方と議論をすると自社 に無い発想がどんどん出てきます。  基本を実践的に学んだことで、海外ビジネスの準備、若手 育成、役員説明など、非常に役立ち、日々活用しています。  「ママのおいしい料理を食べたパパやお子さんが笑顔に なり、それを見たママが笑顔になる」  家族の幸せに当社がお役に立てれば嬉しいです。 (富士通ラーニングメディア 城能 雅也/富士通ラーニングメディア沖縄 横田 征人)

ソリューション

沖縄がもっと輝くために

∼異業種交流型プログラムで人と産業を活性化∼

 「企業と企業」の知恵を組み合わせて新しい価値を見出そうとする動きが、東京だけでなく、 全国各地で活発化してきています。人と産業の活性化を目指して、沖縄県と当社が共同で企画 した異業種交流型の人材育成プログラムの事例を、お客様の声を通してご紹介します。

(1) 若手向け異業種交流プログラム(6日間) 「Next Leaders Program」

   県が抱えている課題や独特の文化・価値観とも向き合いながら、自分たちなりの解を導き、主張することを繰り返し、   グローバルで戦うスキルと思考を磨きます (異文化コミュニケーション、デザイン思考、論理思考など)。  (2) リーダー向け異業種交流プログラム(6日間) 「Business Shaping Program」

   デザイン思考やビジネスモデルキャンバスなどの海外のトレンドを取り入れ、実際に新ビジネスのプロトタイピングを行い、メンバーからフィードバックを受ける    という一連のプロセスを体感することで、海外でも通じる思考を感覚知として身につけます。

互いの知恵を組み合わせ海外へ

(Next Leaders Program/Business Shaping Program)

 中小企業が多いこともあり、今後海外展開を目指していくにあたり、他企業とのコラボレーションが重要 になってきます。そのために、県内でも異なる文化や価値観を持ったビジネスパーソン同士が交流を通じて、 切磋琢磨していくことが沖縄の将来にかかせないものであり、今後協業を活性化させていく上で大事な ものになると考えています。  本プログラムは本気で挑まなければいけない研修なので、チームとしても自ずと密度が濃くなり、自然と 磨きあう異業種交流になる内容だと感じました。沖縄には知識の習得や成長に貪欲な社会人が多く、参加 者同士で相互に刺激し合い、学びが自発的に生まれています。  学校を卒業した後の社会人にとって機会が無い「大人の学校」のような印象を持っています。駆け引きや上下関係のない、「子供のように純粋に 学び合う場」が生まれています。参加者の目が輝いています。毎回、参加者からは忙しい時間の中でもここに来ることを楽しみにしているという声 が聞こえてきます。  富士通ラーニングメディアさんにお願いして良かったことは、「どの業種の方が受けてもよい研修にする」と言っていただけたことです。2,3名∼ 1,000名規模の会社まで様々な会社の人が集まる研修は中々なく、苦労されていると思います。でも、県内企業や世の中のトレンドをしっかり見て、 デザインシンキングなどのトレンドを取り入れたり、レベルに応じて内容を柔軟に対応したりするなど、素晴らしい講師陣が揃っているので安心して います。  その結果、様々な業種の方に高い満足度を与えられる心に響くプログラムになったと思います。また、ワークショップの題材に沖縄の課題を取り 入れるなどの工夫をしていただき、県の課題や強み・弱み、県民性、文化、価値観など、海外で活躍するために必要な教養を磨くきっかけにつながって いるように思います。そして、プログラム終了後も、参加者同士が、自主的な交流やコラボレーションを行っており、繋がりが続いていることに大きな 喜びを感じています。この場から、イノベーション、ビジネス創出、海外展開へと繋がっていく日も遠くないと思っています。

自然と本気になる「大人の学校」

沖縄県産業振興公社

安里部長、新崎様、実近様

「お客様」に喜んでいただきたい

(株式会社ロワジールホテルズ沖縄中田様)

「笑顔であふれる」食卓を

(株式会社青い海桑江様)

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人材育成最前線 第26号(2014年10月号) 8  「人材育成最前線」2014年4月号で「マニュアル作成サポートサービス」をご紹介しましたが、お客様による制作(自分たちで作る) では、マニュアル品質の確保が課題であることを最近お聞きするようになりました。  そこで、20年以上にわたって富士通の技術文書を担当してきた当社のノウハウを、効率的かつ効果的にお客様に共有できるよう、 お客様の課題・お悩みを解決するための、演習中心の3つのコースをご提供することにしました。各コースのコース概要・ポイント については、次ページをご参照ください。  まずは2014年下期から「オンサイト・トレーニング(お客様個別開催研修)」を開始いたします。スキルアップ・組織力アップに ご利用いただき、マニュアル作成の品質向上はもちろんのこと、業務パフォーマンス向上にお役立てください。 ®

マニュアル作成サポートコースご提供の背景

マニュアル企画・設計、和文・英文ライティングコースのご紹介

ソリューション

①マニュアル

カウンセリング

お客様による制作

ノウハウの醸成

②お客様主体のマニュアル作成サポート

◆設計サポート ◆文書テンプレート作成 ◆テクニカルライティング講座 ◆マニュアル作成アドバイス

③アフターカウンセリング

. 執筆/翻訳 出力 企画 レビュー/検証 活用 事前準備 第三者チェック プロセス

課題・お悩み

おすすめコース

【マニュアル作成サポートサービス概要】

・マニュアルを作ることになったが、目次やマニュアルの適切な ボリューム、記載の優先順位付けなど、わかりやすいマニュアル にするにはどうしたらいいかわからない… ・分担してマニュアルを作ったら、担当者によって品質にばらつき があり、収拾がつかなくなった… ・マニュアルを効率的に作る方法があれば知りたい! ・仕様書を配布したら、他の部から多数の問い合わせがきた。 内容を誤解されているようだけど、どこが問題なのかわから ない… ・仕様どおりにマニュアルを書いたのに、お客様からわかりにくい と言われている。どうやったらわかりやすくなるのか? ・英語で仕様書を書いて海外の技術者に送ったら、わかりにくい と言われてしまった… ・お客様が英語の文書しか受け付けてくれない… 英語は得意じゃないのに、どうやって書けばいいんだろう? ・英文マニュアルを作っているけど、この書き方で伝わるのか、 あまり自信がない…

①「わかりやすいマニュアルの

  作り方(仮称)」

 (マニュアルの企画・設計)

②「技術文書をもっとわかりやすく

  (仮称)」

 (和文ライティング)

③「SE・開発者のための実践・英文

  テクニカルライティング(仮称)」

  (英文ライティング)

お客様 お客様 お客様 マニュアル企画・設計、 和文・英文ライティングの 各コースをご提供! 設計

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コース概要 主な内容

①「わかりやすいマニュアルの作り方(仮称)」

(マニュアルの企画・設計)

(ドキュメントサービス事業部 ドキュメント制作担当 濱田、高橋、杉村)

∼マニュアルの作り方、わかりやすい日英の技術文書の書き方ノウハウをご提供∼

(和文ライティング担当) (和文ライティング担当) 業務の現場で活用されるマニュアル(業務/操作、研修テキストなど)は、書き始める前に「目的」や「対象読者」を明確 にし、それに合った目次構成や表現(文章、デザイン)にすることで、格段に教育効果を高めることができます。 本コースでは、マニュアルを制作するうえで重要となる企画・設計プロセスについて理解を深めるとともに、品質の高い マニュアルを効率的に制作する工夫についても学習します。 1. 「制作の基本工程」、「マニュアル企画」について講義形式で学習し、ポイントをつかみます。 2. 企画のアウトプットに基づき、グループ演習形式でユーザー指向の目次を作成するプロセスを体験し、実践力を付けます。 3. ビジュアル表現や制作ルールの活用についても理解を深めます。

本コースのポイント!

・多数のマニュアル制作実績をもとに、お客様がつまずきやすいポイントについて実例を交え ながら説明します。 ・目次作成については、実際の作業を体験していただくことで学習効果を高めます。 ・執筆ルールやテンプレートなど、制作を効率的に進めるためのツール、ノウハウをご紹介します。 【期間:半日】 コース概要 主な内容

②「技術文書をもっとわかりやすく(仮称)」

(和文ライティング)

技術文書は、仕様、要件などが正しく書かれていれば問題なく相手に伝わると考えがちです。しかし、技術的内容が 正しくても、文そのものがわかりにくいために、誤解を生んだり、問い合わせが発生したりすることがあります。 本コースでは、技術文書に必要なライティングのノウハウを学習し、その定着を目指します。 1. 技術文書をわかりやすく書くためのポイントを説明し、良くない例を書き直す(リライト)実習を実施します。 短い文のリライトを数多くこなすことで、わかりやすく書くための観点を身につけます。 2. まとまった量の文のリライトを実施します。前半の学習内容を複合的に活用し、じっくりと取り組むことで、実践力を 付けることを目指します。

本コースのポイント!

・技術文書がわかりにくいことで起こりうるトラブルを通して、技術文書のあるべき姿を学びます。 ・読みやすい文、誤解されない文を書くためのポイントを学びます。仕様書、要件定義書、マニュ アルなどの技術文書を題材とします。 【期間:半日】 (英文ライティング担当) コース概要 主な内容 グローバル人材の育成には英語力向上の取り組みが不可欠です。グローバル化が進む中、海外のお客様に技術的な 提案をしたり、海外の協力会社の技術者に技術的な内容を伝えたり、仕様書やマニュアルなどの技術文書を英語で 作成したりする機会が増えています。 本コースでは、英語ネイティブでなくても理解しやすい、「Simplified English」で書く方法を学習します。 1. 技術文書を英語で書く際のテクニックを、演習を繰り返して学習することで、知識の定着を図ります。 2. 英文をレビュー・ライティングする際のテクニックやツールについて紹介します。 3. マニュアルや仕様書でよく使用される定型表現、構成要素の定型訳などのリファレンスを提供します。

本コースのポイント!

・Simplified Englishおよび3Cを理解し、情報を正確にすばやく伝達できるライティングスキルを 身につけることを目指します。 ・日本語で考えた内容をそのまま英語に置き換えるのではなく、発想を転換し、英語らしく表現 するコツについて、わかりやすく説明します。

※Simplified English:平易で簡潔な英文表現  3C: Clear(明確)、Concrete(具体的)、Concise(簡潔)

【期間:1日】

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10 人材育成最前線 第26号(2014年10月号)

e講義動画の評価と活用事例

トピックス

(ビジネス推進部 作田 良昭)  e講義動画の提供を開始してから半年近く経ち、お客様から のお問い合わせも多く頂戴しております。前号までは、当社側 の企画の意図や狙いなどをお伝えしてきましたが、本号では、 実際にご利用いただいたお客様の声や新しい活用方法をご紹 介いたします。 ≪きっかけ≫  まず、当サービスを選んだきっかけ としては、以下の回答が多く、想定した とおり、eラーニングの選択理由とほぼ 同等の回答結果となっております。 ≪e講義動画に対する評価≫  また、e講義動画に対する評価としては、以下の評価をいた だきました。  「講師の説明が分かりやすい」というのはe講義動画ならでは の評価コメントで、当社の講師陣の面目躍如といったところで しょうか。  また、「わかりにくかった箇所を何度も…」というあたりに自分の ペースで学びたい、という要望が垣間見えたような気がしました。 ≪ご意見・ご要望≫  一方で以下のようなご意見・ご要望をいただいております。  本サービスは、まだ開始したばかりですが、お客様のご意見 をお伺いしながら、最適な学習形態でサービス提供できるよう 検討していきたいと考えております。

100コースを目指して!!

 これまで30コースのe講義動画を提供してまいりましたが、追加のe講義動画を作成しております。技術者の必須スキルで、当社 でも受講者数ランキング上位の「ネットワークの基礎」、「データベースの基礎」なども提供予定ですし、技術をヒューマン/マネジ メントスキルという側面からサポートするコミュニケーション系のコースやプロジェクトマネジメント系のコースなどを追加し、 2014年度中に合計100コースのラインナップを目指します。最新、詳細情報は当社Webサイトをご覧ください。  皆様一人ひとりのスキルアップ、会社の人材育成に役立てていただけるよう、皆様からのご意見や活用事例をもとに、より良い サービスにしていきたいと考えています。

講習会でのe講義動画の活用

 ここ数年集合研修の状況が変わってきています。10年前で あれば、3日間の講習会や5日間の講習会にも多くのお客様に ご参加いただきましたが、今では、2日間や1日間の講習会の 人気があり、できるだけ短期間で学びたいというニーズが高 まっているようです。  そこで当社でも、e講義動画と講習会を組み合わせた、ハイ ブリッド形式の講習会をご提供します。具体的には、下図のよう なイメージになりますが、前述したお客様の声にもありました 「自分のペースで進めたい」というご要望にピッタリのコース です。予習をして、講習会(実習)に挑めば理解度がより深まり ます。  また、あるお客様の新人研修で、事前学習用に本サービスを ご利用いただきました。前提知識を補完する目的での活用 です。  技術者を志し、この業界に飛び込んだものの、プログラム経験 の有る人と無い人では、残念ながら習熟度合いに差が出て しまうという状況が毎年見受けられていました。そこで、希望者 に受講する講習会と同じコースのe講義動画を事前に学習して もらいました。サービスを利用した受講者からは、「同じ講義を 2度聞くことになりましたが、未経験者にとっては大変良かった」 との評価をいただきました。

e講義動画提供開始の状況とお客様の声

【受講のきっかけ】 ・(講習会と比較して)自宅やオフィスで学習できる ・受講日時を自由に選択できる ・上司からの薦め 【ご意見・ご要望】 ・テキストが印刷できると良い ・やはり実習ができた方が理解が深まる 【e講義動画に対する評価】 ・講師の説明が分かりやすい ・長時間に渡って拘束されることなく、自分の都合の良い ときに学べる ・わかりにくかった箇所を何度も繰り返し聴ける 1週間 2日間 7週間 自己学習 (必須) (任意)1日目(教室) 自己学習(任意) 2日目(教室) (任意) 【ハイブリッド講習会のイメージ】 講習会 e講義動画 e講義動画 (事前学習) e講義動画 (事後学習)e講義動画 AM (実習) 講習会 PM e講義 動画 AM (実習) 講習会 PM 講習会期間の午前中は、教室で e講義動画が視聴できます。事前 学習を十分に行えなかった方、 再度e講義動画を視聴したい方は ご自由に利用できます。 ご自分のペースで、実習を進め ます。常時講師が在席しています ので、QA対応や実習のポイント 解説など、ご要望に応じて対応 いたします。 知識の定着を図 るために復習用 に活用すること ができます。

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 以前は教室のマシン1台1台に実習環境を 構築していましたが、ITトレンドコースを中心に クラウド実習に移行しました。東京会場以外の ラーニングセンターでも開催できるコースが 増え、地方のお客様のコース選択肢 が増えました! 名古屋、大阪のラーニングセンターのコースライン ナップが豊富に! (第二ラーニングサービス部 西田 正樹、橋本 亜希)

利用シーンが広がるクラウド実習

∼お客様の会場でもeラーニングでも実機演習ができます!∼

トピックス

 当社では、東京をはじめ、名古屋、大阪、沖縄の拠点で、年間約670もの講習会をご提供しています。また、お客様が希望される 日程やカリキュラムをお客様の会場などご指定の場所で開催する「オンサイト・トレーニング」(個別開催研修)を実施する場合も あります。

お客様の会場でも実機演習を伴う研修がラクラク実現できます

 クラウド実習の利用形態はさまざまです。当社オープンコースはもちろんのこと、遠地の方向けに提供しているサテライト講習会 (当社講習会をインターネットを介してライブ配信し、複数の地方会場から受講していただくサービス)でも、メイン会場と全く同じ 実習環境で受講ができるとご好評いただいています。  最近では、「SQL基礎(UBD02B)」というeラーニングでもクラウド実習の提供を開始しました。富士通のパブリッククラウド上の データベースサーバに接続して実機演習を行えます。  今後も様々な学習形態でクラウド実習が行えるよう拡張予定です。

広がるクラウド実習∼クラウド上の実習環境にアクセスし、どこからでも実機演習ができます∼

 ビッグデータやサーバ仮想化、ミドルウェア等の実機演習を 伴う研修を「自社会場や地方でも開催してほしい」というご要望 も増えていましたが、これらの研修を開催するには、高スペック なPCの手配や環境構築などが必要であり、お客様の会場で 開催する場合、お客様に非常にご負担がかかっていました。  そこで、2013年秋からコース実習環境をクラウド上でご提供 し始めました。お客様自身で高スペックなPCを手配し、環境構築 する手間がなくなり、お客様の会場で開催できる研修が拡大 し、ご好評いただいています。

お客様の会場でもクラウド実習をご提供!

高スペックな環境で研修が可能に!

お客様の研修準備の負荷軽減!

自社会場にあるPCを使用した研修を企画中∼A社様の場合∼ A部署 育成ご担当者様 B部署 育成ご担当者様 サーバ仮想化系の研修を A部署の中堅社員に受けて もらおうと検討しているの だけど… えっ!?去年、ウチの部署でも やりましたけど、準備とか 大変でしたよ。 部門長からコスト削減のため自社会場にある PCを使用するように言われて… 研修会社からは、メモリが16GB必要だから、 運用管理サーバも立てる必要があるって 言われて、手順も複雑で… ∼クラウド実習利用時に必要なもの∼ ※詳細は当社営業までお問い合わせください。 セキュリティ ポリシーの確認 ソフトウェアのVPN接続用 インストール クラウド実習環境への 接続用のリモート デスクトップ接続環境 業務と並行して自分の ペースで実習が! オープンコースにて サテライト講習会にて  遠地にいながら、オープンコースをライブ でご受講いただけるサテライト講習会でも クラウド実習を提供しています。  メイン会場と同じ環境で実習ができ、演習 中にエラーが発生した場合は、メイン会場の 講師から遠隔でのトラブルシューティングが 受けられます。 オンサイト・トレーニングにて (上述)  お客様の会場でも、手軽に高 スペックな環境で研修をご受講 いただけるようになりました! eラーニングにて  いよいよeラーニングでも一部のコー スでクラウド実習のご提供を開始しま した。業務と並行し、ご自身のペースで eラーニングの受講および実習を行い、 学習の理解度を高められます。 講師からリアルタイムに サポートが受けられる!

NEW!

クラウド実習環境 そんなに 手間なの!?

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人材育成最前線 第26号(2014年10月号) 12  1つ目の取り組みは、コース紹介の手作りポスターです。 関西ラーニングセンターのロビーに掲示しました。昨年度開催 したコースの中で、2012年度より最も申し込みが増えたコース である「ビジネス分析のための統計学入門」のコース紹介の ポスターを模造紙で作成し、他の一般的なポスターより少し 大きめサイズでPOP風に仕上げました。  お客様に手書きの温かみや新鮮さを感じていただきたい という想いで作成しています。内容はコース概要や関連コースの 体系図だけでなく、登壇している講師に協力してもらい、直筆の 講師メッセージや実際にどのような演習を行っているのかなど、 「研修サービスご案内」冊子、Webサイトでは紹介しきれて いない内容を掲載しています。  今後、他のコースの紹介ポスターも作成していきます。関西 ラーニングセンターにお越しの際は、是非このポスターを探して みてください!

取り組み①:人気コース紹介の手作りポスター!

 2つ目の取り組みは、関西ラーニングセンターの入り口にある 大型プラズマディスプレイにおける最新サービスの動画紹介 です。お客様の多様なニーズにお応えするために展開している 「サテライト講習会」「e講義動画」などのサービスを、動画で イメージ・内容を分かりやすくご紹介しています。また、講師 からの新規コース紹介など、お客様に役立つ最新情報も流して います。昼休み時間は音声を出していますので、ご覧ください。

取り組み②:最新サービスの動画紹介!

 これからも、お客様への おもてなし 、感動 をテーマにいろ いろな取り組みを行っていきます。学び に役立つ情報をお届け してまいりますので、ぜひ、関西ラーニングセンターへお越し ください。 (西日本ソリューション部 松江、森次、宇野、松山、宇都宮)

トピックス

お客様に魅力ある関西ラーニングセンターを目指して!

 関西ラーニングセンターでは、大阪・京橋の大阪ビジネスパーク(通称:OBP)にあり、IT系からヒューマン・ビジネス系まで幅広い 分野の講習会を実施しています。お客様(受講者)に魅力ある関西ラーニングセンターとして、おもてなし や 感動 をテーマ に講師・営業・運営スタッフが一体となって、いろいろな取り組みを行っています。その取り組み例をご紹介します。  3つ目の取り組みは、研修会場まで足を運んで受講してくだ さったお客様に、何かちょっとしたお土産を持って帰っていた だきたい…という想いから誕生した「しおり」です!  「研修後にも持って帰って使えるものが喜ばれるのでは」 「遠方からのお客様もいらっしゃるので、かさばらないように しよう」など意見を出し合う中、「テキストが複数冊に分かれて いるコースや演習時に講義箇所を振り返る時など、ペンをしおり 代わりに挟んでいる方をよくお見かけする」という講師の声から 「しおり」に決定しました。書店ではおなじみですが、研修会場 では珍しいのではないでしょうか。しおりは講師から受講者へ 配布しており、受講者と講師の距離感を縮めることにも役立って います。  2014年3月から配布を始め、これまで多くのお客様が講習会 中に活用してくださっています。人気コースの追加開催や当社 Webサイトのご案内など様々な情報を掲載しておりますので、 ぜひ休憩時間に眺めてみてください。

取り組み③:チョットしたお土産、しおり配布!

最後に

 関西ラーニングセンターは、「センター」ではなく、私たちの 「お店」という身近な感覚で運営しております。そこで、4つ目の 取り組みとして、お昼休み・休憩時間にラーニングセンターを 巡回し、何かお困りのお客様がいらっしゃらないか、目を配っ たり、ご質問やご相談を受け付けております。人材育成・研修 コースの中身など、何でも構いません。当社のスタッフが歩いて おりましたら、是非、お気軽にお声をかけて ください。

取り組み④:気軽に聞ける、相談窓口!

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講師による担当カテゴリとコースの解説や最新情報、スキルアップのためのおすすめ情報(書籍、サイトなど)、海外の 人材育成最新情報など、毎回、各担当が個性豊かに熱く語っています(隔週発信)。ぜひ、ご覧ください。 コースの最新情報や無料セミナーなどのお知らせ、人材育成に関する情報、研修のご相談は、 当社研修サービスサイトをご覧ください。 ゴーゴーキョーイク

Tel:0120-55-9019

富士通ラーニングメディア

お客様総合センター

富士通ラーニングメディア

お客様総合センター

〒108-0075 東京都港区港南2-13-34 NSS-IIビル

〒108-0075 東京都港区港南2-13-34 NSS-IIビル

ブログ ∼人材育成最前線∼

富士通ラーニングメディア 研修サービスサイト

お問い合わせ先

9:00∼12:00、13:00∼17:30 (土曜日、日曜日、祝祭日を除く)9:00∼12:00、13:00∼17:30 (土曜日、日曜日、祝祭日を除く)

http://www.knowledgewing.com/

flm 研修

検索

■各種ご案内ページのご紹介

人材育成ご担当者さま向けページ

オンサイト・トレーニング(お客様個別開催研修)、人材育成 無料相談会、助成金活用などをご紹介しています。

日程一覧 / コース一覧 ダウンロードページ

講習会の開催日程一覧、eラーニングコース一覧がダウン ロードできます。人材育成計画、コース選定などにご活用 ください。

当社の人材育成サービスの各種ご案内ページ

当社の各種人材育成サービスをご案内しています。 コンサルティングサービス、eラーニング制作サービス、 マニュアル制作サービスなどは、こちらをご参照ください。

ブログ、Facebook、メールマガジン

ブログやFacebook、メールマガジンでも人材育成に関する 情報を発信中です。 メールマガジン「KnowledgeWing通信」(KW通信)の配信を ご希望の方は、こちらよりお申し込みください。

お問い合わせページ

各種お問い合わせはこちらから。お問い合わせフォームから もお気軽にお問い合わせください。 「人材育成最前線」へのご意見・ご感想もこちら(ラーニング・ コンシェルジェ・デスク)からお寄せください。 お待ちしております!

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株式会社富士通ラーニングメディア

東京都港区港南

2-13-34 NSS-

Ⅱビル

108-0075

Tel.0120-55-9019

http://www.knowledgewing.com/

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