【研 究 論 文】 UDC :624
.
012.
45:624.
02 日本建築学会構造系論文報告集.
第 350 号・
昭和 60 年、
4月鉄筋
コン
ク
リ
ー
ト骨
組
の
最
適
設
計
に
関
す
る
研 究
そ の2
最 適化 計算
に おける初 期設 計解
の推 定
正 会 員今
.
井
信
宏
*1.
序一
般に構 造 物の最 適 設 計 を行 う方 法とし て,
数 理 計 画 法の理 論 と最 適 化プログ ラムを 用い て計 算 機に より最 適 解を求め る数 値 的 解 法 と, 限 定 制 約 条 件ci?
もとに最 適 化 問題の定式化を行い, 解を理 論 的に求め る方 法とに大 別 さ れ る。
これ ら二 つ の方 法は,そ れ ぞ れ長 所,
短 所 を もっ て いる が,
これ らの解 法を適 宣 併用 する こ とに よ り さ ら に合 理的な最適設計手法が可能に な る。
筆者は
,
前 報1}に おい てSUMT
,Davidon.
Fletcher
・
Powell 法の数理計 画 法お よ び分解架構 法 を用い た鉄 筋 コ ン ク リー
ト (以 下 RC と略斉
己〉、
骨組の 最 適 設 計 手 法 を示し た。
し か し, こ の方 法は ど の よ う な骨 組に対 して も か な りの精 度で設 計 解が得られ る利点がある反 面,
多 数 回の 構造解析を必 要と する ため,
骨 組の規 模が大き く な る と演算時 間 が 増 大し設 計コ ス トの点で不利と な る。
こ の数 値 的 解 法にお ける短 所は,.
あ る程度まで理論 的 方 法を適 用する こ と によっ て補うこと がで き る。
理論的 方 法に よる最 適 設計に関す る研 究は
,
建 築 構 造 物の場 合,
鋼骨組につ い ては すで に中村2)−
4〕により,
塑 性 理 論お よ び最適性条 件を用い た 解 析法が示さ れ,
多く の有 用な結果が簡 潔な閉 形 表 現で与え ら れ てい るが,
RC 骨 組につ い て は ほ と んど見られ ない。
中 村の方法は, 鋼 骨 組 構 成 部 材と し て
H
形 鋼 断 面を選 び,
これを理 想 サン ドウィ ッチ断 面に置 換し た後,
すべ て の部 材のせい が一
定,
す な わち;部 材の 断面 積が その 断 面 2次モー
メ ン トに比 例す る形の 条件の もと に,
「
(曲 げ 剛 性)×(部材長さ)の積 和で 目的
関数を設定し てい る。 中 村は,
こ の 目的 関 数 を用い てまず,.
コ ンプライア ン ス 制 約 条 件が指定 され た鋼 箱 形ラー
メ ンの最小 重 量 剛性 設 計 解を導い てい る。
次に,
こ の設計解に対 応す る曲 げモー
メ ン トが中 村の提 案し た構モー
メ ン ト図に一
致す ること・
を指摘し た上で,
構モ r メ ン トおよ び箱 形ラー
メ ン よ り 得られ る最 適 解の基本的性 質な ら びに最 適 性 条件を用い て,
半 逆的解法によ り多 層 多ス パ ン鋼骨組の最適 解 を導 い てい る。
’
拿 名 古屋大 学 工 修 (昭 和 59 年 4 月 11 日原 稿 受理 日,
昭和59年 ll月5日 改 訂 原 稿 受 理 日,
討 論 期 限 昭 和 60 年 7 月 末 日) し か し,
部 材の断 面 形状と して矩形ま た はT
型が一
般 的で あ る RC 骨 組の最 適 設 計におい て は,
部 材の断 面 積 と断 面 2次モー
メ ン トとの関 係 が 非 線 形 とな り, 設 計 変 数 として部 材せい を採り,
部 材 断 面 積に基づ く目的 関 数を 設定 し,
中 村と同様の最 適 化 問題を解こうとすると,
問題は非 線 形 最 適 化 問 題 とな り, 最 適 解には,
こ の部 材 せいの影 響 が 直接 反 映し, 取り扱いが 複 雑 と なる。.
こ の た め,一
種の線形 最適化 問 題に属 する中村の方 法 を,
こ れ を その ま ま, 非線形最適 化問題であるRC
骨 組に適 用 す ること は,
骨 組の最 適 性 条 件お よび最 適 解の基 本 的 性質が 明 ら かに異なっ て くるた め,
で きな いことに な る。
ま た, 中村は, こ の非線形最適 化問題 を取り扱っ た骨 組 の解法につ いてば ほ と.
んど示してい ない。
’
本 研究
は,
上記の事 情を も とに,
静 的な荷 重 を受けるRC
骨組の最適化計算
に お けう
演算
時
間短縮めた めの良 好な
初 期鞏
計
解を,
理論的
および 数恒
的解妹
を組み合わ せ た 方 法に よ り求め る 解 析法につ い て 示し た もの で あ る。 理 論的解法で は,
層 間変位 制限 を受け るRC
骨 組 の最 小 重 量 設 計 問題 を取り扱い,
断 面算 定用水平力 時 モー
メ ン ト分 布を求め た。
こ の 際,
非線形最適 化問題に 伴い,
最 適 解が設 計 変 数に関す る高 次の非 線 形 関数と な り,
そ の取り扱いが簡単な骨組に対してす ら煩 雑かつ複 雑と なり実 用 的でない た め,
本 研究で は近似 解 法によ り RC 骨 組の最 適 解 を 求 めた。 近 似 解 法で は,
多 層 多ス パ ンRC
骨 組を,
多 層 ユ ス パ ン骨組
(以 下,
集 約ラ⊥ メ ンと呼ぶ )に置 換し,
さ ら に これを層 毎の基 本 骨 組に分 解し た。 この基 本 骨 組に対 する最 適 性 条 件および最 適 解の基 本 的 性 質を,
中 村の示 し た方 法に よ り求め,
こ れをもとに,
多層 多ス パ ンRC
骨 組の 最 適 解を求め た。. .
.
・ 解 析例と し て3
例のRC
骨組の最 小 重量 設計を行い , 本 研 究で示した方 法の有 効 性 を,
筆 者が前va
’] で示し たSUMT
・
を・
用い た数 値 的 解 法に よ る最 適 解と,
本 方 法に よる最 適 解と比 較 することによ り検 証し た。2.
静 的 な 荷 重 を 受 け る RC 骨組 の 最適設 計 Z.
1 設計の概 要’
. 『.
t’
−t・
設 計 に用い る 荷 重 状 態 と して常 時 荷 重 λv(G
十P
>お よ び地 震 時 荷 重 (G
+P
)+ (地 震 荷 重 )の 二、つ を 設 定す一
16
一
る。 こ こ に Xvは鉛 直 荷 重 時 荷重係 数である
。
設計変数は
,
各 層に お ける は り全ぜいdw
(i=1,…,
N ,
ノ=1,…,
冗) お よ び 柱 全せいDss
(i=1,…,
N ,
ノ=
・
1,…,
n十1)と する。
こ こ にN
は層 数,
n はス パ ン 数 を 示 す。
制約 条 件 式として
,
は り お よび柱せい決定に重 要な役 割を果す と考えられる次の制 約 条件を骨 組 各 層におい て 適 用 す る。
0.
004≦Ptat≦Pibu…
t…
tt
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
ttt
−・
・
t…
(1 )1
δ‘1
≦ δ‘・
……・
・
………・
……・
・
…………・
・
…・
(2) 0。
004≦PtC,
e」≦Ptcu………・
…・
…・
・
…………
(3)DSi
≧Pm1。・
・
一 ……・
………・
一 ……・
…・
…一
(4) 0.
002≦ P.
,
tJ≦Pω
u’
・
…………・
……・
……・
…
(5 ) 1次設計 2次設 計 図一
1 最適設計過 程 ブロ ックチャー
ト 置2
5
jtlnnt
置 」1重
巳
j
一
巳∩
」 a)設計骨 組 z
E
証b.
i
ε皿G ,i
i
=1
,…
gN ノ耳 1,…,
n十1こ こ に,
Pt
“t :i
層は り引 張鉄筋比,
Pt
。,
t」 :‘層 ノ列 柱 引張鉄筋比,P
ω,、” :i
層j
列柱帯 筋比,
δ、:i
層 層 間 変位,
δ‘:指 定さ れ たi
層 層 間変位,Dm
、n :柱せい最 小 値。 な お, 小文字の添 字 u は 上限 値を示 す。 図一1
に最適 設計過程のブロ ック チャー
トを示 す。
設 計過程は大き く分けて 1次 設 計,
2次 設 計より な る。
1 次設計で は,
層 間 変 位 制 限 を受 ける骨 組の最 小 重 量 設計解よ り水平 力 時モー
メ ン ト分 布の算 定 を行い, 図一
1
の左半分に示 し た手 順に より 1次 設 計解 を求める。
2
次設計で は,
構 造 解 析,
断 面 設 計 を繰り返し行うこ と に よ り1
次 設 計 解の改 修 を行 う。
これは, 1次 設計に おい て仮 定された鉛 直 荷 重 時モー
メ ン ト分布の修正 な ら びに,
1次 設 計 解が水 平 力 時モー
メ ン ト分 布算定の際に 仮定さ れ た制約 条 件 以 外の要 因で決 定 されること が ある た め採ら れ た方 法である。
2,
2 層 間変 位 制 限 を受け るRC
骨組の最小重量設計水平 力 作 用 時における骨 組の層 剛 性 分 布 決 定に は
,
2.
1で示し た制 約 条 件の うち, 層間変位条 件が重要な役 割 を果 す と 考え られる。
その た め, ここでは各種制 約 条 件の う.
ち, 層 間 変 位 制約 条件が指定さ れ た,
骨 組の最 小 重 量 設 計 を行い, 水平 力時モー
メン ト分 布 を求める方 法 につ いて述べ る。
2.
2.
1 解 析モ デル解 析に際し て は まず, 図
一
2,
a に示 す 設 計 骨 組 を, ス パ ン方 向に集 約し単 純 化し た 図一2.b
に示す集 約ラー
メ ン に置 換 し,
さらに これ を図一2.
c に示す層ご との集 約 層 サブフ レー
ム に分解す る5}”
S) 。 解 析は主 と して,
集 約 ラー
メ ンに対し て行う も の と す る が,
より詳 細な最 適 解 の定 式 化 が 可 能な骨 組につ い ては,
設計骨 組を層ご と に ⇔ 鞠 ⇔ 臼口
PN
E
匹bl ,i
P
閇 町 c,iEVbo
.i
⇔h
⇔PI
Elbl
、Li
EIG
,1
,iEIb
◎,jj
一1
書一
9一
』
h −
」Lli
− P
一一lj
一tn−
・ b) 集約 ラー
メン c)集 約 層 サブフ レム の 層 サブフ レ
ー
ム 図一
2 解 析モデル一
17
一
分 解 し た図
一2.d
に示す層サ ブフ レー
ムを用い て解 析を 行 う。 図一
2.
b
に示す集約ラー
メンは,
次 式に示す よ うに設 計 骨 組の各 層の は り剛度k
。およ び柱 剛 度k
。の ス パ1
方 向の総 和および総和の平 均が,,
集約ラ t メ ン の各 層に お ける は り剛 度 K,お よび柱剛 度Ke
にそ れ ぞ れ等 し く な る よ う に モ デル化し た。
,
n梅
=
Σ妬 ズ……一 ・
………・
・
………・
…
(6・
a) 丿=
1 n+1Kc,
尸 Σhe
」,
t/2
t・
・
…・
……・
・
…・
(6・
b
)i−
±1,…,N
’=
1 ここ に,kb,
」,
i=
E煽,
‘〃丿,
kc
”,
i=Elc
,‘/hc
こ こで
,
設 計 骨 組は簡 単の た め,
図一2.
aに示す よ う な 曲 げ 剛性E
∬の分布 を持つ 柱 脚 固定のRC
平面ラー
メ ンと し, ま た骨 組の幾 何 学 的 形 状お よ び荷 重 状態 な らび に使用材料の力学 特 性 は前 もって与えられて いるものと す る。 は り お よび柱の断 面 形 状は各 層ご とに,
は りにつ い て はb
‘×dw
の 矩形, 柱 たつ い て は D,,
‘×Dd,
t の 正方 形の一
様 断 面と す る。
こ こ にb
‘はi
層嫉
り幅であ る。’
こ こ で図一
2におい て用い た記 号は以 下の ご と くであ る。.
1
、:i
ス パ ンの長さ,h
‘:‘層 階 高,
Hi :i
層 水キ
カ, P‘:i層 層せ ん 断 力,E
:コ ン ク リー
ト弾 性 係 数 な お,
図一2.
aに お けるi
層の は りお よ び柱の断 面2
次モー
メ ン ト 塩A‘け己1,…,
n),IC
」,
1(j
=
1,
1…,
n十1
> は次 式で示さ れ る。
lblJ
.
t=
φb
‘d
量,/12・
・
・
・
…
一・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
4−・
・
・
・
・
・
・
…
(7
・
a)Ic」
,
i=D
),
‘/12・
t−・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
t・
・
…
:
・
t・
・
・
…
(7
・
b
)ここ に, φ:ス ラブに よ る は り剛 度 増 大 率 設 計 骨 組 あるい は集 約ラ
ー
メ ン を 層ご とに分 解す る 際,i
層の は り曲げ剛 性を,
各ス パ ン におい て共 通の曲 げ 剛性分割 比 α‘,
β‘.1 (た だ し,
αt, β‘.
1>1) を用い て,
そ れ ぞ れ分 解 架構のi
層 上は り曲げ 剛性および (i
+1> 層 下は り曲 げ剛 性と に分割す る。
こ れ を 図一
2.
d
の層サ ブフ レー
ム につ い て示 す と次 式の よ うに な る。
EI,。”
,
i+1+ElbW.
t±Elb
」,
t・
…………・
…・
…・
・
(8・
a> こ こ に,
1.J
、
t+1=
φb
‘dL
/(12
β‘+
1}……・
・
……・
…・
・
…
(8・
b
)lbl
」,
・一
φb
・dl
・/(1.
P
・・}・
………・
・
…
(8・
・)ま た
,
α ‘,
.
fls
、
1の間に は次の関 係が あ る。β‘+i; at/(al
− 1
)…・
・
……・
…
(9 )(た だ しaN
;
1)集 約 層サブフ レ
ー
ム にお ける上は り,
下は りお よ び柱 の曲げ 剛性Elbl.
i,
Elb。,
i,
El
。.
iは そ れ ぞ れ次式とな る。n
EI
,,,
‘;E
Σ(1
,/1
、)1
,,」,
、………一 ・
・
…
(ユo・
・> J=
1ElbO
’
i=E
Σ二(1
,/1’)lbO」’
i”…”マ
’
’
’
”
噛
’
…噛
’
°
’
’
”
(10齢
b
) ’=
■E
・、,
t−(
躰
の
/
2
−
…・
・
…・
・ ・
・
・
…
(・… )一 18 一
こ こ で, (10・
a) , (10・
b)式は集 約 層サ ブフ レー
ムの 基 準ス パ ン長とし て,
骨 組 最 左 端の ス パ ン長1
、を 選び, ほかの ス パ ン における は り剛度を・
,
e
,に対応す る は り剛 度に換 算し,
(6・
a)式に従っ て集約ラー
メンの は り剛 度 を求め, これを層ご とに分 割す るこ とに よ り求め た。
ところで
,
図一
2.
b
に示す集約ラー
メ ン より得ら れ る 層 間 変 位と, 図一
2,
a に示す設計骨組よ り得られ る層 間 変位の値を, 骨 組の幾 何 学 的形状お よ び外 力分布 を 変え た数例のRC
骨 組につ い て た わ み角法
に よ り求
め, 検 討 す る と両 者の間に は次の よ う な関係がみら れ た。 具 体 的な数値につ い て は紙 数の関 係で省略 す る が, 集約ラー
メンよ り得られ る層 間 変 位の値は, 元の骨組よ り得ら れ る そ れに比較 して約 4−
10% 程度小さ め.
op
値 を示 すが,
その誤 差は, いずれ の骨 組につ い ても最下階 を除い て各 層ほ ぼ一
様とな り, 集 約ラー
メンお よ び 元の骨 組よ り得 ら れ る層 間 変 位の間に は相 似 関係が存 在す る。
こ の こと よ り, 本研 究で は層 間変 位のみ を制約条 件と する最 適設計に限れば
,
集 約 ラー
メ ンお よびこれを層.
ご とに分 解し た (ユ0
).
式で示され る集
約 層サブフ レー
ムと 元の設 計 骨 組との間に は, 最 適 解お よ び その基 本 的 性 質 につ い て同様の相似 関 係が存 在す る と仮定し て一
t 次に
示 す解 析 過 程に よ り多層多ス パ ンRC
骨組の最
適 解 を 求 めた。 な お, こ の仮定の妥当
性につ い ては後に示す3.
の解 析例に おい て検 討する。2
.
2,
2解析過 程の概 要
層 間 変 位制限を受ける RC 骨 組の最適化過程を, 次 の 2段 階に分け て解析を進 める。
1) 図
一2.
c に示 す一
般 階 集 約 層サブフ レー
ム につ い て層 問 変 位 制 約条件の も とに骨 組の最 小重 量 設計を中 村 の示し た方法に よ り行い,
最 適 解 を得る た め の最適条件 式な らびに設 計 解の基 本 的 性 質を明らかにす る。
2)
1
>で得 られ た結果を用い て,
図一
2.
b
に示す集 約 層 サ ブフ レー
ム を重ね合わ せ た集 約ラー
メンに対す る 最 適 解を,
集 約ラー
メン に お け る変 形の適合条件を考 慮 した半逆的解法な ら びに繰り返し計 算を 用い た方 法に よ り求め,
こ れを 図一
2.
a に示す多層 多ス パ ン骨 組の最 適 解と す る。
な お
,
図一
2.
d
に示す層 サ ブフ レー
ム に よ り多層多ス パ ン骨組 の最適 化 問 題の 定 式 化が可 能な骨 組につ い て は,
1)の結 果より得 ら れ る層サブフ レー
ム の基 本 的 力 学 性 質を用い て定 式 化を行い,
これを解くことに より多 層 多ス パ ン骨 組の最 適 解を求める。
2.
2.
3一
般階集 約層サブフ レー
ム の最 適 条 件 式骨組 最左 端の ス パ ン長
1
,を基 準ス パ ンと す る一
般階 集 約層サ ブフ レー
ム を 図一
3に示 す。
な お,
層 を 示 す 添 字 iは特に こ と わ ら ない限り, こ こ で は省 略する。
解 析にお ける設 計 変 数は,
上 は り は り全 せいd
、.
J, 下 は り は り全せ いd
。J お よび柱 全せ い D,とする。
また,
1 E虹b1 2 PE 皿
;
4し
, E∬boE 皿τ 3 1−
‘」
P
.
,
「lRl
R e2 ‘ θ 図一
3一
般 階 集約層サ ブフ レー
ム eコ 骨 組の総 重 量につ い て は,
RC 骨 組の場 合は,
コ ン クリー
トと鉄 筋の重 量の総 和 を考 慮 しなけれ ばい けないが,
鉄 筋の総重 量が骨 組 総 重 量に 占め る割 合は た か だか 1割 程 度である。
そこで, こ こでは問 題 を簡 単にするた め RC 部 材 として の慣 用の比 重.
ρ (こ こ で は普 通コ ン ク リー
ト を想 定 して ρ=
2.
4とし た) を 用い て骨 組 重 量 を 評 価す る。
一
般 階 集 約 層 サ ブフ レー
ム の最 小 重 量 設 計 問 題は次の ように な る。
層 間 変 位 条件 Pδ=
Pδ (指 定 値)…・
…・
…・
…・
・
(ll ) の下に 骨 樋 量w −
・[
急
(bl
・.1
,/VZ
;・b
・岫渦
・
冨
・司
……・
・
……・
……
(・2 ) を最 小にするdw
,dOJ
,D
,を 求め よ。
こ こ に, b、,be
:上は り お よび下は りのは り幅(12)式にお け る
d
,,/Vff
,
d
。,/fB
は はり の 剛 性を 分 割 比 a,
βで分 割し たこ とに対 応 する上は り および下 は りの等価は り せい であ る。 (11
)式におけるP
δ の算 定 式を応 力 法に より示す と次の よ うに な る2〕。
・・一
∬
纛
臨 (x)1
!dx
+∬
纛
臨 ・(x)1
・dx
・ ・
ズ
翫
臨 肋………・
……一
(13) こ こ に, 脇上(x), 脇 下(x),Mc
(Y ):そ れ ぞ れ集約層 サ ブフ レー
ム の上は り,
下は り お よ び 柱の モー
メン ト分 布 上 記の問 題の解 を,
ラ グ ランジェ 乗 数 法 を用い て求め る。
ラ グ ラン ジェ 乗 数 レ を 用い て上 記の問題 を次の付 帯 条 件な しの最 小 値 問 題に変換す る と次の よ う に な る。 W=
W (dw ,
dw ,
DD 十り[PδIEI
.,(d
,」〉,
ElbO
(do
”〉, Elc(D,)}−
Pδ]→
min.
・
・
……・
・
……・
………・
(14 ) (14)式が停 留 値 を もつ た めの必 要 条 件は次 式と な る。
∂W
/∂dw ニ
∂w /∂do4;
∂w /∂D産=
o ・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(15) (15)式の各 項を求め, こ れを 上は り, 下は り お よ び柱 の曲 率 分 布 Kb、(x ),
K,,(x),
Kc(y) を用いて表す と次 式と なる。危
一鍔謬
∬
臨 (x)}・dx ……・
・
……
(16・
・)一
畿
紳
… 轍…………
… 6…一
藷
∬
1
跏 ド・〃………・
・
一 ……
(16・
c) (16・
a)一
(16・
c) 式 よりス パ ン方 向に お け る設計変数間 の関係が次のよ うに求 まる。
dw ;
(1丿/11)du’
・
一…
一・
・
・
・
・
…
け
(17・
a) ノ=1,・
凾
・
, ndo
”=
=
(lj
/l
,)〔lo,
i…
t・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(17・
b
) ノ=1
,…
, nD
、=D
、………・
一 …
(17・
c)h =1,….
n+1
(17・
a}一
(17・
c)式よ り設 計 変 数の数は, 元の (3n+1) 個からd1
、
1,
d
。,
1,
D
、の3
個に減 少す る。
こ れ に伴っ て,1
,、,
漏,lc
は次のよ うにな る。
Ibl=
(φb
匹d
乳1/12
α)Σ(1
,/11
) 2・
・
…・
…・
……
(18・
a) k=
±
1 nI
』。=
(φbod
融u/12
β)Σ(哉〆1
,) 2…・
・
…・
……
(18・
b
) k=
11c=
(n十1
)DY24 ・
一
一
・
・
t−・
・
t−・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
tt・
・
・
・
…
(18匿
c) 以 上 示され た結果およ び 図一
3に示す節点 番号, 節点 回転 角 θ, 層 間部材 角R
を用いる と結 局は, 未 知 量le
,,
e,
,Ri
とId
、
.
、
,
d
叩,
D 、
1
と を,
節 点回 りのつ り合式2
個,
層方程式 1 個お よび (16・
a)一
(16・
c)式に示し た最適性 条件式3
個の計6
個の条件式に よ り決定す ればよい こ と に な る。
た わ み 角 公 式に よ る 力の つ り合式Mt
!=
6EI ,,畠/1
,・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一
一
・
・
・
…
(19・
a)M
“=6EI
,08,/11・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(19・
b
)Mtt
十M
,4≡ O・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一
一
・
・
・
・
・
・
・
…
(19。
c)M
.』十M
“=
Ot−・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(19・
d
) を用い て材 端曲率K
を求め る と次 式と な る。
Kn
; 6a
/l
,・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
−t・
・
・
…
一・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(20・
a)K
‘s=
=6
θVl
,・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
t・
tttt
・
(20・
b)K
,,=− Mt
!/Elc…・
…・
……一 一 ……・
一
(20・
c)K
“=−
M,e/E」艶・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(20・
d
) (20)式の材 端 曲 率 より定 義 される曲 率 分 布お よ び (17), (18) 式 を (16)式に代入 し,
式 を 基 準ス パ ン1
、にお け るdin
,do
,
i,D
,につ い て整 理す ると次 式と な る。
k
−
3φdL
・θi
/ViT
ll……・
一 …………・
(21・
・)=
3
φd
義壼θ著/げ
淵・
・
・
・
・
・
…
s・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(
21・
b
)=Di
(Kl
,− K14K
“+Kl
、)/18・
・
…・
…・
…
(21・
c> (21・
a>= (21・
b
)式 よ り節点回 転 角につ い て次の関 係が 得ら れ る。
气/
β
「d1、
,a
= や〆1
≡一
〔io,
1θL ・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(22) (
22
>式を図一
3にお け る力のつ り合 式 Mt2+M.s=
Ph/2
に代入 する と節点回転 角 畠,
e,が次の よ うに求まる。
畠
=
帳 B/〔Eφd,.
,A)・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
−t・
…
(23
・
a>e,
:
=
・
fB
B
/(EiPdolA
)・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(
23・
b
) こ こ に,
A一
Σ (1
./1
且) 2 k=
1B =
毛/i
『
万
7P 九‘1/(毛!万
『bldi.
1十毛/7
bod
:,
])el
,e
,お よびIc
を 用い て層方程 式 より層 間 部 材 角 R一
19
−一
.
を求め
,
(ll)式を考 慮す ると次式とな る。R =R =B
(砺 /d1,
1十妃歹/do.
1)/(2E φA
》 十Ph
! /(n 十1)EDI ………・
・
………・
(24
) こ こ に,
R :指 定 層 間変位δ に対 応す る層 間部材角 次に,
傷,
θ一を用い て (20・
c),
(20・
d
)式 よりK
“,
K
,、を 求 め,
これを (21・
c)式に代 入し,
(21・
a>=
(21・
c) 式と お くことによ り次 式が得ら れ る。
3
(n 十1)2ψ禰
一
1♪,ロ
8φ42(β惚
b萋d言a一
輙
一
bidiabodSa
→−
aVZIb
言dS,
,)・
・
・
・
・
…
(25) ま た
,
柱 端モー
メ ン トM14,
M 、,は,
た わ み角 公 式よ り次の よ うに な る。
M
,,=2Elc
(2
e,十θ1− 3R
)〆h
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(26・
a) M“ = =2Elc(a
十2θ乢一3R
)/h・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(26・
b
) 両 式の差 を求めt これに M,、=−
M、2, M、,=−
M4sお よび 畠,e
、 を代 入 す る と次 式 が得られる。
(n+
1
)D
{Z
、輙
(Vi
.
d
。,
1一
禰 d
、,
1}=
6
φd
,、
,d
,,
,hA
(毛
/7
b
,d
:,
,−
YRBi
bid7n
}・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(27
) 以 上 ま と め る と,
一
般 階集約層 サブフ レー
ム の最 小 重 量 設 計 解は, (24 ), (25 >, (27 )式で示し た最適条件式 を解くこ と に よ りd
,、
、,d
。,
】,
D
、を求め,
これを (17・
a)〜
(17・
c) 式に代入す ること に よ り求ま る。
ところで, こ の最適 条件式を実 際の骨組に適用す る場合, は り幅に つ い て次に示す 二つ の場合が考え ら れ る た め,
そ れ ぞ れ の場 合につ い て最適条 件式 を 示 す。
1)bilb
。の場 合 (24),
(25 ),
(27
)式を満 足 する解を求め る。 2 ) b1=
わ。=b
の 場 合 (27 )式よ り次 の2式が得ら れる。駈≡
−
do,
,=晦 d
,,
1・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(
28
)(n十1)D歪11
輙
『=
6iPbdindoahA (栃de,
i十
砺
「dl
.
1)・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
7・
・
:・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(
29
) よっ て,bi
;b
。=b
の場 合は,
(28)式に関 係す る場 合 (Case
1)と (29) 式に関 係す る場 合 (Case 2 )の 二つ に分 けて解 を 求 め,
最 小の重量 を与え る解を最適解 とす る。
イ)Case
1の場 合 (28)式 を (24),
(25) 式に代入 す る と次 式と な る。 3(n十let
a振 Df=8iPA2b2dt
.
,・
・
・
・
…
t・
・
・
・
・
・
…
(30 )互一
{
許
[
2 鹹αli
,
h
,A
+ (。+1)Dt
]
・
・
…・
…一
(31) 最適解は,
(30
),
(31
)式を解いて,d
、.
1,DI
を求め, これ を (28
)式に代入 し てd
。,
、を求め ることに よ り定ま る。
ま た,
こ の場合,
節 点回転 角,
節 点モー
メ ン トお よ び上は り と下は りの断 面 2次モー
メ ン、
トにつ い て次の関 係 が得ら れ る。
畠=e4=
aPhl ,X
(2E φbd
;.
1、
4
)…・
………・
(32
) 1』尸 」凶…・
…・
……・
t.
一
……・
…・
…・
…・
…・
……・
(33>一
20
一
MtS
=M43
=− M 皇
4=− M
“= P九/4・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(34) ロ )Case
2の場 合 (24),(25), (29 )式 を解くことに よ り最適解を求め る。
一
般 的な骨 組につ いて は, 通常
,
イ)の場合の解が最 小の重 量を与え る。
し た が っ て,以 下の解析におい て は,b
,=b
。の場 合は, (30
), (31
)式よ り解を求め る も の と す る。
.
以上, 示され た一
般 階集約層サ ブフ レー
ム に関す る最 適 条件式よ り次の よ う な結論が導か れ る。
(1) 最適設計さ れ た 骨 組の上 は り,
下 は り お よ び 柱 せ い は, そ れ ぞ れ部材長さに関し て比例関係に あ る。 (2
)b
、;b
。の場合,
上は り お よ び下は り の曲げ剛 性 な らび に節点回 転角は等し く な り,
柱の反 曲 点は中央 に ある。一
方,b
,キb
。の場 合は, こ れ ら の関 係は成 立 し ない。
次に,
集 約 層サブフ レー
ム に関し て得られた上記の最 適 解の基 本 的 性 質を用い て,
図一
2.
d
に示し た層サブフ レー
ム におい て,
より詳 細な最適化 問題の定式 化が可 能 か どうか検 討す る。 層サ ブフ レー
ム に おい て比較 的 簡 単に定 式化がで き る 骨 組は,
後の 2.
2.
5で述べ る は り幅が全 層におい て等 し く かつ 均 等ス パ ン長をもつ 骨組で あ る。 ス パ ン長の異な る骨 組や はり幅の異な る骨 組につ い ては,
最適化に おい て必 要と なる節 点 回 転 角や層 間 変 位の厳 密な算 定 式が,
前に示し た集 約 層サブフ レー
ム にお ける算定式と 比較し て, 設 計 変 数に関し て より高 次の多 項 式と な り取り扱い 上 実 用 的でない。 したがっ て,
これらの骨 組につ い ては,
2.
2.
2で述べ た よ うに集 約ラー
メ ン につ い て最 適 解を求 め, こ れ を 多層ス パ ン骨 組の最 適 解と する。
2.
2.
4 集 約ラー
メ ン に よる層 間 変 位 制 限を受け る骨 組の最 小 重 量 設 計 こ こ で は, 次の 二つ の場 合に分け て解 析 手 法を示す。i
) は り幅が全 層で等し い骨 組の設 計b
‘=b
(i=
1,…、
N >である骨 組の最 小 重 量 設 計は,
(17 )式の関 係を用い て次に示す最適化 問題 を設 定し以 下の要 領で行 うこと がで き る。 層 間変 位 条 件 Rt= Rt (指 定値 )・
・
……・
…・
……
(35) の下 に 髑 轤w
’
一
・[
聾
・始
鵜・(n+
1
)・副 ]
・
……・
…・
・
(・6
) を 最 小にするd
、、
1,D
,、
‘を求 め よ。 こ こ で,
集 約 層サブフ レー
ム を重ね合わ せ た集 約ラー
メ ンの 最適解を求め る場 合,
重ね合わ せ が成 立す る た め に は集約層 サ ブフ レー
ム間の変 形の適 合 条 件が満 足さ れ ね ばな らない。 こ の う ち層 間 部 材 角はすで に (35)式で 指 定さ れ てし.
、る た め,
変 形の適 合 条 件 を満足 す る た め に は,
2,
2.
3に示し た結 論2)に よ り,
集 約ラー
メ ン の 各層において, 節点回転角
e
,に は次の関 係 が 成 立せ ねば なら ない。
θ』= θ
.
.
,
.
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一・
・
・
・
・
・
・
…
(
37
)i=1
,…
,ハ厂 上記の問 題の解は, (37 )式の関係を用い て
一
般 階お よ び最 下 階に お ける各 層の は りせ いdL,
お よ び柱せいDl,
tを最上階にお け るは り せ い dN,の関 数と し て表し,
これ を (36
)式に代 入し て重 量 関数W
をdN,
1 のみ の関 数に書き あ ら た め,
こ の W (dNn} を 最 小にする 砥、
を 求め るこ とによ り得ら れ る。 まず, 各 層の は りせ いdt
] をdN,
、の関 数と して求 める と次の よ うにな る。
集約層サブフ レー
ム の一
般 階お よ び最 上 階にお け る は り端モー
メ ン トMbt,
MbN は, (34)式よ り次式と な る。M
,‘
= 6EJ 』1,
‘θ/ム= P‘h
‘ノ4・
・
…
一・
…
『
・
・
・
・
…
(38・
a)Mor− 6Elb
,rvθ/1
】= :P
κh
./4・
・
・
・
・
…
一
一
・
・
・
…
一
(38・
b
)(38
・
a), (38・
b
>式よ り次 式 が得ら れる。「
Ibl
、
1=
(P
‘九‘/PNhN)lb,.
.・
…………
(39)i=
2,
…,
2V集 約ラ
ー
メ ン の は り断 面2
次モー
メ ン トIbl
、は (7 ) 式で示さ れる はり曲 げ剛性分 割の定 義よ り次 式と な る、 Iqi=
lbl,
‘十亅 「 》o,
‘+1=lbl
,
‘十1』L‘+ 】・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(40
) (39),
(40) 式よ りdta
は次式で表される。
d
,,
[ニ
3P ‘ん‘十P
‘+lhi +1 /P押煽dM
,…・
・
……・
(41)i
= 2 ,…
,N
(ただしP
”+1=
0 ) 各 層の層 方程 式R
尸 θ十Pthi
/(n十1)El)1
,
i・
…・
………・
…・
…
(42) に (32)式よ り得ら れ る θ=P
.h
,t
,/(2E φbd
漏4)を代 入してDl,
tを求め る と次式と な る。D
、.
、一
・2
φδd
歳1翠
A
・
・
rr
(43 ) (n−
←1
}(2E
φbd
廴,R
‘A − P
配h
掃11
) 同 様に して最 下 階に お ける は りせ い お よび柱せ い dl,
1,
D
、,
、を求めると次 式 となる。
P。一
・4φδ
d
逼
齟・
…
(44 ) (n 十1)(4五:φbd
葦」且R
卩A−
P.h
.1
,)d
・,
・一・
:P
盖
.[
PI
ん1(3E
φbdk
,
,Ri
∠4− P
.んNll)3
(4E
φbd
瀛R
μ4− P
液酎♂1)・
・梺
]
・ 。…・
…・
一 ・
・
…・
・
一 …・
(45
) 最 小 重 量 設 計 解は,
以 上 求め ら れ たdu ,
Dl,
tを (36
) 式に代入 し, ∂W
’
(d
.,〉/∂dza
,・=O
を解くこ と に よ りW
を最小にするdM
,を求め,こ れ を〔41 ),(43 ), (44 ),(45 ) 式に代入 する こ と に よ り求め られ る。
基 準ス パ ン 1,以 外の部 材せ い は次 式よ り算 定する。
d
・・一
(1
・/l
・)d
・1……・
………一 ……・
(46・
・)k =2
,…
,nD
尾‘=Dl,
‘・
…
’
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(46
・
b
)k
=2,…,
n十1設計解に対 応 するモ
ー
メ ン ト分布は,
得ら れ た解を図一
2.
a の設 計 骨組に適用し構 造 解 析 より求め る。
こ こで,dN,
1は次の条 件 を 満 足せ ね ば な ら ない。
2E φbd
姦且R‘A−
P.h.1,>0 ………・
…
(47・
a) ‘;2
,…,
ノV3Edibdft
,
,R
,A − P
彈h
揮1
,>O−・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(47
・
b
)図
一
4に ∂W
/∂dza
,の値を模式的に示す。
図一
4 よ り,
解は 1根し か存 在せず, 得 ら れ た解は集 約ラー
メンに関 す る全 域 的な解 とな る。
n
) は り幅 が 数 層ご とに異なる骨 組の設 計最 小 重 量設計 問題は
i
)と同 様 とす る。
は り幅が異な る骨 組につ いて は, 次に示 す上 層 より下層に向っ て行う 繰り返し計 算手順に より,
各 層ごとに集約 層サ ブフ レー
ム の最適解の基 本 的 性 質お よび集約層サブフ レー
ム間の 変形の適合 条件を考慮して部 分 最 適 解 を求め,
こ れ を重 ね合わ せ ることに より集 約ラー
メ ンの最 適 解を求め,
こ れ を多層 多スパ ン骨 組の最 適 解とする。1
>層せ ん断力P
‘,
層 間 部 材 角R
‘を既 知 とし, 各 層 集約層サブフ レー
ム の上 はりおよび下は りの曲 げ 剛性分 割比の初期 値α?},
Bll
°1を (9)式の関 係に従っ て適当に 与え る。
2
> 最上階集約層サブフ レー
ム の最 適 解を求め る。
こ の時,bl.
N=b
。,
N ならば,
(30>,
(31)式よ り,b
,,
.lb
。,
N な らば (24
),
(25
),
(29)式 より解 を求め る。
ま た,
こ の解を用い て 萌.
N,
e4,
N,
Ibl,
N,
Ib。.
N を算 定す る。
、
3
)i
層 集 約 層 サブフ レー
ム の最 適解を求め る。i
層 お よび {i
+1
)層 集 約 層 サ ブフ レー
ム間の変形の適合条 件より,i
層 集 約 層 サブフ レー
ム上は りの節点回転 角 昌,
‘に次の関 係が成 立せ ね ばな ら ない。
畠.
t=
θ4,
i+1・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一
一
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(48 ) こ こ に,
θ、,
s.
1 は直 上 階 下は りの節点回転 角で あり既 知の 値で ある。 2.
2.
3で得ら れ た結果を用い て次の二っ の場 合に分 けて解 を求め る。
イ)
bi.
t;bo.
‘=
bの時 こ の時 は.
θ1,
‘=e
,.
‘=e
,.
‘+1・
・
・
・
・
・
…
.
一・
…
一・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
,
・
・
(49
) と な る。
(49)式およ びi
層の層方程 式よ り D、.
sを 求 め る と次 式とな る。
D
,,
1=
Plh
羣/{(n十1
)E
(R
‘一
畠,
‘)1
−……・
………
(50
)上 は り および下は りの は り せい
du 、
t,
d
。,
1,
iは,
(34) 式の関係 を用い て次式を解くこ とにより求 まる。
図一
4 ∂W /∂dM,のグ ラフ 図「 5 ∂Wノ∂θ,のグ ラフ・
一一
21
一
EiPbdf,
,、
,θ1,
‘/211at=
P,h
‘/4・
・
・
・
・
・
・
・
…
一
・
・
・
…
(51
・
a)E
φbdo,
1,
‘e,.
‘/21,B
,=P
‘hl
〆4・
・
………
(51・
b
) ロ)b
、,
‘キb
。ltの時 この時は,
(48)式より 畠.
‘のみ が既 知 とな り,
e4,
s は 未知と な る。
こ の ため.
次の要 領で最適 解を求め る。
以 下,
層 を示す添 字i
は省 略す る。 こ の場 合の最 適 化 問題は次 のよ う に な る。
R =
=R
お よびa =
θ、………
(52 ) の下に 睡 罫一
・[
牆
龕
・・謡
脅
・・(n+1)・:
h
]
……・
…・
・
……・
・
…
(・3 ) を最小にす るd
,.
1,do,
i, D、を求め よ。
こ の問題 を解く た めに,2
.
2.
4,
i
)の場合と同様, dl,
1, d。,
、,
D1 をR ,
θ、,
θ,の関 数と し て表す。
層方程式 より D、は次 式の よ うに求 まる。
2
塾
2−
.
__ __.
,
.
(54 )D
,=
1 (n十1)E
(2R 一
θ1−
e,)節点方程式 瓢2+MH = 0お よび
Mi3
+M.≡
O にた わ み 角 公式を 適 用 し, (18・
a)一
(18・
c)式を考慮 する とd
,,
、,
doo
は次式と な る。
(3R
望
θ・4
)學
α…….
.
.
.
…
(55 )dl
,
t=
33E φ
b
,e
,A
(2R 一
θ1一
麟)(
3R 一
θ一墾
)4fh
!11
・β__.
.
_
(56 >dE.
t=
33E
φbo
砧44L(2 R一
θ童一
θ齟} 最 適解は,
(54
)一
(56
) 式 を (53) 式に代 入 し てW
を 万,瓦,
θ[の 関数と して書きあら ため,R ,
θ,が既 知 よ り∂W
(R
, θ、, の /∂e,=
o とな る e,を求め るこ と に より決定さ れ る。
こ の時, e,は次の 条 件を満 足さ せ ねばな らない。0
〈e
邑く(3R一
θ1}/2・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(57) ところで ∂W
/∂e
,の値を模 式 的に示した図一
5より明 らか の ように,
∂W
/∂e,
= 0を満す e,の値は 2根 存在す る。
した がっ て,
最 適解は, こ れ ら二 つ の e,の う ち最 小の重量を与え るe
,か ら算定 さ れ た値 とな る。4 > 最 下 階 集 約 層サプフ レ
ー
ム の解を求め る。
最下階 にお ける節 点 方 程 式および層 方 程 式な ら び に直上階との 変形の適合条件よ りd
,、
、.
、,D
、.
T は次の よ うにな る。
2P
・窶
__.
___.
_
(,8)D1
,
1=
=
6 (n十1)E
(2R ,− e
,,
1)(3
R
,− 2
a
・
,〕塾
‘1α ・_.
.
.
__
(59}d
,,
,,
,=
・
i
3E φ〜)ianA (2R
,一
θL.
1} 5)収束の 判 定を次 式で行う。
収 束の判 定は,
集 約 層 サブフ レー
ム のは り せいにつ いて行う。id
,,
1,
t− do,
i,
t+ti〈ε・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(
60
)i=
1,
…,N − 1
一
22
一
こ こ に, εは適 当に選ん だ 正 の数で あ る
。
6) 収 束 条 件を満足 し ない場合は, 次 式に より次ス テッ プの た めの分 割 比αノ鋤 を求め, 2)に戻 り計 算を 繰り返 す
。
α曾+1,
≡
(’堺,
‘十’黠,
t+
1)/’留,
ボ・
・
一
一
・
一・
−4−一・
・
一
一
・
・
…
(61 > モ
ー
メ ン ト分 布算定は,i
)の場 合と同様であ る。
2.
2.
5 層 サ ブフ レー
ム に よ る層 間 変 位 制 限を受け る 骨 組の最 小重 量 設計こ こでは
b
‘=b
(i=1,…,
ハ1
),1
,=
‘(ノ雷
1,…,
n) で あ る骨 組の設 計 をR
‘=R
‘な る制 約条 件の もと に2.
2.
2で示した方 法に従い行う。
以下, スパ ン数に応じ て そ れ ぞ れ述べ る。 イ)2スパ ン骨組図
一
6に, 2ス パ ン骨 組一
般階層 サ ブフ レー
ム の曲げ 剛性 分布およ び節 点 回 転 角を示す。2.
2.
3に示し た結 論,
(1 ),
(2) より均 等ス パ ン骨組の場 合は, IbW,
t=
1
』i,
1
,。」,
尸 堀, IcJ,
i=
lc.
’お よ びIb1
ニlbO
と な る。
こ の関係を用いて, た わ み角 法により