ドローン搭載カメラによる可視光画像の植生領域判別に有効な指標
2
0
0
全文
(2) 情報処理学会第 80 回全国大会. 赤青指標(RBI). この中で、緑と赤の単純比の値の範囲が広 -0.8 く、他の標準化指標との比較が困難であっ -0.4 たので、ここでは、(1)を除いた 3 種類の 0 簡易指標を取り上げた。 0.1 3.ドローン空撮画像の簡易指標分布 0.2 今回、大量の空撮画像から、1 枚を選び、 0.3 また、2.の(4)の赤青指標(RBI)による指 0.4 標分布図を主に報告する。(1)から(3)の指 0.5 標では、人工芝と自然のアスナロの葉の判 0.6 別は困難であった。 図 2 で手前から奥まで 0.7 の距離はおよそ 60m で、その範囲で簡易 0.8 指標の特徴を検討した。撮影日時は、2018 0.9 年 1 月 3 日の午後 14:30 頃で、天候は快 1.0 晴、空撮原画像は、3968×2076 画素サイ 図4 簡易指標,の赤青指標(Red Blue Index)を図2の可視光画像から算 ズの 4K 画像である。人工芝の表面には、 出し、指標値の階級ごとに色分けした分布図。中央の紫色の垂直破 落ち葉が散乱している。左側の並木がアス 線は、この線上にある画素値を示す補助線である。 ナロである。3 つの簡易指標、(2)~(4)の結 果を、図 3 の分布図のヒストグラムで示した。実線 で示す「赤青指標(RBI)」が、最も有効であった。こ の分布図を図 4 に示す。赤青指標(RBI)の値の範囲に 応じて、色分けを行ったカラースケールを図 4 の左 側に示す。アスナロ並木の中に赤色画素の領域が、 含まれている。これは、青色バンド画素値が 0 で、 2.の (4)から、1.0 となった画素を示している。図 2 の可視光画像の影領域中に多く見える。図 4 の紫色 垂直方向位置(画素) の垂直破線に沿った画素の値を表示したグラフが、 図5 図4の中央の紫色垂直破線に沿ったRBIの値の分 図 5 である。垂直画素位置は、上から下の方向に 384 布状況:図 4 の上から下に向かった破線上の RBI までで、図5では、左から右に対応する。100 画素か を、図5の左から右に示す。 ら 200 あたりまでが、アスナロ並木で、384 までが、 人工芝領域である。きちんと、判別できている。 また、人工芝領域の手前から奥に向かって簡易指標の 値とその変動は、やや小さくなっており、空撮画像の 空間解像度の影響を見ることができる。 4.まとめ これまで、人工芝領域のような非植生緑色物体を自然 の植生領域と識別するには、対象物の近赤外領域の強 い反射率を含めた植生指標でなければ困難であった。 今回、冬季の低い植生活動時期に、アスナロ並木の植 生域と人工芝の領域を「赤青指標(Red Blue Index)」で 判別できることを明らかにした。影領域の検出で、有 効であった、2.の(3)「緑過剰指標(Green Excess Index)」による、人工芝領域の分別は困難であった。 参考文献 1) 尾崎敬二: 小型無人航空機搭載デジタルカメラによる 単一空撮画像から推定する緑赤植生指標, 第 120 回日本 画像学会研究討論会(Dec. 2017). 図 3 図 2 の可視光画像を 512×384 画素に縮 小し、3 種類の簡易指標の分布図を作成し、 ヒストグラムを比較。赤青指標(RBI)分布図 では、複数の峰の重なりが最も少なく、識 別に有効。. 謝辞 本研究は平成 26 年度科学研究費補助金基盤 (C)(課題番号:26450367)の助成を受けたものである。. 4-10. Copyright 2018 Information Processing Society of Japan. All Rights Reserved..
(3)
図
関連したドキュメント
の商標です。Intel は、米国、およびその他の国々における Intel Corporation の登録商標であり、Core は、Intel Corporation の商標です。Blu-ray Disc
そこで本解説では,X線CT画像から患者別に骨の有限 要素モデルを作成することが可能な,画像処理と力学解析 の統合ソフトウェアである
tiSOneと共にcOrtisODeを検出したことは,恰も 血漿中に少なくともこの場合COTtisOIleの即行
私は,2 ,3 ,5 ,1 ,4 の順で手をつけたいと思った。私には立体図形を脳内で描くことが難
ためのものであり、単に 2030 年に温室効果ガスの排出量が半分になっているという目標に留
今日のセミナーは、人生の最終ステージまで芸術の力 でイキイキと生き抜くことができる社会をどのようにつ
前ページに示した CO 2 実質ゼロの持続可能なプラスチッ ク利用の姿を 2050 年までに実現することを目指して、これ
夜真っ暗な中、電気をつけて夜遅くまで かけて片付けた。その時思ったのが、全 体的にボランティアの数がこの震災の規