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保育内容の指導法における模擬保育実践 -能動的な共同による学びの視点から-

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帝塚山大学現代生活学部子 育て支援センター紀要 第3 号 77 ∼87 (2018 )

保育内容の指導法における 模擬保育実践

一 能動的な共同による学びの視点から ー

Development of a simulation teaching method in childcare education

−A new perspective of active and collaborative learning −

杉 村

Tomoko

智 子 ・

Sugimura

安 東  綾 子 −

Ayako Ando

本研究は、 保育内容の指導法における、模擬保育とその振り返りの授業実践を通じて、

保育者、子ども役、観察・評定者の3つ の視点から、学生がどのよ うなことを学ぶのか、

また、学ぶ内容の質的な違いを検討することを 目的とした。授業 実践の結果、班で保育

を行 うことによる学びは、チームとして共同・協力することの意義や、予想外のことへ

の対処やそれに対処できるような事前準備の重要性への気づきであった。 子ども役を行

うことでは、子どもの発達状況を理解しておくことの重要性と自らがそれを理解してい

ないことへの気づき、加えて、子どもの視点や 立場からの保育者 の言動や保育環境の解

釈をすることが促された。また、保育を観察・評定をすることで、具体的な保育の方法

や技術の獲得や、他班の良い点々改善点を自分達の学びに活かすとい う保育を改善する

視点が促された。 

これらのことが、教職課程コアカリキュラムの保育内容の指導法にお

ける目標との関連性から考察された。

問題と目的

2017 年に教職課程コアカリキュラム(文部科学省、2017) が策定され、大学の教職課

程で修得させるべき内容や目標が明示された。幼稚園教諭養成課程における、保育内容

の指導法に関する科目においては、全体目標としで

主体的・対話的で深い 学びが実現

する過程を踏まえて具体的な指導場面を想定して保育を構想する方法を身 に付ける”こ

とが掲げられた。また、この全体目標を実現する到達目標のうちの1つとして、

“模擬保

育とその振り返りを通して保育を改善する視点を身に付けてい る”とい う目標かおり、

“模擬保育とその振り返り”という、具体的な授業方法についても言及されることとなっ

た。

本研究の目的は、保育内容の指導法の授業における、模擬保育とその振り返りについ

ての方法論の構築とい う観点から、模擬保育を行うことによる学生の学びの内容を明ら

かにすることである。模擬保育を行 うことで、上述したコアカリキュラムで掲げられた

“主体的・対話的で深い学び”が、実現できるのか、また、

“保育を改善する視点を身に

付ける”ことが可能となるのか等、その学びの内容や効果を授業 実践において具体的に

検証しておく必要かおるだろ う。

大学や短大の保育者養成課程で行われてい る模擬保育の概要や形態については、おお

よそ以下のようである。阿部(2016)によると、模擬保育は教育実習や保育内容、教職

* 帝 塚 山 大 学 現 代 生 活 学 部  こ ど も 学 科  教 授

** 九 州 女 子 短 期 大 学  子 ど も 健 康 学 科  講 師

77

(2)

実 践 演 習 等 の 授 業 の

環 と し て 行 わ れ 、 保 育 時 間 と し て は 、 短 い も の で は 8 分 、 標 準 的

な 長 さ と し て15 分 か ら20 分 、長 い も の で は30 分 と な っ て い る。 ま た 、 グ ル ー プ で 活 動

を 行 う の が

般 的 で あ り 、 グ ル ープ の 人 数 は 、 少 な い も の で は4 ∼5 名 ( 例 え ば 、 上 村 、

2010 ; 高 原 ・瀧 ・ 矢 野 、2016) 、多 い も の で は8 ∼10 名 程 度( 例 え ば 、田 爪 ・小 泉 、2006 ;

笠 原 ・ 吉 川 、2017)

で あ る 。 模 擬 保 育 を 行 う 相 手 と し て は 、 学 生 が 子 ど も 役 に な る 場 合

と 、 実 際 の 幼 児 を 相 手 と す る 場 合 か お る が 、 多 く の 場 合 は 、 学 生 が保 育 者 役 と 子 ど も 役

の 両 方 を 行 っ て い る 。 ま た 、

連 の 活 動 に お い て 、 模 擬 保 育 の 前 に は 指 導 案 作 成 、 保 育

後 に は グ ル ープ や 個 人 で の 評 定 や 振 り 返 り が 行 わ れ る こ と が

般 的 で あ る 。

模 擬 保 育 の 方 法 論 や そ の 効 果 に つ い て の 従 来 の 研 究 に は 、 保 育 者 と な っ た 学 生 の 学 び

や 省 察 に 焦 点 を あ て だ も の( 坂 本 、2015 ; 坂 本 ・ 田 中 、2015 ; 田 爪 ・ 小 泉 、2006 ; 上 村 、

2010 ) や 、 保 育 の 観 察 者 と し て の 学 び に 焦 点 を あ て だ も の ( 池 田 、2013 ; 畑 ・ 池 上 ・ 上

田 ・ 種 子 田 、2017)

か お る 。 い ず れ の 研 究 に お い て も 、 模 擬 保 育 を 通 し て 学 生 の 様 々 な

学 び や 省 察 が 促 さ れ る こ と が 明 ら か に さ れ て お り 、 例 え ば 、 坂 本(2015)

は 保 育 者 と な

る こ と に よ る 気 づ き と し て 、 臨 機 応 変 で あ る こ とや 事 前 準 備 の 大 切 さ 等 を あ げ て い る 。

ま た 、 畑 他 (2017 ) は 、 観 察 者 に な る こ と に よ っ て 、 保 育 の 導 入 の 工 夫 や 準 備 物 、 時 間

配 分 等 に つ い て 具 体 的 に イ メ ー ジ が で き る よ うに な る こ と を 明 ら か に し て い る 。

上 述 し た よ うに 、 模 擬 保 育 で は 学 生 が 子 ど も 役 を や る こ と が

般 的 で あ る が 、 保 育 者

役 と 子 ど も 役 、 ま た は 保 育 の 観 察 者 とい っ た 、 複 数 の 視 点 か ら の 学び が 検 討 さ れ て い る

研 究 も 行 わ れ て い る ( 高 原 ・ 小 川 ・ 瀧 ・矢 野・ 下 釜 、2014 ; 高 原 他 、2016 ; 笠 原 ・ 吉 川 、

2017) 。 こ れ ら の 研 究 は 、 保 育 者 と し て の 視 点 に 加 え て 、 子 ど も 役 等 の 視 点 か ら も 省 察 を

行 わ せ て お り 、 例 え ば 、 高 原 他(2014)

は 子 ど も 役 用 の 振 り 返 り シ ー ト を 用 い て 、 保 育

内 容 の 評 定 や 、 保 育 者 役 に 対 し て 感 じ た こ と 等 の 自 由 記 述 を 行 わ せ て い る 。 ま た 、 保 育

者 役 と 観 察 者 の 両 方 の 視 点 か ら の 学 び を 検討 し て い る 笠 原 ・ 吉 川 (2017 ) は 、 学 生 の 学

び の 様 々 な エ ピ ソ ー ド 事 例 を 明 ら か に し て い る 。

し か し 、 こ れ ら の 研 究 に は 、 保 育 者 、 子 ど も 役 、 観 察 者 の そ れ ぞ れ を 行 うこ と で 学 生

が 何 を 学 ぶ の か が 明 確 に 示 さ れ て い な い とい う問 題 点 か お る。 例 え ば 、 高 原 他(2014)

で は 、 子 ど も 役 か ら み た 保 育 者 に つ い て の 評 価 が 中 心 に 検 討 さ れ て お り 、 子 ど も 役 を 行

うこ と に よ る 学 生 の 学 び に つ い て は 検 討 さ れ て い な い 。 ま た 、笠 原 ・ 吉 川(2017 )で は 、

保 育 者 と 観 察 者 の 両 方 の 体 験 に つ い て 省 察 さ せ て い る が 、 保 育 者 とし て の 学 び と 観 察 者

とし て の 学 び の 具 体 的 内 容 や そ の 違 い に つ い て は 分 析 さ れ て い な い 。

従 っ て 本 研 究 で は 、 模 擬 保 育 と そ の 振 り 返 り の 実 践 を 通 じ て 、 保 育 者 、 子 ど も 役 、 観

察 ・ 評 定 者 の 3 つ の 視 点 か ら 、 学 生 が ど の よ う な こ と を 学 ぶ の か 、 学 ぶ 内 容 に 質 的 な 違

い を 検 討 す る こ と を 目 的 と す る 。 保 育 者 、 子 ど も 役 、 観 察 ・ 評 定 者 、 と い う 3 つ の 視 点

か ら の 模 擬 保 育 の

連 の 活 動 は 、自 ら が 保 育 を 行 う 能 動 的 な 学 び の 場 で あ る だ け で な く 、

グル ー プ で 共 同 し て 1 つ の 保 育 を つ く り あ げ 、 ま た 、 他 の グ ル ー プ の 保 育 の 観 察 ・ 評 価

す る とい う 、 共 同 の 学 び の プ ロ セ ス を 多 く 含 ん で い る 。 

こ の よ う な 、 能 動 的 な 共 同 に よ

っ て 実 現 さ れ る 学 び の 具 体 的 内 容 が ど の よ う な も の か を 明 ら か に す る こ と は 、 模 擬 保 育

以 外 で の 学 び の 方 法 論 の 改 善 に つ い て も示 唆 を 与 え る こ と が で き る で あ ろ う。

な お 、 本 研 究 で 行 っ た 模 擬 保 育 と 振 り 返 り の 具 体 的 方 法 に お い て 、 従 来 の 研 究 で も 取

り 入 れ ら れ て い る 次 の 3 点 を 留 意 し た 。 ま ず 1 点 目 と し て 、 上 村(2010 )で 行 わ れ て い る

よ う に 、 こ ど も役 の 中 に 特 徴 の あ る こ ど も 役 を 2 名 設 定 す る こ と で あ る 。 

こ の こ と に よ

(3)

つて、実際の保育現場のように予想 ができないような状況が再現できると考えられる。2

点目として、保育を観察する際に、複数の観点からの評定項目を備えた評定用紙を利用

すること(池田、2013 ; 高原他、2014

; 高原他、2016) である。観察者は、単に保育の

感想をもとめられるのではなく、保育スキル等に関する観点から観察を行うことで、保

育を見る視点が明確になるであろ う。3点目は、保育後に、グループ討論(笠原・吉川、

2017) や、グループ討論とその内容のプレゼンテーション(高原他、2016) を行 うこと

である。 

このことにより、個人の気づきや学びをグループで共有することや、さらにグ

ループ の学びをクラス全体で共有することが可能となるであろ う。

方法

(1)調査対象者

4年生大学の保育士・幼稚園教員養成系の学部に所属する2年生で、保育内容(人間関

係)の指導案作成と模擬保育に関する授業を受講した23 名(男性 3名、女性20 名)を

調査対象とした。 23名を、模擬保育を行ってみたい年齢(3 、4、5 歳)を基準として、

希望の年齢がおおよそ同じになるように4 名もしくは5 名から構成される5班に分けた。

(2)授業全体の流れ

図 囗ま、指導案作成と模擬保育の併せて10 回(1 回90 分)の授業の流れと、授業内容

の概要である。 第4回までは指導案の作成、第5 、6 回目は模擬保育の準備、第7 、8 回

は模擬保育の実施、第 9回は模擬保育の振り返り、第10 回は振り返りプレゼンテーショ

ンと振り返りレ ポートの作成に当てられた。以下に、模擬保育の方法と、学生の学びを

明らかにするための分析対象となっ た振り返りレポートについて詳しく述べる。

(3)模擬保育の方法

模擬保育を 5 回実施し、各班は、保育者や補助保育者として保育を行う保育担当、子

どもの視点から保育者を観察して年齢段階に応じたふるまいを再現する子ども役担当、

第三者の視点から保育者と子どもの関わりを観察して保育内容を評定する評定担当のす

べての役割を担当した。表 1は、各回における模擬保育の対象年齢と各班の役割を示し

たものである。 各回で 2つの班が子ども役担当となるので、模擬保育における子どもの

数は、8∼10 名であった。また、同じく 2つの班が評定担当となるので、評定者の人数も

8∼10 名であった。

1回の模擬保育の流れについては、以下のようであった。まず、保育担当班が、実施す

る保育の対象年齢、ねらい、主な活動を簡単に説明してから模擬保育を始めた。保育時

間は、15 分以上で20 分以内に設定された。保育終了後に、評定担当班が約5分間で評定

と感想等の記入を行った後に、その感想等の発表を行 う時間をさらに約 5分間設けた。

また、それぞれの班の役割の詳細を以下に示す。保育担当班は、1名 が保育者となり主要

な保育を担当し、1名 が補助保育者となり保育の補助を行った。また、タイ ムキーパーを

2名設定し、1名は指導案に時間経過を記録し、もう1名 は指導案を参照しながら 5分刻

みの時間を保育士に知らせた。なお、4名の班の場合は、2つのタイムキーパーの役割を

1名が行った。記録係1名はスマートフォンで保育の様子の撮影を行った。子ども役担当

班は、設定された年齢の子どものふるまい(行動、言葉遣いなど)を再現し、それぞれ

の班の1名(計 2名)は特徴のある子どもを考えて演じた。 評定担当班は、保育や子ど

もの様子を観察し、保育者、補助保育者、子ども役、それぞれについて、図2に示 され

79

(4)

事 前レポ ート(授 業 前 に各 自 が 作 成 する)

・ クラスイメージレ ポート:「自 分 は ○ 歳 児 の クラスを担 当し今 は ○ 月 頃で あ る」という想 定 のもとに, 人 間 関 係 を中 心と

した 子どもの 姿 をなる べく多く記 述 する(模 擬 保 育を やってみ たい 年 齢 と時 期を設 定)

・ 教 材 収 集レ ポ ート:クラスイメー ジレ ポ ートで 設 定した 年 齢の 発 達 状 況 をふま え,人 間 関 係 にお け るねらい や 内 容 に

焦 点 があ たるような 教材( 絵 本, 手 遊 び, 簡 単な ル ー ル の ある 遊 び, 簡 単な 作 成 物 を 伴う遊 び 等)を 収集 する

第1【ii

】:

領 域「 人 間 関 係」 の 理 解

・これ ま での 保 育 内 容 の 授 業 から学 んだことにつ いて の ディスカッション

・ 幼 稚 園 教 育 要 領, 保 育 所 保 育 指 針 等 にお け る人 間 関 係 の ねらいと内 容 の 確 認

第2回: 指 導 案 の 基 本的 な 考え 方 と作 成 方 法

・ 指 導 案 の 枠 組 みと作 成 にあ たって の 留 意 点 の 確 認

・ クラスイメージレポ ートをもとに 同じ年 齢を想 定した 者を 基 準 に5つ の 班 を構 成

各 班 で, 各 自 の 教 材 収 集レ ポ ートをもとに 遊び を実 際 に やってみ たり,調 べ たことにつ い て の情 報 共 有

クラスイメージレ ポートや 教材 収 集レ ポートを 参 考 にして15分 間 の 部 分 実 習を 想 定した個 人 指 導 案 を作 成

第3回, 第4回: 個 人 指 導 案 の チェックと班 指 導 案 の作 成

第5回, 第6回: 模 擬 保 育 の 準 備

・ 指 導 案に 沿った 準 備 物 の 作 成と, 子どもへ の 教 示 やことぱ か け の 内 容 の 検 討

一班で の 役 割 分 担 の 決 定 と評 価 の 観 点 の 確 認

・ 教 材 の 最 終 確 認と模 擬 保 育 のリハ ーサ ル

第7回, 第8回: 模 擬 保 育 の 実 施

・15 分 間 の 模 擬 保 育 を各 班1 回 ず つ5回 実施

保育 担 当: 班 指 導 案 をもとに 保 育 を行う

子 ども役 担 当: 保 育 にお い て年 齢に 応じた 子ども 役を行う

評 定 担 当: 保 育を 観 察し, 評 定 用 紙(図2) をもとに 評 定 を行 いコメントを 書く

第9回: 模 擬 保 育 の 振り返り

・ 各 班 で, 他 班 の 指 導 案 をチェックしてコメントを作 成

各 班 で, 評 定 担 当 班 に よる 模 擬 保 育 の 評 定とコメント, 他 班に よる 指 導 案 へ のコメント, 記 録 映 像を 見 て, 模 擬 保育

で の 自 班 の 良 か った 点・ 改 善 点 等に つ い ての 討 論 を行 い, そ の 内 容 に つい て5分 間 のプレ ゼ ンテー シΞ

ン を準 備

第10 回:振り返 りプレゼン・ 振り返 りレポ ートの 作 成

各 班 が,5 分 間 の 振 り返 りプ レゼ ンテ ーション を実 施

・ 各 自 で3つ の 観 点 から の 振り返りレ ポート(保育 者となり班 で 保育 を 行うことで学 んだこと, 子ど も役を 行うことで 学 ん

だこと, 他 班 の 保 育 や 子ども役 を 観 察・評 定す ることで 学 んだこと)を 作 成

図1 授 業 全 体 の 流 れと内 容 の 概 要

表1 模擬保育の対象 年齢と各班の役 割

対象年齢  保育担当  子役担当1

1回目    5

歳    1班    2班

2回目    5

歳    2班    3班

3回目    5

歳    3班    4班

4回目    3

歳    4班    5班

5回目    4

歳    5班    1班

子 役 担 当2

班 班 班 班 班 9 り 4 r 0 1 ︵ /・

評 定 担 当1

班 班 班 班 班 4 ″Q 1 `Z Q Q

評 定 担当2

班 班 班 班 班 fa 1 り£ Q ︶ 4

(5)

模擬 保育 評 定 用 紙(評 点 担 当 クラ ス の 年 齢:( (保 育 者   班: 評 定) 班) 学籍番号( 氏  名( 歳 児 ) 活勤 の 概 要 が ん ぱ ろう も う す こ ) で き て いる よ くで き て い る 1 保育 者として の 身だしな み が 適切 である 1 2 3 4 2 笑 顔を はじ めとした 表情 が 豊 かである 1 2 3 4 3 子どもとの やりとりを 楽しん でいる 1 2 3 4 4 声 の 大きさ一発音・ 速さが 適 切 で聞き や すい 1 2 3 4 5 子どもに わ かりや すい 言 葉を使 用している 1 2 3 4 6 子ども 全休 に 目を 配ってい る 1 2 3 4 7 時 間 配 分 が 適切 であ る 1 2 3 4 B ねらいを 達 成 でき てい る 1 2 3 4 ( 補 助 保 育 者   班: 評 定) が ん ぱ もうすこ でき て  よくでき 1木 月‘S  IXエ ・irrμニノ        ろつ  し   いる  てい る 1 保育 者として の 身だしな み が 適切 であ る 1 2 3 4 2 笑 顔を はじ めとした 表情 が 豊 かである 1 2 3 4 3 子どもと視 絏 の 位 置をあ わ せ てい る 1 2 3 4 4 援 助 が 必要 な 子ども に対 応 できている 1 2 3 4 ( 子 ども 役   班: 評 定) が ん ぱ も う す でき て よ くで き tl 爻  2 紅.l 十疋ノ       ろう  し   いる  てい る 1 年 齢 相 応 の 言葉 のやりとりが 再 現 でき ている 1 2 3 4 2 年 齢 相 応 の 行動 やスピ ードが 再 現 できてい る 1 2 3 4 3 年 齢 相 応 の 仲 間 関係 が 再 現 できている 1 2 3 4 4 特 徴 のあ る子ど もの 様 子 が 再現 できてい る 1 2 3 4 図2 評 定 用 紙 { 保育 者   班l よかっ たところ, 感 想} 〔補 助 保 育 者   班:よかっ たところ.感想 〕 〔 子 ど も 役   班;よ か っ たと こ ろ ,感 想 〕

た評定用紙の評定項目の観点からの評定とコメント記述を行っ た。また、評定担当班の

うちの1名 が司会進行役となり、その回の模擬保育の司会と進行を行った。

(4)振り返りレポート

図 囗こ示された第10 回の授業において、各自が振り返りレポート を作成した。レ ポー

凵ま、保育者の視点、子ども役からの視点、観察・評定者からの視点、の 3つの視点か

ら、すなわち、①保育者として班で保育を行うことで学んだこと、②子ども役を行 うこ

とで学んだこと、③他班の保育や子ども役を観察・評定することで学んだこ と、につい

て、それぞれ200 字程度での記述を行った。

結 果 と 考 察

振 り 返 り レ ポ ー ト に 記 述 さ れ た ① 保 育 者 と し て 班 で 保 育 を 行 っ た こ と か ら の 学 び 、 ②

子 ど も 役 を 行 っ た こ と か ら の 学 び 、 ③ 観 察 者 ・ 評 定 者 を 行 っ た こ と か ら の 学 び 、 そ れ ぞ

れ の23 名 分 の 記 述 を 内 容 で 区 分 し た 結 果 、 そ れ ぞ れ 、63 個 、72 個 、73 個 の 記 述 が 抽 出

さ れ た 。 こ れ ら の 記 述 は 、2名 の 評 定 者( 第 1 著 者 と 第 2 著 者 )に よ っ て 、内 容 が 類 似 し

た 項 目 が 5事 例 以 上 あ る も の が カ テ ゴ リ ー と し て 分 類 さ れ た 。 ま ず 、 ① に つ い て は 、

“ 共

同 ・ 協 力 す る こ と の 意 義 ” 、 “ 臨 機 応 変 な 対 応 の 重 要 性 ・ 難 し ざ

、 “ 指 導 案 通 り に 進

士 な い ・ 案 の 改 善 ” 、 “ 保 育 者 の 話 し 方 や 声 掛 け ・ 態 度 ” 、 “ 実 習 や 次 回 の 活 動 に い か

、 イ ]班 の 良 か っ た 点 ・ 改 善 点 ” 、 の 6カ テ ゴ リ ー と 、“ そ の 他 ” 、に 分 類 さ れ た 。

② に つ い て は 、 “ 発 達 状 況 の 理 解 の 重 要 性 と 理 解 を し て い な い こ と へ の 気 づ ぎ

、 “ 子

ど も 役 を 演 じ る こ と の 難 し ざ

、 “ 子 ど も の 視 点 で の 保 育 者 理 解 と 改 善 点 の 気 づ ぎ

“ 模 擬 保 育 の 学 び に お け る 子 ど も 役 の 重 要 性 ” 、“ 子 ど も の 視 点 で の 子 ど も 理 解 ” 、“ 子

ど も 役 に な り き る 事 が で き た

、 の 6 カ テ ゴ リ ー と 、“ そ の 他 ” 、に 分 類 さ れ た 。 ま た 、

8 1

(6)

③については、“保育者の話し方や声掛け・態度”、“他班の良い点々改善点を自分達

の学びに活かす

、“第三者の視点からの気づきや発見”、“安全面の配慮とト ラブ ル

への臨機応変な対応の仕方”、“ 実習や次回の活動にい かず

、“保育を楽しむことの

大切 ざ

、の 6カテゴリーと、その他、に分類された。表 2には、それぞれのカテゴリ

ーに分類された項目数(括弧内)と、項目例を示してい る。

表 2 から、保育者として、子どもとして、評定・観察者として、それぞれ異なった学

びのカテゴリーが抽出されたことがわかる。共通して抽出 されたカテゴリーは、保育者

としての学びと、評定・観察者としての学びにおける、“保育者 の話し方や 声かけ・態

度”と、“ 実習や次回の活動にいかす

の 2カテゴリーのみであっ た。 

このことは、模

擬保育において3つの役割を担い、3つの観点や視点から省察を行うことで、異なった種

類の学びが促進されることを示している。

まず、保育者として班で保育を行 うことによる学びで

番多く 見られたものは、“共

同・協力することの意義”であった。高原他(2016)においても指摘されているよ うに、

班で協力することで様々な視点からの意見がでること、分からない点をメンバー同士で

補えること等の、チームで行 うこ との意義への気づきが多くみられた。 

このことは、主

体的・対話的で深い 学びプロセスを反映しているといえるであろ う。また、本研究で明

らかになった重要な点け、実際の現場における共同の重要性にも目がむく ようになった

ことである。保育者同士の関わりの雰囲気、保育者同士のコミュニケーションや、打ち

合わせ・事前準備の大切さへの気づきにみられるように、現場で千− ムとして保育を行

うとい う意識が促されることが、班で 1つの保育を行 うことからの最も重要な学びであ

るとい えるだろう。

班で保育を行 うことによる学びで、次に多く みられたものは、“臨機応変な対応 の重

要性・難しざ

と、“指導案通りに進まない・案の改善”であった。 坂本(2015)

は、

教育実習中に保育者とかって設定保育を行った学生の省察を分析しているが、本研究と

同様に、保育における臨機応変さや、指導案通り、時間通りにならないこと、事前の計

画の重要性に関するものをとりあげている。 

このように、実際に保育を行うことによっ

て、様々な予想外のことが起きることやそのことへの対処、また、それに対処できるだ

けの事前準備の重要性 への気づきが促されるといえるであろう。

次に、子ども役を行ったことからの学びで、

番多く 見られたものは、“発達状況の

理解の重要性と理解をしていないことへの気づぎ や“子ども役を演じることの難しざ

であった。 

これは、子ども役として演じる年齢の子どものことばや振る舞いを再現する

にあたって、その年齢の発達状況がどうであったかを考えたときに、自らがそれを把握

していなことや、それを把握しておくことの重要性や難し さに気付いたとい うものであ

る。また、異なった年齢の子ども役を演じることで、詳細な発達の姿を理解しておくこ

との重要性への気づきも促された。 

このよ うな気づきは、保育者や観察者の視点からの

学びの中にはまったくみられなかったものであり、子ども役の視点になっ てはじめて促

される重要な側面であ るといえるであろう。

子ども役を行ったことからの学びで、次いで多く見られたものは、“子どもの視点で

の保育者理解と改善点の気づぎ

や“模擬保育における子ども役 の重要性”であった。

笠原・吉川(2017)は、保育者に声をかけてもら うのは嬉しかったとい う子ども役の体

験事例を報告しているが、本研究においても、保育者の自分に向けた行動や援助、言葉

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表2 −1  班 で 保 育 を 行 っ た こ と か ら の 学 び 共 同 一協 力 す ること の 意 義(13) ・ 今 回 の 模 擬 保 育 を する に あ たっ て, 班 で 協 力 す る こと が と ても 大 事 だ と思 い まし た。 子 ど も の 姿 を 考 える 畤, 指 導 案 を 作 成 す る 畤。 梭 髮 保 育 の り ハ ー サ ル を す る 時, 模 擬 保 育 を 実 践 す る 時 な ど の 全 て の 時 に お い て 班 で 協 力 す る ことで 様 々 な 視 点 か ら 意 見 が 出 て,リ ハ ー サ ル で 現 実 味 が 増 し, 模 擬 保 育 を ス ム ー ズ に 進 め るこ とが で き た。 こ のこ とを 経 験 で き た の が 今 回 の 模 擬 保 育 で の 一 番 の 収 穫 だ っ た と 思う 。 一指 導 案 か ら 班 で 書 くこ とで, 保 育 者 同 士 の 関 わり も 現 場 とは 少 しも が うと 思うけ ど 雰 囲 気 を 味 わ えた と 思 い ま す 。 ・ 緊 張 し たり ,想 像 し てい た ことと は 違 うこと が 起 こっ たりして。 予 定 し て い た こと が 頭 か ら 抜 け た りす る の で, 保 育 者 同 士 が も っと 打 ち 合 わ せ や コミュニ ケ ー ション をとっ て, ス ム ー ズ に 活 動 が 展 開 す る こと が 大 切 だ と 思 い まし た 。 一班 で 共 同 し て 保 育 を 行 うこと で, 一 人 だ け で は 恩 い つ か な か っ た 点 や, ど うし たら い い か 分 か ら な い 点を メン バ ー 同 士 で 補 え る の で, より よ い 保 育 に な っ た の で は な い かと 思 った 。 ・ 今 後, 実 習 など で 一 人 で 保 育 を 行 う際 も 自 分 一 人 で 考 え る の で は なく, 本 番 に 向 け 友 達 や 先 輩 の 先 生 に 相 談 す るな どし て, 事 前 準 備 を し っ かりし て い き た い と 思 う。 ま た, シ ミュレ ー ション は 絶 対 し て い き た い と 思 う。 ・ 練 習 を 行 っ た 時 に, 班 の 全 員 が 意 見 を 出 し 合 っ た の も よ か っ た。 一 人 だ け の 考 え で は 気 付 け な い 部 分 に も 気 付くこと が でき, 様 々 な 方 向 か ら 模 擬 保 育 に つ い て 考 えら れ た と 思 う。 臨 機 応 変 な 対 応 の 重 要 性・ 難し さ(11) ・ 子ど も は 活 動 中 に こ け てしま っ たり ,友 達 と け ん か をし た り,予 想 外 の こ とを す る こと が あ る の で, 臨 機 応 変 に 対 応 す る こと が 難しく, そう い っ たこ とも 考 え て 保 育 を 行 な わ な け れ ば なら な い と 学 ん だ 。 ・ 今 回 ,保 育 者 の 役 を 実 際 に 模 擬 保 育 を 行 い, 指 導 案 通 りに は い か な い こと や 予 想 され る 孑 ど もの 姿 を 考 え て い ても ,自 分 達 が 思 っ て い な か っ た よう な 行 動 や 発 言 が 多 く見ら れ, 様 々 な 状 況 に す ぱ や く臨 機 応 変 に 対 応 す るこ と が 必 要 だ と思 い ま した 。 ・ 私 は 今 回 記 録 係 で, 外 か ら 指 導 案 と 比 べ な が ら 見 てき て, 指 導 案 に は な い 子 ど も の 姿 な ど にも 対 応 でき てい て。 指 導 案 か ら ず れ て も, 臨 機 応 変 に 行 動 し たり 声 を か け たり す ること の 大 切 さ や 難 しさ( 私 だ った ら 何 て 言う か な ど 考 え て) を 感 じ まし た 。 ・ 実 際 に 全 体 で す る 前 に5 人 でリ ハ ー サ ル を 何 回 もし て み て ,時 間 が うまくい くか, 説 明 を わ か り や す くでき る か など を 確 認 して か ら や りまし た が, 子 役 が 入 っ て み る と 思 っ て もな か ったトラ ブ ル が お こった り ,自 分 だ け で は 対 応 し き れ な か っ たりと 考 え な い と い け な い こと が た くさん あ っ て 大 変 で し た 。 ・ 補 助 保 育 者とし て, 何 を す る べ き な の か, 主 保 育 者 の 人 の 様 子 も 見 な が ら 臨 機 応 変 に 対 応 する の は 蠶 しい で す が, 楽 しさも 感じら れ まし た 。 一指 導 案 を 作 成 し た も の を 棊 に, 私 が 保 育 者 に な って 模 擬 保 育 を 行 うこと で, 指 導 案 通 り に 全 てい くわ け で は な い こと に 気 づ い た。 活 動 内 容 が 盛 りだ くさ ん で 実 際 の 時 間を 超 え てし まっ た の で, 歌 か 手 遊 び を ど れ か 一 つ にし ぼ っ て 折り 紙 の 製 作 活 動 に 移 し た 方 が い い とい う 点 が 反 省 す べ きこと だ と 思 った 。 ・ 保 育 者 と 補 助 保 育 者 の 行 っ た 保 育 に つ い て, 班 で 共 同 し て 学 ん だ こと は, 指 導 案 で 書 い たよ うに は い か な か っ た とい うこ とで す。 指 導 案 で 考 え て い た 時 間 配 分 の 通 り に は 保 育 が 進 ま ず, 思 い の 外 時 間 が か か っ てしま い 時 間 を オ ー バ ー し てしま っ た り, 指 導 案 の 中 で 考 え てい た 声 か け や よりよ くす るた め に 考 え てい た こと が 実 際 し て み ると 忘 れ てし まっ て 出 來 て い な か っ たり ,実 際 に き ち ん と 保 育 をし て み な い と 分 か ら な い よ うな 改 善 点 が たくさん 見 つ か り まし た 。 ・ 指 導 案 の 内 容 が 不 十 分 だっ たり ,具 体 的 で は な か っ た 点 も あ っ た た め, よく構 成 を 考 え て か ら 保 育 に 取り 組 ま な け れ ば なら な い と 反 省 点 もあ っ た 。 ・ 模 擬 保 育 を す る に あ た っ て 一 番 大 切 な こと は 子 ど もの 姿 を 想 像 しな が ら 作 成 す る こ とだ と思 い ま す。 こ の 活 動 を し たら 子ど も は ど ん な 行 動 をとる の かな ど 具 体 的 に 思 い 浮 か べ な が ら 指 導 案 を 作 成 す る こと が 大 事 だ と 感じ まし た 。 ・ 流 れ とし て 指 導 案 を 基 に 活 動 を 行 うな か で, 指 導 案 通 り上 手 くい か な か っ た り子 ど も の 様 子 が 予 想 と 違 って い たり な ど, 予 想 外 の ことも 多 くき ち ん と 指 導 案 の 時 点 で 具 体 的 に 活 動 予 想 を し て おくこ とが 改 め て 大 切 だ と 分 か り まし た 。 保 育 者 の 話 し方 や 声 掛 け・ 態 度( 7) 一笑 顔 で す る こと や 子ど も 達 に 分 かり や す い 説 明 ,は っき りと聞 こ え や す い 声, 一 緒 に 楽し み な がら す ること, 周 囲 の 環 境 に 気 を つ け て 安 全 に 行 うこ とが と ても 大 切 だ とい うことが 改 め て 分 か りま した 。 ・ 皆 に 共 通 し て 言 える こと で, 笑 顔 で 子 ど も に 接し て い た の で, 笑 顔 は 大 事 な ことだ と あ らた め て 気 づくこ とが でき たO ・ 子ど も と関 わ る 時 に 立 つ た ま ま 話 し て い ると, 威 圧 感 を 感じ る 可 能 性 が あ る の で そ の 面 に 配 慮 す る ことが で きた 。 ・ 大 人 か ら の 視 点 で は なく子 ど も が 転 ん で しま っ た 畤 は。 早 く立 ち なさい と 厳し い 声 を か け る の で は なく, 痛 か っ た ね, 泣 か なくて え ら い ね な 実 習 や 次 回 の 活 動 に い か す( 6) ・ 模 擬 保 育 の 最 中 のトラ ブ ル が 発 生し た 時 でさえ, 焦 っ てうま く対 応 でき な か っ プ もっと 焦 っ てし ま うだろ うということ が 学 べ た の で 実 習 の 際 に 生 か し てい き た い 。 ・ 今 回 学 ん だ ことを 生 かし て 将 來 す ぱ らし い 保 育 者 に な りた い 。 ・ 全員 が 楽しむということができてい た の でとてもよ かったです 。 ・ 保育 者 の 人は ずっと笑 顔 で最 後ま でやりとげ たり, 色 々 な行 動をする 子どもへ の 対 応もしっかりしてい て保 育 士として必 要なことができて い たと恩い ました。 ・ 私の 班 では ル ール 説 明 の 仕方 や 安 全面 の 配 慮 での 指 摘を受け た の で次は そ れも考えな がら同じことをい わ れない ようにしてい きま す。 そ の 他(9) ・ 他の 班 からの 意 見で, 子ども一 人ひとりに対 応してい たとか。目線 をあ わせ て話しが でき てい たとか。 様 々 な良 い点 をたくさん 言ってもら えたの で, 模擬 保育を 終えて できな かったと沈 んでいた 気 持ち がすこし落ち 着き自 信を 持つことが できたO ・ 今回 自 分 のグル ープ では4 人 構 成で 模擬 保 育を 行った が, 強く思った 事 は 人手 がもっとほしいということである。 特に 保 育者 の 役 割 が 必 要だと感じた。 知り 合い 同士 の ノリもあ った が, それを 抜き にしても学 生 複 数に かなり手 間 取る 場面 が あり,これ が 本番 の 子ども相 手だっ たらと考 えると,とても手 が 回りそうにない なと 感じた。 現 場 での 人 手 不 足で 苦労しているということが, 模擬 保育 を通じて 学 べた 。 ・たっ た一 つの 遊 びをするにも, たくさん の工 夫 や たくさんの 配 慮 があっ て, ただ その 活動 をさせ れば いいとい うも のでは ない と身に 染 みて わかった 。 83

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表2−2 子ど も 役を 行っ たこと から の 学 び 発 達 状 況 の 理解 の 重 要 性と理 解をしていないことへ の 気づき(14) ・ 子ども役 をする上 で, 子ども の年 齢としてど のような 行 勵 が みられるか, ど のような 発言 があ るかな ど。 改 め て子どもの 発 達に つい ての 理 解 が まだまだ出 來ていない なと思い ました 。 ・ 子ども役 をするにあ たっ て, その 年齢 に合った子どもの 発 達をあまり正 確に 分 かってい なか った のでどの ようにして子どもを 演じれ ばいい の か が 分 からず, 子どもの 姿をきちんと再 現 するの が 難しかったです 。 ・ 子ども役 をするということは, 子ど もの発 達 へ の 理解 を深 めることができる もの だなと思 った。1 つ歳 が 違うだ けで。 子どもの 姿 が 大きく変 わってくる ので, 年 齢 差の 発 達 の 違い などをよく考 え, 学 ぶ のにとても 良いもの だと思 った 。 ・ 子ども 役を行うことで, 子どもの 姿をしっかり理 解してい ないと子ども役 には なりきれ ないと学 んだ。 子どもの 姿を知る には, 子どもをよく 観 察しな けれ ば ならない。 そして, 子どもの 発 達につい て 理解し, 子 どもの姿を 的 確に 観 察 できることで, ひとり一 人 の 子どもに応じた支 援 が 出 来るようになるだろうと考えることが できた。 一年 齢 に 応じた行 動 や 発 言をするに は, ま ず, その 発 達 段階 や 子どもの 姿を 頭にい れ てお かなけ れ ばならないし, 指導 案 や 実 際に 保 育を するときにも子どもの 姿を知っておくことは重 要な ことだと思うの で, 実習 までに 大まか な 姿や 発 達 段階 はしっかりと頭 の 中に 入 れてお い て, 子どもの 行動 や 発 言に 臨 機 応変 に 対 応できるようにしたい なと思 いま す。 ・ 子ども役 を行うことで, 年 齢にあった 接し方 やしゃ べり方 が できていた のか という不安 がありました。5 歳ではこ れだけしゃ べるが,3 歳 では 子 ど も 役 を 演 じる こと の 難し さ(13) ・ 子ど も 役 を 演 じる とい う の は 実 際 行 っ て み る と簡 単 で「まな い とい うこと が 分 か った 。 ・ 実 際 の 子 ど も が ど の よう に 行 動 し たり ,発 言 す る の か 子 ど もと の 触 れ 合い 経 験 が 浅 く分 か らな い 部 分 が 多 か った 。 一実 際 の 子 ど もを ち ゃ ん と 見 た こと が な い と い うこ ともあ り, 本 当 の 子 ど もと の 比 較 も 自 分 の 中 であ まり でき ま せ ん でし た , ・ 最 初 だと い うこ ともあ り ,恥 じら い が 強 く, 皆 に 見 ら れ て い る 緊 張 もあ っ て 実 際 の 子 ど も 役 に なりき れ て い な か った の で, 模 擬 保 育 を す る 上 で 保 育 者 の 姿 勢 だ け で は な く, 子 ど もを 演じ る ことで 実 際 に こ ん なこ とを す る だろ うと 想 像 し て なりき るこ とも 大 切 だ と 学 ん だ 。 ・ 子ど も っ てど ん な 行 動 を 取 る ん だ ろ うっ て 想 像 し な が ら す る の が す ご く難 しく,自 分 が 小 さ か っ た 頃 は ど ん な ん だ った っ けと 思 い 出 し な が ら 子 ど も 役 をし てい まし た 。 ・ 子ど も 役 を 行 っ てい る 時 バ ○ 歳 っ てど ん な こと す ん の ?)( どう や っ て な りき ん の ?) と い うような 事 を ず っと 考 え てい て, 保 育 者 よりも 子 ど も役 の 方 が 断 然 難し い なと 思 い まし た 。 ・ 子ど も 役 をし て み て ,自 分 が もし 失 敗 し てしま った り み ん な と同 じ よう に 上 手 に 活 動 で き な か っ た 時 にど の ような 声 掛 け を 先 生 か らし ても ら づたら 嬉し い の か っ て いう の が わ かりま し た 。 ・ 先 生 役 の 人 は ,ほ お っ て お くの で は な くて自 分と 同 じ 立 場 に な って 擅 琺 や 言 葉 か け をし てくれ た の が す ご く崘しくて 子 ど もも こうや っ て 支 援 し て もらっ た ら 睹 しい や ろ な っ て 身 をもっ て 感 じ ること が でき た の が よ か った で す 。 一目 を 見 て 話 し てくれ たり, ちょつとし た 反 応・ 動 き に も 保 育 士 さん が 気 付 い てくれ る と, 嬉 しい こと が 身 を もっ て わ か っ た 。 ・ 子 役 だと 保 育 者 の 良 い ところ, 直 す べ き ところ が 一 番 近 くで 感じ ら れ て 良 か っ た で す 。 ・ 子ど も 役 に 立 って み て, 分 か るこ と が た くさ ん あ ると いうこと が わ か りまし た。 あ あ ,こ ん な しゃ べり 方 を され ると わ か り ず ら い だ ろうな とい う こと や, ここ あ ぷ な い な など たくさ ん の 発 見 も あ り,学 ぶこ とが たくさ ん あ りまし た 。 椣 擬 保 育 の 学 び に お け る 子 ど も 役 の 重 要 性( 9) ・自 分 が 子 ど も に なり きる 事 で 子 ど も の 行 動 を 理 解 す ること が でき るし, 保 育 者 の 子 ど も へ の 対 応 を 直 接 観 察 す ること が でき る。 な の で 子 ど も役 を まじ め に す れ ば す る ほ ど 様 々 な ことを 学 ぶ こと が でき た 。 ・ 初 め て 子 役 らしい 子 役 をや っ て み て, 子 役 とい うの は 保 育 す る 班 が 何 を 学 べ る か, 何 を 経 験 でき る か が 自 分 達 に か か っ て い る の で とて も 重 要 だと 感じま し た 。 ・ 先 生 と 話 し てい る 中 でうまく伝 えら れ なくて 困 っ たり ,泣 い たりし てし ま う子 ど も も い る か もし れ な い。 そ の 子 ど もを 表 現 す る ことで 保 育 者 役 は, 聞 き 出 し 方 を 学 ん だり ,対 応 方 法 を 学 ん だ りす る と 思 う。 ・ 特 徴 の あ る 子 ど も を 演 じる 際 に 少し の 恥 じら い が 出 てし ま った た め に。 完 全 に 演 じる こと が で き ず, だ だ をこ ね て い た の で す が, 恥 ず か しく な り, す ぐ 保 育 者 さん の 言う通 りに し てしま っ た の で, 保 育 者 さ ん の 特 徴 的 な 子 ど も に 対 す る 対 応 の 仕 方 の レ パ ートリ ーを 減 ら せ てし まっ た な と 反 省 し て い ま す 。 ・ 子ど も だ っ たら どう 行 動 す る の か を 考 え な が ら も す ること が でき た と 思 い まし た 。 一子 役 を やり な がら, こうした 方 が 良 い の か な とか, 子 ど もな らこうす る の か な と 考 え な が ら 行 うこ と が で き た の で ,自 分 の 力 に な った し, 友 達 が ど の よ うにし て い る か 見 な が ら自 分 も 動 け た の で 良 か っ たと 思 う 。 ・自 分 で 子 ど も 役 を 普 段 は す る ことが な い の で, 私 が 保 育 園 に 通 っ てい た 時 の ように 行 お うとし て, 気 づ い たこと が あ り, 子 ど も は とて も わ が ま ま で ,自 己 中 心 で 動 い て い る ことが わ か っ た。 グ ル ー プ で 活 動 は す る け れ ど も 自 分 の 世 界 で 動 い て い る の で, グ ル ー プ 活 動 など す る 時 は, こ の ような ことに つ い て 考 え て 指 導 しな け れ ば な ら な い と 思 っ た 。 一実 際 に あ ん な に も 恥 を 捨 て て, 子 ど も 役 に 徹 し た の は 初 め て で, な ん となくこ ん な 子 ど もも い る だ ろ うな と 自 分 で 感 じ てい た 。 子 ど も 役 に な りき る 事 が で き た( 6) ・ 特 徴 あ る 子 役 を 演 じ た とき に, ジ ャン ケ ン で 後 出 しを す る とい うの を や っ て み て, 本 当 に 子 ど も が やり そ うだ なと 思 っ て 自 分 で で き た の は よ か った と 思う 。 ・ 子 役 が 一 番 や っ てい て 楽 し か っ たし, 子 役 に な りき れ て 楽 し む ことが でき た 。 ・ 私 たち は 大 人 な の で, すぐ に 理 解 でき てし ま うとい う 場 面 も 多 か っ た の で は な い か と 思 ったO 一実 際 に 楽し み な が ら 笑 顔 で でき た の で そ の 点 に つ い て は 良 か っ たと 思 う 。 ・ 子ど も 同 士 の 関 わ りや 保 育 者 と の 関 わり など 実 際 に 見 て み な いと 分 か ら な い こと は たくさ ん あ る な と 思 い ま した。 な の で, 実 習 に 行 った 際 に は こ の よう な 点 に も 目 を む け な が ら 保 育 に 関 わ れ たら い い なと 思い ま した 。 一白 分 の 知 識と 想 像 で 子 ど も 役 を す ること は 難 しくな りき れ てい な い 所 も あ っ た と思 うが, 子ど も の 目 線 で 実 際 に 模 擬 保 育 を 受 け る ことで ,

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保 育 者 の 話 し 方 や 声 掛 け・ 態 度(21) ・ 他 の 班 を 見 てい て 一 番 気 に な った の が, 保 育 者 の 話 し 方 やし ぐ さでし た。 良 い とこ ろも, 悪 い ところも あ り まし た が, 保 育 者 の 話 し方 や 雰 囲 気 作り が 子 ど も の 活 動 に 大 き な 影 響 を 与 え る ん だ と 思 い ました 。 ・ 子 ど も の 目 線 に あ わ せ て 話し た り ,身 振 り手 振 り を つ け て み た り,話 し 方 に 抑 揚 を 付 け て い る 人 を 見 て い る と真 似 し た い な あ と 感じ まし ・ 他 の 班 を み てい ると や っ ぱ り 笑 顔 で 対 応 す る ,は き は き と 喋 る な ど が 大 事 だ なと 思 い まし た。 保 育 者 が 暗 い と子 ど もも 暗 くな って し まうし 声 が 小 さい と ス ム ー ズ に 進 行 でき なくな ってし ま うの で, 詈 段 か ら 話 す とき は 細 か い 所 ま で 意 識 し て 話 せ た ら い い と 感 じまし た 。 ・ 子 ど も に 対 し てど ん な 声 か け を す れ ば い い か や, 安 全 に 配 慮 す る 上 で の 声 か け や そ れ を 導 入 の 形 で 入 れ て み る( 広 が る 時 に 手 を 広 げ て 回 っ て あ た らな い か 自 分 で 確 認 す る など) こ とな ど 具 体 的 な 声 か け や 行 動 で す ご く参 考 に な る 部 分 が あ り まし た 。 ・ 他 の 班 の 人 の 先 生 な ど の 子 ど も へ の 関 わ り 方 を 見 て す ごく子 ども へ の 言 葉 掛 け が 上 手 だ な と 思 い まし た。 子ど も が 発 言 し た 事 に 対 し て 否 定 的 で は なくて, そう だ ね, そ れ も い い ね, な ど の 子 ど もの 発 言 を 認 め て あ げ て そ こ か ら 言 葉 の や り取 り が 続 い て コミュ ニ ケ ー ション が 取 れ てる 保 育 者 さん が い て す ご くよ か っ た で す 。 ・こ ん な 言 葉 掛 け もい い な と 思 うこ とが たくさん あ り ,言 葉 の レ パ ートリ ー が 増 え てこ れ か ら たくさ ん の 模 擬 保 育 を する に あ た っ て とても い い 経 験 にな りま した 。 ・ 子 ど も へ の 言 葉 の か け 方 一 つ を 見 ても, そ れ ぞ れ の 保 育 者 で 違 い, 保 育 者 の 人 間 性 が 出 て い る と 感じ ら れ た。 そ の ような 亊 から も, 保 育 者 は 普 段 の ふ るま い( 言 葉 や 行 動, 態 度 な ど) か ら 意 識 し て 気 を つ け る 必 要 が あ る と 感じ, 学 べ た 。 ・ 他 の 班 の 模 擬 保 育 を 見 てい て, す ごく話 し 方 が 上 手 い 班 もあ れ ば ,自 分 と 同 じよう に 喋 り が 学 生 向 け に な って い る 所 もあ った 。 ・他の 班 の やる 内容 も様々 でとても勉 強 になりました。 こんな風 に他 の 人 の 活 動を 見 ていいところは 真似して気 になったところは 指 摘しあ い 。お互 い に成 長 できるようにしていきたい です 。 一回 数を重 ねる毎 に 保育 班 も子 役も 緊 張や 恥じらい がなくなって, より良い 保育 ができ てい たと思う。 他 の 班 の 。良い ところ, 惠 いところを ちゃんと見ることができていた 証 拠 だなと感じた。 ・他の 班を 評 定 することで, 改 善 点な どを 考えるの で, そこででた改 善 点 が自 分達 の 保 育 の 中にもないか など考 えることが できたで 次の 保 育 がよりよりもの にできる ので はない かと思い ました 。 ・ど の班 の 保 育もそれ ぞ れ 素敵なも の だったの で,良い 所 は自 分も吸 収して今 後 に活 かしてい き, 改 善 す べき だなとおもったことは ,自 分 の 保育 でも気 をつけ てい かないとなと思った。 ・他の 班 で良 い 行動 や 言 葉づ か いをしている の 皃て, こういう行 動をとれぱ より良くなるなというのを 自 分 の中 で改 善 できたように 感じま ・他の 班 の 保 育を 客観 的 に 見ることで ,自分 が 保 育を行う時に 取り入 れたい 点 や, 注 意しなけ れ ばい けない 点など が 見 えてきた 。 ・自 分の 班 には 足りなかった 所, ま た観 察した 班に 必 要だなと思った 所など, 評 定 することで 様々 な観 点 で学 ぶことが でき た。 それ は, 梭 擬 保育しかり指 導 案の 書 き方なども, グ ループ だけでなく個 人 の 見 直しもすることが でき,とても良い機 会 になった ・ 自 分 が 保 育 者 をし て い る と 進 め る こと が 精 い っ ぱ い に な っ てし まい, 子 ど も の 襴 か い 反 応 や 行 動 を 見 逃し てし ま った りし た の で, 他 の 班 の 模 擬 保 育 を 見 る ことで, 子 ど も へ の 対 応 に つ い てしっ か りと 考 え る こと が で き た と 感じ た 。 一実 銭 す る 凖 だ け が 大 切 な の では なく, 第 三 者 の 視 点 か ら 保 育 を 観 察 す るこ とも 大 切 な の だ と気 づ くことが 出 来 た 。 ・ 評 価 を す る 第 三 者 の 目 で 気 づ くことも あ る の で。 気 づ い た ことを 自 分 の 保 育 に 改 善 し て 取り 込 もうと 思 っ た 。 一白 分 達 が 保 育 を 行 って い る 時 に は 気 付 け な い 事 に も 目 が い き, 冷 静 に 判 断 す ること が で きた 。 ・ 第 三 者 か ら 見 る 保 育 で は ,は やり み え て い な か っ た もの を 第 三 者 で は ,良 い 所 も 悪 い 所 も 見 え てし まう の で, 全 体 的 に 見 て, きち ん と 間 遠 っ て い る 所 は な い か を 確 認 す る こ とが 大 切 だと 思 い まし た 。 安 全 面 の 配 慮 とトラプ ル ヘ の 臨 機 応 変 な 対 応 の 仕 方( 9) ・ 子 ど も が も め た りトラブ ル を 起 こし た 時 に, どう 対 処し た らよ い か を 考 え る こと が で き た 。 ・ 保 育 を 行 う際 に は 子 ど もの 目 線 に な っ て 考 える こと が 第 一 で あ る が, 安 全 面 の 配 慮, 怪 我 をし た 子 の 配 慮 な ど, 何 が あ っ ても 対 応 で き る こと が 必 要 だ と 凪 っ た 。 ・ 安 全 が 一 番 大 切 であ る が, 安 全 面 が 欠 け て い る 班 な ど が あ り, 危 な す ぎ ると 思 うところ な ど が あ って ,自 分 が 次 す ると きは 気 を つ け てい か な け れ ば な ら な い 点 だ と 思 い ま し た 。 ・ 裸 足 で 活 動 を 行 うこと を 転 倒 な ど を し たこと で 怪 我 が 起 こらな い よ うに す る とい う 配 慮 の 仕 方 は 発 想 し て い な か っ た 部 分 な の でと ても 勉 強 ・こ の 授 業 で の 活 動 を 通じ て の 気 づ き, 発 見 が た くさ ん あ った の で, ここ で の 学 び を 実 習 に 生 か せ る よう が ん ば り た い で す 。 ・ 自 分 の 班 が 子 役 をし た 時 とは ま た 違う 感 じ の 子 役 の 姿 を み る ことが で き, 次 の 模 擬 保 育 に つ な げ ようと 思 った 。 ・ 子 ど も 役 の 観 察 をし てい る 時 は, こ うい う子 ど も が 実 際 に い そ うだ な ,とい う 行 動 や 発 言 をし て い る 人 が い た の でこ れ か ら は 特 徴 の あ る 子 ど も の 参 考 とし て 指 導 案 を 作 る 段 階 で 考 慮 し た い で す 。 保 育 を 楽 し む こと の 大 切 さ(6) ・ 一 番 は 保 育 者 も 楽 し む こと が 大 切 で あ る とい うことを 学 べ た の で, こ れ か らも 楽 しく保 育 を 行 っ て い き た い な と 思 い まし た 。 ・ 保 育 を 行 う上 で, 笑 顔 で 保 育 者 自 身 も 楽 し む こと は, 本 当 に 重 要 な こと だと 思 い まし た。 保 育 者 の 箘 が こ わ ぱ っ て 笑 っ て い な か っ たら, 子 ど も たち も 笑 え な い し, 保 育 者 が 楽 し い とい う 気 持 ちを 表 に 出 し てい な い と 子 ど もた ち も 思 い 切 って た の しむ こと が でき な い な と 思 い ました 。 ・ 他 の 班 の 保 育 を 見 て, 一 番 思 っ た の が, 子 役 も 保 育 班 も 含 め て み ん な 笑 顫 で 純 粋 に 楽 し い ん で い る な と感 じ た。 そ れ は とて も 大 事 な こと だ と 思 う 。 なったと思う。 ・評定 をすることでより保 育 や 子ども役を観 察することに集 中 することが 出 来ると思った 。 ・他の 班 の 模 擬 保 育で, 時間 配 分 がうまくできておらず, 最 後ハタハタしたりしてい たの で, きちんと流れ を把 鰉しておく大 切さが 分かった 。 ・保育 者 と補 助 保 育 者との 協 力し合っている 所を 見 て, 事 前 準 備や 打 ち合 わ せをすることは 大事な ことだと学 んだ 。 85

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かけについて、身をもって嬉しさを感じたとい う報告が多くなされた。それに加えて、

子どもの視点からの保育者の言動や保育環境の改善点への気づきも促された。 

このよ う

に、子どもの視点や立場から保育者の言動や保育環境を解釈することは、それらの重要

性を再認識することに繋がるであろ う。また、子ども役が忠実に再現されることで、保

育する側の学びがより充実したものとなることへの気づきは、模擬保育全体の学びの質

に関わる重要な観点であると考えられる。

最後に、観察者・評定者を行ったことからの学びで、

番多く みられたものは、“保

育者の話し方や声掛け・態度”に関するものであった。 

この点け、保育を行 うことから

の学びにおい ても言及されていたがその数は多くはなく、観察・評定者を行 うことによ

る特徴的な学びであるとい えるであろ う。池田(2013)

は、同級生の模擬保育を観察・

評価したときに、子どもへの声掛けや言いまわし等を参考にしたいと思う場面が多くあ

ったとい う省察を例示している。また、上村(2010 )は、ビデオ映像で保育を振り返っ

た際の観点として、保育技術の獲得をあげている。 

このように、外側から保育を観察・

評定することで、より具体的な保育の方法や技術の獲得が促されるといえるであろ う。

つまり、この評定・観察者としての学びが、具体的な指導場面を想定した保育を構想す

る技術に繋がることが示唆される。

また、“他班の良い点々改善点を自分達の学びに活かす

とい う、保育を直接行 うこ

とを通じてはあまり言及されなかった、保育を改善する視点からの気づきも多く みられ

た。 

このことから、保育も子ども役もしていない第三者からの視点で、 ゆとりをもって

他者の保育を詳細に観察することで、良い点々改善点、さらに、自分達の保育に取り入

れるべき点についても意識が及ぶようになったといえるであろう。“ 第三者 の視点から

の気づきや発見”の学びの例にあ るように、保育をしていると進めることに精

杯にな

り子どもの細かい反応や行動を見逃してしまう。 第三者からの視点になっ て初めて多く

の側面に気づくことが出来るとい う点て、観察者・評定者としての学びは不可欠なもの

であるとい えるだろう。

以上のように本研究では、模擬保育とその振り返りの

連の活動における、班で保育

を行 うこと、子ども役を行うこと、観察・評定者行 うことで、それぞれ質的に異なった

気づきや学びが促されることが明らかになった。 

目的部分で述べたコアカリキュラムで

掲げられた学びと照らし合わせると、まず、班で保育を行い他のメンバーと主体的に共

同・協力しながらチームで目的を達成していくことは、主 体的・対話的で深い学びプ ロ

セスを反映していることが予想される。次に、保育を観察・評定をすることで、具体的

な保育の方法や技術の獲得、つまり、具体的な指導場面を想定した保育を構想する技術

に繋がることが示唆される。また、観察・評定は同時に、他班の良い点々 改善点を自分

達の学びに活かすとい う、保育を改善する視点を促す可能性が示 された。 

さらに、子ど

も役を行うことで、子どもの発達状況を理解しておくことの重要性と自らがそれを理解

していないことへの気づき、加えて、子どもの視点々 立場からの保育者の言動や保育環

境の解釈が促された。これらは保育者や観察者の視点からの学び の中にはほとんどみら

れず、子ども役の視点になってはじめて促される重要な側面であ るこ とが明らかになっ

た。

今後の課題としては、本研究で明らかになった 3つの視点からの学びや気づきの内容

について精査し、模擬保育やその振り返りを通じた全体の学習効果につい ての評価尺度

(11)

等を作成することが考えられる。模擬保育とその振り返りにお ける、能動的な共同によ

る学びの側面につい て、さらに具体的に明らかにし、さらなる方 法論の開発 とその効果

の検証が必要であろう。

引 用 文 献

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