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市販ミネラルウォーターの水質ダイヤグラム : ラベル表示における水質組成の図形化への試み

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Academic year: 2021

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市 販 ミ ネ ラ ル ウ ォ ー タ ー の 水 質 ダ イ ヤ グ ラ ム

ラベル表示 にお ける水質組成 の図形化へ の試み

ひ ろ み

Diagrammatic Analyses of Water Quality of Mineral Water

Available on the Market: An Attempt to Diagram the Component of

Water Quality in Ingredients Label

Hiromi S atou 1は じ め に 前 報')で は 国 内 外 の ミネ ラ ル ウ ォー タ ー の ラベ ル 表 示 を分 析 した結 果 、 水 質 成 分 ・原 水 の 由来 や採 水 地 ・種 類 ・殺 菌 方 法 ・検 査 機 関 な どの 衛 生 関 連 の表 示 お よび 水 の用 途 ・お い し さの 寸 評 な どの 商 品 特 徴 に 関す る 表 示 記 載 の現 況 につ い て若 干 の 知 見 を得 て い る。 ミネ ラ ル ウ ォー タ ー の分 類 ・規 格 ・ガ イ ドラ イ ン は国 に よっ て か な り違 っ て お り、 ラベ ル 表 示 の記 載 内 容 を一 律 に理 解 す る こ とは 難 しい 。 一般 に水 の起 源 が 地 下 水 で あ る こ とが 多 く、各 国 の ラ ベ ル 表 示 に お い て 、 特 に 商 品 特 徴 と して そ れ ぞ れ の 原 水 の 由 来 、 つ ま り原 水 の 地 理 、 地 質 的 な来 歴 が 詳 細 に ラベ ル に記 載 され て お り、 そ れ と と も に水 質 成 分 につ い て も大 半 の ラベ ル に記 載 さ れ て い る。 しか し多 くの場 合 、 と く に 国 内 製 品 の水 質 成 分 表 示 は 、 カ ル シ ウ ム 、 マ グ ネ シ ウ ム 、 ナ トリ ウ ム 、 カ リ ウ ム の4 陽 イ オ ン(カ チ オ ン)元 素 の含 有 量(mg/1)に 限 ら れ 、 硫 酸 塩 、 塩 化 物 、 溶 解 性 ケ イ酸 あ る い は 重 炭 酸 塩 な どの 陰 イ オ ン(ア ニ オ ン)系 成 分 は表 示 さ れ て い な い 。 一 方 、 国 外 の ラベ ル 表 示 に つ い て は、 陰 イ オ ン系 成 分 が 表 示 され て い る も の が 認 め られ た が 、 陰 イ オ ン元 素 の種 類 は 国 に よっ て か な り相 違 が あ る 。 例 え ば 、 ヨー ロ ッパ の 厳 しい 統 一 基 準 に基 づ い て 管 理 さ れ て い る イ ギ リス

の ラベ ル で は 、 炭 酸 塩(HCO,)、 硫 酸 塩(SO4)、 硝 酸 塩(NO,)、 塩 化 物(Cl、)な どの ア ニ オ ン

元 素 が 必 ず 表 示 され て お り、 ア ル ミニ ウ ム(Al)や 銅(Cu)な どの 有 害 ミネ ラ ル も明 記 さ れ て い る。 し か し南 ア ジ ア や 水 質 が 悪 く水 事 情 の 遅 れ が 目立 つ 中 国 の ラ ベ ル に はCa、Mg、Na、Kな どの4カ チ オ ン 元 素 の 記 載 さ え統 一 され て い ない 。 こ れ らの 水 質 の表 示 記 載 の 現 況 と と も に 、 一 般 消 費 者 に とっ て 表 示 さ れ て い る化 学 分 析 値 が どの よ う な意 味 を もつ か は理 解 しが た い ば か りで な く、 購 入 時 に 表 示 記 載 の数 値 に よ っ て ミネ ラ ル ウ ォー ター の 水 質 を 認 識 し、 比 較 評価 して 選択 す る こ と は難 しい 。 水 質 組 成 を わ か りや す く図 示 す る 方 法 の1つ に、 キ イ ダ イ ヤ グ ラ ム(keydiagram)が あ る 。 こ れ は地 下 水 の 主 成 分 を 、 つ ぎの4成 分 系HCO3+CO,,Cl+SO、,Ca+Mg,Na+Kと し て ・ そ のmg当 量 を 陽 イ オ ンお よ び 陰 イ オ ンの 百 分 率 に 換 算 し て菱 形 の 図 上 に プ ロ ッ ト した もの で あ る 。 (図1)ま た 単 純 な 図 と して オ ク トダ イ ヤ グ ラ ム(octodiagram)(図2)が あ る。 両 イ オ ン の取 り 73

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図1キ イ ダ イ ヤ グ ラ ム(keydiagram) (me/1) 1.51.00.500.51.01.5 0.5陰 イ オ ン0陽 イ オ ン0.5(epm) 5042-E一 HCO3-<一 cl一 NO3一 Cat+ Mgz+ Na+ K+ 図2オ ク トダ イ ヤ グ ラ ム(octodiagram) (me/1) 1.51.00.500.51.01.5 Cat 龍泉 洞 Na'+K+ cl一 03-HC Cat+ Mgz+ 白 川水 源 HCO3一 SO4Z一 5042-HCO3一 Cl-+NO3一 Mgz+ Caz+ Na++K+ a2+ HCO3一 CaZ*Na*+K*`,M gz* /Cl-HCO3-Sa2一 図3-1ス テ ィ フ ダ イ ヤ グ ラ ム 図3-2ヘ キ サ ダ イ ヤ グ ラ ム 図3-3パ タ ー ン ダ イ ヤ グ ラ ム (stiffdiagram)(hexadiagram)(patterndiagram) 「名 水 を 科 学 す る 」(日 本 地 下 水 学 会 編,1994) 上 げ 方 は キ イ ダ イ ヤ グ ラ ム と 同 様 で あ る が 、4陰 イ オ ン の1つ にNO,を 採 用 し て い る 点 が 異 な る 。 こ れ ら2つ の 水 質 ダ イ ヤ グ ラ ム は 、 い ず れ も 陰 イ オ ン の 分 析 値 が な け れ ば 図 示 で き な い 。 つ ま り 前 述 の 国 内 ミ ネ ラ ル ウ ォ ー タ ー に つ い て は 陽 イ オ ン元 素 成 分 し か 表 示 さ れ て い な い の で 従 来 の ダ イ ヤ グ ラ ム を 利 用 す る こ と は で き な い 。 さ ら に キ イ ダ イ ヤ グ ラ ム で は 、 複 雑 な 水 質 成 分 を 点 で 表 現 す る こ と に 無 理 が あ る 。 ま た こ れ ら の 他 に ス テ ィ フ ダ イ ヤ グ ラ ム(stiffdiagr㎜)、 ヘ キ サ ダ イ ヤ グ ラ ム(hexadiagram)、 パ タ ー ン ダ イ ヤ グ ラ ム(pattemdiagr㎜)(あ る い は ベ ク トル ダ イ ヤ グ ラ ムvectordiagramと 呼 ば れ て い る も の)が あ る 。 こ れ ら3通 り の 図 示 の 方 式 は 、 六 角 形 の 形 状 の 大 小 か ら 濃 度 の 絶 対 値 が 直 接 わ か り 、 か つ そ の 六 角 形 の パ タ ー ン 認 識 か ら 水 質 組 成 の タ イ プ が 直 観 的 に 把 握 さ れ る と い う も の で あ る 。 ス テ ィ フ ダ イ ヤ グ ラ ム(図3-1)と 呼 ば れ て い る 方 式 の も の は 、 中 央 の 軸 を0と し て 、 左 側 に 陽 イ オ ン と し て のNa++K+、Ca+、Mg2+の3成 分 を 、 右 側 に 陰 イ オ ン と し てCl-、HCO,一 、SO42一 の3成 分 、 計6成 分 で 示 し た も の で あ る 。 ま た ヘ キ サ ダ イ ヤ グ ラ ム(図3-2)は こ れ と 逆 で 左 側 が 陰 イ オ ン を 示 し 陰 イ オ ン のNO,一 の と こ ろ にCl一 が 加 わ っ て い る 。 さ ら に パ タ ー ン ダ イ ヤ グ ラ ム(図3-3)は 中 心 点 を0と し 、 そ こ か ら放 射 状 に6方 向 に 延 び る 軸 上 に 各 成 分 値 を プ ロ ッ ト し、6角 形 と し て の パ タ ー ン 認 識 を 行 な う も の で あ る 。 こ の 方 式

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は筆 者 の 以 前 の報 告2)で も採 用 し て い る が 、 各 種 飲 料 水 の ダ イ ヤ グ ラ ム に お い て 際 立 った パ ター ン認 識 を得 て い る。 しか し、 こ れ ら3つ の水 質 ダ イ ヤ グ ラ ム も ま た前 の2つ の 方 式 と同様 に 陰 イ オ ンの分 析 値 が な け れ ば 図示 で き な い。 ま た さ ら に前 回収 集 した 国 内外 の ラベ ル に お け る成 分 表 示 は 、 陽 イ オ ン元 素Ca・Mg・Na・Kに 限 れ ば 、 大 半 が 共 通 して記 載 さ れ て い る こ とや 、 これ ま で の水 質 組 成 に 関 す る報 告 で は陰 イ オ ン元 素 の分 析 値 が 揃 わ ず 、 多 種 類 の ミネ ラル ウ オ ー タ ー の水 質 を図 形 化 し考 察 す る に は、 分 析 値 の 情 報 量 が 少 な 過 ぎ る な どの現 況 が あ る 。 こ れ らの状 況 を 踏 ま え る と1995年 に松 橋 が 提 示 した水 質 ダ イ ヤ グ ラ ム の採 用 が 妥 当 で あ る と考 え られ る 。松 橋 は 陽 イ オ ンの モ ル比 お よ び 換算 硬 度 か ら な る4要 素 を算 出 し、 対 数 目盛 り を付 したX-Y図 上 で 水 質 成 分 の 特 徴 を図 形 と して 表 示 す る 方 法 を考 案 した 。 この 方 法 に よれ ば 国 内外 の ミネ ラ ル ウ ォ ー ター の ラベ ル 表 示 に記 載 さ れ て い る4陽 イ オ ン元 素 に 基 づ い た 図 形 化 が 可 能 とな る 。 本 報 告 は こ の 陽 イ オ ン ・モ ル 濃 度 比 に基 づ く水 質 ダ イ ヤ グ ラ ム を採 用 して前 報 告 で の ラ ベ ル 表 示 の水 質 組 成 の 図 形 化 を試 み た もの で あ る。 H陽 イ オ ン ・モ ル 比 に 基 づ く水 質 ダ イ ヤ グ ラ ム II-14要 素 の 摘 出 ミネ ラ ル ウ ォ ー タ ー の水 質 が 主 要 な4陽 イ オ ン元 素 に よ っ て代 表 さ れ る化 学 成 分 相 互 の組 成 比 と濃 度 に よ って 特 徴 づ け ら れ る もの と考 え る 。 ラベ ル 表 示 され て い る 陽 イ オ ン元 素 の 溶存 濃 度 を、 単 に重 量 基 準 の濃 度(mg/1)で 表 す の で は な く、溶 存 元 素 の モ ル濃 度 の 相 対 比 を見 比 べ る こ と に よ り水 質 を 一 種 の 画 像 と して と ら え られ る 。4種 類 の 陽 イ オ ン元 素 か ら2種 類 ず つ 取 る組 合 せ の 数 は6通 りあ る 。 、C、=(4×3)/2こ の な か か ら2価 の ア ル カ リ土 金 属 元 素 の モ ル濃 度 比 [Mg】/[Ca]と 、1価 の ア ル カ リ金 属 元 素 の モ ル 濃 度 比[Na]/[K]の2つ を代 表 的 な 第1、 第2の パ ラ メ ー ター とす る。 そ して1価 元 素 の 総 モ ル 濃 度 に対 す る2価 元 素 の総 モ ル濃 度 の比 【Mg]+[Ca]/ [Na]+[K]を 第3の パ ラ メ ー ター とす る 。X-Y座 標 に採 用 で き るパ メ ー タ ー の 数 は4個 で あ る 。 第 4の 要 素 と して 、 実 濃 度 を あ る程 度 反 映 させ る も の と し て総 硬 度 を と りあ げ て い る。 II-2普 通 目盛 りX-Y座 標 に よ る水 質 ダ イ ヤ グ ラ ム 図4は 以 前 か ら国 内 で 流 通 して い る一 般 的 な ミネ ラ ル ウ ォー タ ー の水 質 成 分 表 示(表1)よ り4 パ ラ メ ー ター を算 出 し、 プ ロ ッ トした もの で あ る 。4陽 イ オ ン元 素 の 基 礎 数 値 は ラ ベ ル 表 示 の 記 〔Mg〕1〔Ca〕 〔Mg)ノ〔Ca〕 Jl六 甲のお いしい水 一FlVolvic J8忍 野の水 一_-F2Valvert コ16千山湧水 ・F3Evian J17安 曇山水 一  F4Vittel (〔Mg〕十〔Ca〕)1(〔Na〕十〔K〕) (Na)/(K) 図4-1普 通 目盛 り の 水 質 ダ イ ヤ グ ラ ム (国 内4ブ ラ ン ドミ ネ ラ ル ウ ォ ー タ ー) 図4-2普 通 目盛 りの 水 質 ダ イ ヤ グ ラ ム (国 外4ブ ラ ン ド ミネ ラ ル ウ ォ ー タ ー) 75

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表1国 内 ミ ネ ラル ウ ォ ー タ ーの4カ チ オ ン元 素 含 有 量(mg/1)と 溶 存 元 素 モ ル 比

No 商品名 採水地 Ca Mg Na K [Mg]/[Ca] [Na]/[K] ([Mg]+[Ca])/(

[Na]+[K]) 総硬度 原水種類 J1 六 甲 のお い しい水(兵 庫 県 神戸 市 灘 区) 24.0 5.7 18.0 0.3 0.392 102.041 1.054 1 鉱水 J2 南 ア ルプ スの 天然 水(山 梨 県 北 巨摩 郡 白州 町) 11.0 1.4 6.0 2.0 0.210 S.IOz 1.064 33.1 鉱水 J3 富士 山の おい しい水(山 梨 県 富士 吉 田市 新 屋) 7.1 2.4 4.7 0.8 o.ss, 10.51, 1.232 27.4 深井戸水 J4 富士 山の水(山 梨県富士吉田市新屋) 6.4 2.6 4.7 0.7 0.670 11.419 1.199 26.4 深井戸水 JS 富士 山嶺 の 自然 水(山 梨 県 塩 山市 竹森) 30.0 7.0 12.0 4.4 0.385 4.63$ 1.634 103.0 鉱泉水 J6 富士 三 ツ峠 の 天然 水(山 梨 県 南都 留 郡西 桂 町) 14.0 6.3 7.4 1.1 0.742 11.441 1.739 60.2 鉱水 J7 富士 山仙 水 の水(山 梨 県 富士 吉 田市 新屋) 6.4 2.6 4.6 0.7 0.670 11.176 1.223 26.4 深井戸水 J8 忍 野 の水(山 梨 県 南都 留郡 忍 野村) 15.0 4.9 4.4 1.4 0.539 5.345 2.535 :1 深井戸水 J9 山 の恵(山 梨 県南 都 留郡 西桂 町) 14.1 5.3 6.3 o.s 0.620 13.393 1.935 56.5 鉱水 J10 アサ ヒの名水(山 梨 県南 都 留郡 西桂 町) 16.0 6.2 0.8 7.6 0.639 .179 a.sss 64.8 深井戸水 J11 坐 山名水 物 語(富 山県 中新 川郡 立 山 町) 23.5 5.5 5.1 1.4 0.386 6.195 3.154 :1 深井戸水 J13 立 山の 自然水(富 山県 中新 川郡 立 山 町) 13.6 2.5 4.8 1.9 0.303 4.296 1.71$ II' 深井戸水 J42 北 アル プス 自然 水(富 山県 中新 川郡 立 山 町) 26.9 5.3 6.2 4.7 0.325 2.243 2.28, .. 深井戸水 J14 おい しい水物 語 穂 高 の天然 水(長 野 県 南安 曇 郡堀 金 村) 5.1 2.8 4.7 1.0 0.905 7.993 1.054 24.0 鉱水 J16 千山湧水(長 野県南安曇郡堀金村) 5.3 2.4 4.6 0.9 0.74, :.・ 1.035 22.9 鉱水 J17 安曇山水(長 野県松本市今井中道) ii.o 3.1 4.0 o.s 0.465 8.503 2.06, 40.0 深井戸水 J18 あず み野 の水(長 野 県南 安 曇郡 堀 金村) 5.3 2.4 0.9 4.6 0.74, 0.333 1.473 22.8 深井戸水 J43 COOPあ ず み野 の水(長 野 県南 安曇 郡 堀 金村) 5.5 2.4 5.0 1.2 0.720 7.086 0.951 23.4 深井戸水 J19 大清水谷川連峰の源水(群 馬県利根郡水上町) 9.3 2.0 3.5 0.3 0.355 19.841 1.966 24.0 湧水 J20 三 国 山脈 谷川 の水(群 馬 県利 根 郡月 夜 野 町) 7.6 4.0 8.4 1.2 1' 11.905 1'・. 43.0 鉱水 J21 三 国 山系 谷川 源水(群 馬 県利 根 郡月 夜 野 町) 14.0 3.9 6.8 o.s 0.459 14.456 1.612 50.6 深井戸水 J32 赤 城 山麓 天然 ミネ ラル イ オ ン水(群 馬 県群 馬 郡群 馬 町) 28.0 8.3 15.0 2.5 0.494 10.204 1.45, ioo.o 自然水 J22 秩父山水わか清水(埼 玉県秩父郡横瀬町) II' 26.2 2.0 0.3 0.982 11.33$ 26.704 70.2 湧水 J23 秩 父 の名水(埼 玉 県秩 父郡 横 瀬 町) II' 26.2 0.2 0.3 0.982 1.134 132.895 70.2 湧水 J24 彩の国 秩父源流水(埼 玉県秩父郡大滝村) 16.0 1.0 2.6 o.s 0.13 .., 3.498 44.0 湧水 J25 奥飛騨深山の自然水(岐 阜県吉城郡古川町) 11.0 1.0 2.7 0.6 0.14$ 7.91, 2.383 31.0 鉱泉水 J26 銘 水 の旅(岐 阜県 養 老郡 養 老 町) :11 11.6 7.2 1.2 0.239 10.204 7.193 120.0 鉱泉水 J41 養老山麓の水(岐 阜県養老郡養老町) :1 11.6 7.2 1.2 0.23, 10.204 7.251 120.0 鉱泉水 J36 月 岡雪 肌 清水(新 潟県 北 蒲原 郡 中条 町) 8.1 3.0 il.o 1.5 0.61, 12.472 0.630 32.3 鉱水 J38 雪 国越 後 どっ こん水(新 潟県 北 蒲原 郡 中条 町) 8.1 3.0 11.0 1.5 0.61, 12.472 0.630 32.3 鉱水 J39 月 山 の水 音(山 形県 東 田 川郡 羽黒 町) 11.0 4.7 15.0 0.6 ant 42.51, 0.70a 46.3 鉱水 J40 天 然名 水 出羽 三 山 の水(山 形県 東 田 川郡 羽黒 町) 11.0 4.7 15.0 0.6 0.705 42.51, 0.701 46.3 鉱水 J29 四 万十 の 源流(高 知県 東 津野 村不 入 山) 4.4 1.0 5.8 0.4 0.379 24.660 0.577 16.0 湧水 J33 天 然磁 気 鉱泉 水 マ グネ シ ア(岡 山県 阿 哲郡 哲 多 町) 63.4 1.0 10.8 0.2 0.025 79.858 3.409 162.0 鉱泉水 J35 アル カ リイ オ ン整水 法 イ オ ン水(山 形 県東 田川郡 羽 黒 町) 14.0 5.9 20.0 0.9 0.703 37.793 1.., 58.6 イオ ン電気 分 解水 J37 AQADouxア ク ア ・ ド ゥ ー(新 潟 県 南 魚 沼 郡 塩 沢 町) 6.6 2.2 4.0 0.7 0.556 9.71$ 1.335 24.0 鉱水 J44 龍 泉洞 の水(岩 手県 下 閉伊 郡 岩泉 町) 35.2 2.2 2.3 0.3 0.103 13.039 8.994 96.8 鉱泉水

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表2国 外 ミネ ラ ル ウ ォ ー タ ーの4カ チ オ ン元 素 含 有 量(mg/1)と 溶 存 元 素 モ ル 比

No 商品名 採水地 Ca Mg Na K [Mg]/[Ca] [Na]/[K] ([Mg]+[Ca])/([Na]+[K]) 総硬度 原水種類

F1 Volvic(フ ラ ン ス 、 ボ ル ヴ ィ ッ ク) 10.4 6.0 8.0 5.4 0.95, 2.520 1.042 50.0 鉱泉水 F2 Valvert(ベ ル ギ ー 、 ア ル デ ン ヌ) 67.6 2.0 1.9 0.7 0.049 4.616 1/.593 176.5 鉱水 F3 Evian(フ ラ ン ス 、 エ ビ ア ン) 79.0 25.0 5.8 1.0 0.522 :., 10.796 297.5 鉱泉水 F4 Vittel(フ ラ ン ス 、 ヴ ィ ッ テ ル) 202.0 36.0 3.8 2.0 0.294 3.23, 30.130 649.0 鉱泉水 FS Perrier(南 フ ラ ン ス 、 ヴ ェ ル ジ ェ ー ス) 140.2 3.5 14.0 0.6 0.041 39.683 5.834 364.5 鉱泉水 F6 Contrex(フ ラ ン ス 、 ヴ ォ ー ジ ュ) 467.0 84.0 7.0 3.0 0.29, 3.96$ 39.632 1503.5 鉱泉水 F7 Crysta1Gayser(ア メ リ カ 、 オ ー ラ ン チ ャ) 27.4 6.0 15.9 3.0 0.36, 9.01, 1.21, 92.5 湧水 F8 Naya(カ ナ ダ 、 ロ ー レ ン シ ャ ン 山 麓) 38.0 22.0 6.0 2.0 0.955 5.102 5.93, 183.0 地底湧水 F9 BaurassaCanadian(カ ナ ダ ブ ル テ ィ ッ シ ュ コ ロ ン ビ ァ) 0.6 o.o 0.3 o.1 O.IOo 4.009 o.gs, 2.0 氷河水

F11 RokkyMountain(ア メ リ カ 、 ロ ッ キ ー 山 脈) 1.0 1.0 2.1 o.i 1.649 35.71, 0.04 6.5 鉱水 F12 カ ナ ダ 氷 河 の 天 然 水(カ ナ ダ 、 ウ ィ ス ラ ー) 12.0 0.7 2.3 1.1 0.099 3.556 2.56, 32.9 湧水 F13 NolWater(ノ ル ウ エ ー 、 イ ム ス ダ ー レ ー ン) 10.0 0.4 1.0 o.s 0.066 3.40, 4.725 26.6 湧水 F14 S.Bemardo(イ タ リ ア 、 南 ア ル プ ス) 12.3 0.6 0.6 0.3 !!:, 3.182 10.000 33.2 鉱泉水 F15 S.Pellegrino(イ タ リ ア 、 ア ル プ ス) 201.6 57.4 41.2 2.9 0.469 24.16, 3.96, 733.1 鉱泉水 F16 SaintPierre(フ ラ ン ス 、 ポ ン サ ン ピ エ ー ル) 110.0 4.5 8.1 1.0 0.06, 13.776 7./53 293.0 鉱泉水 F17 HawaiWater(ア メ リ カ 、 ハ ワ イ 州) 0.5 0.2 0.6 0.2 0.660 4.932 1.: 2.1 純水 F18 Kiwi・Blue(ニ ュ ー ジ ー ラ ン ド 、 ブ タ ル ル) 2.9 1.4 9.8 3.4 0.796 4.902 0.253 13.0 湧水

F20 APANI(ア メ リ カ 、 フ ェ ニ ッ ク ス) 0.2 o.o 0.8 o.o 0.066 0.035 .153 0.5 超軟水

F21 俗 離 山 の名水(韓 国 、慶 応 北) 21.0 1.0 9.3 0.4 0.079 39.54, 1.363 56.5 深井戸

Fel LOWLANDGLEN(Scotland) 6.8 9.7 5.8 7.0 2.352 1:409 1.319 56.0 鉱泉水

Fe2 AQUA-PURA(Lakeland) 52.5 7.0 26.5 2.5 0.22a 18.02, 1.313 159.0 鉱泉水

Fe3 CALEDONIAN(SPARKLING)(Scotland) za.o 5.0 6.8 0.3 0.375 38.549 2.48, 75.0 鉱泉水

Fe4 BUXTON(SPARKLING),(England) 55.0 19.0 24.0 1.0 0.570 40.816 2.01, 214.0 鉱泉水 Fes BUXTON(England) 55.0 19.0 24.0 1.0 0570 40.816 2.01, 214.0 鉱泉水 Feb HIGHLANDSPRING(Scotland) 35.0 8.5 6.9 0.6 0.400 19.558 3.87, 122.0 鉱泉水 Fez BALLYGOWAN(SPARKLG)(Ireland) 114.0 16.0 15.0 3.0 0.23, 8.503 4.81, 349.0 鉱 泉水 Fe9 MOUNTFRANKL-N(Australlia) 3.0 5.0 14.0 1:0 2.//9 23.810 0.446 27.5 鉱泉水 Fp13 Caramulo(Portugal) 3.2 1.2 20.7 1.1 0.625 32:004 0.140 12.8 鉱泉水 Fa17 StarMINERALWATER(Nepal) 15.0 5.0 65.0 75.0 0.556 1.47, .123 57.5 鉱泉水 NO.層 は 前 報 告 に 準 じ る 。4陽 イ オ ン分 析 値 は 前 報 告 の ラ ベ ル 記 載 に よ る 。 モ ル 濃 度 は 原 子 量:[Ca】40.078,[Mg]24.305,[Na]22.9898,[K]39.0983に 基 づ く。

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載 に基 づ い てい る 。水 質 ダ イ ヤ グ ラ ム の 図 形 は小 さい ほ ど モ ル濃 度 比 も小 さ く化 学 的純 度 が 高 い 水 を示 して い る 。右 翼 が 伸 び て い る の はII族 元 素 の合 計 と1族 元 素 の 合 計 との モ ル 比 が 大 き く左 翼 が伸 び て い る の は硬 度 が 高 い こ と を示 す もの で あ る 。 ま たII族 元 素 の モ ル比 が 大 きい もの は は 上 に、1族 元 素 の モ ル 比 が 大 きい もの は下 に伸 び る な ど全 体 図形 か ら はそ れ ぞ れ の 水 質 特 徴 が 認 め られ る 。 た と え ばJ16とJ13は と もに小 さ い 図 形(化 学 的 純 度 が 高 い 水)で あ りな が ら対 照 的 な水 質 で あ る こ と、J6とJ16は 類 似 して い る よ うで あ る がJ6の 両 翼 が 突 っ 張 っ て い る こ と。 ま た J13とJ17は 相 似 形 で あ り水 質 も似 か よ って い る こ とな どで あ る 。 と こ ろ で 表1・2に 示 した よ う に総 硬 度 や1族 元 素 の モ ル 比([Na]/[K])が100目 盛 りを超 す も の が あ り、 普 通 目盛 りの座 標 軸 で は対 応 し きれ ない こ とが 明 らか で あ る。 した が って 以 下 は前 述 の対 数 目盛 りの座 標 軸 に よ る水 質 ダ イ ヤ グ ラ ム を市 販 ミネ ラル ウ ォー タ ー の 図形 化 に採 用 す る こ とに した 。 II-3ラ ベ ル 表 示 の 水 質 試 料 お よ び4要 素 計 算 値 前 報 の ラベ ル 表 示 で カ ル シ ウ ム 、 マ グ ネ シ ウ ム 、 ナ トリ ウ ム、 カ リ ウ ム の4カ チ オ ン(陽 イ オ ン)元 素 含 有 量 が 明 記 さ れ て い た もの66種 の4パ ラ メ ー タ ー計 算 値 を表1 、表2に 示す。表1、 は 国 内 産 市 販 ミネ ラ ル ウ ォ ー ター の4カ チ オ ン(陽 イ オ ン)元 素 含 有 量(mg/1)と 溶 存 元 素 モ ル 比 を示 し、 表2は 同様 に国 外 産(輸 入 ・海 外 市 販)の ミネ ラ ル ウ ォー タ ー の 数値 を示 す 。 II-4対 数 目 盛 りX-Y座 ‡剽 こよ る 水 質 ダ イ ヤ グ ラ ム 図5-1、 図5-2に 表1、 表2の4パ ラ メ ー タ ー 計 算 値 よ り そ れ ぞ れ 異 な っ た パ タ ー ン を 示 す も の を 選 択 し 、 水 質 ダ イ ヤ グ ラ ム を 示 し た 。 図6は 国 内 産 ミ ネ ラ ル ウ ォ ー タ ー 、 図7は 国 外 産 ミ ネ ラ (Mg)/[Ca) Jl六 甲 の お い し い 水 J8忍 野 の 水 J16千 山湧 水 J17安 曇 山 水 総硬度 ((Mg)十(Ca))/((Na)十(K)) (Na)/(K) 図5-1対 数 目盛 りの 水 質 ダ イヤ グ ラム(国 内4ブ ラ ン ドの 比 較)

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ル ウ ォー タ ー の水 質 ダ イ ヤ グ ラ ム を示 す 。 国外 産 ミネ ラ ル ウ オ ー ター は前 報 の輸 入 ミ ネ ラ ル ウ オ ー ター と海 外 市 販 の ミネ ラル ウ オ ー ター の 中 で4陽 イ オ ンが 記 載 さ れ て い た もの の み を示 した 。 図5-1:J1.J8.J16.J17は 国 内 で 以 前 か ら流 通 して い る有 名 ブ ラ ン ドで あ る 。J8.J16.J17は 右 翼 と上 下 に伸 縮 した 菱 形 の 図 形 を示 した が 、Jlは 全 体 が 大 き く下 に長 く突 っ 張 っ た 菱 形 図 形 を示 す 。 こ れ は1族 元 素 の モ ル 比 が 他 よ り も圧 倒 的 に大 き く、 総 硬 度 も高 い こ と に よ る。 図形 上 の 大 差 ほ ど味 に 影 響 が な い の は1族 元 素 とII族 元 素 の モ ル 比([Mg]+[Ca]/[Na]+[K])が 小 さ い こ とが 考 え ら れ る。 こ れ に対 してJ16(千 山湧 水)は 図 形 も小 さ く左 右 上 下 が 均 衡 して い る 。 図 形 は小 さい ほ どモ ル 比 も小 さ く、 分 析 値 も0に 近 づ くわ け で あ る か ら化 学 的純 度 も高 い 水 とい う こ と に な る 。 後 述 す るJ43(CO・OPあ ず み 野 の 水)に お い て も モ ル 濃 度 比 が こ れ と近 似 値 を 示 し、 ラ ベ ル 示 の 溶 存 元 素 濃 度 も非 常 に近 似 した 数 値 で あ り、J16と 相 似 した 図 形 が 認 め られ た 。 しか し、 こ こ で は 圧 倒 的 に市 場 に 流 通 す る頻 度 が 多 い716を 、 松 橋 に続 い て 同様 に、 と りあ え ず 暫 定 的 な 標 準 水 と設 定 し以 下 を比 較 考 察 して い くこ と とす る。 図5-2:F1.F2.F3.F4.は 輸 入 ミネ ラル ウ ォー タ ー の有 名 ブ ラ ン ド商 品 で あ る。F2.F4.は 左 右 翼 が 大 き く突 っ張 っ た扁 平 の菱 形 を示 し、F3は 左 翼 が 張 り上 下 も大 きい 図 形 を示 す 。 と こ ろ が F1はH族 元 素 の モ ル 比 が 大 き く他 と は ま っ た く異 な っ た 図形 を示 して い る。 た だ し1族 元 素 の モ ル比II族 元 素 と1族 元 素 の モ ル 比 につ い て み る と、 最 小 値 を示 して い る 。 総 硬 度 も最 も低 く、 こ の 中 で の 最 高 値649(F4)の 約13分 の1に 過 ぎ な い 。 表2を み る と カ リ ウ ム濃 度 が5.4と 他 よ り も圧 倒 的 に高 濃 度 で あ る こ とが わ か る 。 総 硬 度 に つ い て は 国 内 商 品 よ りも圧 倒 的 に 高 い も の が あ る の で 以 下 で は総 硬 度 の対 数 目盛 りは そ の 都 度 修 正 して示 し た。 図6-1:J2.J3.J4.J7.は い ず れ も 山 梨 県 を採 水 地 とす る ミ ネ ラ ル ウ ォー タ ー の水 質 ダ イ ヤ グ ラ (Mg)/(Ca) 1Volvic 2Valvert 3Evian 4Vittel (〔Mg〕 十 〔Ca〕)1(〔Na〕 十 〔K〕) (Na)/(K) 図5-2対 数 目盛 りの水 質 ダ イ ヤ グ ラ ム(国 外4ブ ラ ン ドの比 較) 79

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ム で あ る 。5種 類 と も上 下 左 右 均 衡 した 図 形 を示 す 。J3 .J4.J7.は4パ ラメー ターの数値 もほぼ近 値 して お り当 然 の こ とな が ら図 形 も相 似 して い る。J2.は1族 元 素 、II族 元 素 の モ ル 比 が 小 さ く 扁 平 な菱 形 図 形 を示 して い る。 こ れ は 他 の3種 の 採 水 地 が 富 士 吉 田(富 士 山 麓)で あ るの に対 し て 、 巨 摩 郡 白 州 で 採 水 して い る こ と に よ る もの と思 わ れ る 。 図6-2:∫5.J6.J8.J9.J10.は 山梨 県 富 士 山 麓 を採 水 地 とす る ミ ネ ラ ル ウ ォ ー タ ー の水 質 ダ イ ヤ ゲ ラ ム で あ る 。 図 形 と して は 図6-1に 類 似 して い る が 両 翼 が 大 き く開 い て い る。 と くに右 翼 は富 士 山麓 を採 水 地 と して い る に もか か わ らず2倍 近 く大 き く示 され て い る 。 図 形 が 非 常 に類 似 して い るJ6.」9.は採 水 地 が 同 じで あ り、4パ ラメ ー タ ー の 数 値 も近 似 して い る 。J8 .J10も 同 じ採 水地 であ るがJ8は 扁 平 に な り、J10は1族 元 素 の モ ル比 が0に 近 い た め 、 底 辺 の 長 い 二 等 辺 三 角 形 を 示 し て い る 。 最 も小 さい 扁 平 な菱 形 を示 すJ5の み が 採 水 地 が 異 な る 。 前 種 は南 都 留 郡 、後 種 は塩 山 市 で あ る。 図6-3:J14.J16.J17.J18.J43は 長 野 県 安 曇 野 を採 水 地 とす る もの の水 質 ダ イ ヤ グ ラ ム で あ る 。 ∫14.J16.J43は 上 下 左 右 に均 衡 した 図 形 を示 す 。 前 述 した がJ16 .とJ43.はモ ル比 におい て も溶 存元 素 量 に お い て も、 ほ と ん ど差 が な く全 くの 相 似 形 が 示 さ れ て い る 。J14は こ の2種 よ り も一 回 り 大 きい 、 上 下 左 右 に均 衡 した 図形 を示 す 。J43よ り も圧 倒 的 に市 場 流 通 量 が 多 いJ16を 、 前 述 の 通 り こ こ で は 暫 定 的 な標 準 水 と して 設 定 し、 他 との 比 較 考 察 を 進 め る もの とす る。J17は 右 翼 が 突 っ張 っ た 同 じ大 き さ の 図 形 を示 し、J18は1族 元 素 の モ ル 比 が 圧 倒 的 に小 さ い た め 二 等 辺 三 角 形 に近 い 形 を 示 して お り、4種 の な か で は 他 とは 異 な っ た 最 も小 さい 図形 を示 した 。 これ は溶 存 元 素 の ナ トリ ウム とカ リ ウ ム の バ ラ ンス が 他 の3種 と は全 く逆 で 、 カ リ ウ ム の 溶 存 量 が4 .6㎎/1 と高 濃 度 で あ る。 カ リ ウ ム は マ グ ネ シ ウ ム と と もに苦 味 に関 係 す るの で 高 濃 度 の 含 有 は水 の 味 に (Mg)/(Ca) J2南 ア ル プ ス の 天 然 水 J3富 士 山 の お い しい 水 J4富 士 山 の水 J7富 士 山 仙 水 の水 J42北 ア ル プ ス 自 然 水 総硬度 (〔Mg〕 十 〔Ca〕)/(〔Na〕 十 〔K〕) (Na)/(K) 図6-1山 梨1(ア ル プス 系 ・富士 山 麓 系)

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(Mg)/(Ca) J5富 士 山嶺 の 自 然 水 J6富 士 三 ツ 峠 の 天 然 水 J8忍 野 の水 J9山 の 恵 J10ア サ ヒ の 名 水 」5塩 山 市 J6、8、9、10南 都 留 郡 総硬度 (〔Mg〕 十 〔Ca〕)1(〔Na〕 十 〔K〕) (Na)/(K) 図6-2山 梨2(富 士 山麓 系) (Mg)/(Ca) 総硬度 (Na)/(K) 図6-3長 野(安 曇 野 系) 81

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影 響 す る もの と考 え られ る 。 図6-4:J11.」13.J42.(J14.J16.)は 富 山県 立 山 を採 水 地 とす る ミネ ラ ル ウ ォー ター の 水 質 ダ イ ヤ グ ラ ム と長 野 県 安 曇 野 の水 質 ダ イ ヤ グ ラム を対 比 した も の で あ る 。 立 山 を水 源 とす るJ1.J13. J42.は 安 曇 野 を水 源 とす るJ14.J16,よ り も左 右 に 突 っ張 り扁 平 な 菱 形 を示 す 。 立 山 産 の ラベ ル 表 示 で は 厂爽 や か な味 」 を強 調 し、 安 曇 野 産 は 「ソ フ トな 口 当 た り と爽 や か さ」 を売 り物 に して い る 。 筆 者 の 官 能検 査 で も、 立 山 の 方 は 「さ わ や か な 味 」、 安 曇 野 は 「ソ フ トで ま ろや か な味 」 と い っ た と こ ろ で あ る 。 これ は ラベ ル 表 示 の"お い しさ の 寸 評"に あ る 記 載 と一 致 して い る 。 と り た て て 言 うな ら ば カ ル シ ウ ム含 有 量 の 多 い立 山 産 の方 が 多 少"コ ク の あ る味"が し、 ま た 山 の 清 水 の よ う な軽 い 金 属 味 を感 じる程 度 で 、 フ ラ ンス 産 な どの 硬 度 が 圧 倒 的 に高 い輸 入 も の に 較 べ れ ば 、 ど ち ら も ク セ の な い 飲 み や す い水 質 で あ る と言 え よ う。 図6-5:J19.J20.J21.」32は 群 馬 県 利 根 郡 を採 水 地 とす る もの の水 質 ダ イ ヤ グ ラ ム で あ る 。J21. J32.は 下 方 へ 伸 び た菱 形 の 変 形 で 類 似 した 図 形 を示 す 。 こ れ は[Na]/[K]比 が 大 きい と い う特 徴 を 示 して い る もの で あ る。 ま たJ19は 右 翼 が 最 も突 っ張 っ て い る お り、 こ れ はH族 元 素 と1族 元 素 の モ ル比 が 大 きい こ と を示 して い る。 またJ20は 上 下 左 右 が均 衡 した 図 形 を 示 したが 、[Mg]/ [Ca]比 は 最 も大 きい 。J32は 総 硬 度 がJl9の 約4倍 で あ る が 図 形 の全 体 像 は 類 似 して い る 。 筆 者 の 官 能 検 査 で は 、 総 硬 度 が 高 くカ ル シ ウ ム 溶 存 率 が 高 いJ32は こ の 中 で は最 も"重 い 味"が 舌 に残 る水 で あ る 。 ま た 図6-3の 安 曇 野 産 の水 に 較 べ る とこ れ らは全 体 的 に"金 属 味 の よ う な硬 い 味" が感 じ られ た。1族 元 素 の モ ル比 、1族 元 素 と1工族 元 素 の モ ル比 が 後 種 の 方 が 大 き く、 溶 存 元 素 が 高 濃 度 で あ る こ とが 認 め られ る。 図6-6:J22.」23.J24.は 埼 玉 県 秩 父 を採 水 地 とす る もの の 水 質 ダ イ ヤ グ ラム で あ る。J22が 最 も (Mg)/(Ca) J11立 山 名 水 物 語 J13立 山 の 自然 水 J14お い しい 水 物 語 穂 高 の 天 然 水 J16千 山 湧 水 総硬度 (〔Mg〕 十 〔Ca〕)1(〔Na〕 十 〔K〕) (Na)/(K) 図6-4富 山(立 山 系)と 安 曇 野 系 の 比 較

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(Mg)/(Ca) 大清 水谷 川連 峰の 源水 三 国山脈 谷 川の水 三 国山系 谷 川の水 赤城 山麓 天然 ミネ ラル イオ ン水 総硬度 〔Mg〕 十 〔Ca〕)1(〔Na〕 十 〔K〕) (Na)/(K) 図6-5群 馬(谷 川 岳系) 図 形 が 小 さ く 、4パ ラ メ ー タ ー の 数 値 も 最 小 で あ る が 、J23は 右 翼 が 大 き く伸 び て お り1族 元 素 とII族 元 素 の モ ル 比([Mg]+[Ca]/[Na]+[K])が 他 の ど の ミ ネ ラ ル ウ ォ ー タ ー よ り も 著 し く大 き く ∫22も 次 い で 大 き い 数 値 を 示 す も の で あ る 。 こ れ ら は マ グ ネ シ ウ ム 、 カ ル シ ウ ム の 溶 存 濃 度 も高 濃 度 を 示 し て い る 。 地 理 的 に ほ ぼ 同 一 地 域 起 源 の も の は 水 質 ダ イ ヤ グ ラ ム が 類 似 す る も の が 多 く認 め ら れ て い る が 、 こ こ で は 図 形 も溶 存 成 分 濃 度 も大 差 が 認 め ら れ た 。 図6-7:J25.J26.J41は 岐 阜 県 奥 飛 騨 ・養 老 山 麓 を 採 水 地 と す る も の の 水 質 ダ イ ヤ グ ラ ム で あ る 。 J25.J41は 右 翼 が 突 っ 張 っ た 扁 平 な 図 形 を 示 し、4パ ラ メ ー タ ー の 数 値 も ほ と ん ど 一 致 す る 。採 水 地 も養 老 町 と 同 一 で あ る 。 ま た 図 形 は こ れ ら よ り も 一 回 り小 さ い 相 似 形 のJ41は 奥 飛 騨 を水 源 と して い る 。3種 と も[Na]/[K]比 が 小 さ く、1族 元 素 とH族 元 素 の モ ル 比 が 大 き い 類 似 し た 図 形 を 示 し て い る 。 図6-8:J36.J38.は 新 潟 県 、J39.J40.は 山 形 県 月 山 と 出 羽 三 山 を 採 水 地 と す る 水 質 ダ イ ヤ グ ラ ム で あ る 。J36.J38.が 同 値 、J39J40.も 同 値 で そ れ ぞ れ が 全 く一 致 し た 相 似 形 を 示 し た 。 図6-9:729.J33.J35.J37.J44.は そ れ ぞ れ 採 水 地 が 異 な る 特 徴 的 な も の の 水 質 ダ イ ヤ グ ラ ム で あ る 。J29.J33.は 下 方 へ 突 っ 張 り[Na]/[K]比 が 大 き い 。J33.J44.は1族 元 素 とH族 元 素 の モ ル 比 ([Mg]+[Ca]/[Na]+[K])・[Na]/[K]比 ・総 硬 度 の3つ の パ ラ メ ー タ ー が 著 し く 大 き く 、[Mg]+ [Ca]比 が 非 常 に 小 さ い 。 ま た カ ル シ ウ ム の 溶 存 濃 度 も 高 く 、 と く にJ33は 著 し く高 濃 度 で あ り 、 国 内 産 で は 例 の な い 逆 三 角 形 の 大 き な 図 形 と と も に 特 異 な 成 分 比 を 示 し て い る 。 こ れ は 後 述 す る イ ギ リ ス の ミ ネ ラ ル ウ ォ ー タ ー の 図 形 と 類 似 し て い る 。 ま たJ37は 前 述 で 暫 定 的 な 標 準 水 と設 定 し たJ16に 類 似 し た 図 形 を 示 し て お り 、 化 学 的 純 度 の 高 い 水 で あ る 。J35は 「ア ル カ リ整 水 法 イ 83

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(Mg)/(Ca) 秩 父 山水 わか清水 秩 父 の名水 彩 の 国秩 父源流水 総硬度 〔Mg〕 十 〔Ca〕)1(〔Na〕 十 〔K〕) (Na)/(K) 図6-6埼 玉(秩 父 系) (Mg)/(Ca) 総硬度 (Na)/[K) 図6-7岐 阜(養 老 山麓 系)

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(Mg)/(Ca) 月 岡雪肌 清水 雪 国越 後 どっ こん水 月 山の水 音 天然 名水 出羽 三 山の水 総硬度 (〔Mg〕 十 〔Ca〕)/(〔Na〕 十 〔K〕) (Na)/(K) 図6-8新 潟(五 頭 連 峰 系)・ 山形(出 羽 三 山系) (Mg)/(Ca) 四 万 十 の 源 流 天 然 磁 気 鉱 泉 水 マ グ ネ シ ア ア ル カ リ イ オ ン整 水 法 イ オ ン水 AQADouxア ク ア ・ド ゥー 龍 泉 洞 の 水 総硬度 〔Mg〕 十 〔Ca〕)1(〔Na〕 十 〔K〕) (Na)/(K) 図6-9そ の他 各 地 の 水(痔 異 的 ダ イヤ グ ラム) 85

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オ ン水 」 とい う商 品 名 が 示 す よ う に採 水 後 に イ オ ン電 気 分 解 処 理 を施 した もの で あ り、 い わ ゆ る ア ル カ リ イ オ ン水 で あ る。 ア ル カ リ イ オ ン水 は`カ ル シ ウ ム は活 性 イ オ ン とな り、 カ リ ウ ム、 ナ トリ ウ ム 、 マ グ ネ シ ウ ム な どの ミ ネ ラ ル は水 酸 化 され て 、 い ず れ も体 内 に吸 収 され や す い 状 態 と な りこ の 活 性 カ ル シ ウ ム イ オ ンの で きた水 は体 を常 にPH7.35以 上 の ア ル カ リ性 を保 つ'と 言 わ れ る もの で あ る 。 この 水 質 ダ イ ダ イヤ グ ラム も1族 元 素 の モ ル比 が 圧 倒 的 に 大 きい 特 異 な 図 形 を 示 した が 、 味 に つ い て は ク セ が な く、 喉 に 速 や か に浸 透 して い く よ う な非 常 に飲 み や す い水 で あ る 。 図6-10.図6-11:採 水 地 由 来 の 山 系 別 に 求 め た平 均 値(表3)に よ る水 質 ダ イ ヤ グ ラ を便 宜 的 に ア ル プ ス 系 、 富 士 山 麓 系A、 富 士 山 麓 系B、 立 山 系 、 安 曇 野 系 、 谷 川 連 峰 系 、 秩 父 系 、 養 老 山 麓 系 、 五 頭 連 峰 系 、 出 羽 三 山系 と して 示 した 。(五 頭 連 峰 系 、 出 羽 三 山系 は2例 ず つ 同 値 の の と 少 数 例 で あ る が と りあ えず 一 応 の 目安 と し て比 較 の 対 象 に加 え た 。)富 士 山 麓 系Aは 富 士 吉 田 で 採 水 さ れ た3種 の 平 均 値 に よ る もの で あ り、 富 士 山 麓 系Bは 南 都 留 郡 で 採 水 され た4種 の 平 均 値 を示 す 。 富 士 山 麓 系 は全 体 的 に比 較 的均 衡 した 菱 形 の相 似 形 を示 し、Bの 方 が 左 右 翼 が 大 き く溶 存 濃 度 が 大 きい こ とが 認 め られ る 。 立 山系 は さ ら に左 翼 が 大 き く延 び、 上 下 が 扁 平 な 図形 を示 し た 。 上 下 の モ ル 比 が 小 さ く、 硬 度 が 高 い こ と に よ る2種 の 数 値 に 大 差 が 認 め られ る の で 一 概 に は 云 え な い 。 安 曇 野 系 は前 述 と同様 に上 下 左 右 が 均 衡 した 菱 形 図形 が 平 均 値 に お い て も認 め られ た 。 谷 川 連 峰 系 は下 軸 へ 延 び た 図形 を示 し、 ナ トリ ウ ム の 溶 存 量 が 高 濃 度 で あ り、1族 元 素 の モ ル比 が 大 きい 。 秩 父 系 は 右 翼 が 大 き く突 っ張 っ た 大 き い 図 形 を示 し、 カル シ ウ ム 、 マ グ ネ シ ウ ム の 溶 存 量 が 高 濃 度 で あ る。(J25の み が他 の2種 と圧 倒 的 に 数 値 の差 が あ る た め 平 均 値 に影 響 し て い る が 、 傾 向 は 認 め られ た 。)養 老 山 麓 系 は左 右 翼 が 大 き く、 上 が 扁 平 でII族 元 素 の モ ル 比 が 小 さ い [Mg)/[Cad アル プス系 富士 山麓系A 富 士 山麓系B 立 山系 ・安曇 野系 ・谷 川連 峰系 総硬度 〔Mg〕 十 〔Ca〕)1(〔Na〕 十 〔K〕) (Na)/(K) 図6-10山 系 別(採 水 地)平 均値

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図形 を示 した。 図 形 の 大 き さは 秩 父 系 と同 様 に 大 き く、 溶 存 元 素 も高 濃 度 で あ る。 と く に カル シ ウ ム の 平均 値 は57.3と 高 い 。 五 頭 連 峰 系 と 出 羽 三 山系 は 下 軸 へ 突 っ 張 っ た相 似 形 で あ る が 、 出 羽 三 山系 は下 軸 へ 大 き く延 び た 一 回 り大 きい 図 形 を示 して い る。 どち ら も1族 元 素 の モ ル比 が 大 き (Mg)/(Ca) 秩 父系 養老 系 五頭 連 峰系 出羽三 山系 総硬度 ((Mg)十(Ca))/((Na)十(K)) (Na)/(K) 図6-11山 系 別(採 水 地)平 均値 表3採 水地別元素含 有量 と溶存モル比の平均値

商 品名 Ca Mg Na K [Mg]/[Ca] [Na]/[K] [Mg]-f-[Ca]/

[Na]+[K] 総硬度 ア ル プ ス系 19.0 3.4 6.1 3.4 0.267 3.673 1.672 ・1: 富士 山麓系A 6.6 2.5 4.7 0.7 0.632 11.037 1.218 26.7 富士 山麓系B .・ 5.7 4.7 2.7 0.635 7.589 2.266 59.9 立 山系 18.6 4.0 5.0 1.7 0.345 5.246 2.436 62.4 安曇 野系 6.4 2.6 3.8 1.7 0.717 6.522 1.316 26.6 谷 川連峰系 14.'7 4.6 8.4 1.2 0.544 14.100 1.482 54.4 秩父系 34.7 17.8 1.6 0.4 0.689 7.105 53.126 61.5 養老 山麓系 57.3 8.1 5.7 1.0 o.aos 9.440 5.609 90.3 五頭 連峰系 8.1 3.0 11.0 1.5 0.611 12.472 0.630 32.3 出羽三山系 11.0 4.7 15.0 0.6 0.709 42.517 0.702 46.3 ア ル プ ス 系:J2,J42、 富 士 山 麓 系A:J3」4,J7、 富 士 山 麓 系B:J6,J8,JgJ10、 立 山 系:Jl1J13、 安 曇 野 系:Jl4,J16,J17,J18,J43、 谷 川 連 峰 系:Jl9,J20,J21,J32、 秩 父 系:J22,J23,J24、 養 老 山 麓 系:J25, J26,J41、 五 頭 連 峰 系:J36,J38、 出 羽 三 山 系:J39,J40 87

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く、 ナ トリ ウ ム の 溶 存 量 が 高 濃 度 認 め ら れ る 。 以 上 の 結 果 は 前 述 した結 果 を確 認 す る も の で あ り、 大 ま か な 山 系 別 の パ ター ンが 水 質 ダ イ ヤ グ ラ ム の 図 形 と して 認 め られ た 。 図7-1:F5.F6は す で に 図5-2で 示 し た輸 入 ミネ ラル ウ ォ ー タ ー と同 様 に ヨ ー ロ ッパ の 有 名 ブ ラ ン ド商 品 で あ る。 硬 度 が 高 く硬 水 に属 す る これ らの 水 は 、 軟 水 を飲 用 して い る 日本 人 に は飲 み み に くい 水 で あ る 。 総 硬 度1503.5のF6は 両 翼 が 大 く拡 が り、 上 下 の モ ル 濃 度 比([Mg]/[Ca]比 、 [Na]/[K]比)が 小 さい 扁 平 で 大 きな 図 形 を 示 して い る。F5は 左 翼 と下 に 大 き く突 っ張 っ た大 き い 図 形 を示 す 。1族 元 素 の モ ル 濃 度 比([Na]/[K])と 総 硬 度 が 高 く、II族 元 素 の モ ル 濃 度 比 ([Mg]/[Ca])が 著 し く小 さい こ とが 認 め られ る 。 両 方 と も溶 存 成 分 濃 度 は 著 し く高 濃 度 で あ る 。 と くにF6(Contrex)は 機 能 水 とで もい うべ き特 殊 な水 で 非 常 に飲 み に くい 。 前 報 告 で も述 べ た よ う に文 化 的 、伝 統 的 に水 を"薬"と して 受 け入 れ て い る ヨー ロ ッパ な らで は とい う よ う な ミネ ラ ル ウ ォー タ ー で あ る。 これ は健 康 や 美 容 の た め の水 と して 、 カ ル シ ウム な ど の ミネ ラル 補 給 を した い 時 に は 良 く、 マ グ ネ シ ウ ム の働 きで 新 陳 代 謝 を活 発 に す る作 用 が あ る水 と して 有 名 で あ る 。 ま たF5(Perrier)は 国 内 以 前 か ら ウ ィス キ ー の 水 割 りな どの 味 を良 くす る水 と して用 い ら れ て き た 。 図7-2:F7.F11は ア メ リカ の ブ ラ ン ド商 品 で あ る。 図 形 は対 照 的 な もの で あ る 。F7は 国 産 の 水 質 ダ イ ヤ グ ラ ム に多 く認 め られ たパ タ ー ン を示 して い るが 、F11は 上 下 に突 っ張 っ た 縦 長 の 図 形 を示 した 。 これ は上 下 の モ ル 濃 度 比 が 大 き く、 左 右 に プ ロ ッ トさ れ て い る総 硬 度 、1族 元 素 と H族 元 素 の モ ル 濃 度 比 が小 さ い こ と に よる 。 した が っ てF11は 総 硬 度 が 著 し く低 く、溶 存 成 分 濃 度 も低 い水 で あ る。F7(CrystalGayser)は ア メ リカ ・カ リ フ ォ ル ニ ア 州 に連 な る ホ ィ ッ トニ 山系 の 大 自然 で 濾 過 され た 水 で あ り、 ヨ ー ロ ッパ の 水 とは ひ と味 違 っ た ソ フ トな飲 み こ た え あ る水 と (Mg)/(Ca) FSPerrier F6Contrex (〔Mg〕 十 〔Ca〕)1(〔Na〕 十 〔K〕) (Na)/(K) 図7-1フ ラ ン ス

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(Mg)/(Ca) F7CrystalGayser FIlRokkyMountain 総硬度 (〔Mg〕 十 〔Ca〕)1(〔Na〕 十 〔K〕) 〔Na〕1〔K〕 図7-2ア メ リ カ して 紹 介 さ れ て お り、 ミネ ラル ウ ォー ター研 究 会 に よれ ば`日 本 人 向 きの 海 外 の 水'と して 評価 さ れ て い る。 図7-3:F8.F9.F12.F13は 国 内 で は 限 られ た 売 場 で販 売 さ れ て い る 商 品 で あ る。F8は 両 翼 と 上 側 に 突 っ張 っ た 大 きな 図 形 を示 す が 、 他 の3種 は 図 形 が 小 さい 。 特 にF9は4パ ラ メ ー タ ー の 数値 が 非 常 に小 さ く、 本 研 究 の な か で最 も小 さい 水 質 ダ イ ヤ グ ラ ム を示 し た。 こ れ は前 稿 で 明 らか な よ う に水 源 を 天 然 氷 河 水 と して い る た め 、 溶 存 成 分 の 超 微 量 な化 学 的 純 度 の 高 い もの で あ る こ と に よ る も の で あ る 。 ま たF12.F13も そ れ ぞ れ 氷 河 水 に 由来 す る もの で あ る。(F12は カ ナ ダ ウ ィ ス ラー 、F13は ノ ル ウ ェ ー イ ム ス ダ ー レ ン、F9は カ ナ ダ ブ リテ ィ ッシ ュ コ ロ ン ビ ア)こ れ ら は図 形 は 小 さ い が1族 ・II族 元 素 の モ ル濃 度 比 は 大 き い 。F8は 地 底 湧 水 を源 水 とす る た め 、 総 硬 度 も高 く溶 存 成 分 量 が 濃 縮 さ れ て い る と も考 え られ る 。 図7-4:F14.F15.F16の う ちFl5.Fl6.は 両 翼 が 著 し く大 き く広 が り、 総 硬 度 も非 常 に高 く、溶 存 成 分 量 も 多 い こ と を 示 して い る 。 カ ル シ ウ ム を非 常 に 高 濃 度 含 む た め[Mg]/[Ca]比 が小 さ く図 形 は 下 方 に下 が っ た 菱 形 を示 して い る。 イ タ リ ア の代 表 的 な ミネ ラル ウ ォー タ ー で あ るF14.F15. の水 質 ダ イヤ グ ラ ム は相 似 す る が 大 き さ に大 差 が あ る。 図7-5:F17.F18.F20は 水 質 ダ イ ヤ グ ラ ムが い ず れ も小 さ く、 と くにF20(APANI)は4パ ラ メ ー タ ー の 数 値 が ほ と ん ど0に 近 い た め、 著 し く小 さ な 図 形 を示 して い る 。 こ れ は ラ ベ ル に 「H20 以外 の 物 質 を ほ ぼ 完 全 に浄 化 した"無 色 透 明"な 水 」 と記 載 され て い る こ とか ら も明 らか な よ う に 、 化 学 的 に浄 化 した 蒸 留 水 に近 い 水 で あ る と考 え られ る 。 ミ ネ ラ ル分 を除 外 した 乳 児 の ミル ク 用 の 水 と して最 近 市 場 に多 く出 回 っ て い る 商 品 で あ る。 またF17(HawaiWater)は 「ハ ワ イ の溶 岩 地 層 で 濾 過 さ れ た 水 」、 と記 載 され 硬 度 が 氷 河 水 な み に低 い 。Fl8(KiwiBlue)は 「ニ ュ ー ジ 89

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(Mg)/(Ca) F8Naya FgBaurassaCanadian Fl2カ ナ ダ 氷 河 の 天 然 水 F13NolWater 総硬 度1 ((Mg)-F(Ca))/((Na)-1-(K)) (Na)/(K) 図7-3カ ナ ダ,ノ ル ウ ェ ー (Mg)/(Ca) F14S.Bernardo F15S.Pellegrino Fl6SaintPierre 総硬度 (〔Mg〕 十 〔Ca〕)1(〔Na〕 十 〔K〕) (Na)/(K) 図7-4イ タ リア

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(Mg)/(Ca) F17HawaiWater F18KiwiBlue F20APANI ((Mg)-1-(Ca))/((Na)-1-(K)) (Na)/(K) 図7-5ニ ュ ー ジ ー ラ ン ド,ハ ワ イ (Mg)/(Ca) ・F21俗 離 山 の 名 水 FegMOUNTFRANKLIN Fp13Caramulo ・Fa17StarMINERALWATER 総硬 度1 ((Mg)十(Ca))/((Na)十(K)) 図7-6韓 国,オ ー ス ト リ ア,ポ ル トガ ル,ネ パ ー ル 91

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FelLOWLANDGLEN -一一一一Fe2AQuQ-PuRA -一一一一一一一・Fe3CALEDONIAN(SPARKLING) 一・一・一・Fe4BUXTON(SPARKLING) 一一一一一FesBUXTON ‐ ‐ ‐Fe6HIGHLANDSPRING -一一一一FezBALLYGOWAN (SPARKLING) (〔Mg〕 十 〔Ca〕)1(〔Na〕 十 〔K〕) (Na)/(K) 図7-7イ ギ リ ス 一 ラ ン ドの 湧 き水。100年 以 上 の 永 い 期 間 深 い 地 下 層 で 濾 過 さ れ た 水 」 と あ る 。 図7-6:F21.Fe9.Fp13.Fa17は 順 に 韓 国 、 オ ー ス トラ リ ア 、 ポ ル ト ガ ル 、 ネ パ ー ル の ミ ネ ラ ル ウ ォ ー タ ー の 水 質 ダ イ ヤ グ ラ ム で あ る 。F21(俗 離 山 ノ 水)Fe9(MOUNTFRAKLIN)は 全 く異 な る 大 き い 図 形 を 示 し た 。Fp13(Caramulo)はFe9と 相 似 形 で 一 回 り小 さ い 。Fa17(StarMinaral Water)は 他 の ど の 図 形 に も 類 似 し な い 左 翼 へ 突 っ 張 っ た 小 さ め の 水 質 ダ イ ヤ グ ラ ム を 示 し て い る 。 図7-7:Fe1.Fe2.Fe3.Fe4.Fe5.Fe6.Fe7は イ ギ リ ス の ミ ネ ラ ル ウ ォ ー タ ー の 水 質 ダ イ ヤ グ ラ ム で あ る 。Fe1を 除 くす べ て の ミ ネ ラ ル ウ ォ ー タ ー に お い て 、 両 翼 が 大 き く広 が り 、 下 方 へ も大 き く伸 び た 相 似 す る 図 形 が 示 さ れ た 。 こ れ ら は1族 元 素 とII族 元 素 の モ ル 濃 度 比 、1族 元 素 の モ ル 濃 度 比 、 総 硬 度 が 大 き い こ と を 示 し て い る 。Fe1は 他 よ り もH族 元 素 の モ ル 濃 度 比 が 圧 倒 的 に 大 き い た め 図 形 が 異 な る 。 全 体 的 に 溶 存 成 分 濃 度 の 高 い 水 で あ る 。 HI.結 果 の ま と め 前 報 か らの 継 続 と して 、4陽 イ オ ン元 素 の 分 析 値 が す べ て ラベ ル に記 載 さ れ て い た66種 類 の ミ ネ ラル ウ ォー タ ー につ い て モ ル 濃 度 比 をパ ラ メ ー ター と して作 成 した水 質 ダ イ ヤ グ ラム の 考 察 は 以 上 述 べ て き た通 りで あ る 。結 果 を ま とめ る と次 の よ う な こ とが 認 め られ る。 1)国 内 で 以 前 か ら流 通 して い る ミネ ラ ル ウ ォー タ ー の 有 名 ブ ラ ン ド4種 の うちJ1「 六 甲 の お い しい水 」 は他 の 水 質 ダ イ ヤ グ ラ ム とは全 く異 な る下 軸 に突 っ 張 った 大 きい 図 形 を示 した 。 これ は 前 述 した よ う に1族 元 素 の モ ル比 が 他 の3種 よ り圧 倒 的 に大 き く、1族 元 素 とH族 元 素 の モ ル 比

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が 小 さい こ と に よ る もの と思 わ れ る。 こ れ は ミネ ラ ル ウ ォー タ ー研 究 会 に よる 「続 お い しい 水 」 の 中 で の"日 本 の水 の 個 性 派"と い う評 価 の 通 り、 特 異 な水 質 ダ イ ヤ グ ラム の 図形 を示 した 。 2)J16(千 山 湧 水)、J43(cO・OPあ ず み野 の水)は 上 下 左 右 が 均 衡 した小 さ な 図 形 を示 し、 溶 存 成 分 も低 濃 度 で バ ラ ンス も良 い た め 化 学 的純 度 の 高 い 水 とい う こ とが で き る 。 本 研 究 で は市 場 に圧 倒 的 に多 く流 通 して い る 「千 山湧 水 」 を、 松 橋 に続 き 「暫 定 的 な標 準 水 」 と設 定 した 。 長 野 県 安 曇 野 を採 水 地 とす る クセ の な飲 み や す い水 で あ る 。 3)水 質 ダ イ ヤ グ ラ ム の 図形 が 大 きい も の は モ ル濃 度 比 も高 く、 溶 存 元 素 も高 濃 度 を含 有 して お り、 クセ の あ る飲 み に くい水 で あ る こ と と一 致 す る こ とが 認 め られ た 。 一 方 図形 が小 さ く上 下左 右 に均 衡 した水 質 ダ イ ヤ グ ラ ム を示 す もの は 、味 に もク セ が な く飲 み や す い 水 で あ る こ とが 認 め られ る。 しか しモ ル 濃 度 比 が0に 近 い よ う な小 さ過 ぎる 図 形 を示 す もの は 、蒸 留 水 と同 様 に化 学 的 純 度 が 非 常 に高 く、湯 冷 ま しの よ うな 気 の抜 け た味 とな る。 4)国 内 で 以 前 か ら流 通 して い る輸 入 ミネ ラ ル ウ ォ ー タ ー の 有 名 ブ ラ ン ド4種 の う ち非 常 に 総 硬 度 の 高 いF2.F3.F4は 左 右 翼 が 大 き く突 っ 張 っ た 扁 平 な 菱 形 を示 した 。 総 硬 度 の最 も低 いF1は 、 これ ら3種 と は全 く異 な っ た左 翼 が 突 っ 張 っ た(H族 元 素 の モ ル 比 が 大 きい)小 さい 図 形 を示 し て い る。 一 般 に圧 倒 的 に硬 度 の 高 い ヨ ー ロ ッパ の ミネ ラル ウ ォー タ ー の な か で は 飲 み やす い 水 と して 、 日本 人 に受 け 入 れ られ て い る。 5)採 水 地 別 に水 質 ダ イ ヤ グ ラ ム を比 較 した と こ ろ(図6)国 内 産 ミ ネ ラ ル ウ ォー タ ー の 水 質 ダ イヤ グ ラ ム は、 い くつ か の相 似 す る図 形 で あ る こ とが 認 め られ た 。 便 宜 的 に これ らの水 質 ダ イ ヤ イヤ グ ラ ム を採 水 地 や水 源 に 由 来 す る 山脈 に よ っ て 分 類 しな お す と、 水 質 ダイ ヤ グ ラ ム の 採 水 地 別 パ ター ンが よ り明 確 に把 握 で きた 。 た と え ば 山 梨 県 は富 士 山 麓 系(図6-1、 図6-2)、 長 野 県 は 安 曇 野 系(図6-3)、 富 山 県 は 立 山系(図6-4J11・J13)、 群 馬 県 は谷 川系(6-5)、 埼 玉 県 は 秩 父 系(図6-6)、 岐 阜 県 は養 老 系(図6-7)、 少 数例 で は あ るが 新 潟 県 は五 頭 山系 、 山 形 県 は 出 羽 三 山 系(図6-8)、 な ど に相似 形 の パ ター ンが 認 め られ た 。 そ の他 特 徴 的 な水 源 や 化 学 的 浄化 に よる も の(図6-9)は 各 々特 異 な図 形 が 認 め られ た 。 6)国 外 の も の につ い て は採 水 地 別 に分 類 す る ほ ど例 数 が 揃 っ て い な い が(図7)イ ギ リス の7例 (図7-7)の う ち6例 の水 質 ダ イ ヤ グ ラ ム は相 似 形 を示 して い る 。 ま た イ タ リ ア の 有 名 ブ ラ ン ド2 例(図7-4)は 大 きさ に 大 差 が あ る も の の類 似 した 図 形 を 示 した 。 フ ラ ンス の5例(図5-2、 図7-1)の う ちF2(Valver)、F4(Vittel)、F6(Perrier)は 両 翼 が 突 っ張 っ た扁 平 な 類 似 した 図 形 を示 して い る 。 さ ら に ア メ リ カ、 カ ナ ダ、 オ ー ス トラ リア 、 ポ ル トガ ル 、 ニ ュ ー ジ ー ラ ン ド、 ハ ワ イ、 韓 国 、 ネ パ ー ル 、 ノ ル ウ ェ ー の水 質 ダ イ ヤ グ ラム は い ず れ も特 徴 的 で 異 な る 図形 を示 した 。 7)氷 河 水 を 源 水 とす る ものF9(BaurassaCanadian)や 化 学 的 操 作 に よ り浄 化 し た も のF20 (APANI)な ど の化 学 的 純 度 が 高 い水 は、 軸 の 中心 に近 い位 置 で小 さい 図形 を示 す 。 これ と は対 照 的 に前 述 の ヨー ロ ッパ の ブ ラ ン ド水 の よ う に硬 度 が 圧 倒 的 に高 く、 溶 存 成 分 濃 度 の高 い 水 は総 硬 度 の 目盛 値 が100倍 で な け れ ば プ ロ ッ トす る こ とが で きず 、 実 際 に は 圧 倒 的 に 大 き い 図 形 を示 して い る こ とが 明 らか で あ る。 8)採 水 地 由 来 の 山系 別 平 均 値 に よる水 質 ダ イヤ グ ラ ム は 、 少 数 例 に よ る もの で は あ るが 。 明 ら か に 山系 ご と に特 徴 的 な 図形 を示 し、 富 士 山麓 系A・B、 立 山系 、 安 曇 野 系 、谷 川 連 峰系 、 秩 父 系 、 養 老 系 、 五 頭 連 峰 系 、 出 羽 三 山系 の9つ の大 まか な パ タ ー ンが 認 め られ た 。 こ れ は前 述 の採 水 地 別 に個 々 の ラベ ル が 相 似 形 を示 す こ とを さ ら に確 認 す る もの で あ る。 93

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N.考 察 4陽 イ オ ン系 元 素 だ け で ミ ネ ラル ウ ォー タ ー の水 質 特 徴 を判 別 し よ う とす る こ とは 、 も と も と 制 約 が あ り難 しい 。 しか し、 この 陽 イ オ ン系 元 素 の モ ル 濃 度 比 に よ って 図 形 化 され た水 質 ダ イ ヤ グ ラ ム は水 質 の 化 学 的 特 徴 を静 止 画 像 的 に捉 え る こ とが 十 分 可 能 で あ る こ とが 明 らか で あ る 。 し た が っ て従 来 の 溶 存 成 分 の分 析 値 表 示 に 、 そ れ ぞ れ の水 の 特 徴 的 図 形 を加 え れ ば 、 水 質 の化 学 的 特 性 を よ り容 易 に理 解 す る こ とが で き る もの と考 え られ る。 国 内 だ け で な く海 外 で こ れ らの 市 販 ミネ ラ ル ウ ォ ー タ ー を飲 用 す る機 会 が ます ます 多 くな る今 日、 購 入 時 に瞬 時 に水 の 特 徴 を理 解 し て選 択 す る こ とが 、 よ り一 層 必 要 と思 わ れ る 。 消 費 者 に と っ て は こ う した 図 形 に よ っ て飲 用 し よ う とす る ミネ ラ ル ウ ォー タ ー の水 質 特 性 を容 易 に理 解 し、視 覚 的 に 画像 を捉 え た 上 で 選 択 す る こ とが 容 易 に な る と考 え られ る。 そ こで 本 報 告 で は 、 従 来 の水 質 分 析 値 と と もに これ ら の水 質 ダ イ ヤ グ ラ ムで 得 られ た 図形 を さ ら に検 討 して ラ ベ ル 表 示 に利 用 す る こ と を提 案 した い 。 国 内 に お け る消 費 者 の 水 質 組 成 の理 解 を容 易 に す る だ け で な く、 海 外 にお い て の ミネ ラ ル ウ ォー タ ー の 選 択 を容 易 に す る も の と し て も役 立 つ と考 え ら れ る 。 今 回 は前 報 で報 告 した ラベ ル 表 示93種 の うち 、 4陽 イ オ ン元 素 が 明 記 さ れ て い た66種 に つ い て の 図形 化 に過 ぎな い 。 水 質 組 成 の 表 示 記 載 が 揃 わ な か っ た 南 ア ジ アや 中 国 の ラベ ル に つ い て も、 今 後 で きれ ば分 析 値 の情 報 を入 手 して 図 形 化 を試 み た い と考 え て い る。 水 事 情 が 悪 く、衛 生 面 で の 遅 れ が 目立 つ こ れ らの 国 の ラベ ル表 示 につ い て は、 と くに検 討 して い く必 要 が あ る もの と思 わ れ る 。 日本 人 が水 道 水 の 味 の まず さや 、 安 全 性 へ の 不 安 か ら ミネ ラル ウ ォー ター の選 択 へ と急 速 に走 った 時 代 は 終 わ り、機 能 別 に水 を選 択 す る 時 代 へ の ス テ ッ プ と して 利 用 し得 る もの と思 わ れ る 。採 水 地 の衛 生 管 理 ・環 境 保 全 を徹 底 し、 目的 、 機 能 別 に飲 用 水 を選 択 す る とい う積 極 的 な ヨ ー ロ ッパ 型 の 水 選 択 の 第 一 歩 と して。 参 考 文 献 1)佐 藤 ひ ろ み:ミ ネ ラ ル ウ ォ ー タ ー 類 の ラ ベ ル 表 示 の 考 察 、 文 教 大 学 生 活 科 学 研 究 、 第20集 、p.27∼ 61(1998) 2)佐 藤 ひ ろ み:飲 料 水 の 水 質 に つ い て 、 文 教 大 学 紀 要 、 第10集 、(1977) 3)WHO:WHO飲 料 水 水 質 ガ イ ド ラ イ ン 、 日 本 水 道 協 会 誌 。54巻11号(1985)、56巻5∼7号(1987) 4)WHO:GuidelinesforDrinking-Waterquality,2nded.voll.WHO.Geneva,(1993) 5)Maureen&TimothyGreen;THEGOODWATERGUIDE ,TheWorld'sBestBottledWaters,RosenalePress 140Rosendal,London,SE218LG(1985) 6)松 橋 鉄 治 郎:ミ ネ ラ ル ウ ォ ー タ ー の 水 質 ダ イ ヤ グ ラ ム 、 用 水 と 排 水 、Vol.37No.7,p.538∼544(1995) 7)丹 治 哲 雄 、 佐 藤 ひ ろ み 他:市 販 飲 料 水 の 味 覚 に 関 す る 実 験 的 研 究(1)、 文 教 大 学 生 活 科 学 研 究 所 研 究 発 表 会 資 料(1985-12-10) 8)丹 治 哲 雄 、 佐 藤 ひ ろ み:市 販 飲 料 水 の 味 覚 に 関 す る 実 験 的 研 究(2)、 文 教 大 学 生 活 科 学 研 究 所 研 究 発 表 会 資 料(1986-12-19) 9)早 川 光:ミ ネ ラ ル ウ ォ ー タ ー ガ イ ド ブ ッ ク 、 新 潮 社 、(1996) 10)日 本 地 下 水 学 会 編:名 水 を 科 学 す る 、 技 報 堂 、(1994) 11)フ ラ ン ス 文 献 そ の2:瓶 詰 ミ ネ ラ ル ウ ォ ー タ ー に 関 す る 仏 国 規 制 の 簡 略 な 分 析 、 日 本 ミ ネ ラ ル ウ ォ ー タ ー 協 会 報 、 第14号 、p.19(1991-12-10) 12)福 田 正 彦:ミ ネ ラ ル ウ ォ ー タ ー 類(容 器 入 り飲 料 水)の 品 質 表 示 ガ イ ド ラ イ ン に つ い て 、 温 泉 工 学 会 誌 、Vol.25No.1,P.32∼39(1994)

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13)上 脇 雅 代 、 寺 沢 真 実 、 増 田 豊 、 鵜 沢 昌 好:市 販 ミ ネ ラ ル ウ ォ ー タ ー 製 品 、 水 道 水 、 井 戸 水 の 無 機 成 分 組 成 、 日本 食 品 工 業 学 会 誌 、41(11)778∼784(1994) 14)川 合 信 行 、 浜 下 一 正 、 畑 本 二 美 、 中 島 一 郎:多 変 量 解 析 に よ る市 販 ミ ネ ラ ル ウ ォ ー タ ー の 味 の 解 析 、 日本 食 品 工 業 学 会 誌 、41(11)810-820(1994) 15)サ ン ト リ ー:家 庭 用 ミ ネ ラ ル ウ ォ ー タ ー飲 用 動 向 調 査 、 食 の 科 学(農 業 調 査 委 員 会II)、223巻 、 P.92∼97(1996) 16)川 畑 愛 義:う まい 水 を飲 も う ミネ ラ ル ウ ォ ー タ ー な ど の 話(特 集 生 活 環 境 の 保 全 と水 質)、 労 働 の 科 学 、p.505∼508(1996) 17)ミ ネ ラ ル ウ ォ ー タ ー 研 究 会:続 お い しい 水 、 マ イ ン ドカ ル チ ャー セ ン タ ー(1994) 18)鈴 木 継 美 、 和 田 攻:ミ ネ ラ ル ・微 量 元 素 の 栄 養 学 、 第 一 出 版(1994) 19)ウ ォーターサ イ エ ンス 研 究 会:ウ ォ ー タ ー ビ ジ ネ ス 最 前 線 、 テ ィ ー ・ア イ ・シ ィ ー(1993) 20)鶴 巻 道 二 、 沖 泰 三:水 質 の 図 式 解 釈 と多 変 量 解 析(そ の1)水 質 資 料 の 取 り扱 い と 図 式 表 現 、 地 下 水 技 術(地 下 水 技 術 協 会1編)、p.18∼30(1997 21)鶴 巻 道 二:地 下 水 の 水 質 、 土 と基 礎(土 質 工 学 会)、44(8)、p.1∼4(1996) 95

参照

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