研究会だより
第
48
回岡山実験動物研究会
平成16年11月26日 (金)午 後 1時30分 か ら午後5時
25分 まで ピュア リテ ィま きびで 日本生物工学 会 西 日本 支部 の協 賛 をいただい て開催 され た。 は じ め に会長代 理 の佐 藤 (岡 山大学農 学部 ) か ら開会 の あい さつが あ り、そ の後 、 一般 講演 に移 った。 一般 講演 (I) は「- ア レスマ ウス を用 い た新 規 ア トピー性 皮膚 炎 モデルの開発」 と題 して 田窪美保 さん (岡 山大学薬学部 )が講演 され た。 この司 会 は内藤 一郎先 生 (岡 山大学大学 院医 歯学 総 合研 究 料 )が担 当 され た。 一般 講演 (2) は「TDI点鼻 に よ り誘発 され る鼻 閉症状 にお け る抗 ヒス タ ミン薬 の効 果」
と題 して津 喜多栄 さん (岡 山大学薬学 部) が講演 され た。 この司会 は河 田哲典先 生 (岡山 大 学教 育学部 )が担 当 され た。一般講演 (3) は「ニ ワ トリB細 胞株 を用 い た タ ンパ ク分子 改変 システ ムの構 築 :変 異導 入機 能 のON/
OFF
制御 」 と題 し て藤 堂 景 史氏 (岡山 大学工 学 部 ) が講 演 され た。 この司 会 は浅 田伸 彦 先 生 (岡 山理科 大学 理 学 部 ) が担 当 され た。 一般 講演 (4)は「Hairyears(Eh) マ ウスが持 つ染色 体逆位 の切 断点 の特 定」 と題 し て片 山健太郎氏 (同日」大学大 学 院 自然 科学研 究科 ) が講演 した。 休憩 を取 った後、事務 局 か ら会務報告 が あ った。 ① 平 成16年 度 の活 動 :第47回研 究 会 は6月25日 (金 )13:30か ら川崎 医科 大学 別 館6階大 会議 室 で、賛助 会 員に よる講演 1題 、 一般 講演3
題 、 特 別 講演 1題 、第48回研 究 会 は11月26日 (金 ) 13:30か らピュア リテ ィま きびで 、 一般 講演4
題 、特 別 講 演1
題 、記 念 講 演1
題 。 研 究 会 報 (第21号 ) の発 行 (10月)。投 稿 規 程 の一 部 改 正 :和文表題 、著者名 (全 員の姓 名) のみ は英 文 に して、寄稿 の際 に添付 す る。 寄稿 に不備 が あ る と判 断 され た場合 は、事 務局が寄稿 者 に修 正等 を依頼 す る を追加事 項 と した。次期 の役 員 (平成17-18年 度 ) の選任 。 名誉 会員 の推 戴 : ㈱ 林原常務取締役 の栗本 雅 司氏 が平成16年11月 26日開催 の第48回研 究会 で推戴 され た。理事 会 の 開催 :6月25日 と11月26日。 常 務 理 事 会 の 開 催 :4月27日、10月7日。 ② 平 成16年度 (1月1日∼11月24日)会 計収支 中間 報 告 :収 入 総 額859,163円 (前 年 度 繰 越 金 446,157円 を含 む)、支 出総額 は275,395円、残 高 は583,768円。 (亘平成17年度 の活動計 画 :研 究 会 は2回開催 。 第 49回研 究 会 は岡山理科 大学 の浅 田伸 彦先 生 のお 世話 で、6
月 に岡山理科大学 で 開催 。一般講演 、 賛助 会 員 に よる講演 、特 別講演 な どを企 画 して い る。 第50回研 究 会 は11月下旬 に公 共施設 で 開 催 。特 別講演 、招待 講演 、記念講演 な どを企画 。 第22号会報 の編 集 ・発行 (9月)、理事 会の 開催 は第49回、50回研 究 会 目、常務理事 会 は4-5月、 9-10月 に2回 開催 の予 定 。研 究 会 の ホ ー ムペ ー ジ作成 の提 案 。 会務報 告後 、 直 ち に特 別講演 に移 った。特 別講 演 は 「軟骨形成不全 症 モ デ ル動物 を用 いた長管 骨 の 成 長 を制 御 す る遺 伝 子 の解 析」 と題 して辻 岳 人先 生 (岡 山大学大学 院 自然科 学研 究科 )が講 演 された。 この司 会 は大 森 蔚先 生 (岡 山大学工 学部 )が担 当 され た。 特 別 講 演 に引 き続 い て、 記念 講演 が行 われ た。 記念講演 は 「犬 の来 た道」
と題 して 田名部雄 一先 坐 (岐 阜大 学 名誉教授 )が講演 され た。 この司 会 は佐藤勝 紀先 生 (岡 山大学 農学部 )が担 当 した。 記念講演 終 了後 、 同会場 で懇親 会が持 たれ、講 演 いただい た先生方 と会員相 互 の親睦 を深 め 、和 やか な うちに閉会 した。 一般講演1 ヘ ア レスマ ウス を用 い た 新規 ア トピー性 皮膚 炎 モデルの開発 田窪美保 ・津室多栄 ・亀井千見 聞山大学 ・薬学部 ・薬物作用解析学 【目的 】 ア トピー性 皮 膚 炎 は、掻樺 感 、 発赤 、皮 膚 の乾燥 な どを特徴 とす る疾患 で あ る。 近年 、発 症率が増 加 の一途 を辿 り、その要 因 と して、環境 因子、社 会 的 因子 、患 者 自身の精 神 的 ス トレスな ど様 々な因子 が考 え られ てい る。 本疾患 の治療法 の開発 が遅 れ た原 因 と して、適切 なア トピー性 皮 膚 炎モ デ ルが少 ない こ とが あ げ られ る。 そ こで 、 今 回、ヘ ア レスマ ウス を用 い て、掻葎行動 や皮膚 症状 な どを指標 と した新 たなア トピー性皮膚炎 モ デル と しての有 用性 の検討 を行 った。 【方法 】実験 には、雌性Hos:HR-1系 マ ウスを用 い、 各種 ケ ミカル メデ ィエ ー ター に対 す る感 受 性 を ICR系 お よびddY系 マ ウス と比 較検 討 した。 マ ウ スの吻側 背 部 にcompound48/80,histamine,ser o-toninお よびsubstancePを皮 内投 与 す る こ とに よ り 生 ず る注射部位 に対 す る後肢 の掻痔行動 を観察 し た。 また、抗 原抗 体 反応 に よるア トピー性 皮膚 炎 モ デ ル の作 製 の検 討 を行 っ た。抗 原 と してOVA
100/∠g、 ア ジュバ ン トで あ るALUM 1mgお よび 百 日咳毒 素300ngを生 理 食塩 液0.2mlに溶解 し、初 回感作 と して腹腔 内投 与 した。初 回感作5
日後 に、 追 加 感作 と して抗 原 溶 液50FLgの み背部 皮 下 に投与 した。 さらに、初 回感作 か ら18日日以 降、局所 感作 をあ らか じめ背部 に傷 をつ けた部位 に抗原 を 塗布 す る方法 、抗原 を皮 内投与 す る方法で行 った。 局所感作 後 、背部皮膚histamine含量 を測定 した。 【結 果 】本研 究 で用 い た ケ ミカル メデ ィエ ー ター はいず れのマ ウス に対 して も掻症行動 を誘発 した が 、皮膚症状 は示 さなか った。compound48/80誘 発掻痔 行動 に対 してHR-1系 マ ウスはICR系 お よび ddY系 マ ウス よ り高い感受性 を示 した。 また、ヘ ア レスマ ウス はserotoninに対 して他 のマ ウス よ り も高 い感受性 こ とが兄 い出 され たが 、histamineと substancePには感受性 が低 か った。抗原抗体 反応 に よる皮膚 炎モデルで は、 いずれの局所感作 の方 法 で も掻痔行動 は対 照群 と比較 して有 意 に多か っ た。 また、皮 内投 引 こよる局所感作 で は注射 部位 に紅斑 が認 め られ た。 また、背部皮膚histamine含 量 を測定 した結果、局所感作 を行 ったマ ウスは未 感作群 よ りもhistamine含 量が低 下 していた。以上 の こ とか ら、掻痔行動 の誘発 にはhistamine以外 の 他 のケ ミカル メデ ィエ ー ターが 関与 してい る可能 性 が あ るこ とが示唆 され た。 一般講演2 TDl点鼻 によ り誘発 され る 鼻 閉症状 にお ける抗 ヒス タ ミン薬の効 果 津喜多栄 ・田窪美保 ・亀井千晃 岡山大学 ・薬学部 ・薬物作用解析学分野 【目的】鼻 ア レルギーは発作性 反復 性 の くしゃみ、 水性鼻漏 、鼻 閥 を三主徴 とす る鼻粘膜 のⅠ型 ア レ ルギー と考 え られてお り、肥満細 胞 か ら遊 離 され る ヒス タ ミンをは じめ とす るケ ミカル メデ ィエ ー ターの関与が大 きい こ とが知 られてい る。 鼻閉症 状 は 自覚症状 として訴 え られ るため動物 モ デルで の症状把握 は容 易で はない。 今 回、動物 での鼻 閉 症状 を測定 方法 を検 討 す る 目的で 、IgEの反応性 が 高 く発硯 す る こ とが報 告 され て い るBNラ ッ ト を用 い てtoluene-2,4,-diisocyanate (TDI)点 鼻 に よ り誘発 され るア レルギ ー性 鼻 炎 モ デ ル を作 製 し、 penhを指標 と して鼻 閉症状 が測定 で きるか否 か に ついての検討 を行 い、 このモデル を用 いて抗 ヒス タ ミン薬 の効 果 について も検討 を行 った。 【方 法 】 ア レル ギー性鼻 炎 モ デル は6週 齢 の雄性 BNラ ッ トを用 いて作製 した。10%TDlを10/‖/site の用量 で連続5日間点鼻投 与 し、2日後 に同様 の 操 作 を繰 り返 し感 作 した。 1週 間後 に5%TDIで 誘発試験 を行 った。penhは無拘 束呼吸機能測定装 置を用 い
6
時 間連続 して測定 を行 い1時 間 ご との 平均値 と して表 した。 同時 に くしゃみの回数 も30 分 間観察 した。抗 ヒス タ ミン薬 と しては、 クロル フェニ ラ ミンとエ ビナステ ンを用 い、誘発 1時 間 前 に経 口投 与 した。 【結 果 】TDIの刺 激 に よ りpenhは有 意 に上 昇 し、 その効果 は約6時 間連続 し、1時 間 と4時 間の二 相性 の反応 が み られた。 くしゃみの回数 の増加 と penhの上昇 が平行 して観 察 され た。TDIに よる即 時相 でのpenhの上昇 は クロル フェニ ラ ミンに よっ て抑制 され、第 二世代 の抗 ヒス タ ミン薬 であ るエ ビナ ステ ンで は即 時相 のみ な らず、遅発相 での上 昇 も有意 に抑 制 した。TDIで感作 を行 った ラ ッ ト に ヒス タ ミンを点鼻す るこ とに よ りくしゃみの 回 数、お よびpenhは有意 に上昇 した。従 って、 ヒス タ ミンはpenhの上昇 に重要 な要 因であ る と考 え ら れた。 一般講演3
ニワ トリB
細胞株 を用 い た タンパ ク分 子改変 システムの構築 :変異導入機能のON/OFF制御 藤堂景 史 ・曲 正樹 ・金山直樹 ・大森 斉 岡山大学 ・工学部 ・生物機能工学科ニ ワ トリB細 胞 株 で あ るDT40は、activati on-inducedcytidinedeaminase (AID)依存 的な遺伝子 変換 に よ り、自発 的 に抗体遺伝 子 を改 変 し続 ける。 このDT40の特性 は、 目的 タ ンパ ク分子 の機 能改 変 システム と して応 用で きる と考 え られ る。 さら に、DT40の持 つ遺 伝 子 改 変 の活性 のON/OFFの switchが繰 り返 し行 えるな らば、変異 を固定 した り、2次 的 な変異 を誘 発 す る こ とが可能 とな り、 有 用 な変 異 体 を効 率 よ く単 離 で きる と考 え られ る。 そ こで今 回、cre/loxPシス テムに よる挿 入遺 伝 子の反転 を利 用 してAIDの発現 を制御 し、遺伝 子 変換 のON/OFFを繰 り返 しswitchで きるDT40細 胞 を樹 立 した。 互 い に逆 向 きのloxP配 列 間 に、 AIDとGFP遺伝子 を タ ンデムに、puromycin耐性遺 伝 子 を逆 向 きに配置 したconstructをAID遺伝子座 にknock-inL、 もう一 方のAID遺伝 子座 を破壊 し た。 これ に よ りAIDの発 現 が oNの 時 は 同 時 に GFPが発現 し、OFFの時 はpuromycinで選択 で きる。
また、creはエ ス トロゲ ン受容 体 との融 合 タ ンパ ク と して発 現 させ 、 エ ス トロ ゲ ン誘 導 体 の
4
-hydoroxytamoxifen (4-OHT)の添加 に よ り、その 細 胞 内 局 在 を変 化 させcreの活 性 を制 御 した。puromycirl耐性 と して選択 したoFFの状 態 にあ る 細 胞 に、4-OHTを添加 した ところGFP (AID)発 現細胞 が 出現 し、 それ らの細胞 で はknock-inした AID遺伝 子 の反転 、 それ に伴 うAIDの発現 、 さ ら にはAIDの発現 がoNの時 の み に抗 体遺伝 子へ の
変異 (遺伝子変換)が効率 よ く導入 された。 また これ らGFP陽性 の細胞 に4-OHTを再 び作用 させ る と、puromycin耐性 のGFP (AID)陰性細胞が取得 で きた。以上の結果 は、樹 立 した細胞で遺伝子改 餐のON/OFFが繰 り返 し行 えることを示す。 一般講演4
Hairyears(Eh)マウスが持つ染色体逆位 の 切断点の特定 片 山健太郎 ・宮本沙也佳 ・古野亜紀 辻 岳人 ・国枝哲夫 岡山大学大学院 ・自然科学研 究科 【目的】
Eh
マ ウス は第15番 染色体 上 に中性子線照 射 に起 因す る染色体逆位 を持 つ突然変 異マ ウスで あ り、ヘ テ ロ個体(
Eh
/
+
) は耳 介 の縮小 お よび 耳介表面 の被毛 を呈す る。 一方 ホモ個体(
Eh
/
Eh)
は胎生期 に死亡す る と報告 されてい るがその詳細 は明 らか に され てい ない。Eh
マ ウスが里 す る表 現型 は逆位 によ り遺伝子 が切 断 されているか、 も しくは逆位 の切断点近傍 に存在す る遺伝子 の発現 が変化 してい る こ とに起 因す る と考 え られ てい る。 本研 究 で はEh
の原 因遺伝 子 を同定 しそ の機 能 を明 らか にす る事 を目的 として、Eh
/
Eh
l固体 が 呈す る表現 型 を明 らか にす る と と もにEh
マ ウス が持つ染色体逆位 の切断点 を特定す ることを試み た。 【材料 および方法】Eh
マ ウス と同様 に第 15番染色 体上 に染色体 逆位 を もつ突 然変 異 マ ウ スで あ る Koala(
Ko
a)
マ ウス とEh
/
+
個体 を交 配 し、Eh
マ ウス とKo
aマ ウス双方 の染色体 逆位 を持 つマ ウス(
Eh
/
Ko
a)
を得 た。次 にEh
/
Ko
a
個体 と野生型マ ウ ス を交配 し、Eh
マ ウス とKo
a
マ ウスに共通す る逆 位領域 内での組換 えによ りそれぞれの染色体逆位 の近位側切 断点の間の領域 を欠失 した染色体 を持 つマ ウス (△B/
+)お よび遠位側切 断点 の間の領 域 を欠失 した染色体 を持つマ ウス (△D/
+
) を作 出 した。 これ らの欠失領域 をマ イクロサ テ ライ ト マー カーの対立遺伝子 のパ ター ンか ら明 らか にす る こ とに よ りEh
マ ウスの染色体 逆位 の切 断点 を 特定 した。 また、Eh
/
+
個体 同士 の交 配か ら得 ら れたEh
/
Eh
l固体 の形態学 的お よび組織学 的解析 を 行 った。 【結 果 および考 察】Eh
マ ウスが持 つ染色体逆位 の 近位側切 断点 は ヒアルロ ン酸合成酵素 をコー ドす る 〃α∫2遺伝 子 か ら約200kb近位側 に存 在 してお り、遠位側切断点 はホ メオボ ックス遺伝子群 の 一 つで あ るHoxc遺伝 子群 の最 も遠位側 に位 置す る Hoxc-4遺伝 子 か ら8kb遠位側 に存在 してい る こ と が明 らか にな った。Eh
/
Eh
l固体 の形態学 的お よび 組織 学 的解 析 を行 った結果 、Eh
/
Eh
l固体 は口蓋板 の伸長不全 に起 因す る口蓋裂 を呈 し生後一 日以 内 に死 亡 す る こ とが 明 らか にな った。Eh
マ ウスの 染色体逆位 に よ り切 断 されてい る遺伝子 は存在 し てい ない こ とか ら、Eh
マ ウスが呈す る表現型 は、 逆位 の切断点近傍 に存在す るこれ らの遺伝子 の発 現が変化 した こ とに よ り生 じてい る可能性が推測 された。 特別講演 軟骨形成不全症 モデル動物 を用いた 長管骨の成長 を制御 す る遺伝子の解析 辻 岳人 ・国枝哲夫 岡山大学大学院 自然科学研究科 脊椎動物 の骨格 をなす骨 には、形 に応 じて長管 骨、扇平骨 、不規則骨 な どに分類 される。 これ ら の骨 の発生 には陵内骨化 と軟骨 内骨化 と呼ばれ る 2通 りが知 られてお り、 ヒ トにおける身長の伸 び に重要である長管骨 は軟骨 内骨化 によ り形成 され る。 長管骨 には骨端部 に成長板軟骨 といわれる軟 骨組織が存在 し、 この組織 内 において軟骨細胞が 増殖 ・肥大化 ・アポ トーシスをへ て、破骨細胞 に よる吸収 と骨芽細胞 による骨基質の沈着 によ り骨 へ と置換 され る ことで骨 は成長 してゆ くこ とが知 られている。 これ ら一連の過程 か らなる軟骨 内骨 化 において、軟骨細胞 は静止軟骨細胞 ・増殖軟骨 細胞 ・成熟軟骨細胞 ・肥大軟骨細胞 の特徴 的な分 化段 階 を経 てお り、 各段 階 は全 身性 のホルモ ン、 局所 的な増殖 因子 な どの種 々の因子の作用 によ り 厳密 に制御 されてい る。 また、それ らの遺伝子の 異常 に よ りその機能が損 なわれ る と軟骨細胞 に異 常 をもた らされ、結果 的 には長管骨 の伸長作用が 遅延す ることで四肢 の短縮 となることが知 られて いる。 これ まで我 々の研 究室 で は、遺伝子 の変異 によ り四肢 の短縮 を特徴 とす る軟骨形成不全症 を呈す る家畜お よび実験動物 を用いてその原 因 となる遺 伝子 の同定 を行 って きた。四肢長管骨 の短小 、骨 端 の肥大、それ に伴 う歩行異常 を特徴 とす るウシ の軟骨 異形成性接小体躯症 の原 因遺伝 子 として新 規 の遺伝子 で あ るL.IMBINを同定 し、その機 能 に ついての解析 を試 みてい る。 さらに最近、 ジャク ソン研 究所 において確立 された軟骨形成不全症 の モデルマ ウスであるacllOndroplastic(cn/cn)マ ウス か ら、C型 ナ トリウム利尿 ペ プチ ドの レセプ ター であ るNpr2遺伝 子 を原 因遺伝子 と して同定 した。 また、我 々が確立 した系統でcn/cnマ ウス と類似した表現型 を示すsLW マ ウス も同 じ遺伝 子に変 異があることを明 らか に してい る。本研究会では、 これ らの成果 を中心 に報告 します。 参考付韓 :脊椎動物 の長管骨 (四肢 の骨 な ど)は、 胎生期 に軟骨性 の骨原基 として出現 し、 これがや がて骨組織 に置 き換 わ ります。 さらに、長管骨 の 成 長が 止まるまでは、骨端部 に骨端軟骨板 とい う 軟骨組織が存在 し、 この部位 の軟骨細胞が増殖 ・ 分化 して骨組織 に置換す ることによって、長管骨 の長軸方 向 (骨 の長 さ)の成長がお こ ります。骨 端軟骨板 には、通常 、休止細胞、増殖細胞、成熟 細胞 、肥大細胞 といった各分化段 階の軟骨細胞が 規則正 しく分布 してお り、最終的な分化段 階であ る肥大細胞層 において軟骨基質 は徐 々に石灰化 を 始 め、やがて石灰化軟骨 とな ります。 この後 、破 骨細胞 によって最終分化 した軟骨細胞 と石灰化軟 骨基質 は吸収 、骨芽細胞 に よる骨基質の添加 を経 て骨組織- と置換 され ます。成長期 における骨端 軟骨板 の軟骨細胞 の増殖 ・分化 、骨組織へ の置換 は、全 身性 のホルモ ン、局所 的な増殖 因子 な どの 種 々の因子によって制御 されてい ますが、 これ ら の因子 の発現や感受性 (受容体 の発現 に深 く関与 してい る と考 え られる ものの1つ に ビタ ミンA関 連物質があ ります。 ビタ ミンAの代 謝産物 である レチ ノイ ン酸 は、転写制御 因子であ り、DANか らmRNA- の転写の レベルで種 々の遺伝子 の発現 を制御 してお り、軟骨細胞 に村 して も主要 な分化 に関連 したい くつかの作用 を発硯す る ことが知 ら れてい ます。 記念講演 犬の来 た道 田名 部雄一 岐 阜大学名誉教授 犬の祖先 はオオカ ミである。 この ことは ミ トコ ン ドリアDNAの塩基配列 か ら見 て明 らかである。 他 の種 、た とえば コ ヨーテはDNA塩基 配列 の差 か らの推定 で100万年前 にオオカ ミと分岐 してお り、キ ンイロジャッカルはさらに昔である。一方、 イヌの家 畜化 は古 く見積 もって も2万年前 であ る。 しか し、塩基配列の差 か らは13万年 前 と推定 されるが、 これはイヌでは ヒ トによる人為交配 に よ り分子 進化速度 が速 くな った こ とを示 してい る。 また イヌとオオカ ミの間には10代以上 にわた って、任性 のある仔がで きることが証明 されてい る。 イヌの初 めの家畜化の場所 は、 オオカ ミのい ろいろの亜種や、現存の イヌの品種 の ミトコン ド リアDNAの比 較 か ら、東 アジアで始 まった との 説が有力 であ る。 しか し、現在 の400種以上 にな る多様 なイヌの品種 の成立 には、北 ア メリカに現 存す るオオカ ミの亜種 を除 くユ ーラシア大 陸の4 つの オオカ ミの亜種が関与 している と考 え られて いる。 オオカ ミか らイヌへ の家畜化 は、 ヒ トが農業 を 始めるよ り遥 か前 に行 われた。当初 の用途 は、猛 獣 に対す る警戒用 であ り、 これによ りヒ トとオオ カ ミは、互いに安全 を保つ ことがで きた。 この両 種 の関係 は明 らか に相利共生である。 当時 ヒ トは 食料の獲得 を狩猟、採集 に頼 っていた。 このため イヌは狩猟 の助 手 と して も使 われ る ようにな っ た。ユ ーラシア大 陸、特 にその西部では、 イヌは 牧畜犬 (牧羊 犬) として重要な役割 を果たす とと もに、番犬 として重要 な役割 を演 じて きた。 北部 ユーラシア大 陸では、 ソリを引 くソリ犬 として使 われた。他 に、軍用犬、警察犬 な どの用途 に も使 われるようになった。 イヌ とネコと共 にヒ トと相 利 共生の成功 した数少 ない種である。 近年では、イヌは、特 に先進国 において、実用 的な特定 の 目的のため に飼 育 され るので はな く、 飼い主お よびその家族 の心の安 らぎを与える家庭 犬 として多 く飼育 されるようにな り、 コンパニオ ンアニマルの代表 的な種 となっている。 イヌの行 動特性 の遺伝解析が近年進 んで きた。 ドーパ ミン 受容体D4遺伝子
(
DRD4)
の多型 に品種差があ り、 行動性 の強 さと関係 している遺伝 子があることが 知 られた。 日本では、少 な くとも 1万年以上前 に縄文人が イヌを猟犬 として大切 に飼育 していた。 弥生時代 にな り、農耕民族が朝鮮半 島か ら新 しい イヌを伴 ってや って きてか らは、食用 に も供 され たが、その後 はあ ま り食用 にされな くなった。古 墳時代以降 には、他 のイヌが 日本 に入 って こなか った こともあ り、独特 の 日本犬が成立 した。 明治 維新以降、西洋犬種が多 く輸入 され、 日本犬の雑 種化が始 まった。 しか し、昭和 の初 め頃か ら、 日 本犬の保存運動が始 まった。現在 は、多 くの 日本 犬の品種が保存 され、かつ実用的に多数飼育 され ている。 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※第
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回岡山実験動物研 究会
平成 17年6月24日(金)午後 1時30分か ら午後5時 10分 まで岡山理科大学の浅 田伸彦先生のお世話で 岡山理科大学 ・創立40周年記念館 ホール (第25号 館8階)で開催 された。 は じめ に会長代理 の佐藤 (岡山大学農学部)か ら開会のあい さつがあ り、そ の後、一般講演 に移 った。 一般講演 (1)は 「矯/
J嘆 然変異 (SLW)マ ウスの原 因遺伝子 の解析」 と題 して曽川千鶴 さん (岡山大学大学院 自然科学研究 料)が講演 された。この司会は大森 斎先生 (岡 山大学大学院 自然科学研究科)が担 当 された。一 般講演 (2)は 「末梢朗 田胞の親和性成熟機構 の解析」 と題 して香山絵美 さん (岡山大学大学院 自然科学 研究科)が講演 された。この司会 は国枝 (岡山大学 大学 院 自然科学研究科)が担 当 した。特 別講演 は 「動物 園 と動物 たち、そ して人」
と超 して赤迫良一 氏(
㈱池 田動物 園)が講演 された。 この司会は河 田哲典先生 (岡山大学教育学部 )が担当 された。 休憩 を取 った後、事務局 か ら会務報告があった。 ①平成 16年度 の活動 として、第47回お よび第48回 研究会 を開催 し、第21号 の研究会報 を発行 した。 投稿規定 の一部改正 を行 った。名誉 会 員 として ㈱林原常務取締役 の栗本雅 司氏 を推戴 した。会 則第9条 に則 り、平成 17-18年度 の役 員の選任 を行 った。理事 会は6月25日と11月26日の研 究 会開催 日に行 った。常 務理 事会 は4月27日、 10 月7日に開催 した。 ②平成 16年度の会計収 支報告 を行 った。収入総額 は1,114,163円 (前 年度繰越 金446,157円含 む)、 これ に対 して支出総 額 は479,885円 とな り、残 高 は634,278円であ った。平成 17年4月26日、監 事による会計監査 を受 けた。 ③ 平成 17年度 の活動計 画 としては、2
回の研 究会 を開催す る。 第49回研 究会 は現在 、浅 田伸彦先 生 のお世話で岡山理科 大学 で開催 している。 第 50回研究会は11月下旬 に ピュア リイテ ィまきび で 開催 を予 定 す る。 研 究 会報 (第22号 ) の編 集 ・発 行 (9月予 定 )、理 事 会 ・常 務 理 事 会 を 各々2回開催す る。 その他 の事項 と して、平成 18年5月 1日]-13日、神戸 国際会議場 で開催 さ れる第53回 日本実験動物学会総会 (大会長 :倉 林 譲先生)-協力す る。 会務報告後 、一般講演 (3)に移 った。 「アル ミ ニ ウム投 引 こよる生体 内蓄積 に関す る研 究」 と 題 して愛 甲博美先生 (岡山理科 大学理学部 )が 講演 された。 この司会 は中永征太郎 先生 (ノー トル ダム清心女子大学家政学部)が担 当された。 その後 、招待講演が行 われた。 招待講演 は 「野生 由来マ ウス系統 の遺伝 的多 様性 を利用 した行動 の遺伝学 的解析」
と題 して 小 出 剛先生 (国立遺伝学研究所 ・マ ウス開発 研究室)が講演 された。 この司会は浅 田伸彦先 生 (岡山理科大学理学部)が担 当 された。 招待講演終 了後 、浅 田伸彦先生の ご配慮 で同 会場 で懇親会が持 たれた。岡山理科大学学長の 宮垣素 也先生 の歓迎 の ご挨拶 をいただ き、会員 相互 の親睦 を深 め、和 やか な うちに閉会 した。 一般講演1
矯小突然変異 (SLW)マウスの 原 因遺伝 子の解析 曽川千鶴 ・辻 岳 人 ・国枝哲夫 岡山大学大学 院 自然科学研究科【背景】shorトlimbedDwarfism (SLW)マ ウスは、 岡山大学農学部 にて維持 していた、ddY系 マ ウス コロニ ー内 に出現 した接小 マ ウス よ り樹立 した、 軟骨 形 成 不全 を呈 す る新 しい突 然 変異系 統 で あ る。sLWマ ウスに認め られ る表現型の特徴 は、頭 部 の丸み、四肢 ・尾 の短小 を伴 う全 身的な矯小 で あ る。 矯小 は生後一週 間 に達す る頃 よ り現 れは じ め、成長 に伴 い よ り顕著 になる。 また多 くの個体 は生後数週 間以 内で死亡す る。 本表現型 は常染色 体単一劣性 の遺伝子 に支配 され、我 々はその遺伝 子 をslwと命 名 した。 本研 究 で は、sLW マ ウス に おける詳細 な病態 や この表現型 を引 き起 こす原 因 遺伝子 を明 らか にす る こ とを目的 と し、組織形態 学 的解析 お よび原 因遺伝 子の解析 をお こなった。 【材料 ・方法 】 アル シア ンブルー ・ア リザ リンレ ッ ド染色 に よ り骨格標本 を作製 し、形態 的観察 を 行 った。 腰 骨 成 長 板 軟 骨 の組 織 切 片 を作 成 し、 H ・E染色 にて組織 学 的解析 を行 った。連鎖解析 には、C57BL/6Jとslw/slwの交配 に よ り得 られたF2 個体 の中か ら接小 を里 した69個体 を使 用 し、仝染 色体 を網羅す るマ イクロサ テ ライ トマー カーによ る遺伝子 タイピングを行 った。同座検定交配 には、 ∫Jwが マ ッピ ング され た領域 内 に原 因遺伝子 が存 在す るCNマ ウス を使 用 した。接小個 体 、正常個 体 の脳 よ りTotalRNAを抽 出 して、cDNAを合成 し
クローニ ング後Npr2遺伝 子の塩 基 配列 を決定 し た。 グアニ ル シ ク ラーゼ活性 の測 定 にはslw/slw と+/+個 体 の培 養軟 骨細 胞 を使 用 し、CNP添加 後のcGMP濃度 をELISA法 に よ り測定 した。 【結果 】骨 格 の携 帯観 察 で は、矯小個体 の頭部 が 丸み を帯 び長管骨 が著 しく短縮 してい ることが明 らか となった。 また、腰骨成 長板軟骨組織 の観察 では、媛小個体 の軟骨細胞 の数が正常 と比べ る と 明 らか に減少 していた。 さらに連鎖解析 によ り原 因遺伝 子slwをマ ウス第 4染色体上 の約 10cMの領 域 に特 定 した。 この領 域 にはsLW と類 似 した軟
4
4
骨 形 成不全 を呈す るCNマ ウス の原 因遺伝 子 が存 在 す る こ とか ら、sLWとcNは同座 で あ る可能性 が考 え られ た。 そ こでCNマ ウス との 同座検 定交 配 を行 った ところ接小個 体 が得 られ、SLWとcN は同座 で あ る こ とが確 認 され た。cNマ ウスの原 因遺伝子 は、C型 ナ トリウム利尿 ペ プチ ド(CNP) の レセ プ ター (GC-B)を コー ドす るNpr
2
遺伝子 で あ る こ とか ら、SLWマ ウス にお け るNpr
2
の塩 基配列 を決定 した ところ、エ キ ソ ン8内 に生 じた7 塩 基 の欠失 に よ りフ レーム シフ ト変異 を起 こ して い る こ とが 明 らか と な っ た。 こ の 変 異 に よ り slw/slwで はGC-Bの機 能 が消 失 してい る こ とが考 え られ たため、軟骨細胞 を培 養 し、cNP添加後 の cGMP濃度 を測定す る こ とで グアニ ル シ クラーゼ 活性 を確 認 した。 そ の結 果 、 +/+個 体 で は、添 加 したcNP濃 度 依 存 的 にcGMP濃 度 は増 加 した が 、slw/slw個体 で は、cGMP濃度 は増 加 しなか っ た。 以上 の こ とか ら、sLWで は坤 r
2
遺伝 子 に生 じた フ レー ム シ フ ト変 異 に よ りcNPレセ プ ター (GC-B)の機 能が消失 し、cGMPを介 したcNPシ グナルが欠損 してい る こ とが、軟骨形成不全 を引 き起 こ してい る原 因であ る と考 え られた。 一般講演2
末梢B細胞 の親和性成熟機構 の解析 香り」絵美、岡津貴裕、曲正樹、金山直樹、大森斉 (岡山大学大学院 ・自然科学研究科 ・細胞機能設計学) < 目的 > 抗 原 に感作 され る と抗原特 異 的B細胞 が 、数 多 くのB細胞 集 団の 中か らクロー ン選択 され る。 抗 原特 異 的B細胞 集 団の一部 は さ らに高親和 性抗 体 を獲得 す るため に末梢 リンパ組織 中で肱 中心 を形 成 し、抗体 の親和性 成熟 を行 うこ とが知 られてい る。 我 々 は、B細 胞 の親和性 成 熟経 路- の動 員機 序 を解析す るため、末梢B細胞 の約80%が4-hydroxy -3-nitrophenylacetyl(NP)特異 的 な朗 田胞 レセ プ タ ー (VHT/11また はvHT/人2) を発 現 して い る Quasimonoclona](QM)マ ウス を用 いてい る。 これ まで に、VHTに低 親和性 を示 すp-nitrophenylacetyl(
PNP)
化抗原 を免疫す る と、pNP
に対 す る初期 の 親和 性 が よ り高 いVHT/A2のみが親和 性成熟経路 に動 員 され てお り、抗 体 可 変 部 領 域 の共 通 変異 (T313A)が
p
NP
へ の特異性獲得 に寄 与 してい る こ とをvHT十anti-PNPmAbに よ り明 らか に してい る。 そ こで本研 究 で はvHT/A2B細 胞 の親和性 成 熟経 路へ の動員 をよ り詳細 に検討 す る こ とを目的 と し てい る。 <方法 ・結果 > 腫 中心 での親和性成熟過程 を経 時 的 に解析 す る ため、pNP
化抗 原 を免 疫 したQMマ ウスの リンパ 節細胞 か ら肱 中心B細胞 をsinglecellsortL、PCR 法 を用 いてsinglecellレベ ルでの抗体遺伝子 の解 析 を試 み た。免疫後7、10、16日の腫 中心B細胞 で は、 重鎖vHTの保持 が確 認 された細胞 の うちT313Aの 変異 を有 す る細 胞が経 時的 に増加 してい る傾 向が 見 られた。 また、それ らのVHT+T313A+細胞 で は、 軽鎖人2が優先 的 に選択 され る こ とも観察 され た。 次 に、免疫後 の初期段 階 に肱 中心 に動員 され るB 細胞 につ い て可視 的 に解析 を行 うため にQM B細 胞 を5-or6-(N-Succinimidyloxycarbonylト 3-,6--0,Ol-diacetylfluorescein (CFSE)で生細 胞 と して蛍 光標 識 し、
pNP
化抗 原 でBCR刺激 を与 えて、あ ら か じめ旺 中心 を形成 させ た野生型 マ ウスの尾 部静 脈 か ら移 入 し、標識細 胞 の肱 中心へ の移行 の有無 を検討 した。移入後2日に牌臓組織 の凍結切 片 を 免疫組織 染色 で観 察 した ところ、pNP
化抗原 に よ るBCR刺激 に依存 して、肱 中心へ のqM B細 胞 の 移行 が観察 され た。()M B細胞 が存在 してい た肱 中心 を計 数 した ところ、刺激 を行 わない と約20% であ ったが、刺激 を与 える と約85%であ った。 ま た、VHT/A1とvHT/12B細 胞 を分離 してそれぞ れ を移 入す る と、VHT/人2B細胞が優先 的 に腫 中 心へ動員 され てい る こ とが観察 された。 これ らの 結果 はmAbの解析結果 と一致 してお り、初期 の親 和性 が よ り高 いB細 胞 が優先 的 に肱 中心- と選択 され親和性 成熟す る こ とが示唆 される。 特別講演 動物 園 と動物 たち、そ して人 赤迫 良一 (柵池 田動物 園 い ろい ろな殺伐 と した出来事 を耳 にす る こ との 多 い昨今 、 人が 人間 ら しく生 きてい くため には生 き物 た ちの姿 を もう一度見 つめなおす必要があ る と思 い ます。 その ため には、幼少期 に動物 園で生 き物 とふれあ う、接 す るこ とが非常 に大 きな意味 を持 つ と考 え ます。動物 園 には教 育、 レクレー シ ョン、 自然 保護 、研 究 の4つ の機 能 が あ ります。 しか し、 レク レー シ ョン以外 の部分 はなか なか受 け入れていただけない現状 です。す ぼ ら しい施設 を持 ってそ うい う効果 を狙 った展示 を行 われてい る園館 もあ りますが、私立 の動物 園で はなか なか 叶 わないの も、 また現状 です。私 どもの小 さな動 物 園の、動物 たち とのふれあいや接触 を通 して生 き物 た ち- の関心 を深 めていただ こうとす る試み をご紹介 します。一般講演
3
アル ミニウム投与 による生体内蓄積 に関する研究 愛 甲 博美 岡山理科大学理学部 【緒言 】 アル ミニ ウムは種 々の飲料水 や食 品 な ど に含 まれていることが知 られてい る。 神経毒 とし て アル ミニ ウムが 関係 す る証 拠 は増 大 しつつ あ る。 人 と動物双方 の研 究では神経機能障害 とアル ミニ ウムが リ ンク してい る 可能性 が 考 え られ る が、 アル ミニ ウムの摂取量 とアル ツハ イマー症 と のかんけいは明 らか になっていない。 しか しなが ら、ある専門家 は人へ のアル ミニ ウム曝露 を制限 すべ きである と警告 している。 今 回の研究では、 アル ミニ ウムを含 むア ミノ酸 水溶液 を投 与 したマ ウスで容易 にアル ミニ ウムが 生体内に蓄積 されることを見出 したので報告す る。 【実験 動物 】実験 動物 にはI
CR
系 の メスのマ ウス (体重25-ヨog)を用いた。それ らのマ ウスを (I) コン トロールグループ、(3)アル ミニ ウム投 与 グルー プ (Al)、(3)アル ミニ ウム +グ リシ ン(
Al
+Gl
y
)
グループ、(
4
)
アル ミニ ウム+ グル タ ミン酸 (A
l+Gl
u
)
グループ、(
5
)
アル ミニ ウム+ トリプ トファン(
Al
+T
叩) グループに分類 した。 【実験結果】 (1)尿 中Al
お よびca
の定量 種 々の試 料 を投 与 したマ ウスの尿 中Al
お よびca
量 を測定 した。 その結 果 、尿 中Al
量 に関 して はAl
のみ お よびAl
+Tr
p
を投 与 した グルー プで は、 コン トロールグループ と比較 し、高 い値 を示 した。 また、Al
+Gl
y
お よびAl
+Gl
u
を投 与 したグ ループで はAl
お よびAl
+Tr
p
を投 与 した グルー プ よ り有 意 に低 い値 を示 した。 一方 、尿 中ca
量 に 関 しては、Al
+Gl
y
お よびAl
+Gl
u
を投与 したグル ー プはAl
お よびAl
+Tr
p
を投 与 した グルー プ よ り 4- 5倍 高 い値 を示 した。 これ らの結 果 はAl
+Gl
y
お よびAl
+Gl
u
を投与 したグループでは生体 内 にAl
が吸収 蓄積 され、他 方ca
が尿 中 に排 推 され ることを示唆 していることよ り、何 らかの相 関関 係があ る もの と思 われる。(
2
)
臓器 中のAl
の定量 種 々の試料 を投 与 したマ ウスの臓 器 (脳、腎臓、 肝臓 、心臓 、肺 臓 、骨 ) 中ca
量 を測定 した。 そ の結 果、 いず れの臓 器 にお いて もAl
+Gl
y
お よびAl
+Gl
u
を投 与 した グループで はAl
量 が コ ン トロ ール と比較 し、高い値 を示 した。特 に顕著 な結果 はA什 Gl
y
お よびAl
+Gl
u
を投与 したグループの脳 中Al
量が高い こ とであった。神経毒 と して知 られ てい るAl
が脳 中に蓄積 され た事実 はGl
y
お よびGl
u
の存在下で容易 に血液 一脳 関門 を通過す ることが 明 らか となった。 招待講演 野生 由来マ ウス系統 の遺伝 的多様性 を 利用 した行動の遺伝学的解析 小 出 剛 国立遺伝 学研 究所 マ ウス開発研究室 ヒ トの顔 や体 質 と同様 に、性格や行動 は遺伝 的 要因の影響 を強 く受 ける ことが これ までの研究か ら示唆 されて きま した。 この ような行動の個人差 に関わる遺伝 子は、単 一の遺伝子ではな く複数の 遺伝 子が影響 を及 ぼすco
mp
l
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a
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である こ とが 分 かって きてい ます。今後 は、 この ような身近 な 遺伝現象 に関わる遺伝 的機構 を明 らか に してゆ く 研究が益 々重要 になって きます。 私 た ちは、遺伝 的多様性 に富 む野生 由来マ ウス 系統 を用 いて、行動表現型 の多様性 を明 らかに し、 その原 因 となる遺伝 的機構 を明 らか に してゆ こう と研究 を進 めてい ます。世界 各地で捕獲 されたマ ウスをもとに当研 究所 で多 くのマ ウス近交系続が 樹立 され ま した。 それ らの系統 につ いて行動パ タ ー ンを解析す る と、系統 ごとに特徴 的な行動 が観 察 され ま した。例 えば、 自発運動性 ・痛覚 に対す る感受性 、更 には不安行動等 に関 して、系統 間で の顕著 な違 いが検 出 され ま した。特 に、一般 的な 実験系続 であ るC57BL/6系統 と日本産野生 由来マ ウスであ るMSM/Ms系統 を もちいた行動解析 を行 い、 これ らの系統 間で 自発活動性 、情動性、社会 性、攻撃性、痛覚感受性 に違 いがあることを明 ら か に して きま した。 これ ら2
系統 の行動特性 の差 異 に関わる遺伝 的機構 の解析 を行 うために、 コン ソ ミック系統 を利用 した研 究 を進 めてい ます。 コ ンソ ミック系統 は受容 系統 であ るC57BL/6の染色 体 の任意 の1本 を供 与系統 で あ るMSMの染色体 で置換 した系統 で、各条染色体 19本 と性染色体2
本 よ りなる系統群 です。 これ らの系統 は行動特性 の遺伝 的解析 のために非常 に有用 な リソースであ り、各系統 の行動 を解析 す る こ とに よ りC57BL/6 系統 とMSM系 統 間の行 動差 に関 わ る遺伝 子 を解 析す るまでのステ ップが従来 よ りも著 しく短縮 さ れ ます。現在私 たちの研 究室 では、 これ らの系統 を用 いて 自発活動性測定、 オープ ンフ ィール ド試 験 、明暗箱試験 、社会性試験 、攻撃性試験 、痛覚 感受性試験 な どの一連 の行動解析 を行 い、 これ ら 行動特性 に関わる遺伝子座 を体系 的 に明 らか にす ることを行 ってい ます。 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※第50回岡山実験動物研 究会
平 成 17年 12月2日(金 )午 後 1時30分 か ら午後5時 25分 まで ピュア リテ ィま きびで 開催 され た。 は じ め に会長 の倉林 譲先生 か ら開会の あい さつがあ り、 そ の 後 、 招 待 講 演 に 移 っ た。 招 待 講 演 は 「DNA診 断 で偽 装 表 示 と美 味 しい牛 肉 を見 抜 く」 と還 して万年英之先生 (神 戸 大 学大 学 院 自然科学 研 究科 ・資源 生命科学専 攻) が講演 され た。 この 司会 は佐藤 (岡山大学大学 院 自然科 学研 究科 )が 担 当 した。招待 講演 の後 に、百 田龍輔 先生 (岡山 大学大学 院医歯薬学総 合研 究科 ) の特 別講演 「実 験 系 と しての シ ョウジ ョウバ エ」 を予定 してい た が 、 ご病気 で講演 で きな くなった こ とか ら、万年 先 生 には無理 をお願 い して、 ご講演 の時 間 を延長 していただい た。 休憩 を取 った後 、事務 局 か ら会務 報告 が あ った。 (∋平成 17年度 の活動 と して、第49回お よび第50回 研 究会 を開催 した。 第49回研 究 会 は岡山理科大 学 の 浅 田伸 彦 先 生 の お 世話 で 、6月24日 (金 ) 13:30か ら17:10まで 岡 山理科 大学創 立40周年 記 念 館 (第25号 館 )8号 ホ ー ルで 開催 され た。 第50回研 究 会 は本 日12月2日(金)13:30か らピ ュア リテ ィま きびで 開催 してい る。 現 在 、研究 会報 (第22号 ) の編集 ・発行 を進 めてい る。 理 事 会 は6月24日と12月2日の2
回、常 務 理事 会 は 5月9日と11月8日の2回開催 した。 ② 平 成 17年度 の会計収 支 中間報告 (1月 1日∼ 日月 30日):収 入総 額 は766,287円 (前 年 度 繰 越 金 634,278円 含 む)、 こ れ に対 して 支 出 総 額 は 138,270円 とな り、残高 は628,017円で あ った。 (参平成 18度 の活動計 画 と しては、2
回の研 究 会 を 開催す る。第51回研 究会 は ノー トル ダム清心 女 子 大学 の 中永征太郎 先生 のお世話 で ノー トル ダ ム清心 女子大学 で 開催 を予 定 てい る。 第51回研 究会 は11月下旬 -12月上旬 に ピュア リイテ ィま きびで 開催 予定。研 究 会報 (第23号 ) の編 集 ・ 発 行 (9月予定 )、理 事会 ・常 務理事 会 を各 々2 回 開催 す る。 平 成 18年5月 11日-13日、神 戸 国 際会議場 で 開催 され る第53回 日本 実験動物学 会 総 会 (大 会長 :倉林 譲先 生) の後援 と協 力 を 行 う。 会務 報 告後 、 記 念 講演 に移 っ た。 記 念 講演 は 「′ト実 験 動物 にお け る全 身麻 酔」 と題 して、 当研 究 会 の 会 長 で 平 成 18年 3月 に ご退 官 され る倉 林 譲 先 生 (岡 山大 学 自然 生 命 科 学研 究 支援 セ ン タ ー ・動物資源部 門)が講演 され た。この司会 は三谷 恵 一先 生 (岡山大学 名誉教授 ・岡山実験動物研 究 会理事 )が担 当 され た。倉 林 譲先生 の ご講演終 了後 、最終講義 を兼ねた ご講 演 に対 して、感謝 の 意 を込 め て前 会長 の佐 藤 か ら花束 が贈 呈 され た。 記念 講演 終 了後、 同会場 で懇 親会が持 たれ、 講 師の先 生 を交 えて会員相互 の親 睦 を深 め、和 や か な うちに閉会 した。 招待 講演 DNA診断 で偽 装表示 と美味 しい牛 肉 を見抜 く 万年 英之 神戸大学大学院 自然科学研究科 資源生命科学専攻 本 講演 で は、DNA鑑 定 を用 いて牛 肉の偽 装表 示 を防 ぐた め の鑑 定技 術 開発 に関 して 、また牛 肉の 品質 に関 わ るDNA鑑定 につい て説 明 します。 国産牛 肉の品種名監定 最 近 、外 国産輸 入牛 肉 を国産牛 肉 と偽称 した事 例 に代 表 され る ような、牛 肉 な どの食品 を不 当 な 表示 で販売 す る とい う不祥事 が起 きてい る。 正 し く表示 され た牛 肉の販 売 は、消 費者や生 産者 の受 益 とい った点 で重 要 で あ る。 我 国で は これ まで に 農作 物 の偽装 表示 が度 々行 われてい た こ とが示唆 され てい るが 、偽称 販 売 は輸 入牛 肉の み な らず 、 国産牛 肉 におい て も存 在 してい る形跡 があ る。 我 々が まず 着 目 した の は 、Fl (黒 毛和 種 ×ホ ルス タイン種 ) が黒 毛和種 と して偽装販売 され る こ とにつ い て で あ る。Flの毛 色 は黒 毛和 種 と見 分 けがつ きに くい上 (実 際 は黒 毛和種 よ りも黒色 が強 く、 わず か な部位 なが ら しば しば 白斑 が現 れ る)、 肉質 も黒 毛 和 種 とホ ルス タ イ ン種 の 中 間 に 位 置 し、肉質 の 良い もの は黒毛和種 と見 まちが う ほ ど出来 のい い もの も存在 す る。 また、増体 は黒 毛和種 よ りもよ く、平均価格 は黒毛和種 よ りも安 価 で あ る。 この よ うな理 由が 、Fl牛 肉が 高級 黒 毛和 種牛 肉 に偽称販 売 され る背景 となってい る。 我 々は これ ら偽 装表示 を防 ぐための一つ の手段 として、DNAに よ り牛 肉が識別 で きる方法 の開発 が有用 であ る と考 えた。 これ はDNAのゲ ノムスキ ャニ ング法 の一 つ を用 い、品種 の 間で違 い を示 す DNAの箇所 を見 つ ける方法 であ る。 この ような手 法 を用 いた結 果 、 これ まで に6つ程度 の黒毛和種 とFlを識 別 す るDNAマ ー カーの 開発 に成功 した。 そのDNAマ ー カーの精度 は99%以上 の確率 でFlの 個 体 を識別 で きる ものであ る。 この方法 で は、 ス ーパ ーで販 売 され てい る0.025gの精 肉 (耳掻 き1 杯 程度)か らで も十分 に鑑定が可能であ る。 この ような識別 法 は、実 際 に 「偽装表示」 をす る ものが い なけれ ば、無用 の技術 であ るが、 い ざ と言 う時 の ため に開発 すべ き技 術 であ り、 それが 偽装表示 を抑 制 し、消費者 や生産者 の安心 や信塵 につ なが る と考 えてい る。 現在 は、世 間 を騒 がせてい る輸入牛 肉 に対 して も
DNA
鑑定 で きる よう な方法の開発 に鋭意取 り組 んでいる。DNA
診断による牛肉品質の向上への取 り組 み 食べ物の 「おい しさ」 とは個 人差があ り、その 評価 は難 しい。 牛肉においては一般 的 に、「柔 ら か さ」、「風味」、「多汁性」がおい しさの大 きな要 因を占める と言 われている。 日本固有の牛 品種で ある黒毛和種 は、その品質の高 さか ら世界的に も 評価 されている。 この高品質の要因 としては 「脂 肪交雑 (さ し)
」
が良 く入 るためであ り、その結 果、「やわ らか さ」や 「多汁性」が 向上す る とい われてい る。 一方、「風味」
は最 も評価 が難 しい 形 質であるため、改良の対象 としては取 り上 げ ら れてこなか った。 この 「風味」
に関係す る もの と しては脂肪酸の質が影響 している。 特 に脂肪酸 の 中で も、不飽和脂肪酸が 牛肉の熟成期 間中に芳香 物質 となることが報告 され、 この不飽和脂肪酸の 割合 は 「風味」 に対す る指標 となることが推測 さ れる。 また、飽和脂肪酸 の過剰摂取 は血 中 コレス テロールの増加 をまね くことか ら、不飽和脂肪酸 含有量が多い こ とは健康 に も良い とされている。 この脂肪酸 の質 に影響 す る遺伝子 が 同定 で きれ ば、牛の遺伝 的な改良や牛肉品質の指標 として利 用で きる と考え られる。 我 々は脂肪酸の質が牛品種や個体 によって変化 していることを考え、脂肪酸含有量 に影響する遺 伝 子 の 同定 に取 り組 んで きた。 着 目 した の はs
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とい う酵素で、ス テア リン酸、パ ル ミチ ン酸か ら一価不飽和脂肪酸 であるオ レイン酸やパル ミトオ レイン酸 を生成す るのにかかわる酵素である。 我 々は一連 の研究か ら、 このSCD
酵素の変異が黒毛和種 における不飽 和脂肪酸含有量 に影響 してい る こ とを突 き止め、 この変異を用いることによ り牛 の改良や牛肉品質 の一指標 として利用で きる と考 えている。 特 に牛 肉のDNA
に よる評価 システムの利 用 と して興味 を持 って頂 ければ幸いである。 記念講演 実験小動物 における全身麻酔 倉林 譲 岡山大学 自然生 命科学研 究支援 セ ンター 動物資源部 門 医学の実験研究 を行 うために麻酔技術 を使用す る こ とは実験 動物福祉 上非常 に大切 な事柄 であ る。 実験動物 における苦痛排 除手段 は麻酔である と言 って も過言ではない。特 に、実験動物 の麻酔 には、全身麻酔、局所麻酔、特殊 な麻酔法がある が、主に全 身麻酔 によることが多い。 この ことは 動物の行動 を抑制 し、固定す ることがで きる利点 があるか らである。 全身麻酔 には、吸入麻酔 、静 脈麻酔、筋 肉内麻酔、腹腔 内麻酔 な らびに直腸麻 酔等がある。 静脈麻酔、筋 肉内麻酔、腹腔 内麻酔 な らびに直腸麻酔等 は、高い精度の麻酔機器類 は 要 らぬが、特 にマ ウスヤ ラッ トの ような小実験動 物の吸入麻酔 は高精度 の機器類が必要なため未だ に決定 的 な吸 入麻 酔器 は この世 の 中 に存 在 しな い。従 って、現在では簡易的な麻酔方法で小実験 動物 の吸入麻 酔 を施す しか方法が ない。 しか しな が ら、麻酔深度 の調節性 か ら見れば実験動物 に対 して最 も安全性 の高 いのは吸入麻酔である。 吸入 麻酔薬 には、古 くか ら存在す るエーテルがあるが、 爆発性 や引火性があるので これか らは換気装置の ない ところでは使用すべ きではない。その後エー テルの危険性 をな くし麻酔作用が生体 に対 して安 全である新 しい吸入麻酔薬が ヒ トの臨床 に使用 さ れるようになった。ハ ロタン、エ ンフル レン、 イ ソフル レンな らびにイソフル レン等である。 いず れ も沸化有機物 で爆発性、引火性 のない性質 を有 してい るが、ハ ロタンは多少肝機能障害が現 れ、 エ ンフル レンは疫撃が出現す ることで使用率 は減 少 しつつある。 近年、最 も新 しい麻酔薬 として イ ソフル レンな らび にセボ フル レンが 出現 してか ら、 ヒ トの外科手術 時 に も使用率が次第 に増加 し つつある。 麻酔導入 な らびに覚醒時間が非常 に速 やかで麻酔深度 の調節性があ り便利である。 本特 別講演 では、 これ らの麻酔薬 を使用 した ときの吸 入麻酔装置 を開発 したので ここまで来た麻酔 と題 して5
3
J
ALAS
(神戸 国際会議場)の シンポジウム で も報告す る予定であ ります。 私の ライフワー クとした 「実験動物の麻酔」
に 手がけた約4
0
年の業績 を中心 にお話 したい と思 い ます。 また、岡山実験動物研究会 には大変お世話 にな りま した ことを深謝す る と同時 に、5
3
J
ALAS
において も常任組織委 員 としてご活躍いただいた 会員 各位 には重ねて心 よ り御礼 を申 し上 げる次 第 です。 ※ ※ ※※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※平成
16
年度第
2
回理事会
平成1
6
年1
1
月2
6
日(金)1
2:3
0
か ら1
3:1
0
まで ピ ュア リテ ィまきびで開催 された。 ①平成1
5
年度の活動報告 :研究会 を2
回開催。第4
5
回研 究会 は6
月1
3
日(金)1
3:3
0
か ら岡山大学 大学文化科学総合研 究棟4階オープ ンラボラ ト リーA 多 目的スペースで岡山大学教育学部の 河 田哲典先生のお世話 で開催。賛助会員 による 講演1
題、一般講演3
題、特別講演 1題 、懇親4
8
会が企画 され た。第46回研 究 会 は11月28日 (金) 13:30か らピュア リテ ィま きびで 開催 。賛助 会 員 に よる講演1
題 、特 別講 演1
題 、招待 講演1
題 、懇 親 会 が企 画 され た。研 究 会 報 (第20号 ) の発 行 (to月)、会則 の改 定 、理事 の選任 、 名 誉 会 員 (山下貢 司先 生 :前 川崎 医科大学 ・現代 医学教 育博 物館 長 ) の推 戴 、理事 会2
回、常務 理事 会2
回開催 。 ② 平 成16年度 の活 動 報 告 :第47回研 究 会 は6月25 日(金 )13:30か ら川崎 医科 大学 別館6
階大 会議 室 で、川崎 医科大学 の辻 岡克彦 先 生 のお世話 で 開催 。賛助 会員 に よる講演1
題 、一般 講演3
題 、 特 別講演 1題 、懇親 会が企 画 され た。第48回研 究 会 は11月26日(金)13:30か らピュア リテ ィま きび で 日本 生 物 工 学 会 西 日本 支 部 の協 賛 で 開 催 。 一般講演4
題 、特 別 講演1
題 、記 念講演1
題 、懇親 会 を企 画 した。研 究 会報 (第21号 )が 10月に発行 され、会員 に発 送 した。投 稿規程 を 一部改 正 し、追加事 項 と して和 文 表題 、著者名 (全 員 の姓 名 ) のみ は英 文 に して、寄 稿 の際 に 添付 す る。 寄稿 に不備 が あ る と判 断 され た場 合 は、事務 局が寄稿 者 に修正等 を依頼 す る と した。 次 期 の役 員 (平 成17-18年 度 ) の 選任 を行 い 、 再任 とな った。平 成16年11月26日開催 の第48回 研 究 会 で㈱ 林原常務取締役 の 栗本 雅 司氏 が名誉 会 員 に推 戴 され た。理 事 会 は6月25日、11月26 日の2回開催 。常務理事 会 は4月27日、10月7日 の2
回開催 。 ③ 平成16年度 (1月 1日-11月24日)会計収 支 中間 報告 :収 入 の部 と して前 年度 繰越 金446,157円、 会 費33,000円、賛助 会費360,000円、 日本 生物工 学 会西 日本支部協 賛金20,000円、郵便 貯 金利子 6円 とな り、収 入総額 は859,163円、 一方 、支 出 の部 と して 、第21号 会 報 印刷 費144,585円、通 信 費64,970円、第47回研 究 会補 助20,000円、第 47回研 究 会謝 金10,000円、雑 費30,840円 とな り、 支 出総 額 は270,395円で、残 高 は588,768円で あ った。 ④ 平 成17年度 の活動計 画 :研 究 会 は2回開催 。 第 49回研 究 会 は岡山理科大 学 の浅 田伸彦 先生 のお 世話 で 、6月 に岡 山理科大学 で 開催 。一般 講演 、 賛助 会 員 に よる講演 、特 別 講演 な どを企画 して い る。 第50回研 究会 は11月下旬 に公共施設 で開 催。特 別講演 、招待 講演 、記念講演 な どを企画。 第22号 会報 の編集 ・発行 (9月)、理事 会 の開催 は第49回、50回研 究 会 の 開催 日、常 務理事 会 は 4-5月、9-10月 に2回 開催 の予 定 。研 究 会 の ホームペ ージ作成 の擢 案 が あ った。 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※平成
17
年度第
1
回理事会
平 成17年
6月
24日(金)12時30分 か ら13:10まで 岡山理科 大学 ・創 立40周年記念館 ホールの講義室 で開催 され た。 ① 平 成16年度 の活動 報告 :研 究会 を2回開催 。 第 47回研 究 会 は6月25日(金 )13:30か ら川 崎 医科 大 学 の辻 岡克彦先 生 のお世話 で 開催 。賛助 会 員 に よる講演 1題 、一般講演3
題 、特別講演 1題 、 懇親会 が企 画 され た。 第48回研 究会 は11年26日 (金)13:30か らピュア リテ ィま きびで 日本生物 工学会 西 日本 支部 の協賛 で開催 。一般 講演4題 、 特 別講演1
題 、記念 講演 1題 、懇親 会 を企 画 し た。 第21号 の研 究 会報 を10月 に発行 した。投稿 規 定 の一部 改正 を行 った。名誉 会員 と して㈱ 林 原常務取締役 の栗本 雅 司氏 を推戴 した。会則 第 9条 に則 り、次期 (平成17-18年度 ) の役 員 の 選任 を行 い 、 全員 再 任 され た。理 事 会 は6月25 日と11月26日の研 究 会 開催 日に行 った。常務 理 事 会 は4月27日、10月7日に開催 した。 (む平成16年 度 の会計 収 支報 告 :収 入 の部 と して前 年度繰越 金446,157円、会費48,000円、賛助 会費 600,000円、 日本 生 物 工 学 会 西 日本 支 部協 賛 金 20,000円、 郵 便 貯 金利 子6円 とな り、収 入総 額 は1,114,163円、一方 、支 出の部 と して、第21号 会報 印刷 費144,585円、通信 費65,070円、第47回 研 究会補 助20,000円 、第47回研 究 会謝金10,000 円、第48回研 究会補助156,540円、謝金50,000円、 雑 費33,690円 とな り、支 出総額 は479,885円で 、 残 高 は634,278円で あ った。 平成17年4月26日に 監 事 に よる会計 監査 を受 けた。 ③ 平 成17年度 の会 計 収 支 中 間報告 (1月1日∼6月 23日):収 入総額 (前 年度繰越 金634,278円含 む) は731,287円、 これ に対 して支 出総額 は129,230 円で、残 高 は602,057円で あ る。 ④ 平 成17年度 の活動 報告 と活動計 画 :研 究 会 は2 回開催 。 第49回研 究会 は本 日、浅 田伸彦 先生 の お世話 で 岡山理科 大学 で 開催 してい る。 第50回 研 究 会 は11月下旬 に ピュア リ イテ ィま きびで 開 催 予定 。研 究 会 報 (第22号 ) の編 集 ・発 行 (9 月予定 )、理事 会 ・常務理事 会 を各 々2回開催 。 平 成18年5月11日∼13日、神 戸 国際会議 場 で 開 催 され る第53回 日本 実 験 動 物 学 会 総 会 (大 会 良 :倉林 譲先 生 )へ協 力す る。 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※平成
17
年度第
2
回理事会
平成17年12月2日(金)12:40か らピュア リテ ィ ま きび エ メラル ドで 開催 され た。①平成16年度の活動報告 :研究会 を 2回開催。第 47回研究会 は6月25日(金)13:30か ら川崎医科 大学の辻岡克彦先生のお世話で開催。賛助会員 による講演 1題、一般講演