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JAIST Repository: 研究開発プロジェクトの意志決定プロセスモデル

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Academic year: 2021

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Japan Advanced Institute of Science and Technology

JAIST Repository

https://dspace.jaist.ac.jp/ Title 研究開発プロジェクトの意志決定プロセスモデル Author(s) 山下, 敏; 橋本, 伸; 関谷, 篤; 関根, 重幸; 後藤, 芳一; 園生, 賢一 Citation 年次学術大会講演要旨集, 16: 496-499 Issue Date 2001-10-19

Type Conference Paper Text version publisher

URL http://hdl.handle.net/10119/6699

Rights

本著作物は研究・技術計画学会の許可のもとに掲載す るものです。This material is posted here with permission of the Japan Society for Science Policy and Research Management.

(2)

2C20

研究開発プロジェクトの 意志決定プロセスモデル

0 山下 敏

,橋本伸,関谷

篤 ( 新エネルギー・ 産業技術総合開発機構

),

関根重手・ ( 東北特殊鋼

),

後藤芳一,

( 経 産省

),

園生賢一 ( 野村総研 ) ] , 背景

本研究は、 平成

1 2

年度における、 新エネルギー・ 産業技術総合開発機構 (NEDO)

技術革新研究所の 調査研究として 行ったものであ

るは

]0

NEDO

は経済産業省の 政策に基づく 研究開発プロジェクトを 実施・推進する

機関 であ り、

国のエネルギ 一政策、 産業技術政策などを 実現するための 研究開発を運営し

ている。 国の行う研究開発全般の 七 義は ついては、 科学技術基本計画で 調われている ように 2 1 世紀の日本のあ るべき姿とリンク し 、 国家の存続と 発展に資するものとさ れている。 企業における 研究開発戦略およびテーマの 企画 立案においては、 経営戦略・技術

戦略が依って 立つところとなり、

暇終

的には企業の 利益・発展に 寄与することが

求め

られる。 それに対し国家プロジェクトの 企画立案時には、 関連する上位政策の

意義・

目的を適切に 反映していくことが 要求され、 考慮すべき要因が 多いのが特徴であ る。

研究開発プロジェクト 選定の

亡志

決定はその成否を 左右する重要なプロセスであ

るが、 プロジェクトの 種類、 実施主体等により 周辺状況が異なることから、 統一的な 手法が確立されているとは 言い難い。 特に国家プロジェクトのように 広範な分野を カ バ ーし 決定要因も多岐に 渡る場合は、 多様性が大きいため 統一的な手法を 取りにくい。

そこで、 個々のプロジェクトごとにその 時点で最適と 思われる意志決定がそれぞれの

担当者により 行われ、 フレキシブルにプロジェクトが 運用されるのが 通例であ る。 一

方、 意志決定手法にあ る程度の統一性を 持たせれば、 関係者の共通認識を 得ることや

国民への説明責任を 果たすために 有効であ るとともに、 意志決定の質の 向上、 複数プ

ロジェクトの 比較が容易になるなどの 利点があ ると考えられる。

そこで本報告では、 忠志決定の効率や 質の向上に資することを 目指し、 研究開発

プ ロジェク ト の意志決定プロセスモデルを 提案する。 2. 対象範囲の定義 モデル作成のために、 まず 本 モデルで対象とする 範囲を定義するとともに、 上位概 念となる政策・ 戦略との 関 辿を示した ( 図 1

)0

上位概念には「国のミッション」「政策」「戦略」を 階層として規定した。 本報告で

モデル化した 部分は、 上位概念を受けて 立案される「実行計画」の 階層とし、

この中 で 研究開発計画策定の 意志決定プロセスを 検討するものとした。 モデルには、 以下のインプット、 アウトプットを 定めた。 インプット ; 上位政策を考慮した 研究開発領域 アウトプット ; 判断材料が付与されたプロジェクト 候補

(3)

ミ、 ソ、 ンョン 政策 戦略 実行計画 国家的優先課題 へのか 応 固め ミッション 技術革新政策 産業技術 戦略 研究開発 計画 経済産業政策

@ 研究開発計画 [ インフ・ソト ] 上位政策を 考慮した 研究開発領域 @ ク

選定 プ 。 丁 モ ス セ フ 画 計囲 発範 究開 対象 研の 図 1 意志決定プロセスモデルの 対象範囲の定義 インプットは 、 例えば「経済産業省の 情報通信政策に 基づく 光 デバイス開発」など が考えられ、 それに基づいて NEDO がプロジェクトを 企画立案することを 想定した。 最終的なプロジェクト 選定の判断は、 その時々の政策的判断が 大きな比重を 占める と考えられるため、 このプロセスモデルでは 一般化できる 範囲として、 「プロジェク ト 候補」に「判断材料を 付与」して提案する 段階までをモデル 化するものとした。 3 . 意志決定プロセスモデル プロセスモデルは 以下の 5 ステップに分け、 いく っか のステップは 更に細分化した ( 図 2 )0 Step@ 1 上位政策の目標確認 S tep 2 環境分析 Step3 課題抽出 Step4 プロジェクト 候補 Step5 評価・分析 際考 実と 、因 が要 る定 い決 て 亡心 し意 。

とをた

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モ金 決 本は 一 497 一

(4)

Ste ⅡⅠ Step 3 上位政策の目標確認

環境分析 課題抽出

2) 外部分析 政策対象 ( 注 「 ) 動向予 j 貝 l@ グトド ルでの 上 Ⅰ山 立 技術動向予測 判断 政 等 ホオ 半年 が 策を

1)

目標確認 Ⅰ 寸 6) フロジェク 与

マッチンバ 抽出 さ 中苗タ @J 挙 れ 3) 内部分析

究 競争力比較 開発 研究開発資源 分析、 等

中苗 ト 注い市場、 国のリスク、 目標とする海外政策等 図 2 研究開発プロジェクトの 意志決定プロセスモデル 以下、 各ステップの 内容を示す。

(1)

上位政策の目標確認 プロジェクトの 立案は基本的に 上位政策に基づいて 行うが、 立案の前提となる 条件 が的確に表現されているとは 限らない。 ここでは企画・ 立案を行う者が 、 自ら研究開 発

計画立案の双提条件を

明確にすることが 重要であ るとの認識に 基づき、 上位政策の 目標を明確化するものとした。

(2)

環境分析 環境分析は、 自ら操作しにくい「 2) 外部環境」と、 操作可能な「 3) 内部環境」とに 分類した。 外部環境としては、 日標 とする山場や 政策の動向に 対応する「市場規模・ 伸び ( 国 内、 世界 ) 」「消費者ニーズの 変化」「海覚政策」などの 項目と、 対象技術に関連した 「技術動向予測 ( 技術ロードマップ 等 )1 などが挙げられる。 内部環境は保有する 資 源 ( 技術・ ム ・資金など ) が中心となり、 「技術競争力」「技術シーズのポテンシャル」 などが重要であ る。 この後の Step においても同様であ るが、 重視すべき項目は 検討するプロジェクト ごとに異なるものの、 本報告では一般化することと 枠組みを示すことに 重点を置き、 個別の議論は 別の報告において 談論するものとしたり L 。

(3)

課題抽出 この段階は「

4)

政策課題と技術のマッチンバ」「 5) 技術課題抽出」に 分けた。 4) においては、 政策課題であ る社会ニーズ、 回避すべきリスク、 市場などと、 それ

(5)

を 解決する技術とのマッチンバを 取り、 合致したところから 5H において技術課題を 抽 出する。 (4) プロジェクト 候補 抽出された技術課題について、 史に政策課題、 外部環境、 内部環境などを 加味した 上で プロジェクト 候補を列挙する。

(5)

評価・分析 列挙されたプロジェクト 候補について、 その特徴を評価 分析することにより、 各 プロジェクトの 特徴を明確にした 上で、 アウトプットであ る「 7) 判断材料が付与され たプロジェクト 候補」を示す。 各プロジェクトは、 判断の軸となる 「 国 プロとしての 妥当性」「技術的妥当性」等の 評価項目に従い、 定量的に評価する。 これらをまとめ て複数のプロジェクトを 相互比較し、 図 3 に示すような 図表にまとめて 示す。 これに より、 その後の意志決定の 判断根拠を明確に 出来ると考えられる。 ポートフォリオ 判断材料が付与された Ⅰ, プ ロ ジ エクトⅡ 芙ネ甫 技

国 プロとして技術的 " Ⅰ 巾 @,r " O の 適合性 妥当性

等 O

プロジェクト

ィ珪定 中高

中 低 技術の重要度 高

中 図 3 アウトプットの 例 4 . おわりに 本研究では、 研究開発プロジェクトの 企画立案過程の 一般的なモデルを 提案し 、 プ ロジェクト毎に 行われていた 意志決定プロセスを 統一的に表現する 事を試みた。 一般 的なモデルのみでは 実際のプロセスにそのまま 利用するのは 難しいが、 今後更にプロ 、 ジェク ト のタイプ毎のカスタマイズ や 各項目の詳細な 検討を加え、 企画・立案者が 実 際に利用できるものとする 予定であ る。 これにより、 研究開発プロジェクト 立案の効 率 と質の向上に 資するとともに、 立案 者 、 意志決定者、 実施者、 評価者の間で、 必要 な情報を共有するために 役立っものとしていきたい。 参考文献 [1]

技術シーズ重点化のための

技術マップ作成手法に 関する調査報告書

(NEDO.TI-0002),2001, 新 エネ、 ルギー・産業技術総合開発機構,野村総合研究所 [ 刻意思決定プロセスの 分析による研究開発プロジェクトの 類型化 (

研究技術計画学

),2001,

橋本地 一 499 一

参照

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