送電混雑コスト評価プログラムの開発―送電線増設によるコスト削減効果の検討―
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(2) 4.電力流通/先進保守技術 ステップ①関連データの設定 電源事 故想定. 関連データ(需要・電源・系統データ). ステップ ③ 各電源事故想定下における送 電線N-1基準を満たす送電混雑管理. ステップ② 各電源事 故想定下における 需給バランスの確保. TLRベースによる送電混雑解消:米国・NERC (National Electric Reliability Corporation)に よって開発されたTLR(Transmission Loading Relief)を参考にした送電混雑管理方法。具体 的には、電源間の発電出力調整のみで送電混 雑が解消できない場合に、混雑送電線の過負 荷潮流削減貢献度(潮流分流係数から求めら れる過負荷解消係数)に応じて、地点別に負 荷遮断と電源の発電出力調整によって送電線 混雑を解消する。. ※ 1: 負荷遮断後に送電混雑が発生しなければ 「送電線制約に起因する供給不足電力量」をゼ ロとする。 ※ 2: 発電費用最小化ベースで発電機出力決定 後に送電混雑が発生しなければ「増分発電コ スト」をゼロとす. 供給不足有り. 供給不足のチェック. 需要の大きさに比例して供給不 足量を負荷遮断量として各需要 に配分し,各電源の発電出力を 最大出力制約値に固定. 無. 発電費用最小化ベースで 各電源の発電出力の設定 (負荷遮断なし). 有. 送電線故障を考慮 した送電混雑発生 のチェック(※1). 比例配分 ベースの負 荷遮断量. 有. 供給不足無し. 送電線故障を考慮 した送電混雑発生 のチェック (※2). 電源間の発電出力調整 による送電混雑解消. TLRベースによ る送電混雑解消 TLRベー スの負荷 遮断量. 送電線故障を考 慮した送電混雑 有 発生のチェック +. − 送電線制約に起因する供給不足電力. 停電コスト 単価. 停電コスト (期待値). 送電混雑コスト (期待値). 無. 送電運用制 約を考慮しな い場合の総 発電コスト 無. +. −. 送電運用制 約を考慮し た場合の総 発電コスト 増分発電コスト 増分発電コスト (期待値). 電源事故想定の状態確率. 図1 送電混雑コスト評価プログラムの概要. 80. 送電線 L8 を増設の場合、増設送電 線の運用開始時期に関わらず送電混 雑緩和や供給支障回避等の効果を得 ることはできない。. コスト改善 送電 混雑コスト改善率 [% ]. 60 40 20 0 -20 -40 -60 コスト悪化 -80 現時点. 5年 後. 10年後. 15年後. 20年後. 増 設 送 電線運 用開始 時期 送 電線L1を1回線増設(送電 容量 140MW 増加) した 場合 送 電線L8を1回線増設(送電 容量 190MW 増加) した 場合 送 電線L3を1回線増設(送電 容量 170MW 増加) した 場合. 送電線 L3 増設の運用開始時期を 20 年後まで遅らせれば、需要増加と燃 料費の経年変化による電源運転パ ターンの変化により送電混雑コスト の悪化が抑制される。. 図2 各増設送電線の運用開始時期の違いによる送電線増設によるコスト削減効果の比較 *停電コスト単価を 700 円 /kWh、割引率を 3%とし送電線運用開始に得られるコスト削減効果を、現時 点の現在価値に変換。各送電線を増設ケースとも、25 年間は新規電源の建設は無いものと想定。 *送電混雑コスト改善率(%)=(送電線増設を行わない場合の送電混雑コスト−増設送電線運用後の送電 混雑コスト)/(送電線増設を行わない場合の送電混雑コスト)×100. 65. 4.
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