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(特別講演)免疫・炎症と和漢薬をめぐる実験的研究

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Academic year: 2021

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69     (第四内科)       西川  恵・佐中  孜・荒井 純子・       松村  治・佐藤 孝子・金:丸 智子・       二瓶  宏・杉野 信博  実験的腎炎に対する柴苓湯の効果は,抗基底膜腎炎 やアミノヌクレオシド腎炎で既に報告されている.し かし,免疫複合体腎炎での報告はない.柴平湯の成分 には,抗炎症作用,抗アレルギー作用をもつものがあ り,免疫調節剤(immunomodulator)として,使用で きる可能性が示唆されている.今回われわれは,自然 発症ループス腎炎のモデルである(NZB×NZW)F1マ ウスにおいて;柴苓湯の効果を検討した.Japanese Charles Riverの20週齢のF、マウス30匹を3グループ に分け,柴苓湯0.42g/10g,0.042g/10gを含んだ飼料 を自由摂取させた.摂取量を測定し,継時的に蛋白尿 を測定し,40週において腎組織所見を比較した.この 結果,柴苓湯投与群では,蛋白尿減少,組織所見の改 善効果がみられた.なお,柴苓湯には,脂質過酸化を 抑制する作用があることが,腎組織のlipid peroxida− tionを抑制していることから明らかとなった.今後さ らに,臨床的な効果も追求する予定である.  特別講演 免疫・炎症と和漢薬をめぐる実験的研究     (大阪市立大学医学部生化学第一教室)        森澤 成司  小柴凹型をHBe抗原陽性の慢性肝炎患者に投与し た臨床的研究によると,HBe抗原の陰性化とHBe抗 体の陽性化,すなわち,seroconversionが有意に促進 されることが観察されている.また,血清GOT値およ びGTP値の有意の低下もみられている.これらの結 果は,小柴骨湯に抗体産生増強作用があるとともに, 肝細胞障害を抑制するはたらきがあることを示唆す る.  荻原らはグルココルチコイドやカラゲナソで抗体産 生を抑制したマウスに小柴胡湯を投与し,抗体産生が 改善されることを報告している.われわれはin vitro の抗体産生系を用いて,小柴胡湯原末に抗体産生を増 強する成分があることを示した.また,小柴胡湯の構 成生分である甘草由来のグリチルリチンおよび人参の 抽出物を投与したマウスで,これらの成分に抗体産生 を増強する作用があることを示した.さらに,これら の抗体産生増強作用の少なくとも一部はIL−1, IL2な どのサイトカインの産生促進によることを明らかにし た.  一方,マウスに急性肝不全を誘導して五味子の成分 であるリグナソ化合物,ゴミシンAが著明に肝細胞障 害を抑糊することを観察した.この実験的急性劇症肝 障害の誘導には活性化されたマクロファージから遊離 する細胞障害因子が重要な役割を演じる.ゴミシンA の作用には不明の点が少なくないが,肝細胞に作用し た障害因子の障害から肝細胞を防禦する作用と,活性 化マクロファージの機能を抑制する作用があると推測 される.なお,この実験的肝不全は5一リポキシゲナーゼ の選択的阻害剤で著明に抑制され,プロスタグラン ディンEの誘導体によっても抑制される.従って,ア ラキドン酸カスケードの活性化,oxygen intermediate の形成も重要であると考えられる. 第21回東京女子医大漢方医学研究会 日 時 平成元年6月28日(水)午後5時30分∼7時

場所中央校舎1階会議室’

演題      司会井口登美子

 1.小柴胡湯合桂枝加有薬湯併用で長期にわたったヒステリー発作が消失した1例        (神経精神科)田中 朱美  2.自覚症状の改善に漢方薬が有効と思われた肝硬変の2例        (第二病院内科)佐藤 3.実験腎炎に対する柴苓湯の治療効果        (第四内科)小俣       佐藤 4.癌化学療法時に起こりやすい下痢,軟便に対する一塊湯の予防効果 二165一 弘・森 

治樹・渡辺晴雄

正子・佐中  孜・樋口千恵子・ 孝子・西川  恵・杉野 信博

参照

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SOS子どもの村JAPAN  松﨑 佳子 (理事、臨床心理士)    杉村 洋美

和田 智恵 松岡 淳子 塙 友美子 山口 良子 菊地めぐみ 斉藤 敦子.

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