千 葉 県 教 育 委 員 会 会 議 議 事 録
平成29年度第8回会議(定例会) 1 期 日 平成29年9月13日(水) 開会 午前10時30分 閉会 午後 0時05分 2 教育長及び出席委員 教育長 内藤 敏也 委 員 金本 正武 京谷 和幸 佐藤 眞理 井出 元 岡本 毅 3 出席職員 教 育 次 長 半田 徹也 企画管理部 企 画 管 理 部 長 石渡 敏温 企 画 管 理 部 次 長 大塚 一朗 教 育 総 務 課 長 稲葉 泰 企画管理部副参事兼教育総務課 人事給与室長 中村 敏行 教 育 政 策 課 長 藤田 武 財 務 施 設 課 長 櫻井 和明 県 立 学 校 改 革 推 進 課 長 上田 敏彦 企画管理部副参事兼県立学校改 革推進課特別支援学校整備室長 望月 賢二 福 利 課 長 吉野 光好 教育振興部 教 育 振 興 部 長 奥山 慎一 学 校 危 機 管 理 監 太田 章 教 育 振 興 部 次 長 櫻井 博幸 生 涯 学 習 課 長 小林 勉 指 導 課 長 小畑 康生 教 育 振 興 部 副 参 事 兼 指 導 課 学力向上室長 上市 善章 特 別 支 援 教 育 課 長 佐川 桂子 教 職 員 課 長 大野 英彦 教 育 振 興 部 副 参 事 横山 昌彦 学 校 安 全 保 健 課 長 藤谷 誠 文 化 財 課 長 萩原 恭一 体 育 課 長 北林 栄峰 教育振興部副参事兼体育課ちば アクアラインマラソン準備室長 藤井 浩一企画管理部 教育政策課副 課 長 柳原 清一 同 主幹兼教育立県推進室長 篠木 賢正 同 推進班長 宮﨑 晶子 同 副主幹 髙知尾敦博 同 主幹兼教育広報室長 冨岡 健治 財務施設課副 課 長 麻生 宗明 同 主幹兼予算調整室長 岩﨑 雅夫 同 主 査 横田 弘平 同 副主査 奈良 謙次 同 建築班長 斎藤 幸一 同 主 査 安田 貴光 同 主 査 奥山 仁史 教育振興部 指導課主 幹 兼 教 育 課 程 室 長 佐藤 晴光 同 指導主事 長束 倫夫 同 指導主事 西野 将司 同 学力向上室主席指導主事 山辺振一郎 同 指導主事 越川多佳美 教職員課主 幹 兼 人 事 室 長 浅尾 智康 同 管理主事 齋藤 俊介 同 管理主事 井上 宏樹 同 管理主事 神澤 賢 特別支援教育課主 幹 兼 教 育 課 程 指 導 室 長 唐鎌 和恵 同 指導主事 小倉 京子 同 指導主事 岸 数男 体育課学 校 体 育 班 長 飯田 卓 同 指導主事 遠藤 英宏 事務局 企 画 管 理 部 教 育 総 務 課 副 課 長 古泉 弘志 同 主 幹 兼 委 員 会 室 長 宮内 教夫 同 主幹兼文書・情報室長 井ノ口元士 同 委員会室副主幹 酒井 実 同 主 査 篠﨑健太郎 同 主 査 北見 貴弘 4 教育長開会宣告 5 署名人の指名 井出 元 委員 6 議題の宣告及び非公開の決定 本 日 の 案 件 は 、 第 2 7 号 議 案 及 び 第 2 8 議 案 の 議 案 2 件 と 、 第 4 号 報 告 の 報 告 議 案 1 件 、 報告1から報告7の報告7件である。 第28号議案については、教育委員会会議規則第13条第1項第4号に該当し、議会に提出 されるまでは、その内容を明らかにできないことから、非公開により審議する。 7 審議事項 【教育長】 それでは、千葉県教育委員会会議規則第27条の2の規定に基づき、ここからの進行を金本 委員にお願いする。
第27号議案 平成29年度末及び平成30年度公立学校職員人事異動方針について 【教職員課長】 議案2ページを御覧いただきたい。人事異動の目的は、各学校が校内組織を活性化し、今日 的な教育課題に積極的に取り組むとともに、県民に信頼される学校づくりや特色ある学校づく りを推進できるようにすることにより、本県教育の一層の振興を図ることにある。現在、教育 庁では、今日的課題である業務改善に全庁的に取り組んでいるところであり、人事異動におい て も、 こ の 取 組 を 推 進 し よう と する 姿 勢を 表 わす た め、「 第 1 一 般方 針 」に お いて 、 以下 の 2点を修正することとした。 まず 、 1 つ 目 の 項 目 で は、「 調 和的 な 学校 運 営」 を 「調 和 的か つ 効率 的 な学 校 運営 」 と改 め た。これは、職員の年齢構成や性別等のバランスに配慮しながら、適材適所の人事配置を推進 することにより、より円滑で効率的な学校運営を目指すことを明示したものである。 次に、4つ目の項目においては、冒頭に「組織的・機動的な体制づくりを推進し」を加え、 ま た、「 学 校運 営 の 充 実 ・ 刷新 」 を「 学 校運 営 の充 実 ・適 正 化」 と 改め た 。こ れ は、 管 理職 の リーダーシップの下で、様々な教育課題に迅速に対応すること、及び、今日的な課題である業 務 改善 等 を 、 一 層 推 進 す るこ と を目 指 そう と する も ので あ る。 な お、「 第 2 実 施要 項 」に つ いて変更はない。 この人事異動方針に基づき、今後、小・中・義務教育学校、高等学校、特別支援学校別に人 事異動実施細目を定め、適正な人事配置に努めてまいる。 【内藤教育長】 本方針に従って、引き続き適正な人事配置に努めていきたい。学校現場の業務改善は、取り 組まなければならない重要課題である。人事配置に際しては、様々な形で業務改善の取組をサ ポートしていけるよう配慮していきたい。 【金本教育長職務代理者】 今後、地域によっては、管理職の成り手が少なくなることが予想される。一人の有能な職員 が、長い時間をかけて通勤することは避けたい。人事の面で、今からできることをしっかりや って欲しい。教職員課長としては、どう考えるか。 【教職員課長】 その点についても十分考慮した上で、人事異動を実施したい。 【金本教育長職務代理者】 第27号議案について、可決したいがよろしいか。 【教育長・委員】 よい。 【金本教育長職務代理者】 第27号議案は、原案どおり可決する。 第4号報告 教育委員会所管に係る平成29年9月補正予算案について 【財務施設課長】 本件は、9月補正予算案を知事が議会に提出するにあたり、地方教育行政の組織及び運営に 関する法律第29条の規定により、平成29年8月24日付けで知事から本委員会あてに意見 を求められたところだが、教育委員会会議で御審議いただく時間がなかったことから、千葉県 教育委員会行政組織規則第6条第1項の規定により、教育長が臨時に代理し、7ページのとお り、8月29日に知事に対して、本委員会として異議ない旨回答したことを報告するものであ
る。 議案資料4-1ページを御覧いただきたい。教育委員会所管に係る補正予算額は、一般会計 で、1億4,298万5千円の減額であり、補正前の額と合わせると予算額は、3,775億 7,836万8千円となっている。なお、性質別内訳、項別内訳、財源内訳については、ここ に記載されている通りとなっている。 次に補正予算案に係る主な内容について説明する。議案資料4-2ページを御覧いただきた い。 ( 1 )「 教 職 員 人 件 費 ( 給 料 等 )」 は 、 所 要 額 を 精 査 し た と こ ろ 補 正 予 算 額 8 , 4 6 5 万 5 千 円の減額となった。 ( 2)「 放 課後 子 供 教 室 一 体型 の 推進 に 係る 施 設整 備 」は 、 1, 1 56 万 4千 円 の増 額 で、 市 町村が設置する放課後児童クラブと一体型の放課後子供教室について、学習支援に必要な備品 整備に対して助成する。 ( 3)「 高 等学 校 特 別 支 援 教育 支 援員 配 置事 業 」だ が 、7 3 6万 5 千円 の 増額 で 、県 立 高等 学 校において、生活全般の介助等を必要とする生徒への適切な支援を行うため、新入生分の特別 支援教育支援員を追加配置する。 議案資料4-3ページを御覧いただきたい。 ( 4)「 奨 学資 金 貸 付 金 返 還金 コ ンビ ニ エン ス スト ア 収納 業 務委 託 」だ が 、奨 学 資金 貸 付金 返 還金について、引き続きコンビニエンスストアを利用した収納事務を委託するため、200万 円の債務負担行為を設定する。 ( 5)「 総 合ス ポ ー ツ セ ン ター 野 球場 耐 震・ 大 規模 改 修事 業 」だ が 、老 朽 化し 、 耐震 性 の不 足 する総合スポーツセンター野球場について、耐震改修等を行うとともに、施設機能を充実させ るために必要な改修を行うため、24億7,400万円の債務負担行為を設定する。 【金本教育長職務代理者】 高等学校特別支援教育支援員配置事業の予算は、4月から遡っているということでよいか。 【財務施設課長】 配置については、4月から既に行っている。 第4号報告は終了。 報告1 「千葉県県有建物長寿命化計画」原案について 【財務施設課長】 本計画は、総務部資産経営課で所掌しているが、計画策定後は、学校等の教育委員会所管の 施設についても、この計画に基づき、長寿命化対策を実施していくこととなることから、今回、 報告するものである。 報告資料2ページの計画原案の【概要版】を御覧いただきたい。第1章の「計画の目的と対 象の建物」についてだが、庁舎、試験研究機関、県立学校、警察施設、公の施設について、財 政負担の軽減や平準化を図りながら、大規模改修や建替え、計画保全への切替え等の長寿命化 対策の円滑な実施及び県有建物の総量の適正化を図ることを目的としている。また、計画対象 の建物は、施設利用者が常時使用する延べ床面積が200㎡以上の堅固な建物で、1、960 棟が対象となっている。なお、このうち県立学校は約1,100棟含まれており、全体の約6 割を占めている。第2章の「県有建物の現状と課題」についてだが、建築後30年を経過した 建物が約7割、県立学校だけでは8割を超えており、全体的に老朽化が進んでいる現状である。 3ページを御覧いただきたい。第3章の「長寿命化対策の基本的な考え方」についてだが、 老朽化した建物については、これまでの事後保全対応から計画保全へ計画的に切り替えていく とともに、県有建物の総量の適正化にも取り組んでいくことを基本的な考え方としている。長 寿命化対策のうち、財政負担の大部分を占める大規模改修及び建替えを効率的かつ計画的に行 っていくため、本計画の中で「県有建物の整備計画」を作成している。県立学校の考え方とし
ては、原則として各棟の築年数や劣化状況による老朽化度等をもとに、県立学校改革推進プラ ンなどの関連する計画との整合を図りながら、学校単位で位置づけている。また、図書館など の公の施設では、公の施設の見直し方針に基づき、施設のあり方などの検討を行い、その検討 結果を踏まえて整備を行う。第4章の「県有建物の整備計画」についてだが、計画の期間は、 平成30年度から平成57年度までとし、今後5年以内に着手を目指すⅠ期と、今後10年以 内に着手を目指すⅡ期と、Ⅲ期以降とする。県有施設の整備計画のⅠ期、Ⅱ期の具体的な施設 名については、4ページの資料となっており、図書館や博物館などは「庁舎・試験研究施設・ 公の施設」の欄に、学校は「県立学校」の欄に整理されている。なお、対象施設や整備手法で ある大規模改修・建替えは、現時点の予定であり、変更する場合がある。 3ページに戻りまして、第5章の「推進体制」についてだが、本計画については、5年ごと に見直しを行う。また、4ページの整備計画は、毎年度、進捗管理を行ったうえで対象施設等 についても見直しを行う。 計画原案の概要については以上のとおりである。なお、今後のスケジュールは、千葉県行政 改革審議会の意見聴取や パブリックコメント等の手続きを経て、11月頃に決定する予定で ある。 【京谷委員】 県立学校以外に対象となっている建物はあるのか。 【財務施設課長】 公の施設も対象となっている。すでに着手しているものもあるが、それぞれの着手機関につ いて、資料4ページに記載されている。 【金本教育長職務代理者】 水洗トイレの完備をするためには、下水の完備も大切である。また、バリアフリー化も進め て欲しい。大規模災害も考慮した大規模改修をお願いしたい。 【井出委員】 図書館の改修については、今朝の新聞にも掲載されていたが、図書館も改修するのか。 【生涯学習課長】 県立図書館が3館あるが、公の施設の見直し方針に沿って見直しや検討を行っているところ である。改修については中央図書館の老朽化等に合わせて、案として計画されている。 【内藤教育長】 公の施設の見直し方針が、行政改革の中で県全体で出され、機能の集約化が言われていると ころであるが、具体的に県立図書館が中央・東部・西部と3館あるが、3館体制をどうするか、 中央図書館については耐震性の問題があるため、一部立ち入り制限をかけているところもある が、中央図書館を今後どうしていくのか、等を現在検討しているところである。若干、新聞記 事で、集約化について既定路線であるような書きぶりがあるが、現在は、白紙の状態であり、 様々な可能性について、検討している段階である。 報告1は終了。 報告2 平成29年度全国学力・学習状況調査の結果について 【指導課長】 お手 元 の 別 冊 資 料 を 御 覧 いた だ き た い 。 4 月 1 8 日に 実 施 し た全 国 学力 ・学 習 状況 調 査の 結 果が、8月28日に文部科学省から公表され、本県においても、資料1・3ページの内容につ いて、速報として公表した。調査方法は、昨年度に引き続き、該当学年の全児童生徒対象の悉
皆調査で「教科に関する調査」と、「児童生徒及び学校への質問紙調査」について実施された。 本県では、小学校796校の約5万人、中学校385校の約4万8千人、合計1,181校の 約9万8千人の児童生徒が調査に参加した。「教科に関する調査」は、「国語」、「算数・数学」 が実 施 され た。「国 語」、「算 数 ・数 学 」の具 体的 な調 査問 題は、 主と して 「知識 」に 関す る問 題の「A問題」と、主として「活用」に関する問題の「B問題」となっている。 結果の概要だが、1ページの「2 結果の概要」を御覧いただきたい。中段の表は、文部科 学省から公表された、千葉県及び全国の公立学校における各教科区分の平均正答数及び平均正 答率を示している。上段は「千葉市を含む千葉県」、中段のかっこ内は「 千葉市を除く千葉県」、 下段は「全国」のものを表記している。本年度から政令市の結果も公表されたことからこのよ うに表記した。また、県の平均正答率は小数第一位を四捨五入した整数、全国平均正答率につ いては、小数第一位までの数値で示している。いずれも平均正答数及び平均正答率ともに概ね 全国と同程度であるものの、教科に対する肯定的な回答が少ないなど算数・数学に課題があっ た。児童生徒の正答数の分布については、全国の状況とほぼ同じである。この結果をしっかり 受 け止 め 、 更 な る 分 析 を 行い 、 継続 し て「 知 識」 の 定着 を 地道 に 図り、「 活用 」 に結 び 付く 学 力を身に付ける必要があると考えている。 次に 4 ~ 6 ペ ー ジ は、「 教科 に 関す る 調査 」 にお け る、 平 成2 0 年度 以 降の 結 果一 覧 (平 均 正答数及び平均正答率)及び教科区分別の、本県と全国の平均正答率の推移を表したグラフで ある。これらのグラフから、本県の平均正答率に関しては、すべての教科区分において、全国 平均とほぼ同程度の結果で推移していることがわかる。 7 ペ ー ジ 以 降 は 、「 調 査 結 果 に み ら れ る 傾 向 」 で あ る 。「 教 科 に 関 す る 調 査 か ら 」 で は 、 各 教科の領域別の平均正答率を全国と比較しながら、課題等について考察をした。7ページにあ る よう に 、 小 学 校 の 国 語 の領 域 では、「 伝統 的 な言 語 文化 と 国語 の 特質 に 関す る 事項 」 で改 善 が見られたが、「話すこと、聞くこと」が全国平均をやや下回った。問題形式では、「短答式」 「 記 述 式 」 と も に 改 善 が 見 ら れ る 。 中 学 校 の 各 領 域 に つ い て は 、「 話 す こ と 、 聞 く こ と 」「 読 む こと 」 は 同 程 度 で あ っ たが、「 伝統 的 な言 語 文化 と 国語 の 特質 に 関す る 事項 」 が下 回 って お り課題である。問題形式では、昨年度改善が見られた「記述式」が下がっている。 8ペ ー ジ に あ る よ う に 、小 学 校算 数 につ い ては 「 A問 題」「B 問 題」 と もに 、 全国 平 均と 同 程度であったが、領域別にみると、「数と計算」「数量関係」はやや全国平均を下回っている。 中 学 校 数 学 で は 、「 関 数 」「 資 料 の 活 用 」 の 領 域 が 、 全 国 平 均 を 大 き く 下 回 り 、 特 に 「 資 料 の 活用」は継続的な課題となっている。問題形式では、「記述式」は全国平均を大きく下回った。 9~ 1 7 ペ ー ジ は、「 児 童生 徒 質問 紙 」に み られ る 傾向 で ある 。 結果 チ ャー ト に基 づ いて 調 査結果に特徴がみられる質問事項を、領域ごとに掲載してある。左側に「児童生徒の回答の割 合 」を 帯 グ ラ フ で 、 右 側 に「 経 年変 化 」又 は、「児 童 生徒 の 回答 結 果と 正 答率 と の関 連 」を 棒 グラフで示してある。 10 ペ ー ジ に あ る よ う に、「 読 書が 好 きな 児 童生 徒 が全 国 に比 べ て多 く 、読 書 時間 も 全国 を 上 回 っ て い る こ と 」、 1 1 ペ ー ジ に あ る よ う に 、「 算 数 ・ 数 学 の 学 習 に 関 し 肯 定 的 回 答 を し た 児 童生 徒 が 少 な く 、 正 答 率の 低 下傾 向 との 関 連が 見 られ る こと」、 16 ・ 17 ペ ージ に ある よ う に、「 計 画的 に 家 庭 学 習 を進 め るこ と に課 題 はあ る もの の 、家 庭 での 学 習時 間 につ い ては 改 善されつつあること」などが本県の子供達の傾向として伺える。また、中学生の部活動につい ては、17ページにある通り、全国と比べ、3時間以上活動している生徒の割合がかなり高く なっている。3時間以上活動している場合の平均正答率は1~3時間未満の場合より、やや低 い 傾向 に あ る 。 1 8 ~ 3 1ペ ー ジは、「 学校 質 問紙 調 査」 に みら れ る傾 向 であ る 。1 9 ペー ジ にあるように、千葉県ではティーム・ティーチングによる指導が盛んに行われていることがわ かるが、習熟度別少人数指導を行っている割合が少ない状況である。算数・数学での意欲を含 めた低下傾向を考えると、各学校において、こうした現状を踏まえて指導方法の工夫・改善に 取り組む必要があると認識している。28ページでは、児童生徒の家庭学習を充実させるため の学校の取組が全国を下回っており、児童生徒質問紙にあった「計画的に家庭学習を進める」 児童生徒が全国に比べて少ないことと併せて、引き続き課題があることがわかる。31ページ の、「 全 国 学力 ・ 学 習 状 況 調査 結 果の 活 用」 に つい て は、 当 該調 査 の自 校 の結 果 の共 有 につ い ては改善が見られるものの、それによる教育活動の改善については全国と比べて低く、更なる 積極的な活用を図る必要性がある。今後も指導改善に努め、学力向上に結び付けることの大切
さ を周 知 し て い き た い と 考え て いる 。 なお 、 本県 で は、 調 査結 果 を分 析 する 際 に、「 教 科に 関 す る調 査 」 と 、「 児 童 生 徒 及び 学 校へ の 質問 紙 調査 」 の双 方 を関 連 させ て いき た いと 考 えて い る。 資料3ページにお戻りいただきたい。今後の対応につきましては、県全体の課題、改善策に 関する資料を作成して公表するとともに、市町村教育委員会や各学校に対し、これまでの結果 と今回の結果に基づき、新学習指導要領の趣旨を生かした具体的な授業改善を行うよう積極的 に働きかけてまいる。そして、11月の学力向上月間を中心に「学力向上交流会」を県内各地 で開催し、各会場で今回の結果や今後の取組について、市町村教育委員会や各学校へ伝えてま いりたいと考えている。また、更なる指導改善に向けて、全国学力・学習状況調査等のデータ をもとに、学力向上に向けた有効な指導の在り方を研究する「学力・学習状況」検証事業の取 組成果を県内各学校へ周知するとともに、退職教員などを市町村立小中学校に派遣し、放課後 等 の補 習 学 習 の 支 援 や 授 業中 の 学習 支 援等 を 行う、「 学習 サ ポー タ ー派 遣 事業 」 のさ ら なる 充 実 に 取 り 組 ん で ま い る 。 さ ら に 、 今 回 の 結 果 を踏 ま え 、 小 学 生 向 け の 「 ち ば っ 子 チ ャ レ ン ジ 1 0 0 」、 中 学 生 向 け の 「『 ち ば の や る 気 』 学 習 ガ イ ド 」 な ど の 学 習 教 材 に お い て 、 当 該 調 査 の結果を踏まえた問題を配信するなど、県教育委員会で作成した学力向上に関する各種問題、 資 料 集 等 の 活 用 を 啓 発 す る と と も に 、「『 家 庭 学 習 の す す め 』 サ イ ト 」 の 利 用 促 進 や 、 学 校 図 書 館の 活 用 を 促 す な ど、「 ちば っ 子『 学 力向 上 』総 合 プラ ン 」を 通 して 、 学力 向 上に よ り一 層 取り組んでまいる。 【井出委員】 13ページの「将来の夢や目標を持っていますか」という問いで、中学校での数値が減って いるのはどうしてか。30ページの「小学校と中学校の連携」という問いで、数値が低いので、 改善が必要であると思うが、どう考えているか。 【指導課長】 千葉県の結果は、全国と同じような推移で動いており、様々な可能性や適性について思案を めぐらすような年齢であると思われる。発達に応じたキャリア教育の支援を各学校で行ってい く。 平成28年度から新たに追加された調査項目で、小・中学校の連携を進めていこうというも のであり、取組に課題がある項目であり、小中連携を含めた教育活動の充実に努めていく。 【金本教育長職務代理者】 教科研究会の在り方が千葉県と他府県とで違う。小・中学校での千葉県と他府県を比べると、 ある教科では小学校だけ、中学校と一緒になるのは年1回だけ、というのが当たり前になって いる。 【岡本委員】 デー タ の 見 方 は い ろ い ろあ る と思 う が、 2 3ペ ー ジに は、「肯 定 的な 回 答の 割 合は 全 国と 同 程 度 」 と あ り 、「 よ く 行 っ た 」「 ど ち ら か と い え ば 行 っ た 」 と 一 緒 に し て 肯 定 的 と す る の は い かがか。基本的には「よく行った」のところを中心に見るべきであり、事前の目標、事後の振 り返りについて、小・中学校ともにまだまだであり、全国と同レベルであるが、それ以外は今 後改善する余地がある。聞き方にもよるが、状況が重要であるので今後データを生かすという 意味でシビアな観点から回答データの解釈をお願いしたい。 【指導課長】 目標を示す活動または振り返る活動については、新しい学習指導要領の「主体的・対話的で 深い学び」を進めていくという方向性に合致するものであり、よりシビアに評価することで各 学校のさらなる取組を促していく。 【金本教育長職務代理者】 厳しい見方を打ち出す良いチャンスである。 【佐藤委員】 読み取る力と理解して答えを作っていく力が重要で見直されている。例えば、国語と算数・ 数学の力を関連づけるということで、育てるものとしては千葉県読書構想を推進しているが、 読書を取り組んでいる人とどういう相関があるか、データからわかるのか。
【指導課長】 読書時間と正答率の関連で、教科によって違うが、概ね読書に熱心に取り組んでいるところ との相関がみられる。県としての施策に生かしていきたい。 【金本委員】 4月に行った調査の結果に対して、半年経っているので子供たちは忘れている可能性が高い が、結果の分析をよく行っている。ツールもさまざまな教科や質問紙との越えた関連付けをし ている。工夫してやっているが、全国平均と照らして、安心したりがっかりしたりするかもし れないが、あくまでも目安である。千葉県の取組は成果を上げているのか、経年で取り組んで いることが成果として出ていないのではないか。分析方法を研究、活用しているとは言うもの の、子供に還元できる活用か、子供の学力向上に繋がっているのか、指導案の書き方など教師 の勉強で終わっているようなら疑問である。子供の学力向上への意欲とか、子供が考えて問題 を読んで解答しようとしているかわかるものでなければならない。できるだけよい授業を見に 行くことが大切である。できないのであれば、よい授業を画像や動画で見ることができる。授 業の達人の取組を千葉県では行っている。これらを参考にしながら子供のために、教師の授業 力や教師力を高め、具体的に考えていく時期である。 【指導課長】 個々、個別の授業をどう改善するのかということが、最終的なゴールであり、県としての取 組、市町村教育委員会としての取組、学校としての取組を県として促していく。個々の授業を どう改善していくのかを実際の授業を見ることは参考になるので検討して参りたい。 【金本委員】 新しい教育課程の課題と学力調査の明らかになった課題は相当一致するものが多い。新しい 学習指導要領の取組と併せて具体化していく必要がある。 【内藤教育長】 もっともな御指摘である。文部科学省が全国平均について、各都道府県の総合成績と0コン マ1以下を切り捨てて発表する。一喜一憂する必要はない、というのは千葉県としても同じ考 えである。経年では全国平均程度であるが、県全体の課題が解消されないものもあり、悪くな っているものもある。データは、県の子供の課題として大きく受け止め、授業方法に起因する ならば、課題の分析、分析からの取組、課題に対してどのようにすれば授業改善等につながる のか、手立てを考えていかなければならない。もう一つ、政令市だけ抜き出して発表し、市町 村ごとに違うので各市町村、各学校でそれぞれの課題を認識して取り組んでいくことも重要な ことだと考えているので、方策を考えていく。 【金本委員】 みんなで取り組んでいきましょう。 報告2は終了。 報告3 平成30年度使用県立高等学校教科用図書の採択について 報告4 平成30年度使用県立特別支援学校教科用図書の採択について 【指導課長】 平成30年度使用県立高等学校の教科用図書の採択について、千葉県教育委員会行政組織規 則第12条第8号の規定に基づき、教育長専決により処理したので、その内容を報告させてい ただく。 はじめに、お手元の報告資料5ページを御覧いただきたい。県立高等学校の教科用図書の採 択の流れについて示したものである。 続いて報告資料6ページから26ページを御覧いただきたい。県立高等学校の教科用図書に ついては、県立高等学校管理規則第15条により、文部科学大臣の検定を経た教科書、文部科 学省が著作の名義を有する教科書の中から校長が選定し、教育委員会が採択することとなって いる。県教育委員会では、これまでも各学校に教科書の選定理由の提出を求めてきたが、教科 書採択におけるより一層の公正確保を期すため、今年度は、すべての学校について、校内にお ける十分な審議及び調査研究を経て教科書の選定が行われたことを確認した。事務局では、各
学校からの提出書類をもとに、校長が選定した教科書が、各学校の教育活動を効果的に行うた めに適正であるか、生徒の実態に即しているかなどの選定理由等について慎重に審議した結果、 適切であると判断したので、採択した。なお、報告資料6ページから24ページまでの第1部 には、現行の学習指導要領に適合した教科書の採択状況を、25・26ページには、旧学習指 導要領に適合した、第1部以外の教科書の採択状況について示した。 以上、県立高等学校の教科用図書の採択手続きが終了したことを報告する。 【特別支援教育課長】 平 成 3 0 年 度 使 用 県 立 特 別 支 援 学 校 教 科 用 図 書 の 採 択 に つ い て 、 千 葉 県 教 育 委 員 会 行 政 組 織 規 則 第 1 2 条 第 8 号 の 規 定 に 基 づ き 、 教 育 長 専 決 に よ り 処 理 し た の で 、 そ の 内 容 を 報 告 さ せていただく。 は じ め に 、 お 手 元 の 報 告 資 料 の 3 2 ペ ー ジ を 御 覧 い た だ き た い 。 県 立 特 別 支 援 学 校 の 小 学 部及び中学部の教科用図書の採択の流れについて示したものである。 続 い て 、 報 告 資 料 3 3 ペ ー ジ か ら 3 6 ペ ー ジ を 御 覧 い た だ き た い 。 県 立 特 別 支 援 学 校 管 理 規 則 第 1 4 条 第 1 項 に よ る 、 平 成 3 0 年 度 の 県 立 特 別 支 援 学 校 小 学 部 ・ 中 学 部 の 採 択 状 況 で あ る 。 県 立 特 別 支 援 学 校 に つ い て は 、 障 害 の 種 類 や 発 達 段 階 に 応 じ て 、 各 学 校 で 使 用 す る 教 科 書 が 様 々 と な っ て い る 。 事 務 局 で は 、 文 部 科 学 大 臣 の 検 定 を 経 た 教 科 書 や 、 文 部 科 学 省 が 著 作 の 名 義 を 有 す る 教 科 書 の 中 か ら 、 校 長 が 選 定 し た 教 科 書 が 、 各 学 校 の 児 童 生 徒 の 障 害 の 状態や発達段階に合っているかなどの選定理由等について、適切であると判断し、採択した。 続 い て 、 報 告 資 料 3 7 ペ ー ジ 以 降 を 御 覧 い た だ き た い 。 県 立 特 別 支 援 学 校 に お い て は 、 障 害 の 状 態 等 に 応 じ た 特 別 な 教 育 課 程 を 編 成 で き る こ と か ら 、 教 科 用 図 書 の 内 容 と し て ふ さ わ しいと判断した一般図書を、学校教育法附則第9条に規定する教科用図書として使用できる。 こ の い わ ゆ る 附 則 9 条 本 に つ い て 、 小 学 部 、 中 学 部 に つ い て 記 載 の と お り 採 択 し た 。 な お 、 今 年 度 は 新 た に 平 成 3 0 年 度 か ら 小 学 部 で 使 用 す る 「 特 別 の 教 科 道 徳 」 の 教 科 用 図 書 に つ い て 、 事 務 局 で は 、 検 定 済 教 科 書 と と も に 附 則 第 9 条 の 規 定 に よ る 一 般 図 書 等 の 中 か ら 、 校 長 が 選 定 し た 教 科 用 図 書 を 各 学 校 の 児 童 生 徒 の 障 害 の 状 態 や 発 達 段 階 に 合 っ て い る か な ど の 選定理由を基に、適切であると判断し、採択した。 次 に 、 平 成 3 0 年 度 使 用 県 立 特 別 支 援 学 校 高 等 部 の 教 科 用 図 書 の 採 択 に つ い て 報 告 を さ せ て い た だ く 。 お 手 元 の 報 告 資 料 の 5 ペ ー ジ を 御 覧 い た だ き た い 。 先 ほ ど 指 導 課 長 よ り 県 立 高 等 学 校 の 教 科 用 図 書 の 採 択 の 流 れ に つ い て 説 明 が あ っ た が 、 県 立 特 別 支 援 学 校 高 等 部 の 教 科 用図書の採択の流れについても同様である。 報 告 資 料 2 7 ペ ー ジ か ら 3 1 ペ ー ジ を 御 覧 い た だ き た い 。 県 立 特 別 支 援 学 校 高 等 部 の 教 科 用 図 書 に つ い て は 、 県 立 特 別 支 援 学 校 管 理 規 則 第 1 4 条 第 2 項 に よ り 、 県 立 高 等 学 校 と 同 様 に 、 文 部 科 学 大 臣 の 検 定 を 経 た 教 科 書 、 文 部 科 学 省 が 著 作 の 名 義 を 有 す る 教 科 書 の 中 か ら 校 長 が 選 定 し 、 教 育 委 員 会 が 採 択 す る こ と と な っ て い る 。 事 務 局 に お い て 、 校 長 が 選 定 し た 教 科書が、各学校の生徒の障害の状態や発達段階に合っているかなどの選定理由を基に確認し、 適切であると判断し、採択した。 以上、県立特別支援学校の教科用図書の採択手続きが終了したことを報告する。 【金本委員】 これまで話題となっている歴史教科書について、今後の状況を踏まえて、今後どのような状 況になっているか、説明して欲しい。 【指導課長】 国のほうで教科書検定基準の改正があり、新たな教科書検定基準に基づいて検定が行われて いる。その結果として、来年度以降使用される教科書については、新たな検定基準に基づく検 定を経た結果、これまで話題となっていた国旗・国歌法に係る記述を有する教科書について、 当該国旗・国歌法に関する記述が削除されている状況である。 【金本委員】 そのような心配はなくなったということだが、私の要望になるが、国旗・国歌の指導につい てはこれまでも様々な面で千葉県は苦労しながらより良い方向に進めてきた経緯がある。その 一環として、教科書の取り扱いについても行ってきた。歴史教科書について検定が変わり問題 の記載がなくなったわけだが、古い記載のものを使っている学校もしばらく残るかもしれない。
しかし、それだけの問題ではなく、これまで行ってきた指導については、オリンピック・パラ リンピックを見据えるとグローバルな社会の中で、より良い子供たちの本当の意識を高め、理 解を深めることに繋がらなければならないので、継続してしっかりとやっていく必要があると 考える。その点について、ぜひ指導課の方でも継続してお願いしたい。 【指導課長】 御指摘を踏まえ、引き続き各県立高等学校で適切な指導が確実に行われるように、教科書の 使用に当たっての丁寧な指導について指導してまいる。 【内藤教育長】 御指摘の点について、指導課長が申し上げたように引き続き適切な対応をしてまいりたい。 また、ここ数年、教科書会社の関係で様々な不適切な事案が、全国的にも千葉県についてもあ った。幸い今年度はそういう状況は生じていないわけだが、教科書の採択・選定に際しての、 各学校での教科書の適切な取扱いについても引き続き指導していきたい。 報告3及び報告4は終了。 報告5 全国高等学校総合文化祭について 【指導課長】 報告資料の 43ページ を御覧いた だきたい。「みやぎ 総文201 7」は、7 月31日から8 月 4 日 ま で 、 仙 台 市 を 中 心 と す る 周 辺 の 各 会 場 で 部 門 別 に 開 催 さ れ た 。 初 日 の 総 合 開 会 式 で は 、秋 篠 宮 殿 下 並 び に 佳子 内 親王 殿 下の 御 臨席 の もと 、 式典 に 続き 、「 つな が れ伊 達 の地 で 」 を テ ー マ と し て 、 開 催 県 宮 城 県 に よ る 構 成 劇 「 天 の か わ か ぜ ~ 短 冊 が つ な ぐ 想 い 」 の 披 露 な ど が 盛 大 に 行 わ れ た 。 開 催 期 間 中 、 本 県 か ら は 、 私 立 高 校 を 含 め て 、 延 べ 7 0 校 、 3 3 6 名 の 生 徒 が 1 6 部 門 に 参 加 し た 。 主 な 入 賞 と し て は 、 将 棋 部 門 の 女 子 団 体 戦 に お い て 、 県 立 幕 張 総 合 高 等 学 校 が 優 勝 し 、 文 部 科 学 大 臣 賞 を 獲 得 し た 。 小 倉 百 人 一 首 か る た 部 門 で は 、 複 数 校混合の本県選抜チームが準優勝し、文化庁長官賞・優秀賞を獲得した。 4 2 ペ ー ジ を 御 覧 い た だ き た い 。 自 然 科 学 部 門 で は 、 生 物 部 門 最 優 秀 賞 に 県 立 柏 中 央 高 等 学校、ポスター発表の第2位文化庁長官賞に県立船橋高等学校が選ばれた。 本 年 度 は 、 そ の 他 の 部 門 に お い て も 多 く の 入 賞 者 が あ り 、 併 せ て 8 部 門 に お い て 入 賞 と な っ た 。 こ の よ う な 結 果 は 、 日 頃 、 顧 問 の 指 導 の も と 生 徒 が 熱 心 に 取 り 組 ん だ 成 果 で あ る 。 今 後も、県教育委員会では、県内の高等学校文化部の活動を支援してまいる。 【金本委員】 みんなで拍手に値する結果である。自然科学部門での研究成果を今後県内で発表する場はあ るのか。SSHなどの研究発表の場があると思うがいかがか。 【指導課長】 自然科学分野では、課題研究発表会という形式でSSHを含む各学校には発表の機会がある。 また、8月千葉工業大学で実施したサイエンススクール・フェスティバルに加え、千葉大学が 主催する高校生理科研究発表会では、県内のみならず近隣県の学校も参加する機会があり、高 校生が自分たちの研究成果を発表している。 【金本委員】 良い結果の報告を聞くのは気持ちが良い。 【内藤教育長】 私も全国総文祭に出席し、文科系の部活動の成果の発表は貴重であり、重要で、なかなか成 果を示す機会はないが、全国の同じ分野で活躍している方々と競い合って頑張って成果を出し ていることはとても素晴らしいことである。更には、今回4つの優勝、準優勝のチームが成果 を示しているが、それ以外の団体、個人の入賞もある。これまで千葉県が活躍できなかった分 野で入賞していることが素晴らしいと思っている。このような活動が、各学校各生徒の可能性 を広げていくことになるので、ぜひ各学校で盛んに行われることになるように、県教育委員会 としても後押しをしていきたいと考えている。
【金本委員】 今後もこのような結果が続くように頑張って欲しいと思う。 報告5は終了。 報告6 全国高等学校総合体育大会について 【体育課長】 報 告 資 料 4 4 ペ ー ジ を 御 覧 い た だ き た い 。 平 成 2 9 年 度 の 「 全 国 高 等 学 校 総 合 体 育 大 会 」 は、「 は ば たけ 世 界 へ 南 東北 総 体2 0 17 」 のス ロ ーガ ン のも と 、7 月 28 日 から 8 月2 0 日 ま で 山 形 県 、 宮 城 県 、 福 島 県 の 南 東 北 3 県 及 び 和 歌 山 県 で 開 催 さ れ た 。 本 県 か ら は 、 3 0 競 技 に 7 5 校 、 7 5 2 名 の 選 手 が 出 場 し た 。 千 葉 県 選 手 団 の 主 な 成 績 を 報 告 す る 。 ま ず 、 団 体 優勝だが、サッカー男子で流通経済大学付属柏高等学校、体操女子団体で東京学館高等学校、 レ ス リ ン グ 男 子 で 日 本 体 育 大 学 柏 高 等 学 校 、 少 林 寺 拳 法 男 子 団 体 演 武 で 桜 林 高 等 学 校 の 4 種 目であった。 次 に 個 人 優 勝 は 、 陸 上 競 技 男 子 や り 投 で 東 葛 飾 高 等 学 校 の 畦 地 将 史 選 手 、 女 子 三 段 跳 で 幕 張 総 合 高 等 学 校 の 橋 本 梨 沙 選 手 、 体 操 男 子 平 行 棒 で 市 立 船 橋 高 等 学 校 の 杉 本 海 誉 斗 選 手 、 女 子 跳 馬 で 東 京 学 館 高 等 学 校 の 花 島 な つ み 選 手 、 新 体 操 女 子 個 人 、 フ ー プ 、 リ ボ ン で ク ラ ー ク 記 念 国 際 高 等 学 校 千 葉 キ ャ ン パ ス の 柴 山 瑠 莉 子 選 手 、 競 泳 女 子 2 0 0 m 自 由 形 で 千 葉 商 科 大 学付属高等学校の柏崎清花選手、ボクシングバンタム級で市立習志野高等学校の堤駿斗選手、 柔 道 男 子 6 0 ㎏ 級 で 市 立 習 志 野 高 校 の 市 川 龍 之 介 選 手 、 レ ス リ ン グ 男 子 5 0 ㎏ 級 、 5 5 ㎏ 級 お よ び 9 6 ㎏ 級 で 日 本 体 育 大 学 柏 高 等 学 校 の 竹 下 勇 人 選 手 、 服 部 大 虎 選 手 、 白 井 達 也 選 手 の 11名13種目であった。 団 体 ・ 個 人 を 合 わ せ た 全 体 の 成 績 は 、 優 勝 が 1 7 、 準 優 勝 が 1 5 、 第 3 位 が 2 7 、 4 ~ 8 位 ま で の 入 賞 が 5 1 で 、 合 計 の 入 賞 総 数 は 1 1 0 で あ っ た 。 昨 年 の 1 1 2 に は わ ず か に 及 ば なかったが、ここ数年のうちでも素晴らしい成績を千葉県選手団が残した。 【内藤教育長】 全 国 高 等 学 校 総 合 体 育 大 会 に も 、 参 加 さ せ て い た だ い た が 、 千 葉 県 は 、 全 体 と し て 成 果 を 残している。その中でも、多くの種目で優勝を成し遂げられたのは、素晴らしいことである。 このような高校生の活動を、引き続き後押しをしていきたいと考えている。 【金本教育長職務代理者】 高校での努力が、今の人生に生きていると聞いている。今回の成績をあげた生徒達が更に大 きく成長してくれることを願っている。 報告6は終了。 報告7 千葉県立松戸特別支援学校における平成28年度の医療的ケアの実施に 必要な手続きの遅延について 【特別支援課長】 県立松戸特別支援学校において、平成28年度の医療的ケアの実施に必要な認定証の交付申 請手続きに著しい遅延があり、交付を受けずに医療的ケアを実施した期間が生じてしまい、保 護者会で説明、謝罪をしたので、概要を報告する。 はじめに、医療的ケアについてだが、医療的ケアは、学校や家庭等で日常的に行われている 痰の吸引や経管栄養等の医行為を指し、法に定められた5つの特定行為については、研修を受 け、県知事から認定証の交付を受けた者であれば、一定の条件の下、実施できることとなって いる。医療的ケアが必要なお子さんが在籍している特別支援学校では、研修を修了し認定証の
交付を受けた教員が、看護師と協働して医療的ケアを実施しているところである。 続いて、今回の事案について説明する。当該校においては、平成28年度、4月から2月に かけて、32名の教員が研修を修了したが、学校が速やかな申請手続きを怠ったため、必要な 認定証の交付を受けないまま、医療的ケアを実施していたことになってしまい、このことにつ いて、8月30日に、臨時保護者会を実施し説明と謝罪を行い、併せて記者会見を行った。保 護者会では、重要な書類については、複数の目で確認し、二度とこのようなことのないように して欲しいとの意見をいただいている。 最後に、原因及び再発防止策だが、本件は、当該校において、認定証についての理解が不足 し、申請手続きを速やかに行わなかったことにより起こったものであり、医療的ケアを実施し ている特別支援学校に、交付申請手続きについて再確認するよう指示した。また、当課におい ても、学校からの書類の提出の有無の確認を徹底するなどの対策をとった。 今後、二度とこのようなことのないよう、学校と連携し再発防止に努めて参る。 【内藤教育長】 医療的ケアは、障害を持っている子供にとって、健康にかかわる重要なことであり、ミスは あってはならないものである。今後は、2度とこのような手続きの遅延を起こさないように、 特別支援学校全体で気を引き締めて参りたい。 報告7は終了。 委員報告 「千葉市立加曽利貝塚博物館」について 【井出委員】 加曽利貝塚が特別史跡に認定され、国宝にあたるわけだが、その価値をしっかりと認識する ため、博物館を視察した。まず、館長に館内を詳しく案内をしていただいた。今回感じたこと は、教育的な意味をしっかりと行っており、博物館の意味を感じた。特に、縄文時代の研究講 座や暮らしの体験、発掘の体験、さらにガイドツアーがある。約50名のガイドの方々が、ボ ランティアで案内し、しっかりと周到な準備がなされていることに感心した。日本最大の貝塚 と言われているが、世界的に最大級である。特に、縄文後期から大きく発達した大型の貝塚が、 当時の時代をよく反映しており、よく保存されている。特別史跡に認定された意味をよく理解 した。千葉県が加曽利貝塚を持っている意味や大きさを実感した。特に、加曽利貝塚を守る人 の意志があり、それをしっかりと受け継いでいることに敬意を表したい。 委員報告 「平成29年度1都9県教育委員会委員協議会」について 【佐藤委員】 栃木県で開催された平成29年度1都9県教育委員会委員協議会に参加したので報告する。 開会の後、文部科学省の児童生徒課長より協議会テーマの「自分の生き方を考える教育の充実 について」に関して、行政説明があった。主に、キャリア教育について話があり、その中で、 若年者の失業について、5年ごとに調査しているものがあるが、新規学卒就職者の3年以内離 職率の推移を見ていくと、中学校卒で65%、高校卒で40%、短大・専門学校等卒で41. 5%、大学卒で、32.3%で続いていることや、非正規職員の雇用が40歳前後より20歳 前後での上昇率が高くなっていることを踏まえながら、キャリア教育の必要性が説明された。 また、普通高校の中で、インターンシップの実施率が20.6%で低く、今後の課題であると いうことであった。児童・生徒の生活に多大な影響を及ぼすいじめ問題についての対応があっ た。その後、各都県の教育委員とテーマについて、協議を行った。開催県の栃木県からは、「じ ぶん未来学」というプログラムで行っていること、読書活動の推進、東京都からは、道徳教育 の推進、神奈川県からは、各地域にインターンシップのサポーターを置いて、そこから具体的 な活動について情報提供を受けている、茨城県からは、生涯教育の中に位置づけている、群馬 県では、高校においてキャリア教育を推進し、キャリアアドバイザーを活用している。埼玉県
で は、「 わ たし ( 私 ) の 志 ノー ト 」を 作 成し 、 一人 に つい て 継続 的 に見 て いく 手 立て を 行っ て い る。 千 葉 県 か ら は、「 千 葉県 夢 チャ レ ンジ 体 験ス ク ール 」 の紹 介 を行 い 、か な り活 発 に行 っ ていることや子供の読書活動の充実に力を入れていることなどを話した。長野県では、キャリ ア教育支援の仕組みとして、学校だけでなく就職後も各市町村プラットフォーム型の支援の仕 組みを作っているとの報告があった。山梨県では、道徳教育の充実や家読(うちどく)推進運 動、静岡県では、グローバル人材の育成、基金を創設し、海外への留学等について援助してい る、また、体力アップコンテストを行っているとの報告があった。また、全国都道府県教育委 員会連合会の事務局長より活動の報告があり、今後の日程と活動予定についても報告された。 次期開催県として、神奈川県が選出された。 委員報告は終了。 <傍聴・報道 退出> 第28号議案 地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条第1項に基づく 教育委員会の点検・評価について 【教育政策課長】 「地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条第1項に基づく、教育委員会の点検・ 評価について」説明する。これまでも委員勉強会、委員協議会を通じて説明をしているところ だが、改めて簡単に内容を説明する。報告書を御覧いただきたい。前書き、目次に続き、第 1 章として点検・評価の目的と進め方について記載している。続く、3ページからの第2章が、 点検・評価の総括である。大きく教育委員の活動と教育委員会の所管施策の2つについて、点 検・評価の総括を記載した。 まず、 教育委員の活動についてだが、 ・教育に関する施策の実現に誠実に取り組み、適切に管理・執行した ・今後も様々な教育課題の解決に向けて、総合教育会議等を通じ、教育委員会として知事と教 育政策の大きな方向性を共有し、関係機関との緊密な連携のもと「教育立県ちば」の実現を図 る必要がある、と評価した。なお、教育委員の活動実績の具体的な内容は、第3章に詳しく記 載している。 次に、4ページを御覧いただきたい。教育委員会の所管施策全体の総括的な評価としては、 ・第1 期計画推進の成果として数値が高止まりしていることも合わせ課題はあるものの、第2 期計画の2年目として、一定程度の成果を上げている ・今後も引き続き、目標達成のため第2期千葉県教育振興基本計画の推進を図る必要がある、 と評価した。 5ページのグラフは、3つの指標それぞれの数値の変化を示している。この第2章が本報告 書の骨子に相当するところである。なお具体的な内容は、第4章 プロジェクト別の実施状況、 第5章 施策別の実施状況、第6章 施策横断的な取組に記載している。153ページの第7章 には、有識者の御意見を掲載した。 有識者からは、 ・教育委員会の活動や各プロジェクトの主要施策の実施状況など、県教育委員会による平成 28年度に係る評価については適切である ・教育委員が新しい教育委員会制度への対応や、千葉県教育の現状や課題の把握に努め、施 策の推進や課題への対応に積極的に関わっていることを高く評価する ・点検・評価で明らかになった成果と課題を十分に踏まえつつ、より積極的且つ適切に情報 発信することや教職員の勤務環境に留意して、第2期教育振興基本計画を着実に推進して欲し い、といった御意見をいただいた。
有識者の方々からの御意見を受けて、8月23日の委員協議会の中では、教育委員の皆様に 協議いただき、適切な情報発信や、教職員の勤務環境の改善等について、御意見を頂戴した。 そのことが24ページの積極的な情報発信及び総括の項目の中に記載してある。 内容の説明については、以上である。本日、議決いただいたら、9月定例県議会の開会日に 県議会議長あてに報告書を提出し、議員の皆様に配付する予定である。併せて、報道発表を行 い、ホームページで公表するなど、積極的に周知を図って参る。 【金本教育長職務代理者】 有識者からも情報発信を積極的に行っていくことが指摘としてあげられている。本報告書は、 どこを見ても全体のどの部分なのか等、わかりやすくまとめられているので、県民の理解を深 めていくことにつながると良い。 【内藤教育長】 2年目として、点検・評価の方法として充実してきている。点検・評価は、PDCAサイク ルのCにあたるもので、点検・評価の結果を踏まえて、改善につなげていかなければならない。 特に、情報発信と教職員の勤務状況の改善については、有識者の皆さんからもいただいた御指 摘を踏まえて、取り組んでいかなければならない。また、個々の事業についてもそれぞれの担 当課、担当が、点検・評価の結果を踏まえた事業の改善、充実を図っていかなければならない。 点検・評価を踏まえた改善等を今後の御約束とさせていただく。 【金本教育長職務代理者】 第28号議案について、可決したいがよろしいか。 【教育長・委員】 よい。 【金本教育長職務代理者】 第28号議案は、原案どおり可決する。 8 教育長閉会宣告